ペルソナ2

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ペルソナ2』 (Persona 2) はアトラスより発売されたPlayStation用のRPGペルソナシリーズの第2弾。『ペルソナ2 罪』(1999年発売)とその続編の『ペルソナ2 罰』(2000年発売)の2部構成になっている。

ペルソナ2 罪[編集]

ペルソナ2 罪
ジャンル RPG
対応機種 PlayStation
PlayStation Portable
開発元 アトラス第一開発部
発売元 アトラス
人数 1人
メディア PS:CD-ROM1枚
PSP:UMD1枚/ダウンロード
発売日 PS:1999年6月24日
PSP:2011年4月14日
対象年齢 PSP:CEROB(12才以上対象)
売上本数 PSP:約8万本[1]
その他 PSP:データインストール対応
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ペルソナ2 罪』(ペルソナ2 つみ Persona2 Innocent sin.)は、1999年6月24日PlayStation用ソフトとして発売された。また2011年4月14日には、PlayStation Portableにてオリジナルの発売から約12年ぶりとなるリメイク版が発売された。

メインキャラクターのデザインは前作同様金子一馬だが、サブキャラクターのデザインは副島成記が担当している。

テーマソングはhitomiの「君のとなり」。また、CMには安藤希が出演していた。

海に面した大都市である「珠閒瑠(すまる)市」が舞台で、前作『女神異聞録ペルソナ』から3年後の物語となっているが、メインの登場人物やストーリーは一新されており、前作の一部キャラクターや設定が登場する以外、前作との関連性は薄い。難易度が前作からが大きく引き下げられ、遊びやすくなっている。また、ムービーが前作に比べかなり美麗になり、戦闘中だけでなく、一部のイベントでもボイスが入るようになった。マルチエンディングだった前作とは違い、シナリオが一本道になり、パーティメンバーも固定されている。更に台詞がかなり多く、ミニイベントも多いのが特徴。

本作に先行して発売されたPlayStation版の『デビルサマナー ソウルハッカーズ』に『ペルソナ2 罪 体験版』が付属しており、最初のボス戦までがプレイできた他、主要登場人物とそのペルソナの紹介を閲覧できた。

日本国外版は続編である『罰』のみ発売されており、本作品(PS版)の日本国外版が発売される事はなかったが、2011年9月21日にPSPリメイク版を元にした北米版『Shin Megami Tensei PERSONA 2 Innocent Sin』が発売されている。

あらすじ(罪)[編集]

「セベク・スキャンダル」と呼ばれることになった、御影町の事件より3年後。

海に面した大都市である珠閒瑠市では、とある噂がまことしやかに流れていた。主人公が通う高校である「七姉妹学園(通称:セブンス)」の校章を身に付けていると顔が崩れてしまう。自分の携帯電話から自分の携帯番号へ掛けると、夢を叶えてくれるという怪人・ジョーカーが背後に現れる。更には街に流れている根も葉もない噂が現実化してしまう。

「ジョーカー様」と呼ばれる儀式を行ったことがきっかけで、ジョーカーに深い恨みを抱かれていることを知った主人公たちは、彼に恨まれる原因となった過去を思い出すために、ジョーカーから差し向けられる悪魔たちと戦っていく。

カラコルでジョーカーの正体が黒須純であった事を知った達哉たち。しかし、珠閒瑠市はシバルバーとして浮上し、4つの神殿でシャドウに立ち向かう。シバルバー内部でヒトラー(PSP版ではフューラー)と対峙し、グレートファーザーの戦いに挑む。

グレートファーザーとの戦いに勝利した達哉たち。しかし、舞耶はとどめの一撃を刺されて死亡し、惑星直列によって地球の自転は停止。世界が滅亡してしまった。

システムの変更点[編集]

前作では単独キャラクターが任意のコンタクトコマンドを選んで悪魔と交渉していたが、今作からはそれに加えて複数キャラクターの掛け合いによる交渉が可能になった。戦闘システム・魔法系統が大幅に簡略化され、フォーメーション(隊列)やペルソナレベル、月齢が廃止された。

複数の魔法を特定の順番で唱えることにより、より威力の強い魔法(合体魔法)が使えるようになるという新要素も追加。また、いつでもセーブデータが保存できるようになり、ダンジョンも3D画面からクォータービューに変更されるなど、前作と比べてハードルがかなり低くなっている。

ペルソナ
ペルソナの効果や使用法は前作とほぼ同じだが、作成方法が大きく変更された。まずは悪魔との交渉でタロットカードを手に入れる。手に入るタロットカードの種類は交渉相手の種族によって決まる。これをベルベットルームに持って行き、作成したいペルソナを選択し、カードを指定された枚数消費することで手に入る。
マテリアルカード(前作の「封神具」にあたる)を所持していないと作成できないペルソナ、突然変異によってしか入手できないペルソナもある。
また、契約中の悪魔との交渉・ペルソナの帰還などにより入手する事ができる「フリータロット」と呼ばれる白紙のタロットカードもあり、これにはFOOL(愚者)以外の好きな絵を描いてもらうことで通常のタロットカードとして機能する。悪魔との交渉では手に入らないタロットカードも存在し、フリータロットに描いてもらわないと手に入れる事ができない(このアルカナは必要とするタロットが他の75%程度となっている)。
入手困難なタロットカード「FOOL(愚者)」も存在する。FOOLは、悪魔との交渉の際に4回質問に答えると稀に発生する専用の質問に対し、正しい答えを選択することで入手できる。一度手に入れると以降の専用質問が発生する確率が上がる。罰では、交渉で一回も喜び・恐怖が上がってはいけないという制限が追加された。
合体魔法
前述の通り、既定の順番で既定の魔法を使用することで発動する特殊な攻撃。今作における戦闘の勝因を担う強力な攻撃であり、魔法を単体で使用した時とは比べ物にならない力を持つものが多い。ヒンドゥー三柱神や西遊記など、合体魔法によっては使用するペルソナが指定されていることがある。合体魔法が反射された場合、合体魔法に参加した全員がダメージを受ける。
合体魔法でとどめを刺して戦闘終了した場合、キャラとペルソナとの相性によっては「突然変異」が発生する場合があり、相性がいいほど発生率が上がる。突然変異は、2ランクアップ、全ステータス2上昇(回数制限なし)、変異魔法の習得、別ペルソナへの変異能力の取得、といった効果から、現在のランクに合わせた確率でランダムに決定する。罰においては、相性が良以上の使い手がピンチに陥った時に特殊な効果が発動する潜在能力の取得(発動条件は効果による)というものも追加された。ランク7以上では2ランクアップは発生しないなど、ランクによっては絶対に発生しない効果もある。
噂システム
珠閒瑠市内では、街に流れている噂が現実化してしまうという不可思議な現象が起きている。噂屋(前作に登場した「トロ」も噂屋の一人として活躍)や街の人々から入手した様々な噂を、葛葉探偵事務所に依頼して街に流してもらい、普通の洋服店やラーメン屋などで武器や防具などを購入できるようにしたり、更には悪魔たちにも手伝ってもらって噂を広めることによって、武器や魔法の強化なども行えるようになっている。更には噂によって出現した隠し悪魔「噂悪魔」と戦えるようになる。噂悪魔は倒した際に入手できるアイテムを噂元に渡すことで貴重品などがもらえる。

PSP版『罪』での変更点[編集]

シアターモード追加
公式で配信されるオリジナルクエストや自作クエストをプレイ可能。ただし、自作クエストは一度クリアしてからでないと作成できない。
新規オープニングムービーの追加
PSP版の追加要素として目黒将司による新規BGM、サテライト制作によるアニメーションの新規オープニングムービーが追加された。PS版のオープニングムービーも同時収録されている。BGMのタイトルは「unbreakable tie」。
BGMアレンジ
通常版とリミックス版の2種類が用意され、設定画面より随時切り替えも可能。
ナチス・ドイツ関連の変更
ヒトラー」の名前が「フューラー」に変更され、グラフィックがサングラス付きのものに描き直されている。また、ハーケンクロイツの紋章も変更されている。
その他
PS版では『罰』のみの機能であった戦闘演出の切り替えや、合体魔法が使用できる場合のオートセットが可能となった。
また、タロットカードのアルカナ表記が英語から日本語に変更され、各ペルソナの相性・ステータス画面の表示形式などもPSP用にリニューアルされている。

ペルソナ2 罰[編集]

ペルソナ2 罰
ジャンル RPG
対応機種 PlayStation
開発元 アトラス第一開発部
発売元 アトラス
人数 1人
メディア CD-ROM2枚組(ゲーム本編1枚+ファンディスク1枚)
PSP:UMD/ダウンロード
発売日 2000年6月29日
PSP:2012年5月17日
デバイス アナログコントローラー対応
売上本数 PS:200,103本[2]
その他 ベスト版・PSP版にはファンディスクは付属せず。
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ペルソナ2 罰』(ペルソナ2 ばつ Persona2 Eternal Punishment.)は、2000年6月29日PlayStation用ソフトとして発売された。

テーマソングはエリーシャ・ラヴァーンの「Change your way」。

『ペルソナ2 罪』のエンディング後を描いた続編。『罪』の後日談・完結編と呼べる内容であり、世界観やシステムをほぼ継承している一方、『女神異聞録ペルソナ』のキャラクターがストーリーに大きく関わっているなど、前作の続編としての意味合いも大きい。

シナリオは一本道ではあるが、ゲーム中盤で流した噂によって、途中加入するメンバーと行き先(南条ルートでは下水処理施設を経て理学研究所へ向かい、エリールートは珠閒瑠テレビで神取の情報を知り、日輪丸を経て海底神殿へと向かう)、シナリオの一部などが変化する。前作ではメインキャラクターが高校生中心だったのに対し、本作では主役の天野舞耶をはじめ社会人を中心に構成されている。

2000年12月22日に海外版(北米版)が発売され、2012年5月17日にはPlayStation Portableにてオリジナルの発売から約12年ぶりとなるリメイク版が発売された。

あらすじ(罰)[編集]

珠閒瑠市内では、街に流れている根も葉もない噂が現実化してしまうという、不可思議な現象が起こっていた。

キスメット出版発行のティーンズ向け情報誌「クーレスト」の編集記者・天野舞耶は、七姉妹学園の取材中に殺人事件に遭遇し、「自分の携帯電話から自分の携帯番号へ掛けて呼び出し、気にいらない人物を殺してくれる」という怪人「JOKER」から命を狙われていることを知る。たまたまその場に居合わせて事件に巻き込まれた親友の芹沢うららと刑事の周防克哉、JOKERの正体を知っているという盗聴バスター・パオフゥと共に、JOKERの行方を追いかけていく。

『ペルソナ2 罪』との違い[編集]

基本的には前作『ペルソナ2 罪』のシステムを継承しているが、今作はそれらをより発展させた形となっている。悪魔との交渉も、単独交渉から複数キャラクターによる掛け合いに重点が置かれ、選んだキャラクターの順番や参加メンバーによって、コンタクトの種類や掛け合いの内容もさまざまに変化する。

『ペルソナ2』の要ともいえる噂システムも、ゲーム中盤のシナリオと加入メンバーが変化する、「マンサーチャー(人探し)」等のミニゲームができるようになる、噂の結果にランダム性が追加される、等さまざまなバリエーションが追加された。また、2週目以降しか発生しない変異ペルソナが存在するなど、周回要素が追加された。

