ペルソナ3
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| ジャンル | RPG |
|---|---|
| 対応機種 | プレイステーション2 |
| 開発元 | アトラス |
| 発売元 | アトラス |
| 人数 | 1人 |
| メディア | DVD-ROM1枚 |
| 発売日 | |
| 価格 | 6,800円(税別) |
| 対象年齢 |
|
| デバイス | メモリーカード(8MB)64KB以上 |
| 売上本数 | |
『ペルソナ3』(PERSONA3)は、日本でアトラスから2006年7月13日に発売されたプレイステーション2用ソフト。7年ぶりに発売されたペルソナシリーズの第4作目。『P3』と略される。北米版のタイトルは「Shin Megami Tensei: Persona 3」。
目次 |
[編集] 概要
『ペルソナ3』は学園都市を舞台に「ペルソナ」という特殊能力を使う少年少女たちを主人公にしたセカイ系ロールプレイングゲーム。
名前の通りペルソナシリーズの3作目[1]であるが『ペルソナ2 罰』で完結した従来のシリーズから世界設定・登場人物・システムを一新し、新たな物語が描かれている。昼は学園生活を送りながら仲間たちとの絆を深め、夜は「影時間」に出現する「シャドウ」と呼ばれる謎の怪物と戦って行く。
前作までは一度作ったペルソナは成長させるだけだったが、本作ではペルソナ同士を合体させることで新たなペルソナを作ることが可能になった。制作を『真・女神転生III』チームが担当しており、同作のスキル[2]の継承やスキルチェンジ[3]などの要素も導入し、ペルソナの育成が更に奥の深いものになっている。戦闘は『真・女神転生III』のプレスターンバトルをアレンジして搭載したり、ベルベットルームにペルソナ全書[4]が搭載されていたりと、メガテンシリーズで好評だった要素が導入されている。
ディレクターは『真・女神転生III』の橋野桂。キャラクターデザイン及び、新たな専用ペルソナのデザインは副島成記が担当し、それ以外のペルソナは悪魔絵師・金子一馬のイラストを使用している。テーマソングは川村ゆみの「キミの記憶」。
画面のデザインがポップな感じになったり、BGMの多くに英語のボーカル曲が採用されていたりと、グラフィックやサウンド面においても過去の作品にはない作りとなっている。
ファミ通ゲームアワード2006にて優秀賞(RPG賞)を受賞した。また、海外においても軒並み高い評価を得ている。
続編『ペルソナ4』に一部サブキャラクターのその後の姿や、一部の設定がゲスト的に登場する。
登場するペルソナ(ヒュプノス、タナトス、ネメシス)、主人公たちの通う学園にダンジョンが現れる(タルタロス)、ボスが共通している(夜の女王=ニュクス)など、一作目である『女神異聞録ペルソナ』の「雪の女王編」との共通点が見受けられる。ただし内容は『ペルソナ』『ペルソナ2』の伝奇的なダークさからは逸脱した、別の意味でのダークな作風となっている(『ペルソナ4』では原点回帰した)。
[編集] システムの変更点
- ペルソナ
- 『ペルソナ2』でなくなった合体が復活した。ただし異聞録のスペルカード合体とは違い、ペルソナ同士を合体させるものであり、『真・女神転生III』の合体システムに近い。『ペルソナ』『ペルソナ2』では熟練度によってペルソナが成長していたが、今作ではパーティキャラと同様、ペルソナも戦闘で経験値を獲得しレベルアップする。ペルソナ合体後、稀に「受胎」と呼ばれる現象が発生することがあり、習得スキルを全て覚えた際(既に覚えていた場合は次回レベルアップ時)に特定アイテム[5]を入手できる。
- これまでのシリーズのペルソナ使いは、複数のペルソナを付け替えることができたが、今作ではペルソナの複数所持、交換は主人公のみが有する特殊能力となっている。主人公以外のペルソナ使いは専用ペルソナしか行使できないため、敵の属性に合わせて、パーティー編成をするという戦略も求められている。主人公が所持するペルソナの組み合わせによっては、特殊スキル「ミックスレイド」を発動させることもできる。
- 戦闘
- 前作までの敵は「悪魔」と呼ばれる存在だったが、今作では「シャドウ」と呼ばれる怪物になっている。戦闘で攻撃対象をダウンさせると連続で行動できるようになる(「ワンモアプレス」と呼ぶ)。ダウンさせるには敵の弱点を突く攻撃をするか、物理攻撃でクリティカルを出せばよい[6]。このため敵味方ともに弱点が戦闘の重要な鍵となっている。敵全員をダウンさせると総攻撃を仕掛けることができ、敵全体に無条件で大ダメージを与えることができる(条件によってはできない場合もある)。シャドウがプレイヤー側に総攻撃を仕掛けてくることはない。前作までと違い、今作では主人公が瀕死(HPが0)になる時点でゲームオーバーとなる。
- 尚、前作まであった交渉システムは本作ではなくなり、代わりにシャッフルタイムが設けられた。戦闘終了後にシャッフルタイムが発生すると、画面に表示されたカードの中から一枚を引くことができる。ペルソナのカードであればそれを入手できる。ワンド(棍棒)のカードは経験値増加あるいはペルソナの能力値上昇、カップ(杯)はHP回復、ソード(剣)は武器入手、ペンタクル(金貨)はお金入手[7]、などとなっている。ダブルアップの可能性もあり、ブランク以外を引くと、入手できるものがさらに増える。しかし、ブランクを引くと今まで引いたカードが台無しになったり、デスが含まれたカードを引くと死神シャドウの登場時間が短縮したりと、悪い効果もある。
- ダンジョン
- 今作に登場するダンジョンは(小規模なものを除けば)「タルタロス」と呼ばれる巨大な塔のみである。タルタロスは入る度に構造が変わるランダム生成ダンジョンとなっている。内部は幾つかのエリアに分かれており、途中で階段が封鎖されていて進めなくなるが、日付の経過によって封鎖が解かれるという仕組みになっている。
- 日付
- 今作では日付の概念が取り入れられた。平日は通学し、放課後や休日の昼間は街を自由に移動することができる。これにより日常生活がリアルに表されている。そのため一日の間にいろんな行動をとることが出来ず、通常のRPGのようにダンジョン(タルタロス)と街を自由に行き来することはできない。放課後・昼間・夜は店に行ったり後述のコミュ育成を行うことができ、影時間(ストーリーの項を参照)にはタルタロスに行くことができる。大型シャドウとの戦闘や学校行事など、主要イベントの発生日は固定されている。卒業式を迎えればエンディングに向かう。
- コミュ育成
- 学校や街の人々と仲良くなると「コミュ」と呼ばれる絆を結ぶことができる。コミュはアルカナごとに分かれており、コミュに入っていると、そのアルカナに属するペルソナを作成した際に、ボーナスとして経験値を追加することができる。相手と共に過ごす、または適切な言動をすることによってコミュランクが上がるようになっている。ランクが上がるほど、合体時に追加される経験値は増加し、最高ランクに達すると、そのコミュが属するアルカナの最高位ペルソナが作成できるようになる。コミュ育成は一部の例外を除いて平日の放課後や休日の昼間などに行われる。なお、コミュとはコミュニティの略称であり、ゲーム内ではこの略称で表記されることがほとんどである。
