ナイトライダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ナイトライダー』(原題:Knight Rider)は、1982年9月26日から1986年8月8日に米国で放映された特撮テレビドラマ。全84話。日本ではその中から全74話が放映され、また第4シーズンのほとんどは『新ナイトライダー』のタイトルで放映された。日本での放映のキー局はテレビ朝日系列。
本項目では、特に断りが無い限り、日本において『ナイトライダー』及び『新ナイトライダー』として放映された作品を中心に記述する。
目次 |
[編集] 内容
民間の犯罪捜査員マイケル・ナイトが人間の言葉を話し特殊装備を搭載したドリーム・カーナイト2000と共にさまざまな事件を解決するカーアクションドラマ。
注意:以降の記述で物語に関する核心部分が明かされています。
[編集] 物語のあらまし
“陰謀と破壊と犯罪の渦巻く現代に蘇る正義の騎士……”と言う印象的なナレーションで始まるこの物語。ある産業スパイ一味を追跡していた敏腕刑事マイケル・ロングは、内通者に同僚を殺され自らもまた凶弾に倒れた。だがマイケルは、ナイト財団の総帥ウィルトン・ナイトにより辛くも命を救われ、その身分も新たにマイケル・ナイトとなる一方、病魔に冒され他界したウィルトン・ナイトの遺志を継ぎ、密かに財団が開発していたドリーム・カー「ナイト2000」と共に、世の中の不正や巨悪と戦うことになった。
[編集] ナイト財団
ナイト財団は、マイクロエレクトロニクス事業で巨万の富を築いた実業家、ウィルトン・ナイトがその収益を投じて設立した組織で、正式名称は「法と政府のためのウィルトン・ナイト記念財団(Wilton Knight Memorial Foundation for Law And Government)」。「法と政府のための……財団」だけを抜き出して「F.L.A.G.」と称される事もある。様々な団体・個人が表沙汰にしたくない事件の調査を請け負っている、いわば私立探偵・興信所。しかしその能力は定評があり、軍隊や官庁、各種大企業からも依頼を受けるほど。財団の総帥となったウィルトン・ナイトは、かねてより犯罪を撲滅するためには自らも直接行動を取る必要性を痛感しており、そのためにドリーム・カー・ナイト2000が製作されることとなった。
ドラマの中で、マイケルがしばしば「民間の調査機関でナイト財団」と名乗っているように、ナイト財団の調査部門そのものに強制権・捜査権は一切ない。そのため、捜査の際には警察や軍との連携を図る場合もある。
日本語版ではナイト財団と呼ばれているが、オリジナルでは「F.L.A.G.」と呼ばれ、ナイト財団の一部門となっている。
[編集] ナイト2000(K.I.T.T.)
ナイト2000(KNIGHT 2000)はK.I.T.T.という高性能人工知能を搭載したドリーム・カー。ナイト2000を指すのは車の部分であり、K.I.T.T.ではない。この二者は混同して考えられがちだが、実は違う。
外観は黒で統一されたポンティアック製ファイヤーバードのトップグレードにあたるトランザム。日本では単に「トランザム」という名前で有名。本編ではかつてのマイケル・ロング刑事の愛車を改造したものとされているが、第1シーズン第8話「激闘! 善と悪2台のナイト2000」ではナイト2000のプロトタイプK.A.R.R.(カール)が登場している。K.A.R.R.はK.I.T.T.のプロトタイプという意味合いではなく、あくまでも「ドリーム・カー・ナイト2000」のプロトタイプである。
ナイト2000のボディは一般的な車両と違い、新開発の特殊セラミックに分子結合殻を組み込んだもので、その構造上黒い車体色となっている。この分子結合殻は普通の鉄板を装甲車以上の強靱な装甲に変えてしまうため、銃はもちろんロケットやレーザーを用いても破壊は困難。基本がファイヤーバードなので後輪駆動。最高速度はノーマルモード時で時速322マイル(約520キロメートル)、最高速度を40%向上させるスーパー追跡モード時は時速450マイル(約720キロメートル)となる。トランスミッションは8段フルオートマチックトランスミッション。
