丸善

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
丸善株式会社
Maruzen Company, Limited
種類 株式会社
市場情報
東証1部 8236 2010年1月27日上場廃止
本社所在地 日本の旗 日本
郵便番号:104-0002
東京都港区海岸一丁目9番18号
国際浜松町ビル
本店所在地 郵便番号:103-8244
東京都中央区日本橋二丁目3番10号
設立 1894年(明治27年)5月3日
(創業明治2年1月1日1869年2月11日))
業種 小売業
事業内容 教育・学術事業
店舗事業
出版事業
店舗内装事業
代表者 小城武彦(取締役社長)
資本金 58億21百万円
売上高 連結:969億05百万円
単独:958億54百万円
(2009年1月期)
純資産 連結:125億13百万円
単独:130億33百万円
(2009年1月期)
総資産 連結:472億18百万円
単独:664億76百万円
(2009年1月期)
従業員数 連結:854名 単独:813名
(2009年10月末日現在)
決算期 1月31日
主要株主 丸善CHIホールディングス 100%
主要子会社 丸善ブックメイツ(株)
丸善システムサービス(株)
丸善メイツ(株)
(株)オルモ
(株)第一鋼鉄工業所
関係する人物 早矢仕有的
外部リンク http://www.maruzen.co.jp/
特記事項:2012年3月16日に本社事務所を品川区より移転
テンプレートを表示

丸善株式会社(まるぜん、: Maruzen Company, Limited)は、日本の大手書店出版社、専門商社である。文化施設の建築・内装、図書館業務のアウトソーシング等も行い、幅広い業務を手がけている。大日本印刷子会社である、丸善CHIホールディングス完全子会社である。

本店は東京都中央区日本橋二丁目に、本社事務所は港区海岸一丁目にある。

社史概要

創業

創業は、明治2年1月1日1869年2月11日)。創業時の社名は「丸屋商社」その登記簿に、代表者として「丸屋善八」という架空の人物を記載したことから丸善の名が生まれることになった。創業者は福澤諭吉の門人・早矢仕有的(はやしゆうてき)である。設立当初から、世襲が基本だった当時の商習慣を廃し、所有と経営を分離するなど、事実上日本初の近代的会社として知られる。丸善は近代日本における西洋文化学術紹介に貢献し、その紹介する商品によって培われた気風は「丸善文化」と呼ばれ、多くの文化人に愛された。また書店のみならず、学術情報から服飾・高級文具・建築まで幅広く手がけており、創業時よりの商社的性質が現在も残る。

近年の事業再構築・経営統合

1990年代、丸善の経営が悪化し、東証一部上場の同社株式は仕手株となった。1999年プリンストン債事件に巻き込まれ、56億円もの多額の特別損失を計上した。

2004年9月、旧・日本橋店に代わる基幹店「丸の内本店」を丸の内オアゾに出店、日本橋店は一旦閉店して建て替えを実施する。

2005年8月3日経済産業省に提出した産業再生法に基づく事業再構築計画が認定され、登録免許税の軽減措置を受けることとなった。翌8月4日に、大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツから1000億円の出資を受け、同社が21.66%の筆頭株主となり、再構築計画を実施することとなる。

2007年8月3日、大日本印刷(DNP)と資本・業務提携。同月10日の大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツからの株式譲渡、2008年5月13日8月20日第三者割当増資を経て、大日本印刷の子会社となる。

2009年9月、大日本印刷のプレスリリースにより、同社出資の下で、丸善株式会社、株式会社図書館流通センター、株式会社ジュンク堂書店の3社が経営統合する方針である旨を公表。

  • 2010年2月1日、丸善と図書館流通センターが事業持株会社 「CHIグループ株式会社」を設立し、株式移転を行い経営統合した。これにより丸善は上場廃止となり、代わりにCHIグループが新規上場した。
  • 2010年8月、店舗運営部門を分社し「丸善書店株式会社」を設立[1]
  • 2011年2月、ジュンク堂書店と丸善書店がCHIグループの子会社となる。出版事業部を分社化して「丸善出版株式会社」を設立[2]し、同日付でCHIグループの完全子会社へ移行した。
  • 2011年5月、CHIグループが「丸善CHIホールディングス株式会社」に商号変更。

