コンバットアーマー

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太陽の牙ダグラム > コンバットアーマー

コンバットアーマー(Combat armor)は、リアルロボットアニメ太陽の牙ダグラム』に登場する架空のロボット兵器の呼称。一般的な略語はCBアーマーだが、近年は更に縮めてCAと略されることも少なくない。企画時の名称は『アイアンコンバット』で、劇中でも手違いでこの呼称も使われている。

目次

[編集] 概要

その呼称から連想されるとおり、陸戦兵器である。形態は戦車を歩行化したような多脚型と、人型の二脚型に分かれる。ミリタリーテイストに富んだデザインが特徴であり、実在する兵器の意匠や、近代歩兵のフル装備状態をモデルとしてデザインされている。特に二脚型は、頭部が人型ロボットにあるべき「顔」の代わりに、攻撃ヘリコプターの様なキャノピー状になっており、従来の巨大ロボットのヒーロー性を切り捨て、兵器としてのストイックさをデザインとして表現している。

CBアーマーの多くは武装として、「リニアガン」「リニアキャノン」といった架空兵器を標準装備している。これらの兵器については「レールガン」を参照。この他の武装はミサイルポッドやチェーンガンなど全て火砲の類で、他のロボットアニメに見られるようなサーベル等の格闘用の武器は持たない。

アニメに登場するロボット兵器の設定で、最初から複数の「兵器メーカー」の概念が明確に導入されたのはこのCBアーマーからである。(後にガンダムシリーズでも同様に、アナハイム・エレクトロニクス社などの設定が生まれている。)

[編集] 設定

コンバットアーマーは機甲部隊の運用の効率化、新兵器開発による需要創出等といった狙いで開発された[要出典]、全く新しい陸上兵器である。従来の戦車を4~6足歩行化した第一世代、機体構造が外装着脱可能なセミモノコックとなり二足歩行で汎用性のある第二世代、対CBアーマー戦闘を考慮し、開発当初からのXネブラ対応の標準化や、局地戦に特化した型もある第三世代[1] に分類される。全高は二足歩行タイプで10m前後、小型の三階建てビル程のサイズである。

長距離の移動は、トレーラーやヘリで運搬する。ヘリでの搬送は、多脚型はボーンフィッシュでのワイヤー懸吊で、二足歩行のものはマベリックで頭部・肩部を覆うように格納して行うが、例外もある。なお、模型ではどのCBアーマーも頭部をマベリックの機内に完全収納することはできない。

ラウンドフェイサー(およびブッシュマン、ビッグフット)、ヘイスティは、作中では製造メーカー名であるソルティック、アイアンフットと呼称されている。なお、CBアーマーのジェネレーターのメーカーにはロールス・ロイスシンメーワ、脱出シートにはマーチンベイカーなど、実在企業の名前が見られる。

機動戦士ガンダム」や「装甲騎兵ボトムズ」のように続編が作られプラモデル展開が長く続いた作品に比べ、後付の設定が少ない。また設定の公式・非公式を分ける基準も明言されていないが、基本的にアニメ本編で明確に語られたこと、サンライズ側からアニメ誌やムックに情報が送られ公表されたもの、スポンサーであるタカラによるプラモデルや雑誌「デュアルマガジン」で解説されたもの(主に伸童舎のライターによる創作)が公式、準公式の設定とされ、後に作られたムックなどの記事でも基準となっている。

[編集] 第一世代

[編集] アビテートF44A “クラブガンナー”

アビテートF44A “クラブガンナー”
製造 アビテート社
全高 12.20m
重量 34.6t
最大速度 39km/h
乗員 3名
武装 リニアカノン
30mm機関砲
12.7mm機関銃
7連装ミサイルポッド×2
基本設定
最初に実用化された第一世代CBアーマー(画像)。前後可動の四足式。戦車を四脚化したような構造で、操縦や運用は従来の戦車と大差がない為扱いやすく[2]、旧式化していたにも関わらず独立戦争前半から中盤にかけて両陣営で活躍した。
劇中での描写
正面装甲はラウンドフェイサーのリニアガンに対しそれなりに良好な避弾経始を示すが、通常の装甲戦闘車両と同様に装甲の薄い底部が弱点で、劇中ここにミサイルを撃ち込まれ撃破されている。一見鈍重そうではあるが、脚を使って大きくジャンプしたり、急に屈みこむなどして敵弾を回避することもできる。戦争後期に連邦軍で再び使用されたが、やはり旧型では太刀打ち出来るはずもなく、劇中では脚一本破壊されただけで爆発する機体もあった。

