ソ・ラ・ノ・ヲ・ト

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ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
ジャンル 日常、軍事
アニメ
原作 Paradores
監督 神戸守
シリーズ構成 吉野弘幸
脚本 吉野弘幸
キャラクターデザイン 岸田メル(原案)
赤井俊文
メカニックデザイン 石垣純哉
音楽 大島ミチル
アニメーション制作 A-1 Pictures
製作 第1121小隊
アニプレックステレビ東京
放送局 放送局参照
放送期間 2010年1月 - 3月
話数 全12話+2話
漫画:ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
原作・原案など Paradores
作画 神馬耶樹
出版社 アスキー・メディアワークス
掲載誌 月刊コミック電撃大王
発表号 2010年1月号 - 2011年8月号
発表期間 2009年11月 - 2011年6月
巻数 全2巻
ゲーム:ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 乙女ノ五重奏
ゲームジャンル アドベンチャーゲーム
対応機種 PlayStation Portable
発売元 コンパイルハート
発売日 2010年5月27日
テンプレート - ノート
ウィキプロジェクト アニメ漫画コンピュータゲーム
ポータル アニメ漫画ゲーム

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』(ソラノヲト)は、A-1 Pictures制作の日本テレビアニメ2010年1月から3月までテレビ東京系にて放送された。全12話。漫画版が月刊コミック電撃大王にて2010年1月号から2011年8月号まで連載されていた。略称は「ソラヲト」。テレビ東京とアニプレックスが展開するオリジナルアニメプロジェクト「アニメノチカラ」の第1弾作品である。

ストーリー[編集]

遙か未来、長く続いた戦争によって大地は荒廃し、海からは魚が消え、幾つもの国と言語が消滅した。そして、現代世界が半ばおとぎ話となり、世界の様相も国も人種も、今とは全く異なる状況になった世界。

空深カナタは幼少のころ、廃墟で迷子になっていたところをトランペットを手にしていた女性兵士に救われる。ラッパ手に興味を抱き、軍に入隊すればトランペットを吹けると勘違いして軍への入隊を決心したカナタは成長し、トロワ州セーズの街の駐留部隊であるヘルベチア共和国陸軍第1121小隊に配属される。物語は、カナタが水かけ祭りの日にセーズに赴任されるところから始まる。カナタは赴任当日に寄り道をして水かけ祭りに巻き込まれ、1121小隊の上司であり後のラッパの師となる和宮リオと出会うことになる。

1121小隊が駐屯する「時告げ砦」は、ノーマンズランドに接する辺境の砦ということもあって戦略的に重視されておらず、隊員はカナタを含めてたった5人の若い女性のみ。規律も緩く、唯一の保有戦力である多脚戦車「タケミカヅチ」は壊れていて走行不可能という状況である。刻々と悪化していく敵対国・正統ローマ帝国との関係といった国家情勢をよそに、物語はたまに起こる日常的な事件に対処しつつも、任務らしい任務もない平穏な日々や、セーズの街の人々との交流、最初は下手であったが次第に上達していくカナタのラッパ、少しずつ進められる多脚戦車タケミカヅチの修理といった日常の出来事を描いていく。その過程で、滅亡に瀕している世界の様相や、さまざまな事情や暗い過去を抱えた1121小隊の女性隊員たちの素性、かつてカナタが出会ったトランペットの女性兵士の正体の謎といった、伏せられていた事実も明かされていく。やがてカナタは、憧れていたトランペットの女性兵士の正体が2年前に死去したヘルベチア共和国の公女イリア・アルカディアという人物であり、リオの腹違いの姉であったことを知る。そして同時に、大公の妾腹の子であるリオは悪化していく国際情勢を食い止めるため、政略結婚の了承を決意し、カナタにトランペットを託して時告げ砦を去る。

