リュウ (ストリートファイター)

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リュウ(隆) プロフィール

リュウ(隆)は、カプコンが開発・販売している対戦格闘ゲームストリートファイター』シリーズに登場する架空の人物。シリーズ全作品に登場しており、主役的存在である。

概要[編集]

1987年に『ストリートファイター』(以下『ストI』と表記)の主人公、1P側のプレイヤーキャラクターとして初登場する。『ストI』での名前は漢字で「」の表記が使用され、ゲーム内ではアルファベットで「RYU」と表記された。

その続編として1991年に発売された『ストリートファイターII』(以下『ストII』と表記)以降、主にカタカナで「リュウ」と表記されるようになる。同シリーズの主人公であるリュウは、同社のゲームの主人公の代表キャラクターとして認知され、他社を含む格闘ゲームが関連するほぼ全てのクロスオーバー作品に参加している。

1997年に発売された『ストリートファイターIII -NEW GENERATION-』(以下『ストIII 1st』と表記)を初めとする『ストリートファイターIII』(以下『ストIII』と表記)シリーズのみ、長年務めていた主人公の座を新キャラクターのアレックスに譲る形になっている。

『ストI』では特にキャラクターのプロフィールなどの詳細な設定はなかったが、『ストII』以後には数々の設定が確立され性格や人物像にまで言及されており、確固としたイメージが作り上げられている。以下に記述するリュウのキャラクターとしての詳細は、概ね『ストII』以後に確立されたものである。

キャラクター設定[編集]

『ストI』におけるリュウは、およそ世界を股に掛けて強敵と戦う青年格闘家といった様相のキャラクターだった。恋人に別れを告げて修行の旅に出たという設定もあった[1]が、『ストII』以降には採用されていない。

彼を印象付ける「真の格闘家」という言葉は『ストII』で初出している。『ストII』においてリュウは、「真の格闘家」を目指し“強い奴”と戦うため修行の旅を続けているという設定である。また『ストI』での世界観との同一化が図られ、かつて「ムエタイの帝王」として世界に名を轟かせていたサガット(『ストI』の最終ボス)を倒した若者として世界中にその名が知られている。加えて、ケン(『ストI』の2Pキャラクター)は同門の親友であり最大のライバルであると位置づけられた。

『ストI』では幼少から様々な格闘技を学び、独自の格闘スタイルを確立したとされているが、その後は暗殺拳を昇華させた格闘術を使う剛拳(ゴウケン)の弟子と設定が追加されている。一つの格闘流派に固執することなく他流派の技も積極的に取り入れ、空手を基本とし、柔道テコンドーなどの技を組み入れた独自のスタイルで闘う[2]

シリーズを通して、鉢巻に道着、赤もしくは茶色の篭手(グローブと表現されることもある)を身に付けているのがトレードマークとなっている。『ストI』ではカンフー靴を履いているが、後のシリーズではすべて素足である。頭髪の色は『ストI』と『ストリートファイターZERO』(以下『ZERO』と表記)シリーズのゲーム中は赤い頭髪だが『ストリートファイターZERO2』(以下『ZERO2』と表記)以降はアップ画面では茶髪、それ以外のシリーズでは全て黒髪か濃い茶髪となっている。鉢巻の色は『ストI』と『ZERO』シリーズでは白、それ以外では赤。『ストI』から『ストII』の間で鉢巻の色が変わっていることについては『ZERO2』のエンディングや劇場版アニメにおいて、ケンの髪留めの赤いリボンをリュウが受け取り鉢巻にする描写がある。なお、リュウの瞳の色は茶色か黒で描かれることが多いが、OVA『ストリートファイターZERO -THE ANIMATION-』においては青目で描かれている。

フルネームは公式には設定されていない。殺人拳の使い手であり、家族への影響を心配して苗字を名乗らない、という設定もあった。実写映画『ストリートファイター』では「リュウ・ホシ(星 隆)」という名前が設定されていたが、これは映画のみの設定であり、この映画でのリュウの設定は原作ゲームとは大きく異なる。また、カプコンのクイズゲーム『クイズアンドドラゴンズ』などで登場する「武神 隆」という名前は、「アニメ映画の頃にどこからか唐突に出てきた名前で、開発段階からあったものではなく、公式ではないと思います」と、『ストリートファイターZERO3』(以下『ZERO3』と表記)のデザイナーより語られている[2]。名前は『ストI』でディレクターを担当した西山隆志[3]に因む[4]

『ZERO』シリーズではプレイするキャラクターごとに最終ボスが異なるが、同シリーズにてライバルであるケン、サガット、リュウに憧れるさくらなどのキャラクターを使用してプレイした場合、しばしばリュウが最終ボスとして登場する。

キャラクターに固有のホームステージが設定されるゲームでは、幼き頃よりの修行の場とされる「朱雀城」や、その近辺に位置する原野「玄武ヶ原」などがリュウのものとして用いられる。しかし初代『ZERO』では関西某所の路上、『ストIII 1st』、『ストリートファイターIII 2nd IMPACT -GIANT ATTACK-』(以下『ストIII 2nd』と表記)では東京の温泉地となっており、必ずしも一様ではない。ステージBGMは概ね「Theme of Ryu」(アレンジバージョンも含めて)だが、これにも例外があり『ZERO3』では「The ROAD」、『ストIII 1st』『ストIII 2nd』では「Good Fighter」(『ストIII 2nd』においては「〜(2nd Edit)」)、『ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-』(以下『ストIII 3rd』と表記)では「KOBU-鼓舞-」となっている。

『ストII』ではリュウのステージに「風林火山」と書かれためくり台(キャラクターがこれにぶつかると壊れる。『ストII』と『ハイパーストリートファイターII』以外にはない)がある。リュウと「風林火山」という言葉とは関わりが多く、作品によっては胴着の帯の先端にその文字の刺繍を入れている。

人物[編集]

『ストI』当時は確立した人物像はなかったが、時期を経た『ストII』では落ち着いた人物として描かれる。『ストII』が世に出てからしばらくは豪快な性格に描かれることもあったが、徐々に剛毅木訥な一面が強調されていく。

『ストII』以後確立されたリュウの人物像としてまず挙げられるのは、ストイックな性格である。『ストII』以降の各作品でのエンディングでは、戦いに勝利しても自分自身は満足せず、最初から修行をやり直したり、自分が求めているものは何なのかを探し直すといった描写が多い。そこからリュウのイメージは、格闘に関しては非常に求道的で妥協を許さない。礼儀正しく謙虚な性格で自分の能力を他人にひけらかすことは無い、というのが専らとなっている。

CAPCOM VS. SNK』(以下『CvS』と表記)での二つ名は「永遠の挑戦者」。「孤高の求道者」とも呼ばれる。『ストIII』シリーズでは、その求道の姿勢に対する台詞として「純粋な格闘スピリッツの持ち主」とアレックスが評するもの[5]がある。また同シリーズでは「純粋で、ある意味悪人よりもタチが悪い」とギルが評している[6]

富や名声には執着が薄く、サガットを倒して世界一の称号と栄誉を手に入れた際も、嬉しそうな素振りも見せずにすぐに姿を消したという[7]。またリュウの人柄を表す設定に、ホームステージとして使用される「朱雀城」にある師匠、剛拳の墓を参るため年に一度訪れる、とするものもある[2]

着替えの道着が入ったザックを持ち歩いている[8]。『ストIII』シリーズでは対戦前のデモで背景の方に置き、攻撃などによってその付近が揺れるとザックが倒れるといった細かい演出がある。『CAPCOM FIGHTING Jam』ではアナカリスの「王家の裁き」にかかった際に姿をザックに変化させられる。

勝利時の動作により演出される姿には、『ストI』からあった片手を突き上げるもの(ケン、ショーンも同様の動作を行う)と、『ストII』からの、結わえ垂れた鉢巻の布が風に流される腕を組んだ姿があり、その二つが代表的。それら演出は『ストII』以降のシリーズにおいて、ほとんどのゲームで見られる。

主人公ならではの特別な存在として位置づけられることも多く、劇場版アニメ『ストリートファイターII MOVIE』においては、シャドルーが調査した潜在格闘値が3620(それまでの最高が2000)という高い数値を示すというシーンもあった。また潜在的な力として、“殺意の波動”(後述)を秘めているとする設定が生まれている。