燃料についてはエンジンが“完全無公害”とされる必要から「水素」とされているが、シーズンを通して水素燃料について記述されたことがない。第1シーズンで一度だけ、ガソリンスタンドで給油する貴重なカットがある。「決して安いガソリンを入れないで下さい。あなただっていい物食べてるでしょ?」とK.I.T.T.が暗にハイオクと思われる燃料の補給を要求していたり、第3シーズンの「恐怖の高電圧・消えたナイト2000」では、爆弾を盗み出した2人組がニトロ噴射でマイケルの追跡から逃れようとした際に、マイケル自身が「ハイオクの加速を見せてやる(字幕表記)」と言った台詞がある(日本語吹き替えでは「奴らにこっちの加速を見せてやろう」になっていた)。燃料についてはただ一度、エンジンを液体水素用に載せ替えたというエピソードがあるのみ。このことからも解るように、ナイト2000の燃料が水素であるということは、はっきりと明記されていない。
K.I.T.T.とは、正式名称“ナイト・インダストリー2000”英文字表記でKnight Industries Two Thousand。それぞれの頭文字でキットと呼ぶ。日本では一部のゲームブックでK.I.T.T.の正式呼称を「Knight Industry Total Think System 2000」と表記していたが、これは誤りであり公式ではない。
既販の映像メディア「ザ・ベスト・オブ・ナイトライダー」およびコンプリートDVDボックス・シーズン1に収録のパイロット版「電子頭脳スーパーカー誕生」では、K.I.T.T.を演じたウィリアム・ダニエルズが、劇中において「喋る車に慄くマイケル」に対し、自身をI am the voice of Knight Industry Two Thousand's microprocessor. K-I-T-T for easy reference "K.I.T.T." if you prefer(私はナイト2000に搭載されているコンピュータの声です。K.I.T.T.と呼んでください。キットでも結構。:日本語吹き替え版のセリフ). と紹介した。
K.I.T.T.についての詳細は別項を参照の事。
放映開始当初は、ナイト2000とK.I.T.T.を混同して考えられていたが、放映が進むにつれて両者はそれぞれ独立したものであるという描写となった。第2シーズン8話「盗まれたナイト2000 知能戦! 天才マイコン少年VSキット」では、ナイト2000の車部分のみが盗まれK.I.T.T.は外されて放置されるという事態となり、K.I.T.T.はポータブルテレビに組み込まれた形の「仮の姿」で登場している。また、盗まれたナイト2000は遠隔操作で操縦されていることから、K.I.T.T.とナイト2000の機能はそれぞれが独立して稼働していることが伺える。第4シーズン1話(ビデオ版のタイトルは「激突! 装甲戦車」、日本で『ナイトライダー』の最終回として前後編に分けて放映された際のタイトルは、「無敵装甲車ジャガーノート大激突! 破壊編/大勝負! 再生編」)では、劇中ジャガーノートの奇襲によって大破したK.I.T.T.とナイト2000の修理を引き受けることとなったボニーの台詞から、「車体が“ナイト2000”で、人工知能が“K.I.T.T.”である」と言うことが明確になった。またこのエピソードでも、再生過程においてポータブルテレビに組み込まれたK.I.T.T.が登場している。さらに「復活ナイト2000! 大改造パワー全開!!」エピソードでは潜入捜査の為に外装を特殊樹脂で覆い、クラシックカーに擬装した事もある。なおその際、待機電力の確保の為に車体からプラグを伸ばし電気泥棒まがいの事も行っている。
また、アメリカ本土ではナイトライダーの放映が始まるまで「黒」は不吉の象徴とされ、個人が「黒塗りの車」を所有する事などはアメリカ国民の通念になかったが、ナイトライダー放映開始と同時に黒のファイヤーバードが爆発的に売れ出し、「黒=不吉の象徴」という概念をも払拭させた。第3世代ファイヤーバードの宣伝のために作られたとされるナイトライダーだったが、あまりの売れ行きの過熱ぶりに「ポンティアックのロゴをエンドロールから消してくれ」と車両を提供していたGMサイドからナイトライダー製作陣へ直接要請があったほどである。日本国内においても、ファイヤーバードやナイト2000のデザインが、その後のスポーツカーに強いインパクトを与え、今現在でも多くのナイト2000レプリカオーナーが存在するほどの人気を博した。また、日本での本放映時には、ナイト2000のベースである第3世代ファイヤーバード・トランザムのCMが流れていた(日本国内の正規販売ディーラーはヤナセで、番組スポンサーのうちの1社だった)。
関連は不明だが、第1第2シーズンまでのナイト2000を指す台詞回しが「原語:New Black Trans-am(吹替:黒のトランザム)」だったのに対し、第3シーズン後半から第4シーズンにかけては「原語:Black T-Top(吹替:黒のスポーツカー)」と全般的に改められている。
[編集] ナイト2000プロトタイプ(K.A.R.R.)