また、特定の条件をクリアすれば「エクストラダンジョン」がプレイできる。

セーブデータ継承
今作では、前作『ペルソナ2 罪』からのセーブデータ継承が可能となっている。データを継承することによって、イベントの追加等さまざまな変化が起きる。
  • 前作主人公の名前を変更していた場合、周防達哉の名前が前作でつけたものに変更される。苗字も変えていた場合は、兄である周防克哉の苗字もそれに合わせて変更される。
  • フリータロットの枚数がそのまま引き継がれる。また、カルマリングというアイテムを所持していた場合、これも引き継がれる。
  • 前作主人公のパラメーターとレベルが継承される(レベルが低すぎると継承されない)。
  • うらら・克哉・達哉のコンタクト(情熱のフラメンコ スペシャル)が、早いタイミングで使用可能になる。
  • 『罪』でリサとの好感度が高ければ、ある1シーンの台詞で達哉が「触るなよ、リサ」が「触るなよ、ギンコ」に差し替えられる。
伝説の武器の入手方法
前作『罪』では特定のイベントをこなすのが、今作は特定のアイテムを使用して開発する方式となった。同じ武具を共有するキャラクターがいるが、伝説の武器は1個しか持てないので注意が必要。また、周回すると前回作成した伝説の武器のフラグが引き継がれてしまい、作成不可能になるバグが存在する。
戦闘システムの追加変更
戦闘演出をリアルとシンプルに切り替えることにより、時間制限イベントでの戦闘所要時間が短縮できるようになる。
合体魔法が使用できる場合のオートセットにより、順序の誤りによるミスがなくなった。

ファンディスク[編集]

『ペルソナ2 罰』の通常版、およびデラックス版に付属しているファンディスク。コンテンツがテレビ番組風の作りになっており、珠閒瑠市のテレビ番組という設定でペルソナ2のアニメムービー、開発者である岡田耕始金子一馬へのインタビュー、前作『女神異聞録ペルソナ』の紹介、上杉秀彦(ブラウン)と黒須純子が司会をしているトーク番組、天気予報、占いなど、さまざまな番組が閲覧できる。

なお、ベスト版、及びPSP版には付属していない。

PSP版『罰』での変更点[編集]

アディショナルシナリオ追加
達哉が舞耶達と合流するまでにどういった行動をしていたかが描かれ、新キャラクターや新悪魔も登場する。新悪魔はクトゥルフ神話関係のものが多くなっている。
なお、最初のアディショナルシナリオ以外は南条ルートを軸としたストーリーとなっており、エリールートを選択していた場合は全てのシナリオを見る事ができない。なお、罪から入手難度が増したFOOLを入手できる数少ない機会でもある。
新規オープニングムービーの追加
PSP版の追加要素としてマッドハウス制作によるアニメーションの新規オープニングムービーが追加された。BGMはPS版のオープニング曲をPSP用に新しくアレンジしたものとなっている。
また、『罪』同様、PS版のオープニングムービーも同時収録されている。
BGMアレンジ
PSP版『罪』と同様に通常版とリミックス版の2種類が用意され、設定画面より随時切り替えも可能。
その他
PSP版『罪』同様、タロットカードのアルカナ表記が英語から日本語に変更され、各ペルソナの相性・ステータス画面の表示形式などもPSP用にリニューアルされている。
なお、ベスト版と同じくPSP版には前述の「ファンディスク」にある各コンテンツは付属していない。

登場人物[編集]

プレイヤーキャラクター[編集]

周防達哉(すおう たつや)[3]
声 - 子安武人
七姉妹学園3-Bの生徒。18歳。オイルライターを常に持ち歩いており、蓋を鳴らして遊ぶ癖がある。ルックスの良さとクールな立ち居振る舞いから、女子生徒の人気は高い。他人との馴れ合うことを嫌って一人で行動することが多いが、本来は仲間思いの優しい性格をしている。趣味はバイクいじりとものまね(声帯模写)。『罪』では主人公、『罰』では物語の鍵を握る準主人公として活躍する。
使用武器は剣。初期ペルソナは「SUN ヴォルカヌス」(罪)、「SUN アポロ」(罰)。
ふとしたきっかけで栄吉、リサと共にジョーカーに狙われることになり、ジョーカーに関連する事件を追ってゆくことになる。寡黙だが、メンバーを力強く引っ張る頼れるリーダーだった。
子供の頃、幼馴染の友達と「ペルソナ様」遊びをしたことで、ペルソナ能力に目覚めた。10年前の事件に関しては「仲間を失うこと」がつらかった為、部分的に忘れている。
JOKERやペルソナにまつわる珠閒瑠市の事件を調査し、単独で追っている。事件を追い始めるまでは、『罪』以上に不良じみた少年で、家出と不登校を繰り返していた。吉栄杏奈と仲が良く、よくクラブで遊んでいたらしい。その性格には、父親の汚職による退職と家庭問題が影響しているとも言われる。
ペルソナ能力は、子供の頃に克哉と一緒に「ペルソナ様」をしたことで目覚めた。戦闘の実力は極めて高く、パオフゥをして「克哉より遥かに場数を踏んでいる」と言わしめている。
『罪』のセーブデータを継承することにより、『罪』での能力をほぼ全て引き継ぐことができる。リメイク版では外伝シナリオにおいて、舞耶達と合流する以前の単身で事件を追っている姿が描かれている。
ミッシェル / 三科栄吉(みしな えいきち)
声 - 鳥海浩輔
春日山高校2年生。16歳。ヴィジュアル系バンド「ガスチェンバー」のリーダー兼ボーカルで、自分をミッシェルと呼んでいる。ナルシストで、化粧を施した奇抜な格好をして常にギターを持ち歩いている。春日山高校の番長でもあり、正義感の強さと面倒見の良さで周囲から慕われている。
寿司屋の息子で、幼い頃から武道の達人を自称する父親に厳しく躾けられたため現在もまるで頭が上がらず、また家業である寿司屋の跡取りを強要されてきたためか、寿司や魚介類を大の苦手にしている。早起きして駅のトイレに駆け込みメイクをしているため、父親は普段の息子の服装を知らない。
小学校時代は太り気味の体格だったが、ある出来事がきっかけで激しいダイエットを行い、スリムな体形となった。元々太りやすい体質で、現在も食事制限(菜食主義)を続けている。
ペルソナで相手を叩きのめすことから「死神番長」、また倒した相手のパンツを脱がすことから「パンツ番長」とも呼ばれている。
10年前の記憶に関しては、罪悪感のために夢の中の出来事だと思っていた。淳のこともある程度記憶に残っていたのか、自分の学校に転校してきたことを隠そうとしていた。
使用武器は銃を内蔵したギターケース。初期ペルソナは「DEATH ラダマンティス」。
サブキャラクターとして登場。JOKER呪いによって拉致された杉本を助けるため、単身で理学研究所に忍び込んでいた。華小路雅とは恋人関係にある。
ギンコ / リサ・シルバーマン
声 - 小西寛子
七姉妹学園2-Cの生徒。17歳。金髪碧眼の白人だが、両親とも日本に帰化しており、自身も日本で生まれ育った日本人である。家庭での教育方針は極端な日本びいきで、日本語以外は全く喋れない。『源氏物語』が好きという古風な一面もある。
自分の容姿や英語が話せないことにコンプレックスを抱いており、両親(特に父親)を激しく嫌悪している。カンフー映画が大好きで、会話の端々に映画で聞きかじった広東語を織り交ぜている(これには父親への反抗という一面もある)。一目惚れした達哉に何かと付きまとっている。栄吉から「ギンコ」というあだ名を付けられ、以降キャラクター表示もギンコとなるが、栄吉以外からギンコと呼ばれることはない。
10年前の記憶は鮮明に覚えていたが、罪悪感から記憶違いだと思いこもうとしていた。
使用武器は拳。初期ペルソナは「LOVERS エロス」。
サブキャラクターとして登場。同級生と共にアイドルグループの一員として芸能界にデビューした。一目惚れした達哉のことが気になっているが、声をかけられないでいる。基本的に、広東語を話す事は無くなっている。
天野舞耶(あまの まや)
声 - 矢島晶子
