太陽の牙ダグラム
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『太陽の牙ダグラム』(たいようのきば ダグラム)は、1981年(昭和56年)10月23日から1983年(昭和58年)3月25日までテレビ東京で全75話が放映された、日本サンライズ制作のSFアニメ(ロボットアニメ)。放送時間は19話までが毎週金曜日18:00 - 18:30、20話以降は毎週金曜日17:55 - 18:25。
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目次 |
[編集] 作品概要
高橋良輔監督初のロボットアニメ作品。同時期、若者の間で好評を博した『機動戦士ガンダム』や『伝説巨神イデオン』を意識し、単なる勧善懲悪ではなく実際にあり得るのと同じ戦争をテーマとし、登場人物たちがそれぞれの信念を持って行動し、単純な悪役が存在しないリアルなストーリーを追求している。そのため、少年向けアニメには珍しく複雑な社会構造を背景とした重厚な政治ドラマが展開される。逆に「ストーリー展開がわかりづらい」「主人公たちの行動が大局にほとんど影響していない」「ロボットアニメではなく政治アニメ」さらには「主人公、ダグラムがいなくても物語が成立している」など、一部のアニメマニアからは批判的な声も挙がった[1]。[要出典]
第一話の冒頭に朽ち果てたダグラムを登場させるショッキングな演出でも知られ、映画版のポスターやチラシも砂漠に放置されたダグラムの残骸のイラストが用いられた。
テレビ版の他に、1983年7月9日にはテレビ版を編集して新作カットを加えた劇場版『ドキュメント 太陽の牙ダグラム』とコメディの『チョロQダグラム』が松竹の配給で公開されている。併映は富野由悠季総監督の『ザブングル グラフィティ』。VHDの特典映像である別設定の短編『火星の戦士ダグラム』も存在する。
1980年の半ば。ガンプラの発売が伝えられた頃、『機動戦士ガンダム』のムーブメントにサンライズの山浦栄二とタカラの沼本清海は注目した。山本と沼本は『ガンダム』よりミリタリー色の濃い作品の企画を進めた。サンライズ企画室はタカラに叩き台の企画として「スペースバッファロー」を提出した。これは足軽の少年が大将に出世するSF戦国時代ものだった。(余談だが『無敵超人ザンボット3』や『伝説巨神イデオン』も企画段階では戦国時代の作品だった。山浦は戦国時代ものを好んだのである)。「スペースバッファロー」の企画書に添えるロボットを大河原邦男がデザインした。大河原によると「顔は戦闘ヘリのキャノピー」のロボットで、ダグラムの原型となった。監督には高橋良輔が有力視された。高橋は「ロボットものはやらない」としていたが、『ガンダム』を見て意欲を上げ、参加することにした。しかし高橋は自分のロボットアニメの経験不足を懸念しており、ロボットアニメの経験豊富な神田武幸との共同監督を提案し、サンライズの経営陣の了承を得た。企画は戦国時代から植民惑星の独立ものに変わり、タイトルも『ザクティクス』などを経て『ダグラム』になった。吉川惣司がキャラクターの原案からクリーンナップを手掛ける、サブキャラクターデザインと作画監督チーフは塩山紀生が担当。作画はマジックバス、中村プロダクション、アニメアール、スタジオ・ネオメディアなどに発注。本作の作画スケジュールは逼迫した。プロデューサーの岩崎正美と制作デスクの山本正之すら作画に参加。(二人の共同ペンネームとして「岩本正之」が使われた)。さらに台湾のアニメ会社にも発注された。岩崎正美は本作の放映中は一年の半分を海外で過ごしたという。ミリタリー色の強い本作の「花のなさ」を懸念した岩崎はアイキャッチでクリンとディジーが往き違うようにした。これは「君の名は」風の「戦場でのすれ違いラブロマンス」を演出する狙いだったという。視聴率と関連商品の売行きは好調で6クール放映になった[2]。