- パーティーメンバー
- 本作ではキャラクターの能力値はレベル・HP・SPぐらいである。力・耐力・運などといった能力値はキャラクター自身には存在しない。装備品などによる能力値上昇を除けば、装着しているペルソナの値がそのまま反映される。ただし主人公には学力・魅力・勇気というステータスがあり、それらを鍛えることでコミュ育成や学校・街での行動が有利になる。
- 本作では主人公以外のキャラクターは戦闘で直接操作することはできず、間接的な指示を与えるのみである。学校や街にはついてこず、ステータスの確認や装備変更は影時間などに限られる。
注意:以降の記述でペルソナ3に関する核心部分が明かされています。
[編集] ストーリー
2009年4月。10年前に両親を事故で亡くし、親戚に育てられた主人公は、家庭の事情で小中高一貫校「私立月光館学園」の高等部に編入することとなった。しかし、学生寮に入寮して間もなく、彼は異形の怪物・シャドウに襲われ、秘められていたペルソナ能力を覚醒させてしまう。それがきっかけで、主人公は隠された世界の真実の一端を知らされることになる。
[編集] 登場人物
[編集] 特別課外活動部
- 主人公(デフォルト名なし)有里湊(ありさと みなと ※漫画版)/初期ペルソナ:オルフェウス(声優:石田彰)
- 月光館学園に転入してきた高校2年生の少年。満月の夜にシャドウに襲われたことがきっかけで、ペルソナ能力を覚醒させる。その他のペルソナ使いとは違い、複数のペルソナを同時に所持し、自由に付け替える特殊能力を持っている。また、数種類の武器を使いこなすことができる点も他のキャラクターと異なる。また、パーティ編成時に主人公を外すことはできず、必ず先頭になる。
- 10年前、彼は13番目のアルカナである「死神」のシャドウとアイギスの戦闘に巻き込まれ、両親を失う。そして死神のシャドウに止めを刺せなかったアイギスは、やむなくそのシャドウをその場にいた幼い主人公の体内に封印した。この事件後、特別課外活動部のメンバーに出会うまで、孤独な半生を送ることになる。最終決戦において自らの命を使い大いなる封印を発動する。本来ならばその封印をした時点で肉体が死亡するが仲間との最後の約束を守るために精神力のみで生き続けた。その約束を果たし肉体が死滅した今も世界を守り続けている。性格は冷静沈着で、常に無口で無表情。何故か人に八つ当たりされたり、聞きようによっては酷いことを言われることが多い(順平、ゆかり、明彦など)。
- 岳羽ゆかり(たけば ゆかり)/專用ペルソナ:イオ>イシス(声優:豊口めぐみ)
- 月光館学園高等部2年生。主人公のクラスメイトで弓道部に所属している。同じ学生寮に入寮していた勝気な性格の少女。主人公と伊織順平よりも先にペルソナ使いとして覚醒していた。その容姿から男子生徒の人気が高い。主人公に対しては特別な好意を抱いていたようで、「後日談」においては主人公と同じ力に目覚めたアイギスに対して嫉妬するような描写がある。
- 伊織順平(いおり じゅんぺい)/專用ペルソナ:ヘルメス>トリスメギストス(声優:鳥海浩輔)
- 月光館学園高等部2年生。主人公とゆかりのクラスメイト。ノリの軽いお調子者な少年で、転入して間もない主人公にも気さくに声をかけてきた。主人公とほぼ同時期にペルソナ使いとして覚醒し、同じ学生寮に入寮することになる。
- 後にストレガの一員チドリと知り合い、交流を重ねるうちに彼女の心を開いていくが、最終的にチドリは彼を救うために自らの力を使って死亡。
- 桐条美鶴(きりじょう みつる)/專用ペルソナ:ペンテシレア>アルテミシア(声優:田中理恵)
- 月光館学園高等部3年生。学園の出資団体である桐条グループの令嬢。生徒会長にして特別課外活動部の部長を務める才女で、試験の成績も常に学年トップをマークしている。そのため、学園内では男女を問わず強く支持されている。最も早い時期に覚醒したペルソナ使い。
- 敬愛する父・武治の死後、ふさぎ込む日々が続いていたが、ゆかりに叱咤されて立ち直る。
- 真田明彦(さなだ あきひこ)/專用ペルソナ:ポリデュークス>カエサル(声優:緑川光)
- 月光館学園高等部3年生。ボクシング部の主将。トレーニング感覚でシャドウ討伐を行っている。一見、冷静沈着な印象を与えがちだが、野心と情熱を内に秘めた少年。ちなみに、主要キャラクターの中で唯一(?)の左利きである。当然、ピストル型である召喚器も左手で用いているが、何故かホルスターは右利き用である。
- 物心付かぬ頃に両親を亡くし、妹の美紀と共に孤児院で暮らしていたが、養父母に引き取られる直前に発生した火災で妹と死別。彼女を助けられなかった自分の無力さを知ったことがトラウマとなり、それ以来貪欲に力を追い求めるようになった。
- 『ペルソナ 〜トリニティ・ソウル〜』では警察の特務機関の一員として神郷兄弟と関わる。
- 山岸風花(やまぎし ふうか)/專用ペルソナ:ルキア>ユノ(声優:能登麻美子)
- 月光館学園高等部2年生。主人公らの隣のクラスに所属している。引っ込み思案な性格で、同じクラスの女子に陰湿ないじめを受けていた。事件を機に特別課外活動部に入部。直接戦闘に加わることはないが、情報収集に特化したペルソナを持っており、戦闘チームを支援する。
- 両親が自分に過剰な期待をかけるあまり、次第に息苦しさを覚えるようになった。特別課外活動部に入部したのも、自分にしかできないことがあると自覚してのことである。自分の居場所がないことの辛さをよく知っているため、荒垣の死後に天田が脱走した際、誰よりも彼を心配していた。
- アイギス/專用ペルソナ:パラディオン>アテナ(声優:坂本真綾)
- 桐条グループによって、シャドウ制圧を目的として製作された少女型戦闘用ロボット。ロボットでありながらも自我を与えられているため、ペルソナを召喚する能力を持っている。何故か主人公と共にいることを強く希望している。
- 彼女の使命とは、『死神』のシャドウを撃破、もしくは永遠に封印すること。主人公の側に在りたいとするのは、主人公の中に封印された『死神』のシャドウ〝デス〟を監視するため。だが主人公達と触れ合い、自我と機械としての使命感が葛藤。徐々に自らの存在意義がゆらいでいき、過酷な運命を辿っていく。
- 登場時期は遅いが、主人公との深い関わり、物語の核心に迫る役割などから、本作品のメインヒロインといっても過言ではない。
- コロマル(虎狼丸)/所有ペルソナ:ケルベロス
- 長鳴神社の神主が飼っていたアルビノの柴犬。飼い主を事故で亡くした後は野良犬として過ごしていた。神社に現れたシャドウとの戦闘でペルソナ能力が覚醒し、以降は学生寮で飼われることになる。アイギスだけは彼の意思を理解することができる。
- 天田乾(あまだ けん)/專用ペルソナ:ネメシス>カーラ・ネミ(声優:緒方恵美)