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[編集] アビテートF44B “テキーラガンナー”

アビテートF44B “テキーラガンナー”
製造 アビテート社
全高 12.30m
重量 36.5t
最大速度 38km/h
乗員 3名
武装 リニアカノン
30mm機関砲
12.7mm機関銃
ミサイルポッド×4
基本設定
ガルシア隊が使用したクラブガンナーの武装強化型(画像)。ジェネレーター出力の向上、機体側部に銃座(マダーズ・バルコニー)を増設、そこへミサイルポッドも増設されている。銃座は片側あたり3名ずつ最大6名の兵員が出来る。周囲を土嚢で囲っているが兵士の身体を固定する手段は無く、通常の移動時や対人戦や示威行動はともかく全速走行するCBアーマー戦では、ここに乗っていた兵士は相当難渋したと思われる[3]。これによって増加した重量による機動力低下は、ジェネレーター出力の向上により補っているが、それでも最大速度はクラブガンナーに比べ若干低下してしまっている。
劇中での描写
見た目に鈍重そうな機体ではあるが、劇中ではクラブガンナー同様に大きくジャンプする描写があるなど、意外に機動性は低下していない。しかし旧型機であることに変わりはなく、ダグラム相手では次々と撃破されるばかりだった。なお本編ではバルコニーに兵士を乗せた状態での戦闘シーンは殆ど無い。

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[編集] アビテートF44D “デザートガンナー”

アビテートF44D “デザートガンナー”
製造 アビテート社
全高 5.39m
重量 35.91t
最大速度 42km/h
乗員 3名
武装 リニアカノン
30mm機関砲
ロケット弾ポッド
基本設定
砂漠戦用の試作[要出典]型CBアーマー(画像)。クラブガンナータイプを更に多脚化することで接地圧の低減・分散がはかられ、マルチ可動の六脚式のため横移動が可能となり、不整地での高い機動性と安定性を獲得、多脚型の最終進化型と言える[3]。さらに接地部分が回転することで高速移動ができる。開発段階では大きく期待されたが、CBアーマーの生産そのものが第二世代に移行していたため[2]、量産されることなく、生産数は少数にとどまった。
劇中での描写
ガルシア隊が3機使用。砂漠戦に持ち込み、砂地で大幅に機動力の落ちた二脚型のダグラムを大いに苦しめた。しかし、生産数の少なさゆえに表面化していない欠陥が潜んでいたのか、ダグラムの体当たりによりリニアカノンが故障して「撃てば暴発」という状況に追い込まれ、目の前の決定的チャンスを捨てて撤退する羽目になった。また、クラブガンナー同様底面の装甲が薄く、歩兵用重火器(ビッグEガン)の一撃で簡単に破壊されるという脆弱な部分もあった。

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[編集] 第二世代

[編集] サバロフAG9 “ニコラエフ”

サバロフAG9 “ニコラエフ”
製造 サバロフ社
全高 9.36m
重量 15.692t
最大速度 40.8km/h
乗員 1名
武装 2連装リニアカノン
6連装ロケット弾ポッド×2
30mm機関砲×6
基本設定
ラウンドフェイサーより以前に開発された、第二世代最初の「暴徒鎮圧及び対空用」CBアーマー(画像)。従来の「四つ足の戦車」から「二本足の攻撃ヘリ」にコンセプトが移ったような外見。機体性能はお世辞にも良好とは言えず、一度は採用が却下されたものの、サバロフ社のごり押しで限定的に量産されたという経緯を持つ。歩行能力も劣悪であるため、戦闘中の運動にはジャンプを多用する。また重武装の影響でトップヘビーとなりバランスが悪く、装甲も薄かった。これらの諸問題を抱えていた為、納品された機体も長い間死蔵の状態だったと言われている[3]。頭部がクラゲに似ているためか、水中移動も可能という設定がムック本で解説されたが、劇中での描写が無いので実際は不明である。
劇中での描写
登場は第72話のみで、人民政府軍がサマリン博士を幽閉した山荘の警備に2機を使用していたが、ダグラムの性能の前になす術も無く撃破されてしまった。