キスメット出版発行のティーンズ向け情報誌「クーレスト」の編集記者。「レッツポジティブシンキング」が口癖の、明るく健康的な色香を持つ美人だが、手先は非常に不器用で家事全般を大の苦手としており、自宅も荒れ放題となっている。幼い頃に亡くなった父親の形見であるウサギの人形を常に持ち歩いており、今でも父親を慕っている。好物はカニ缶。苦手な食べ物はくさや。着ている服はルームメイトのうららに選んで貰ったもので、本人はファッション関係に疎いと語っている。
『罪』ではメインキャラクターの一人、『罰』では主人公として活躍する。使用武器は二丁拳銃。初期ペルソナは「MOON マイア」。
ユッキーと共に取材に訪れた七姉妹学園で事件に巻き込まれ、以降達哉達と行動を共にするようになる。
10年前の事件は、強い恐怖のためか完全に記憶を失っていたが、そのトラウマのため炎と須藤竜也に対して強い恐怖心を抱いており、手にはその時負ったと見られる火傷の痕が残っている。
達哉との出会いをきっかけにデジャヴュに悩まされるようになる。うららや克哉らと共にJOKER呪いを追いながら、事件に何らかの繋がりを持っている「デジャヴュの少年」達哉を追いかける。達哉と初めて会ってから、胸を刺されたような痣が浮かび上がるようになった。
実家の天野家の先祖は、周防家の先祖、豪傑寺和尚の先祖と関係がある。
ユッキー / 黛ゆきの(まゆずみ ゆきの)
声 - 半場友恵(『罪』のみ)
カメラマン見習い。20歳。聖エルミン学園を卒業後、専門学校に進学してカメラマン藤井俊介に弟子入りし、バイト先のキスメット出版で舞耶とコンビを組んでいる。想いを寄せる師匠・藤井を追ってカメラマンになるか、自分を救ってくれた高見冴子と同じく教師になるか、自身の能力の限界と向き合いながら密かに葛藤している。
舞耶と共に取材に訪れた七姉妹学園で事件に巻き込まれ、以降達哉達と行動を共にするようになる。過去の自分に似ている杏奈を何かと気にかけていが、途中で黒須淳と交代する形でパーティーから離脱する。
使用武器は、投げナイフ等の飛び道具。初期ペルソナは「EMPRESS ヴェスタ」。
サブキャラクターとして登場。「クーレスト」の水野編集長により、強引に舞耶とのコンビを解消させられた。
黒須淳(くろす じゅん)
声 - 渋谷茂
春日山高校の生徒。17歳。花を愛でるのが好きな美少年。高校教師の父と女優の母を持つ、優しい性格のロマンチスト。
春日山高校3年生。数ヶ月前に春日山高校へ転校してきたが、「ジョーカー様」の噂が流れ出す少し前から不登校になった。幼い頃に家庭が崩壊し、それが深いトラウマとなっている。
10年前の事件については、罪悪感から達哉が引き起こしたものと間違って思いこみ、達哉らを激しく憎んでいた。その歪んだ記憶を偽りの父に利用され、仮面党の一員として街に混乱を振りまき続けていたが、達哉らによって救出され、ユッキーと入れ替わりで一行に加わった。
使用武器は花。初期ペルソナは「FORTUNE ヘルメス」。
サブキャラクターとして登場。春日山高校3年生。家庭環境は良好で両親も離婚しておらず、黒須ではなく橿原(かしはら)姓を名乗っている。須藤竜也により空の科学館に呼び出され、事件に巻き込まれることとなる。
芹沢うらら(せりざわ うらら)
声 - 金子哲子 (『罰』のみ)
舞耶のルームメイトで、高校時代からの親友。下着メーカーの営業社員。気性は激しいが、家事全般や化粧に長け、様々な趣味を持っている。舞耶によるとヘビースモーカーらしいが、喫煙シーンは無い。結婚願望が強く、過去に結婚詐欺の被害に遭っている。騙した男をぶちのめすため、憂さ晴らしも兼ねてボクシングジムに通っている。キャラのモデルは江角マキコ[4]
サブキャラクターとして登場。仮面党の一員がかつて自分を騙した結婚詐欺師であると知り、ペルソナで追いかけていた。ペルソナ使いであることは舞耶も知らなかった。
七姉妹学園で事件に巻き込まれたのをきっかけに、舞耶や克哉らと共にJOKERにまつわる一連の事件を追うようになる。自分の将来像を描けず、人生に何の目標も持てずに悩んでおり、心の拠り所を求めている。魅力があり周囲の人気の高い舞耶に、内心嫉妬している。
使用武器は拳。初期ペルソナは「STAR カリスト」。
周防克哉(すおう かつや)
声 - 高田裕司 (『罰』のみ)
周防達哉の兄で、港南警察署刑事課に所属する若き刑事。階級は巡査部長。汚職の罪を着せられ警察を退職した父の冤罪・汚名を晴らすため、自ら夢を捨てて警察官となった。生真面目な性格で口うるさいが、家族に対する愛情は強い。達哉の名前を変更した場合は、それに合わせて苗字が変わる。
サブキャラクターとして登場。素行の良くない達哉に対して辛辣な言葉を浴びせているが、一方で指名手配中の達哉を見て見ぬふりで見逃したり、達哉らが正義の味方だという噂が流れるとそれを密かに喜んだりしていた。
JOKERによる連続殺人事件の捜査から外され、舞耶らと共に独自に事件を追うようになる。猫好きだが猫アレルギーで、好物は甘いものとカレーライス、苦手な食べ物は辛い物。少年時代はパティシエになることを夢見ており、現在でもお菓子作りを趣味にしている。
達哉に対しては辛辣な態度を取っている一方、接し方がやや過保護な一面がある。性格が生真面目であるためか、時折天然ボケ的な言葉を発する。
使用武器は拳銃。初期ペルソナは「JUSTICE ヘリオス」。
パオフゥ
声 - 中田譲治 (『罰』のみ)
掲示板サイトを運営して街中の噂を集める、謎の人物。「パオフゥ」とは中国語で「復讐」を意味する。
噂屋の一人として登場。会話はチャットを通してのみ行われ、直接出会う事は無いが、達哉の回想シーンで若き日のパオフゥらしき青年が登場する。
台湾人を自称し、掲示板サイトを運営する傍ら盗聴バスターも生業にしている。長髪で常にサングラスを掛けて素顔を隠している。斜に構えた酒好き・煙草好きの皮肉屋で、克哉に突っかかることが多い。
その正体は、珠閒瑠地検の元検察官・嵯峨薫(さが かおる)。外務大臣・須藤竜蔵の謀略により闇の世界に身を投じ、それ以来、竜蔵一味への報復だけを目的に生きている。
使用武器はコインなどを飛ばす指弾。初期ペルソナは「HANGEDMAN オデュッセウス」。専用ペルソナ以外の特殊相性(アルカナに依存しない相性を持つ)ペルソナを唯一装着できるキャラでもある。
南条圭(なんじょう けい)
声 - 森川智之 (『罰』のみ)
南条財閥の次期総帥。20歳。聖エルミン学園を首席で卒業し、現在はオックスフォード大学に留学している。卒業を機にバイクツーリングを始め、常にヘルメットと独特なデザインのライダースーツを身に着けている。
サブキャラクターとして登場。一時帰国した際、神取鷹久が生きているという噂を聞き、珠閒瑠市を訪れるが、神取が生きているという噂の正体は神取ではなくレイジであった。
神取が生きているという噂の真偽を独自に調査しており、その過程でエリーと再会、やがて舞耶らと行動を共にするようになる。自分の使う剣術を「南条一刀流」と称している。
使用武器は剣。初期ペルソナは「HIEROPHANT アイゼンミョウオウ」。エリーと同行する場合は仲間にできない。
エリー / 桐島英理子(きりしま えりこ)
声 - 麻見順子 (『罰』のみ)
ファッションモデル。20歳。聖エルミン学園を卒業後、有名女子大に進学し、大学生活を送る傍らでファッション雑誌の人気モデルとして名を馳せている。マキやアヤセとは今でも交流があり、たまに食事をしたりしている。見た目のモデルは山口小夜子[要出典]
サブキャラクターとして登場。キングレオから出された謎かけを解くためにゆきのから連絡を受け、オカルトの知識を活かして達哉たちのサポートを行った。
芸能界に広まるJOKER呪いについて調査している過程で南条と再会、やがて舞耶らと行動を共にするようになる。過去にストーカー被害に遭っており、強いトラウマを抱えている。前作の主人公に現在でも想いを寄せている。
使用武器は突剣。初期ペルソナは「JUDGEMENT ニケー」。南条と同行する場合は仲間にできない。

