カポーティ

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カポーティ
Capote
監督 ベネット・ミラー
脚本 ダン・ファターマン
製作 キャロライン・バロン
マイケル・オホーヴェン
ウィリアム・ヴィンス
製作総指揮 ダン・ファターマン
フィリップ・シーモア・ホフマン
ケリー・ロック
ダニー・ロセット
出演者 フィリップ・シーモア・ホフマン
キャサリン・キーナー
音楽 マイケル・ダナ
撮影 アダム・キンメル
編集 クリストファー・テレフセン
配給 ソニー・ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 2005年9月30日
日本の旗 2006年9月30日
上映時間 114分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カナダの旗 カナダ
言語 英語
製作費 $7,000,000
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カポーティ』(Capote)は、2005年アメリカ映画。タイトルの通り、作家のトルーマン・カポーティを描いたもので、彼が代表作の 『冷血』 を取材し書き上げるまでを中心に描いた伝記映画でもある。

監督はこれが劇映画初監督作となるベネット・ミラー第78回アカデミー賞主演男優賞をフィリップ・シーモア・ホフマンが受賞し、作品賞監督賞助演女優賞(キャサリン・キーナー)・脚色賞でも候補となった。その他、多数の映画賞を受賞。

全米では2005年9月30日から限定公開(これはカポーティの誕生日に当たる)、日本では2006年9月30日に公開された。

ストーリー[編集]

1959年カンザス州の小さな町で、一家4人が惨殺されるという事件が起こった。「ニューヨーク・タイムズ」紙でこの事件を知り興味を持ったカポーティは、幼馴染で『アラバマ物語』(映画の中ではディルという名前でカポーティが出てくる)の女流作家ハーパー・リーと共に現場に向かう。これはカポーティが同性愛者であることが分からないようにするためのカムフラージュという。

事件をノンフィクション小説の題材にしようとした彼は、取材を進める中で、自分と同様に子供時代に家族に見捨てられた死刑囚と友情が芽生え始める。死刑執行により事件が完了し、小説を早く完成させたい自分と、死刑囚を「友」として助けたい自分の間でカポーティの気持ちが大きく揺れ動き、精神的に疲弊していく。この小説の後にカポーティが作品を書けなくなった心理的な経緯を赤裸々に描くストーリーとなっている。カポーティはこの作品の後、作品を書いていない。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
トゥルーマン・カポーティ フィリップ・シーモア・ホフマン 村治学
ハーパー・リー キャサリン・キーナー 塩田朋子
ペリー・スミス クリフトン・コリンズ・Jr 桐本琢也
ディック・ヒコック マーク・ペルグリノ
アルヴィン・デューイ クリス・クーパー 原康義
ジャック・ダンフィ ブルース・グリーンウッド
ウィリアム・ショーン ボブ・バラバン
マリー・デューイ エイミー・ライアン
ローラ・キニー アリー・ミケルソン
看守 マーシャル・ベル
ロイ・チャーチ R・D・レイド
リチャード・アヴェドン アダム・キンメル

受賞・ノミネート[編集]

作品賞 / 監督賞 / 助演女優賞 / 脚色賞 (主要5部門ノミネート)

スタッフ[編集]

その他・備考[編集]

ニューヨークの富裕層との酒場での軽妙なジョークなど、シーンのいくつかは主演フィリップ・シーモア・ホフマンのアドリブである。死刑囚との最後の面会で主演が感極まり涙を流すシーンは予定外のことであった。その直後にカメラに映る死刑囚二人の表情が印象的である。

時に子供のように振る舞う天才作家カポーティに対し、取材に同行した親友の女性作家役のキャサリン・キーナー、担当の警部役のクリス・クーパーが良識のある「大人」を演じ、安定感をもたらしている。

撮影のほとんどは1950年代から60年代のカンザスとニューヨークの両者の雰囲気を兼ね備えるカナダ・マニトバ州ウィニペグで、晩秋に行われた。数百人に及ぶエキストラの多くがウィニペグ近郊の人たちである。

2006年秋、豪華キャストを迎えたもう一つのカポーティ映画 『Infamous』 が公開となった。こちらも題材は同じであるが、原作は異なる。出演はトビー・ジョーンズサンドラ・ブロックダニエル・クレイググウィネス・パルトローシガニー・ウィーバージェフ・ダニエルズホープ・デイヴィス。監督・脚本はダグラス・マクグラス

外部リンク[編集]