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[編集] ソルティックH8 “ラウンドフェイサー”

ソルティックH8 “ラウンドフェイサー”
製造 ソルティック社
全高 10.06m
重量 20.98t
最大速度 45km/h
乗員 1名
武装 ハンドリニアガン
30mmチェーンガン×4
9連装ミサイルポッド
基本設定
メドール州のソルティック社が開発し、連邦軍に量産・制式採用された最初の二足歩行型CBアーマーの完成型(画像)。ラウンドフェイサー(丸顔)の名の由来は、視界を向上させるための球面型頭部キャノピーから。しかし劇中ではこの名で呼ばれることは滅多に無く、「ソルティック」と呼称された。
ハンドリニアガンまたはマグランチャー・ミサイルポッド・チェーンガンを装備。起動はIDカードにより行われ、前述の多彩な武装に加え、旧式機の操縦さえ知っていれば動かすことが出来る[4]操縦系統など、かなり汎用性の高い兵器に仕上がっている。しかし防水が不十分で、全身水に浸かると故障してしまう。またSV-J212-22型[2]以降は、緊急時の脱出に用いられる射出座席を備える(形式については後付け設定)。
胴部、手足などいくつかのパーツに分解して専用コンテナに収納可能。組み立て用の専用整備台も用意され、後方からの効率の良い輸送を考慮された設計になっている。また前線への緊急展開用の専用輸送トレーラーや輸送ヘリ、さらには特殊作戦用のハンググライダーまで開発され、陸戦戦力の中核を為す存在となり、Xネブラ対応型ブロックヘッドなど後継機が登場し主力化した後も、戦争全般に渡って地球連邦軍の主力兵器として使用され続けた。一部の機体は、デロイア兵反乱によって解放軍に捕獲・使用され、また独立後の治安軍でも使用された。
二脚型CBアーマーはセミモノコック構造[2]を採用しているため、装甲も構造材の一部をなしている。このため無闇に装甲を取り除くと自重を支えきれず、またフレームと一体化している装甲は取り外せない。ザルツェフ少佐は、上半身も全て装甲を取り除けば、軽くなったぶん自重を支えきれる、と判断。元に戻せないことを承知の上で分解で外せない箇所は溶断を用い、頭部と足底以外の殆どの装甲を撤去して軽量化。迷彩柄の防水布を着用し、左腕に大型シールドを装備した運動性能向上型「パジャマ・ソルティック(劇中では呼称されていない)」に改造し、対ダグラム戦に投入した。(画像)。この機体は小説版では24部隊によって運用されている。
劇中での描写
物語の序盤で「最新型」として登場して以降、終盤まで数多く登場している。また、パイロット候補生だったクリンが最初に搭乗し、実戦に挑んだ機体でもある(第9話までは事実上、暫定主人公メカ扱いであった)。このため彼は奪取直後からダグラムを使いこなすことができた。機体寸法はダグラムより大きいが、対CBアーマー用に作られたダグラムより装甲強度も火力も劣る。走行中に片足を破壊され転倒しただけで爆発してしまうことも多かった。
「パジャマ・ソルティック」は3機投入され、大きく向上した機動力と事前にシミュレーションを重ねた連係プレーでダグラムを翻弄、ゲリラ側に新型と誤認させるほどであったが、チコのビッグEガンをかわし切れず「服」の一部が破れ、更にダグラムにむしり取られた為、従来機の装甲を外しただけであることが露見、併せて指揮管制ヘリが狙われたことも重なって損害が出る前に撤退している。
その機動性は後発のブッシュマンをも上回るが、撹乱以上の効果は殆ど上げられなかった上、防御力も著しく低下する為、その後は使用されていない[3]

