孤児

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孤児(こじ、みなしご)とは、両親親戚等の保護者のいない未成年者の事。狭義では生みの両親が死別、または行方不明となった未成年者を指す。

特に戦争においては戦闘空襲によって多くの成人が死亡したため、両親を亡くし孤児となった未成年者が続出した。戦後、このような孤児は戦災孤児と呼ばれた。

また、「保護者がいない」というその様から、ある仲間や業界の内部において、師匠格や先輩格となる人物の廃業・死去、あるいは所属団体からの脱退などによって拠るべき上位の人間関係を失ってしまった若手・修行中の人物や一門弟子のことを「○○界の孤児」などと表現することがある。

権利の所在が不明な著作物の事を「孤児著作物(オーファンワークス)」と呼ぶ。

文学[編集]

英米児童文学には、孤児を主人公とした「親のいない子ども」を描いてきた歴史がある。『赤毛のアン』のアン、『秘密の花園』のメアリー、『あしながおじさん』 のジュディーが代表例で、孤児と言えないまでも保護者がすぐ離別してしまう『小公女』のセイラなど、事実上の孤児が物語の主人公である場合も多い。『ハリー・ポッターシリーズ』も主人公のポッターは孤児である[1]

2003年に日本経済新聞が行なったアンケートでも「子どもに読ませたい世界の名作」ベストテンにも、『トム・ソーヤーの冒険』や『ハイジ』など、孤児を主人公とした作品が数多くランクインした[2]

関係項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 母のいない娘の物語一高橋博子、愛知淑徳大学論集一文化創造学部・文化創造研究科篇一 第10号 2010
  2. ^ 門に立つ子ら(Ⅲ)―作品における孤児像根本橘夫、東京家政学院大学紀要 第44号 2004年