ゲーム内にて血縁関係については一切描かれていない。公式にそれを示す設定はなく、両親や家族がいるかは不明である。リュウ自身も自分の出生を知らず、物心つく頃から修行の日々を送っていたと語っている[9]。しかし、漫画などメディアミックス作品の中には豪鬼との何らかの関係を示唆するものがあり、中平正彦の漫画『RYU FINAL』ではケンの台詞で血縁関係の可能性に言及している(後日、作者がそう取れるよう描いたことを認めている)。OVAストリートファイターALPHAジェネレーション』では豪鬼がリュウの父親であると受け取れる描写がなされた。また、当作においてリュウは轟鉄の弟子である剛拳の許で養育されたという設定。『ストIV』においては、轟鉄と面識無しとする従来の設定から、幼少期より彼等と修行に明け暮れていた、と設定が改められている。

『ストII』以降は前述の彼の性格から、多くの格闘家に影響を与えている様子が描かれている。リュウの人間性や真の格闘家への道をひたむきに探求する生き様に感銘を受ける者も多く、好敵手となっている格闘家も幾人か存在する。

かつて倒したサガットや『ZERO』シリーズではリュウに憧れる女子高生、さくらも登場し、リュウは格闘家として追い掛けるべき存在と目された。中平正彦の漫画『RYU FINAL』では『ストIII』シリーズのキャラクターたちからも一目置かれており、仙人であるオロにも弟子入りを勧められている。

主人公という立場上、漫画作品や4コマ漫画などでは女性ファイター兼ヒロインである春麗やさくらを始めとする、彼と関わり合いを持つ女性たちに恋愛感情を抱かれていることが多々あるが、肝心の本人がその手の話に疎く、彼女たちの想いに気付く気配は全く無い(春麗は友人の1人、さくらは後進の1人という認識)。またゲーム本編では直接そういった描写がされることは少ない。

「日本の春が似合う女性」が好みの女性のタイプ[8]とする設定もある。

他のキャラクターとの関係[編集]

「複数の作品で関わる」「互いのストーリーに影響しあう」など、重要性の高いキャラクターのみを特記、概要を述べる。

ケン・マスターズ
同門出身の兄弟弟子。リュウの親友で、最大のライバル。
少年時代をともに過ごし、ストリートファイターとなってからも互いの修行の成果を確かめるべく度々拳を交えている。
多くの作品において、リュウが頭にしている赤い鉢巻はケンが髪留めに使っていたリボンを譲り受けたものである[10]
シリーズ当初は現在のような細かい設定は存在せず、ゲーム上ではリュウとほぼ同性能のキャラクター(いわゆる2Pキャラ)という扱いであった。
豪鬼
「拳を極めし者」を名乗る格闘家。剛拳の弟で、ケンと同じく同門の出身(リュウの兄弟子)。
リュウとケンの流派の総帥・轟鉄と師匠・剛拳を倒したが、リュウからは仇ではなく一人の格闘家として挑まれる。リュウの中に“殺意の波動”と呼ばれる力を見出しており、リュウがそれに目覚めることを望んでいる。
剛拳
リュウとケンの師匠。豪鬼の兄。
豪鬼に敗れ、死亡したとされていたが、『ストリートファイターIV』(以下『ストIV』と表記)にて生きていたことが判明する。
サガット
ムエタイの帝王。リュウのライバルの一人。
かつての戦いでリュウに敗北し、復讐の相手として憎悪していたが、やがて互いを認め合うライバルと言える関係となる[11]
自身の胸にある大きな傷跡はリュウの「昇龍拳」によってつけられたもの[12]で、これに対抗するべく自身も「タイガーアッパーカット(タイガーブロウ)」などの必殺技も開発している。
『ストI』においては、リュウと他のキャラクターとの関わりを示すはっきりとした描写はゲーム上にない。ただしボスキャラクターだったサガットは「昇龍拳」に弱いという攻略上の特徴があり、それがサガットとリュウの関係が設定される端緒となっている[要出典]
さくら
女子高生ストリートファイター。リュウの追っかけ
リュウの戦う姿を見てストリートファイトに興味を持ち、格闘の世界に足を踏み入れる。使用する技もリュウの技を真似たものが多い。
草薙京KOF)、テリー・ボガード餓狼伝説)、三島一八鉄拳
カプコンとSNK、またカプコンとバンダイナムコゲームスとのタイアップにより製作されたゲームの宣伝ポスターや、コンシューマーゲームソフトのパッケージでは両社の看板キャラクターとして対峙している。

貧乏とリュウ[編集]

「放浪の格闘家」というキャラクター設定に加え、「常に裸足で胴着姿」(『ストII』以降)という特徴的な風貌のリュウは、プレイヤーに「服を買うお金がない」などの印象をしばしば与える。『ストZERO3』では住所不定、無職と設定されている[2]。そのためパロディ4コマ漫画などの二次創作では貧乏ネタを描かれることが多く、空腹で行き倒れているものや[9]、カプコン公式トレーディングカードでの描き下ろしイラストでは、コインランドリーの洗濯機をブリーフ一丁のリュウが仁王立ちでにらんでいる、というものがある[13]

ゲーム中における他キャラクターとの会話でもそれらに触れる描写もあり『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』では逆に、リョウ・サカザキのことを「貧乏な方が無敵の龍か」と本人の目の前で発言して怒らせるシーンもあったが、『ストIV』ではクリムゾン・ヴァイパーに敗北した際に、「税金はちゃんと払っているのか。保険には加入しているのか」と問い詰められている。

しかし『ストII』以降、靴を履いていないことに関しては、『ストIV』の勝利台詞において「裸足の方が楽なだけで、(金銭的に)買えないわけではない」と語っている。アニメ作品においても、自身の懐から紙幣を取り出して代金を支払うシーン[14]や、飲食店を利用しているシーン[9]があり、少なくとも無一文である様子には描かれていない。OVA『ストリートファイターALPHAジェネレーションズ』では修行中などの時以外は普通に胴着以外の服を着ており靴も履いている。ドラマCD『ストリートファイターZERO3 ドラマアルバム』ではリュウの家も登場する。

カプコンデザイン部部長のSHOEIは「リュウが貧乏という設定を作った覚えはなく、ちゃんとお金を持っている」と語っている。また安田朗の設定によると、ギャングの用心棒など危ないことも普通にやり、基本的にはストリートファイトでお金がなくなったら自分に賭けて稼ぐという[15]

殺意の波動[編集]

師匠、剛拳の設定が生まれたことを切っ掛けにして、やがてリュウが使う格闘術は古来からの源流を持つ「暗殺拳」がベースとなっているとされていく。『スーパーストリートファイターII X』(以下『スパIIX』と表記)にて豪鬼が登場し、リュウに関わる「暗殺拳」の一類の者と位置付けられ、続く『ZERO』シリーズにて“殺意の波動”という名称がゲーム上で語られ始める(瞬獄殺豪鬼#殺意の波動も参照)。同シリーズでは豪鬼はその力を持っているとされ、リュウもまた潜在的に殺意の波動を秘めているとされた。

以後より現在まで、シリーズを通してその設定は引き継がれている。しかし、殺意の波動とはどのような力なのか、ゲーム本編で言及されることはほとんどない。ただ、発現した者に強大な戦闘力をもたらすということは表現されており、ゲーム以外の媒体でも描かれている。

漫画作品、映像作品にはリュウがこれを克服することがテーマとなっているものがあり、ゲームによっては殺意の波動を忌まわしいものとするリュウが、克服を目標として旅するストーリーとなっているものもある。また『ZERO』シリーズ以後のゲームのいくつかは、殺意の波動に呑まれてしまったリュウを個別のキャラクターとして使用できる(後述)。

この力を持つリュウを利用するため、登場する悪役キャラクターが彼に目をつける、というシークエンスもある。ゲーム本編の一つのストーリーでは、殺意の波動の使い手である豪鬼はリュウが完全に殺意の波動に目覚めて自らに匹敵する相手となることを望んでいる。また一つに、軍事企業・S.I.N社のCEOであるセスは殺意の波動を兵器に利用することを計画しており、リュウの身柄を狙っている、というものもある。

『ストIII』シリーズにおいてのリュウは殺意の波動を克服することも修行の旅の目的となっており、スーパーアーツのひとつ「電刃波動拳」は、殺意の波動をある程度制御することで使用を可能としている[8]