リオが砦を去った後のある日、見回りの任務中であったカナタらは、山中で行き倒れていた正統ローマ帝国の女性兵士を保護する。おりしもヘルベチア共和国と正統ローマ帝国の戦端が、辺境の地であるはずのセーズの近くで開かれようとしており、時告げ砦にはタカ派で残忍な軍人として知られるホプキンス大佐率いる部隊が、捕虜の引渡しを求めてやって来る。捕虜の引渡しを拒否したことで、時告げ砦は剣呑な空気に包まれるが、優れた聴覚を持つカナタははるか遠くからの停戦信号のラッパを耳にし、この信号を開戦直前の戦線に届けることを決意する。これまで築きあげてきた人脈と、修復されていたタケミカヅチの獅子奮迅の働きもあり、1121小隊の仲間たちはホプキンスの妨害を蹴散らし、今まさに戦端が開かれようとしている戦場にたどり着いて、停戦を呼びかけるトランペットを吹き鳴らす。両国の兵士を止めたのは、かつて公女イリアがカナタを助けてくれた時に吹いてくれた曲「アメイジング・グレイス」であった。

皇帝の婚約者として近衛師団を引き連れ停戦協定を引き下げてきたリオも到着し、開戦は防がれる。後日になってリオも1121小隊に復帰し、時告げ砦には再びの平穏な日々が戻る。

登場人物[編集]

第1121小隊[編集]

第1121号要塞、通称「時告げ砦」に駐屯する戦車小隊。部隊マークはフクロウ。辺境の国境線防衛と警備のために存在してはいるが、国境線の向こうは荒涼とした砂漠が広がるノーマンズランドであることから、戦略的な価値は皆無とみなされている。人数は5名と分隊並の少人数で編成され、保有戦力も動かない戦車が一両のみと、おおよそ部隊の体を成していない。その為、一部からはお荷物部隊とも呼ばれている[注 1]。小隊長も含めて全員が成人以下の若年兵で、小隊各員が兼職している。