主なサブキャラクター[編集]

ジョーカー
罪のみ:「ジョーカー様」と呼ばれる儀式を行うことで現れると噂されている仮面の怪人。
彼に叶えたい夢を伝えることによって、その願望を叶えてくれるとされている。しかし、叶えたい夢を言えなかった場合は「影人間」にされ、人間としての存在を消されてしまう。
ラストバタリオン出現時、仮面党員に街を守るように命じたが、自らの意思で守る者、渋々従う者、断固拒否する者と分かれたため、あくまで象徴にすぎない人物だった。また、噂で生み出された存在故に噂に振り回される性質があり、巷に流れる噂によって行動が変化する。
JOKER
罰のみ:「JOKER呪い(まじない)」と呼ばれる儀式を行う事で、望みの相手を殺してくれると噂される謎の存在。ジョーカーを模した紙袋の仮面をかぶっている。
序盤では須藤竜也がJOKERを名乗っていたが、噂が現実化する現象の効果により次第に人間の邪心から生じた「穢れ」の集合体(ペルソナの亜種のようなもの)がJOKERと呼ばれるようになっていった。オールドメイドと呼ばれる特殊スキルにより、他者に憑依することが可能。また、穢れを重ねることで肥大化していき、最後にはメガテンシリーズでのサマエルのような姿となった。
アディショナルシナリオにおいては達哉の罪によって生まれたと語られ、達哉の必殺技であるノヴァサイザーが使えるようになっている。
須藤竜也(すどう たつや)
声 - 中尾隆聖
七姉妹学園OB。28歳。劣悪な家庭環境から精神を病んでおり、「星の魔人・ツィツィミトルからの謎の電波」と称する幻聴に従い犯罪を繰り返してきた。周防達哉と名前が似ている。
罪:仮面党四天王の一人、キング・レオとして登場。現実に迷う若者を仮面党員としている。部下からは「導師(グル)」と呼ばれている。ジョーカーの命に従い、珠閒瑠市各地でテロを起こす。10年前にはアラヤ神社で放火事件を起こし、偶然居合わせた達哉と舞耶を巻き込んでいる。この際、偶然ペルソナを発動させた達哉に顔を焼かれており、その後再会した二人を目の敵にすることになる。
罰:度重なる犯罪行為を父・竜蔵に疎んじられ、蝸牛山の森本病院に監禁される。ある人物にそそのかされ、噂の力によって病院を脱出、瞬間移動・悪魔使役などの特殊能力を使って「JOKER呪い」の下手人として暗躍した。『罰』の世界が正しくないと世間に伝えるため、『罪』世界の歴史に倣い爆弾テロを画策する。結果として、おおむね『罪』世界での顛末をなぞることとなる。さらに、毛嫌いした揚句マフィアをけしかけてきた父親にその行動を利用されていた。
吉栄杏奈(よしざか あんな)
声 - 渡辺久美子 (『罪』のみ)
七姉妹学園3年生。将来を期待された陸上選手だったが、大怪我により選手生命を断たれてしまう。
罪:仮面党四天王の一人、レイディ・スコルピオンとして登場。夢を諦めたものたちを仮面党員としている。怪我で目標を失ってからは無気力となり、自暴自棄な生活を送っていた。ジョーカーにすら「何もせず破滅の時を待ちたい」と投げやりな願いを語っている。選択次第では、シャドウゆきのに精神を壊され、敵として立ちふさがる。
罰:非行に走っているような描写はあるが、『罪』ほど荒れてはいない。『罰』世界の達哉を理解する数少ない人物。達哉とは下の名前で呼び合う。
佐々木銀次(ささき ぎんじ)
声 - 速水奨
音楽プロデューサー。33歳。もともとは一発屋で終わったアーティストだったが、噂の力を利用し敏腕プロデューサーとして返り咲く。
罪:仮面党四天王の一人、プリンス・トーラスとして登場。芸能人を目指すものたちを仮面党員としている。リサとその友人をアイドルグループ「muses」のメンバーとして抜擢、仮面党の計画に利用しようと企む。
仮面党四幹部の中で、杏奈を除いて最後まで生き残るもあっけなく死亡する。
罰:新世塾に操られ、人々の穢れを集めて回る。音楽活動をしている姿はあまり見られないが、「muses」のプロデュースは『罰』世界でも行い、ワンロン占いによって成功している。JSMの影響で無闇にハイテンションな性格となっており、この時の目はかなり常軌を逸している。ゲーム中で遭遇する限りでは、最後のジョーカー使い。
黒須純子(くろす じゅんこ)
声 - 土井美加
黒須淳の母で、ベテラン女優。37歳。モデルは山咲千里[4]
罪:仮面党四天王の一人、クイーン・アクエリアスとして登場。大人を主に仮面党員としている。家庭に対する不満から酒と愛人に溺れてしまうが、「ジョーカー様」の力により全盛期の美貌を手に入れた。
なお、クイーン・アクエリアスは仮面党四天王で唯一戦闘がない。
ジョーカーが実の息子だとは知らずに仮面党員となるが、その正体を知って驚愕し、最後はジョーカー(淳)をかばって聖槍騎士団に刺殺される。しかし、それだけでは足らず、淳の心を傷つけるためにニャルラトホテプにその魂を囚われてしまう。最期には淳の幸せを願っていた。なお、淳はこの時までクイーンが自分の母だとは全く気付いていなかった。
罰:仕事と家庭の両方で成功を収める。しかし、アイドルグループの美貌に嫉妬しており、それが原因でジョーカー使いとなってしまう。なお、罰のファンディスクではブラウンと共にバラエティー番組の司会を務めている。
イシュキック / 星あかり(ほし あかり)
声 - 橘ひかり (『罪』のみ)
罪:オカルト好きな少女。13歳。オカルトに没頭するうち、自分が太古の戦士の生まれ変わりだと思い込むようになり、「ジョーカー様」の力で妄想を現実に変えてしまう。キング・レオ配下のペルソナ使いとして達哉らと敵対するが、キングレオに捨て駒にされ、火に囲まれ危うい所を舞耶に救われ改心する。
罰:妄想気味のコスプレ少女として、メッセンジャーに近い扱いで登場する。
ハンニャ校長 / 反谷孝志(はんや たかし)
声 - 長嶝高士(『罪』のみ)
七姉妹学園校長。『女神異聞録ペルソナ』のハンニャ教頭と同一人物。
罪:七姉妹学園の自由な校風を嫌い厳しい校則を敷くも、「ジョーカー様」の力によって高い支持を受けている。ただし、この洗脳効果はペルソナ使いには効かない模様。実は仮面党の配下で、ジョーカーに命ぜられ達哉を監視していた。彼の使用するペルソナは「ドリルハンニャ」という、神話的繋がりを持たない特殊なペルソナで「暗黒ヤング伝説」という専用スキルを持つ。終盤、撃破後の選択肢によっては人柄が激変して再登場する。その様は、淳に「本当に夢を叶えた数少ない人物」と言われた。
罰:教育方針は『罪』世界と変わらないが、「ジョーカー様」の存在しない『罰』世界では、問題校長として疎んじられている。序盤で「JOKER呪い」の標的となり死亡。
橿原明成(かしはら あきなり)
七姉妹学園に勤める世界史教師で、黒須淳の父。モデルは岩城滉一[4]
罪:熱心なオカルト研究者で、岡村真夜・須藤竜也らと共に、事件の核心に関わる奇書「イン・ラケチ」を執筆した。10年前に学園の時計台で事故死している。夫婦仲のこじれから精神的に疲れており、その反動でよりオカルトに傾倒していった。挙句の果てには息子から「人前に出したくない」、達哉たちへの紹介時に「父親ではなくおじさん」という扱いを受けてしまう。死後はニャルラトホテプに魂を囚われ、淳に対して己の過去を懺悔することとなる。なお、淳はニャルラトホテプの演じる「偽橿原」を父と信じていたため、10年前父が死亡していたことを知らなかった。
「偽橿原」は10年前、達哉たちの間で流れた噂によって生み出されたもう一人の橿原明成。淳に偽りの記憶と悪しき企みを吹き込み、破滅への道を歩ませた張本人である。
罰:死亡事故は発生しておらず、オカルト好きである事を除き人物像は「少し風変わりな先生」程度となっており、優しくて生徒に慕われている。ただし、オカルトが絡むと相当饒舌になる。イン・ラケチはすでに書いているらしいので、須藤とも繋がりがあった可能性があるが、作中では言及されない。なお、周防克哉の高校時代の担任であった。
岡村真夜(おかむら まや)
七姉妹学園に勤める日本史教師で、リサのクラス担任。イデアルエナジーなど非科学的な物に傾倒し、生徒からはイデアル先生と呼ばれている。天野舞耶と似た名前を持つ。
罪:橿原に対し妄信に近い感情を抱いており、彼の研究を裏付ける事柄を前にすると、分別が付かなくなることも。また、彼女はある理由から、黒須純子に激しい嫉妬心を抱いている。
当初は橿原の「託宣を成就させてはならない」という言葉を守るために行動していたが、イン・ラケチが真実だと噂されていくとその思考はむしろ橿原の説を証明すること一点に収束していった。
罰:橿原同様、ストーリーに関わらないサブキャラクターとして登場。『罪』世界と比べ、性格は軟化している。橿原をどう思っているかは不明。
須藤竜蔵(すどう たつぞう)
罪:名前のみ登場。地元有力者で息子の放火事件を権力でもみ消し、周防兄弟の父が失職する要因を作った。
罰:須藤竜也の父で、現職外務大臣。63歳。新世塾の中心となる人物。利己的な性格で、保身の為ならば犯罪も辞さない冷血漢だが、世間ではクリーンな政治家として支持されている。
実は、現在の立場に君臨するために御前から教わった言霊(噂の現実化)の力を利用している。
島津管理官(しまづかんりかん)
声 - 幸野善之
罰のみ:新世塾幹部の一人で、警察庁キャリア。33歳。JOKER殺人事件の指揮を執り、間違っても捕捉されたりしないように見当違いな捜査方針を立てている。JOKERに支配された人間を回収していた。事件の真相に首を挟んでくる克哉を鬱陶しく感じている。
富樫署長(とがししょちょう)
罰のみ:港南署署長。52歳。周防兄弟の父とは同僚で、共に須藤竜也の事件を追っていたが、須藤竜蔵の圧力に屈し周防兄弟の父に冤罪を着せる。それを悔い、「スニーク(卑怯者)」を名乗り克哉に新世塾の情報をリークした。
云豹(ユンパオ)
罰のみ:須藤竜蔵に雇われた台湾マフィアの殺し屋。35歳。5年前、竜蔵の汚職を追っていたパオフゥと浅井美樹を襲撃する。この際、パオフゥはペルソナの発動で自分だけ助かっており、それ以来ペルソナを「制御できない厄介な力」として嫌っている。モデルはユン・ピョウ[要出典]
須藤と組んでいるのは弟を人質に取られているらしいが、最終的に弟がどうなったかは不明。
神取鷹久(かんどり たかひさ)
声 - 小杉十郎太
罰のみ:新世塾幹部の一人。31歳。かつて「セベク・スキャンダル」を引き起こした張本人。ペルソナの知識(人工的なペルソナの付与)を欲した竜蔵により、噂の力で復活させられた。表向きは竜蔵の秘書とされており、「神条久鷹」の偽名を使っている。また、ほぼ目的通りの機能を持たせて完成した「プチ・デヴァシステム」という転送装置ももたらしている。
ニャルラトホテプに魅入られたものの業なのか、サングラスの下には眼球はなく真っ暗な眼窩があるだけである。
新世塾が傾倒している者の実態を既に理解しており、それをあえて飲み込み舞耶らと敵対する。この際に使用するペルソナはニャルラトホテプの化身の一つである「ゴッド神取」。かつての姿そのままではなく、人型で半分ほどニャルラトホテプの姿が混じった形となっている。PSP版で追加されたシナリオでは達哉と一体一で戦闘するシーンもある。
石神千鶴(いしがみ ちづる)
声 - 大塚瑞恵
罰のみ:新世塾幹部の一人で、澄丸清忠に仕えた陰陽師の末裔。式神や結界など様々な術を操ることができる。元派遣社員で竜蔵の愛人。巷で流行しているワンロン占いの創始者で、「ワンロン千鶴」として様々なメディアに取り上げられている。強い霊能力を忌避され、迫害を受けていたが、竜蔵の誘いを受け、社会の穢れを取ることを使命と考える。神取に思いを寄せている。
珠閒瑠テレビでの戦闘では偽者のため、HPが1と簡単に倒せてしまうが、式神がいるため簡単ではない。
菅原陸将(すがわらりくしょう)
罰のみ:新世塾幹部の一人で、陸上自衛隊師団長。55歳。重い病に冒されており、不老不死という報酬を提示され竜蔵に協力する。新世塾の理念を認めているわけではなく、心の中では竜蔵を軽蔑している。
御前(ごぜん)
罰のみ:かつての珠閒瑠の地の武将「澄丸清忠」の首のミイラ。無関係の人から見ればただのミイラだが、須藤らは啓示を受けることができ、行動の指針としている。その正体はニャルラトホテプの眷属であり、彼らが受ける啓示も所詮ニャルラトホテプからの「破滅への誘い」にすぎない。かつてこのミイラを掘り出した現・新世塾幹部にのみその声が聞こえるようになっており、菅原や富樫にはその声は聞こえていなかった。
天野舞姫・周防辰之進・黒田純之助の手で葬られたという伝説は、現在も噂として機能する。
フィレモン
意識と無意識の狭間に住まう、自我の導き手。蝶をかたどった仮面をつけ、顔を隠している。その仮面の下は様々で、壮年の男性だったり青年だったりと、見る人間によって変化する。元ネタは心理学者カール・グスタフ・ユングが自身の夢に現れた老賢者に与えた名[5]
罪:前作同様、主人公達の前に現われ助言を行うが、純粋な協力者ではなかった事があるイベントで明かされる。
罰:力が弱まっており、ぼやけた姿で登場する。登場シーンも非常に少ないが、エクストラダンジョンでは最終ボスとして立ちはだかる。
ニャルラトホテプ
10年も前に「噂が現実化する」異界化を行っていた、全ての黒幕である「這い寄る混沌」。心弱きものを奈落に引きずり込み、全てを破滅させるために行動する。これは人類を滅ぼすためではなく、過負荷を与えることで急激な進化を促すためである。あくまで見守ることを主とするフィレモンとは、お互いに主張をしあっている。
「千の顔を持つ者」の異名にふさわしく、作中では噂によって生み出された存在は全て彼が演じている。偽橿原、ヒトラー、聖槍騎士団、伯爵、御前などがそれである。
彼のもたらす「噂が現実化する」現象の影響度・範囲は凄まじく、珠閒瑠で流れた噂であれば地球丸ごとはおろか天体現象さえも干渉範囲であり、人格や行動などにも影響し基本的に抗うことはできない。『罪』世界で須藤を通じてもたらした啓示「イン・ラケチ」の予言の最後には、「そして、刻は繰り返す。」とあり、実は達哉たちがリセットを行うことも予想済みであったことが示唆されている。これはフィレモンも予想外であり、後手に回る羽目となった。

各施設の人物[編集]