『ストIV』シリーズはゲームシリーズとしては最新の制作であるが、『ストリートファイター』シリーズの世界設定における時系列は『ストII』以後、『ストIII』以前のものとなっている。そのため、ゲームのリュウのエンディングシーン、並びにオリジナルアニメーション『ストリートファイターIV〜新たなる絆〜』の終盤にて、リュウが殺意の波動を御するシーンがあるが麟片に止まっており、後に繋がる形とされている。

各ゲームにおけるリュウ[編集]

ほぼ全ての登場作に共通して俺より強い奴に会いに行くという設定に忠実である。

  • 『ストリートファイター』 - 数々の強敵と戦い、「ムエタイの帝王」サガットを倒す。
  • 『ストリートファイターII』シリーズ - 最強の称号を得るが表彰式を放棄し、「真の格闘家」を目指して再び旅立つ。
  • 『ストリートファイターZERO』 - 強い相手を求めて旅をするが、自らの未熟さを憂い修行の再開を決意。
  • 『ストリートファイターZERO2』 - 師の仇である豪鬼に一格闘家として挑み、殺意の波動の潜在能力の高さを見出される。
  • VS.シリーズ - 他作品の猛者とも拳を交え、友情を深めている。
  • ストリートファイターEX』シリーズ - 強い相手と戦うために参戦。
  • ポケットファイター』 - 武者修行の途中、リュウは「強い奴」の情報を得るためタバサの元へ行く。
  • 『ストIII 1st』 - 修行の毎日の中、久々にケンとの再会を果たすが、その際にショーンを押し付けられる。
  • 『ストIII 2nd』 - 豪鬼との会話のシーンにより、殺意の波動の克服が目標の1つであることが語られる。
  • 『ストリートファイターZERO3』 - ベガに肉体を支配されかけるが、不屈の精神でこれを撥ね退ける。その後再び修行の旅へ。
  • 『ストIII 3rd』 - 「指1本でも動く限り戦うのみ」と改めて「真の格闘家」への道を決意。
  • 『CAPCOM FIGHTING Jam』- エンディングシーンにて『ヴァンパイア』シリーズのガロンと対戦している。
  • NAMCO x CAPCOM』 - 壊滅したはずのシャドルーが日本で暗躍していることを知り、ケンとともに戦いへと赴く。
  • 『ストリートファイターIV』シリーズ - S.I.N.社の企てにより事件に巻き込まれ、そのCEOであるセスと戦い倒す。
  • タツノコ VS. CAPCOM』 - エンディングシーンにて『LOST PLANET』のエイクリッドと戦っている。

<ゲームの稼動開始・発売年月の降順>

ゲーム上の特徴[編集]

『ストI』
主人公キャラクターであり、ケンと並んでプレイヤーキャラクターであった。一人でプレイする場合、プレイヤーが使用できるキャラクターは必然的にリュウとなる。後に三種の神器(後述)と呼ばれる必殺技「波動拳」「昇龍拳」「竜巻旋風脚」はこの時点ですでに備えており、本作では3発ヒットさせれば相手の体力を全て奪ってK.Oできるほどの威力を持っていた。
『ストII』以降
ゲーム性が煮詰められ、対人戦に重きを置いて開発された『ストII』では、バランス調整のために前述した必殺技の性能が改められた。気の弾を射ち出す「波動拳」(飛び道具)、ジャンプ攻撃で飛び込んでくる相手を迎撃する「昇龍拳」(対空技)などを揃えた、スタンダードな性能のキャラクターとされた。この能力設定は、後発の格闘ゲームにおいて多く模倣・踏襲がなされており大きな影響をもたらしている。しばしば類似した性能を持ったキャラクターは「リュウケンタイプ」と俗称された。
『ストII』においては、技の動きや判定がほかのキャラクターに比べると弱く、必殺技性能もそれほど高くなかった。さらに、気絶時に攻撃を食らうとダメージが2倍になる弱点も設定されていたため、相対的にザンギエフに次ぐ弱いキャラクターに評価されている[16]。『ストリートファイターII'』(以下『ストIIダッシュ』と表記)においては「波動拳」をはじめとした技性能の底上げが図られ、使いやすい性能を備える。『スパIIX』では、「昇龍拳」は完全無敵ではなくなったものの、高性能なスーパーコンボや地上中段攻撃(しゃがみガード不能攻撃)が追加されるなど、さらなる調整がなされた。
『ZERO』シリーズでも基本的な性能はそのままに、「波動拳」がさらに高性能になった。強の「波動拳」は気絶値が高く、さらに至近距離で当てると相手を燃やす上にダウンさせる「ファイヤー波動拳」となる。『ストリートファイターZERO2 ALPHA』(以下『ZERO2 ALPHA』と表記)以降は「波動拳」の性能が低下したが[17]、シリーズ内では相対的に強力なキャラクターである。
『ストIII』シリーズにおいては、使いやすさは従来と変わらず、一撃の重さにより重点を置いたキャラクターとなる。『ストIV』では、体力、気絶値は並と設定されているが、全ての状況に対応できる技が揃っており、初心者から上級者まで安定した戦い方ができる。バージョンアップ版『スーパーストリートファイターIV』(以下『スパIV』と表記)では調整され弱体化が施されている。

「殺意の波動に目覚めたリュウ」の特徴は後述を参照。

格闘ゲーム以外の作品
シミュレーションRPG『NAMCO x CAPCOM』にも登場している。同ゲームにおけるリュウは全体的に技のヒット数が少ないものの、基本攻撃力は全ユニット中トップクラスの値を誇り、「幸運」を除く全てのステータスが比較的高いというバランスの取れた性能を持つ。近距離戦を得意とするユニットだが、「波動拳」や「真空波動拳」が使えるので遠近両方で戦うことが可能である。スキルは主にリュウ自身の強化や補助を目的としたものを覚える。

技の解説[編集]

通常技[編集]

作品によって若干差異はあるが、ここでは『ストIV』シリーズでの技名称を掲載。尚、括弧内は後述する殺意リュウの物。

操作 立ち(近距離) 立ち(遠距離) しゃがみ 垂直ジャンプ 斜めジャンプ
弱パンチ 肘打ち ジャブ ジャブ 肘落とし ジャブ
中パンチ ボディーブロー 正拳突き ストレート ストレート すくい突き
強パンチ アッパー(顎砕き) フック(鬼哭突き) 突き上げアッパー 水平チョップ ストレート
弱キック ローキック ハイキック キック 蹴り上げ 膝蹴り
中キック 膝蹴り 横蹴り くるぶしキック 前蹴り 跳び蹴り
強キック 踵落とし 回し蹴り 回転足払い(足払い) 旋風脚(旋空脚) 跳び足刀(鬼蹴り)

パーソナルアクション[編集]

気合を入れる
腰を低く構え、気を高める動作を取る。この技を出すと、スタンゲージの回復速度が向上し、同ラウンド中は効果が持続する。また最大3回まで効果を蓄積することが可能である。

投げ技[編集]

背負い投げ
相手の胸倉を掴み、投げる。一部の作品では前方(レバー前入力)投げに対応。
作品によって遠くに投げ飛ばすもの[18]、その場に叩きつけるもの[19]などがある。
巴投げ
相手の胸倉を掴み、後ろに倒れこみながら投げ飛ばす。
一部の作品では後方(レバー後ろ入力)投げに対応[20]

特殊技[編集]

鳩尾砕き〔みぞおちくだき〕
『スパIIX』で追加された技。前方に踏み込みつつ逆突きでのボディブローを放つ。
攻撃に移る際に若干隙があるが、当たりさえすれば技後はリュウが先に動ける場合が多い。状況次第ではさらに連続技に派生できる。
鎖骨割り〔さこつわり〕
『スパIIX』で追加された、前方に踏み込んで拳を振り下ろす、フック気味の突き。多くの場合、2段ヒットする。
攻撃前に振りかぶる動作があるので隙が大きいが、しゃがんでいる相手のキャラクターはガードできないという特性がある。
地上での技であるが、しゃがみガードできない技=“中段技”の端緒の一つである。
『EX』シリーズでは、ガードブレイクおよびハードアタックの技となっている。
旋風脚〔せんぷうきゃく〕
『ZERO』シリーズ以降の技で、前に低く飛びながら外回しの回し蹴りを入れる。
正中二段突き〔せいちゅうにだんつき〕
『ZERO3』で追加された技。踏み込みながらヒジ打ちを放つ技で2段ヒットする。
上記の「鳩尾砕き」の変形版。X-ISM、V-ISMで使用できる。
くるぶしキック
しゃがみ中キックだが、操作が4ボタンの作品では特殊技扱いとなっている。
リュウの通常技の中でもリーチが長い。なお、『ストIII』シリーズのみ技モーションが他シリーズと異なっている。