K.A.R.R.(カール)とは、K.I.T.T.同様に高度な人工知能を搭載したナイト2000のプロトタイプ。正式名称はKnight Automated Roving Robot。「自分で走り回れる車の原型モデル」として、K.I.T.T.より先に開発された。K.I.T.T.の基本プログラムにおける最優先事項が「人間(特にマイケル)への奉仕および命の遵守」であるのに対し、K.A.R.R.のそれは「自己の保存」であり、ほとんど野生の動物の本能に近い(デボンによれば、「実弾の入った拳銃をおもちゃにしている赤ん坊のようなもので、いつ引き金を引くかは時間の問題」とのこと)。自分を守るためならば乗車しているパイロットをも躊躇なく犠牲にしてしまうことから、K.I.T.T.とは正反対の存在といえる。ウィルトン・ナイトはK.A.R.R.のプログラミングに欠陥がある事に気付いてはいたものの、自身の身体が既に病魔に冒されていた事、新たなドリーム・カーを製作する事および自らの後継者を探す事にかかりっきりとなり、K.A.R.R.は放置される事となった。デボンは、ウィルトン・ナイトがK.A.R.R.を既に解体したものと誤認していた。その後K.A.R.R.は、ナイト工業博物館の3番研究室に完全に機能を停止した状態で放置されていたが、お宝を目当てにナイト工業博物館に忍び込んだ2人組によって誤って再起動された(第1シーズン第8話)。なお、このエピソードは日曜洋画劇場『ナイトライダー6』の後半1時間部分として放送され、以後、このエピソードのみの再放送はされていない。
二度目の登場はそれから2年後の夏、宝探しに夢中のカップルがある海岸でK.A.R.R.を掘り起こした。最初の登場では全くの初期状態であり社会に順応できずにいたK.A.R.R.も、このときは「駆け引き」を身につけており、オーナーとなった人間の心理を巧みに操った。この再登場時には、K.I.T.T.との対決に備えて財団のトレーラーを襲撃し、同乗者を人質としてボニーにアルファ回路の調整や、自分に対抗するために用意されていたレーザーの取付け、2トーンカラー(ブラックとシルバー)の「強化外装」への変更(K.I.T.T.と区別するため)などをさせている(第3シーズン第5話)。
自分が製作されたその直後に新たなナイト2000を製作したナイト財団、とりわけウィルトン・ナイト、K.I.T.T.、マイケルに対しては憎悪と言っても過言ではない感情を抱き、虎視眈々と復讐の機会をうかがっていた。K.A.R.R.にとって、ウィルトン・ナイトは「自分をこの世に生み出しながら、すぐに消し去ろうとした憎い人物」であり、新たなナイト2000となったK.I.T.T.は「自分の存在を全否定した亜流のコピー」であると思っていることから、K.A.R.R.とK.I.T.T.双方にとって相手がこの世にあってはならない存在として映った。
K.A.R.R.の外観・基本的機能は、K.I.T.T.とほぼ同等の性能を有する。両者の基本プログラムの違いにより互いのAIの思考は大きく異なる。同じボディーでありながら、過去に2度登場するそのいずれも、K.I.T.T.との対決に敗れている。
K.I.T.T.とK.A.R.R.を見分ける事は、第3シーズンの再登場ではずいぶん容易になったものの、初登場時には容易に外観の見分けが付かなかった。インテリアは第1シーズンの「前期型」となっており、口の動きを表現する部分のLED配列と発光色(黄色)がK.I.T.T.と異なるのみ。再登場時にはスキャナーの発光色も赤から黄色に変更され、ライセンスプレートも追加されていた。
登場回数がシーズンを通して二度のみにもかかわらず、そのインパクトの強さや見事な悪役っぷりから、K.A.R.R.のファンは多く、わざわざ2トーンカラーの外装をレプリカしているオーナーもいるほどである。
K.A.R.R.の声は初登場時はピーター・カレン(Peter Cullen)。再登場時はポール・フリーズ(Paul Frees)が担当。日本語吹替えは麦人が担当した。
[編集] レギュラー・キャスト
- マイケル・ナイト:デビッド・ハッセルホフ(日本語吹替えの声:佐々木功)
