秘密の花園

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1911年版の表紙

秘密の花園』(ひみつのはなぞの The Secret Garden)は、1911年に発行されたイギリス生まれのアメリカ人作家フランシス・ホジソン・バーネットによる小説

あらすじ[編集]

イギリスの植民支配下のインド。多忙でほとんどに帰らぬ英国政府官吏の父と、着飾ってパーティに通うばかりの母により、使用人任せにされたメアリー(メリー)・レノックスは、我儘で気難しく、孤独な少女であった。

そんなある日、悪性のコレラ流行により両親が急逝。使用人たちも亡くなったり、逃げ去ったがために、無人となった住まいで、父の同僚らによって発見されたメアリーは、イギリスヨークシャーに住む、血の繋がらない伯父・クレーブン(メアリーの父の姉の夫)に引き取られる事になる。

伯父の屋敷は荒涼としたムーアの外れにあった。伯父は十年前に妻を失って以来、深い悲しみから立ち直れず、一年の大半を旅に出ていた。特にする事もないメアリーは、で遊んだり、庭にやってくるコマドリと心を通わせてゆく。庭には壁に囲まれた庭園があった。そこは亡き伯母が、生前大切にしていた場所で、ある事件をきっかけに彼女の死後、伯父の命令で閉鎖されていたのだった。メアリーは、その庭園の中が気になり、入り口を探し回る。ある日、メアリーはその庭園の鍵と、入り口を見つけ、中に入る。荒れてはいるが、生きていることを感じたメアリーは、屋敷で身の回りの世話をしてくれるマーサの弟、ディコンと共に、花園を蘇らせようと計画。同時期、メアリーは、彼女に秘密にされていた、伯父の息子のコリンと出会う(メアリーの従兄に当たる)。彼は生来病弱でベッドから殆んど出たことが無く、メアリーと同様両親に愛された記憶の無い少年だった。

そして季節へ移り、屋敷の周りのムーアには新緑のヒースハリエニシダの花が咲き始め、メアリーと花園を中心に、魔法がかかったような素晴らしい出来事が起こっていくのだった。

映像化[編集]

『秘密の花園』はバーネットの最もポピュラーな小説と言われ、ステージ化や映画化もされた。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]