イゴール
ベルベットルームを管理するフィレモンの従者。イビルホンを用いペルソナを生成する。
ベラドンナ
ベルベットルームに住まう歌手の女性。耳を封じ、心の音を奏で歌声で主人公らを導く。
ナナシ
ベルベットルームに住まうピアニスト。目を包帯で封じ、音という真実で主人公らを導く。
悪魔絵師
ベルベットルームに住まう画家。あらゆる種類のタロットカードを創り出せるが、愚者だけは描く事ができず、彼の目標となっている。
元は悪魔の絵を専門に扱うアーティストだったが、ある日キャンパスに青い扉を描き、世間から消えた。モデルは金子一馬[4]
トリッシュ
ダンジョンで回復の泉を経営する妖精。相変わらず法外な代金を請求してくる。『罰』では噂操作によりアイスクリームの販売を始めるが、当然価格は他の飲食店と比べ遥かに高い。続編『3』で同名のTVレポーターが登場している。
轟大助(とどろき だいすけ)
「葛葉探偵事務所」の所長。公称53歳。噂操作を行ってくれる。モデルは中尾彬[4]
白髪でヒゲをたくわえ、メガネをしている中年の太ったおっさん。以前は三流探偵だったが、最近人が変わったようになり優秀な探偵と言われるようになった。
実は『真・女神転生デビルサマナー』に登場した葛葉キョウジの魂が憑依している。
『罪』の世界では10年前にある人物が事故死する要因を作ってしまった。
たまきちゃん
轟所長の助手で、聖エルミン学園OG。本名は内田たまき(うちだ たまき)。懸賞の応募を代行してくれる。『デビルサマナー』に登場するレイ・レイホゥの服装をしており、『真・女神転生if...』では高校生の時に悪魔召還師として覚醒している。モデルは内田有紀[4]
ただしくん
罪:轟所長の助手で、薬局チェーン「サトミタダシ」の一人息子。聖エルミン学園OBで、学生時代からたまきちゃんと交際している。『デビルサマナー』に登場する葛葉キョウジの服装をしている。モデルは里見直[4]
罰:行方不明になっており、作中でその姿を見ることは無い。たまきちゃんとの会話で、名前のみが語られる。
噂屋ネコマタ
罰のみ:たまきちゃんの仲魔で、募金を要求してくる招き猫の声の主。トイレに住み着き、悪魔たちの噂を提供する。
なお、ネコマタから聞いた噂を流してもらうには、特殊な手順を踏む必要がある。
おばちゃん
罪:「ラーメンしらいし」の店主。45歳。バナナチャーシューやあんこギョーザのように甘いものを組み合わせたメニューも作っているが、物によっては毒状態になるほどまずい。スパイやら石油王第三夫人やら若い頃の怪しい話をするのが趣味で、話のひとつが噂となり武器の横流しを行うようになる。なぜか彼女もレイ・レイホゥの服装や髪型をしている。モデルはアトラス第一開発デザインの白石恵。
罰:ラーメン屋は酔っぱらい運転のトラックに突っ込まれて廃業、居酒屋「赤提灯しらいし」として再出発する。怪しい話が好きなのは『罪』世界と同様で、噂によってマンサーチャー業を行うようになる。
サトミ七姉妹
薬局チェーン「サトミタダシ」を経営する姉妹。うち5人がゲームに登場する。洗脳ソングで客をサトミタダシの常連にするのが狙いで、各店舗、曲調が違うアレンジ版が流れている。彼女らの情報網は壮絶で、ただしくんの電車内での表情まで把握できているとのこと。なお、ただしくんは三女の息子にあたる。
また、店内で流れている音楽は、一部の店舗のみ『罪』と『罰』で曲調が違うものになっている。
トクさん
噂屋として活動するホームレス。45歳。かつては某大学医学部の助教授だったが、人間関係に嫌気が指し自由人となる。罪では本丸公園を根城としていたが、罰では工事で追い出されたためにしらいしにいる。
横内健太(よこうち けんた)
聖エルミン学園OB。20歳。通称「トロ」。卒業後は営業職に就き、ペルソナの特殊能力を活かし敏腕セールスマンとして成功を収めた。仕事を早めに終わらせ、がってん寿司でたらふく食事をするのが日課となっている。なお、彼がペルソナ絡みで騒動を起こすのは異聞録の「雪の女王編」のみだが、南条からはその暴走に立ち会ったという話を聞く事ができる。
上田知香(うえだ ちか)
七姉妹学園1年生。新聞部の部員。噂屋として活動している。15歳。通称「チカリン」。情報収集力はすさまじく、ハナジーも一目置いている。罪・罰ともにピースダイナーで出会うことができる。モデルは篠原ともえ[4]
珠閒瑠ジプシー / 珠閒瑠ジニー
罪:港南区に店を構える占い師で、噂屋としても活動している。31歳。タロットカードと水晶玉を使った独特の占いを行い、良く当たると噂になっている。夜は「アニタ」という名前でニューハーフパブで働いている。
罰:「珠閒瑠ジニー」の名で占いの館を経営しているが、ワンロン占いの流行により「まるで当たらない占い師」と噂され、落ちぶれている。「ワンロン占いをするようになった」という噂を流すと、ワンロン占いをしてくれるようになり、経験値増加などの効果を得られるようになる。
三科寛吉(みしな かんきち)
声 - 丸山詠二(『罪』のみ)
「がってん寿司」店主で栄吉の父。47歳。栄吉いわく「柔道・空手・カポエラ合わせて18段」という武道家。だが実際はそろばんの級ぐらいしか持っておらず、客が喧嘩した際には店の奥でガタガタ震えていたらしい。
栄吉が仲間にならない『罰』では、名称が「板さん」という表記になる。
口笛店主
ミリタリーショップ「東亜ディフェンス」店主。37歳。無愛想で接客態度も悪いが、稀に心優しい一面を見せる。ちなみに息子がおり、同じく無愛想。
Mr.富(ミスター・とみ)
「富永カイロプラクティック」整体師。34歳。本場アメリカ仕込み、という点に強いこだわりを持つ。「直せぬ病が無い」という宣伝文句を鵜呑みにした老人たちから噂が広まり、回復屋となる。
伯爵
空き店舗に一夜にして現われたという、謎のアンティークショップ「時間城」店主。実はある人物の化身のひとつ。罪では武器屋の一角、罰ではカードの販売と複製を担当する。
マヌカン(ロサ・カンディーダ)
「ロサ・カンディータ」店主。前作に出てきた同店のチェーン店。26歳の双子で2人とも別店舗で勤務している。前髪で目を隠しており、どういう顔をしているのか不明。取り扱っている商品が独創的なデザインであるため一部には「ぶっとんだセンス」と称されている。
香さん
アロマセラピーショップ「kaori」店主。25歳。夫婦で店を経営していたが、夫を事故で失い、独りで店を切り盛りしている。彼女の性格からか、アロマテラピーで体力が回復するという噂が広まった。また、罰においては新たに噂を流すことで任意のアルカナの悪魔との遭遇率を操作するアロマテラピーも行えるようになる。
トニー
露天「トニーズショップ」を経営する、怪しげな外国人。27歳。よく女子高生相手に強引にアクセサリーを売りつけている。そのため評判は芳しくなく、マフィアの武器商人やら女性を拉致して海外に売り飛ばすやらの噂が広まった。
アルバイター
ファーストフード店「ピースダイナー」で働く少女。19歳。時代劇が大好きで、それが誇張されて噂となり「〜でござる」口調になってしまう。
あんちゃん
日焼けサロン「ビキニライン」店員。31歳。客をナンパしたり、出任せばかり言うことで有名。日焼けで体力が回復するという彼の出任せ話が女子高生らに噂として広まり、回復施設となった。
せりーぬ・田崎( - たざき)[6]
夢崎区CDショップ「ギガ・マッチョ」店員。30歳。キャバクラなど職を転々とし今の職に落ち着いた。「にょ」などの特徴的な語尾を使う。婚活に必死で、目標は一戸建て。自宅では2人の居候と熱帯魚と2匹のフェレットがいる。
店長
ゲームセンター「ムー大陸」店長。29歳。葉巻をくわえ、愚痴を言いながら店頭に立っている。実は子供好きで、店に訪れる子供たちに菓子を配っている。その一方で、子供たちにギャンブルの厳しさを突きつける事も。
黎子さん(柊黎子)
「柊サイコセラピー」カウンセラー。26歳。あらゆる心理療法をマスターし、童話をイメージした独自の催眠イメージ療法を得意とし、彼女とのカウンセリングで癒された人々により、噂が広まった。
やる気のないボーイ
ネットカフェ「ダブル・スラッシュ」店員。22歳。やる気がなく全て投げやりだが、実は魔王を倒す勇者になりたいという夢がある。
マスター(ジョリー・ロジャー)
喫茶店「ジョニー・ロジャー」店主。44歳。元サルベージ船船長。自らを7つの海をかける冒険家とし、店内も海賊船を意識した作りにされている。『罰』では、噂屋としても活動している。
店のカウンターには『ソウルハッカーズ』に登場する「業魔殿」の模型が展示されているが、同作品との関連は不明。
ギャルソン副島( - そえじま)
フレンチレストラン「クレール・ド・リュンヌ」給仕。35歳。かつて食あたりした牡蠣が苦手。モデルは副島成記[4]
ゴロツキが店内で暴れた際に、テーブルナイフとフォークで立ち回り「丁重にお帰り頂いた」という武勇伝から「地獄のギャルソン」と呼ばれる。現在ではあだ名だけが一人歩きし、フランス外人部隊の出身などと噂されている。舞耶とは、くさやが苦手だと知っている程度には面識がある。
過去には『ソウルハッカーズ』の村正と同じレストランで働いていた。
エステティシャン
エステティックサロン「エテーリア」の従業員。28歳。錬金術を応用したエーテルエステを売りにしており、美容効果だけでなく、怪我や病気も治ると噂されている。
マヌカン(アニマ・ムンディ)
罪のみ:「アニマ・ムンディ」の従業員。22歳。美大を卒業したばかりの女性店員で、副業で同人漫画家をしている。彼女のイラストから服装が防具という噂が広まった。達哉のような年下の美男子を見るといじめて欲しくなる変人で、リサに対し嫉妬している。
テイラー
罪のみ:仕立て屋「倫敦屋」店主。77歳。本場イギリス仕込みの仕立てが自慢で、皇室御用達の看板を頂いた経歴もある。現在は仕立ては息子に譲るも接客は自ら行う。座右の銘は「鎧からウエディングドレスまで仕立て上げます」。
マスター(パラベラム)
罰のみ:バー「パラベラム」の店主。パオフゥが流した噂によって、武器の販売を始める。扱うカクテルすべてに銃器関連の名前をつけるほどのガンマニア。
ジュエリーデザイナー
罰のみ:貴金属店「パパラチャ」のデザイナー。あらゆる鉱物の精錬、加工技術を有し、噂によって武器や防具の作成まで行うようになった。
噂好きのバーテン
罰のみ:高級バー「エボニー」のバーテンを務める女性。噂屋としても活動する。あるイベントで店を失う。
サラーム・ラディーン
罰のみ:「エボニー」の常連客で、中東の金持ち。かつて神の言葉を信じ金鉱を掘り当て、一代にして億万長者に。慈善事業で世界を駆け回る反面、女性を口説き部屋に連れ込もうとする。噂を流すことで地図コレクターになり、ダンジョンを歩き回って地図を埋めればカードセットをくれる。PS版ではFOOLを正規の方法以外で手に入れる唯一の手段である。PSP版ではアディショナルシナリオでも入手可能。
ミツギモトコ
罪(PSP版)のみ:珠閒瑠クライマックスシアターのガイドを務める女性。映画のフィルムを模した衣装を着用している。名前は片仮名表記。クエストを一定回数こなしランクを上げていくと、それに伴って彼女のセリフも変化していく。
なお、彼女のイラストは、副島成記がリメイク用に描き下ろしたものである。

その他[編集]