[編集] 世界観
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
地球は、メドール・マルドー・テシオ・マラン・コホード・ミンガス・ローディアの7つの自治州からなる連邦国家となっている。国家間の武力紛争は過去のものとなり、軍は連邦内の治安維持を主任務としているが、何故か私設の傭兵部隊もまた存在している。
ワームホールの先にあるスタフェラス二重太陽系の第5惑星・デロイアは地球連邦の植民地であり、地球からの移民が始まって130年が経過している。デロイアへ移民した地球人の子孫はデロイア人と呼ばれ、地球人の中には劣った存在として差別の対象とする者もいる。また、未だ自治権を与えられず、資源を搾取されている現実に不満を持つ人々が独立運動を繰り広げている。しかし、科学力では地球に比べ大きく立ち遅れているため、独立しても地球との星間断交は無理だった。一方、資源が枯渇し農産物や鉱産物の多くをデロイア星に依存する地球連邦内では、それを恐れていることもあってデロイア独立に否定的な意見が多い。
[編集] あらすじ
デロイア星では地球に対する不満が高まり、独立運動が勢いを増していた。ある日、デロイア星の首都、カーディナル市で、地球連邦評議会議長のドナン・カシムら評議会の議員たちを、地球連邦軍第8軍大佐、フォン・シュタイン率いる部隊が監禁し、デロイアの独立を宣言するという事件が起こる。事件の報道を聞いたドナンの息子・クリン・カシムは地球連邦軍の救出部隊に志願し、人質の解放に尽力した。
しかし救出されたドナンは、フォン・シュタインを免罪し、デロイアを地球連邦の8番目の自治州に昇格させ、フォン・シュタインをその代表に任命した。一方、ドナンは事件の首謀者として、デロイア独立を支持した代議員を投獄し、フォン・シュタインに呼応して立ち上がった独立運動家たちを徹底的に弾圧する。すべては地球百億の民のためにあえてデロイアの民を泣かせる覚悟を決めたドナンが、デロイア独立運動の「ガス抜き」のため、フォン・シュタインと共に仕組んだ狂言に過ぎなかった。
事件の真相をジャーナリストのディック・ラルターフから聞かされたクリンは苦悩するが、ひょんなことからデロイアの完全独立を求める指導者デビッド・サマリン博士と出会う。サマリンはクリンをドナンの息子と知りながらあたたかく迎え、独立派が開発した最新鋭コンバット・アーマーダグラムのパイロットとして仲間に紹介する。だがクリンがサマリンと出会ったことで、サマリンの居場所が地球連邦軍に割れてしまい、サマリンとダグラムは地球連邦軍に奪われてしまう。
責任を感じたクリンは単身、地球連邦軍の基地に乗り込みダグラムを奪回、デロイア独立運動に身を投じることを決意する。地球時代の友人、ロッキー・アンドルらのグループ(後の太陽の牙)に合流したクリンは、ダグラムによって次々と地球連邦軍を蹴散らしていく。サマリンも独立派ゲリラの尽力によって救出され、デロイア独立の気運は、ドナンの思惑とは裏腹にますます高まっていく。
そのころ、野心はあれども理想はないドナンの補佐官、ヘルムート・J・ラコックは、ドナンを排し、自らがデロイアの支配者となるための私欲にまみれた策謀を密かに進めていた。
[編集] 登場人物
詳細は「太陽の牙ダグラムの登場人物」を参照
[編集] 登場メカ
荒地や砂漠の多いデロイアでは、不整地走破性の高い車両やヘリコプターが多用されている。CBアーマー、特に2足型は押しなべて行動時間が短い為、それらを戦場まで輸送する大型車両やヘリも劇中に登場する。
- コンバットアーマー
-
詳細は「コンバットアーマー」を参照
- キュレイユ MP-2 デューイ
- 連邦軍が多用する対地攻撃用戦闘ヘリ(画像)。胴体長11.5m, 乗員2名、最大速度430km/h, 標準武装は20mmガドリングガン×1, 80mmロケット弾ポッド×2, 対CBアーマーミサイル×4