- 本作の主人公。シーズン全編を通して活躍する。ナイト財団の最重要顧問としてウィルトン・ナイトの遺志を継ぐ。K.I.T.T.とコンビを組み、数々の難事件に立ち向かった。元々はマイケル・アーサー・ロングという名の敏腕刑事であったが、産業スパイ事件の捜査中に顔を撃たれて瀕死の重傷を負い、ウィルトンによって救出される。その際、負わされた怪我の治療と合わせてウィルトンの息子ガースをモデルに顔の整形手術も行われ、更にウィルトンの養子として名前もマイケル・ナイトに改められる。ナイトとしてのプロフィールは創作されたものであるため、コネを使って経歴を調べた悪党達に「3年前には存在さえしていなかった男だ」と驚かれる事もしばしばである。
- K.I.T.T.(ナイト2000):ウィリアム・ダニエルズ(声:野島昭生)
- ナイトライダーの本当の主役と言える存在。マイケルの性格を良くも悪くもいちばん理解している相棒。丁寧な性格でユーモアにも長けている。一度路肩の石が車体の底に当たったショックでK.I.T.T.の回線が切れた(言葉のプログラムが、粗暴なブルックリン訛りに切り替わった)時に、マイケルを「マイキー」と呼んだ事もある。また、ジャガーノートの攻撃で破壊され再プログラミングの際にも、ガレージで作業しているRC3達の会話を拾ったため、同様にマイケルの事を「兄弟」と呼んでいる。
- デボン・マイルズ(日本語版ではデボン・シャイアー):エドワード・マルヘアー(声:中村正)
- 財団の責任者(専務理事?)。在りし日のウィルトンとは戦友同士であり、普段は紳士的且つ温厚な性格。イギリス人。強い愛国心の持ち主でもある。軍を始めとして非常に広い人脈を持ち、大統領とも面識がある。一見事務方に見えるが実は博士号を持つ科学者であり、ナイト2000のボディを覆う分子結合殻の構造式を知る3人の人物の1人。本編ではあまり語られていないが、過激な過去を持つという逸話もある(第二次大戦中に捕虜収容所から3度も脱走に成功した、ドイツ軍占領下のフランスにナイフ投げの芸人として潜入した、若い頃バイクレースのチャンピオンだった、等。なお、第二次世界大戦中はSASにいた事もあるとか)。マイケルと意見が対立する事もしばしばあるものの、マイケル自身が持つ正義の心と忠誠心から、マイケルに対して全幅の信頼を置く。マイケルの行動を全面的にサポートしてくれる良き理解者。
- なおマイルズというファミリーネームはパイロット版のみで使用されたが、実はシリーズ中マイケルがデボンの訪問先で彼を探す際に「デボン・シャイアー・マイルズ」といって所在を尋ねるシーンがあった(吹替え音声)。この“マイルズ”というミドルネームが製作サイドの公式設定かどうかは不明。
- ボニー・バーストウ(第1、3、4シーズン):パトリシア・マクファーソン(声:小山茉美)
- ナイト2000製作チームのうちの一人。技術屋の典型のような女性。K.I.T.T.に対しては母親のように接する。一時的に財団から離れサンフランシスコの大学に研究生(?)として在籍していたが、ある事件をきっかけにナイト2000担当メカニックとして復帰。一度K.I.T.T.に身長、体重、スリーサイズをこっそり計測された事がある。飛行機嫌いであり、その性格はK.I.T.T.にも反映されている。
- エイプリル・カーティス(第2シーズン):レベッカ・ホールデン(声:潘恵子)
- ボニーが財団を離れていた間のK.I.T.T.担当メカニック。K.I.T.T.に「技術者と言うよりはまるで母親のようです」と言わせるほど。メカニックの他にも、デボンの秘書的な役割や看護婦の仕事もこなせる才女。財団に参加する以前、旅行代理店で働いていた事もある。第2シーズン15話「死線48時間リミット寸前! 決死のレール・ウェイ大走破!!」ではエイプリルに焦点が当てられ、彼女の義理の姉と姪も登場している。なお、米国のあるノベライズにおいてデボンの実子であるという描写がされているが、正式な設定の中でその扱いをしているものはない。
- レジナルド・コーネリアス3世(日本語版では“コルネリウス”)(通称:RC3):ピーター・パロス(声:水島裕)