ターゲットコンボ[編集]

遠距離立ち強パンチ→立ち強キック
『ストIII』シリーズでのターゲットコンボ。フックのあとに回し蹴りを繰り出す。

必殺技[編集]

波動拳〔はどうけん〕
組み合わせた両手から気弾を発射する。
『ストI』からあるリュウの代表的な技のひとつ。初期はケンのものと同じ性能だったが、次第にリュウのものは性能が向上していき「弾の大型化」などの差別化が図られるようになった[21]
気弾のビジュアルはゲームによって異なり、基本的には青白い火球のようなデザインだが黄色い光球を撃ち出すもの[22]、気弾の中に両手の形が見えるもの[23][24]、身の丈ほどの大きさになっているもの[25]などがある。
「波動拳」のレバー入力の方法(1P側で下・右下・右)は『波動拳コマンド』と呼ばれ、他社製を含めた格闘ゲーム全般の必殺技で多く採用されている。このコマンドは「波動拳」同様の発射・投擲により攻撃する技、もしくは真横に大きく突進移動する技に多い。また、特に発射・投擲を行う技を指す、“飛び道具”という名称が使われた端緒の一つとして『ストII』でのこの技がある。
ファイヤー波動拳 / 灼熱波動拳〔しゃくねつはどうけん〕
『スパII』からの技。炎を帯びた「波動拳」を発射し、相手を燃やす。
「ファイヤー波動拳」、「灼熱波動拳」ともに作品によって性能が異なる場合が多いが、概ね「通常の波動拳よりも高威力だが隙が大きいもの」「至近距離でヒットさせると相手をダウンさせる効果を持つもの[26]」「波動拳の上位版として実装されているもの」のいずれかであることが多い。また、豪鬼や殺意リュウも同名の技を使うが、技の性質はリュウのものと異なる場合が多い。
この技が考案された元は『ストII』シリーズ初期において稀に(1/256の確率で)色違いの赤い波動拳が出ることがあり(性能に差はない)、それがゲーム上の実際の技とされた。
連波動拳〔れんはどうけん〕
『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3(以下『UMvC3』)』にて使用。射程は短いが、ボタン連打で気弾を連射できる。
爆波動拳〔ばくはどうけん〕
『UMvC3』にて使用。射程の長い見えない気弾を撃ち、当たると爆炎で吹き飛ばす。「連波動拳」を溜め撃ちするとこの技になる。
昇龍拳〔しょうりゅうけん〕[27]
アッパーカットを繰り出しながら上空に飛び上がる。
踏み込んだ脚と逆側の脚の膝を突き上げた姿勢を取り、各シリーズの仕様、ゲーム内の状況によっては多段ヒットするため、同時に膝蹴りを繰り出しているとも言われるが、あくまで拳撃であるとも言われ諸説ある。
発動した瞬間や上昇中に無敵時間があることが多く、相手の攻撃への割り込みや優秀な対空技として機能する。故に対戦格闘ゲームの草分けである『ストII』でのこの技は、“対空技”という名称が使われる端緒の一つとなった。「昇龍拳」のレバー入力の方法(1P側で右・下・右下)は『昇龍拳コマンド』と呼ばれており、波動拳コマンド同様、現在も多くの格闘ゲームに採用されている。
ゲームのストーリー設定においては、『ストII』より「サガットの胸に傷をつけた技」とされ、この技からサガットが「タイガーアッパーカット」を編み出したとされている。同技は別名を「タイ式昇龍拳」[28]とも呼ばれており、サガット以降も同様の技、似た技を持つキャラクターが登場している。
いくつかの漫画作品では、「威力が高すぎて致死性が高い」「拳を突き上げる動作は天(神仏)に対して拳を向ける」など、作品によって異なる理由で禁じ手になっている。
『ストIV』では、上記の設定が逆輸入される形で、師である剛拳のスーパーコンボとして「禁じ手・昇龍拳」が登場した。また、大パンチで出す必殺技またはEX必殺技だと昇龍拳の拳に白い波動を纏っている。
波動昇龍拳〔はどうしょうりゅうけん〕
『UMvC3』にて使用。斜め上に波動を撃ちながら「昇龍拳」を繰り出す。
竜巻旋風脚〔たつまきせんぷうきゃく〕
宙に浮き上がり[29]、竜巻のように回転しながら連続して回し蹴りを放つ。動作中は前方に直進する。
当初は連続ヒットする技だったが、ケンとの差別化が図られるようになってからはヒット時に相手を吹き飛ばしてダウンを奪えるようになった。一部作品では空中からも使用できるようになったが、いずれのシリーズでもほとんどのしゃがんだ相手キャラクターに当てることはできない。
「竜巻旋風脚」の際のレバー入力の方法(1P側で下・左下・左)を『竜巻(旋風脚)コマンド』と呼び、これも多くの格闘ゲームに採用されている。
空中竜巻旋風脚〔くうちゅうたつまきせんぷうきゃく〕
「竜巻旋風脚」の空中版。『ストIIターボ』より追加された。同ゲームでは真横に飛んでいたが、『スパII』以降は放物線を描くように飛ぶ。『ストIII』シリーズでは『ストIII 2nd』以降追加され、下降しながら「竜巻旋風脚」を放つものとなっており、EX版は「空中真空竜巻旋風脚」となる。
『EX』シリーズは全般において空中版がない(ケンのみ『ストリートファイターEX2』以降に空中版がある)。
上段足刀蹴り〔じょうだんそくとうげり〕
『ストIII』から実装。前へ踏み込みつつ足の側面(足刀部)もしくはカカトで蹴りを突き込む。
技の発生は遅いが、威力、スタン値ともに高く、EX必殺技版はヒットさせると相手が画面端にぶつかって跳ね返り、そこに空中追撃が可能。一部作品では通常技として使用[30]。『ストIV』の剛拳は、セービングアタックとして本技を使用する。
波動の構え〔はどうのかまえ〕
『ZERO』シリーズ(『ZERO2』から)のみの技で、「波動拳」の動作だけを行うフェイント。

スーパーコンボ / スーパーアーツ / ウルトラコンボ[編集]