高見冴子(たかみ さえこ)
七姉妹学園に勤める教師で、達哉のクラス担任。28歳。1年前に聖エルミン学園から転任してきた。親からの結婚の催促より吉栄と周防の将来を案じている。ラスト・バタリオンに学園が襲撃された折には、援軍の到来まで単身生徒たちを守り続けた。
華小路雅(はなのこうじ みやび)
七姉妹学園2年生。新聞部の部長を勤めるスマートな少女。
罪:授業中に転んで鼻血を出した事から「ハナジー」と呼ばれる。ハンバーガー好きな巨漢。栄吉の子分・ケンたちが達哉との決闘を仕組んだ際に誘拐(食べ物で釣った)され、ジョーカー事件に巻き込まれる。
栄吉とは小学校の同級生。いじめっ子にからかわれた際に栄吉を傷つける発言をしてしまい、その罪滅ぼしにと太ってしまう。
罰:『罪』世界での確執がすべて無かった事にされており、栄吉とも良好な関係を築いている。
柴田麻美(しばた あさみ)
リサのクラスメイト。通称あさっち。お姉さん肌で友達思いな性格。料理も得意。将来はジャズシンガーになりたいと思っている。
荻嶋未歩(おぎしま みほ)
リサのクラスメイト。通称みーぽ。成績は悪いが運動神経が良く、食欲旺盛。ある俳優の大ファンでアイドルになる夢を持つ。
ノリコ / 片山典子(かたやま のりこ)
声 - 水橋かおり(『罰』のみ)
七姉妹学園2年生。陸上部所属。先輩部員の吉栄杏奈に憧れており、復帰を願い説得を続ける。
罪:モブキャラクターとして登場。フルネームの設定は存在しなかった。
罰:公然と杏奈を中傷したハンニャ校長や杏奈のひき逃げ犯に憤慨し「JOKER呪い」を行う。後に噂によってJOKERに支配され、云豹一味に拉致される。
杉本浩樹(すぎもと ひろき)
声 - 山田義春
春日山高校2年生。卑劣な性格で、弱い者いじめが好き。それが原因で中学時代に栄吉に絞められ、付き合っていた彼女の前でパンツを脱がされるという仕打ちを受けた。
罪:栄吉に復讐するため「カス校のヘッドは番長よりも強い」という噂を流す。が、栄吉が番長を廃業したことで噂を無効化されて逆転される。
罰:「JOKER呪い」を利用して栄吉を始末しようとするが失敗、噂によってJOKERに支配されてしまう。のちに新世塾に捕らえられて悪魔化され、最終的にどうなったか不明だが、同様の症状である宮代詩織はイゴールには救出不可能だった。
井上康夫(いのうえ やすお)
声 - 北島淳司(『罪』のみ)
春日山高校2年生。気弱な性格で、極度の緊張から高校受験に失敗し、やむなくカス高に入学した。
罪:ジョーカーに力を貰い、敏腕生徒会長として七姉妹学園の学園祭を失敗へ追いやり、自校の学園祭を成功に導こうとする。
罰:生徒会長でもなんでもない、普通の生徒として登場。夢や希望を持ってはいるが、その性格が災いして何も行動を起こせず、悶々とした生活を過ごしている。
ケン
春日山高校2年生。栄吉の舎弟。かつて12人の不良連中にからまれた際、栄吉に助けられる。将来の夢はプロボクサーで、リング入場曲を栄吉に歌ってもらうのが夢。
栄吉のバンドに七姉妹学園で有名な達哉を加入させるため、ハナジーを利用し達哉を呼びつけた。
ジョーカーを呼び出すも、驚きのあまり夢を告げることができずに他の二人とともに影人間にされた。
ショーゴ
春日山高校2年生。栄吉の舎弟。クラスでいじめられていた所を栄吉に助けられる。将来の夢はがってん寿司を継ぐこと。
タケシ
春日山高校2年生。栄吉の舎弟。貧乏でバイト代をカツアゲしている所を栄吉に助けられる。将来の夢は医者になること。金持ちになって母に楽をさせたいと考えている。なお、母は貧乏を乗り越えるために「ジョーカー様」を行っていた。
藤井俊介(ふじい しゅんすけ)
フリーのカメラマン。32歳。気さくな性格で舞耶を「マッキー」、ゆきのを「ユッキー」と呼んでいる。ゆきのから好意を抱かれており、また自分もゆきのに好意を抱いているが、ゆきのの人生を縛りたくないと考え、あえて気付かない振りをしている。なお、罪ではあるイベントで死亡してしまう。
牧村洋一(まきむら よういち)
結婚詐欺師。27歳。爽やかな顔立ちと口車で女を騙すのが得意。うららも彼の被害に遭っている。元々はブサイクで女に貢いでばかりいた。モデルは羽賀研二[4]
罪:ジョーカーに力を貰い、上記のような色男になった。クイーン・アクエリアス配下のペルソナ使いとして、キング・レオが仕掛けた起爆装置を探す達哉一行を迎撃すべく、夢崎区のスポーツジムで待ち構えていた。
罰:達哉たちがそのことを知らないせいか元々この顔で登場。こちら側でも相変わらず結婚詐欺を繰り返していたが、うららのJOKER化と舞耶のデジャヴュにより年貢の納め時となる。
園村麻希(そのむら まき)
聖エルミン学園OG。20歳。国立大学の心理学科に所属。かつての経験を生かし「柊サイコセラピー」にて助手を務める。
上杉秀彦(うえすぎ ひでひこ)
聖エルミン学園OB。19歳。「ブラウン」を芸名にして芸能デビュー、ルックスの良さと寒いオヤジギャグのミスマッチで人気を博している。
城戸玲司(きど れいじ)
聖エルミン学園OB。20歳。高校卒業後は営業職に就くが、ぶっきらぼうな性格が災いし仕事はうまくいかず、同じ会社で働くトロからも半ば諦観されている。現在、2歳年上の母親似の女性と交際中。リサ曰く、裸番長と言われ、そのグローブは伝説となっている。
天野将隆(あまの まさたか)
罪のみ:天野舞耶の父親。舞耶が8歳のとき、アフガニスタンの銃撃戦に巻き込まれ死亡。38歳没。
スティーブン・シルバーマン
罪のみ:リサの父親で、日本びいきのアメリカ人。43歳。外資系貿易会社の取締役専務であり、職場では滑らかな英語を使うが、家では一切英語を使わない。妻とともに、普段は着物を着こんでいる。アメリカ海軍特殊部隊に属した過去を持ち、ラスト・バタリオンが攻め寄せた際に軽く倒している。モデルはスティーブン・セガール[4]
罪では、彼の家が懸賞の郵送先となる。
住職
罪のみ:「豪傑寺」の住職。68歳。古流武術の達人で、小坊主を連れよく木から木へ山猿のように飛び移っている。その人間離れした姿が、ある悪魔の噂元になった。藤井俊介と親交があり、彼を息子のように思っている。
ヒトラー(PSP版ではフューラー)
罪のみ:噂により出現したラスト・バタリオン総帥。当然アドルフ・ヒトラー本人ではなく、ある人物の化身のひとつに過ぎない。
オリジナルのロンギヌスをふるい、ロンギヌス1(アインス)が持っているアイテム「スピリットリヴ」を使わない限り解除されないペルソナ封じを仕掛けてくる。実はこのロンギヌスの槍には「刺されたら止めどなく血と水が溢れだし続ける」という噂の力が宿っており、戦闘中ではその効果を発揮しないものの、急所に受けるとペルソナによる治癒すら効かず確実に致命傷となる。
聖槍騎士団「ロンギヌス13」
罪のみ:ラストバタリオンに所属するパワードスーツ部隊。ロンギヌスの複製品を装備し、ペルソナを封じる攻撃を仕掛けてくる。声や性能に多少の際があり、女性などもいるが全てヒトラー同様化身の一つである。なお、おそらく隊長であるロンギヌス1のみ白い機体となっている。
流星野郎(りゅうせいやろう)
罪:人気ラジオ番組「流星野郎のSOUND MAX」のパーソナリティー。34歳。某ゲームメーカー広報営業をクビになり、心機一転と入ったラジオ業界で大成功。現在はラジオ番組2本以外に、テレビのナレーションやイベント司会など多忙な日々を送る。モデルは相原誠吾。
罰:ゲーム本編には一切登場せず、隠しモードでのみその姿を見られる。
水野編集長(みずのへんしゅうちょう)
罰のみ:「クーレスト」の編集部長。34歳。発行部数を伸ばす事しか頭に無く、方針の違いから舞耶とは頻繁に衝突している。しかし、疎んでいるだけというわけではないのか、JOKERの取材に出たきり帰ってこない舞耶のことをワンロン千鶴に占ってもらったり、「男にだまされないように」と忠告したりしている。
松岡(まつおか)
罰のみ:南条家の執事・山岡の死後、南条のお目付役になった男。37歳。山岡と違い、南条個人よりも会社の意向を重んじた言動をとる。ただし、南条を一方的に否定しているわけではなく、それなりの信頼関係はあるらしい。
桑原真(くわはら まこと)
声 - 鈴木勝美
罰のみ:エリーに対し、ストーカー行為を働いていた男。24歳。ストーキングの末にエリーの自宅に上がり込む暴挙を働き、ペルソナ能力で散々に打ちのめされる。それ以降、2度とエリーに近寄らないことを誓い、ストーカーから足を洗う。しかし、その恐怖はエリーの心に深く刻まれており、ワンロン千鶴に利用されることになる。
浅井美樹(あさい みき)
罰のみ:パオフゥが検察官として働いていた頃、助手を務めた検察事務官。須藤竜蔵の不正を暴こうとするも、元豹らの襲撃を受け死亡する。
澄丸清忠(すまる きよただ)
罰のみ:戦国時代に、現在の珠閒瑠市一帯を支配していた暴君。望龍術を悪用し天下統一を狙うも、周防辰之進の謀反に阻まれ死亡した。その遺体は即身仏にされた。
20年前の珠閒瑠市地下鉄計画の際に発掘され、「御前」として須藤竜蔵らに語りかける(ただし、本当に清忠が啓示を与えたわけではない)。以来、新世塾において御神体として狂信的に信仰を受ける。
なお、本丸公園は清忠の居城・珠閒瑠城跡である。
周防辰之進(すおう たつのしん)
罰のみ:澄丸清忠の家臣。清忠の暴政に謀反を起こす。周防兄弟の先祖とされている。条件を満たす事で、ペルソナとして使用できる。
なお、後述の天野舞姫、黒田純之介もそうだが、清忠とは違いストーリーにはあまり関わっていないキャラクターである。
天野舞姫(あまの まいひめ)
罰のみ:澄丸清忠分家の姫君。周防辰之進と共に謀反を起こす。舞耶の先祖とされている。条件を満たす事で、ペルソナとして使用できる。
「本丸公園でデートするとカップルが破局する」という噂は、辰之進と舞姫の伝承が基になっている。ある人物から聞ける話によると、周防辰之進をかばい澄丸清忠に胸を刺されて死んだらしい。
黒田純之介(くろだ じゅんのすけ)
罰のみ:周防辰之進に仕える忍者。条件を満たす事で、ペルソナとして使用できる。辰之進と舞姫の子供を連れて脱出し、出家後は豪傑寺に伝わる武術の始祖となり、住職はその子孫である。
X-1
罰のみ:陸上自衛隊が開発した対ペルソナ兵器。能力は『罪』の聖槍騎士団と酷似し、「ムラマサコピー」によってペルソナ能力を封じにくる。キャラクターとしての個性付けはなく、設定上は悪魔に近い。
正確な兵器分類は「人型戦車」。駆動系を制御するために人間の脊髄を移植しているという、非人道兵器である。
潜水艦のような外見と機能を持つ、上位機種「X-2」が存在する。
ピアスの少年
罰のみ:前作『女神異聞録ペルソナ』の主人公。南条、エリーの回想シーンにのみ登場。クリア後、顔こそ見せないがエリーたちと再会する。
山岡(やまおか)
罰のみ:'南条の執事。前作『女神異聞録ペルソナ』で既に死亡しているが、南条専用のペルソナ「ヤマオカ」として登場する。

PSP版の新キャラクター[編集]

PSP版『罰』の追加要素である「アディショナルシナリオ」にのみ登場する新規キャラクター。キャラクターデザイン担当は『カドゥケウス』シリーズの土居政之

宮代詩織(みやしろ しおり)
港南警察署の少年課に所属する女性。階級は巡査。
十年前に弟の拓也が須藤竜也に殺され、独自に竜也ことJOKERを追う。JOKERと遭遇しようとするも危機に陥ったところで達哉と出会い、関わりを持つ。
ある理由で達哉と契約を結び、自宅に戻れない彼に寝床を提供していたが、JOKER呪いを行っていたためJOKERと化してしまい、新世塾に囚われ悪魔化させられる。その後、達哉によって救出されてイゴールの下に預けられ、達哉たちは普遍的無意識に散逸した彼女の意識を探しに行くことになる。
中村浩次(なかむら こうじ)
クラブ・ゾディアックのバイト店員。
面倒ごとを避けようと、店にやってきた詩織を適当にあしらおうとするがクラブの風営法違反を指摘され、渋々VIPフロアへの通路を通す。
中年のガードマン
達哉・克哉兄弟の父親。元港南署の刑事。
須藤竜蔵の脅迫に屈し謂れのない濡れ衣を着せられ失職、富樫や家族を竜蔵の手から守るために半ば自ら罪をかぶった。現在はしがない警備員を勤めている。
詩織を通じて「向こう側」の情報を知り、家内とともに達哉を見守ることにする。
X-0
理学研究所で襲いかかってくる前述のX-1のプロトタイプ。
試作機であるためか核熱属性に弱い。
スワーミ・チャンドラプトラ
インドからやってきた伝説のペルソナ使い、本名はランドルフ・カーター。
悪魔化され普遍的無意識に精神を散り散りにされた詩織を助けるため、自分の弟子も助ける条件で達哉達にカダス・マンダラへの道を開く。
元典はH・P・ラヴクラフトの作品『The Dream-Quest of Unknown Kadath(幻夢境カダスを求めて/1926-27)』の主人公ランドルフ・カーター。
猫中将ズーラ
ウルタール猫軍の中将。幻夢境と呼ばれる普遍的無意識の中層でズーグ族と戦っている。カダス・マンダラにやってきた達哉達に無意識の世界を案内する。
元典は前述と同じく『The Dream-Quest of Unknown Kadath』に登場するキャラクターから。
深淵の大帝ノーデンス
旧神の一柱、ペルソナ2における彼はニャルラトホテプと対立するフィレモンの化身に設定されている。
無貌の神(むぼうのかみ)
ニャルラトホテプの無数ある化身の一つ、旧支配者の一柱である。
その風貌は『真・女神転生II』と『デビルサバイバー』のイラストが使用されている。

作中用語[編集]