空深 彼方(そらみ かなた) / カナタ
- 金元寿子
本作の主人公。ラッパ手兼通信士(見習い)兼装填手で、階級は二等兵。15歳。幼少期に聞いたイリアのトランペットの曲(『アメイジング・グレイス』)に憧れ、軍に入れば音楽が勉強できると思い志願した。性格は明朗活発かつマイペースでやや天然なムードメーカー。そしてちょっとだけドジ。その裏表の無い純粋で素直な性格ゆえに、本人もあずかり知らぬところで周囲に影響を与え、隊のメンバーだけでなく街の人々からも好かれている。信号ラッパは街の人々から苦笑されるほど下手だが、遥か遠くの音を聞くことができる程聴覚に優れ、聞いた音の音階を瞬時に言い当てる絶対音感を持つなど、音に対する潜在能力は非常に高い。「タケミカヅチ」の光学センサーで使用されているレンズの成分の含有比率を音で聞き分けることで復元作業を手伝った。
好奇心旺盛で目に映る様々な出来事にすぐに心を奪われてしまうため、筋金入りの方向音痴ですぐに道に迷う。第13話では自動車運転技術を会得しているが、脇見運転で事故を度々起こしかけている。
ちなみに作中でカナタが練習していたラッパ譜は、日本軍のラッパ譜『号音ノ部』に同一。
和宮 梨旺(かずみや りお) / リオ
声 - 小林ゆう
ラッパ手兼通信士で、階級は曹長。17歳。同じ喇叭手としてカナタの直属の上司兼指導役、そして良き先輩として公私共にカナタを導く存在となる。
男勝りかつクールな性格で、一見何事にも動じないような芯の強さを持っているが、怪談話、ピーマン、料理が苦手な一面を持つ。
赴任当初は隊長のフィリシアと対立していた時期もあったようだが、現在は良い補佐役となっている。小隊長に階級が次ぐことから、隊の実務を任されており、日常生活での指示などを出している。
日頃は身分を隠しているがヘルベチア共和国大公の妾の子として生まれた、大公位継承権第3位保持者(リオ・和宮・アルカディア)である。姉であり、第1公女のイリアから幼少期にトランペットを教わり、ジャズ調の曲を吹けるほどの一流の腕前を持つ。病気の母親が妖しげな僧侶にはまって結局死亡していることから、まじないや宗教に嫌悪感を示す。イリアが亡くなった原因から子供も嫌い。
物語終盤、未だに続く戦争を止めるため、皇帝との婚約を決意し小隊を去った。停戦を成功させた後は、「停戦を成功させたら何でも願いをきく」という正統ローマ帝国皇帝との取引によってヘルベチアに帰還し、少尉に昇進して再び時告げ砦に着任する。
第13話では、失われた文明の飛行技術を復興させて世界中を飛んで巡りたいという自らの夢をカナタに語った。
墨埜谷 暮羽(すみのや くれは) / クレハ
声 - 喜多村英梨
ガンナー(砲手)担当で階級は二等兵。14歳。黒髪をツインテールにしている。根は優しくて年相応に怖がりだが、それを素直に認めずに強がる(いわゆるツンデレ)性格。リオやクラウスに憧れている。両親(父は撤退戦で活躍した軍人、母は衛生兵だったとクレハは聞かされている)は既に死亡しており、孤児。
小隊メンバーの中では常識人を自負しており、ことあるごとにカナタの天然気味な言動や緩みがちな隊の雰囲気に対してツッコミを入れてはいるが、結局はそのペースに巻き込まれてしまっている。
物語終盤、憧れのリオが小隊を去った後は、自らがリオに代わって隊を律しなければならないと言う気負いから、ホプキンスに反旗を翻したフィリシアや、開戦を止めるために軍規を逸脱して行動を起こそうとする小隊のメンバー達に最後まで苦言を呈した。しかし、隊を愛し隊を守りたいという思い故に自ら憎まれ役を買って出たその姿勢をフィリシアに優しく抱き止められた時、抑えていた感情が爆発し大粒の涙をこぼした。
酒を飲んでも酔わない体質(いわゆるザル)であり、それが災いして番外編7.5話では周囲が泥酔して大騒ぎする中一人だけ素面という散々な目にあっている。
寒凪 乃絵留(かんなぎ のえる) / ノエル
声 - 悠木碧
機械整備士兼ドライバー(操縦士)。階級は伍長。左利きの15歳でボク少女。普段は寡黙で表情の変化も乏しいが、聞かれたことには応え、突発的に冗談も口にする。トラウマを負っている隊長のフェリシアを気に掛ける心優しい面ものぞかせている。小隊の配備戦車「タケミカヅチ」の研究や復元を担当しており、それに情熱を注ぐあまり生活のリズムが不安定で常に寝不足。その為、昼間に突然所構わず眠ってしまうこともしばしば。
かつては幼少ながらも軍のアカデミーに在籍し、史上屈指の天才少女と言われた。その才能を軍に利用され、旧時代の施設の生物兵器の開発プラントを復元してしまった自らの過去と、それを虐殺に使ったホプキンス大佐に恐怖している。
酒に酔うと性格が豹変し、いつものおとなしい表情も一変し好戦的になる。
フィリシア・ハイデマン
声 - 遠藤綾
第1121小隊の小隊長でコマンダー(戦車長=小隊指揮官)。18歳で階級は少尉。常におっとりとした印象であまり指図がましいことはせず、日常生活で隊のメンバーが互いを階級で呼ぶことを禁止したり、自らが率先して軍規に緩い雰囲気を作ろうとしたりと、おおよそ軍人らしからぬ優しい立ち振る舞いが多い。しかし表情一つ変えずにくじに細工して意図的にリオを街の祭りに参加させたり、ギャングの芝居を打って笑顔で余所者を排除したりと、劇中のクレハの言を借りれば「黒い」ところがある。雷が苦手。
数年前の戦争では第1147小隊の新米戦車乗り(装填手)として参戦したが、ビネンランド戦線で乗っていた戦車アラクネーが被弾して大破、乗員のうちフィリシア1人だけが生き残った。その時の経験がトラウマとなっている模様。第12話で大尉に昇進している。
シュコ
声 - 悠木碧
小隊宿営地に迷い込んできたメスのアフリカオオコノハズク。怪我をして砦の廃墟に隠れていたため、幽霊騒動を起こす。怪我が治った後も砦に居つく。
フィリシアが配属される以前から時告げ砦にいたようで、本編ではイリアの肩にとまっている写真がある。