- 月光館学園初等部5年生。あまり年相応の子供らしさを見せない大人びた少年。幼い頃に両親が離婚。母親に引き取られていたが、2年前の事故で母親を亡くし、親戚からの援助で寮生活を続けている。影時間への適性があるという理由で同じ学生寮に仮入寮していたが、ペルソナ使いとして覚醒し、特別課外活動部参加を志願する。武器である槍の構えからみるに左利きのようにも思える(召喚器は右手で用いている。当然、ホルスターも右利き用)。
- 前述の母親の事故死は影時間の補正によるものであり、実際は荒垣のペルソナの暴走が原因。特別課外活動部への参加を志願したのは母の仇討ちのためで、荒垣が仇だと悟った天田は母の命日である満月の夜、彼を殺そうとする。しかし荒垣が自分を庇って死んだ事で、自分の弱さと向き合い、荒垣の分まで戦う決意をした。
- 荒垣真次郎(あらがき しんじろう)/所有ペルソナ:カストール(声優:中井和哉)
- 月光館学園高等部3年生。現在は不登校で街をうろついている。無愛想ではあるが、本質は優しい少年。真田明彦の幼なじみでもあるが、ストレガとも何らかの関わりを持っているらしい。
- 真田明彦とその妹・美紀とは同じ孤児院で育った幼なじみ。孤児院が火災になって以降は、それぞれ現在の養父母に引き取られていた。中学生の頃にペルソナ能力が覚醒。2年前、彼は自分のペルソナを暴走させてしまい、それに巻き込まれた天田の母親が死亡した。罪の意識から、彼はストレガから抑制剤を入手しペルソナ能力を封印していたが、天田が特別課外活動部の一員になったことを知り、2年前の贖罪のために再びペルソナを使う決心をする。最期はタカヤの銃撃から天田を庇って命を落とし、学園でも葬儀が行われたが、人間関係が希薄であったため、世間の目は冷ややかだった。
- 幾月修司(いくつき しゅうじ)(声優:堀秀行)
- 月光館学園理事長にして、特別課外活動部の顧問。影時間への適性はあるが、ペルソナ能力は持っていない。聡明な男性で主人公達に様々な助言を与えるが、たびたび口にする寒いおやじギャグが玉に瑕。ちなみに、主人公を月光館学園に迎え入れた張本人でもある。
- ある重大な秘密を握っており、主人公達ペルソナ使いを利用して己の野望を成し遂げようとしていた。コントローラーでアイギスを操り主人公たちを捕らえて処刑しようとしたが、仲間たちの呼びかけによって正気を取り戻したアイギスや桐条武治、コロマルに阻まれ失敗。最後は武治と相討ちとなり、天文台の屋上から落下して絶命した。
[編集] ストレガ
ネット上に復讐代行サイトを開き、それに書き込まれた依頼を影時間を利用して行っている謎の集団。 彼らは元々孤児で、桐条グループの研究員によって人工的に生み出されたペルソナ使い。彼らは主人公達と違い、「ペルソナを飼いならせない」ため特殊な薬でペルソナ能力を抑制している。
- タカヤ(声優:神奈延年)/所有ペルソナ:ヒュプノス
- ストレガのリーダー。髪を長く伸ばした細身の少年。上半身裸にタトゥーという異様な風体と言動から、狂信的なものを感じ取れる。
- 他のペルソナ使いと違い、召喚器を使わずにペルソナを呼び出すことができる。また、両腕のタトゥーは人工ペルソナ使いの失敗作の体に浮き出る「烙印」と呼ばれるアザを装飾したもの。後に「ニュクス教」と呼ばれるカルト教団の教祖として祭り上げられることになる。
- ジン(声優:小野坂昌也)/所有ペルソナ:モロス
- ストレガの一員。関西弁を話す少年。武器調達と復讐サイト運営を担当。タカヤを信奉し、常に行動を共にする。ネットでは有名なカリスマハンドルらしい。
- 物語終盤、タカヤの願いを叶えさせるためタルタロスの頂上へ向かおうとする主人公達の前に立ちはだかるも敗北。その戦いの余波でシャドウが集まってきてしまい、最期は自分を取り囲んだシャドウを道連れに手榴弾で自爆した。
- チドリ(声優:沢城みゆき)/所有ペルソナ:メーディア
- ストレガの一員。ゴスロリ風の白いドレスに身を包んだ端正な顔立ちの少女。主に情報収集を担当。枯れた花を蘇らせたりする、癒しの力を持っている。
- 癒しの力はただの回復ではなく、自分の生命力を他者に分け与えてしまうもの。タカヤとその思想に依存していたが、順平との出会いによって少しずつ変わっていき、彼に心を開くようになる。しかし最期はタカヤの銃撃を受けた順平を助けるために、癒しの力を使って命を落とした。フェスでは追加イベントを起こすと彼女は死亡せず、病院で生き返る。
[編集] その他キャラクター
- イゴール(声優:田の中勇)
- 長い鼻、白髪の老人。ペルソナの合体を行うベルベットルームの管理者。
- エリザベス(声優:沢城みゆき)
- ベルベットルームのエレベーターガール。主人公に様々な依頼をし、達成するとそれに応じて報酬を払う。
- 実は最強クラスのペルソナ使い。彼女のメギドラオンは必殺の9999ダメージを誇る。本作では、プレイヤーキャラ以外でペルソナチェンジを行えるのは彼女だけである。彼女の最後の依頼とは、彼女に勝つこと。
- 『ペルソナ4』で登場した彼女の姉のマーガレットによると世界を救うために自らを封印のくびきに投じたある少年を救いに旅立ったらしい。
- ファルロス(声優:石田彰)
- 時折、影時間に主人公の前に現れる、囚人服のような服装をした謎の少年。主人公とは以前から何らかの関係があるらしい。
- 10年前に主人公の身体に封印された、アルカナ『死神』のシャドウ〝デス〟が主人公に影響されて人の形を成したもの。また主人公にも影響を与え、無意識的に複数のペルソナを使える能力を授けたのも彼。
- 望月綾時(もちづき りょうじ)(声優:石田彰)
- 晩秋の頃、主人公のクラスに転入してきた人懐っこい少年。ナンパ好き。
- 彼の正体は生まれるはずの無かった『死神』のアルカナを持つシャドウ〝デス〟で、12のアルカナのシャドウを取り込んで完成体となったもの。元はファルロスで、主人公と同じように生活をしたいと願った結果この姿になった。彼との対面で主人公達は大きな決断をすることとなる。決断によっては、意外な形で再会を遂げることとなる。
- 桐条武治(きりじょう たけはる)(声優:戸谷公次/増谷康紀)
- 世界有数の多国籍企業・桐条グループの総帥で美鶴の父親。影時間への適性はあるが、ペルソナ能力は持っていない。10年前の事件を償うために、娘が入部している特別課外活動部を陰で支援する。
- 幾月の愚行を食い止めるため、自ら相打ちとなり死亡してしまう。後に彼の死は病死として公表された。
- なお、声を当てた戸谷公次が亡くなったため、「フェス」での追加部分は増谷康紀が声を当てている。
- 岳羽詠一郎(たけば えいいちろう)(声優:濱野雅嗣)
- ゆかりの父。桐条グループの研究員だったが、10年前に起きた「事故」による事件で死亡。ビデオに「12体の大型シャドウを倒せば影時間は終わる」と言い残していたが…。
- 最初に見たビデオは幾月に改竄されたものであり、彼が残した本当のメッセージは「決して12体の大型シャドウに触れてはならない」というものだった。また死の直前まで妻とゆかりを心配しており、その遺言を残したビデオは後に風花に発見され、ゆかりのペルソナ覚醒を促した。
以上でペルソナ3に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] 各コミュニティに関わるサブキャラクター達