[編集] ソルティックH8RF “ラウンドフェイサー”コーチマspl(スペシャル)

エリートパイロットで構成された4機編成のCBアーマー部隊「24部隊(にーよんぶたい、漫画版ではツーバイフォーとも表記)」に配備された、Xネブラ対応の青い高性能機で、新造ではなく既製のSV-J212-38型を改修して作られた。(画像)。ターボザックと動力ケーブルで接続されたアームリニアガンが装備され、運動性能も飛躍的に向上しているが、ターボザック自体はダグラムのものとは違い、リニアカノンなどの追加武器は無く、サイズも小さいものである。名前の由来は開発を担当したソルティック社のコーチマ技師にちなんだものだが、これら細かい設定はデュアルマガジン誌やプラモデルの解説のみで語られ、劇中で描写されたことは無い。資料によっては「24ソルティック」とも呼ばれている。

劇中での描写
ウェーブ台地攻略戦から投入され、高い機動力と優れた連携でダグラムを損傷させ窮地に陥れる。たいへん動きが速く、とりわけダグラムの武装の中でも大型で挙動の遅いリニアカノンを命中させることは出来なかった。しかし、スタンレー高原の戦いでは個別にCBアーマー隊の指揮を執った為連携を取れず、ラッド機はゲリラの罠に嵌まった味方機の巻き添えとなって転倒、そこをコクピットへの狙撃で撃破され、それを見て罠にはめられたと気付いたテニスンの機体は既に装甲車とヘイスティ及び歩兵用重火器に包囲されており、集中砲火を受けて撃破された。残る2機はゲリラの罠と増援によって味方が総崩れの中戦場に踏みとどまり、修理完了し戦線に復帰したダグラムに挑み、隊長(ブリンク)機がダグラムの拘束に成功するも、右腕とターボザックを分離・脱出され、ダグラムを狙ったバレル機の射弾は隊長機に命中、それに驚くバレル機は被弾した隊長機をぶつけられて爆発し、部隊は全滅した。

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[編集] ダグラム

ダグラム
全高 9.63m
重量 20.12t
最大速度 55km/h
乗員 1名
武装 アームリニアガン
20mmチェーンガン×2
マルチディスチャージャー×4
リニアカノン
ターボザック
9連装ミサイルポッド
基本設定
デロイアのゲリラグループが極秘裏に開発した、史上初めてXネブラの電磁波の影響に対応したCBアーマー(画像)。生残性を高めるためジェネレーターを2基搭載、全身水中に浸かることのできる防水シールドも完備。対リニアガン装甲を備え、防御力も強い。また整備性や分解・組み立ての容易さはラウンドフェイサー以上で、総合的に実戦向き、あるいはゲリラ戦向きの機体と言える。欠点は双発である分エネルギー消費が大きく、従来のCBアーマーに比べて連続稼働時間が短い事と、他の二脚型CBアーマーと同様に接地圧が高いため、砂地など柔らかい地盤での歩行安定性に問題がある。後のムック本の後付け設定によると、Xネブラに対応する為にコンピューターで制御していた部分を手動で行うようにした為、ラウンドフェイサーよりも高度な操縦技術が必要になったとされている。量産が計画されていたが、連邦軍により生産工場が発見され挫折する。『デュアルマガジン』連載「メカニカル・インストラクション」での後付の設定として、開発にはアイアンフット社がリスクを承知で携わり、ダグラムの稼動データを参考にヘイスティが開発された、というものがある。
機体デザインは大河原邦男だが、前腕部に固定されるリニアガンのみ他所でデザインされていた。ロボットが手に持った銃を構えるのが最も格好の良いポーズの一つと考える大河原は、それについての不満を後に語っている。
劇中での描写
設計当初から対CBアーマー戦用に特化しているため、卓越した機動力と驚異的な火力及び装甲により、連邦軍のCBアーマーを圧倒し続けた。防御力も高く、ミサイルやロケット弾はもとより、主装甲はリニアガンやマグランチャーの連続直撃にも充分に耐えた。
耐久性も桁外れであり、デロイア独立戦争序盤から常に最前線で酷使されたにもかかわらず、分解整備はドガ市制圧直後に1度行われたのみであるが、故障知らずでフル稼働を続けた。
最終回、ダグラムの引渡しを拒否したクリンが主要部分を自爆させ擱座、永き眠りについた。

