チップとデール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
チップとデール
Chip 'n Dale
初登場 プルートの二等兵(1943)
原語版声優 ジェームズ・マクドナルド(チップ)
トレス・マクニール(チップ/現在)
デジー・フリン(デール)
コーリー・バートン(デール/現在)
日本語版声優 土井美加(チップ/ビデオ版など)
堀内賢雄(チップ/TV東京版)
滝沢ロコ(チップ/現在)
後藤真寿美(デール/リスの大逆襲)
山寺宏一(デール/TV東京版)
稲葉実(デール/現在)
詳細情報
種族 リス
性別

チップとデール (Chip 'n Dale) は、ディズニーキャラクターで、シマリスチップデールからなるコンビ。名前の由来は家具デザイナーのトーマス・チッペンデールから。

概要[編集]

デビュー作は1943年4月2日の『プルートの二等兵』 (Private Pluto) で、本作の公開日が誕生日とされている。しかし、この作品の時点では名前が確定しておらず、身体の色も2匹共かなり薄めの茶色になっており、鼻の色や前歯の形など、外見上の相違点は描かれていなかった。初めて「チップとデール」の名前が使われたのはドナルドダックとの初共演となった1947年の短編『リスの住宅難』 (Chip an' Dale) であった。

日本における現在の声優は滝沢ロコ(チップ)と稲葉実(デール)である。過去にテレビ東京で放送された「チップとデールの大作戦」では堀内賢雄(チップ)と山寺宏一(デール)が吹き替えを担当。ポニー版・バンダイ版のビデオなどでは主に土井美加がチップを担当していたが、デールは『リスの大逆襲』では後藤真寿美が演じるなど作品ごとに声優が異なっていた。

チップはしっかり者で、一方のデールはちゃっかり者に描かれることが多い。外見上の相違点は、下記の表を参照のこと。

チップとデールの外見上の相違点
項目 チップ デール
鼻の形状 三角形 楕円
鼻の色 茶色(赤)
前歯 中央に2本 離れて2本
ぱっちり 半開き
前髪 なし 短めでぼさぼさ
身体の色 濃いめの茶色 明るい茶色

好物[編集]

ピーナッツどんぐりりんご。この他、クルミなども食べる。ホットケーキや宇宙食を食べた経験もある。

住居と生活[編集]

短編では基本的に住宅街の木、森林、雑木林を問わず、木の幹に穴をあけ巣穴を作り住居にしていることが多い。一方で、大砲(要塞?)の中、ドナルドの家の煙突、リンゴ園、ミッキーの山小屋のストーブの中に住み着いている例もある。

巣穴の中は作品によって大きく異なり、何もない殺風景なワンルーム風のときもあれば、木の幹の大半をくり抜いてどんぐりを詰めている場合もあるほか、ベッド(後述)やライト、カーテンなどの家具らしきものがいくつか置かれている場合もある。なお就寝時は藁を詰めたマッチ箱をベッドにして眠る描写もある。

『チップとデールの大作戦』では郊外の大木に住んでおり、住居内には研究所や広間など様々な部屋がある。

秋の終わりには食料を貯蓄し、冬の間も目を覚まし、食事や掃除等をしている描写もあるほか、雪の降る日に外出することもある。なお実際のシマリスの冬眠は中途覚醒であり、ずっと寝ているわけでは無い点が似ている。

2匹の関係[編集]

ディズニーのオフィシャル百科事典であるDisney A to Zによれば二人はパートナーである。 日本独自に「兄弟」と表記された印刷物もあるが、そのような設定はアメリカにおいてはなされておらず、新日本語版の『チップとデールの大作戦』でもチップは「むかつく奴だけど親友なんだ」と発言している。

チップとデールの原型となる『プルートの二等兵』 (Private Pluto) での二人組のキャラクターは、それぞれが描き分けられていなかった。これは実際のシマリスが兄弟で暮らす習性ゆえであり血縁を想像させた。しかしながら『リスの住宅難』 (Chip an' Dale) において、毛色も特徴も違う二人のキャラクターとして始めて描き分けられた。そのタイトルから二人は名前を持ち、血縁ではなくそれぞれの特徴あるキャラクターとして誕生したのである。

なお彼らは親しみをこめてbrotherと呼び合うことがある。キリスト教圏では慣習化されたことだが、これを日本語に翻訳する場合しばしば「兄弟」や「兄貴」などと訳される。この事情により混同がうまれ日本独自の解釈として彼らを血縁のように扱う事情をもたらした。

他のキャラクターとの関係[編集]

プルートドナルドダックと共演することが多く、彼らとの共演がチップとデールの出演のほとんどを占めている。プルートはささいな誤解やとある目的などで対立しているだけで悪気はないが、ドナルドはささいなイタズラや、住んでいる木を切られるなどのトラブルから壮絶な争いへと発展することが多い。一方でミッキーマウスグーフィー達とは共演する機会は少ない。

特にドナルドはチップとデールを倒すために手段を選ばない天敵ともいえる存在であり、たいてい彼らの戦いの結末はドナルドがしっぺ返しを食らってとことんひどい目に遭っている。例外として『リスのピーナッツ』(原題:Working for Peanuts)、『リスの汽車ごっこ(原題:Out of Scale)』のように和解して終わることもある。 また、『リスの大手柄(原題:The Lone Chipmunks)』ではピートとも戦った経験もある。

以上のような劇中での争いのほとんどは、チップとデールの勝利に終わることが多く、負けたことは非常に少ない。ただし、『リスとヒヨコ』、『リスの手袋騒動』等では、規模はどうあれしっぺ返しを食らったこともある。また、「ハウスオブマウス」では一度だけミッキーともナッツをかけ、対決しており、勝負では負けたが油断している隙にナッツを奪い取り、大逆転した。なお、ミッキーはミニーに怒られた。

憧れの女性にクラリスという歌手がいる。「チップとデールの大作戦」では2匹ともネズミのガジェットに好意を寄せている。

主な出演作品[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]