セーズの街[編集]

ヘルベチア共和国の辺境、山中の渓谷に位置する美しい湖とガラス工芸が盛んな町。悪魔から街の人々を命をかけて救った5人の少女「炎の乙女」の伝説が残っている[注 2]。第1話では、それを称える春の「水かけ祭り」が行われている最中だった。祭の間町中に張られていた紙垂(しで)をつけた注連縄(しめなわ)や、教会は十字を戴いているが、崇めているのは八百万の神であるなど、戦後文化が混在したことを端的に表している[注 3]。なお、モデルとなっている都市はスペインのカスティーリャ=ラ・マンチャ州にある城塞都市クエンカである[1]

ユミナ
声 - 福圓美里
教会の修道女。16歳。かつては孤児だった。教会では簡単な医療も行っているために初歩的な医学知識があり、発熱(作中での病名は三日熱)して倒れたカナタに投薬治療を施した他、銃弾に倒れたアーイシャの治療を行った。施設の子供たちを街に引率しているが、彼らが小隊のメンバーとトラブルを起こし、謝り役になることもしばしば。独特な服装のセンスがある。茄子が好物。敵国語であるローマ語が堪能である[注 4]
ナオミ
声 - 八十川真由野
骨董屋「ウィンドミル」の店主でカールの元妻。42歳。第1121小隊の隊員とは親しく、リオのトランペットや鈴の修理を依頼されたり、「タケミカヅチ」の部品探しや密造酒売買(砦の隊員達の副収入源)の仲介をしている。
ミシオ
声 - 高橋まゆこ
孤児。7歳。明るく元気な少女。カナタがセーズに到着したときに初めて会い、以来仲が良い。父は元軍人で出征し戦死、母は「見えない死神」(旧時代の技術で作られた生物兵器)により亡くしている。
セイヤ
声 - 平田真菜
戦争孤児。6歳。兵隊が嫌いだが、カナタがユミナから渡された服に着替えた姿を見たときや、リンゴサイダーをご馳走されたときなどから、第1121小隊の隊員には徐々に心を開いている様子が窺える。
司祭
声 - 石森達幸
優しい性格で教会の子供達にも慕われている。ただ教会の子供や修道女に注意されているなど意外な一面を見せる。生まれた子供に名前を授けるような司教の仕事もしている。
ジャコット
声 - 京田尚子
カナタが吹く朝の信号ラッパを苦笑しながら見守る老女。山奥にある自分で建てた家に住んでおり、野菜を育てている。
若い頃に商人の若様と恋に落ちた過去を持つ。
カール
声 - 杉野博臣
国内に5人しかいない「マイスター」の称号を持つガラス職人でナオミの元亭主。ノエルから依頼され、タケミカヅチの光学センサーのレンズの再現に当たっている。ナオミの店にガラス工芸品を卸しており、過去に何かあった模様。カナタはカールから聞いたガラス職人の心得をヒントに、初めて信号ラッパ(ビューグル)を吹くことに成功する。
真理亞 / マリア
声 - 戸松遥
カールとナオミの娘で、カールの工房で働く若いガラス職人。

その他[編集]

