刀語
| 刀語 | |
|---|---|
| ジャンル | 時代小説 |
| 小説 | |
| 著者 | 西尾維新 |
| イラスト | 竹 |
| 出版社 | 講談社 |
| レーベル | 講談社BOX |
| 刊行期間 | 2007年1月9日 - 2007年12月4日 |
| 巻数 | 全12巻 |
| アニメ | |
| 原作 | 西尾維新 |
| 監督 | 元永慶太郎 |
| シリーズ構成 | 上江洲誠 |
| キャラクターデザイン | 川田剛 |
| 音楽 | 岩崎琢 |
| アニメーション制作 | WHITE FOX |
| 製作 | 「刀語」製作委員会 |
| 放送局 | フジテレビほか(#放送局参照) |
| 放送期間 | 2010年1月25日 - 2010年12月10日 |
| 話数 | 全12話 |
| ■テンプレート使用方法 ■ノート | |
| ウィキプロジェクト | アニメ |
| ポータル | 文学・アニメ |
『刀語』(カタナガタリ)は、西尾維新のライトノベル作品。イラストは竹が担当。題字は平田弘史が担当。全12話で、作者初の時代小説となる。
目次 |
[編集] 概要
講談社BOXのメイン企画「大河ノベル」の2007年作品として、清涼院流水「パーフェクト・ワールド What a perfect world!」と共に12か月連続で発売された。
「刀を使わない剣士」と、それぞれある1つの能力に特化した12本の「変体刀」と呼ばれる刀を持った者たちの戦いを描く。
各巻末には対戦相手のプロフィールと、対戦型格闘ゲーム風の技入力コマンドが掲載されている。コマンドを掲載したのは「カプコンから格闘ゲーム化の話がこないだろうか」という思惑からだったが、そのような話は全く来なかったという[1]。
2010年1月から12月にわたり(主要放送局の場合)テレビアニメが放送された。
『刀語』の約200年前、真庭忍軍をメインにした外伝『真庭語』が講談社BOXから刊行されている。
『刀語』の20年前、大乱の時代を舞台にした『第零話 虚刀・鑢』の朗読CDがアニメ版の限定版DVD・BD特典となっている。
[編集] あらすじ
かつての戦乱の時代…。伝説の刀鍛冶「四季崎記紀」の作った千本の刀の数こそが、戦局を大きく左右したという。幕府により国が統一がされはしたが、幕府は四季崎の刀を恐れ「刀狩」を行い、988本までも収集した。しかし、残り12本こそが、988本を試験台にした完成形変体刀であることが判明する。
刀を使わない剣術「虚刀流」の七代目当主である鑢七花は、姉の七実とともに不承島で暮らしていた。しかし、そんな平穏な島に、変体刀の収集を幕府から命じられた奇策士とがめが、幼少時に親を殺害した敵であるはずの虚刀流当主の力を雇うために訪れる。しかし、とがめは敵からの追跡を受けており、とがめの「金や名誉や倒幕などのためでなく、愛のために戦う剣士を雇いたい」との言葉により、完成形変体刀十二本を集める旅に出ることになる。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
[編集] 世界設定
舞台となるのは「尾張時代」と呼ばれる中世の日本で、戦国時代から将軍家の天下統一までの流れなどは作品独自の経緯を辿っているが、おおまかな歴史や文化などは史実の江戸時代などに似ている。物語の原因となる「変体刀」が造られた戦国時代と、主人公2人の過去の因縁を作った奥州の反乱が起きた時期、物語の舞台となる反乱から20年後に大別される。
- 戦国時代 - 旧将軍の天下(150年前)
- 柄師、鍔師まで兼任し、刀にまつわる全ての事をたった一人でやってのけた天才的な刀鍛冶、四季崎記紀。素晴らしい出来と特異な機能を持つ「変体刀」と呼ばれる彼の刀は最終的に千本にも達し、そのすべてを手中に収めれば戦国の世を思うがままに支配出来るとまで言われた。武将達はこぞって彼の刀を求め、所有する四季崎の刀の数が大名としての格を示す基準にされるほどだった。そんな中、後に旧将軍と呼ばれることになる武将が天下統一を成し遂げる。
- しかし、その後も旧将軍は変体刀千本全てを入手することに執着し続けた。後に稀代の悪法とまで呼ばれる刀狩令まで発して旧将軍は十万本もの刀を集め、四季崎記紀の刀も988本まで集める事に成功した。
- それでも、変体刀千本の中で最も完成度の高い十二本は、所在や所有者を突き止めても奪うまでに至らず、国力は疲弊、跡継ぎが居なかったが為に旧将軍の天下は一代で終わってしまう。
- 尾張時代 - 20年前
- 旧将軍の後に世を治めたのは、政治的手腕に優れていた家鳴家であった。家鳴将軍家が全国を支配する尾張時代が始まって百年以上が経過し、平和が続いていたある時、幕府の信頼も厚かった奥州の顔役、飛騨鷹比等が全国規模の反乱を起こす。幕府はあと一歩で転覆させられる所まで行ってしまったが、後に「大乱の英雄」と呼ばれる虚刀流六代目、鑢六枝が飛騨鷹比等を討ち、反乱は鎮圧される。
- 物語開始時
- 飛騨鷹比等の反乱から20年後。将軍の世代交代はまだ行われていない。幕府内では奇策士とがめや否定姫といった劇中のキーパーソンが重要な地位に登用されてそれぞれの計略をめぐらせ、主人公の鑢七花は、島流し先である不承島で虚刀流の七代目当主として育っている。
[編集] 登場人物
| この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(千刀・「ツルギ」(金殺 木の右上に「、」))が含まれています。 |
「声」はアニメ版における担当声優。
[編集] 主要人物
- 鑢 七花(やすり しちか)
- 声 - 細谷佳正 / くまいもとこ(幼少期)
- 本作の主人公。虚刀流七代目当主。島育ちの為世間知らずで、考える事が苦手な面倒くさがりだが、常識に囚われない発想が敵を倒す糸口を発見する事もある。かなりの長身で、鋼のように鍛えられた肉体を持つ。動きやすいという事で上半身裸でいる事が多い。虚刀流の血統のせいで刀剣を扱う才能が全く無く、刀を振りかぶれば後ろに落とし、振り下ろせば前に零す。言われて一番傷つく言葉は「花が無い」。面倒がりな性格で、口癖はとがめに禁止される前まで「面倒だ」だった。その後とがめに強引に勧められ済し崩し的に決定した「ただしその頃には、あんたは八つ裂きになっているだろうけどな」が決め台詞。とがめに付けられたあだ名は「しちりん」。
- 人間としてではなく、一本の刀となるよう育てられた為、対峙する相手に全く拘りを持たない。とがめと行動を共にするようになってからは、最低限とがめの望みを可能な限り叶える方針を採るようにはなったものの、人間社会の細かい事情は全く理解出来ないままであった。戦闘に於いては勝敗以外の配慮は出来ず、実力差から言えばわざわざ殺すまでもない相手の命をも奪おうとしていた。よく言えば無垢で善悪に頓着が無く、悪く言えば人間性に乏しく残酷だったものの、刀集めの旅に出てから、人間らしい感情や感性が育っていく。
- 元々、どちらかと言えば思慮深い性格であり、乏しいながらも知識の及ぶ範囲内では物語序盤から細かい配慮を見せている。戦闘では冷静に相手を観察して作戦を考えるタイプであり、後述のちぇりお問題では事実を知っていたのにも関わらず、とがめに何らかの事情があって言っているに違いないと考えて指摘しなかった。
- 24歳。身長六尺八寸。体重二十貫。趣味は「無趣味」。
- とがめ
- 声 - 田村ゆかり
- 物語の発端である「刀集め」の提案者。策士ならぬ奇策士を自称する、尾張幕府家鳴将軍家直轄預奉所軍所総監督。役職相応の鋭い観察眼と発想を持ち、自称どおりの奇策によって七花の戦いを支える。普段は尊大な態度を取っているが、勘違いを指摘されると過剰に照れてパニックを起こし、子供じみた言動になるなど、落差の激しい性格をしている。鎖骨が性感帯。
- 真の名は容赦姫(ようしゃひめ)で、20年前幕府に謀反を企てた飛騨鷹比等の娘である。幼い頃に一族を殺された時の激しい憎悪で白髪となっている。髪は極めて長かったが、第七話で切られおかっぱ頭になる。
- 「障子紙の如く弱い」「戦闘力はうさぎ以下」などと表現され、役職につくにあたって非武装を心に誓った為攻撃力はまったく無いが、もともと運動神経も悪い。口も頭も回るが、校倉必とのやりとりから、七花からは交渉能力にも疑問を持たれている。口癖は「ちぇりお」。薩摩の示現流の掛け声である「ちぇすと」をどこかで聞き間違えたもので、第五話で真庭鳳凰により間違いを指摘され、恥ずかしさのあまり大いに取り乱したものの、そのまま押し通すことにした。
- 年齢不詳(七花よりは年上である模様)。身長四尺八寸。体重八貫三斤。趣味は「悪巧み」。
[編集] 虚刀流関係者
- 鑢 七実(やすり ななみ)
- 声 - 中原麻衣
- 七花の姉。特異体質のため極度に病弱で、死人のような印象の女性。極度の方向音痴。「人間一人に到底収まりきれぬ」と表現されるほどの驚異的な強さをもち、相手の技を一度観ただけで体得、二度見れば万全に自らのものとすることができるという見稽古という技がある。この能力により、教わっていないにも関わらず、父六枝と七花の稽古を見ることにより虚刀流の全ての技を身に着けている。だが他者の能力を習得するのは強すぎる自分の力を抑える為であり、見稽古をせずとも日本最強であることには変わりがない。また常人ならば何度も死んでいるはずの病にかかり続けているため、死なない程度の毒は全くものともしない。外見は穏やかでひ弱そう、口調はおどけたところもあるが丁寧。しかし性格は冷徹で自らを傷つけたり敵を殺すことに感情はなく、策謀にも長け、忍びの気配すら容易く察知する。