- キュレイユ CH-24 グレイハウンド
- 連邦軍が多用する汎用ヘリ。指揮管制タイプは機体下面にレドームを持つ。
- キュレイユ CH-35 パトリオット
- 汎用中型ヘリ。CBアーマーの空輸も可能。
- イーストランド WE-211 マベリック
- 2足型CBアーマー専用輸送ヘリ(画像)。横長の機体に、双ローターが左右に並び、中央部にCBアーマー1機を直立状態で懸架し、即時戦線に投入する事が可能。大きなペイロード(搭載量)を誇るものの、構造上CBアーマー以外の輸送には全く適さないが、コクピット下部に30mm機関砲二門を装備しており、単独飛行時にはそれで機銃掃射も行なったこともある。連邦軍がダグラムを奪取した時及びウルナ基地反乱後解放軍が強化されてからは、ダグラムの搬送にも使用されている。24部隊専用機のみ、コクピット周辺が青で塗装されている(通常はダークグリーン)。
- ヘルタット3 ボーンフィッシュ
- 中型輸送ヘリ(画像)。細長い機体の下部に輸送コンテナを搭載するが、代わりに多脚型CBアーマーを懸架する事も可能。二脚型だが特異な形状のCBアーマー「ヘイスティ」の空輸でも多用された。
- ズナーク Mir-770 ウェイル
- 大型輸送ヘリ。連邦軍の所有する最大級の輸送ヘリコプター。その巨大な胴体内に複数のCBアーマーを積載する事ができる。ただし、あまりに巨大な機体のためにヘリボーン作戦には直接加わることはできない。基地間や前線後方の支援部隊への物資輸送を主任務とする。
- ブロムリー LTR-62 / LTR-63GB
- 連邦軍の2足型CBアーマーの運搬用大型トレーラー。全長16.8m、最高速度80km/h(ソルティック積載時)。62は運転席の幅が広く、63GBは運転席脇に機銃座を持つという違いがある。第1話ではリニアガン射出機構を持つLTR-62が登場、またダグラム奪取時にも使用され、その後LTR-63GBがアイバン DT-2に更新されるまでの間「太陽の牙」に使用された。
- アイバン DT-2
- ダグラム専用に開発された、これもブロムリー社製の大型輸送トレーラー。荷台内部にターボザックを格納し、装備用のクレーンアームも備えている。ダグラムの援護のために装着用アームでターボザックを直立させ単体でリニアカノンを射撃する荒業もやってのけた。また極めて頑丈でオフロード走行性能も高く、T10Cに追われながら急な斜面を高速で下って逃れる描写もあった。
- ブロムリー A・R・M・C インステッド
- 連邦軍が多用した8輪装甲車(画像)。砲塔を換装することで様々な用途に使用できる。通常型は105mmリニアガンを搭載した砲塔を持ち、この砲塔両側面にミサイルポッドを追加したものは重武装型と呼ばれる。これ以外の砲塔のバリエーションとして、15連装式の対空ロケット弾ランチャーを搭載したもの、左右に連装式の無反動砲を搭載したもの、左右に1発ずつ大型ミサイルを搭載したもの、連装式の対空機関砲を搭載したものなどがある。
- ブロムリー ST-48D
- 連邦軍の8輪装甲兵員輸送車。
- ブロムリー J・R・S ネイティブダンサー
- J・ロック隊が使用する戦闘用6輪バギー(画像)。通称、J・ロック・バギー。ミサイルや対アーマーライフルを装備。
- ウィリス HT-38D
- 連邦軍の4輪小型トラック。第二次大戦当時のアメリカのダッジ3/4tトラックに良く似た外見である。
- ウィリス OR-39D
- 連邦軍の標準型ジープ。対アーマーライフルを搭載した車輌もあった。第二次大戦当時のアメリカのウィリスMBに良く似た外見である。ガルシア隊の使うジープは別物で、アメリカ海兵隊のM422A1マイティ・マイトに似ている。
- リニアガン(詳細はリンク先記事を参照)
- CBアーマーの主兵装(機種によっては装備していないものも)。装甲車の主砲なども概ねこれである。