真空波動拳〔しんくうはどうけん〕
  • SAI(『ストIII』):ストック数(1st-1/2nd-2/3rd-2)、ゲージの長さ(1st-104/2nd-104/3rd-112)(単位:ドット)
「波動拳」の強化版を放つ、リュウの代表的なスーパーコンボ。
5つの「波動拳」を1つに合わせて発射するものが主だが、最後の一つを「灼熱波動拳」にして相手を燃やすもの(『ZERO』Lv3専用)、空中でも使える上に光線のような太いビーム状の気を放つもの(VS.マーヴル シリーズなど)、上記の性質に加え発射方向の調整が可能になっているもの(『MvC3』)など作品によって性能に違いがある。
『ZERO2』における本技のバックストーリーに、師匠からいつか伝授されるはずだったという記述がある。
滅・波動拳〔めつ・はどうけん〕
  • UCI(『ストIV』)
『ストIV』におけるウルトラコンボ・I。
普段は制御している殺意の波動を己の正気が保てる限界まで開放して溜めた後、紫色の強力な「真空波動拳」を撃ち出す。その反動に因る物か技後の硬直が極端に大きい。
同作における「真空波動拳」よりも威力が大きいが、技後によろける演出があるため隙も大きくなっている。
通常のリュウが使用する「波動拳」「真空波動拳」とは波動の色が異なり、外見は豪鬼や「殺意の波動に目覚めたリュウ」が使用する「滅殺豪波動」に近い。
後述する「殺意リュウ」も同名の技を使用しているが、技の性質が異なる。
電刃波動拳〔でんじんはどうけん〕
  • SAIII(『ストIII』):ストック数(1st-1/2nd-2/3rd-1)、ゲージの長さ(1st-88/2nd-80/3rd-96)(単位:ドット)
『ストIII』シリーズにおけるスーパーアーツの一つ。波動の気の練り方を、短い間に交互に反転させる事で波動を帯電させ[8]、電気を帯びた「波動拳」を撃ち出す。殺意の波動の気を少しの間制御する事で可能となったもので、殺意の波動を完全に克服すると使えなくなる[8]
発動後、ボタンを押し続ける事で溜め撃ちが可能で、最大5段階まで性能を上げられる[31]。威力は低いが、ガード不能(ブロッキングは可能)で気絶値が高い。
刃波動拳」は誤記。
『EX3』では「殺意の波動に目覚めたリュウ」がメテオコンボとして『スパIV』では師である剛拳がウルトラコンボ(2)として本技を使う。
真・昇龍拳〔しん・しょうりゅうけん〕[32]
  • SAII(『ストIII』):ストック数(1st-1/2nd-1/3rd-1)、ゲージの長さ(1st-120/2nd-120/3rd-128)(単位:ドット)
強力な「昇龍拳」を繰り出し、最初の1撃がヒットした時のみ、すかさず逆の腕で再度「昇龍拳」を繰り出して追撃する。
ゲーム内においてリュウの技の中で最も高威力に設定されている事が多く、ゲームによっては「ゲージが最大まで溜まっていないと使用できない(『CvS』シリーズなど)」などの制限が設けられている場合もある[33]
ただし、最初のアッパーをヒットさせないとクリーンヒットにはならず、単に多段ヒットする「昇龍拳」となり、威力が大幅に低下する。
「真・昇龍拳」という名称自体は、中平正彦の漫画『ストリートファイターZERO』が初出。ゲームのストーリー上の設定としては、この技はリュウがある闘いの最中、無意識のうちに繰り出した技が原型であるとされている[8]
『ポケットファイター』におけるマイティコンボ「烈風迅雷掌」や『ZERO3』におけるLv3専用技「滅・昇龍拳」の一部にも組み込まれている(詳しくは後述、『頂上決戦 最強ファイターズ SNK VS. CAPCOM』における隠し必殺技版のモーションもこれを再現した物だが此方は間合いによってモーションが変化する事は無い)。
『ストIV』シリーズにて師である剛拳はウルトラコンボ(1)として本技を使う。
MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』では「VS.シリーズ」の特徴である派手なエフェクトが付加されており、拳がヒットした瞬間に相手を貫く様な光が迸る演出がなされている。[34]
滅・昇龍拳〔めつ・しょうりゅうけん〕
  • UCII(『ストIV』版)
『ZERO3』におけるLv3専用スーパーコンボおよび『スパIV』におけるウルトラコンボ。『ZERO3』のインストカードには「滅昇龍拳」と表記され、中間の『』が無いものとなっているが、「滅昇龍拳」が正式名称である。
『ZERO3』版
『ZERO3』版では踏み込みながらのヒジ打ち(正中二段突き)から、ヒットすればそのまま「昇龍拳」に繋ぐ。初段攻撃の判定の持続に就いて、1フレーム毎に8段階で威力が指数関数的に上がり8フレーム目で持続は終了する。この8フレーム目でクリーンヒットさせた場合に限り「真・昇龍拳」のモーションに派生する(この際のボイスも「真・昇龍拳」のものになり、内容はアッパー→2ヒットする「昇龍拳」になるが、肘よりも「真・昇龍拳」の方が低威力)。
『ZERO3』や『ストリートファイターZERO3↑』では「真・昇龍拳」に変化させても、Lv3の「真空竜巻旋風脚」にダメージで劣り、発動条件も厳しかったが、『ストリートファイターZERO3↑↑』(以下『ZERO3↑↑』と表記)では変化させた「真・昇龍拳」が全体力の2/3を奪う技と化した。
また、この技で相手をKOしたときの専用の勝利ポーズがある。
『スパIV』版
こちらは前述した「真・昇龍拳」を表裏反転させた形となる。剛拳の「禁じ手・昇龍拳」の動作で相手の側腹部を撃ち、ヒット時は逆の腕で相手のアゴに強力な「昇龍拳」を打ち込んで上空に吹き飛ばす。
クリーンヒット時は背景画面が白くなりBGMも無音となる演出がなされるが、それ以外では演出が発生せず、ヒットしても黒い波動を拳に纏った低威力の多段昇龍拳となる。
また、スパIVでのリュウの滅・昇龍拳は前に踏み込んで放つために剛拳の真・昇龍拳よりも攻撃範囲が前方や前方上空に広い。
真空竜巻旋風脚〔しんくうたつまきせんぷうきゃく〕
『ZERO』から使用。体を捻って勢いを付けた後、暫くその場で「竜巻旋風脚」を放ち続ける。
通常の「竜巻旋風脚」とは異なりその場から移動せず、相手キャラクターを巻き込む様にして連続ヒットしてダメージを与えるのが特徴[35]。ただし、空中の相手に対しては相手を弾き飛ばしてしまい、威力が大幅に低下する。
真空竜巻」と省略で呼ばれる事が多く、また作品によっては技ボイスも此の様にに発音する事もある(『ストIII』シリーズや『CVS』シリーズなど)。
後年では、削除されていたりスーパーコンボではなく「竜巻旋風脚」のEX必殺技版(ゲージの消費量は少ないが、威力や巻込み能力は著しく劣る)として使われる事が多かったが、『TvC』ではハイパーコンボとして使われている。
暴風竜巻旋風脚〔ぼうふうたつまきせんぷうきゃく〕
『ポケットファイター』での「真空竜巻旋風脚」。頭上に雨雲を呼び起こす。
烈風迅雷掌〔れっぷうじんらいしょう〕
『ポケットファイター』におけるマイティコンボの一つ。前進しながらジャブとボディブローの連撃を繰り出し、最後に真・昇龍拳を放つ。この「真・昇龍拳」は『ストIII』シリーズのものとは違い、アッパーと「昇龍拳」を放つ腕が逆になっている。また「昇龍拳」は青い電流を纏う。
真空みだれ打ち
ストリートファイター ザ・ムービー』に登場。連続パンチから連続キックにつなぐ。
モードチェンジ
『MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES』のみの技。ケンや豪鬼のモードに変身し、使用技や胴着の配色がそれぞれのキャラクターをベースにしたものになる。また、他のモードからリュウモードに戻る場合にもこれにより行う。どのモードからでも2つのモードにチェンジすることができ、ゲージさえあれば何度でもチェンジできる。この技はゲームにケンと豪鬼が登場しないため設けられたものであり、彼らが登場するVS.マーヴル シリーズでは使用できない。
ケンモードの技
『マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター』のケンの技がベース。一部の立ちキックや投げ技がケンのものになり、特殊技の中段技が「稲妻かかと割り」に変わる。必殺技もケンの性能に準じ、「波動拳」はリーチが短く空中版は斜め下に発射、「昇龍拳」は炎を纏い空中でも使用可能、「竜巻旋風脚」は斜め上に向かって上昇する。ハイパーコンボは「昇龍裂破」、「神龍拳」、「疾風迅雷脚」で、ヴァリアブルコンビネーションも「昇龍裂破」になる。
豪鬼モードの技
『マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター』の豪鬼の技がベース。キャラクターの配色は後述の「殺意の波動に目覚めたリュウ」と似ているが、動作、性能は豪鬼に準じたものになる。立ち状態の手の構え方が豪鬼と同じであり、通常技はリュウと変わらないが投げ技は豪鬼のもの、特殊技の中段技は豪鬼の「頭蓋破殺」となる。必殺技も豪鬼のものに準ずる(ただし公式ガイドブックによれば必殺技名に「豪」は付かずリュウと同じ「波動拳」、「昇龍拳」、「竜巻旋風脚」のまま)他、紫の炎や電撃の演出が追加される。また「天魔空刃脚」と「阿修羅閃空」も使用可能であり、ハイパーコンボは「滅殺豪波動」、「滅殺豪昇龍」、「天魔豪斬空」、「瞬獄殺」となる。ヴァリアブルコンビネーションも「滅殺豪波動」である。
なお、モードチェンジ中に勝利した場合、勝利メッセージ画面でもその配色で登場する。しかし豪鬼モードにおける台詞には、「殺意の波動に目覚めたリュウ」のような苦悶している様子や暴悪さを表す台詞はない。プレイステーション版『MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES EXエディション』では、隠しキャラクターとして最初からケンモードや豪鬼モードで開始するバージョンも追加されている。
波動覚醒(はどうかくせい)
『UMvC3』にて使用。一定時間、青いオーラを全身に纏った状態になる。
この状態では体力ゲージが少しずつ減少していく代わりに機動力が大幅に上がり、さらに「真空波動拳」と「真空竜巻旋風脚」が「真」に強化される。
真・波動拳
『UMvC3』では前述の「波動覚醒」を併用する事で、画面端に到達するとビームが反射する真空波動拳の「真・波動拳」に強化されるようになった(ただし、こちらは方向調整は不可)。
真・竜巻旋風脚
『UMvC3』では前述の「波動覚醒」を併用する事で、巨大な竜巻と落雷を巻き起こす演出がなされた真空竜巻旋風脚の「真・竜巻旋風脚」に強化される。