イリア・アルカディア
声 - 小野涼子
ヘルベチア共和国の第1公女。故人。近衛師団に配属され、国威発揚を兼ねて部隊を率い各地を訪問、本作の舞台であるセーズの時告げ砦を訪れたこともある。ビネンランド戦線への増援部隊の指揮官として活躍し、「勝利の女神」などと呼ばれ伝説化されている人物。存命していたら今も継続している休戦協定交渉が長引くことはなかっただろうと言われており、尊敬されその死を惜しまれている。ビネンランド戦線に到着した折、負傷して地下に閉じ込められていたフィリシアを救出し、腹違いの妹であるリオにトランペットを教え、カナタには『アメイジング・グレイス』を吹いて聞かせるなど第1121小隊の隊員とは縁があり(ただしノエルとクレハについては不明)、作中のキーパーソンとなっている。ヘルベチア国内に流布している噂では、ヘルベチアとの関係が悪化していた隣国の正統ローマ帝国との和平のために同国の皇帝に人質として輿入れすることが検討されていたが、物語の2年ほど前に川で溺れそうになった子供を救おうとして亡くなったことで政略結婚案が立ち消えになり後に開戦に至った、と言われている。
またゲーム版のオリジナルキャラクター・キリエとも親友であった旨がキリエから語られている。
クラウス
声 - 石塚運昇
物資輸送を主に担当する古参のオートバイ部隊の将校(士官)で側車(サイドカー)付きオートバイを操る。階級は少佐。51歳。勤続年数が長いだけの普通の通信兵だが、3日間飲まず食わずで砂漠を横断して敵の砦を奪取し「砂漠の狼」「ミラクル・クラウス」と称された英雄的人物と名前と背格好が同じことから、クレハからは本人だと勘違いされている。
第12話にてリオの傍らで旗手を務めた。
ホプキンス
声 - 内田直哉
近衛第一師団第9独立機動部隊長。階級は大佐。冷酷な人物で「敵は滅ぼさなければならない」と考えているタカ派。ノエルを利用して復元した旧時代の生物兵器「見えない死神」を使い、3つの街を一夜で全滅させたことから「ビネンランドの鬼神」の異名を持つ。
アーイシャ・アルドーラ
声 - 宮原永海
正統ローマ帝国陸軍の女軍人。階級は軍曹。アラブ系の名(「アーイシャ」参照)・浅黒い肌・額の模様が特徴。軍務が含まれていたかどうかは不明だが、ローマ側の伝説にある「黙示録の天使」(ヘルベチア側の伝説では「地上を滅ぼした悪魔」)の化石を見るためにセーズへやってきて、崖から滑落し怪我を負い気を失っているところをカナタとクレハに発見され、時告げ砦に保護された。祖母は時告げ砦所属のヘルベチア兵だったが、東部戦線で捕虜として正統ローマ帝国に連れて行かれ、祖父と出会い結婚したらしい。ヘルベチア語は話せないが「見えない死神」に関係するとしてノエルの名前を知っていた。保護されたときの所持品に信号ラッパがあり、カナタとノエルの前でトランペットで『アメイジング・グレイス』の一節を吹いてみせた。正統ローマ帝国とヘルベチア共和国との間で停戦が成立した後も第1121小隊との交流が続いており、ノエル宛の手紙には「元気でトランペットの練習をしている」旨が書かれていた。

登場メカ[編集]

タケミカヅチ
旧時代の技術の遺物であり、ヘルベチア共和国内に10輌と残っていない高性能多脚戦車。昆虫の肢のような細長い6脚による高い機動性とビルの壁をよじ登れる走破性、至近距離からの砲弾にも耐える耐弾性能を誇り、自重軽減システムやフィールドバリアシステムなど、 オーバーテクノロジーも多数装備している。第1121小隊へ配備されている機体は脚部や光学センサーなど多数の部品を欠いており、復元途中の状態にあった。物語終盤の第11話ではノエルやナオミ達の尽力によって実戦に使える状態にまで復元されており、第12話ではヘルベチアとローマの開戦を阻止すべく第1121小隊の手によって出撃、大部隊の集中砲火を物ともせずカナタ達を目的地へ送り届ける大役を果たした。
アラクネー
先の戦争で使われていたヘルベチア共和国の4脚式多脚戦車。タケミカヅチを真似て作られたが、その性能はタケミカヅチには遠く及ばない。
技術後退により砲塔旋回など手動式の部分も多い。砲弾は成形炸薬弾など数種が用意されている。塗装は緑だが、赤い近衛師団カラーもある。
ローマ帝国軍戦車
共和国軍のアラクネーに相当する4脚式多脚戦車。車体前部の砲郭に直接マウントされた主砲が特徴。車体上部には副砲塔がある。
キューベルワーゲン
第1121小隊に二台配備されているオープントップ式軽車両。五人乗り。右ハンドル仕様でサンドイエローで塗装されている。本来エンジンルームである部分がトランクルームとして使われている。
ツェンダップKS 750
クラウスが乗る軍用サイドカー。第1話では彼方を同乗させてセーズの町へ送り届けている。側車には機関銃の取り付け支持架があるが、本編では機銃未搭載。
オペル・ブリッツ
中型トラック。第6話にて第1121小隊からカルヴァドスを輸送するのに使用。民間型か共和国軍の軍用車なのかは不明。
kar98k
ヘルベチア共和国軍制式歩兵銃(ボルトアクションライフル)。第2話でクレハがシュコに、第12話で第9独立機動部隊隊員がアーイシャ対して発砲した。
MG42
ヘルベチア共和国軍制式汎用機関銃(弾倉はドラムマガジンで車載用は防楯付)。第6話でノエルが使用した。
MP38
ヘルベチア共和国軍制式短機関銃。第6話でクレハが使用した。
モーゼルミリタリーM712
ヘルベチア共和国軍制式拳銃。第6話でリオが使用した。空砲を発砲した上記の二挺と違い、こちらには実弾が込められていた。
ワルサーP38
第6話でミケーレとその仲間が使用。
C57
第1話で彼方が赴任する時に用いた列車を牽引していた、テンダ式蒸気機関車
M1911
第12話でアーイシャが所持していたものを、フィリシアがホプキンスに対して威嚇のため発砲した。