- 車載用の小型のものを「対アーマーライフル」、歩兵用のものを「Eガン」「ビッグEガン」と呼ぶ。威力が大きい反面、本体とは別にパワーユニットが必要で、連続発射ができない、などの欠点もある。「ビッグEガン」は携帯火器としては最強の威力を誇るが、重量も重く、射撃時の反動も非常に強烈で、常人にはとても扱えず、最大出力で撃てば怪力巨漢のチコでも立っていられないほどである。
[編集] スタッフ
- 原案:矢立肇
- 原作:高橋良輔、星山博之
- 監督:神田武幸、高橋良輔
- 演出:三浦将則、谷田部勝義、兜史郎、知吹愛弓ほか
- キャラクター・デザイン:吉川惣司/塩山紀生
- メカニカル・デザイン:大河原邦男
- 作画監督チーフ:塩山紀生
- 音楽:冬木透
- 脚本:高橋良輔、星山博之、吉川惣司、渡辺由自、鈴木良武、富田祐弘ほか
- 絵コンテ:京春香(=吉川惣司)、滝沢敏文、今川泰宏ほか
- 作画監督:泉口薫、福田皖、谷口守泰、西城明ほか
- 制作:日本サンライズ
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ「さらばやさしき日々よ」(作詞:高橋良輔 作曲:冬木透 編曲:武市昌久 歌:麻田マモル)
- エンディングテーマ「風の行方」(作詞:高橋良輔 作曲:冬木透 編曲:武市昌久 歌:麻田マモル)
[編集] 放送リスト
番組開始当初はストーリー上、ダグラムが活躍する展開がないことから、冒頭のイメージシーン的な「朽ち果てたダグラム」や、本来なら後に入るエピソードをパイロット版的に第1話として放映した。結局そのエピソードは本編に対し時系列的に矛盾(この回では『デロイア7』と呼ばれるゲリラグループの指揮系統や、デイジーとラルターフの出会いなど)のあるものとなった。
| 放送日 | 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1981/10/23 | 1 | 光りの戦士 | 高橋良輔 | 横山裕一朗 | 泉口薫 | |
| 1981/10/30 | 2 | 始まりの銃声 | 星山博之 | 高橋良輔 | 関田修 | 福田皖 |
| 1981/11/6 | 3 | デロイアの動乱 | 横山裕一朗 | 三浦将則 | 岩本正之 | |
| 1981/11/13 | 4 | 実戦のコクピット | 渡辺由自 | 棚橋一徳 | 谷口守泰 | |
| 1981/11/20 | 5 | 戦時特例法205号 | 鈴木良武 | 滝沢敏文 | 谷田部勝義 | 加藤茂 |
| 1981/11/27 | 6 | 暁の救出作戦 | 星山博之 | 宇木静美 | 三浦将則 | 塩山紀生 |
| 1981/12/4 | 7 | ゲリラ狩り | 渡辺由自 | 康村正一 | 石崎すすむ | 福田皖 |
| 1981/12/11 | 8 | 裏切りのデロイア | 鈴木良武 | 福島一三 | 横山裕一朗 | 塩山紀生 |
| 1981/12/18 | 9 | ダグラム奪回 | 星山博之 | 野寺三郎 | 谷田部勝義 | 谷口守泰 |
| 1981/12/25 | 10 | ガルシア隊参戦 | 渡辺由自 | 高橋良輔 | 三浦将則 | 西城明 |
| 1981/12/29 | 11 | 遠すぎた父 | 鈴木良武 | 滝沢敏文 | 安濃高志 | 上村栄司 |
| 1982/1/8 | 12 | ためらいの照準 | 富田祐弘 | 康村正一 | 谷田部勝義 | 新田敏夫 谷沢豊 |
| 1982/1/15 | 13 | 敵補給隊から奪え | 星山博之 | 松野達也 | 石崎すすむ | 西城明 |
| 1982/1/22 | 14 | やっかいな捕虜 | 渡辺由自 | 横山裕一朗 | 三浦将則 | 塩山紀生 |
| 1982/1/29 | 15 | ダグラム砂に沈む | 富田祐弘 | 滝沢敏文 | はしもとなおと | 福田皖 |