- ナイト財団のメカニックとして第4シーズンから登場。シカゴのスラム街で「ストリート・アベンジャー(字幕は「復讐者」と表記)」と名乗って自警団的な活動をしていたが、ある偶然からマイケルと出会い、その後デボンのスカウトで財団に参加する。普段は移動本部トレーラーのドライバーとしての仕事がメインであり、それ以外のときはトレーラー内で自分のバイクをいじっている(因みに、移動本部トレーラーにはK.I.T.T.と同等の自動走行装置が搭載されており、緊急時に限り使用が許可されている)。だが、装甲車ジャガーノートによって大破したナイト2000を復活させる際には、スラム街に住むメカニック達と共にボニーに協力して活躍し、「コンバーチブルモード」、「スーパー追跡モード(S.P.M.、車体形状が大きく変形し、それまで以上の超高速走行が可能となる)」、「緊急ブレーキシステム(E.B.S.、前出のS.P.M.での超高速走行から減速する際に、車体各所に組み込まれているスポイラーが一斉に立ち上がり、空気抵抗で急減速させる装置。つまり空力ブレーキ装置である)」等の新機能まで追加した。また第4シーズン後半ではマイケル自身のサポート役に回る事もあった。
- ナレーション - 小林清志
- 全シーズンでナレーションを担当し、番組本編ではゲストキャラの吹き替えとして出演した事もある。
[編集] スタッフ
- 製作総指揮 - グレン・A・ラーソン
- 音楽 - ステュー・フィリップス → ドン・ピーク
- テーマ音楽 - グレン・A・ラーソン、ステュー・フィリップス
- 製作 - グレン・A・ラーソン・プロダクションズ、ユニバーサルTV
- 放映 - 米国NBC
[編集] 日本語版スタッフ
- 演出 - 壺井正
- 翻訳 - 平田勝茂
- 効果 - PAG
- 調整 - 高橋久義
- テレビ朝日担当 - 猪谷敬二
[編集] 日本での放送
- 日本では第1シーズンから第3シーズンまでの2時間の作品(5本)を『日曜洋画劇場』などの映画枠で放映。シリーズ放映開始に合わせ、1987年1月上旬に第1シーズンの2作品を2時間に編集し、『ナイトライダー6』として『日曜洋画劇場』で放映。
- 1987年1月TVシリーズが始まるが、ボニーとエイプリルの2人の女性メカニックの登場順に関する混乱(第1、3、4シーズンがボニー、第2シーズンのみエイプリル)を防ぐという理由から、第2シーズンが第1シーズンより先に放映され、第1シーズン初回の次回予告で、ボニーは新メンバーとして紹介された。その結果、先に放映された第2シーズンに比べて出演者が若干若返った印象となった他、ナイト2000の機能追加の順序等に関する矛盾といった別の混乱が生じた。
- 本来K.I.T.T.のボイスインジケーターは、第1シーズン中盤まではパイロット版(第1話)と同様に「発声に合わせて四角部分が赤く点滅する」仕様で、途中から第2シーズン以降でもみられる「発声に合わせてバー型のLEDが発光する」仕様に改造されている。しかし日本では、前述の理由で第2シーズンが先に放送されたため、ボイスインジケーターの仕様が異なる第1シーズン前半に相当するエピソードでは、混乱を防ぐためにK.I.T.T.の発言シーンは全て中盤以降の仕様に差し替えて放送された。
- 日本でのシリーズ初放送時の1987年夏に放送された日本独自の特別編成番組『ナイトライダー・スペシャル』内で放映されたエピソード2本は再放送時には順番が変更されている。また、同番組内のナイト2000の機能紹介、及び当時まだ放映されていなかった新しいエピソードの見所を紹介する『ナイトライダー最新情報』のコーナーはこれ以降、放送されていない貴重映像である。
- 1988年2月、第4シーズン第1話(2時間)を2週に分けて放送し、『ナイトライダー』シリーズは終了。
- 時間帯を変えて(関東地区では、1988年11月~1989年3月毎週土曜日15:00~15:55)、第4シーズンを『新ナイトライダー』として放映。
- 『新ナイトライダー』は関東地区での初放映の際、「ハイジャック!人質ボニーを救え」をもって打ち切られ、約1年後の『ナイトライダー』シリーズの再放送後に残りの未放映分を含めたエピソードが初放映された。
