ダース・モール

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ダース・モールDarth Maul)は、映画作品『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』に登場したシスの暗黒卿ダース・シディアスの弟子で、全身が赤と黒のシスの刺青で覆われている。日本語版の吹き替えは山路和弘が担当した。

概要[編集]

頭部に十本ほどの短い角を持つエイリアン種族ザブラクであり、ザブラクの出身惑星であるイリドニア出身と考えられていたが、『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』シーズン3による後付け設定で実際はダソミアとなった。同族に、ジェダイ・マスターイース・コスエージェン・コーラー、実弟で後にドゥークー伯爵の弟子となるサヴァージ・オプレスがいる。全身に赤と黒の刺青をしている。非常に無口。シディアスの命令で惑星ナブー通商連合が侵略した際、封鎖線を突破して逃亡したナブーのアミダラ女王を捜索する任務を与えられ、惑星タトゥイーンで女王一行を発見して急襲するが、女王を警護していたジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジンによって防がれ、捕らえられなかった。その後、首都惑星コルサントからナブーへ女王が引き返すと、シディアスの命で通商連合の救援に向かい、再びクワイ=ガンとそのパダワン、オビ=ワン・ケノービとナブーのシード王宮で対決し、宇宙船格納庫、エネルギー発生室で激しく戦って、クワイ=ガンを倒すことに成功する。ライトセーバーを蹴落としてオビ=ワンも追い詰めるが、クワイ=ガンのライトセーバーを使用したオビ=ワンによって胴を両断され、溶解孔に落ちて消えた。

こうしてダース・モールは死んだと思われていたが、実は生き残っていることが『クローン・ウォーズ』シーズン3で明かされている。シーズン4でサヴァージによって発見された時は失った下半身の代わりに蜘蛛を思わせる機械が取り付けられ、正気を失っていた。ダソミアの魔女マザー・タルジンによって正気を取り戻し、ドロイドの部品から作った下半身に交換するとオビ=ワンへの復讐を始めるのであった。

普通ジェダイが用いるライトセーバーは、光刃(通常の刀における刃にあたる、輝く棒状のエネルギー)が1本の物が通常であり、シスの暗黒卿の場合でも光刃が1本しかない物を使うことが多い。だが、ダース・モールの使用するダブルブレイドライトセーバーはグリップの両側から合計2本まで光刃を出すことが出来る。

この剣術の他、ダース・モールはフォースによる物体操作を相手に直接作用させる戦法も得意とする。これの組み合わせによって、一対一の戦闘ではクワイ=ガンや当時のオビ=ワンを凌駕する実力を発揮していた。ただしシディアスや後のドゥークー伯爵が使っていたフォース・ライトニングは、使った描写がない。

ダース・モールが主役となるスピンオフ小説『ダース・モール 闇の狩人』(マイケル・リーヴス著、ソニー・マガジンズ刊)は、『スター・ウォーズ・シリーズ』中では珍しく悪役を主人公にした物語である。

豆知識[編集]

  • 演じるレイ・パークは元々はスタントマンとして作品に参加していたが、カメラテストの為にダース・モールに扮した彼を見たルーカスらが、その動きと存在感を買って正式にモール役に起用したというエピソードがある(声はピーター・セラフィノイスが吹き替え)。当然劇中の剣劇やスタントは全てパーク自身が演じている。
  • エピソード1において、瞬きをしたのは最後に斬られた直後の一回のみである。

関連[編集]