- 七花ととがめが旅に出た後も不承島に残っていたが、その後独自に刀集めを始め、死霊山で入手した悪刀「鐚」の所有者となり七花と戦う。一般的にみるなら歪んだ形ではあるものの弟である七花の事を大切に思っており、四国ではとがめに対する嫉妬とも思える言動をとっている。それが七実の影響なのかは不明だがネーミングセンスは弟と大差無く、自身を襲った真庭忍軍虫組の事を弟と同様の理由で「まにわに」と呼んでいた。
- 27歳。身長四尺九寸。体重七貫六斤。趣味は「草むしり」。
- 鑢 六枝(やすり むつえ)
- 声 - 大川透
- 七花・七実の父親。虚刀流六代目当主で、とがめの父である飛騨鷹比等を討ったことで大乱の英雄と呼ばれていた。妻のみぎりを殺した疑いをかけられて不承島に子供たちと共に流刑に処され、その地で19年間虚刀流の跡取りとして七花を鍛えていたが、娘・七実の天才性に恐怖を抱き殺害を試みるも、息子である七花によって阻まれ、逆に命を落とすこととなった。
- 鑢 みぎり(やすり みぎり)
- 声 - 篠原恵美
- 七花と七実の母親。六枝が仕えていた戦国六大名のひとつ徹尾家ゆかりの女。何者かにより殺され、それが七花たちが不承島に流される原因となった。七花は当時まだ幼く、母の顔は覚えていない。
- 鑢 一根(やすり かずね)
- 声 - 阿部敦
- 虚刀流開祖。七花たちの遠い先祖。山奥で一人剣の修行をしていたが、剣術の才能が無かったため、無刀の剣術・虚刀流を興す。
[編集] 尾張幕府(おわりばくふ)
- 否定姫(ひていひめ)
- 声 - 戸松遥
- 尾張幕府直轄内部監察所総監督。とがめの宿敵で彼女の事を「あの不愉快な女」と呼び名前で呼ぶ事はない。本名不詳。自分も含めて誰彼かまわず、ありとあらゆることをただ否定するのでこう呼ばれ、住居も「否定屋敷」と呼ばれる。背が高く、青い目に金髪という日本人には有り得ない外見を持つ。炎刀「銃」を所有しており(右衛門左衛門との共同所有という形で)、他の完成形変体刀のそれぞれの特性、能力についてもある程度知っている。変体刀について詳しいのは四季崎記紀の末孫であるため。
- 年齢不詳。身長五尺五寸。体重十三貫。趣味は「悪巧み」。
- 左右田 右衛門左衛門(そうだ えもんざえもん)
- 声 - 小山力也
- 否定姫の腹心。尾張幕府直轄内部監察所総監督補佐。元忍者。「不及(およばず)」「不答(こたえず)」「不得禁(きんじえず)」など、会話の際には、相手の言動に対して「不」の付く否定の言葉を放つ。
- 百七十年前、真庭忍軍に滅ぼされた「相生忍軍」の最後の一人。上下とも時代にそぐわない洋装で靴を履き、否定姫の命令で顔の上半分は「不忍」と大きく縦書きした面で隠している。便宜上剣士を自称するが刀や剣術への執着はなく、大小二本の刀を腰に差しているがどちらも変体刀ではない普通の刀。真庭鳳凰は親友であったが、人格と忍法と顔面を奪われた関係でもある。感情を露わにすることはめったになく、否定姫に強い忠誠心を持ち、任務には非常に忠実。しかし、否定姫が日和号を嘲笑した際に窘めるなど、意外にロマンティストである。
- 年齢不詳。身長六尺一寸。体重十五貫。趣味は「掃除(天井裏の)」。
- 家鳴 匡綱(やなり まさつな)
- 声 - 藤本譲
- 尾張幕府八代将軍。かなりの高齢。先の大乱時、幕府の指揮を執った。
[編集] 家鳴将軍家御側人十一人衆
家鳴将軍家に代々仕える御側人の一団。それぞれが完成型変体刀の使い手になり得るだけの技や能力を持っており、第十二話において、七花の前に次々と立ち塞がった。それぞれの変体刀の特性については、後述の「所持者」と「完成形変体刀十二本」を参照。
- 般若丸(はんにゃまる)
- 声 - 松井尚吾
- 妙に目つきの鋭い、前髪を不揃いに垂らした男。絶対に折れない刀、絶刀「鉋」と、それによる突き技「報復絶刀」を使用する。
- 鬼宿 不埒(おにやどり ふらち)
- 声 - 宮原弘和
- 坊主頭で髭面、僧形の男。斬刀「鈍」を使い、七花との戦闘以前に五人を斬って「斬刀狩り」を発動させる。
- 巴 暁(ともえ あかつき)
- 声 - 勝呂美和子
- 左目に眼帯をかけた女。敦賀迷彩同様に千刀流の使い手で、千刀「鎩」を両手に持ち、部屋中にも突き刺して「地形効果・千刀巡り」を発動させる。
- 浮義 待秋(ふぎ まつあき)
- 声 - 高橋研二
- 総髪の髪を全て後ろに流した男。日本最強の剣士、錆白兵の好敵手だった男で、それに相応しく、薄刀「針」を壊さず扱う技量を持ち、「白兎開眼」を使う。
- 伊賀 甲斐路(いが かいろ)
- 声 - 佐々木啓夫
- 伊賀忍者。「伊賀忍法 筋肉騙し」を使い、体を大きくできるため、規格外の大きさである賊刀「鎧」を着用できた。
- 真庭 孑々(まにわ ぼうふら)
- 声 - 江口拓也
- 真庭忍軍の出自だが、先祖は二百年以上前に真庭忍軍を離反している。物体の重さを操る「真庭忍法 足軽」が使えるため、超重量の双刀「鎚」を扱うことができた。双刀の刀身を持って柄で攻撃する打撃技「双刀之犬」を使用する。
- 胡乱(うろん)
- 声 - 菊本平
- 奇抜な意匠の西洋眼鏡をかけている男で、拳法の使い手。悪刀「鐚」を体に刺し、身体を活性化する「悪刀七実」を発動させた。
- 灰賀 欧(はいが おう)
- 声 - 儀武ゆう子
- 豊かな髪を左右に振り分けた女。両手に鉤爪のような武器を備えている。自分の命令にだけ従うように設定変更された日和号(微刀「釵」)を従え、日和号が空中を飛び、足の刃で切り裂く「微風刀風」を使用した。
- 墨ヶ丘 黒母(すみがおか こくぼ)
- 声 - 國分和人
- 何かに怒っているような厳しい表情の男。尾張一の獰猛者として知られていたが、王刀「鋸」を手にした事で「王刀楽土」が発動し、性格が変化し、七花に対して戦いの無意味さを訴えて説得しようとした。
- 皿場 工舎(さらば こうしゃ)
- 声 - 早見沙織
- 額に鉢巻を巻き、法被を着た女。刀身の無い変体刀、誠刀「銓」を使用した。七花に攻撃せずひたすら防御する「誠刀防衛」を聞くが使用する訳にもいかず、とりあえず投げた。
- 呂桐 番外(ろぎり ばんがい)
- 声 - 中田隼人
- 恰幅のよい大男。毒刀「鍍」を使ったが、「猛毒刀与」の効果によってほとんど自我を失い、言動に変調をきたしていた。
[編集] 真庭忍軍(まにわにんぐん)
暗殺専門の忍者集団。集団行動をせず、突出した個人の能力で活動するため頭領が十二人いる。頭領は三人ずつ手を結んでおり、それぞれ鳥組、獣組、魚組、虫組の四組の派閥に区分されている。服装は一般的な忍者のイメージとかけ離れており、覆面はしておらず、装束には袖がなく、主に防具として全身に鎖を巻いている。巻き方、巻く場所は一人一人違う。とがめから「刀集め」を依頼されたが、時代の流れで滅びかかっている真庭の里を救うため、変体刀の売却で得られる金目当てに裏切っている。とがめと七花に付けられた通称は「まにわに」。
- 真庭 蝙蝠(まにわ こうもり)
- 声 - 鈴木千尋
- 「冥土の蝙蝠」。獣組。絶刀「鉋」の蒐集に成功しており、体内にどんなものでも収納できる柔軟な体質を利用して、呑み込んで保管していた。耳障りな甲高い声でしゃべり、「きゃはきゃは」と特徴的な笑い方をする。使用する忍法は、体内に収納した多量の手裏剣を一気に吐き出す「手裏剣砲」と、外見から声色まで自在に作りかえる「忍法骨肉細工」。衣装までは変えられないため変装用の衣装は自分で用意している。
- 卑怯卑劣が売りの忍者にしては珍しい接待好きと評されている。ただ忍びとして育った結果、自分に役目が回ってきただけと語り、敵をいい気分にさせるためわざと負けるようなお茶目な所がある。自分でも本来の姿に確信を持っていない。組を気にせず、鳥組とも親しい間柄だった。
- 身長五尺八寸。体重十五貫。趣味は「陶芸」。
- 真庭 白鷺(まにわ しらさぎ)
- 声 - 羽多野渉
- 「逆さ喋りの白鷺」。鳥組。「ぜうらもてせら乗名」(「名乗らせてもらうぜ」)等、常に逆向きに喋っており、その喋り方自体が白鷺の使う忍法に密接に関係している。使用する忍法は「忍法逆鱗探し」。
- 真庭 喰鮫(まにわ くいざめ)
- 声 - 坪井智浩
- 「鎖縛の喰鮫」。魚組。無益な殺生が好きで、金銭目的以外で働いたことがないのを誇りにしているが、誰に対しても敬語で接する慇懃無礼な人物。「いいですね」が口癖。「忍法渦刀」を使用して、幕府の関所を壊滅させたほどの戦闘力を持つ。使用する忍法に利用するため、装束に巻いている鎖が若干長い。七花に「まにわに」と最初に呼ばれたが、奇妙な愛称を喜んでいた。戦う理由をわざわざ考えるくらいなら、そもそも戦う必要はないと考えている。奇しくも最終話で七花が同様の事を口にしている。
- 真庭 蝶々(まにわ てふてふ)
- 声 - 阪口大助
- 「無重の蝶々」。虫組。喰鮫とは違い、無益な殺生を好まない。使用する忍法は、自分と自分が背負った物の重量を消す「忍法足軽」で、真庭忍軍独自の武術真庭拳法の使い手でもある。南方の生まれで、真庭の里の出身ではなかった。同じ十二頭領の一人である鳥組の真庭鴛鴦と婚約している。紙巻煙草を吸っていたが、鴛鴦との結婚の条件として禁煙している。