- 2007年現在スカイパーフェクTV!などで展開されているSuper! drama TVで第1シーズンから順次放映されている。
[編集] 続編
[編集] 新ナイトライダー2000
『新ナイトライダー2000(原題:Knight Rider 2000)』が1991年に製作された。
当時から見て未来である2000年、警官の実弾銃使用が撤廃され、代わりに超音波銃の携行が義務付けられたアメリカのある都市を舞台にした物語。頭部に銃撃を受けた影響による記憶の欠落を補うため、かつてK.I.T.T.に使用されていたチップが組み込まれた元警官の女性ショーン・マコーミックが主人公である。ナイト財団はナイト2000の発展型、ナイト4000を完成させ、紆余曲折を経て、復帰したマイケル・ナイトによってK.I.T.T.が搭載される。2人は共に銃使用撤廃派市会議員の暗殺事件の真相に迫ろうとするが…。
この作品はパイロット版のみの製作にとどまってしまったが、CICビクター株式会社からビデオソフトがリリースされた他、『ナイトライダー』シーズン1 DVD-BOXに特典として収録されている。また、テレビ朝日系を中心とした各地方局で深夜映画として放映された。日本語吹替え版は製作されていない。
以後も、『ナイトライダー』の続編・新作と思われる日本未公開の作品がいくつか製作されている。詳細は参考リンクのリンク先を参照のこと。
[編集] ナイトライダー(2008年)
2008年2月17日夜(米現地時間)にNBC系列で『Knight Rider』新作のパイロット版が放映された(日本での放映については同年3月現在不明である)。
同作では、ナイト2000に代わってシェルビー・マスタングGT500KRをベースとしたナイト3000が登場し、K.I.T.T.の正式名称もKnight Industries Three Thousandとなっている。NBCでは同年秋に新番組として連続ドラマ化する予定であるという。 主人公は、イラク従軍の経験もあるレーサーでマイケル・ナイトの息子であるマイク・トレーサー。
[編集] ゲスト出演
日本でも放映された人気ホームコメディ『アーノルド坊やは人気者』の第6シーズン第8~9話『ハリウッド大事件(前・後篇)』にナイト役のハッセルホフとK.I.T.T.がゲスト出演した。このエピソードの中でのK.I.T.T.は、ひがみっぽくて性格が悪く、ナイト2000によりかかったアーノルド坊やを「触るな! 私はスターだ」と怒鳴りつけた。
[編集] DVD
DVD がユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパンから発売されている。第1シーズンから第4シーズンまで(2008年1月現在)。
放映当時に日本語吹き替えがあった話は全て吹き替えが収録されているが、日本での放送時にカットされていたシーンは吹き替えが行われていない。また、日本未放映話は英語のみである。
第1シーズンの前にパイロット版が発売されたが、それには吹き替えは収録されていない。またシーズン4のオープニングにも日本語吹き替えが収録されていない。
- シーズン1,2パック コンプリートDVD-BOX 2006年6月23日発売(14枚組、税込28,000円)
- シーズン3 コンプリートDVD-BOX 2006年6月23日発売(8枚組、税込17,800円)
- シーズン4 コンプリートDVD-BOX 2006年9月21日発売(8枚組、税込17,800円)
[編集] サウンドトラック
- Original Television Soundtrack Recordings:"KNIGHT RIDER" Volume 1(HI-TECH RECORDS/2000年発売)
- "KNIGHT RIDER" The Best of DON PEAKE Volume 1(Hitchcock Media/2004年発売)
- 上記二枚はドン・ピーク作曲による劇中BGMをエピソード毎に抜粋し収録。ステュー・フィリップスによるメインテーマは未収録だが、劇中でのアレンジ曲は多数収録されている。共にVolume 1との表記があるが、以降のリリースは行われていない模様である(2008年3月現在)。