[編集] ターボザックとヤクトタイプ

戦闘行動時間の短いダグラムの欠点を補うため、増設パワーユニットである「ターボザック」が別の工場で開発されていた。これはJ・ロック隊により専用トレーラーと共に、スパ市に到着した太陽の牙に届けられ、ダグラムの背面に装着された。これにより燃料搭載量が増加して作戦行動可能な時間も伸び、またアームリニアガンの連続発射や、更に「リニアカノン」の使用も可能となり、戦闘力が飛躍的に向上した。これはリニアガンの5、6倍の威力がありバラフ軍刑務所の正門を一撃で貫通した。唯一のデメリットは重量がかさむため跳躍力が低下することで、崖の上の敵を相手に苦戦する場面もあった。

さらにドガ市攻略戦後、「クリンへのプレゼント」と称して、チコがどこからか拾ってきた9連装ミサイルポッドを増設し、対CB戦能力が一層強化された。プラモデルでは「ヤクト(Jagd=ドイツ語で『狩猟』転じて『駆逐』を意味する)タイプ」と名付けられているが、劇中では一度もそうは呼ばれていない。なお第1話及び最終話に使われた「朽ち果てたダグラム」の静止画では、マルチディスチャージャーがミサイルポッド側に装備されたままだが、プラモデル化の際無理があることが判明し、マルチディスチャージャーと交換する仕様に変更された(画像)。

この他にもリニアカノンを連装化した対空戦闘型など様々なザックのバリエーションが計画されていた。劇中でキャノンを取り外し、ラウンドフェイサー同様ハンググライダーも使用している。コミックボンボン版では、リニアカノンを取り外したターボザックで水中移動も行っていた。他にVHDの特典映像「火星の戦士ダグラム」では、ターボザックからロケット噴射して宇宙へ飛び出すシーンまで披露している。

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[編集] アビテートT10B “ブロックヘッド”

アビテートT10B “ブロックヘッド”
製造 アビテート社
全高 11.78m
重量 31.02t
最大速度 43~45km/h
乗員 2名
武装 マグランチャー
20m連装機関砲
ミサイルポッド
2連装アーマーライフル(リニアガン)
基本設定
アビテート社初の二足型CBアーマー(画像)。愚鈍そうな外見のせいか、「間抜け」「でくの棒」を意味する通称が付けられている。重装甲だが高出力で機動性も高い。キャノピーの下の「鼻」にあたる部分に連装機銃が付いており、乗員は二名、操縦士と砲手がタンデム式に搭乗する。腕部のアーマーライフルは小型のリニアガンであり、ダグラムやラウンドフェイサーのチェーンガンより強力である。コミックボンボン版では重CBアーマーとも呼ばれた。
劇中での描写
劇中は市街地や刑務所など対人警備に使われていた。新たにターボザックを装備したダグラムのリニアカノンに撃破された最初の機体でもある。また「口」の部分は強力なサーチライトとして描写されている。

[編集] アビテートT10C “ブロックヘッド”Xネブラ対応型

基本設定
連邦軍初のXネブラ対応型CBアーマーでジェネレータ出力が向上しており、最大速度は51km/hに向上している。只、欠点として出力が向上した分、連続稼働時間が190分に短縮された。外形や武装はT10Bと変わらないが、機体色が砂漠の多いデロイアの環境に合わせて、B型のワイン・シルバー系からオリーヴグリーン・サンド系へと変更された。タカラ製プラモデルの解説によると、Xネブラへの対応手段はダグラム式と異なるとされている。
劇中での描写
本機の性能はターボザックを装備していない状態のダグラムに迫り、ハックルに「これまでダグラムと戦ったCBアーマーとは全てが違う」と言わしめたほどである。そして初戦でダグラムの左腕を破壊、しばらくそのままの戦闘を強いる戦果を挙げている。中盤以降はラウンドフェイサーよりも登場場面が多くなり、主力機の座を半ば奪い取っている。