- アニメ版では、初代真庭蝶々と鑢一根との邂逅について言及している。
- 真庭 蟷螂(まにわ かまきり)
- 声 - 保村真
- 「首狩りの蟷螂」。虫組の指揮官。回数に限度はあるが、自分の爪を数十秒から数分にかけて異様なほどの長さに伸ばす事ができ、これを武器とする「忍法爪合わせ」を使う。そのため虫組の中では最も戦闘向きと評される。誰を相手にしても過大評価も過小評価もしない人格者。
- 真庭 蜜蜂(まにわ みつばち)
- 声 - 三浦祥朗
- 「棘々の蜜蜂」。虫組。虫組頭領で一番若く、一番長身。少々控えめな所がある。使用する忍法は、20畳先からでも百発百中の精度で巻菱を飛ばす「忍法巻菱指弾」。
- 真庭 鴛鴦(まにわ おしどり)
- 声 - 山像かおり
- 「巻戻しの鴛鴦」。鳥組。全身に鎖を巻いたしのび装束でも隠しきれないほどの妖艶さを持つ女。目上の鳳凰に対しては敬語を使うが、基本的には蓮っ葉な話し方をする。使用する忍法は、一つの持ち手から十本に枝分かれした先端に刃物がついている鞭を両手で二本操る「忍法永劫鞭」。同じ十二頭領の一人、虫組の真庭蝶々と婚約している。
- 真庭 狂犬(まにわ けふけん)
- 声 - 根谷美智子
- 「伝染の狂犬」。獣組。長い髪を後ろでひとつに縛った女。全身に黒い直線が出鱈目に這ったような刺青がある。使用する忍法は、刺青を介して体から体へ残留思念を移し、対象の体と記憶、経験、知識などを乗っ取る「忍法狂犬発動」。ただし狂犬自身が女性であるため、男性には使用不可。身体ではなく刺青が狂犬の本体とも言え、この忍法によって体を乗り換え続けており、真庭の里の創生期から存在している。残留思念だけで存在している自分を恥じており、それゆえ仲間の生命に関するこだわりは人一倍強い。
- 真庭 川獺(まにわ かわうそ)
- 声 - 川田紳司
- 「読み調べの川獺」。獣組の指揮官。使用する忍法は「忍法記録辿り」。石や机、刀などの無生物が持つ「記録」を読むことが出来る。探魂法のようなもので、人の心を読むことは出来ない。蝙蝠の一番の友人にして、良きライバル。誰に対しても常に飄々とした態度で接し、自分の命に対する執着がほとんどない。真庭の里の出身だが、父方の血に陸奥のものが入っているため、死霊山神衛隊の交霊術と「忍法記録辿り」の関連性が作中で言及されている。
- 真庭 海亀(まにわ うみがめ)
- 声 - 関俊彦
- 「長寿の海亀」。魚組の指揮官。まだ若い風貌の男だが、一人称は「わし」で、若作りとのこと。自身を「最高格好よくて最高いかした最高強い最高もてもて最高金持ち」と評する。南蛮渡来の刺突剣であるレイピアを帯刀しており、忍術に関しては「ほとんど使えぬ」と語る一方、剣術に関しては、虚刀流や錆白兵にも引けを取るつもりはないと豪語する。
- 真庭 人鳥(まにわ ぺんぎん)
- 声 - 広橋涼
- 「増殖の人鳥」。魚組。年端もいかない小柄な童子であるが、真庭忍軍頭領の中でも鳳凰に次ぐ実力者とされている。特に情報収集に関しては、鳳凰に「情報には千に三つの誤りもない」と言わせるほど。常に何かに怯えており挙動不審の気があるが、頭領の一人として自分の意見はしっかり口にする。使用する忍法は、自らの強運によって飛び道具を無効化する「忍法運命崩し」と、反射によって加速し威力を増す二つの楕円形の球を跳ね回らせ、「運命崩し」と組み合わせて使用する「忍法柔球術」。
- 真庭 鳳凰(まにわ ほうおう)
- 声 - 置鮎龍太郎
- 「神の鳳凰」。謎多き男。鳥組の指揮官で、実質的な真庭忍軍の頭。すらりとした長身で、伸ばした髪を真っ直ぐに下ろしている。十二頭領の中で唯一、実在しない動物の名を冠している。使用する忍法は、自分の身体を切り落として他人の身体を繋ぎ直し、その特性を奪う「忍法命結び」と、詳細不明の「忍法断罪円」。左右田右衛門左衛門とは「忍法断罪円(忍法生殺し)」と人格を奪った関係。
- 毒刀「鍍」に触れてしまったことで刀の毒に体を乗っ取られ、変体刀の実態を語るなど四季崎記紀本人であるかのような言動を取る様になった。とがめはこれを乱心の一種、「他人になったという思い込み」ではないかとも述べており、本当に四季崎記紀の思念が蘇ったのかは判然としない。
- 32歳。身長五尺九寸四分。体重十六貫。趣味は「気苦労」。
[編集] 刀の所持者
- 真庭 蝙蝠(まにわ こうもり)
- 声 - 鈴木千尋
- 絶刀「鉋」の所有者。真庭忍軍を参照。丹波の不承島で七花と戦う。
- 限定奥義:報復絶刀(ほうふくぜっとう)
- 絶刀「鉋」による荒い突きと、大跳躍からの袈裟懸け斬り。
- 宇練 銀閣(うねり ぎんかく)
- 声 - 宮本充
- 因幡国下酷城城主。居合い抜きの達人で、目にも留まらぬ速さの抜刀術「零閃(ぜろせん)」の使い手。先祖から斬刀「鈍」を継いでいる。環境変化で全土が砂漠と化した因幡国の最後の住人。いつも寝てばかりいるが、その実立て付けの悪い障子を開ける音で目を覚ます程眠りが浅い。
- 32歳。身長五尺四寸二分。体重十四貫二斤。趣味は「睡眠」。
- 散り際の一言は「これでやっとぐっすり眠れる」
- 限定奥義:斬刀狩り(ざんとうがり)
- 斬刀「鈍」を血で濡らし、鞘との摩擦係数を減らして光速を超える居合いを繰り出す。
- 敦賀 迷彩(つるが めいさい)
- 声 - 湯屋敦子
- 出雲国三途神社の長。帯刀せずに相手の刀を利用して攻撃を仕掛ける奪刀術千刀流の使い手。出雲を守護していた護神三連隊の、二番隊隊長で千刀流を教えていた剣道場の道場主の一人娘だった。大乱で戦災孤児となり、千刀「鎩」が頭目に受け継がれている山賊衆に参入したが、三途神社を襲って先代の敦賀迷彩を殺した事がきっかけで山賊を抜け、敦賀迷彩の名と立場を継いだ。黒巫女の治療に刀の毒を用いていた。
- 本名不明。年齢不詳。身長五尺八寸。体重十三貫一斤。趣味は「飲酒」。
- 限定奥義:地形効果・千刀巡り(ちけいこうか・せんとうめぐり)
- 千刀「鎩」をあらゆる場所にしかけ、そこに敵を誘い込む。敵を精神的に追い詰めることも可能。
- 黒巫女(くろみこ)
- 三途神社境内で姿を見かける、揃いの黒装束と仮面を身につけた巫女たち。全員が心の傷を持ち、他に行く場所もない。一人一人が千刀「鎩」を持つ。
- 錆 白兵(さび はくへい)
- 声 - 緑川光
- 堕剣士。周防の巌流島で七花と決闘する。真庭忍軍に裏切られた後、とがめに依頼されて「刀集め」にでた“日本最強の剣士”。最初に入手した薄刀「針」に魅入られて裏切った。「拙者にときめいてもらうでござる!」が口癖。女と見まごうような総髪の美青年。空に浮かぶ太陽ですら真っ二つにできるという触れ込みで、その名に恥じぬ強力で多彩な剣技を持つ。果たし状を渡すなど、古風な男である。
- 全存在を剣にのみ懸け、それ以外は眼にも入らず、恐怖も戦慄も躊躇もない男。
- 20歳。身長五尺三寸。体重十一貫五斤。趣味は「剣法」。
- 限定奥義:薄刀開眼(はくとうかいがん)
- 直接描写されず詳細不明。七花は「ただ脆いだけかと思っていた薄刀にあんな利点があるとは思わなかった」と語っている。
- 校倉 必(あぜくら かなら)
- 声 - 小山剛志
- 薩摩の濁音港を一手に仕切る、鎧海賊団の船長。九州男児を自称しているが、実際は琉球国で生まれ育った。この頃はただ「かなら」とだけ呼ばれており、苗字帯刀を許されているわけでなく「校倉」の名字は自分で考えたもの。妹の「こころ」と共に父の漁船に忍び込んだ際に遠海で鎧海賊団の襲撃を受け、ただ一人生き残った。その後は当時の鎧海賊団の雑用係にされていたが、賊刀「鎧」の所有者となって彼らを殲滅し、自らが新たな頭目になる。このときから生涯賊刀「鎧」を人前で脱がない事を誓った。大盆と呼ばれる公開闘技場の主で、自らも闘士として参加することもある。
- 七花に敗北し賊刀「鎧」を失った後も大盆の一番人気であり続けているらしい。
- 38歳。身長七尺五寸。体重三十九貫三斤。趣味は「釣り」。
- 限定奥義:刀賊鴎(とうぞくかもめ)
- 見た目は他の技と変わらない、全重量を乗せた猛スピードの体当たり。
- 凍空 こなゆき(いてぞら こなゆき)
- 声 - 日高里菜
- 蝦夷の壱級災害指定地域、踊山に住む凍空一族の最後の生き残り。凍空一族は出雲のダイダラボッチを祖とし、一族特有の怪力で、この世で最も重い刀、双刀「鎚」を持ち運びできる現在唯一の人物。一人で散歩に出ている間に村が全滅し、それ以来洞窟に住処を変えて兎などを狩りながら暮らしてきた。その寂しさから、山を訪れた七花ととがめに「所有者としての『資格』がなければ刀は渡せない」と嘘をついて足止めしたが、根は善良な少女。それまでの変体刀所有者と違い剣術や武術の心得は全くない。半ば遊びとして勝負するが、素人故に七花は動きが全く読めず、腕を骨折して敗北する。
- 真庭狂犬に肉体を乗っ取られるが七花に救われ、双刀「鎚」を尾張に運ぶ。その後三途神社の護衛となり、その天真爛漫さで黒巫女の心を癒すのにも一役買っているらしい。
- 11歳。身長四尺二寸。体重八貫三斤。趣味は「散歩」。
- 限定奥義:双刀之犬(そうとうのいぬ)
- 双刀「鎚」を振るって敵に飛び掛り、寸前で持ち手を変えて剣の反対側をぶつける打突攻撃。どちらが上か分かりにくい双刀「鎚」の構造を利用した技。実際に放ったのはこなゆきの身体を乗っ取った真庭狂犬。