スタッフ[編集]

  • 原作 - Paradores
  • 企画 - 夏目公一朗、田村明彦
  • エグゼクティブプロデューサー - 川崎由紀夫、勝股英夫、落越友則
  • 監督 - 神戸守
  • シリーズ構成・脚本 - 吉野弘幸
  • キャラクター原案 - 岸田メル
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 赤井俊文
  • セットデザイン - 青木智由紀
  • プロップデザイン - 北田勝彦
  • メカニックデザイン - 石垣純哉
  • 色彩設計 - 中島和子
  • 美術監督 - 甲斐政俊
  • 撮影監督 - 尾崎隆晴
  • 音響監督 - 清水勝則
  • 編集 - 瀬山武司
  • 音楽 - 大島ミチル
  • プロデューサー - 横山朱子、和田慎之介
  • アニメーションプロデューサー - 清水暁
  • チーフプロデューサー - 東不可止、越智武
  • 制作 - A-1 Pictures
  • 製作 - 第1121小隊アニプレックス、テレビ東京)

主題歌[編集]

オープニングテーマ「光の旋律
作詞・作曲・編曲 - 梶浦由記 / 歌 - Kalafina
エンディングテーマ「Girls, Be Ambitious.
作詞 - 磯谷佳江 / 作曲・編曲 - 日暮和広 / 歌 - 戸松遥

以上のほかに主題歌ではないが、『アメイジング・グレイス』がライトモチーフ的な役割を持ち、作中でたびたび登場する。多くはトランペット独奏だが、「タケミカヅチ」の出力装置による再生(管弦楽版)や、キャラクターによる歌唱や鼻歌でも奏された。

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 絵コンテ 演出 作画監督 放送日
第1話 響ク音・払暁ノ街 神戸守 赤井俊文 2010年1月4日
第2話 初陣・椅子ノ話 神戸守 田中孝行 長谷川友香
中野良一
2010年1月11日
第3話 隊ノ一日・梨旺走ル 福島利規 上田峰子 2010年1月18日
第4話 梅雨ノ空・玻璃ノ虹 神楽坂時市 田辺泰裕 愛敬由紀子
木村智
2010年1月25日
第5話 山踏ミ・世界ノ果テ 藤森かずま 伊藤祐毅 川崎愛香 2010年2月1日
第6話 彼方ノ休日・髪結イ 池添隆博 三浦陽 中路景子 2010年2月8日
第7話 蝉時雨・精霊流シ 松尾慎 河合拓也 2010年2月15日
番外編
第7.5話
饗宴・砦ノ戦争 渡邊哲哉
京極尚彦
渡邊哲哉 愛敬由紀子 2010年6月23日
第8話 電話番・緊急事態ヲ宣言ス 大久保富彦 徳田夢之介 2010年2月22日
第9話 台風一過・虚像ト実像 青井小夜 野田康行 2010年3月1日
第10話 旅立チ・初雪ノ頃 鎌倉由実 藤本ジ朗 関口雅浩 2010年3月8日
第11話 来訪者・燃ユル雪原 平川哲生 河合拓也
森光恵
毛利志乃舞
2010年3月15日
第12話 蒼穹ニ響ケ 神戸守 赤井俊文 2010年3月22日
番外編
第13話
空の音・夢ノ彼方 2010年9月22日
  • 各話の予告は、放送では1枚絵とタイトルコールのみだが、公式サイトではコミカルな内容の動画版を見ることができる。
  • 番外編はテレビ未放映、BD&DVD限定エピソード。第7.5話は第4巻に収録、第13話は第7巻に収録。