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[編集] ソルティックH102 “ブッシュマン”

ソルティックH102 “ブッシュマン”
製造 ソルティック社
全高 9.38m
重量 18.95t
最大速度 46km/h
乗員 1名
武装 マグランチャー
アーマーライフル
6連装ロケット弾ポッド×2
基本設定
山岳戦用軽量型CBアーマー(画像)。運動性が高くXネブラの影響も小さいのが長所だが、それと引き替えに装甲や武装が犠牲になっている。外見もラウンドフェイサーを華奢にしたようなデザインである。
ジェネレータの供給エネルギーを節約するため、携帯兵装はマグランチャーである[5]。他に、頭部と一体化した6連装ロケット弾ポッドと、格闘戦用として両手の甲についているメリケンサック状のアーマーが装備されている(いずれも劇中未使用。放映当時に発行された児童向けムック誌では、「装甲が薄く格闘戦には不向き」という記述もあった)。ラウンドフェイサー同様水中に入ることは出来ない。
劇中での描写
ザルツェフ少佐の部隊が好んで使用したが、ダグラム相手では火力も装甲も不十分で、短期の登場に終わった。重装甲ながら機動力で大きく上回るXネブラ対応型のブロックヘッドが登場したことも一因である[3]
2機が投入された初陣では、ターボザック装着により跳躍力の低下したダグラムを、崖下に誘い込んで上から攻撃する戦術で善戦したが、戦闘中に崩れた崖の一部に飛び乗られて戦況は逆転し、たちまち撃破されてしまった。その後、ゲリラのパルミナ渡航を阻止する作戦では、ダグラム一機を包囲すべく数に物を言わせようとしたが、正面から挑んだ機体全てが瞬く間に撃破され、結局海に飛び込まれ逃げ切られてしまった。本機もまたメーカー名の「ソルティック」と呼ばれることが多く、クリンも劇中でソルティックと呼んでいる。

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[編集] ソルティックH404S “マッケレル”

ソルティックH404S “マッケレル”
製造 ソルティック社
全高 8.4m
重量 19.917t
最大速度 42km/h(地上)
24ノット(水中)
乗員 1名
武装 7連装ミサイルポッド×2
8連装対アーマーライフル×2
基本設定
水陸両用CBアーマー(画像)。名前は魚のサバの英名から。ラウンドフェイサーの弱点である防水シールドを備えた全領域型として開発されたが、途中で上陸作戦用に仕様変更された。旧型の潜水服のようなデザインだが、「上陸作戦」専用であり、水中用の武装は無い。また、手が脚部のくるぶしにまで届くほど腕が長い為、リニアガンやマグランチャーなどの手持ち武器は装備出来ない。
劇中での描写
解放軍に占領されたドガ市の奪還のため投入された。水中では互いに火器が使えないこともあり、ダグラム相手でも互角に渡り合うだけの能力がある。しかし陸上においては火力不足は致命的で、通常型CBアーマーの敵ではなかった。

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[編集] 第三世代

[編集] ソルティックHT128 “ビッグフット”

