ベルボーイ

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京都のホテルに勤務するベルボーイ(2007年5月19日)

ベルボーイ: bellboy)は、ホテルにおけるサービス業の一つ。ベルホップ(bellhop)やベルマン(bellman)、ベルスタッフ(bellstaff)などとも呼ばれている。女性の場合はベルガール(bellgirl)などと呼ばれる。

概要[編集]

ホテルにおいて宿泊客がチェックイン若しくはチェックアウトする際に、客の荷物などを部屋やロビーまで持ち運びし、案内することを業務としている。それ以外にも、客室や非常口などの設備の説明、タクシーの手配も行うなど、基礎的なコンシェルジュとしての役割を果たす場合もある。原則として、ドアマンなどと同様にケピ帽等の制服の着用が義務付けられている。

呼び名の一つであるベルホップという名称は、荷物を持ち運びさせる従業員を呼ぶ際にカウンターにあるベルを鳴らし、そのベルが鳴るたびに手空きの従業員が飛ぶようにやって来た(hop)ことに由来するとされている。

歴史的に、この仕事は新人ホテルマンの登竜門であるとされている。業務に就く上では、客にとっては最も身近な存在となるので、ホテル全体に関する知識や接客技術全般、豊かな社交性、気配りの上手さなどが、必要不可欠な要素となっている。

また、アメリカ合衆国ヨーロッパの大部分の国々では、日本とは違い彼らに対してチップを渡すことが、慣例となっている。

ベルボーイが作中で扱われる作品[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

関連項目[編集]