『マイ・フェア・レディ』(My Fair Lady)は、1964年制作のアメリカ合衆国のミュージカル映画。同名ミュージカルの映画化。同年のアカデミー作品賞を受賞した。
ストーリー [編集]
言語学専門のヒギンズ教授はひょんなことから、下町生まれの粗野で下品な言葉遣い(コックニー英語)の花売り娘イライザをお嬢様に仕立て上げることになった。富裕階級のフレディーはそのイライザに恋をしてしまうが、一方ヒギンズ教授も初めは義務感でつきあっていたものの、徐々に彼女のことが忘れられなくなっている自分に気づく。まだまだ階級社会の文化が色濃く残るイギリス社会を舞台に繰り広げられるロマンティック・コメディ。
キャスト [編集]
エピソード [編集]
- バーナード・ショーの『ピグマリオン』が1914年初演され、1938年に映画(アンソニー・アスキス監督)にもなった。これらを基にミュージカル舞台『マイ・フェア・レディ』が1956年にブロードウェイで公開されてロングランヒットとなったが、本作はその映画化権を550万ドルで買い取り制作されたものである。投資した額を回収するため必ず当たる主役をということで舞台版のイライザ役であるジュリー・アンドリュースではなくオードリー・ヘップバーンを抜擢。ヒギンズ役もケーリー・グラントに依頼したが「舞台版のレックスがやるべきだ」と断られてレックス・ハリスンがそのままやることになった。他にイライザの父親役、スタンリー・ホロウェイも舞台版に引き続いての出演であった。
- 映画では、オードリー・ヘップバーンの歌は、一部の歌い出し部分を除いて マーニ・ニクソンによる吹き替えである[2]が、1994年にLDのスペシャルコレクション(日本では1996年3月)が発売された時に、本人によってレコーディングされた音源も収録され話題となった(しかし下手だったために吹き替えられた)。また、フレディ役のジェレミー・ブレットの歌も吹き替えだった[3]ことが本人によって明らかにされた。
- オードリーは前述のように自身でもレコーディングを行い、本番ではそのプレイ・バックを元に口パクをして演技をしていた。しかし、歌は吹きかえられたため、完全にリップシンクしていない。
- 舞台版のイライザ役であったジュリー・アンドリュースは、同年公開の『メリー・ポピンズ』の主役に抜擢され、アカデミー賞主演女優賞を受賞した。これには、同情票もあったとされるが、吹き替えではなく本人が歌っていたことにあると言われている。
- 映画公開時に制作されたポスターは、ボブ・ピーク(Bob Peak)によるイラストのもの。
- 映画がアカデミー賞の主要部門を総なめする中、ライバル候補のジュリー・アンドリュースに奪われる形でオスカーを逃してしまったオードリーの悔しさは相当なものであったらしく、授賞式後に周囲に激しく八つ当たりする映像が残っている。
楽曲 [編集]
第一部
- 序曲 (Overture)
- なぜ英語が話せない? (Why Can't the English?)
- ああ、なんてしあわわせ! (Wouldn't It Be Loverly?)
- 僕は普通の男 (I'm sn Ordinary Man)
- 運が良けりゃ (With A Little Bit of Luck)
- 今に見てろ (Just You Wait)
- 召使たちの歌 (Poor Professor Higgins)
- スペインの雨 (The Rain in Spain)
- 踊り明かそう (I Could Have Danced All Night)
- アスコット・ガヴォット (Ascot Gavotte)
- 君住む街角で (On the Street Where You Live)
第二部
- 大使館のワルツ (The Embassy Waltz)
- うまくやった (You Did It)
- 今に見てろ (Just You Wait)
- 君住む街角で (On the Street Where You Live)
- 私に見せて (Show me)
- 花市場 (The Flower Market)
- だが まずは教会へ (Get Me to the Church on Time)
- 男性賛歌 (A Hymn To Him)
- あなたなしでも (Without You)
- 忘れられない君の顔 (I've Grown Accustomed to Her Face)
- 終曲 (The End)
受賞 [編集]
- アカデミー賞
関連項目 [編集]
参照 [編集]
外部リンク [編集]
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