- 鑢 七実(やすり ななみ)
- 声 - 中原麻衣
- 悪刀「鐚」の所有者。虚刀流関係者を参照。剣士の聖地、土佐の清涼院護剣寺を乗っ取り、悪刀強奪の報を聞いて追ってきた七花と相対する。武術、忍術を問わず、相手の技(身体を変化させたり、怪力なども含む)を見るだけで簡単に会得、使用できる規格外の強さを持つ。
- 限定奥義:悪刀七実(あくとうしちみ)
- 悪刀「鐚」を胸に刺し、病弱な身体を強制的に活性化させた状態。七実は「弱点も隙もない」と評した。
- 日和号(びよりごう)
- 声 - 遠藤綾
- 四季崎記紀が生前もっとも愛した女性を模したからくり人形であり、微刀「釵」そのもの。江戸の壱級災害指定地域、不要湖を数百年にわたって徘徊し、射程距離に入った人間を無差別に攻撃する。このため不要湖にはうかつに人間が近づけず、この日和号一台で壱級災害指定地域に指定されている。不要湖に捨てられたがらくたの化身などと言われ、がらくた王女とも呼ばれている。とがめと否定姫は、不要湖のどこかにある四季崎記紀の工房を守り続けているとの推測を立てていた。
- 四本の腕と四本の脚を持ち、首が百八十度回転し、口にあたる部位からは槍を突き出す。動力源は太陽光。
- 年齢不詳。身長六尺八寸。体重十七貫三斤。趣味は「無趣味」。
- 限定奥義:微風刀風(びふうとうふう)
- 逆立ちの状態になって4本の足を高速回転させ、手のばねで一気に飛び上がり、そのまま落下して敵を切り刻む。
- 汽口 慚愧(きぐち ざんき)
- 声 - 伊藤静
- 棋士の聖地、出羽の将棋村に道場を構える心王一鞘流の現当主。十二代目。直毛の長い黒髪の女性。王刀「鋸」の性質ゆえに変体刀の毒気に当てられず、門下生のいない道場を守る、これまでの変体刀の所持者とは違う“真人間”。が、逆に“真人間”過ぎて人間味が薄く、それが門下生を離れさせたのではないかととがめは考察している。奇策士とがめに、剣ではなく将棋を取れば間違いなくとがめ以上の腕前になったであろうと評された、文武両道の人物。
- 24歳。身長五尺八分三寸。体重十二貫。趣味は「素振り」。
- 限定奥義:王刀楽土(おうとうらくど)
- 汽口の祖父が王刀を持った瞬間に感じた状態をこう呼んでいた。王刀の効果により毒気が抜け、精神的王道を進んでいる状態。
- 彼我木 輪廻(ひがき りんね)
- 声 - 伊東みやこ
- 誠刀「銓」の所有者。奥州は陸奥の百刑場に住む仙人。七花ととがめが接触した際には、七花が苦手意識を持ったか苦戦した相手である慚愧、七実、こなゆき、迷彩を混ぜ合わせた少女の姿に、とがめが内心苦手にしていた彼女の父親に似た言動をする人物に見えており、とがめは相手の苦手意識を反映していると分析した。二人に覚悟について教えた。四季崎記紀の顔見知りでもある。
- とがめに誠刀「銓」を託した後、百刑場から姿を消したらしい。
- 自称300歳で、人間だった頃も含めると350歳ほどという。身長四尺二寸。体重八貫三斤(どちらも推測とされており、こなゆきと同じ数値)。趣味は「草笛」。
- 限定奥義:誠刀防衛(せいとうぼうえい)
- 自身の戦闘力の全てを防御・回避に費やす輪廻の戦法を、誠刀「銓」の特性になぞらえたもの。
- 真庭 鳳凰(まにわ ほうおう)
- 声 - 置鮎龍太郎
- 毒刀「鍍」の所有者。真庭忍軍を参照。伊賀の山間部に新設された、新・真庭の里で七花を待ち受ける。
- 限定奥義:猛毒刀与(もうどくとうよ)
- 四季崎記紀に乗っ取られた鳳凰自身が自分の状態をこう称した。あまりに強すぎる「刀の毒」にあてられた状態。
- 左右田 右衛門左衛門(そうだ えもんざえもん)
- 声 - 小山力也
- 炎刀「銃」の所有者(否定姫と共同所有)。尾張国幕府を参照。
- 限定奥義:断罪炎刀(だんざいえんとう)
- 「不忍法不生不殺(忍法断罪円)」を炎刀「銃」の特性に乗せて放つ技。
- アニメでは銃口に火を灯した状態で行う、至近距離の連続した攻撃として描写された。
[編集] その他登場人物
- 四季崎 記紀(しきざき きき)
- 声 - 森功至
- 柄師、鍔師まで兼任し、刀にまつわる全ての事をたった一人でやってのけた天才的な刀鍛冶。占い師の家系の生まれで予知能力者でもあり刀鍛冶になる前は占い師をしていた。「変体刀」の刀作りの知識は未来の技術を逆輸入したもの。彼我木 輪廻曰く「否定的な人物」だったらしい。
- 四季崎一族の目的は後に訪れる日本という国の崩壊、海外からの侵略戦争を食い止めること。
- 飛騨 鷹比等(ひだ たかひと)
- 声 - 川島得愛
- 奥州の顔役。尾張幕府の謀反人。鑢六枝が唯一好敵手と認めた男。二十年前に死亡。
[編集] 第零話の登場人物
- 鑢 六枝(やすり むつえ)
- 虚刀流唯一の六刀流の剣士。情報が一切世にでないことで謎めいている歴代当主と違い、情報が世に出すぎていることで謎に包まれている。「鑢六枝は強かった」に対して「弱かった」、「とてつもない大男だった」に対して「女子供だった」等、必ず対になる情報が存在している。
- 自分の可能性の全てを引き出し、ありとあらゆる自分を実現できるため、鷹比等には「確率の悪魔」と呼ばれた。娘と息子は平和な世の中で人間として育てようと思っていた。
- 普段は徹尾家の武器庫で四季崎記紀の変体刀を含む、数多の武器を管理している。
- 僕
- 遠目にはナナフシのように見える棒人間。刀は鞘に収まっていてこそが在るべき姿という価値観を持っている。
- 俺
- 上下左右どこから見ても、完全な球体に見える男。刀に鞘なんて必要ないという価値観を持っている。
- 私
- 体に刃物が刺さらない、筋肉の塊のような男。
- あたし
- 血管に青い絵の具が流れているような青白い女。
- 拙者
- 千歳生きた老人のような子供。
- 儂
- 人間の頭を容易く砕けそうな牙を持つ、喋るまだらの犬。
- 飛騨 鷹比等(ひだ たかひと)
- 大乱の首謀者。火薬を使い自爆さながらの戦い方をする。天才であり、数百年先に情報媒体が進歩しつぶやきが一瞬で世界中に伝わるようになることを始め、戦闘による犠牲者の数、建築物の爆破解体の技術、錆黒鍵と鑢七実が半年間戦い続ける事、自分が大乱に失敗する事、子供を人間として育てようという六枝の決意が無駄になることなど、様々なことを予見している。飛騨城で迷わない唯一の人間。最後に嘘を付けば、今後の娘の生き方を多少は変えられるとわかっていたが、家族に対して嘘はつけなかった。
- 現在の改竄された歴史の修正を目的としている。現在の歴史がおかしいことに気付いているのが自分だけであり、他に誰もやるやつがいないのが理由らしい。しかし、実際は旧将軍との対立によって生じた歪みを修正し、四季崎の筋書き通りに歴史が進むよう組み込まれた分水嶺である。
- 現実に関して筋が通っていないのに物語として無理矢理筋付けられているような違和感を物心ついたころから感じており、四季崎に与えられた役割でなく自由に行動できるようにする為に大乱を起こしたが、一方で自由なんてものは存在しない幻想だとも考えている。
- 使えるものは全て利用する。自分の命も他人の命も駒としか考えておらず、感情がない六枝の中でも、特にそれが顕著な私を怒らせた。
- 首(くび)
- 飛弾鷹比等の参謀。かつては真庭毒蛇という名を持っていたが、忍の身分を捨てた際に名も捨て、現在は首という通称で呼ばれている。その通称は首から上が刀になっているという異形に由来する。真庭忍軍に属していた時代、頭領でこそないもののそれに見合う器の持ち主として鷹比等四天王と合わせ真庭毒組と呼ばれていた。
- 右腕(みぎうで)
- 鷹比等四天王の一人。真庭忍軍出身の元忍者。かつての名は真庭毒鶴。右肩から先に腕が無く、代わりに刀が生えている。
- 鷹比等の命令によって鑢みぎりを誘拐した。左腕、左足、右足よりも数段上の実力を持ち、首と比べても遜色がない。
- 大乱後は真庭忍軍に復帰した。かつて否定姫と呼ばれていた女は冗談めかして「ひょっとしたら、あんたと戦った十二頭領の中に紛れ込んでいたかもね」と、かつて鑢七花と呼ばれていた男に言っている。
- 右足(みぎあし)
- 鷹比等四天王の一人。真庭忍軍出身の元忍者。かつての名は真庭毒鰒。掛け値なく恐ろしい忍法を使う。
- 左腕、左足と共に、因幡砂漠で鑢六枝に三方挟撃を仕掛けた。
- 左腕(ひだりうで)
- 鷹比等四天王の一人。真庭忍軍出身の元忍者。かつての名は真庭毒蟻。掛け値なく恐ろしい忍法を使う。
- 左足(ひだりあし)
- 鷹比等四天王の一人。真庭忍軍出身の元忍者。かつての名は真庭毒蜘蛛。掛け値なく恐ろしい忍法を使う。
- 錆 黒鍵(さび こっけん)
- 全刀「錆」の特性により、棒状のものなら何でも剣として使うことが出来る。見た目は5歳以下だが、実年齢は30歳以上で息子もいる 。
- 「死神」「剣聖の中の剣聖」等と呼ばれる歴史上最強の剣士。将軍家に仕える十一人に一人で匹敵し、ただの素振りで地を割り天を裂き全てを吹き飛ばす暴風を生み出す。歩いて数日かかる程、遠距離にいる相手に爆散する威力の突きを当てることができる。一人で国一つ滅ぼせる力を持つため幕府からも危険物扱いされていた。またあまりの強さの為、後世の剣士たちのやる気を削ぐ事になりかねない為記録に残されるはずではなかった。