ソルティックHT128 “ビッグフット”
製造 ソルティック社
全高 11.64m
重量 27.043t
最大速度 48km/h
乗員 2名
武装 2連装ハンドリニアガン
6連装ロケット弾ポッド
2連装スモークディスチャージャー
基本設定
複座型の寒冷地用2足型CBアーマー(画像)。ラウンドフェイサーの後継機として開発されたが、先に完成していたヘイスティの両陣営における活躍ぶりによって一時開発中断となった。しかし、マッケレルの防水シールド技術を防寒(過冷却による機能低下防止)に応用することで寒冷地用に仕様変更された。機体のカタログスペックではT10Cにも勝っていた。名前の由来はアメリカの雪男で、実際に氷雪上での安定性向上のために足の接地面積が拡大[要出典]されている。デザイン的にはブロックヘッドの風防部分がラウンドフェイサーの様に大きくドーム状になったように見える。
劇中での描写
ラドルフ少佐の部隊がカルナック山脈で使用した。しかし連邦軍の敗北続きという戦況によって全軍の士気が著しく低下して逃げ腰になっている状況だった為、ダグラムはおろか歩兵の火器にすら次々に撃破されるばかりだった。北極ポートの手前で、不意の戦闘停止によって解放軍が混乱した時にようやく本領を発揮し、解放軍を散々に破っている。
カルナックや北極での戦いに参戦した機体は、そのままでは防寒が不充分な為[3]、雪中迷彩も兼ねて「服(防寒シールド)」を着用して実戦参加している(作画の簡略化とも考えられる)。

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[編集] アイアンフットF4X “ヘイスティ”

アイアンフットF4X “ヘイスティ”
製造 アイアンフット社
全高 8.94m
重量 21.99t
最大速度 47km/h
乗員 1名
武装 アームリニアガン
アーマーライフル×2
9連装大型ミサイルポッド
スモークディスチャージャー×3
基本設定
ラウンドフェイサーに代わる次期主力機を目指して開発された、Xネブラ対応型の高性能CBアーマー(画像)で、ダグラムのデータをベースに開発されたとも言われる。頭部が無く右胸部にトーチカ型のコックピットがあり、重心の低い左右非対称のデザインである。
上半身が大きく安定性が悪いため、脚を太短くして重心を下げたといわれる[2]
左肩上部に大型ミサイルポッド搭載され、これが被弾誘爆しても劇中でラウンドフェイサーが陥ったような、コックピット大破の危険性は減少している。反面、乗員からの直接視界が狭いため、センサーで補っている。また、従来のCBアーマーのようなアクチュエータ駆動ではなく、マッスルシリンダーによって各関節を動作させているのも特徴の一つである。上半身のボリュームが大きく見えるが、他の二足歩行型CBアーマーに比べ全高は3/4程度の小型の機体で、機体幅はブロックヘッドより狭い。特異な形状のためマベリックでの空輸は不可能で、多脚型CBアーマー同様にボーンフィッシュが用いられる。重装甲と高い火力(放映当時の児童向けムック誌には「戦車の数十倍」と記述されていた)がセールスポイントで、「ヘイスティ(せっかち)」の名の通り、重厚な見かけによらず素早い横移動ができる。
劇中での描写
デロイア人脱走兵とそれを庇うゲリラに対する追撃に2機が初めて投入され、その機動力と重装甲を存分に発揮、後退戦とはいえダグラムをもってしても腕や脚を破壊して行動不能にするのがやっとであった。その直後、第八軍ウルナ基地の司令官の横暴に怒ったデロイア人兵士による反乱が勃発、続いて多くの基地で同様の事件が発生し、配備開始直後という時期も重なって、本機のほとんどが解放軍側に奪われ、その主力CBアーマーとなった。作劇上この展開が予定されていたためか[要出典]、ヘイスティのカラーリングはダグラムに準じた“解放軍カラー”[要出典]となっている。
複数の機体による重火器攻撃を主眼に開発された機体であるが、一機でラウンドフェイサー二機を両脇に抱え込んで押さえ付けたものもあり、機体そのもののパワーも相当高いことを示していた。
スタンレー高原攻防戦ではダグラムが修理中だったため、クリンも使用した。しかし、「慣れない機体の操縦は相当難しいぞ」というザルツェフの指摘の通り、あまり活躍出来ないまま撃破され、クリン自身は脱出した。
なお劇中ではメーカー名の「アイアンフット」と呼称されていた。

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[編集] アビテートF35C “ブリザードガンナー”

アビテートF35C “ブリザードガンナー”
製造 アビテート社
全高 3.816m
重量 29.65t
最大速度 45km/h
乗員 2名
武装 リニアカノン
30mm機関砲
ミサイルポッド
3連装スモークディスチャージャー
基本設定
第3世代の新型[要出典]だが、寒冷地用に特化するため、敢えて古い形式の多脚型で設計された高性能CBアーマー(画像)。デザートガンナーの発展型ともいえる。突撃砲タイプのマルチ可動四脚式で、砲塔を廃したことで機体の最低地上高を低く抑えることに成功、砲塔がない為砲身が左右に振れない点については、機体自体の向きを変えることで対応する[3]。機体周辺の雪を溶かす融雪機能を持つ。デザイン的にも第1世代のガンナータイプ三機種より、かなり近代的[要出典]になっている。
劇中での描写
第67話でカルナック山脈での解放軍迎撃に投入され、機体の低さを活かして待ち伏せ攻撃を行った。不意討ちでヘイスティを撃破するなどの戦果を挙げたが、ダグラム相手では寒冷地という地の利を得ても、完全な優位に持ち込むまでには至らず、一進一退の格闘を繰り広げるも結局撃破された。

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[編集] その他

ダグラムのスポンサーだったタカラ(現タカラトミー)と提携関係にあったアメリカのレベル(現レベル・モノグラム)社がプラモデルを海外で「ROBOTECH DEFENDERS」として展開、DCコミックスからアメコミ版も1984年に二冊発行された。このシリーズはオリジナルのダグラムとは設定が大きく異なり、後のマクロス・サザンクロス・モスピーダの海外版であるロボテックともストーリー上無関係である。

劇中、CBアーマーは単にRobotと呼ばれ、ニコラエフとコーチマスペシャルを除く2脚型CBアーマーが、凶悪な宇宙人に侵攻された銀河の惑星に各一機ずつ隠されており、侵略された地球人および異星人たちが反撃のため復活させる。全機が足の裏からジェット噴射して飛行可能で、宇宙空間にまで飛び出して戦うというスーパーロボットぶりを見せる。劇中、各機の名前は呼ばれていないが、プラモデルでは隠されていた惑星の名が付けられていた。他にもクラブガンナーやテキーラガンナー、マベリックが敵役で登場している。

アメリカのロボット戦闘ボードゲームである「バトルテック」では、展開初期に人型兵器メックの外観デザインとして、コンバットアーマー各種と「超時空要塞マクロス」のバトロイドデストロイド、劇場版「クラッシャージョウ」のハンターメカを、日本側に無断で盗用していた。ただし名称は全て変更され、アメリカ人によって書き直されたデザイン画も稚拙で、元のイメージと大きく異なっていた。

これらは後に訴訟を起こされる事になり、新版ではオリジナルのデザインと置き換わった。新デザインはブロックを組み合わせたような極めて稚拙なデザインで、日本での普及を阻害する一因になったとさえ言われる。

なお、グループSNEが1992年に出版した日本語版では、バトロイドをデザインした河森正治が日本語版オリジナルのデザインを行っている。これらのメカデザインは当然ながら元祖のデザインとは大きく変更されているが、アメリカ版のものとは比較にならないほど高品質である。

[編集] 備考

スーパーロボット大戦シリーズに登場するバンプレストオリジナルのロボットの一系統であるヴァルキュリアシリーズは、角ばったキャノピーで構成された頭部、リニアキャノン以下実体弾射撃兵器主体の兵装、鈍重で重装甲な陸戦兵器風の性能など、ダグラムに類似している。シリーズ第一弾であるスーパーロボット大戦64スヴァンヒルドは、「異星人に制圧された地球で開発され、レジスタンス組織によって奪取・運用される」という設定までが似ていた。

なお、現在においてもスーパーロボット大戦シリーズにダグラムが正規出演したことはない。

[編集] 脚注

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  1. ^ 世代の分け方については『デュアルマガジン』「テクニカルインストラクション」より。
  2. ^ a b c d e 『デュアルマガジン』「テクニカルインストラクション」による。
  3. ^ a b c d e f g 『完本 太陽の牙ダグラム(一迅社)』による
  4. ^ 第2話劇中のバスクの台詞より。
  5. ^ タカラ『1/48ブッシュマン』解説書。

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