各コミュニティに関わるサブキャラクターには、ゲーム本編とはまた別のサブストーリーがあり、親交を深めることでコミュニティランクが上がるとともに物語を進めることができる。サブストーリーには随所に選択肢が表示され、適切なものを選べばコミュニティランクが上がりやすくなる。ただし一部のコミュキャラクターは強制イベントによって必ずコミュニティランクが上がる。各コミュニティを最高ランクであるランク10まで上げると各コミュニティ最強のペルソナを生み出す合体が解禁となる。中には特定のコミュが成立しなければ発生しない特殊なコミュニティがある。
コミュニティランクを上げる上で最も注意したいのが「リバース」と「ブロークン」。一定期間交流が無かったり、機嫌を損ねたりてしまうと、コミュニティによってはリバース状態となってしまう。リバース状態を放置したり仲直りが失敗するとブロークン状態となり、そのコミュニティと同アルカナのペルソナが召喚不能になってしまう。本作では恋愛要素が取り入れられており、5人のヒロインと恋人同士の関係になれる(下記紹介欄に○が付いているキャラクター)。攻略可能なヒロイン達は少々特別で、いわゆる「同時攻略」するとキャラが嫉妬してしまい、リバース状態に陥りやすくなってしまうというリアルな部分がある。
- 00「愚者」
- 「特別課外活動部」が集うコミュニティ。
- 01「魔術師」
- クラスメイト友近健二とのコミュニティ。イベントでは、主に彼と先生の恋愛模様が描かれる。
- 02「女教皇」 ○
- ヒロイン・山岸風花とのコミュニティ。風花が料理について主人公に相談する。
- 彼女と恋人関係になると、とあるキャラとの会話が追加される。
- 03「女帝」 ○
- ヒロイン・桐条美鶴とのコミュニティ。主に美鶴の出生と過去についての話が主体である。
- 04「皇帝」
- 風紀委員・小田桐秀利とのコミュニティ。生徒会に入った主人公は風紀委員の小田桐と出会う。彼の強すぎる正義感が新たな事件を起こしてしまう。
- 05「法王」
- 古本屋「本の虫」の老夫婦とのコミュニティ。老夫婦の亡き息子の形見である柿の木が切られることになり老夫婦は慌てる。
- 06「恋愛」 ○
- ヒロイン・岳羽ゆかりとのコミュニティ。複雑な家庭についてゆかりから打ち明けられる。
- 彼女とある程度仲良くなると、終盤で会話が追加される。
- 07「戦車」
- 運動部の同級生・宮本一志とのコミュニティ。一志は膝を痛めていることを皆には隠して運動部に参加しており、甥と交わした約束と自分の膝、どちらを取るか相談される。
- 08「正義」 ○
- ヒロイン・伏見千尋とのコミュニティ。千尋から自身の男性恐怖症について相談される。
- 09「隠者」
- インターネットで知り合ったY子とのコミュニティ。ネットゲームを始めた主人公は、ネット仲間のY子と知り合い、実生活での不満などを打ち明けられる。交流が進むにつれ正体が判明。
- 10「運命」
- 文化部の部長・平賀慶介とのコミュニティ。文化部に入った主人公は、気弱な部長・平賀と出会う。親の敷いたレールにうんざりする平賀の「自分探し」に付き合うことに…。
- 11「剛毅」 ○
- ヒロイン・西脇結子とのコミュニティ。運動部マネージャーの西脇と知り合った主人公は、子供達のコーチを頼まれる。
- 12「刑死者」
- 近所に住む小学生の少女・舞子とのコミュニティ。舞子の両親は離婚の危機にあり、途方にくれて主人公に相談する。
- 13「死神」
- 物語の重要人物であるファルロスとのコミュニティ。ファルロスとの出会いは、後の展開に大きな意味合いを果たす。
- 14「節制」
- 同好会の留学生・ベベとのコミュニティ。同好会に入会した主人公は、日本好きな留学生・ベベと出会う。ある日、彼の叔母が急死し彼は母国に帰らなければならなくなってしまう。
- 15「悪魔」
- 大手通販会社「時価ネットたなか」[8]社長・たなかとのコミュニティ。ある日、主人公は通販会社の社長と出会い、突然投資の話を持ちかけられる。
- 16「塔」
- 暴挙かつ型破り僧侶・無達とのコミュニティ。主人公はクラブで酒に酔っている無達と出会い、説法を聴かされる破目になるが…。
- 17「星」
- 他校のエースにしてライバル・早瀬護とのコミュニティ。運動部の大会で早瀬と出会い、一家を支える彼の姿を見ることになる。
- 18「月」
- グルメキング末光望美とのコミュニティ。自称「グルメキング」の末光と知り合った主人公。だが彼には新興宗教絡みのある問題があった。
- 19「太陽」
- 病弱な青年・神木秋成とのコミュニティ。ある日主人公は、持病で余命幾ばくもない青年・神木と出会う。
- 彼とのコミュを成立させるには、とあるイベントでアイテムを手に入れる必要がある。
- 20「審判」
- 「滅びをもたらすもの」に対抗するために結成されたコミュニティ。メンバーは愚者の特別課外活動部と同じ。特別課外活動部は最強にして最後の敵に挑む。
- 21「宇宙」
- このアルカナに対応するコミュキャラは登場しない。その理由はゲーム終盤にて明らかになる。
[編集] ペルソナ3 ザ・ナイト・ビフォア
| ジャンル | RPG |
|---|---|
| 対応機種 | PC |
| 発売元 | アトラス |
| 人数 | 1人 |
| メディア | Webゲーム |
| 発売日 | 開始日 2006年6月1日 終了日 2008年2月25日 |
| 価格 | 無料 |
『ペルソナ3 ザ・ナイト・ビフォア』 (PERSONA3 THE NIGHT BEFORE) は『ペルソナ3』発売に先駆けて配信されていたミニオンラインゲーム。プレイ料金は無料。登録時にメールアドレスが必要で、フリーメールアドレスでは加入することができない。『ペルソナ3』の本編の「前夜」という位置づけ。ゲームシステムやストーリーなどは本編とは別物だが、『ペルソナ3』の世界を体験することができる。毎晩見る夢の世界でオリジナルの物語が紡がれていく。
プレイヤーはポートアイランドに毎夜現れる迷宮の塔「タルタロス」に挑み、そこに巣食う敵「シャドウ」を倒しながら頂上を目指す。ゲーム中は何らかの行動をするたびに「時間」が経過し、ゲーム内で1時間が経過すると次の日まではプレイできなくなる。また、プレイヤーはレジスタンス側かシャドウ側のどちらかの陣営に所属し、「戦争」の勝敗に応じて名声やお金が手に入る。
尚、サービス終了と同時にペルソナシリーズをベースにした新たなブラウザゲーム『ペルソナ アインソフ』が立ち上がっている。
[編集] 登場人物
- 巡査
- ポロニアンモール(街)の辰己東交番の巡査。ランキングを見せてくれたり、「戦争」へ参加させてくれる。
- 骨董屋店主
- ポロニアンモールの骨董屋の女店主。武器・防具・アクセサリーなどのアイテムの売買をしてくれる。
[編集] アップデート
公開後もアップデートにより様々な機能が追加された。これ以外にも不具合やゲームバランスの修正は随時行われていた。
- 2006年6月15日のアップデート
- レジスタンス側とシャドウ側のプレイヤーの中から一人ずつ代表で選ばれ、相手の代表と戦う「戦争」の追加。