- 語尾に「にゃん」と付ける口癖があり四季崎に関する因縁を息子の代まで引き継がせたくないと思っている。
- 最初で最後の本気で戦える相手、鑢七実と出会い、口癖をやめ、半年に渡って戦い続けた。
- 全刀流奥義・完全刀一
- ゆる
- 飛騨鷹比等の妻で容赦姫の母。華やかな美貌に反して、質素な服というよりも荒い布を着ている。大乱の結末はわかっているが、鷹比等とともに最後を迎えようと思っている。
- 鑢 みぎり(やすり みぎり)
- 六枝の妻。切腹の見物を始めとする常人には理解できない趣味を持ち、その悪名は場所によっては将軍よりも有名。美貌の持ち主でもあり言い寄る男もいるが、「あんたの内臓が見たいから切腹をして」と必ず口にするため結婚相手がおらず、徹尾家の計らいで六枝と見合いをして結婚した。結婚の理由は六枝が前述の台詞を言われ、実際に切腹したことにときめいたかららしい。鷹比等曰く悪意の塊。右腕に誘拐された際には、自分の子供たち(特に七実)が殺されなかったことを残念がり、六枝を困らせたいと自らすすんで誘拐に協力した。
- 飛騨城の地下牢で鷹比等の娘の黒髪の少女と、幸せと成功は別物、成功したければ幸せになることは諦めなければならない、ということを語り合った。
- 鑢 七実(やすり ななみ)
- 六枝の娘。七歳。六枝が英雄になるところを見ようと健気に後をつけていた。六枝を見失い彷徨っていたところ、たまたま六枝を狙っていた黒鍵を見つけ、半年にわたり戦いを繰り広げた。
- 見よう見まねを見稽古にまで昇華したいと思っているが、それには無人島に監禁される位の過酷な環境が必要だと悟っている。
- 汽口 慚愧(きぐち ざんき)
- 心王一鞘流十一代目当主。自分が大乱に参加すれば犠牲者が遙かに少なくなり、期間も遙かに短くなるという鷹比等の言葉を受け、孫娘が将棋でも指して平和に暮らせる世の中のために、自分の意思で六枝の前に立ちはだかった。齢七十を超える老人だが、六枝を圧倒する実力を持つ。木刀を使っているが、相手に真剣で足を縫い付けられていると錯覚させる程の気迫を放つ。
- 心王一鞘流が大乱に関わったのは六枝との一戦のみであったため、記録では参戦していなかったことになっている。
- 彼我木 輪廻(ひがき りんね)
- 飛騨鷹比等の苦手意識を反映し、飛騨鷹比等自身となっている。飛騨鷹比等と語り合い、大乱を起こした鷹比等自身も四季崎の掌の上で踊らされているだけの可能性があることを示唆した。鷹比等と彼の娘に関して、ある約束をした。後の歴史に大きな影響を与えることになるこの約束は飛騨鷹比等が歴史に対して起こした最後の革命であり、これを機に反乱軍の勢いは急速に衰え、大乱は終結に向かうことになる。記紀の数世代前の四季崎によって筋書きに組み込まれた。
- 容赦姫(ようしゃひめ)
- 飛騨鷹比等の一人娘。飛騨城の地下牢で鑢みぎりと語り合う。
- 否定的な童女
- 飛騨鷹比等に鑢六枝が狙っていることを教える。金髪、碧眼とこの国には似つかわしくない容貌だが不思議と着物が似合っている。
- 因幡砂漠で、錆黒鍵と共に鑢六枝の前に立ちはだかった。
- 千刀流の少女
- 出雲の戦場跡地で六枝と出会う。護神三連隊の二番隊長の一人娘。
- 六枝と鷹比等の戦いに巻き込まれるが六枝に守られることで生存した。
- 四季崎 記紀(しきざき きき)
- 完成、そしてその先にある完了を目指したが決して完全を目指そうとはしなかった。完全を目指すことは闇に堕ちる事と等しいと考え、「究極はあっても完全はない」というのが口癖だった。彼にとっての刀とは切るものではなく、区切るものである。
- 彼我木輪廻は、この世界に生きている人間で四季崎の筋書き通りに動いていない人間はいないと述べている。
- 鑢 五幹(やすり いつみき)
- 修行中に若くして死んだ、虚刀流五代目当主。
- かつて否定姫と呼ばれていた女
- 否定的な童女は別の四季崎で、自分は大乱に関わっていないと言っているが、六枝と鷹比等のことを懐かしんでいる節もあり、真実は定かでない。鷹比等は真実に拘りすぎた、六枝より弱い刀を知らない、と評価している。
- かつて鑢七花と呼ばれていた男
- 六枝の息子。茶屋で団子を食べながら二十年前の話を聞かされた。
[編集] 地名
[編集] 対戦場所
- 丹波 不承島
- 鑢一家が暮らしていた離島。
- 因幡 下酷城
- 因幡砂漠の蜃気楼で守られている。宇練銀閣しか住んでおらず、手入れされていない荒城。銀閣のいる部屋は狭く、正面から一人しか入れず、立て付けが悪い障子の音で寝ていても侵入者に気付くなど、銀閣と斬刀「鈍」の特性に有利な構造になっている。存在しない城として、攻めるに難く守るに易い、日本三名城の一つに数えられている。
- 出雲 三途神社
- 特殊な事情で心に傷を負った女性達を保護している神社。千刀流、千刀「鎩」との組み合わせで「地形効果・千刀巡り」を発動できる。
- 周防 巌流島
- 伝説の二人の剣士「長刀」と「二刀」の決闘が行われた場所として剣士の聖地となっている島。古風な錆白兵が決闘場に選んだ。錆と七花の決闘の余波で面積が半分になっている。
- 薩摩 濁音港
- 鎧海賊団の拠点。鎧海賊団船長の校倉必が仕切っているため、様々な情報が必のもとに集まる。「大盆(おおぼん)」と呼ばれる賭博闘技場があり、必は一番人気の闘士でもあるため、挑戦するには、配下達に勝ち実力を示さなければならない。
- 蝦夷 踊山
- 壱級災害指定地域であり、吹雪が吹き荒れる。ここで生まれ育った凍空一族以外は、鍛えられた肉体を持つものでさえいるだけで容赦なく体力を削られていく。
- 土佐 清涼院護剣寺
- 巌流島に並ぶ、剣士の聖地のひとつ。旧将軍の刀狩令によって蒐集された十万本の刀を鋳潰して建立された、「刀大仏」と呼ばれる巨大な大仏を本尊としている。修行の一環として「護剣寺流剣法」と呼ばれる剣術を教えているため、二百人近い僧侶のほとんどは屈強な剣術使いでもある。女人禁制だった。
- 江戸 不要湖
- 数百年間に渡って廃棄され続けたがらくたにより、埋め立てられてしまった湖。現在はがらくたの平原になっており、木屑や鉄屑が散乱しているため、普通に歩くだけでも危険な場所になっている。様々な素材が揃うため、かつて四季崎記紀が工房を構え、千本ある変体刀のほとんどは、この地で製作されたと伝えられている。その変体刀の一本であり工房の番人でもある日和号の危険性のため、幕府によって壱級災害指定地域に指定されている。
- 出羽 将棋村
- 棋士の聖地。心王一鞘流の道場が構えられている。道場では真剣禁止、防具着用、場外などの決まりがある。
- 陸奥 百刑場
- 飛弾鷹比等が討伐された場所。もともとは飛弾鷹比等の城があったが、大乱の後は処刑場とされた。
- 伊賀 新・真庭の里
- 山間部に新設された真庭の里。
- 尾張 尾張城
- 尾張幕府の本拠地。多くの衛兵がいる。とがめの住居「奇策屋敷」、否定姫の住居「否定屋敷」がある。
[編集] その他
- 陸奥 死霊山
- 壱級災害指定地域に指定されている。山頂の祠には悪刀『鐚』が奉納されており、死霊山神衛隊によって守られていた。
- 能登 星砂街道
- 行き交う旅人たちによって踏み固められた砂で構成された、海岸沿いにある街道。旅人が利用する茶屋がある。
- 肥後 暗黒城
- 一面闇に覆われて一寸先も見えず、全貌がわからない。見えない城として日本三名城の一つに数えられている。
- 陸奥 飛騨城
- 迷宮城の異名を持ち、来るかもわからない未来での宮城県の名前の由来になっている。
- 城内は騙し絵さながらの構造になっており、知らない人間が入ると二度と出られない。何年住んでいても迷わずに目的の部屋にたどり着くことは不可能。入れない城として日本三名城の一つに数えられているが、その構造から守るにも難い。
[編集] 虚刀流(きょとうりゅう)
剣を全く使わない一族相伝の剣術。刀を使わない剣術と言われているが、実際のところは、開祖の鑢一根が刀を扱う才能に全く恵まれず、子孫も同様だったために無刀となったもの。主に打撃を用いる拳法だが、七花は「剣法」と言っている。一応、手「刀」や足「刀」を多用する為、「刀を使う」武術ではある。
その本当の姿は、四季崎記紀が完成形変体刀という"習作"を経て最後に作った刀、完了形変体刀・虚刀「鑢」である。虚刀流が「四季崎記紀の遺品」であり「記紀の血統(血刀)」であると言われる所はこのあたりにあると考えられる。
[編集] 虚刀流剣術一式
- 「菊(きく)」
- 一の構え『鈴蘭』から繰り出される、梃子の原理で刀を折る技。絶刀「鉋」を折る為だけに編み出された技。
- 「牡丹(ぼたん)」
- 腰の回転を加えた後方回し蹴り。
- 「百合(ゆり)」
- 腰を使った回し蹴り。
- 「杜若(かきつばた)」
- 突撃の構えから繰り出される技。剣の速度が速ければ速いほど、成功率が上がる。他の技につなげるために使われた。
- 「鬼百合(おにゆり)」
- 「桜(さくら)」
- 「薔薇(ばら)」
- 体重を乗せた飛び蹴り。
- 「菫(すみれ)」
- 虚刀流剣術の中では珍しい投げ技。
- 「梅(うめ)」
- 「鷺草(さぎぐさ)」
- 「石榴(ざくろ)」
- 打撃技混成接続として使われた。
- 「菖蒲(しょうぶ)」
- 打撃技混成接続として使われた。
- 「木蓮(もくれん)」
- 近距離に対応した技。飛び膝蹴り。
- 「桜桃(おうとう)」
- 「野苺(のいちご)」
- 近距離に対応した技。両肘を使い連続で打突する。
- 「桔梗(ききょう)」
- 相手の腕を捻り上げ、肩と肘を同時に極めようとする組み技。
- 「雛罌粟(ひなげし)」
- 手刀で下方から上方に向かって切り上げる。
- 「沈丁花(じんちょうげ)」
- 打撃技混成接続として使用された。
- 「女郎花(おみなえし)」
- 折った刀を相手に返す技。
- 「銀杏(いちょう)」
- 「山茶花(さざんか)」
- 「蓮華草(れんげそう)」
[編集] 奥義
虚刀流には七つの構えがあり、それぞれに奥義が一つずつある。奥義は四文字で、技は草花の名から取られている。
- 「鏡花水月(きょうかすいげつ)」
- 虚刀流一の奥義。一の構え「鈴蘭」から繰り出される。強烈な拳底。七花が使う虚刀流の技では最速を誇る。
- 「花鳥風月(かちょうふうげつ)」
- 虚刀流二の奥義。二の構え「水仙」から繰り出される。半身で前後に貫手を配す構えからの奥義。アニメ版一話では七花八裂(後述)の中で鏡花水月とは逆の手で繰り出す貫手で表現された。
- 「百花繚乱(ひゃっかりょうらん)」
- 虚刀流三の奥義。三の構え「躑躅」から繰り出される。両手が刀で塞がれていても発動できる奥義。アニメ版一話では七花八裂(後述)の中で下から打ち上げる膝蹴りで表現された。
- 「柳緑花紅(りゅうりょくかこう)」
- 虚刀流四の奥義。四の構え「朝顔」から繰り出される。身体を捻り拳を相手に突き出す技。筋肉や防具など、間に挟んだ物には損傷を与えず、好きな位置だけに衝撃を伝えることができる。
- 「飛花落葉(ひからくよう)」
- 虚刀流五の奥義。五の構え「夜顔」から繰り出される。「柳緑花紅」の逆で、相手の表面に衝撃を伝える鎧崩しの技。奥義の中で唯一手加減が出来る。アニメ版では合掌した手を開きながらぶつける掌底で表現された。
- 「錦上添花(きんじょうてんか)」
- 虚刀流六の奥義。六の構え「鬼灯」から繰り出される。左右方向自在の足の運びからの奥義。アニメ版一話では七花八裂(後述)の中で両手で放つ水平手刀で両脇を打つ技で表現された。
- 「落花狼藉(らっかろうぜき)」
- 虚刀流七の奥義。七の構え「杜若」から繰り出される。前後方向自在の足の運びから、足を斧刀に見立てた踵落とし。
- 「七花八裂(しちかはちれつ)」
- 虚刀流最終奥義。七花が刀集めに出る前日に思いつきで開発した技(名前こそ付けていないものの、20年前の時点で鑢六枝も使用している)。相手に虚刀流の7つの奥義を同時に叩き込む。弱点は「柳緑花紅」を放つ時の溜め動作によるタイムラグだが、その分即応性がある。七人の相手を同時に相手にできる(鑢六枝の場合6人で同時に6つの技を放った後に最後の一つを6人で繰り出すためタイムラグがない)。
- 「七花八裂(改)」
- 鑢七実に「七花八裂」を破られ、改良を加えた技。改良前は適当な順番で繰り出していた7つの奥義を威力と隙の無さにおいて最も優れた順番(「柳緑花紅」→「鏡花水月」→「飛花落葉」→「落花狼藉」→「百花繚乱」→「錦上添花」→「花鳥風月」)で繰り出す。
[編集] 完成形変体刀十二本
四季崎記紀が作った千本の日本刀の中でも最も完成度の高いと言われている刀で、それぞれ何らかの特殊な機能を持っている。一般的な刀の形をしてないものもあるが、とがめは“日本で作られたから日本刀だろう”としている。完成形変体刀十二本は一本で国がひとつ買える価値がある。
「斬れない物はない」とされる「鈍」と、「絶対に壊れない」とされる「鉋」のように矛盾した特性も存在しているが、このような場合、完成度に優れる後期に製作された側の特性が優先するだろうととがめは推測している。
- 絶刀「鉋」(ゼットウ・カンナ)
- 所有者・真庭蝙蝠。「頑丈さ」に主眼が置かれている。
- 切刃造の直刀。刀身は五尺ほど。鍔や鞘がなく、綾杉肌に二筋桶が彫られている。決して折れず曲がらないため、真庭蝙蝠は永久機関のような刀と評した。斬るよりも突く方に向いている。前所有者は美濃の涙磊落(なみだ らいらく)。
- 斬刀「鈍」(ザントウ・ナマクラ)
- 所有者・宇練銀閣。「切れ味」に主眼が置かれている。
- 柄や鍔、鞘が真っ黒な刀。あらゆる物を抵抗なく一刀両断できる。宇練家に代々受け継がれており、宇練銀閣の十代前の先祖、宇練金閣(うねり きんかく)はこの刀で一万人切りを成したと言われている。所有者である宇練の居合い抜きの速さゆえ、初登場時には刀身が見えず、「鉋」や「鎩」のような、比較的まともな刀剣型の変体刀の中では唯一、造りや刃紋に関する言及が無かった。後に刀身を見た七花は、「なんか普通」と述べている。刀身によって物質の分子結合を破壊しているため、このおかげで「なんでも斬れる」という特性を発揮している。
| この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(千刀・「ツルギ」(金殺 木の右上に「、」))が含まれています。 |
- 千刀「鎩」(セントウ・ツルギ)
- 所有者・敦賀迷彩。「多さ」に主眼が置かれている。
- 千本で一本と言われていて、千本の刀すべてが材質、重量、切れ味とも同じに作られている点を除けば、完成形変体刀で唯一、普通の刀。刃渡り二尺四寸、三ツ棟、刃文は小乱の鎬造。
- 薄刀「針」(ハクトウ・ハリ)
- 所有者・錆白兵。「薄さ」と「軽さ」に主眼が置かれているが、劇中では「脆弱さ」がその特徴とされる事もある。
- 向こう側が透けて見え、刀身自体も目をこらさないと見えないほどに薄く、それ故に美しい。十二本の中で最も扱いにくく、壊れやすいとされており、剣筋をずらさずに完全な軌跡を描いて斬りつけなければ攻撃すら出来ない。また、当たったときに相手が身体の筋をずらしても壊れてしまうため、使い手にはこれを壊さず扱う高い技術が求められる。双刀「鎚」の対とされている。前所有者は越後の傷木浅慮(きずき せんりょ)。
- 賊刀「鎧」(ゾクトウ・ヨロイ)
- 所有者・校倉必。「防御力」に主眼が置かれている。
- 見た目は七尺ほどの西洋甲冑。部品の継ぎ目が刃になっており、日本刀を鍛えるように作られた鎧とも言われた。受けた衝撃を外に逃がす機能を持っており、装甲を透過して内部に損傷を与える鎧通しのような技も防ぐことができる。また、一度身につけると内部からしか開けられないため、強引に脱がせることも不可能。その機能から圧倒的な防御性能を持つ。その大きさから、着こなすことが出来たのは歴代継承者の中でも2、3人ほどしか居ないであろうと言われている。
- 双刀「鎚」(ソウトウ・カナヅチ)
- 所有者・凍空こなゆき。「重さ」に主眼が置かれている。
- 刃渡り二尺三寸ほど、鞘も鍔も刃文もなく、上下の区別もあいまいな石刀。そのためにどちらでもない自在という意味で「双」の字が当てられている。軽く投げて重力に任せただけで、硬い地面にめり込むほど重い。薄刀「針」の対とされている。凍空一族は主に狩りに使用していた。
- 悪刀「鐚」(アクトウ・ビタ)
- 所有者・鑢七実。「活性力」に主眼が置かれている。
- 変体刀十二本の中で最も凶悪な一振りとされる。忍者の道具である苦無の形をしており、常に雷を帯び、電極のように身体に差し込むことによって、所有者の疲弊も死も許さず人体を無理矢理に生かし続ける凶悪な刀。かつては陸奥の壱級災害指定地域、死霊山の祠に祀られ、死霊山神衛隊によって守護されていた。
- 微刀「釵」(ビトウ・カンザシ)
- 所有者・日和号。「人間らしさ」に主眼が置かれている。
- 刀の所持者(前述)を参照。「微刀」は「美刀」とかけている。自らの愛した女性を象っていることから、四季崎記紀の人間らしさが唯一かいま見える刀とされる。
- 王刀「鋸」(オウトウ・ノコギリ)
- 所有者・汽口斬愧。「毒気のなさ」に主眼が置かれている。
- 柄を入れても三尺にも満たない木刀。毒気の無さを超えて所有者の毒気を抜く作用にまで達しており、心を正して精神的王道を歩ませる。よく手入れされており、古い時代を感じながらもつい今さっき作られたような真新しさも感じさせる、矛盾した印象がある。毒刀「鍍」の対とされている。
- 誠刀「銓」(セイトウ・ハカリ)
- 所有者・彼我木輪廻。「誠実さ」に主眼が置かれている。
- 刃なき刀であり刀の柄と鍔だけしかない。秤は天秤を意味し、己自身を測る刀。相手を斬る刀ではなく、自分を切る刀、自分を試す刀。自分を知る刀であり、無刀とも表現された。戦国時代、輪廻は「銓」の力を使いあちこちの戦いを封印していた。
- 毒刀「鍍」(ドクトウ・メッキ)
- 所有者・真庭鳳凰。「毒気の強さ」に主眼が置かれている。
- 禍々しい色の鞘に収められた、大きく反った鍔のない黒刀。王刀「鋸」の対とされている。富士の樹海から鳳凰が回収した。
- 持つと人を斬りたくなるという変体刀の「刀の毒」が、もっとも深く刻み込まれている。真庭鳳凰は刀の毒(=四季崎記紀の魂)に乗っ取られてしまったが、持った人間が必ずしもそうなるとは限らない。
- 炎刀「銃」(エントウ・ジュウ)
- 所有者・左右田右衛門左衛門。「連射性と速射性と精密性」に主眼が置かれている。
- 回転式連発拳銃と自動式連発拳銃からなる一対の「刀」。連射性と速射性に加え高い命中精度を持っている。遠距離から攻撃が可能なため半端な間合いは意味をなさない。かつては信濃にあった。回転式は装弾数六発、自動式は装弾数十一発。