| 1982/2/5 | 16 | 砂漠に熱く燃えて | 星山博之 | 京春香 | 石崎すすむ | 谷口守泰 |
| 1982/2/12 | 17 | 死に神の執念 | 高橋良輔 | 谷田部勝義 | 神宮慧 | |
| 1982/2/19 | 18 | 蜃気楼の街 | 渡辺由自 | 菊池一仁 | 三浦将則 | 新田敏夫 谷沢豊 |
| 1982/2/26 | 19 | 包囲網を破れ | 星山博之 | 康村正一 | はしもとなおと | 西城明 |
| 1982/3/5 | 20 | 偽りのグランプリ | 兜史郎 | 塩山紀生 | ||
| 1982/3/12 | 21 | 計算された奇襲 | 富田祐弘 | 滝沢敏文 | 谷田部勝義 | 神宮慧 |
| 1982/3/19 | 22 | 襲撃作戦一石二鳥 | 渡辺由自 | 石崎すすむ | 谷口守泰 | |
| 1982/3/26 | 23 | 狙われたゲリラ会議 | 三浦将則 | 福田皖 | ||
| 1982/4/2 | 24 | サマリン救出作戦 | 星山博之 | 横山裕一朗 | はしもとなおと | 塩山紀生 |
| 1982/4/9 | 25 | 潜入バラフ軍刑務所 | 谷田部勝義 | 新田敏夫 谷沢豊 |
||
| 1982/4/16 | 26 | 振りむけば遠く… | 星山博之 渡辺由自 鈴木良武 |
高橋良輔 | 塩山紀生 | |
| 1982/4/23 | 27 | 戦場に来たデイジー | 富田祐弘 | 兜史郎 | 西城明 | |
| 1982/4/30 | 28 | 戦火の陰の打算 | 渡辺由自 | 石崎すすむ | 神宮慧 | |
| 1982/5/7 | 29 | ラコックの策謀 | 富田祐弘 | 松野達也 | 三浦将則 | 塩山紀生 |
| 1982/5/14 | 30 | パルミナへ渡る日 | 星山博之 | 旗一兵 | 桐野克己 | 谷口守泰 |
| 1982/5/21 | 31 | パルミナの熱い風 | 富田祐弘 | やすむらまさかず | 西城明 | |
| 1982/5/28 | 32 | 血気はやる進軍 | 渡辺由自 | 高橋良輔 | 谷田部勝義 | 福田皖 |
| 1982/6/4 | 33 | 戦火は村々に | 星山博之 | 兜史郎 | 神宮慧 | |
| 1982/6/11 | 34 | 武器は誰がために | 石崎すすむ | 三浦将則 | 新田敏夫 谷沢豊 |
|
| 1982/6/18 | 35 | 再会の野戦病院 | 富田祐弘 | 京春香 | 寺田憲史 | 塩山紀生 |
| 1982/6/25 | 36 | 塞がれた行く手 | 渡辺由自 | 桐野克己 | 谷口守泰 | |
| 1982/7/2 | 37 | 選択の渡河作戦 | 星山博之 | 谷田部勝義 | 西城明 | |
| 1982/7/9 | 38 | アンディ鉱山封鎖 | 富田祐弘 | 高橋資祐 | 三浦将則 | 福田皖 |
| 1982/7/16 | 39 | 封鎖山脈を越えろ | 星山博之 | 高橋良輔 やすむらまさかず |
桐野克己 | 新田敏夫 谷沢豊 |
| 1982/7/23 | 40 | 戦士の休息 前編 | 渡辺由自 高橋良輔 |
高橋良輔 | 兜史郎 | 塩山紀生 |
| 1982/7/30 | 41 | 戦士の休息 後編 | 桐野克己 知吹愛弓 |
谷口守泰 | ||
| 1982/8/6 | 42 | 動乱の航跡 | 星山博之 渡辺由自 鈴木良武 |
高橋良輔 | 塩山紀生 | |
| 1982/8/13 | 43 | 仕組まれた背信 | 渡辺由自 | 横山裕一朗 | 谷田部勝義 | 神宮慧 |
| 1982/8/20 | 44 | 疑惑の二重スパイ | 富田祐弘 | 高橋資祐 | 三浦将則 | 西城明 |
| 1982/8/27 | 45 | 夢散らす銃声 | 星山博之 | 高橋良輔 | 桐野克己 | 福田皖 |