- 2006年9月4日のアップデート
- レベルの上限が99までだったのが、150まで上昇するように。
- 新しい謎の追加。
- 新しいアイテムの追加。
- 新しい敵キャラクターの追加。
- 2006年10月6日のアップデート
- 2種類のボスキャラクターの追加。
- 複数のアイテムを合成して新たなアイテムを作り出す「アイテム合成」の追加。
- 新しい謎の追加。
- 2007年3月13日のアップデート
- 3段階目のペルソナチェンジが可能に
- 新しい敵キャラクターの追加
- 新しいアイテムの追加
- 新しいアイテム合成レシピの追加
- 運に応じてクリティカルヒットが発生するように変更
- レベルの上限が150までだったのが、200まで上昇するように
- 2007年7月5日のアップデート
- レベルの上限の上昇
- 最強のボスキャラクターを2体追加
- 新しい謎解きを追加
- 4段階目のペルソナチェンジが可能に
- 合成レシピの追加
- 新しいアイテムの追加
- 2007年9月18日のアップデート
- 地図の発掘確率の変更
- 合成レシピの追加
[編集] ペルソナ3 フェス
| ジャンル | RPG |
|---|---|
| 対応機種 | プレイステーション2 |
| 開発元 | アトラス |
| 発売元 | アトラス |
| 人数 | 1人 |
| メディア | DVD-ROM |
| 発売日 | 2007年4月19日 |
| 価格 | 【アペンド版】…4,800円(税別) 単体起動版…7,800円(税別) |
| 対象年齢 | CERO:B(12歳以上)セクシャル、暴力、言葉・その他 |
| デバイス | メモリーカード(8MB)78KB以上 |
| その他 | アペンド版は要「ペルソナ3」ソフト |
『ペルソナ3 フェス』 (PERSONA3 FES) はペルソナ3の追加ディスク。「フェス」はフェスティバルの略で、お祭りソフト的な位置づけとされている。P3のエンディング後を描く新シナリオ「Episode Aegis」が収録されている他、本編シナリオにもユーザーから寄せられた要望を踏まえた様々な追加要素・改良が施されている[9]。『ペルソナ3』からセーブデータの一部継承も可能。
『ペルソナ3』所持者向けの「アペンドディスク版」と『ペルソナ3』を持っていない新規ユーザー向けの「単体起動版」(通常版)の2種類が発売された。パッケージイラストはそれぞれ異なっているが、ゲーム内容は本編追加要素を含めどちらも同じ[10]。「アペンド版」は初回起動時のみ『ペルソナ3』のディスクの認証が必要になる代わりに価格が安く抑えられている。
2006年10月20日発売の週刊ファミ通に「私を手放さなければ、きっとまた会える」というキャッチコピーを表したアイギスの広告が掲載されたり、ペルソナ3公式サイトで「ペルソナ3のディスクを手放さないでいただければ きっといいことがあると思います」と意味ありげな予告がされていたが、2006年12月8日にようやく正式発表された。
注意:以降の記述でペルソナ3フェスと重要な用語に関する核心部分が明かされています。
[編集] Episode Yourself
『ペルソナ3』の本編に様々な新要素や改良が加えられた、言わば増補版本編。P3未体験のユーザーはこちらを先にプレイすることが推奨されている。無印版を既にプレイしたことのあるユーザーは、ニューゲーム開始時に『ペルソナ3』のセーブデータをロードすることで、ペルソナ全書・ミックスレイド・主人公のパラメーター・コミュランクMAX時に入手したアイテムを継承することができる[11]。
- 新規イベント追加
- 特別課外活動部の知られざるエピソードやコロマルの散歩など、学園生活やコミュにからんだイベントが多数追加されている。
- ハードモードの追加
- 戦闘難易度の選択にP3にあった初心者用のEASY、中級者向けのNORMALに加え、上級者用のHARDが追加されている。
- 新たなペルソナが追加
- 女神転生シリーズ初の3D化となるマーラ(完全形)をはじめ、カハク・ヘカトンケイル・ラクシャーサなど新たに23体のペルソナが追加されている。ペルソナのレベル調整も実施されている。
- 武器合体システムを導入
- 骨董屋で武器とペルソナを合体させることで、武器を強化できるようになった。例えば、「無の槍」とペルソナ「クー・フーリン」との合体で魔槍「ゲイボルグ」ができる。その際、武器合体には数日の日数の経過を要する。これにより新しい武器も追加されている
- コスチュームの外観が変化するように
- P3では武器のグラフィックは変化したが、防具のグラフィックは変化しなかった。P3フェスでは特定の防具によってもキャラクターグラフィックが変更されるようになっている。
- コミュニティの追加
- ユーザーの要望の多かった、アイギスのコミュニティが追加されている。また、各キャラクターについてもコミュニティMAX時のイベントが追加されている。
- 「永劫」のアルカナが追加
- 上記のアイギスのコミュニティがこのアルカナに当てはまる(トート・タロット参照)。これに伴い、いくつかのペルソナのカテゴリが変更となっている。なお、永劫のカード番号はXXで、「審判」の番号と重複している。これはトート・タロットの作者によって、アルカナの解釈から「審判」の名称を「永劫」へと改めたためである。ちなみに「世界」と「宇宙」も同義である。
- 長鳴神社
- ポートアイランドにある施設の一つ、長鳴神社のお稲荷さんにお参りができるようになっている。
- 依頼の追加
- エリザベスからの様々な依頼が追加されている。
- その他の改良
- ロード時間の短縮・疲労度のバランス見直しが行われている。
[編集] Episode Aegis
P3の真エンディング後の事件が描かれた完全新規の後日談。P3本編ではメインキャラクターの一人(キーパーソン的存在)だったアイギスが主人公。カレンダー進行はなく、ダンジョンについても新たな舞台が用意されている。回想という形で各主要キャラクターの過去のエピソード等も見ることができる。ペルソナシリーズでは初めて主人公にイベントシーンでのセリフが用意された。本編 (Episode Yourself) や無印版をクリアしていなくてもプレイ可能だが、本編シナリオの核心に触れる表現を含むため、本編クリア後にプレイすることが推奨されている。バトルの難易度は本編よりも高めで、難易度選択はない。
- ストーリー
- 月光館学園の特別課外活動部に所属する「ペルソナ使い」達は一年間に渡る幾多の苦難を制し、ようやくこの街にも平和が訪れたかに思われた。
- 3月31日。特別課外活動部の面々は、寮の閉鎖を前に、ささやかな最後のお別れパーティを開く。和やかな空気、迫る午前0時を穏やかな気持ちで迎えることができる。召喚器も2度と使われることはないかに思われた。明日からは新たな門出の日が始まる……はずだった。
- しかし0時になった瞬間、月光館学園のペルソナ使い達は違和感を覚える。翌日になったはずなのにニュースの日付・携帯・時計…いずれも「3月31日」のままだったのだ。その時はまだ気付いてはいなかった。全く同じ一日が繰り返されることに…。そして、メティスの強襲・時の狭間の存在・繰り返される31日・アイギスに目覚めた“ワイルド”の力…。