他キャラクターとの合体技[編集]

W(ダブル)真空波動拳
『マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター』でのケンとのヴァリアブルコンビネーション。2人同時に真空波動拳を放つ(本来、ケンは真空波動拳を使わないが、この時だけ使用する)。元は劇場版アニメ『ストリートファイターII MOVIE』のクライマックスで彼らが繰り出した「双龍(ダブル)波動拳」。
双龍拳〔そうりゅうけん〕
『NAMCO x CAPCOM』でのケンとのMA攻撃。敵の前後から飛び込んでからの連撃の後、2人同時に昇龍拳を叩き込む。元は坂井孝行による前述の劇場版アニメのコミカライズ版において双龍波動拳をベガに避けられた2人が最後のもう一撃として使用した技。
プロジェクト クロスゾーン』でも複数技としてこの技を使用するが、演出が変更され、挟み込んで2人同時に行う波動拳、竜巻旋風脚、昇龍拳の連続技になっている。また、同作でのリュウはケンとのペアユニットになっているため、その他の使用技もすべてケンとの同時攻撃になっている(例として「滅・波動拳&神龍拳」など)。
正義と勇気の3プラトン
『NAMCO x CAPCOM』でのケン、島津英雄(『ジャスティス学園』シリーズのキャラクター)とのMA攻撃。2人の敵に対しリュウと英雄がそれぞれ飛び込み攻撃からの真・昇龍拳および島津流真実直拳を叩き込み、落下してきた敵を2人まとめてケンが神龍拳で追撃する。技名は『燃えろ!ジャスティス学園』における同名の3人合体技システムより。

また『EX3』では、ケンまたはさくらのパートナーにリュウがいた場合、該当キャラクターが発動する技としてリュウとのメテオタッグコンボ(合体技)が存在する。こちらはリュウ自身が発動する技ではないため詳細は省略する。

風の拳[編集]

中平正彦の漫画『RYU FINAL』にて登場した技である。同作では「一撃必殺の境地を越えた」究極の形としてリュウが見出す展開で、この技が生まれる。

『RYU FINAL』作中の「風の拳」
強敵ダッドリーとの対決の最中、それまでとは違う境地に目覚めたリュウが初めて放った。リュウが求めていた「真の一撃必殺」の完成形としてあるこの技の極意は、破壊ではなく相手の戦う力を削ぐことにある。その極意をもってリュウは、サガット、ケンら宿敵との決着を収め、そして豪鬼との宿縁に幕を下ろす。「殺意の波動」とは対極を成す形の技として、テーマに密接した存在として描かれた。
ゲームでの「風の拳」
稼動・発売された対戦型格闘ゲームには登場していないが、開発中止となった『カプコンファイティングオールスターズ』ではこれに似た技「疾風の拳」があった[36]
『NAMCO x CAPCOM』や『プロジェクト クロスゾーン』ではスキルとして「風の拳」が登場しているが、いずれも敵を直接攻撃する技ではない。

殺意の波動に目覚めたリュウ[編集]

殺意の波動に目覚めたリュウ プロフィール

  • 初出作品: Street Fighter ALPHA2
  • 格闘スタイル:  
    • 不明(『スパIV AE』)
    • 殺意の波動(『CvS』シリーズ)
  • 出身地: 日本の旗 日本
  • 誕生日: 7月21日
  • 身長: 175cm
  • 体重: 68kg
  • スリーサイズ: B112 W81 H85(『ストIV AE』)
  • 血液型: O型
  • 好きなもの: 強者を倒すこと(『スパIV AE』)
  • 嫌いなもの: 弱者(『スパIV AE』)
  • 特技: 飛来する弾丸を躱す(『スパIV AE』)
  • キャッチコピー:  
    • 「滅殺の波動」(『CvS』シリーズ)
    • 「血戦の咆哮」(『スパIV AE』)
  • 関連キャラクター: ベガ豪鬼剛拳

殺意の波動に支配された状態のリュウ。「殺意リュウ」とも略される。黒の胴着を身に着け、肌の色は浅黒い姿で表され、『NAMCO x CAPCOM』では普段の白い胴着が、殺意の波動に目覚めると同時に黒に変色する演出がある。

初出は『ZERO2』の北米版『Street Fighter ALPHA2』(以下『ALPHA2』と表記)であり、同ゲームでのキャラクター名は「Evil Ryu」。ザンギエフダルシムとともに裏性能の隠しキャラクターとして登場し、隠しコマンドを入力することで使用できた(セガサターン版『ZERO2』では同様のコマンドで「殺意の波動に目覚めたリュウ」が使用できる)。

『ALPHA2』のこのリュウの存在が知られたことで、「殺意の波動に目覚めたリュウを使いたい」という要望が国内のプレイヤーによりカプコンに寄せられ、『ZERO2 ALPHA』にて隠しキャラクターとして登場したという経緯がある(『ZERO2 ALPHA』全体の調整により、『ALPHA2』の同キャラクターよりも性能は低下している)。

『ZERO2 ALPHA』(およびセガサターン版『ZERO2』)に登場するこのリュウにおいては、勝利メッセージ画面の台詞に自我を喪失していた状態から我に返った様子のものが多く、道を誤ったことへの後悔や恐れが見られるものとなっている。対CPU戦のボスは通常のリュウと同じく豪鬼であるが、このリュウの場合、勝利後のエンディングシーンにおいて失踪するという結末になる。

続編の『ZERO3』では、殺意の波動とそれに目覚めた自分を肯定する様子が勝利メッセージ画面の台詞から伺えるものとなっている。また同作の対CPU戦をこのリュウでプレイした場合、ボスとして真・豪鬼が登場する。その戦いに勝利したエンディングシーンでは、リュウ自身の台詞により豪鬼を「殺した」ことが語られ、リュウは殺意の波動に完全に魅入られて第二の「拳を極めし者」へと変貌する(この時に「滅」の字を背負う演出がなされる)。以降のゲームの「殺意の波動に目覚めたリュウ」はいずれも完全に殺意の波動に呑まれた状態での登場であり、『ストリートファイターEX plus α』を除いてはゲームクリア後のエンディングシーンでは正気に戻ることなく失踪する。

『ストリートファイターEX plus α』では辛うじて己の拳の間違いに気づき、格闘家として修行をやり直すことで、殺意の波動を克服しようとするリュウの姿が描かれている。また、『ZERO3↑↑』のイングリッドのストーリーではベガによって殺意の波動を引き出されたリュウが登場する。このリュウに勝利した場合、正気を取り戻すシーンが演出される。

『スパIV ARCADE EDITION』でも登場。本作では、頭髪は豪鬼のように赤黒く染まり毛が逆立ち、肌が褐色になり、黒くなった胴着は袈裟懸けに破れている。また、胸部には背中まで突き抜けた巨大な穴状の傷(背中側は6方向に裂けている)[37]が存在する。眼が赤く光り、全身から常時炎のような気が放たれている。厳密には目覚めたのではなく、狂オシキ鬼に倒された反動で抑えられていた殺意の波動が活性化し、リュウの魂と肉体を取り込んで蘇生した姿とされている[要出典]。ゆえにリュウ本来の意識は完全に失われ、従来作以上に強者への殺人衝動が強くなっている。

『スパIV ARCADE EDITION』で殺意の波動に目覚めたリュウのデザインが変更されたことに関して、プロデューサーである綾野智章は「ユーザーの反応を知るのが怖かった」と語っている[4]

ゲーム上の特徴[編集]

殺意の波動に目覚めたリュウは、必殺技の性能が通常のリュウとは異なり全体的に豪鬼に近い性能となっている。

通常のリュウの技はそのままに、移動技「阿修羅閃空」や、スーパーコンボ「滅殺豪昇龍」、「瞬獄殺」が追加されている。必殺技も豪鬼同様、弱以外の「昇龍拳」や「竜巻旋風脚」は複数ヒットする。しかし「竜巻旋風脚」の動作速度は通常のリュウと同じであるため、豪鬼と同じ連続技を決めることができない場合が多い。