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 系列 備考
関東広域圏 テレビ東京 2010年1月4日 - 3月22日 月曜 25:30 - 26:00 テレビ東京系列 製作局
愛知県 テレビ愛知 2010年1月6日 - 3月24日 水曜 25:58 - 26:28
大阪府 テレビ大阪 2010年1月8日 - 3月26日 金曜 26:35 - 27:05
日本全域 ShowTime 2010年1月11日 - 3月29日 月曜 12:00 更新 インターネット配信 最新話のみ会員無料配信
バックナンバー有料配信あり
あにてれしあたー 2010年1月12日 - 3月30日 放送連動配信
最新話1週間無料
第1話のみ火曜更新
AT-X 火曜 8:30 - 9:00 CS放送 リピート放送あり
滋賀県 びわ湖放送 2010年4月5日 - 6月21日 月曜 26:00 - 26:30 独立UHF局

Web動画[編集]

主人公カナタ役の金元寿子が、体当たりで役作りに挑戦する姿を動画配信するコンテンツ『ソラヲトTV♪』。テレビアニメ公式サイトで配信された。全8回。

ラジオ[編集]

『アニチカラジオ ソ・ラ・ヲ・トでいいカナ』と題し、『ANI-COM RADIO 〜フジワラでいいカナ〜』内の箱番組枠「アニチカラジオ」にて配信(全3回)。

本作キャストも同番組のゲストパーソナリティとして出演した。

  1. 2009年12月22日配信分 - 金元寿子(空深彼方役)
  2. 2010年1月27日配信分 - 小林ゆう(和宮梨旺役)
  3. 2010年2月24日配信分 - 金元寿子(空深彼方役)

ゲーム[編集]

PlayStation Portable用ゲームソフト『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 乙女ノ五重奏(クインテット)』が、2010年5月27日にコンパイルハートより発売された。

時系列はアニメ版の物語終了直後。セーズの街で停戦を祝した祭りが行われることになり、それに至るまでの12日間が描かれる。また、ゲーム版のオリジナルキャラクターとしてキリエ(声 - 井上麻里奈)が登場し、第1121小隊の面々と関わっていくことになる。

備考[編集]

『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』は、Yahoo!アバター、ちぷやタウンといったコミュニティのアバターにアイテムが登場していた。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 物資の補給等も他の部隊より軽視されており、劇中でも備品が尽きかけている描写があった(第3話)
  2. ^ その伝説を裏付けるように、湖底には首のない巨大な有翼生物の化石が存在する。
  3. ^ また、明確な四季があり、山中に鳥居が存在している。時告げ砦の使われていない箇所に学校の教室ような部屋が存在する等から、地理的には現代で言うところの日本であることが示唆されている。
  4. ^ 作中ではドイツ語を「ローマ語」と呼称し、声優はセリフをドイツ語で話している。ヘルベチアでは文書などの記述言語にフランス語を用いており、日本語の記述を「イデア文字」と呼称して研究者などの一部を除いて読むことができないという設定となっている。

出典[編集]

  1. ^ ソ・ラ・ノ・ヲ・ト / オフィシャルサイト. “ロケハンレポート Vol.1”. 2010年10月24日閲覧。

外部リンク[編集]

テレビ東京 アニメノチカラ(月曜25:30枠)
前番組 番組名 次番組
ストリートの道
※バラエティー番組
(枠開設前のアニメ以外の情報番組
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト