ドナルドダック

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ドナルドダック
Donald Duck
初登場 かしこいメンドリ
作者 ディック・ランディー
原語版声優 クラレンス・ナッシュ(1934 - 1985)
トニー・アンセルモ(1985 - 現在)
日本語版声優
BVHE
山寺宏一
詳細情報
種族 アヒル
性別

ドナルド・フォントルロイ・ダック (Donald Fauntleroy Duck) 、通称ドナルドダック (Donald Duck) は、アヒルをモチーフにしたディズニーアニメキャラクター

恋人にデイジーダック、伯父にスクルージ・マクダックルードヴィヒ・フォン・ドレイク教授、甥っ子にヒューイ・デューイ・ルーイがおり、彼らを総称してをダックファミリーと呼ぶ。1930年代から1950年代にかけてディズニーの短編映画の多くの作品で主人公を務めた。加えて、ダックファミリーが登場するアニメーションには『クワック・パック』や『ダックテイル』などがある。現在[いつ?]これらの番組はディズニー・チャンネルディズニーXDなどで放送されている『ハウス・オブ・マウス』や『ミッキーマウス クラブハウス』、『ディズニークラシック短編集』内で視聴できる。

歴史[編集]

1934年6月9日シリー・シンフォニー・シリーズの一作品である『かしこいメンドリ』で初登場。この作品では脇役としての登場であったが、その独特なキャラクターから支持を集める。同年には短編映画であるミッキーマウスの短編映画シリーズの『ミッキーの芝居見物』にてミッキーマウスと初競演を果たし、同シリーズ『ミッキーと犬泥棒』では早くもピートと戦う役どころを演じている。

それ以降、ドナルドダックの短編映画シリーズの製作が始まるなど出演作品は170本以上を数え、ミッキーマウスの出演作品数を上回っている。

ドナルドの主演作品の中で『総統の顔』が1943年アカデミー賞で短編アニメ賞を受賞した。

主な出演作品[編集]

設定[編集]

本名[編集]

ドナルド・フォントルロイ・ダック(Donald Fauntleroy Duck)

性格[編集]

釣りゴルフを好む。得意な楽器はマラカス。甥っ子達と生活している時は食事を作ったり、短編作品ではホットケーキを作ったりもしているので意外にも料理上手らしい。人をからかうことが好き。短気な性格であり、ディズニーキャラクターの中で最も喜怒哀楽が激しい。また、自己中心的な上とても騙されやすい。そのため、短編映画などでは悲惨な目に遭って終わるオチが多く、特にチップとデールとの共演作品では、ほとんど悪役的存在として描かれ、毎回と言っていいほど散々な結末(ドナルド自身に身体的被害・財産に被害を受けるのがほとんど)で終わる。かなり短気のせいなのか、口調は子供っぽいがかなりの毒舌である。

彼は気性が激しく、先項にて述べた『ハウス・オブ・マウス』内では、気に入らない相手を麻酔銃(鳥のアラカンなど)で撃ったり、同番組内で放送された『housesitter』という作品では、ピートの態度が悪かっただけで銃を構えるシーンも見受けられた。(ただし、ミッキーも過去の作品で似たことをやっている)一部の作品では悪役として登場させられたり、イタズラをしたり、ずるをしたりするため、ミッキーを始めとする共演者からは悪い印象ばかりが目立つが、根は気の良い性格でやりすぎたりすると反省したり、悲しんでいる人がいると気を遣ったりするなどの一面もある。また、短気な印象が強いが相手があまりに強いと弱気になる小心な一面もあり、「クワックパック」や「ミッキー、ドナルド、グーフィーの三銃士」では、その部分が強調された。

ディズニー各作品では知らない相手に「誰だ?」と身分の上下関係なく言う。また、これを目上であるナレーターにも言う。

ライバルや宿敵は、ピート、J.ジョーンズ、グラッドスターンガンター、ケントパワーズ、フリントハートグロムゴールド、チップとデール、アルゴス、ハンフリー・ベアー、アラクアン・バード、ハチ、ビーバー、ロバ、小鳥、モグラ、ムササビ、ペリカンなどの数え切れないほどの宿敵や天敵が存在しているが近年の作品では、親友のミッキーにすらライバル視している部分が多くクラシックシリーズでも敵対した回もいくつかあり、一部の「ミッキーマウス・マーチ」でもたまに自分の名前を言うなどでそのため、二人の関係は親友というより悪友(いい意味で)に近い。

日本語吹き替え版における一人称は「僕」。しかし、ポニー版やバンダイ版(特に『ミッキーのクリスマスキャロル』を含む)などオリジナル版ではない声優は稀に「俺」や「俺様」になることがある。

服装[編集]

標準的な服装は上半身のみのセーラー服にセーラー帽。これは水兵をイメージしている。そのため、軍事関係の作品でよく登場する。このことについては後項で詳細を述べる。

現在[いつ?]は初期から服に付けているものがボタンから蝶ネクタイへ変わっているものの、それ以外はあまり変わってはいない。だが、『トゥーンタウン』ではライフガードのような服装で、青地に黄色の縞模様の服になっている。『クワックパック』ではアロハシャツを着用している。普段着では下半身は何もつけていないことが多いが、入浴の時は逆に上半身裸で下半身にタオルを巻いていたりする。

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アヒルそのままの声を思わせる甲高く騒がしい声は有名である。アニメの中でも、ミッキーマウスグーフィーに対して話しても一部通じず、話を聞いてもらえないことも多々ある。短編映画『ドナルドの夢の声』では男らしい声で男らしくデイジーにプロポーズするのが夢だったという描写があるので、少なからずコンプレックスを感じているらしい。

気みじかドナルド』では、短気を克服した後にデイジーに会った際、声が変わる演出がある。物まねするにはかなり高度だと言われている。

ドナルドのジレンマ』では、頭に鉢植えが落ちてきた衝撃で美声となり、世界のスーパースターとなっている。

現地声優[編集]

ドナルドの夢の声』での声変わり後の声はレスリー・デニソンが演じている(吹き替え版では同一声優が声色を変えて演じている)。

日本語吹き替え版声優[編集]

誕生日[編集]

1934年6月9日説
初登場した『かしこいメンドリ』が公開された1934年6月9日を誕生日と公式で発表されている。
ディズニーストアでは毎年ドナルドバースデーグッズ発売、トゥーン・ディズニーにてハッピーバースデードナルド特番を放送される。
13日の金曜日説
映画『三人の騎士』では、13日の金曜日という設定になっている。
3月13日説
短編映画『ドナルドの誕生日』では、ドナルドの誕生日は3月13日となっている。

好物[編集]

レモネードとハムサンドという説がある。『クワック・パック』ではピーナッツバター入りガーリックトーストが好物ということになっている。主演ゲームでは、ミルクシェイクが好物という設定があった。

その他[編集]

  • 1940年代の作品のいくつか(『ミッキーの移動住宅』、『ドナルドの危機一髪』など)で、大変な危機に追い詰められた際に、キリスト教徒のような祈りではなく、仏教徒のように合掌して念仏を唱えるシーンがある。
  • ドナルドは飛べないというイメージが強いが、ミッキー、プルートとアルプス登山をする『ミッキーの山登り』では、お尻の羽を抜いて回転させることで宙を舞い、ミッキーを襲っていた鳥に立ち向かっている。ビーチで鮫と一戦交えたときは、ビーチパラソルを翼のようにして鮫から逃げて行く姿でエピソードを締めくくっている。
  • 母親はスクルージ・マクダックの妹のホーテンス・マクダック、父親はクックモア・ダック。ダンベラ・ダック[1]という妹[2]がおり、その子供がヒューイ・デューイ・ルーイである。
  • 1990年3月10日京葉線の全線開通式典で、ミニーマウスとともにテープカットを行っている。
  • 60歳の誕生日を迎えた1994年6月9日東京ディズニーランドの駐車場と公募で選ばれた一般市民の自動車1169台を用いてドナルドの地上絵が作られ、ドナルドも自動車の誘導に参加していた。

ドナルドダック効果[編集]

ドナルドの声は前述の通りきわめて特徴的だが、この声が人間がヘリウム酸素の混合気体を吸い込んで発声したものに非常に似ているため、ヘリウムを吸い込んだときの声の変化のことを俗に「ドナルドダック効果」または「ドナルドダックボイス現象」と呼ぶ。これを実現するための気体を詰めたボンベがパーティーグッズとして市販されている。純粋なヘリウムを使用すると窒息死に至る可能性があり、専用に用意された気体を使用しなければ危険である(パーティーグッズのヘリウムはこの危険性を減らすため酸素:ヘリウムが1:4程度の割合で含まれた2種混合吸気缶となっている)。

世間に与えた影響[編集]

ゲーム[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 新聞漫画に登場したときはデラ・ダックだったが、翌年作られた同じ話のアニメではダンベラ・ダックになっている
  2. ^ 英語表記でsisterとなっているので実際に、妹なのか姉なのかは不明

関連項目[編集]

外部リンク[編集]