[編集] 完了形変体刀
四季崎記紀が作り上げた1000本の刀。この1000本の刀は変体刀と呼ばれ、四季崎記紀の予知能力により未来から逆輸入した技術により製作されている。 その中でも最後に作られた12本は、特に完成度の高く「完成形変体刀」と呼ばれる。それら12本の"習作"を経て、最後の最後に作られた刀。
- 虚刀「鑢」(キョトウ・ヤスリ)
- 虚刀流そのものである。虚刀流が「四季崎記紀の遺品」であり「記紀の血刀」であると言われる所はこのあたりにあると考えられる。初代の鑢一根と四季崎記紀が考えた型を代々研鑽していき、七代目、鑢七花の代で完了された。
- また、錆黒鍵の見立てによると鑢六枝は鷹比等との戦闘に限り、完了の域に達していたらしい。
- 全刀「錆」(ゼントウ・サビ)
- 四季崎記紀が虚刀「鑢」と共に完了形変体刀の候補として残していた。四季崎記紀は最後の最後までどちらを完了形変体刀に決めるか悩んでいた。
- あらゆる物体を刀として扱うことができ、刀を使わない虚刀流の対極となっている。錆一族の全刀流そのものである。
- 完了形変体刀には虚刀「鑢」が選ばれたため、正確には完了形変体刀ではない。
[編集] ドラマCD
『オリジナルドラマCD 不問語(トワズガタリ)』(2010年1月21日発売、ISBN 978-4-06-283734-7)
七花、とがめ、七実、否定姫、右衛門左衛門が自らについて語るドラマCD。講談社BOXとしての発売で、シナリオブックが同梱されている。
担当声優はアニメと同じである
[編集] テレビアニメ
西尾維新アニメプロジェクト第2弾。2010年1月(主要放送局の場合)から12月まで「大河アニメ」と称して、毎月1話1時間スペシャルでテレビ放送された。ナレーションは池田昌子。
このような特殊な放送形態になった理由を、プロデューサーの鳥羽洋典は「原作が1か月に1回の刊行だったため、その『月に一度の楽しみ』というイベント感を出したかった」「1冊1冊の面白さを最大限表現するため」としている[2]。なお、1時間枠の連続テレビアニメとしては史上5作目の作品であり、フジテレビ(CX)としては1977年から1979年まで放送された『野球狂の詩』以来31年ぶりの1時間アニメとなる。
TBS系列の毎日放送(MBS)が制作協力に参加しており[3]、CX・MBS両局の組み合わせで同時期に放送されるのは、50年ぶりのこととなる[4]。
2010年1月7日に制作会社WHITE FOXより、同作の機密資料が流出したことが公表された。同年1月4日未明に同社FTPサーバへ第三者によるクラッキングが行われ、内部資料となる絵コンテや脚本、キャラクターデザイン画などがインターネット上へ流出したとされる[5][6]。
[編集] スタッフ
- 原作 - 西尾維新「刀語」
- キャラクター原案 - 竹
- 監督 - 元永慶太郎
- シリーズ構成 - 上江洲誠
- キャラクターデザイン、総作画監督 - 川田剛
- 美術監督 - 工藤ただし
- 色彩設計 - 手嶋明美
- 撮影監督 - 中村圭介
- 編集 - たぐまじゅん
- 音響監督 - えびなやすのり
- 音楽 - 岩崎琢
- チーフプロデューサー - 勝股英夫、吉羽治、山本幸治
- プロデューサー - 鳥羽洋典、針生雅行、尾崎紀子
- アニメーションプロデューサー - 岩佐がく
- アニメーション制作 - WHITE FOX
- 製作 - 「刀語」製作委員会(アニプレックス、講談社、フジテレビジョン、ランティス、ムービック)[7]
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ
- エンディングテーマ
-
- 「誰そ彼の月華」(第1話)
- 作詞 - YUI / 作曲・編曲 - 橘尭葉 / 歌 - 妖精帝國
- 「Refulgence」(第2話)
- 作詞 - 少女病 / 作曲・編曲 - ピクセルビー / 歌 - 少女病
- 「千本千女の刃毬唄」(第3話)
- 作詞・作曲 - 畑亜貴 / 編曲 - 加藤達也 / 歌 - 畑亜貴
- 「虚無の華」(第4話)
- 作詞 - 霜月はるか / 作曲・編曲 - myu / 歌 - kukui
- 「愛と誠」(第5話)
- 作詞 - 畑亜貴 / 作曲 - 伊藤真澄 / 編曲 - 虹音 / 歌 - とがめ(田村ゆかり)
- 「雪ノ女」(第6話)
- 作詞 - 宝野アリカ / 作曲・編曲 - 片倉三起也 / 歌 - ALI PROJECT
- 「迷い子さがし」(第7話)
- 作詞 - 畑亜貴 / 作曲 - 伊藤真澄 / 編曲 - 虹音 / 歌 - 鑢七実(中原麻衣)
- 「からくり眠り談」(第8話)
- 作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 虹音 / 歌 - のみこ
- 「証」(第9話)
- 作詞 - Annabel / 作曲・編曲 - myu / 歌 - Annabel
- 「否、と姫は全てを語らず」(第10話)
- 作詞 - 畑亜貴 / 作曲 - 伊藤真澄 / 編曲 - 虹音 / 歌 - 否定姫(戸松遥)
- 「亡霊達よ野望の果てに眠れ」(第11話)
- 作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 中山真斗(Elements Garden) / 歌 - 飛蘭
- 「時すでに始まりを刻む」(第12話)
- 作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 虹音 / 歌 - 栗林みな実
[編集] 各話リスト
| この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(千刀・「ツルギ」)が含まれています。 |
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第一話 | 絶刀・鉋 | 上江洲誠 | 元永慶太郎 | 板垣敦 又賀大介 |
|
| 第二話 | 斬刀・鈍 | 則座誠 | 中村和久 吉田伊久雄 |
||
| 第三話 | 千刀・鎩 | 長津晴子 | 小林智樹 | もりやまゆうじ 二宮壮史 |
|
| 第四話 | 薄刀・針 | 待田堂子 | サトウシンジ | 池上太郎 佐藤天昭 |
|
| 第五話 | 賊刀・鎧 | 上江洲誠 | まつもとよしひさ | 元永慶太郎 | 板垣敦 又賀大介 |
| 第六話 | 双刀・鎚 | 長津晴子 | 元永慶太郎 | 中村和久 吉田伊久雄 |
|
| 第七話 | 悪刀・鐚 | 上江洲誠 | 田中基樹 | ||
| 第八話 | 微刀・釵 | 待田堂子 | 小林智樹 | 中田正彦 佐藤天昭 |
|
| 第九話 | 王刀・鋸 | サトウシンジ | 池上太郎 二宮壮史 |
||
| 第十話 | 誠刀・銓 | 長津晴子 | 小松田大全 | 元永慶太郎 | 中村和久 黒石崇裕 |
| 第十一話 | 毒刀・鍍 | 上江洲誠 | こでらかつゆき 元永慶太郎 |
中田正彦 佐藤天昭 |
|
| 第十二話 | 炎刀・銃 | 元永慶太郎 | 池上太郎 又賀大介 板垣敦 中村和久 中田正彦 |
||
[編集] 放送局
放送枠の尺の都合により、フジテレビでは次回予告が放送されない[8]。
| 放送地域 | 放送局 | 放送日 | 放送時間 | 放送系列等 |
|---|---|---|---|---|
| 関東広域圏 | フジテレビ(CX)[9] | 第一話 2010年1月25日 | 月曜 25:10 - 26:10 | フジテレビ系列 制作局 字幕放送 |
| 第二話 2010年2月8日 | ||||
| 第三話 2010年3月8日 | ||||
| 第四話 2010年4月16日 | 金曜 25:35 - 26:35 | |||
| 第五話 2010年5月21日 | ||||
| 第六話 2010年6月4日 | ||||
| 第七話 2010年7月9日 | ||||
| 第八話 2010年8月13日 | 金曜 27:05 - 28:05 | |||
| 第九話 2010年9月10日 | 金曜 25:50 - 26:50 | |||
| 第十話 2010年10月15日 | 金曜 26:05 - 27:05 | |||
| 第十一話 2010年11月12日 | 金曜 25:35 - 26:35 | |||
| 第十二話 2010年12月10日 | ||||
| 近畿広域圏 | 毎日放送(MBS)[10] | 第一話 2010年1月27日 | 水曜 26:30 - 27:30 | TBS系列 制作協力 |
| 第二話 2010年2月10日 | ||||
| 第三話 2010年3月10日 | ||||
| 第四話 2010年4月28日 | 水曜 26:25 - 27:25 | |||
| 第五話 2010年5月26日 | ||||
| 第六話 2010年6月23日 | ||||
| 第七話 2010年7月28日 | ||||
| 第八話 2010年8月25日 | ||||
| 第九話 2010年9月22日 | 水曜 26:30 - 27:30 | |||
| 第十話 2010年10月20日 | ||||
| 第十一話 2010年11月17日 | ||||