| 1982/9/3 | 46 | 術策と機略 | 渡辺由自 | 兜史郎 | 塩山紀生 | |
| 1982/9/10 | 47 | 悲しみの爆走 | 富田祐弘 | 谷田部勝義 | 西城明 | |
| 1982/9/17 | 48 | その名は解放軍遊撃隊 | 星山博之 | 今川泰宏 | 三浦将則 | 谷口守泰 |
| 1982/9/24 | 49 | 共同作戦の軋み | 渡辺由自 | 横山裕一朗 | 山口秀憲 | 神宮慧 |
| 1982/10/1 | 50 | 戦う者の掟 | 富田祐弘 | 石崎すすむ | 兜史郎 | 新田敏夫 谷沢豊 |
| 1982/10/8 | 51 | 見えはじめた亀裂 | 星山博之 | 松野達也 | 谷田部勝義 | 西城明 |
| 1982/10/15 | 52 | アンディ鉱山攻撃命令 | 富田祐弘 | 石崎すすむ | 三浦将則 | 塩山紀生 |
| 1982/10/22 | 53 | 反撃の導火線 | 渡辺由自 | 今川泰宏 | 知吹愛弓 | 谷口守泰 |
| 1982/10/29 | 54 | 再びドガへ向けて | 星山博之 | 横山裕一朗 | 兜史郎 | 福田皖 |
| 1982/11/5 | 55 | 戦略台地を奪取せよ | 富田祐弘 | 谷田部勝義 | 神宮慧 | |
| 1982/11/12 | 56 | スタンレー高原の攻防 | 星山博之 | 三浦将則 | 加藤茂 | |
| 1982/11/19 | 57 | ひるがえる解放旗 | 菊池一仁 | 知吹愛弓 | 新田敏夫 谷沢豊 |
|
| 1982/11/26 | 58 | 解き放たれた野心 | 高橋良輔 | 兜史郎 | 西城明 | |
| 1982/12/3 | 59 | 威信かける海戦 | 渡辺由自 | 横山裕一朗 | 谷田部勝義 | 塩山紀生 |
| 1982/12/10 | 60 | デロイアの光と影 | 富田祐弘 | やすむらまさかず | 三浦将則 | 谷口守泰 |
| 1982/12/17 | 61 | 北極ポートに向けて | 星山博之 | 木村圭一郎 | 知吹愛弓 | 福田皖 |
| 1982/12/24 | 62 | きざまれた光る道 | 星山博之 富田祐弘 渡辺由自 |
高橋良輔 | 塩山紀生 | |
| 1982/12/31 | 63 | 落とされた黒い滴 | 渡辺由自 | 滝沢敏文 | 兜史郎 | 西城明 |
| 1983/1/7 | 64 | 濁流の罠 | 富田祐弘 | 谷田部勝義 | 神宮慧 | |
| 1983/1/14 | 65 | 攻略・白銀の要塞 | 渡辺由自 | 高橋資祐 | 三浦将則 | 新田敏夫 谷沢豊 |
| 1983/1/21 | 66 | 激戦・カルナック越え | 星山博之 | やすむらまさかず | 知吹愛弓 | 上村栄司 |
| 1983/1/28 | 67 | 北極に散った決断 | 富田祐弘 | 横山裕一朗 | 川端蓮司 | 谷口守泰 |
| 1983/2/4 | 68 | テーブルについた者達 | 渡辺由自 | 八起繁 | 谷田部勝義 | 西城明 |
| 1983/2/11 | 69 | ドナン・カシム死す | 星山博之 | 高橋良輔 | 三浦将則 | 福田皖 |
| 1983/2/18 | 70 | 武装解除 | 滝沢敏文 | 知吹愛弓 | 新田敏夫 谷沢豊 |
|
| 1983/2/25 | 71 | 粉飾の凱旋パレード | 富田祐弘 | 兜史郎 | 神宮慧 | |
| 1983/3/4 | 72 | 英雄奪回 | 渡辺由自 | 八起繁 | 川端蓮司 | 上村栄司 |
| 1983/3/11 | 73 | 沈黙する指導者 | 星山博之 | 加瀬充子 | 谷田部勝義 | 西城明 |
| 1983/3/18 | 74 | 大いなる説得 | 横山裕一朗 | 三浦将則 | 福田皖 | |