『ZERO2 ALPHA』と『ZERO3』における「瞬獄殺」は移動を始めるまでが豪鬼よりも一瞬遅い。だが『ALPHA2』およびサターン版『ZERO2』での「波動拳」は目前の相手にヒットさせれば弱であっても「灼熱波動拳」となりダウンさせることが可能で、豪鬼のものよりも性能が高い。また、豪鬼の特性を受け継いでおり、他のキャラクターと比べて気絶しやすいという弱点もある。

『スパIV AE』では新技が追加され、阿修羅閃空が弱体化したが瞬獄殺が大幅に強化されている。

特殊技[編集]

鎖骨割り〔さこつわり〕
リュウのものと同じ。
正中二段突き〔せいちゅうにだんづき〕
リュウのものと同じで、『ZERO3』のZ-ISM以外で実装。
頭蓋破殺〔ずがいはさつ〕
手刀を打ち下ろす、しゃがみガード不能技。豪鬼のものと同じ。『スパIV』にて実装。
旋風脚〔せんぷうきゃく〕
リュウのものと同じ動作だが硬直が長い。
旋武脚
ローリングソバットに似た技。
天魔空刃脚〔てんまくうじんきゃく〕
前方ジャンプからのみ出せる急降下蹴りで、豪鬼のものと同様の技。『CvS』シリーズの他、『ハイパーストリートファイターZERO』の赤S-ISMで使用できる。なお『スパIV』版では「百鬼豪刃」の動作で対地60°の蹴り(豪鬼は対地45°)を繰り出す。

ターゲットコンボ[編集]

ボディーブロー → 鬼哭突き〔きこくつき〕(近距離立ち中パンチ → 遠距離立ち強パンチ)
『CvS2』で追加された。『ストIII』シリーズでの豪鬼の同技と同じ。

必殺技[編集]

灼熱波動拳
『スパIV AE』ではコマンドと動作内容が豪鬼と同一になっている。ヒット数も豪鬼のように弱パンチで出せば1ヒット、中パンチで出せば2ヒット、強パンチで出せば3ヒットする。
竜爪脚〔りゅうそうきゃく〕
片足を高く掲げた後に踵落しをしながら地を踏み鳴らす技である。技の発生は遅い。EX版は中段属性になり相手はダウンする。
斬空波動拳〔ざんくうはどうけん〕
豪鬼のものと同様に空中から地上に向けて片手で「波動拳」を放つ。『ストリートファイターZERO ファイターズ ジェネレーション』での『ハイパーストリートファイターZERO』の赤S-ISM限定。弱中強の順に気弾のスピードが上がるが、その反面、射程距離が短くなる。技の発生は『ZERO2』以降の豪鬼のものより速く気弾の見た目も大きいが、実際の気弾の当たり判定は小さい上(地上版も含む)に射出後の硬直時間が長い。
阿修羅閃空〔あしゅらせんくう〕
豪鬼のものと同様の移動技だが、『ZERO2 ALPHA』では技後の硬直時間が豪鬼よりもわずかに長い。『EX』シリーズでは腕の構え方が他のシリーズと異なり、残像を残さない。『スパIV』では長距離版(P版)は豪鬼の短距離版とほぼ同一だが、短距離版(K版)はそれよりさらに短い。

スーパーコンボ/ウルトラコンボ[編集]

真空波動拳〔しんくうはどうけん〕
通常のリュウの使うものと性能は同じであるが色は変化している。『CvS』シリーズ以降はコマンドが豪鬼の「滅殺豪波動」(逆ヨガフレイム×2)に変更されている。
真空竜巻旋風脚〔しんくうたつまきせんぷうきゃく〕
こちらも通常のリュウの使うものと性能は全く同じであるが、『CvS』シリーズ以降は使われていない。『EX』シリーズでは空中でも発動できる。
滅殺豪昇龍〔めっさつごうしょうりゅう〕
『ZERO2 ALPHA』や『ストZERO3』では「昇龍拳」を2〜3連発で繰り出す、豪鬼の物と同様の技。ヒット数は最大で2+2+3の計7ヒットである。
『スパIV AE』ではウルトラコンボ・IIとして使用される。通常時が2+3+5の計10ヒット、特殊演出時は2+3+4+5の14ヒットであり、威力は「滅・昇龍拳」と同一だがそのほとんどが最後の4ヒットに集約されている(最後の4ヒットで体力の5割以上を奪う)。特殊演出は、3発目の昇龍拳をヒット(1+3)させた拳を開いて掌に黒いオーラを集め、打ち上げた相手目掛けて急降下、側頭部を穿ち地面に叩きつける(1+4ヒット)ものとなっている。
瞬獄殺〔しゅんごくさつ〕
LV3専用スーパーコンボ(またはメテオコンボ)。これも豪鬼のものとほぼ同様である。
『ZERO2 ALPHA』ではコマンド完成後の移動が豪鬼よりも一瞬遅い。
『ZERO3』では相手キャラクターを掴むのに失敗するとわずかの硬直時間が発生する。また技のヒット数は豪鬼の15ヒットに対して此方は12ヒットであるなど性能が劣っている。
『CVS』以降では、この技でとどめを刺すと「滅」の文字をバックにした専用演出となる(『ZERO』シリーズおよび『EX』シリーズは豪鬼と同じ「天」)。技後に取るポーズは『ZERO2』、『ALPHA2』、『ZERO2 ALPHA』と『EX』シリーズでは正面向きで腕を組むが、『ZERO3』以降では豪鬼と同じく背中を向けるものとなっている。
『IV』では大幅に強化されており、突進距離は豪鬼が192ドット(ゲーム画面横の全長が384ドット)、狂オシキ鬼が1/2画面であるのに対し、3/4画面と優れており、突進時の動作も「真・瞬獄殺」そのままである。
電刃波動拳〔でんじんはどうけん〕
『EX3』でのメテオコンボ。詳細は前述の通り。
滅・波動拳〔めつ・はどうけん〕
『CvS2』ではLv3専用スーパーコンボで使用できる。「電刃波動拳」と同様にガード不能(ただしブロッキングは可)で、ヒットすれば気絶値の高い5ヒットの「波動拳」を放つ。気絶値は高いが威力は真空波動拳より低い。さらに暗転解除後には気を溜める動作(所要時間は55フレームで、ボタン連打などによる溜め時間短縮も不可能)があるため、気弾を放つのが極端に遅い。
『スパIV AE』では天を仰い両掌に波動を生成させた直後に構えを取り8ヒットする気弾を放つ。電刃波動拳と同様に溜める事ができるが、ボタン連打などで溜め時間を短縮する事は不可能であり、気弾の威力は最大溜めでのみ僅かに増す。但しそれを至近距離でヒットさせる事で威力は激増、アップで波動が炸裂する演出が生じる。気弾の色は赤・黒と紫が混じった禍々しい色。
龍哭波動拳〔りゅうこくはどうけん〕
『頂上決戦 最強ファイターズ SNK VS. CAPCOM』での隠し超必殺技。太いビーム状の波動拳を撃つ。攻撃の発生は早く、画面端まで瞬時に届く。ほとんどの飛び道具(同LVのスーパーコンボ/超必殺技を含む)を掻き消す上に発動から発射中まで継続してリュウ本体に飛び道具に対する無敵時間があり、削りダメージも大きくガードされても反撃をほぼ受けない強力な技。

三種の神器[編集]

『ストI』から全作を通じて使われている「波動拳」(はどうけん)、「昇龍拳」(しょうりゅうけん)、「竜巻旋風脚」(たつまきせんぷうきゃく)の3つの技は、一部で「三種の神器」と呼ばれるようになった。このことから、他の格闘ゲームの必殺技コマンド入力を確認・説明する場合等に「波動コマンド」「昇龍コマンド」という風に使われている。また、各雑誌に掲載されているコラムや漫画などでも、ツッコミなどで「昇龍拳」が使われることがあり、ゲーム業界以外にも影響を与えている。お笑い芸人の猫ひろしは「昇龍拳」を自らのギャグとして使用している。

ロックマンX』シリーズにも隠し要素などに採用されており、特に「波動拳」「昇竜拳」は複数のキャラクターが使用する。『デビルメイクライ』シリーズにも「昇竜拳」「竜巻旋風脚」をモデルにした攻撃法が存在している。

声優[編集]

  • 石塚堅(『ZERO』から『ZERO2 ALPHA』まで、『EX』シリーズ、『MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES』)
  • 森川智之(『ZERO3』、ドラマCD『ストリートファイターZERO3 ドラマアルバム』、『MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES』、『CvS』シリーズ、『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』、『CAPCOM FIGHTING Jam』、『NAMCO x CAPCOM』)
  • 高木渉(『ストIII 1st』、『ストIII 2nd』)
  • 大川透(『ストIII 3rd』)
  • 高橋広樹(『ストIV』シリーズ、『タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES』、『MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』、『ストリートファイター X 鉄拳』、『プロジェクト クロスゾーン』、『アスラズ ラース』、『鬼武者Soul』)
  • カイル・エベール(『ストIV』シリーズおよび『MARVEL VS. CAPCOM 3』英語ボイス)
  • 保志総一朗(『スーパーパズルファイターIIX』、『ポケットファイター』)
  • 島田敏(ドラマCD『ストリートファイターII 春麗飛翔伝説』など)
  • 清水宏次朗(劇場版アニメ『ストリートファイターII MOVIE』)
  • 大塚明夫(『ストリートファイターII〜よみがえる藤原京〜 ロマントピア藤原京'95』)
  • 辻谷耕史(テレビアニメ『ストリートファイターII V』、ドラマCD『ストリートファイターZERO 外伝 〜春麗旅立ちの章〜』、ドラマCD『ストリートファイターZERO2外伝 さくら・もっとも危ない女子高生』)
  • ケイン・コスギ(OVA『ストリートファイターZERO -THE ANIMATION-』)
  • 加瀬康之(OVA『ストリートファイターALPHAジェネレーション』)
  • 平田広明(ハリウッド映画『ストリートファイター』日本語吹替 テレビ放送版)
  • 堀内賢雄(ハリウッド映画『ストリートファイター』日本語吹替 ソフト版)

登場作品[編集]

リュウ[編集]

ゲーム

漫画

ドラマCD

  • ストリートファイターII 春麗飛翔伝説
  • ストリートファイターII 復讐の戦士
  • ストリートファイターII -魔人の肖像-
  • ストリートファイターZERO 外伝 〜春麗旅立ちの章〜
  • ストリートファイターZERO3 ドラマアルバム
  • ストリートファイターEX ドラマCD
  • ストリートファイターEX2 ドラマCD

殺意の波動に目覚めたリュウ[編集]

ゲーム

  • 『ストリートファイターZERO』シリーズ
    • 『ストリートファイターZERO2 ALPHA』以降
  • 『ストリートファイターEX』シリーズ
    • 『ストリートファイターEX PLUS』
    • 『ストリートファイターEX3』
  • 『ストリートファイターIV』シリーズ
    • 『スーパーストリートファイターIV ARCADE EDITION』
  • 『CAPCOM VS. SNK』シリーズ
  • 『アスラズ ラース』
  • カプコン以外の他社製作ゲーム
    • 『SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズ』シリーズ
    • 『頂上決戦 最強ファイターズ SNK VS. CAPCOM』
    • 『NAMCO x CAPCOM』

漫画

  • 『ストリートファイターZERO』 中平正彦著

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ ゲーメスト』に掲載された短編漫画より。
  2. ^ a b c d 『ALL ABOUT ストリートファイターZERO3』電波新聞社より。
  3. ^ カプコンを経てSNKに移籍し、ネオジオでリリースされた数多くのゲームを開発担当常務としてプロデュースした人物。カプコン時代は岡本吉起の上司でもあった。SNK倒産と前後して設立したディンプスは、『ストリートファイターIV』の開発にも携わっている。
  4. ^ a b 『ストリートファイター アートワークス 極』より。
  5. ^ 『ストIII 2nd』でのアレックスの、勝利時のメッセージ画面の台詞より。
  6. ^ 『ストIII 3rd』でのギルの、勝利時のメッセージ画面の台詞より。
  7. ^ 月刊ゲーメスト増刊『ストリートファイターIIダッシュ』p7より。
  8. ^ a b c d e f ゲーメストムック『ストリートファイターIII ファンブック』のオフィシャル回答より。
  9. ^ a b c オリジナルアニメーション『ストリートファイターIV〜新たなる絆〜』より。
  10. ^ 劇場版『ストリートファイターII MOVIE』『ストリートファイターZERO2』エンディング(ケン)より。
  11. ^ 『ZERO』シリーズでのリュウとサガットの関係が描かれたストーリー展開では、中平正彦の漫画『ストリートファイターZERO』と相互に反映しあう様子があった。
  12. ^ 『ストII』登場からの設定だが、『ストリートファイター X 鉄拳』のキャラクター紹介においても明記されている。
  13. ^ イラストを担当したイケノは「リュウの普段の生活ぶりを描こうとしてやりすぎた。本当はもっと常識のある人だと思う」と語っている。
  14. ^ 劇場版『ストリートファイターII MOVIE』より。
  15. ^ 『ストリートファイター エターナルチャレンジ』双葉社より。
  16. ^ 当時の『ゲーメスト』のキャラクターランク付けによる。
  17. ^ 『ZERO2 ALPHA』での飛び道具の威力低下は真・豪鬼を除く全キャラクターに適用された。
  18. ^ 『ストII』シリーズ、『ZERO』シリーズ
  19. ^ 『ストリートファイターEX』(以下『EX』と表記)シリーズ、『ストIII』シリーズ、マーヴル VS.シリーズなど
  20. ^ 『ストIII 3rd』および『ストIV』シリーズでは投げる方向が任意に指定できない(=自分の現在方向に対して必ず後ろ方向へ投げる)
  21. ^ スパIV・開発ブログ『第二回』より。
  22. ^ 『ストリートファイター』
  23. ^ 『ストリートファイターII』
  24. ^ 『ストリートファイターIII』
  25. ^ 『VS.シリーズ』
  26. ^ 『ZERO』、『ZERO2』では強パンチボタンで出した「波動拳」を近距離で当てた場合に限り、この技に変化した。しかし『ZERO2 ALPHA』からは再び『スパII』と同じ単体技となり、名称も豪鬼の同様の技に準えて「灼熱波動拳」とされている。
  27. ^ 『ストI』および、その家庭用移植版『ファイティングストリート』では「昇竜拳」と表記されている。
  28. ^ 『ストIIダッシュ』のインストカードの表記より。
  29. ^ シリーズを通してその形は変わらないが、『ストI』では頭上に上昇し、空中で連続して回し蹴りを放ちながら前進していく形であった(「空中竜巻旋風脚」に近い)。また多段ヒットすることもあり、対戦するキャラクターを一気にKOできる威力を持っていた。
  30. ^ 『ポケットファイター』と『NAMCO x CAPCOM』など。
  31. ^ 『ストIII 2nd』以降では、溜めレバー入力と他のボタン連打で溜まるのが早くなる
  32. ^ 一部ゲームのインストカードには「真昇龍拳」と表記され中間の『』が無いものもあるが、「真昇龍拳」が正式名称である。
  33. ^ 『マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター』および『MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES』ではインストカードに載っていない「隠し技」扱いであった為、ゲージ1本で使用が可能である。『ストリートファイター X 鉄拳』においても「昇龍拳」のEX必殺技版という扱いのため、ゲージ1本で使用できる。
  34. ^ こちらは空振り時の昇龍拳に攻撃判定がなく、代わりに初段の攻撃範囲が広がっている
  35. ^ 『ZERO』シリーズでのLv3仕様の全段クリーンヒット時の威力は全技中で最大。
  36. ^ 他にリュウのゲーム開発画面、公式イラストなどもカプコン公式HP他で公開した。以下の外部リンク先を参照。GAME Watch『JAMMAショーに先がけて公開!「CAPCOM新作対戦格闘(仮称)」』
  37. ^ これは狂オシキ鬼の技「冥恫豪波動」を受けたことが原因とされている(雑誌『月刊アルカディア』2011年6月号での開発陣へのインタビュー記事)。

参考文献[編集]

  • 『映画ストリートファイターII メモリアル公式ファンブック』小学館
  • 『ストリートファイターIII ファンブック』新声社〈ゲーメストムック〉
  • 『ALL ABOUT カプコン対戦格闘ゲーム 1987-2000』電波新聞社

関連項目[編集]