悪魔
普遍的無意識内に渦巻く、数々の“悪魔的元型”が実体化したもの=神も悪魔も人の心の中にしかいない[7]
ペルソナ
神や悪魔の力を持つ、もう一つの人格。上記の"悪魔的元型"の侵略から自我を守る者として機能する、自我によってコントロールされたもうひとつの悪魔的元型である[7]
ラデン語「仮面」を意味する言葉で、後に心理学者カール・グスタフ・ユングは人が現実と対峙する際に身につける「仮面」もしくは「人格」を「ペルソナ」と呼んだ。人は一生を通じて数多くのペルソナを身につけ、場合によってはいくつかを同時にあわせ持つことがある。ペルソナは「元型」を取るが、「元型」には神話の神々も多い。ゲームにおけるペルソナがまったく同一のものとはいえないが、共通する部分は多い[8]
また、伝承が伝えられる人間もペルソナになり得るが、唯一の例外は「ヤマオカ」。知名度があるわけでも伝承が伝わっているわけでもない“ただの人間”がペルソナと化した稀有な例である。
過去に「ペルソナ様」と呼ばれる呪い(まじない)を行った者が、夢に現れるフィレモンに自分の名前を告げることで素養を得ることができる特殊能力。発動には、それとは別に危機的状況に陥る必要がある。ニャルラトホテプから力を受ける場合は不明。
いわゆる魔法の行使が可能となるほか、身体能力の強化・ペルソナの腕を伸ばして物を掴むと言ったことも可能。
ペルソナ使い同士が接近すると共鳴し、ある程度その所在を掴むことができる。また、熟練者は共鳴を抑えることが可能で、より深く読むことで戦闘向きか否か・過去にどんなペルソナ使いと接触したかなどを把握することが可能。
漫画『ペルソナ 罪と罰』では数十人程度はいたとされており、グリムリーパーによってペルソナを狩られたペルソナ使いは意識不明に陥っていた。事件解決後はどうなったのか不明。
噂の現実化
ニャルラトホテプによって、10年前から仕組まれた異界化現象。真実か否か不明な情報が「噂」であるため、真実から生まれた噂なのか噂から生まれた真実なのか判別不能。そのため、10年間どれほど街に影響を与えたかは不明である。
ある程度「噂」が拡散しないと効果を発揮しないため、恐怖や興味を煽るような内容でなければならない。さらに、真実味が必要であり、荒唐無稽な噂を流す為には下準備が必要となる。逆に、広まってしまえばその現象に抗うことは基本的に不可能。因果律や確率を無視し、無から有を生み出すことも可能で、ある建造物が存在しないことを知っている人物がいたとしても、それを無視して実在化する。ただし、珠閒瑠市が普遍的無意識の深層に飲み込まれた際は、店舗類を除き噂によって生み出されたものの多くが消滅した。
なお、お互い相反する噂が流れた場合、それを補完する噂が流れて双方が現実化する、というパターンも存在する。これにより、「テロリスト」と「正義の味方」という噂が流れた達哉たちは、本人とは別にシャドウ達哉たちが生み出された。
本来存在しない人物または存在はしているが別物とされる人物の場合、ほぼ全てニャルラトホテプが演じることになる。例外はシャドウ達哉たちで、こちらは本人の負の面が宿った。
また、存在しない建造物の場合は、普遍的無意識に近づくために「思考が現実になる」という特殊な空間と化す場合がある。
悪魔の間に流れる噂も対象であり、噂を流すことで特定の悪魔に特殊な魔法を習得させることができる。
仮面党
ジョーカー率いられ、イデアルエナジーという夢見る力を集め、イン・ラケチの予言実現を目指す組織。集会場所こそあるものの、明確な拠点が存在するか不明。
須藤ら4人を幹部としていたが、のちにシャドウ達哉たちが加わることになる。
『罰』では本編では仮面党自体登場しないが、エクストラダンジョンで「カメーン」で敵キャラクターとして登場する。
イン・ラケチ
橿原明成、岡村真夜、須藤竜也の3人が執筆した本。「地球文明は宇宙人によってもたらされた」、「珠閒瑠市の地下に宇宙船が眠っている」など、“トンデモ本”と称される。
破滅に至る予言が記されており、仮面党の行動指針となっている。『罰』世界でも執筆されているが、精神が正常なままだった橿原からは若気の至り程度の扱いとなっている。
ジョーカー様
『罪』世界に登場。自分の携帯から自分の携帯番号に電話をかけ、「どちらにいらっしゃいますか?」と居場所を問うことでジョーカーを呼び出す儀式。この際、呼び出した人数と同じだけ、呼び出した者の背後にジョーカーが出現する。ジョーカーに夢を告げるとでたらめな内容であってもその夢は叶えられ、同時に仮面党への所属を命じられる(どこに所属するかは叶えた夢の種類による)。この際、魔法使用・悪魔使役のためのカードを与えられる。
夢を告げることができなかった場合、影人間とされてしまう。影人間となったあとは動くこともできないほど無気力になり、徐々に周囲の人たちから名前や存在が忘れられていき、最後はペルソナ使いすらその存在を感知することができなくなる。自分の影人間化をある程度自覚できる人間もいるが、大抵は絶望感に打ちひしがれており、結局は同じ末路をたどる。さらに、夢を叶えたとしてもそれによって生きる目標を失ったものも絶望に苛まれ、最終的には影人間になってしまう。
新世塾
10年前から暗躍する秘密組織。初期の幹部たちは御前からの託宣を受け取り、現在の地位を築いた。現在、自衛隊や警察などを取り込み、「無原罪の世界」を目指して行動している。自衛隊をはじめとする実行部隊は天誅軍と呼ばれている。その大掛かりな組織は計画遂行のためはもちろんのこと、明るみに出た際に噂実現の真実味として機能させるために存在している。
仮面党の代わりとして表舞台に出てくることになったが、仮面党と違い「魔法を使わない」、「拠点が確実に存在している」といった違いが存在する。
JOKER呪い(まじない)
『罰』世界に登場。概ね「ジョーカー様」と同じだが、殺したい相手を告げることで殺人委託を行う。『罪』とは違い、告げるのに失敗した例などは特に発生していない。また、噂によって徐々に手口が残忍になっている。
元々は須藤竜也が『罪』世界をなぞるために行ったものだが、裏で新世塾によって利用され「JOKER呪いをした人間がJOKERになる」という噂が流れたことにより、JOKER使いが大量に発生することになる。
様々な影響力を持つ新世塾によって通話記録を調べられ、マフィアによってJOKER使いは拉致されて悪魔化をはじめとする人体実験を受けた。
JSM
ジョーカー分離マシン。その名の通りジョーカーを切り離す装置であるが、ジョーカーの本質である「穢れ」を切り離す装置でもあるため対象がJOKER使いでなくても使用できる。
講演会などでは女禍と相対する「伏羲」の像として置かれ、一般市民から穢れを集めている。穢れを切り離された人間は、舞耶の口癖でもある「レッツ・ポジティブシンキング」と叫び、変に前向きになる。
穢れはチェンバーに収められているが、その中で蠢く黒い体に赤く光る眼は、ペルソナ3,4でのシャドウを思わせる姿である。チェンバーを破壊されると、手近な人間に憑依してJOKER使いとなる。
神取の残した資料を基に作成されたとされているが、漫画『ペルソナ 罪と罰』のエピローグでは、ペルソナを刈り取る「グリムリーパー」や「黒システム」の資料が南条家を通じてもたらされ、それを利用して作られたことが語られている。なお、ペルソナ3に存在した桐条グループの「シャドウを現実空間に留めて生成するシステム」と似ているが、関連は不明。

舞台設定[編集]

珠閒瑠市(すまるし)
人口128万人を誇る政令指定都市。珠閒瑠とは、スバル=プレデアス星団の別名である。また、街の中心部を流る川は七夕川と呼ばれ、いずれも星々に縁の深い名がつけられている。真円を基本とした区画整理は戦国時代からの名残で、現在は出版局やテレビ局、新聞社などのメディア企業が位置する大都市に成長している。一般的な顔は、人々の活発な暮らしを感じさせる魅力的な街として描かれている。そのイメージは、東京都を彷彿とさせている[9]。後に、『罪』では「シバルバー」、『罰』は「アメノトリフネ」として浮上する。
蓮華台(れんげだい)
珠閒瑠市の中心部、七夕川の北側に位置する地区。エリート高校の七姉妹学園、アーケード街のロータス、本丸公園、アラヤ神社などがある住宅街。『罰』では、がってん寿司が出店している。モデルとなった地区は山手町[9]。『罰』では、本丸公園は閉鎖されアメノトリフネ浮上後に珠閒瑠城が建つ。
平坂区(ひらさかく)
春日山高校(かすがやまこうこう)がある地区。商店街のカメヤ横丁(アメヤ横丁が元ネタ)にはラーメンしらいし、東亜ディフェンス、サトミタダシ平坂店、富永カイロプラクティック、また『罪』では加えてがってん寿司[10]、葛葉探偵事務所といった店が並んでおり、下町といった風情。『罰』ではラーメンしらいしは赤提灯しらいしになる。モデルは台東区である[9]
夢崎区(ゆめざきく)
市の繁華街。パチンコ・シルバーやCDショップのギガ・マッチョ、アミューズメントパーク・ムー大陸などの店が並んでおり、若者達も多い。夢崎センター街(渋谷センター街が元ネタである)にも様々な店舗が並んでいる。モデルは渋谷区[9]
青葉区(あおばく)[11]
市の東側に位置する区でキスメット出版や珠閒瑠TVといったマスコミ関連の建物がある。青葉公園にある野外音楽堂ではアイドルグループのコンサートなども行われている。青葉通りの商店街にはフレンチレストラン、クレール・ド・リュンヌ、エステサロン・エテーリア、インターネットカフェ・ダブル・スラッシュなどのお店がある。『罰』では葛葉探偵事務所があり、内装も『罪』と比べ豪華である。青山がモデルとなっている[9]
港南区(こうなんく)[12]
市の南側にある区で克哉が勤務している港南警察署があり、シーサイドモールにはジョリー・ロジャー、珠閒瑠ジプシー、柊サイコセラピー、倫敦屋(『罰』では存在しない)などの店がある。南側には空の科学館もある。『罰』及び『罪』(PSP版)では珠閒瑠ジプシーは珠閒瑠ジニーに名前が変更されている。お台場エリアがモデルとなっている[9]
蝸牛山(かたつむりやま)
市郊外にある山。『罪』では噂によって登場したラスト・バタリオン及びジョーカー率いる仮面党がここの頂上に現れたカラコルを目指しており、達哉達と激しい戦いを繰り広げる。『罰』では須藤竜也が入院している森本病院があり、パオフゥと合流した舞耶達の次の目的地となる。いずれにしてもイベントクリア後には入れなくなる地域でもある。
鳴海区(なるみく)
『罰』のみ登場。新規に開発された地域で、理学研究所や地下鉄工事現場などがある。ヨットハーバーには、南条愛用のクルーザーが停泊しており、日輪丸潜入の際にはこれに乗り込むこととなる。ホテル・プレアデスには、クレール・ド・リュンヌ、エボニー、パパラチャなどのお店がある。湾岸付近にあるため、アメノトリフネ浮上後は進入不可能となる。
シアター
フルネームは珠閒瑠クライマックスシアター。『罪(PSP版)』のみ登場。珠閒瑠市のどこかに存在する[13]。最新鋭の映画技術を利用していることから「本当に体験しているようだ」と巷で噂になった。また、条件を満たすことでシナリオを任意に作成することができるようになる。

スタッフ[編集]

PS版
PSP版
  • ディレクター - 目黒将司
  • 罪:ダウンロードクエストシナリオ - 里見直(「暗影 I - III」のみ担当)
  • 罰:アディショナルシナリオ - 里見直
  • 罰:新規キャラクター原画 - 土居政之
  • 罪:BGM - 喜多條敦志小西利樹小塚良太、目黒将司
  • 罰:BGM - 小西利樹、喜多條敦志

関連商品[編集]

小説[編集]