- Original Television Soundtrack "KNIGHT RIDER"(Film Score Monthly/2005年発売)
- 公式なものとしては初となるサウンドトラック。パイロット版を含めたステュー・フィリップス担当の劇中BGMをエピソード毎に抜粋し収録。プロデューサーのグレン・A・ラーソンとの共作によるメインテーマも収録されている。マスター音源からステュー・フィリップス本人の手によりリミックスが行われ、3,000枚限定でリリースされた。
[編集] ゲームソフト
- ナイトライダー(パック・イン・ビデオ/ファミコン版)
- 発売日:1988年9月30日/価格:5500円/ジャンル:アクション/媒体:ロムカセット
- ナイトライダースペシャル(パック・イン・ビデオ/PCエンジン版)
- 発売日:1989年12月22日/価格:5800円/ジャンル:レース/媒体:HuCARD
その他、日本以外ではプレイステーション2、Xbox、ニンテンドーゲームキューブ、PC用ゲームとして、オランダのDavilex社から『KNIGHT RIDER THE GAME』および続編の『KNIGHT RIDER 2 THE GAME』が発売されている。前者は日本でも輸入販売されたが、後者は日本未発売のようである。
[編集] 関連商品
- セルオート ユニバーサル・スタジオ正規プレミアムレーザー探知機「KNIGHT2000」(ナイトライダーの世界観を彷彿させるデザイン、オープニングムービーと警告画面、吹替版KITT=野島昭生の声による完全オリジナル音声案内、2007年発売)
- スカイネット ラジコンカー「ナイト2000」(1/15スケール、送信機からの操作で、吹替版KITT=野島昭生の声で喋る機構つき、2007年10月発売)
- 銀座「パチスロ ナイトライダー」(2008年4月稼動予定)
- ユニバーサル公認「ナイトライダー」カーナビゲーション(2008年秋発売予定)
[編集] 関連項目
- 『宇宙空母ギャラクチカ』(グレン・A・ラーソン創作作品)
- 『超音速攻撃ヘリ エアーウルフ』(同時代の同じユニバーサル・テレビジョンによるスーパーマシン・アクションTVドラマ)
- 『驚異のスーパー・バイク ストリートホーク/ストリートホーク』(同時代の同じユニバーサル・テレビジョンによるスーパーマシン・アクションTVドラマ)
[編集] 外部リンク
- ナイトライダーへの道
- KNIGHT2000~KNIGHT RIDER~ ユニバーサルスタジオ オフィシャルパーツ(プラスエスト株式会社)
- ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 銀座 パチスロ ナイトライダー 公式ホームページ
- knight rider online
- YOYO KIKAKU : KNIGHT RIDERのコーナー
- cardream7110
[編集] 参考リンク
[編集] 日本国内地上波放送時の前後番組
| テレビ朝日系 水曜21時台(1987年1月 - 1987年3月) | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
|
ナイトライダー
|
||
| テレビ朝日系 月曜20時台(1987年4月 - 1987年9月) | ||
|
ワールドプロレスリング
※火曜20:00に枠移動 |
ナイトライダー
|
ワールドプロレスリング
※再度火曜20:00から枠移動 |
| テレビ朝日系 水曜20時台(1987年10月 - 1988年2月) | ||
|
新・水曜スペシャル
※19:00~20:51 |
ナイトライダー
|
ビートたけしのスポーツ大将(第2期)
|
| テレビ朝日系 土曜15時台(1988年11月 - 1989年3月) | ||
|
新ナイトライダー
|
(単発枠)
|
|
| テレビ朝日系 月~木曜17時台(1990年1月 - 1990年2月) | ||
|
新ナイトライダー(土曜15時台の再放送)
|
新ナイトライダー
|
特攻野郎Aチーム(再)
|

