戦場の小さな天使たち

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戦場の小さな天使たち
Hope and Glory
監督 ジョン・ブアマン
脚本 ジョン・ブアマン
製作 ジョン・ブアマン
マイケル・ドライハースト
音楽 ピーター・マーティン
撮影 フィリップ・ルースロ
編集 イアン・クラフォード
配給 コロンビア映画
公開 アメリカ合衆国の旗 1987年11月13日
日本の旗 1988年2月6日
上映時間 113分
製作国 イギリスの旗 イギリス
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 300万ドル
興行収入 10,021,120ドル[1]
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戦場の小さな天使たち』(原題: Hope and Glory)は、ジョン・ブアマン監督による1987年公開のイギリスの映画。邦題は『戦場の…』となっているが、戦場ではなく、第二次世界大戦中のドイツ軍によるロンドン空襲を題材に、近郊の町に生きる市井の人々を、子供の視点から描くファンタスティックなヒューマン・コメディである。

アカデミー賞のうちアカデミー美術賞アカデミー撮影賞アカデミー監督賞アカデミー作品賞アカデミー脚本賞の各賞にノミネートされた。東京国際映画祭では最優秀芸術貢献賞を受賞。

あらすじ[編集]

1939年のイギリス。第二次世界大戦が勃発し、ロンドン近郊の美しい町にも空襲の危機が迫っていた。ローハン家では、父のクライヴが出征し、母のグレースは三人の子供のうち7才のビリーと妹のスーを集団疎開させることにする。しかし、子供たちと別れがたいグレースは、汽車に乗り込む寸前の兄妹を家に連れ帰ってしまった。

疎開できなくてもビリーは平ちゃらだ。わんぱくな少年たちにとって、ドイツ軍による夜間空爆は炎と轟音の一大スペクタクルなのだった。瓦礫と化した家々は、格好の遊び場であり、親を亡くした子供には、興味津々で心境を尋ねに行く。近所の悪童たちと共に、ビリーは戦時下でもたくましく、楽しい日々を過ごしていた。

ビリーの姉で年頃のドーンは、カナダ兵のブルースと逢引きを続けていた。母であるグレースは、こっそり外出しようとするドーンを最後まで引き止め続けることが出来なかった。明日は空襲で死ぬかもしれないという虚無感のなせる業だった。

翌年の夏、ローハン家は、空襲ではなく普通の火事で焼け落ちてしまった。ピクニックに出ていて助かった一家は、母方の祖父の家に身を寄せることになった。自然あふれる田園の川辺に建つ祖父の家は、空襲もなく、ビリーにとっては最高の夏休みとなった。

ブルースの子を身籠ったドーンは、ブルースと連絡が取れないまま、祖父の家で臨月を迎えた。基地に配属されていたブルースは、脱走してドーンの元へ駆けつけ、結婚式を挙げると、そのまま憲兵に連行されて行った。直後に産気づいたドーンは、可愛い男の子を出産した。

夏休みが終わり、ビリーが小学校に戻る日が来た。しかし、直前の空襲で学校は全壊してしまっていた。大喜びではしゃぎ回る子供たち。ビリーの楽しい「夏休み」は、続いていた。

キャスト[編集]

  • クライヴ・ローハン: デイヴィッド・ヘイマン
  • グレース・ローハン: サラ・マイルズ
  • ドーン・ローハン: サミ・デイヴィス
  • ビル(ビリー)・ローハン: セバスチャン・ライス・エドワーズ
  • スー・ローハン: ジェラルディン・ミュア   
  • ブルース: ジーン=マーク・バー
  • マック: デリック・オコナー
  • モリー: スーザン・ウォルドリッジ
  • ジョージおじいちゃん: イアン・バネン
  • おばあちゃん: アン・レオン

参考文献[編集]

  1. ^ Hope and Glory”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年11月10日閲覧。

外部リンク[編集]