- 閉ざされた「未来」を切り拓くため、ペルソナ使い達の戦いが再び始まる。
[編集] 新キャラクター
- メティス/所有ペルソナ:プシュケイ(声優:斎藤千和)
- 赤い目と黒いボディをし、黄金色の槌を手にした機械の乙女。アイギスの妹にあたる。ペルソナ召喚能力を持っており、戦闘時には赤い蝶の羽のようなバイザーを下ろす(拗ねた時も顔を隠すために下ろしたりする)。子供のような性格をしており、置いていかれたり仲間外れになることを酷く嫌う。
[編集] 重要語句
- 過去のペルソナシリーズにも登場した、あるいは本作初登場となる重要な語句について解説する(順不同)。
- ペルソナ
- 本作品のペルソナは初代と罪・罰にあるようなイニシエーションを介して覚醒させるものではなく、突然覚醒するもの(人間の突然変異に近い存在)となっている(過程はどうあれ自身の力と意思で覚醒させるのは一緒)。過去作品とは違い、自力で召喚することもできるが「ペルソナ召喚器」を使うことにより安定した召喚ができる。しかし強制的にペルソナを覚醒、あるいは定着させられた者も存在する。
- 主に心に何らかの暗い歴史、つまりトラウマ(親の不可解な死、親からの期待など)を持つ者が覚醒する(主人公はデスによる影響もある)。ペルソナとは本質的にはシャドウと同一である。これらは人間の精神の抑圧下の状態であり、それが本人の支配から離れた時にシャドウと化す。つまり呼び方と状態の違いに過ぎない。前作までのような普遍的無意識の元型を基礎として、イニシエーションを通過し、試練に対抗する手段として覚醒するものではない点に留意。一種の逃避や補償、代替として今作のペルソナは存在する。それゆえに機械なしでは安定して召喚できない。
- ペルソナが能力や外見など個性を持っているのに対し、シャドウは元の人間の個性を喪失したため、アルカナに基づいた形態をとる。ペルソナ使いとは、自らのシャドウを飼いならすことのできる人間のことであり、だからこそ彼らにしかシャドウは倒せないのである。
- 召喚器
- 様々な形をしたペルソナ召喚器。兵器は内蔵されており、犬などの動物は首輪など、自然な形で所持する。
- 人間が使うものは主に銃器の形で、自身の頭部を(弾は入っていない[12])銃で擬似的に撃ち抜くことによって、“恐怖に打ち克ち内のペルソナを引きずり出す”ことができる。
- タルタロス
- 影時間にのみ現れる巨大な塔。月光館学園の場所に現れる。
- 10年前、桐条グループが母体である月光館学園を実験場とし、その時の事故により生み出された悲劇の産物。内部はエントランスを除いて入るたびに構造が変わっており、いくつかの階層に分かれている。内部には無数のシャドウが存在し、上に行くほど強くなっていく。ニュクスを迎えるための「滅びの塔」とも言われ、主人公たちはこのタルタロスの頂上で最後の戦いに挑むことになる。
- 黄昏の羽根
- 世界各地でごく稀に発見される、文字通り「羽根」に似た形状の、謎の薄板状オーパーツ。
- 影時間ではあらゆる機械が作動しなくなるが、この羽が組み込まれることで平常通り作動するようになる(巌戸台分寮の作戦室のコンソールデッキ、美鶴のバイク等)。ペルソナ召喚器にも組み込まれており、グリップ部の青く発光するものがそれ。
- なおアイギスの胸元には、2枚が交差状に結合した状態で発見された特異な羽根、通称「パピヨンハート」が、精神中枢として搭載されている。
- その実体は、ニュクスの身体である「月」の表面から、長い年月の間に剥離し、地上に落着した破片。かつて桐条グループがこれを回収したことが、事件の発端のひとつとなった。
- 「月」を本体とする死を象徴する存在が、自分の分身や欠片によって、人の精神世界に影響をおよぼすというモチーフは、主人公のトラウマや精神状態が世界救済に影響を与える点もふまえ、過去の人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を彷彿とさせる舞台背景であり、今作の他のペルソナとは違ったダークさをあらわす元となっている。
- ワイルド
- ほぼ全てのペルソナを保有できる能力のこと。ファルロスはこの力を何にでもなれるけど、何にも属さない力と表現した。本編では明言されなかったが、Episode Aegisで鍵となる語句。
- “命のこたえ”に至るための兆候。ワイルドに覚醒する者が最初に覚醒させるペルソナが「愚者」のアルカナのオルフェウス。主人公とアイギスが覚醒した。アイギスは覚醒した際、初期ペルソナであるアテナがオルフェウスに変わった。
- デス
- 本編(ペルソナ3)の根源を握る存在。
- 存在しない筈の13番目の属性を持つ者。桐条鴻悦によって集められた12のアルカナのシャドウが融合して生まれたが、岳羽詠一郎の英断により実験は中断され不完全なままで目覚めた。そしてアイギスと相打ちになり主人公の体内に封印された。しかし主人公が戻ってきたことにより、デスを完成させる破片である12の大型シャドウが目覚めてしまう。さらに幾月の陰謀によりそのシャドウたちすべてに接触したことにより完全なる復活を招いてしまう。デスはニュクスを呼ぶものであり彼が完全になることで世界の滅びが確定する。ニュクスが降臨した後はニュクスと融合し消滅する。
- ニュクス
- 母なる存在と呼ばれるもの。太古の昔地球に飛来した死そのもの。これの激突により生命は死を与えられ、ニュクスの肉体は月となった。ニュクスがタルタロスに降臨することですべての生命は死を迎えることになる。だが本来ニュクスに意思はなく、シャドウが生み出されたのもニュクスが目覚めようとしているのも人間の破滅願望によるものである。人が無意識に思う死への憧れがニュクスを目覚めさせる原因となっている。
- 命のこたえ
- 前述のワイルドの能力は命のこたえに至る兆候であり、主人公とアイギスが命のこたえを見つけた、とイゴールは語った。具体的にどうなるのか、何なのかは明言されていない。ペルソナシリーズはその世界設定にユングの思想を据えており、それによるならば複合的意識の無意識として宇宙魂の存在を提示している。彼はこれを錬金術師たちの知識から引用した。[13]
- 大いなる封印
- 主人公が自らのコミュニティの結晶である「宇宙」のアルカナ・ユニバースを用いて発動した、自らの命を封印とするもの。主人公はこれによって命を封印とし、肉体から命が離れてしまったために死亡した。ニュクスを封印したと思われていたが、実際は人間の無意識下の死への憧れが集合し生まれた怪物がニュクスに触れるのを防ぐための封印だった。
[編集] ノベル版
[編集] ペルソナ3 オワリノカケラ
- 著:藤原健市 イラスト:副島成記 ファミ通文庫 2006.10.30発売
- 真田明彦の視点で本編開始直前のひと月が物語られている。
- 小説オリジナルキャラクター
- 時任亜夜(ときとう あや)
- 元ボクシング部のマネージャーで真田と美鶴の1学年先輩。
- 学園内で姉にしたい女性No.1。真田に好意を寄せている。