大日本印刷以外との提携

なお、かつての丸善石油(後のコスモ石油)、「チーかま」など珍味メーカーの丸善、業務用厨房機器メーカーのマルゼンエアソフトガンメーカーのマルゼンとは無関係。

その他

2009年6月17日 創業140周年記念限定万年筆「檸檬」(新潮文庫版『檸檬』付き)を発売した。

店舗

現行店舗の詳細は公式サイト「店舗のご案内」を参照。

基幹店舗

出店予定の店舗

閉店した店舗

  • 東京都
    • ルミネ北千住店 - 2009年5月17日閉店。
    • 新宿エステック店 - 2010年5月21日閉店。
    • 丸ビル店(閉店)
    • 文化村店(閉店)
    • 有楽町店(閉店)
    • MARUZEN CABINET(エキュート立川内) - 2010年3月28日閉店。
    • 地下鉄溜池山王店 - 2012年1月31日閉店。
  • 神奈川県
    • 平塚店 - 2011年12月15日閉店。
  • 千葉県
    • 柏髙島屋ステーションモール店 - 2012年2月15日閉店。
  • 埼玉県
    • 浦和パルコ店 - 閉店。
    • アズ熊谷店 - 2011年8月28日閉店。
  • 北海道
    • 札幌南一条店 - 2005年10月16日閉店。
    • 札幌ピヴォ店 - 2010年1月31日閉店。
    • ら・がぁーる新札幌Duo店 - 2011年10月2日閉店。
    • アリオ札幌店 - 2013年1月14日閉店。現在は後継店舗としてくまざわ書店が入居。
  • 岩手県
    • 盛岡川徳店 - 2012年2月29日閉店。現在は後継店舗として東山堂が入居。
  • 宮城県
    • 仙台141店 - 閉店。
    • 仙台藤崎店 - 2011年4月22日閉店。
  • 静岡県
    • 新静岡センター店 - 2009年1月31日入居ビルの建替えのため閉店し、2009年3月12日に近隣のNTT電電ビルに移転オープンするも、2010年7月30日閉店。なお、新静岡センターの後継施設である新静岡セノバには、丸善&ジュンク堂書店新静岡店が入居した。
    • 浜松メイワン店 - 文具専門店。2009年2月15日閉店。
  • 愛知県
  • 京都府
    • 京都河原町店(京都市中京区、閉店) - 三条通麩屋町にあった初代店舗は梶井基次郎の小説『檸檬』の舞台である。河原町通蛸薬師上ルにあった2代目店舗は2005年10月に閉店した。かつて京都市内の河原町通りには多数の書店が存在したが、近年、減少傾向にあるとされ、そうした書店撤退の流れの一つに位置づけられている[4]。閉店決定後には小説にちなんで多くのファンがレモンを置き残し、また『檸檬』の販売も急増した。
  • 大阪府
    • 大阪心斎橋そごう店(2007年7月15日閉店) - 「大阪心斎橋そごう店」前身の「大阪心斎橋店」は、東京・日本橋店に次ぐ2号店として1871年に開業した。2005年9月、そごう心斎橋本店の再開に合わせて移転し「大阪心斎橋そごう店」として増床オープン。美術書や洋書などの専門書を手厚く揃えていたほか、高級文具などを扱い、熟年層向けに専門性の高いテナントを集めた「心橋筋商店街」(そごう心斎橋本店11、12階)の中核となっていた。撤退理由は明らかにされていないが、顧客対象を絞った品ぞろえのため、百貨店の上層階では計画通りの集客ができなかったものとみられ、前身の「大阪心斎橋店」から続く136年の歴史に幕を閉じた。撤退後の同年9月2日、後継店舗として三省堂書店が出店したがそごう心斎橋本店の閉店に伴い、同時に閉店となった。
    • なんばOCAT店 - 大阪心斎橋そごう店の閉店により、大阪市内唯一の店舗となったが2009年9月末に閉店。
  • 兵庫県
    • 神戸元町店 - 閉店。
    • 新神戸OPA店 - 閉店。
  • 岡山県
    • 表町店 - めがね・ゴルフ用品・高級洋服・輸入雑貨などの専門店。岡山シンフォニービルに書籍売場が移転し営業している。
  • 広島県
    • 広島袋町店 - 閉店、ジュンク堂書店と共同で「MARUZEN & ジュンク堂書店」広島店を同地近くに開店させ継承。その後、ジュンク堂書店の撤退により丸善広島店となった。
  • 福岡県

ハヤシライス

ハヤシライスの名前の由来の諸説のひとつとして、創業者の早矢仕有的だという説があるが真偽は不明である。これに関連してか、丸善では旧日本橋本店屋上にあった「丸善レストラン」(以前の名称はゴルファーズ・スナック、通称スナックで単純にポークのハヤシとカレーライスのみ、後年にメニューを増やした模様)のメニューにハヤシライスがあり(現在は丸の内本店4F、日本橋店3Fなど)、「ハヤシビーフ」、「ハヤシポーク」などを丸善ブランド「厨房楽(ちゅうぼうがく)」で販売している。

脚注

[ヘルプ]

参考文献

関連項目

外部リンク