ビル・マーレイ

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ビル・マーレイ
Bill Murray
Bill Murray
2011年
本名 William James Murray
生年月日 1950年9月21日(64歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 イリノイ州シカゴ
職業 コメディアン・俳優
ジャンル テレビ・映画
活動期間 1969年 -
活動内容 1969年:デビュー
1979年:映画デビュー
主な作品
サタデー・ナイト・ライブ
ゴースト・バスターズ
3人のゴースト
ロスト・イン・トランスレーション

ビル・マーレイBill Murray, 本名: William James Murray, 1950年9月21日 - )は、アメリカ合衆国コメディアン俳優、映画監督、脚本家。

生い立ち[編集]

イリノイ州シカゴにて、アイルランド系の家庭に、9人兄弟の5番目として生まれる。彼を含めて4人が俳優になった。父親は木材のセールスマンで、母親は郵便室係だった[1]。17歳の時に父親が亡くなり[2][3]、高校時代はキャディのアルバイトに勤しみ[4]、教育資金を受けながらカトリック系の高校へ進学。医学を学ぶためにコロラド州デンバーレジス大学に入学したが、後に退学した[5]。1971年頃、シカゴの空港にてマリファナ所持にて逮捕された[4][5]

キャリア[編集]

兄のブライアン・ドイル=マーレイに勧められて即興劇団セカンド・シティに参加、そこでジョン・キャンディらと出会った。その後、ジョン・ベルーシからの誘いで生活の拠点をニューヨークへ移し、1977年から1980年まで、NBCの人気バラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』に出演し人気を得る。日本では『ゴースト・バスターズ』のピーター・ベンクマン博士役で知名度も上がる。その後もコンスタントに俳優として映画に出演しているが、エージェントやマネージャーを持っておらず、コンタクトが難しいとして映画の製作陣からはオファーが出しづらい俳優として認識されている[6]

これまで様々な役柄で打診されたことがあり、例に挙げるとピクサー製作の『モンスターズ・インク』でジョン・グッドマンが声を担当したサリーや、『トイ・ストーリー』のバズ・ライトイヤー役。ティム・バートン監督の『バットマン』のブルース・ウェイン役や『チャーリーとチョコレート工場』のウィリー・ウォンカ役[7]。『キンダガートン・コップ』のキンブル刑事役や『ロジャー・ラビット』でボブ・ホスキンス演じた私立探偵のエディー役に、『スター・ウォーズ』のハン・ソロ役、ジョン・バダム監督の『ブルーサンダー』のリチャード・ライマングッド役や『ショート・サーキット』のニュートン・クロスビー役や『ハード・ウェイ』のジョン・モス役などがある。近年ではティム・バートンジム・ジャームッシュソフィア・コッポラウェス・アンダーソンなど、個性的な監督の作品に出て高い評価を得ている。また、アート・リンソン監督『バッファローの棲むところ』で、アメリカを代表するジャーナリスト、ハンター・トンプソンを演じたこともある。

2003年に東京を舞台にしたソフィア・コッポラ監督の『ロスト・イン・トランスレーション』では、CM撮影の為に日本へやってきた中年のハリウッドスター、ボブ・ハリスをユーモラスに演じてアカデミー主演男優賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞(ミュージカル・コメディ部門)など多数の映画賞を受賞した。

私生活[編集]

シカゴ・カブスのファン。

1981年1月25日に女優のミッキー・ケリーと結婚[8][9]。2人の子供が誕生するが、1994年に離婚。1997年7月4日に女優のジェニファー・バトラーと再婚。4人の子供が誕生するが、2008年6月13日に離婚[10]

ゴルフには熱心で、有名人のゴルフトーナメントなどには多く参加している。1999年にはゴルフに関するエッセイなどを載せた本も出版した。2007年スウェーデンを訪れた際、ゴルフトーナメントの帰り道の公道でゴルフカートを運転していてストックホルムの警察に職務質問を受ける騒ぎも起きている[11]。シカゴのプロスポーツチームが好きで、プロ野球チームのシカゴ・カブスやプロフットボールチームのシカゴ・ベアーズなどの大ファンである。