- 体内にデスの一部が宿っていた(らしい)。それをペルソナ能力と誤認した桐条のラボにより、保護と監視のため巌戸台分寮に寮母として住まわせる。
[編集] ペルソナ3 シャドウクライ
- 著:藤原健市 イラスト:副島成記 ファミ通文庫 2007.6.30発売
- ストレガの1人・ジンの視点で、ストレガサイドの物語が描かれている。
- 小説オリジナルキャラクター
- イズミ
- ストレガとは昔なじみの青年。8月のある夜に復讐代行帰りの3人とばったり再会した。
- ペルソナ使いだがその能力はとても低い。ジンからは兄のように慕われている。再会の数日前、代行人がストレガとは知らず1件の復讐を依頼していた。
- 復讐対象は天田の母を殺した人物。ペルソナ制御剤の服用による生命の限界を迎えており、自身のペルソナに肉体を乗っ取られる。
[編集] ペルソナ3フェス〜Alternative Heart〜
- 著:勝沢哲也 イラスト:副島成記 ソニー・マガジンズ 2008.1.16発売
- ペルソナ3FESの完全ノベライゼーション。カードブック付属。
- Epilogueに真田明彦の10年後であり『ペルソナ 〜トリニティ・ソウル〜』へと続く話が描かれている。
[編集] ペルソナ3 ノベルアンソロジー
一迅社 2007.06.25 初版発行
全6話を収録。内容は二次作品であるため、本編とはリンクしない。以下に掲載されているタイトルを列挙する。
- 特別課外活動部報告書
- 著:黒居 イラスト:桐野アキラ
- S.E.E.Sメンバー視点で見た主人公を描いている。
- …I Know
- 著:壬生龍 イラスト:カワタユウコ
- アイギス視点で描かれた物語。
- その手に掴むもの
- 著:熱々おでん イラスト:浅見百合子
- 荒垣が初めてS.E.E.Sに加入したときの物語。
- 夢の終わり
- 著:続木トモヨ イラスト:マメ
- 綾時が月高に来てから12月31日までを描いた物語。
- 特別課外活動部G3会議
- 著:nui イラスト:双葉はづき
- 桐条、ゆかり、風花がメインの物語。
- one day
- 著:鴇村しほ イラスト:キリシマソウ
- 主人公を除いたS.E.E.Sのメンバーを描いた物語。
[編集] コミック版
- 『電撃「マ)王』誌上で連載中。
- 著者は、今作が初の漫画連載となる曽我部修司。ゲームのコミカライズでは、絵柄が著者独自のものとなりキャライメージが大きく変わってしまうことが珍しくないが、本作は絵柄が原作にかなり忠実である。ストーリーは基本的にゲーム本編をなぞるものだが、錯時法的な演出で各シーンの提示順を再構成している(いわばデフォルトストーリーに近い)。主人公の名は「有里湊(ありさと みなと)」というコミック版固有のものが用意されている[14]。
- 2007/9/27発行、ISBN 4840240523
- 2008/1/27発行、ISBN 4840241775
- 2008/6/27発行、ISBN 4048671499
[編集] ドラマCD版
- 2007年発売分は、ほぼ同時期にフロンティアワークスとランティスの2社から発売されるという珍しいリリース編成。
- 2008年発売分は、フロンティアワークスから「キャラクタードラマCD」の名で全5枚がリリース。
- またこれらとは別に、コトブキヤからショートドラマCD付きのフィギュアが2品発売された。
- 2009年初頭にも、新たに2枚の発売が予告されている。
- 実質単独のRPG原作に対してドラマCDが計12枚リリースされるという状況は、異例といってよい。
- ドラマCD ペルソナ3 Daylight
- フロンティアワークス/2007.3.21発売/初回版特典:出演声優コメント
- 「Moonlight」と前後編を成す前編。プロットにアトラススタッフが参加しているオフィシャル・サイドストーリーで、内容が「ペルソナ3フェス」と一部リンクしている。
- 文化祭直前週の数日間を描いたコメディタッチの物語。ゲーム本編の雰囲気にかなり忠実。主人公も喋るが、名前や強い個性演出などは与えずに通されている。また、友近・千尋・ベベなど一部のコミュキャラに初めて声が付いている。後編に若干謎を残すが、これ単体でも終劇している。なお、出演声優のコメントの温度が押しなべて高く、ボーナストラックの総尺が15分を越える。
- ドラマCD ペルソナ3 Moonlight
- フロンティアワークス/2007.5.25発売/初回版特典:出演声優コメント
- 「Daylight」と前後編を成す後編。プロットにアトラススタッフが参加しているオフィシャル・サイドストーリーで、内容が「ペルソナ3フェス」と一部リンクしている。
- 最後の決戦まであと1週間となった日のとある出来事を描いた物語。サブタイトルの通り、前作が日中を舞台としていたのに対し、こちらは深夜から未明にかけてを舞台としている。アイギスの誕生秘話とも言うべきエピソードが含まれるほか、前編では明かされなかった謎の少女の正体も明らかに。全体的にシリアスムードだが、各キャラの「らしさ」が維持されているため、さほど重い印象はない。ボーナストラックでは、真田明彦役・緑川光が突発プロテインについて語り出すなど、相変わらず演者の作品への思い入れのの強さがうかがえる。
- オリジナルドラマ A CERTAIN DAY OF SUMMER
- ランティス/2007.4.25発売
- ベルベットルームから主人公への「贈りもの」という形で描かれた、大小4つのオムニバスストーリー。3つがコメディタッチで、1つがシリアス。ボーナストラックがない反面、ドラマ部分だけで総尺60分超のボリュームとなっている。
- 夏休み中の寮を主な舞台としているため、時期的に荒垣と天田が不在だが、一方でフロンティアワークス版には登場しなかったイゴールとエリザベスが登場する。
- ブックレットのクレジットによれば、こちらも監修段階ではアトラススタッフが関わった模様で、一部内容にゲーム本編とリンクしている箇所がある。
- ゲーム本編の雰囲気に忠実で、主人公に対する匿名性も、フロンティアワークス版と同じ形で維持されている。
- キャラクタードラマCD 「ペルソナ3」 vol.1
- フロンティアワークス/2008.2.27発売/初回版特典:出演声優コメント
- タイトル通り特定のキャラクターにクローズアップする内容となっており、vol.1では主人公と望月綾時の2人に焦点が当たっている。
- ゲームセンターでキャッチした人形が、様々な人と出会うにつれ、わらしべ長者のように次々と交換されてゆくストーリー。
- 新たに「無達」「たなか社長」「舞子」「文吉爺さん」「神木秋成」らのコミュキャラクターに初めて声が付いているが、いずれも豪華キャストで、その点も聞き所となっている。
- キャラクタードラマCD 「ペルソナ3」 vol.2
- フロンティアワークス/2008.3.26発売/初回版特典:出演声優コメント
- vol.2では伊織順平とチドリの2人に焦点が当たっている。
- チドリをデートに誘うプランを熟考するあまり、連日あらぬ妄想を夢に見てしまう順平。果たして誘いはOKされるのか…?