| 1983/3/25 | 75 | 燃えつきたあとに | 高橋良輔 | 知吹愛弓 | 神宮慧 | |
[編集] 話数・視聴率
総話数75話は、サンライズの完全オリジナル作品としては最長である。原作のある作品を含めても、現在放送中の『ケロロ軍曹』、『犬夜叉』の全167話、現在放送中の『銀魂』、『ミスター味っ子』の全99話、『ニャニがニャンだー ニャンダーかめん』の全83話に次ぐ第6位である。なお、宇宙世紀シリーズのガンダム(各作品合計191話)、『激闘!クラッシュギアTURBO』と続編『クラッシュギアNitro』(68話と50話の合計で118話)、『機動戦士ガンダムSEED』と続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』(共に50話で合計100話)、『シティーハンター』シリーズは、基本設定は共通であるものの、連続して制作されていない、または単一タイトルではないため、ここでは除外している。
本作は飛び抜けて良い視聴率を残した訳ではなかった。キー局での裏番組は女性ファン中心に人気のあった『六神合体ゴッドマーズ』で、当時はまだ家庭用ビデオ機の普及率が低く、アニメファンは『ダグラム』視聴派と『ゴッドマーズ』視聴派に分かれていた。しかし本放送時の視聴率そのものは、サンライズのオリジナル作品としては『トライダーG7』に次ぐ歴代2位を記録している。
[編集] 玩具など
- ガンプラに始まる当時のアニメプラモデルブームを受け、タカラ(現タカラトミー)がプラモデルを中心とした商品展開を行っている。主力商品となったのは高価格帯の1/48スケールと低価格帯の1/72スケール、2系統のプラモデルでSAK(スケールアニメキット)というシリーズ名が冠されていた。その他、価格が300円で箱の大きさが統一され、機体のスケールは不統一なコレクションシリーズも展開されている。なお玩具メーカーであるタカラは、スケールモデルの金型制作技術や下請け金型屋のつてを持たなかったため、模型メーカーであるニットー(日東科学教材)の協力のもと、シリーズを展開していた。
- 1/48スケールではデロイア7(太陽の牙)のキャラクターフィギュアやJロックバギー(商品名)も模型化。1/72スケールではアニメに登場する全CBアーマーが模型化という快挙を成し遂げた他、1/72ではブロムリーやアイバンといった補助車輌、デューイやマベリックといったCBアーマーと組み合わせられるサブメカも数多くキット化された。これにより、複数のキットを組み合わせて遊んだり情景模型を作ったりするなどのプレイバリューを広げた。
- これらの展開とPRには、タカラが丸善と組んで発行した模型雑誌「デュアルマガジン」が大いに活用されていた。更に専用の塗料として「ダグラムカラー」も発売された。これは当時タカラから発売されていたプラモデル用油性アクリル塗料・レベルカラーを調色したもので、当時の商品パンフレット等では「日本サンライズのカラーチャートを忠実に再現したスケールアニメキット専用カラー」と謳われている。なおダグラム終了後には商品名が「タカラアニメカラー」に変更され、『装甲騎兵ボトムズ』や『機甲界ガリアン』のSAK専用カラーとして販売された。
- 玩具の頑丈さと模型の精密さを併せ持つデュアルモデルも展開された。“デュアル”の名称は、装甲と本体が金属とプラスチックで作られ、一部の装甲を外すと設定上の内部構造が再現されているという“二重構造”に由来してる。その他の意味として、一部雑誌媒体などでは『アニメに設定されたデータを完全に再現しており、まるでアニメから飛び出してきたかのような、そっくり双子のダグラム』としてその意味が紹介されていた。