| 第十二話 2010年12月15日 | ||||
| 日本全域 | BSフジ[11] | 第一話 2010年1月30日 | 土曜 26:30 - 27:30 | フジテレビ系列 BSデジタル放送 字幕放送 |
| 第二話 2010年2月27日 | ||||
| 第三話 2010年3月27日 | ||||
| 第四話 2010年4月24日 | 土曜 25:00 - 26:00 | |||
| 第五話 2010年5月29日 | ||||
| 第六話 2010年6月26日 | ||||
| 第七話 2010年7月31日 | ||||
| 第八話 2010年8月28日 | ||||
| 第九話 2010年9月25日 | ||||
| 第十話 2010年10月30日 | ||||
| 第十一話 2010年11月25日 | ||||
| 第十二話 2010年12月25日 | ||||
| 佐賀県 | サガテレビ(STS) | 第一話 2010年3月21日 | 日曜 14:55 - 15:55 | フジテレビ系列 字幕放送 |
| 日本全域 | アニマックス | 第一話 2010年4月11日 | 日曜 21:00 - 22:00 | CS放送 リピート放送あり |
| 第二話 2010年5月16日 | ||||
| 第三話 2010年6月13日 | ||||
| 第四話 2010年7月11日 | ||||
| 第五話 2010年8月8日 | ||||
| 第六話 2010年9月12日 | ||||
| 第七話 2010年10月10日 | ||||
| 第八話 2010年11月14日 | ||||
| 第九話 2010年12月12日 | ||||
| 第十話 2011年1月16日 | ||||
| 第十一話 2011年2月13日 | ||||
| 第十二話 2011年3月13日 | ||||
| 東京都 | TOKYO MX | 第一話 2010年6月27日 | 日曜 19:00 - 20:00 | 独立UHF局 SD画質放送[12] |
| 第二話 2010年6月28日 | 月曜 19:00 - 20:00 | |||
| 第三話 2010年6月29日 | 火曜 19:00 - 20:00 | |||
| 第四話 2010年6月30日 | 水曜 19:00 - 20:00 | |||
| 第五話 2010年7月1日 | 木曜 19:00 - 20:00 | |||
| 第六話 2010年7月2日 | 金曜 19:00 - 20:00 |
[編集] WEBラジオ
放送前に『まえがたり』、放送後に『あとがたり』として公式サイトで配信中。どちらも、各話の内容についてパーソナリティが語るという内容。『まえがたり』、『あとがたり』でパーソナリティは基本的に共通だが、第四話のみ異なる。
- 各話リスト
| 話数 | サブタイトル | パーソナリティ |
|---|---|---|
| 第一話 | 「絶刀・鉋」篇 | 細谷佳正 田村ゆかり 中原麻衣 |
| 第二話 | 「斬刀・鈍」篇 | 細谷佳正 田村ゆかり 宮本充 |
| 第三話 | 「千刀・鎩」篇 | 細谷佳正 田村ゆかり 湯屋敦子 |
| 第四話 | 「薄刀・針」篇 まえがたり | 細谷佳正 緑川光 |
| 「薄刀・針」篇 あとがたり | 中原麻衣 保村真 阪口大助 三浦祥朗 | |
| 第五話 | 「賊刀・鎧」篇 | 細谷佳正 田村ゆかり 小山剛志 |
| 第六話 | 「双刀・鎚」篇 | 細谷佳正 根谷美智子 日高里菜 |
| 第七話 | 「悪刀・鐚」篇 | 細谷佳正 田村ゆかり 中原麻衣 |
| 第八話 | 「微刀・釵」篇 | 小山力也 田村ゆかり 戸松遥 |
| 第九話 | 「王刀・鋸」篇 | 細谷佳正 田村ゆかり 伊藤静 |
| 第十話 | 「誠刀・銓」篇 | 細谷佳正 田村ゆかり 伊東みやこ |
| 第十一話 | 「毒刀・鍍」篇 | 細谷佳正 田村ゆかり 置鮎龍太郎 |
| 第十二話 | 「炎刀・銃」篇 | 細谷佳正 小山力也 戸松遥 |
[編集] DVD・Blu-ray Disc
BD完全生産限定版、DVD完全生産限定版、DVD通常版の3種類がある。限定版には、西尾維新脚本の朗読劇『第零話 虚刀・鑢』、各話エンディングテーマ(フルバージョン)、「あとがたり」完全版を収録した特典CDが付属する。
| 巻数 | サブタイトル | 発売日 | 限定版付属CD | 『虚刀・鑢』朗読 |
|---|---|---|---|---|
| 第一巻 | 絶刀・鉋 | 2010年4月7日 | 誰そ彼の月華 | 田村ゆかり |
| 第二巻 | 斬刀・鈍 | 2010年5月12日 | Refulgence | 宮本充 |
| 第三巻 | 千刀・鎩 | 2010年6月2日 | 千本千女の刃毬歌 | 湯屋敦子 |
| 第四巻 | 薄刀・針 | 2010年7月7日 | 虚無の華 | 緑川光 |
| 第五巻 | 賊刀・鎧 | 2010年8月4日 | 愛と誠 | 小山剛志 |
| 第六巻 | 双刀・鎚 | 2010年9月1日 | 雪ノ女 | 戸松遥 |
| 第七巻 | 悪刀・鐚 | 2010年10月6日 | 迷い子さがし | 中原麻衣 |
| 第八巻 | 微刀・釵 | 2010年11月3日 | からくり眠り談 | 小山力也 |
| 第九巻 | 王刀・鋸 | 2010年12月1日 | 証 | 伊藤静 |
| 第十巻 | 誠刀・銓 | 2011年1月12日 | 否、と姫は全てを語らず | 伊東みやこ |
| 第十一巻 | 毒刀・鍍 | 2011年2月2日 | 亡霊達よ野望の果てに眠れ | 置鮎龍太郎 |
| 第十二巻 | 炎刀・銃 | 2011年3月2日 | 時すでに始まりを刻む | 細谷佳正 |
[編集] サウンドトラック
- 刀語 劇中楽曲集 其ノ壱(2010年6月23日)
- 刀語 劇中楽曲集 其ノ弐(2010年12月22日)
[編集] 既刊
| この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(千刀・「ツルギ」)が含まれています。 |
- 2007年1月9日 第一話 絶刀・鉋(ゼットウ・カンナ)ISBN 978-4-06-283611-1
- 2007年2月1日 第二話 斬刀・鈍(ザントウ・ナマクラ)ISBN 978-4-06-283604-3
- 2007年3月1日 第三話 千刀・鎩(セントウ・ツルギ)ISBN 978-4-06-283619-7
- 2007年4月2日 第四話 薄刀・針(ハクトウ・ハリ)ISBN 978-4-06-283623-4
- 2007年5月8日 第五話 賊刀・鎧(ゾクトウ・ヨロイ)ISBN 978-4-06-283628-9
- 2007年6月5日 第六話 双刀・鎚(ソウトウ・カナヅチ)ISBN 978-4-06-283631-9
- 2007年7月3日 第七話 悪刀・鐚(アクトウ・ビタ)ISBN 978-4-06-283634-0
- 2007年8月2日 第八話 微刀・釵(ビトウ・カンザシ)ISBN 978-4-06-283636-4
- 2007年9月3日 第九話 王刀・鋸(オウトウ・ノコギリ)ISBN 978-4-06-283639-5
- 2007年10月2日 第十話 誠刀・銓(セイトウ・ハカリ)ISBN 978-4-06-283643-2
- 2007年11月2日 第十一話 毒刀・鍍(ドクトウ・メッキ)ISBN 978-4-06283648-7
- 2007年12月4日 第十二話 炎刀・銃(エントウ・ジュウ)ISBN 978-4-06-283652-4
[編集] 関連書籍
- 竹画集 刀語絵巻(講談社BOXピース、2009年1月20日、通常版ISBN 978-4-06-214672-2、豪華版ISBN 978-4-06-214671-5)
- 大河アニメ『刀語』オフィシャルガイドブック(講談社BOX、2009年12月21日、ISBN 978-4-06-215925-8)
- 刀語ドラマCD『不問語』(講談社BOX、2010年1月21日、ISBN 978-4-06-283734-7)
[編集] 脚注
- ^ 『キャラ☆メル』Vol.11、14ページより
- ^ 『週刊トロ・ステーション』第13回
- ^ 企画協力にMBSの丸山博雄がクレジットされている。
- ^ 過去にCXで放送された『頭文字D』シリーズが、数年遅れてMBSで放送されたことはある。
- ^ アニメ「刀語」の機密資料流出 「ハッキングが原因」と制作会社 - J-CASTニュース 2010年1月8日
- ^ WHITE FOX謝罪コメント
- ^ MBSでは括弧内の各社名が表示されていない。
- ^ https://twitter.com/katanagatari/status/3141436467838976
- ^ 『登龍門(第三話まで)』→『金キラ☆ナイト(第四話以降)』内ニューカマーズ枠の放送枠を借りる形で放送。EPGでもこの枠に内包している。
- ^ 通常は他系列制作作品を含むアニメ再放送枠(かつて枠名称が付いていた『ヒーローは眠らない』を参照)であるが、当番組放送の際は差し替えの形で休止となる。
- ^ 第四話以降は、ノイタミナ枠を借りる形での放送となり、当日のノイタミナのアニメは休止、1週繰り下げとなる。
- ^ マルチ編成の時間帯なため