主な出演作品[編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考
1979 ミートボール
Meatballs
トリッパー
1980 ボールズ・ボールズ
Caddyshack
カール
アメリカ発 珍作映画情報
Loose Shoes
レフティ・シュワルツ
1981 パラダイス・アーミー
Stripes
ジョン
1982 トッツィー
Tootsie
ジェフ
1984 ゴーストバスターズ
Ghost Busters
ピーター・ヴェンクマン博士
剃刀の刃
The Razor's Edge
ラリー・ダレル 出演・脚本
1986 リトル・ショップ・オブ・ホラーズ
Little Shop of Horrors
アーサー・デントン
1988 3人のゴースト
Scrooged
フランク・クロス
1989 ゴーストバスターズ2
Ghostbusters II
ピーター・ヴェンクマン博士
1990 クイック・チェンジ
Quick Change
グリム 監督・製作・出演
1991 おつむて・ん・て・ん・クリニック
What About Bob?
ボビー
1993 恋はデジャブ
Groundhog Day
フィル
恋に落ちたら…
Mad Dog and Glory
フランク・マイロ
1994 エド・ウッド
Ed Wood
バニー・ブレッキンリッジ
1996 キングピン/ストライクへの道
Kingpin
アーニー・マクラケン
スペース・ジャム
Space Jam
ビル・マーレイ
小さな贈りもの
Larger Than Life
ジャック・コークラン
1997 知らなすぎた男
The Man Who Knew Too Little
ウォレス・リッチー
1998 ワイルドシングス
Wild Things
ケン・ボーデン
天才マックスの世界
Rushmore
ハーマン・ブルーム 全米映画批評家協会賞助演男優賞 受賞
ニューヨーク映画批評家協会賞 助演男優賞 受賞
ロサンゼルス映画批評家協会賞 助演男優賞 受賞
インディペンデント・スピリット賞 助演男優賞 受賞
1999 クレイドル・ウィル・ロック
Cradle Will Rock
トミー・クリックショー
2000 ハムレット
Hamlet
ポロニウス
チャーリーズ・エンジェル
Charlie's Angels
ジョン・ボスレー
2001 ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
The Royal Tenenbaums
ラレイ・シンクレア
スピーキング・オブ・セックス
Speaking of Sex
エズリ・ストヴァル
2003 ロスト・イン・トランスレーション
Lost in Translation
ボブ・ハリス 英国アカデミー賞 主演男優賞 受賞
ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞
全米映画批評家協会賞主演男優賞 受賞
ニューヨーク映画批評家協会賞 主演男優賞 受賞
ロサンゼルス映画批評家協会賞男優賞 受賞
インディペンデント・スピリット賞 主演男優賞 受賞
コーヒー&シガレッツ
Coffee and Cigarettes
ビル・マーレイ
2004 ガーフィールド
Garfield
ガーフィールド 声の出演
2005 ライフ・アクアティック
The Life Aquatic with Steve Zissou
スティーヴ・ズィスー
ブロークン・フラワーズ
Broken Flowers
ドン・ジョンストン
2006 ガーフィールド2
Garfield: A Tail of Two Kitties
ガーフィールド 声の出演
2007 ダージリン急行
The Darjeeling Limited
ビジネスマン
2008 ゲット スマート
Get Smart
エージェント13
エンバー 失われた光の物語
City of Ember
コール市長
2009 リミッツ・オブ・コントロール
The Limits of Control
アメリカ人
ゾンビランド
Zombieland
ビル・マーレイ
ファンタスティック Mr.FOX
Fantastic Mr. Fox
バジャー ストップモーション・アニメ、声の出演
2010 パッション・プレイ
Passion Play
ハッピー・シャノン
2012 ムーンライズ・キングダム
Moonrise Kingdom
ウォルト・ビショップ
私が愛した大統領
Hyde Park on Hudson
フランクリン・ルーズベルト
チャールズ・スワン三世の頭ン中
A Glimpse Inside the Mind of Charles Swan III
サウル 日本劇場未公開だがWOWOWで放送
2014 ミケランジェロ・プロジェクト
The Monuments Men
リチャード・キャンベル
グランド・ブダペスト・ホテル
The Grand Budapest Hotel
M.アイヴァン

主な受賞[編集]

脚注[編集]

  1. ^ “Bill Murray profile at FilmReference.com”. Film Reference. http://www.filmreference.com/film/24/Bill-Murray.html 2007年11月12日閲覧。 
  2. ^ The New York Times article: "The Rumpled Anarchy of Bill Murray", page 7.
  3. ^ Yahoo Movies: Bill Murray profile at Yahoo! Movies
  4. ^ a b Murray, Bill; George Peper (1999). Cinderella Story: My Life in Golf. Doubleday. ISBN 0-385-49571-4. 
  5. ^ a b The New York Times article: "The Rumpled Anarchy of Bill Murray", p. 10
  6. ^ How we work: Bill Murray, actor”. rodcorp. 2008年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年1月11日閲覧。
  7. ^ MSN Hotlist”. Microsoft. 2008年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年1月11日閲覧。
  8. ^ The New York Times article: "The Rumpled Anarchy of Bill Murray".
  9. ^ Chase, Chris (1981年7月3日). “Bill Murray, A Black Sheep Now in Stripes”. The New York Times 
  10. ^ The Post and Courier — Bill Murray sued for divorce — Charleston SC — postandcourier.com”. Charleston.net (2008年5月29日). 2010年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年3月9日閲覧。
  11. ^ “ビル・マーレイ、ゴルフ・カートに乗ってご機嫌?”. シネマトゥデイ. (2007年8月30日). http://www.cinematoday.jp/page/N0011328 2013年2月3日閲覧。 

外部リンク[編集]