- また、半完成品フィギュアである1/144コレクションシリーズも発売された。これは腕部を前後に振る程度の可動部分しかないが、材質はプラスチックとダイキャストの組み合わせで塗装済、付属のステッカーを貼ってマーキングする(実際は多少の追加塗装をしないと、設定書のとおりに完成とは言えない)ものだった。過去の各社のダイキャスト製ロボットトイに比べ造形はリアルになっており、価格は一機あたり1000円前後とサイズの割りに少々高めだった。SAKほどの人気商品ではなかったが、これも劇中登場メカの殆どが商品化されている。
- 更に、当時カバヤ食品から発売されていたビッグワンガムの系列商品として「ダグラムガム」も発売された。ガムのオマケ(実際は玩具を菓子コーナーに置くための商品で、ガムの方がオマケといえる)として軟質プラスチック(ポリ系)製CBアーマーの組み立て模型が同梱されていた。現在のものほど精密な出来ではなく、材質の特性上塗装や接着剤での補強は不可能である。
- これらの商品のヒットは、特にプラモデルジャンルでライバル企業であるバンダイの後塵を拝していたタカラを大いに勢い付ける事となった。本作が放送延長となったのも、模型等の売り上げが良かったためである。そして本作で追求された“玩具でのミリタリズム表現”というテーマは、『装甲騎兵ボトムズ』にて一つの頂点を迎える事となる。
[編集] その他
- 本編で「フォンシュタイン謀殺時、ラコックは機関銃を手にしていたが、直後に、銃を捨てるなどの手放す描写無しに両手で髪を整え、その場から立ち去る際には銃を投げ捨てている」という矛盾したカットがある(当然髪を整える場面は両手がガラ空きの状態なので、その前に手放す描写が無ければつじつまが合わない)。これについては高橋監督も認めているが「直すことはできたが、その方がラコックらしさが出る」ために直さなかった、「(作画を担当した)谷口さんの芝居が素晴らしく、どうしても切れなかった」とのこと。
- この番組のメインキャラデザインは、脚本なども手がけるオールマイティな才人、吉川惣司が担当している(サブキャラは塩山紀生など)。彼曰く、漫画家望月三起也のようなバタ臭い印象を狙ったとのこと。しかし保守的なマニアにはすこぶる評判が悪く、頬骨の目立つキャラの多さから「デロイアの特殊な太陽光線からくる奇病である」などと、主に『アニメック』誌のライターの無責任な揶揄が飛んだ時期もあった。
- 当時のロボットアニメとしては異例の放映延長により75話もの長編になったにも関わらず、その後はまるで無かった事にされたかのように再評価には恵まれなかった。映像ソフト化も98年にようやくLD-BOXが発売されたが、サントラCDは未だリリースされていない。これは後番組の「装甲騎兵ボトムズ」が放映終了後から現在に至るまで、続編、外伝の新作映像化、模型やアクションフィギュア等の立体物、家庭用ゲームソフトらが途切れることなく供給されている点と対照的である。
[編集] ゲーム
- ブレイブサーガシリーズ( タカラ )
- 『新世代ロボット戦記ブレイブサーガ』プレイステーション(1998年12月17日)
- 『ブレイブサーガ2』 プレイステーション(2000年5月2日)
- 『ブレイブサーガ 新章 アスタリア』ゲームボーイカラー(2001年1月26日)
- サンライズ英雄譚シリーズ(サンライズインタラクティブ)
- 『サンライズ英雄譚』ドリームキャスト(1999年12月2日)
- 『サンライズ英雄譚R』 プレイステーション2(2000年11月22日)
- 『サンライズ英雄譚2』プレイステーション2(2002年7月21日)
- 『SUNRISE WORLD WAR Fromサンライズ英雄譚』プレイステーション2(2003年9月25日)
- ボードゲーム
- 3Dシミュレーションゲーム( タカラ 製)
- 『NO.1 太陽の牙ダグラム スタンレー高原の攻防』
- 『NO.2 太陽の牙ダグラム 激戦、カルナック山脈』
- 『ブレイブサーガ』(タカラ、1999年4月)
- 上述のゲームのカードゲーム版。