- ゆったりムードのvol.1から一転、アップテンポなラブコメ展開。ラストには意外なオチが待つ。
- なおこの巻でも、新たにコミュキャラ「宮本一志」に声が付いている。
- キャラクタードラマCD 「ペルソナ3」 vol.3
- フロンティアワークス/2008.4.23発売/初回版特典:出演声優コメント
- vol.3ではアイギス、山岸風花、天田乾の3人に焦点が当たっている。
- 真田や荒垣も出演を果たし、キャラクタードラマCDシリーズでは初めて、特別課外活動部のキャラクターが総出演。特に荒垣は、メインの3人と同格と言ってもよいほどの活躍を見せる。
- 学生寮の天井裏で発見されたナゾの生体反応をめぐって、憶測やら、勘違いやら、行き過ぎな対応やら、様々なドタバタが繰り広げられる。ラストでは、フェスの本編で追加された隠し撮りイベント・アイギス編とリンク。
- ペルソナ3のドラマCDはいずれもキャストコメントの温度が高いが、この巻では殊更キャストが盛り上がっており、それも1つの聞き所となっている。
- キャラクタードラマCD 「ペルソナ3」 vol.4
- フロンティアワークス/2008.5.21発売/初回版特典:出演声優コメント
- vol.4では桐条美鶴と岳羽ゆかりに焦点が当てられている。夏休み。学校で肝試しをするという噂。そのまま影時間になったら大変なことになる。
- それを阻止するために主人公達は動かなければならず…
- キャラクタードラマCD 「ペルソナ3」 vol.5
- フロンティアワークス/2008.6.25発売/初回版特典:出演声優コメント
- vol.5では真田明彦と荒垣真次郎に焦点が当たっている。
- タルタロスでの出来事がきっかけで喧嘩してしまう二人。特別課外活動部がこの二人の喧嘩に振り回されていく。
- ドラマCD ペルソナ3 NewMoon
- フロンティアワークス/2009.1.23発売/初回版特典:出演声優コメント
- 「FullMoon」と前後編を成す前編。制作にアトラススタッフが参加しているオフィシャル・サイドストーリー。
- ドラマCD ペルソナ3 FullMoon
- フロンティアワークス/2009.2.25発売/初回版特典:出演声優コメント
- 「NewMoon」と前後編を成す後編。制作にアトラススタッフが参加しているオフィシャル・サイドストーリー。
[編集] 携帯電話版
ペルソナ3のキャラクターを使った携帯電話アプリとしては『女神転生QIX ペルソナ3』、『女神転生CHAINING SOUL ペルソナ3』が配信されている。
2007年10月28日からはアイギスを主人公に10年前の事件を描いたアクションRPG『アイギス THE FIRST MISSION』が配信開始。
2007年11月26日からは屋久島旅行時のオリジナルエピソード『ペルソナ3エム』(P3m)が配信開始。
詳細は各項目を参照されたい。
[編集] テレビアニメ
2008年1月より、本作を原案とし、『ペルソナ 〜トリニティ・ソウル〜』 (PERSONA -trinity soul-) の題名で放送された。『ペルソナ3』より10年後の世界を舞台としているが、キャラクターやストーリーは真田を除き完全オリジナル(パラレルワールドである可能性がある)。
詳細は「ペルソナ 〜トリニティ・ソウル〜」を参照
[編集] パチンコ機
2009年3月にタイヨーエレックからパチンコ機がリリースされた。これについてファンからは賛否両論がある。
リリースされたのは、通常時の当り確率が約1/98の遊パチ仕様の1機種のみ。盤面にはアイギスのオルギア役物、ジャックフロスト役物を搭載している。
[編集] 図柄
- 0. 真田明彦
- 1. 桐条美鶴
- 2. 伊織順平
- 3. アイギス(確変図柄)
- 4. 天田乾
- 5. 山岸風花
- 6. コロマル
- 7. 主人公(確変図柄)
- 8. 荒垣真次郎
- 9. 岳羽ゆかり
10種類ある図柄のうち3と7が確変図柄となっており、ゲーム本編と同様にアイギスはヒロイン的な扱いである。
[編集] 脚注・出典
- ^ 前作『ペルソナ2』は「罪」と「罰」の2部構成のため、細かくカウントすると4作目になるが、ナンバリングとしては3作目。
- ^ 魔法や特殊能力を本作ではまとめて「スキル」と呼ぶ。
- ^ レベルアップ時に所持しているスキルが別のスキルに変化すること。
- ^ 真・女神転生IIIの「悪魔全書」に相当する。
- ^ ほとんどがアクセサリ。
- ^ ただしダウンしているキャラクターを攻撃すると起き上がってしまう。
- ^ 今作では敵を倒しただけではお金は入手できない。
- ^ 時価ネットたなかはテレビショッピングに事業展開しており、日曜日の朝にテレビを見て注文すればアイテムを購入することができる。
- ^ 要望を踏まえた改良点などが追加されてはいるものの、広告の打ち方と制作期間から鑑みて、FES企画は最初から計画済であったらしい。
- ^ ペルソナ3 製品情報、よくあるお問い合わせとその答え
- ^ ただし、ペルソナ全書に関する継承は登録されたペルソナ名のみで、各ペルソナの強化履歴は継承されない(初期パラメータになる)。
- ^ ちなみに主人公達のものは銃口自体が樹脂で埋められている。
- ^ 主人公は、人が死への憧憬により無意識に触れようとするのを防ぐための蓋となってこれを封印し、それまでの日常が維持される現状維持を選んだ。彼がこの任から開放されるには全人類の意識がかわらなければならない。
- ^ このフルネームは、アトラススタッフから示された候補ワードの中から曽我部氏が選ぶという形で決定したとのこと。
[編集] 外部リンク
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