ペルソナ2 罪が与えし罰(上巻・下巻)
著者は南原順、挿画は上田信舟スクウェア・エニックスGファンタジーノベルズから刊行。
ペルソナ2罪からペルソナ2罰までに空いている期間を書き起こしている。
電撃ゲーム文庫 ペルソナ2 罪 / ペルソナ2 罰
著者は高瀬美恵、表紙および口絵イラストは金子一馬、本文イラストは菅原健メディアワークス電撃文庫から発売。
後に携帯電話で読める小説「デジタルノベル」としてメガテンαにて配信されているメディアミックス作品。
内容はゲーム本編に準拠しているが、ゲームではサブキャラクターの一人だった吉栄杏奈の視点から描かれたストーリーとなっている(ただし、公式な設定で描かれた内容ではない)。
PSP版リメイクにあわせ、『罪』の新装版も2011年に刊行されているが、新装版ではリメイクに合わせた変更(ラスト・バタリオン関連)はなく、巻末の里見・高瀬の対談は収録されていない。
ペルソナ・アナザービジョン 明日出会う自分へ
著者は甲斐透、挿画は岩崎美奈子、スタジオDNA(現・一迅社)のDNAノベルスから刊行。
女神異聞録ペルソナから登場しているキャラクター、マキ、ブラウン、レイジの高校卒業後の姿を描いたアナザーストーリー。時間枠など、今作とリンクする形になっている。

サウンドトラック[編集]

ペルソナ2 罪 オリジナルサウンドトラックス<完全収録盤>
発売元:キングレコード / CD2枚組 / 発売日:1999年8月6日
PS版発売当時の楽曲を完全収録したサウンドラック。ボーナス・トラックとして、「JOKER」と「ペルソナ音頭」のフルコーラス版が収録されている。
ペルソナ2 罪 オリジナルサウンドトラック
発売元:キングレコード / CD6枚組 / 発売日:2011年4月27日
PSP版発売後に発売されたサウンドトラック。オリジナル版に加え、リミックス版も収録。ディスク1と2が通常版で、ディスク3 - 6がリミックス版となっている。
ペルソナ2 罰 オリジナルサウンドトラックス<完全収録盤>
発売元:キングレコード / CD2枚組 / 発売日:2000年7月26日
PS版発売当時の楽曲を完全収録したサウンドラック。ボーナス・トラックとして、「ペルソナマンボ」と「ペルソナロック」のフルコーラス版が収録されている。
ペルソナ2 罰 PUNITIVE DANCE
発売元:日本コロムビア / CD1枚組
ゲームで使用されていた曲の中から14曲をダンスリミックスしたアレンジサウンドトラック。
ペルソナ2 罰 オリジナルサウンドトラック
発売元:キングレコード / CD5枚組 / 発売日:2012年6月27日
PSP版発売後に発売される予定のサウンドトラック。オリジナル版に加え、リミックス版も収録。

ドラマCD[編集]

ペルソナ2罪と罰 〜果てしなき青春〜
キングレコードから2000年3月24日に発売されたドラマCD。
内容は『ペルソナ2 罪』のキャラクターがメインとなっており、『ペルソナ2 罰』からはプロローグドラマを収録。ドラマ以外ではBGMのアレンジバージョンが収録されている。
脚本は美川べるの結城心一が手掛けており、舞耶が野原しんのすけの声真似(どちらも矢島晶子が演じている事が由来)をする等のコメディが展開される。
キャスト
  • 周防達哉 - 子安武人
  • 黒須淳 - 渋谷茂
  • リサ・シルバーマン - 小西寛子
  • 天野舞耶 - 矢島晶子
  • 三科栄吉 - 鳥海浩輔
  • 黛ゆきの - 半場友恵
  • イゴール - 青野武
  • ナナシ、ポーピー君 - 龍谷修武
  • 芹沢うらら - 金子哲子
  • ニャルラトホテプ - 山野井仁
  • おばあさん、ナレーター - 角田早穂

携帯アプリ[編集]

ペルソナ2 罪 LOST MEMORIES[編集]

ペルソナ2 罪 LOST MEMORIES
ジャンル RPG
対応機種 FOMA iアプリ(一部端末を除く)
S!アプリ 3G端末(一部端末を除く)
EZアプリ
発売元 アトラスmenue
人数 1人
メディア ダウンロード
発売日 iアプリ…2007年10月1日
S!アプリ…2007年11月1日
EZアプリ…2007年12月12日
テンプレートを表示

ペルソナ2 罪 LOST MEMORIES』(ペルソナ2 つみ ロストメモリーズ PERSONA2 LOST MEMORIES)は、『ペルソナ2 罪』の携帯アプリ版。

NTTドコモ用のiアプリとして2007年10月1日から配信開始。ソフトバンク用のS!アプリとしては同年11月1日から配信開始。KDDIのau用のEZアプリとしては同年12月12日から配信開始。

噂システムやペルソナシステム、オートバトルや合体魔法など『ペルソナ2』の特徴的なシステムを携帯電話上に再現しつつ、シナリオはオリジナルとなっている。プレイヤーキャラクターは達哉、栄吉、リサ、舞耶、淳の5人。


ペルソナ2 罰 INFINITY MASK[編集]

ペルソナ2 罰 INFINITY MASK
ジャンル RPG
対応機種 FOMA iアプリ(一部端末を除く)
S!アプリ 3G端末(一部端末を除く)
EZアプリ
発売元 アトラスmenue
人数 1人
メディア ダウンロード
発売日 iアプリ…2008年9月8日
S!アプリ…2008年11月4日
EZアプリ…2009年2月12日
テンプレートを表示

ペルソナ2 罰 INFINITY MASK』(ペルソナ2 ばつ インフィニティマスク PERSONA2 INFINITY MASK)は、『ペルソナ2 罰』の携帯アプリ版。

NTTドコモ用のiアプリとして2008年9月8日から通常版・ワイド版共に配信開始。ソフトバンク用のS!アプリとしては同年11月4日から配信開始。KDDIのau用のEZアプリとしては2009年2月12日から配信開始。

2007年10月1日から配信を開始した『ペルソナ2 罪 LOST MEMORIES』と同様にシステムを携帯電話上に再現しつつ、シナリオはオリジナルとなっており、時間枠は『ペルソナ2 罰』本編の後日談として設定されている。プレイヤーキャラクターは舞耶、克哉、パオフゥ、うらら、南条の5人。

また、「ワイド版」として、横400×縦240のワイド画面に対応した機種向けに画面サイズを調節し、音質を改良したバージョンも配信されている。


ペルソナ 罪と罰[編集]

『ペルソナ2 罪』と『ペルソナ2 罰』を原案にし、『月刊少年ジャンプ』(集英社)に連載された完全オリジナルストーリーの漫画版。作者は松枝尚嗣集英社ジャンプコミックスより全3巻。2011年4月13日には罪のPSP版リメイクに合わせて新装版(全2巻)も発行された。

舞台・世界観設定などは『ペルソナ2 罪』及び『ペルソナ2 罰』と共通しているが、別時間枠のオリジナルストーリーとして描かれている。そのため、メインの登場人物は一新されているが、僅かながら周防克哉が港南警察署のモブキャラクターとして登場している。

ストーリー[編集]

七姉妹学園の学園祭が近づき、クラスの出し物の準備に追われる一実と里人。半ば無理やり物品の買出しに出された二人だが、道すがら里人が写っている看板を見つけ、一実は昔から二人で遊んでいたなと昔話を始める。お互いに親友だと言い合った次の瞬間、里人は目の前から姿を消していた。その日を境に里人は家にも戻らず、完全に行方不明になってしまう。

一実は手を尽くして捜索していたが一向に見つからず、途方にくれていた。そんな時、女生徒達が廃工場で里人らしき人物を見た、という噂を聞き単身廃工場へ。やはり何も無いか、と帰ろうとした時、異形の化物に襲われてしまう。わけもわからず逃げ惑うが、追い詰められた時、自分の中から地獄の閻魔「ヤマ」と自称する何かが出現し化物を打ち払った。一実は安堵と疲労からかその場で気絶してしまうが、その様子を隠れて見ていたのは里人だった。そして一実は金色の蝶の夢を見る。

主な登場人物[編集]

木場 一実(きば かずみ)
主人公。七姉妹学園に通う高校2年生。他人にはそれぞれ都合がある、と一線を引くことを良しとしない、よく言えば世話焼き、悪く言えば独善的な価値観を持っている。廃工場で悪魔に襲われた事を切っ掛けにペルソナに目覚める。初期ペルソナはヤマ。かつて仲の良かった少女マナが死んでしまった時、里人を罪からかばう為に、事故当日に三人が始めて出会った、と口裏を合わせさせた。その後本人はこの記憶を封じてしまっていた。良かれと思ってしたことだが、結果、里人は罰を受けられず長年罪の意識に苛まれ続けていた。さらに、今回の事件の根本的原因でもある。
計都(ケイト)
廃校場にいた3人の内の一人でリーダー的存在。ペルソナ使い。初期ペルソナはインドラ。自分を救ってくれた鈴音を女神と称し、人間ではないと察しながらもそばに居続けた。元警察官でSAT所属。警官になる前に家庭を捨てている。ある事件の際、犯人が立てこもっている建物に突入する瞬間、強大な悪魔が建物から出現。自分以外の隊員には見えておらず、次々と仲間が殺される中、重症で一人生き残る。このとき鈴音と出会った。
事件後はフリーのエージェントとして南条コンツェルンに雇われている。報酬にかつて捨てた家族の捜索を依頼していた。
成井(なるい)
廃校場にいた3人の内の一人。ペルソナ使い。初期ペルソナはビシャモンテン。一度はグリムリーパーによって意識不明に陥るが、赤の書による干渉で復活する。実は敵の黒幕である耶雲の妹で、本名は火野成井(ひの なるい)。両親を耶雲のペルソナで殺害されたことが原因で離縁していた。全てが終わった後、植物状態と化した耶雲とともに生きていくことを選択する。
鈴音(りんね)
廃校場にいた3人の内の一人。フィレモンが記した「赤の書」を持つ謎の少女。ペルソナ使い。初期ペルソナは罪バージョンのヴァルナ。実は人間ではなく、鍵を持つメンバーがそれぞれ想っていた女の子や、有り得たかもしれない少女時代の自分を元に、フィレモンが作った赤(ロート)というペルソナで、赤の書を携えた最後の鍵。そのため、かつてケイトを救った時から今まで一切肉体的な成長をしていない。最終的にはヴァルナと融合して、里人に宿った。
J・F(ジェイ・エフ)
霜の妖精ジャック・フロスト。鈴音と仲良し。「キング・フロスト」に仕える英雄の冬将軍の息子。そこらの悪魔とは格が違うらしい。鈴音を救うためにその身を犠牲にするが、最後の一コマではいまだ存在しているらしい。
清水里人(しみず りひと)
木場の親友であり、ネンフィア・ジャポンのモデルでもある。元々気弱な性格だったが、マナと一実と出会ったことで、家庭の重圧に負けない逞しさを身に付ける。が、自分が一本杉を登り切った日にマナが転落死してしまう。実際にはわからないが、本人は強引に一本杉に登り続けたせいで、枝が痛んでしまった、マナが死んだのは自分のせいだ、という罪の意識があったのだが、一実の機転で糾弾される事はなかった。しかしどうしても罪の意識から逃れられず、もはや罰を受けることも叶わなくなり、耶雲の計画に賛同した。
最終戦時、普遍的無意識での鈴音との対話により、一実とともに戦うことを選択、フィレモンの鍵最後の一つ「水の鍵」の持ち主として黒の書を封印し、罰バージョンのヴァルナを宿して合体魔法「四天修羅誅滅剣舞」により戦いに終止符を打った。事件の後もやはり完全に自分を許すことはできず、一実達の日常に戻ってくることはなかった。
愛蔵版のあとがきによると、アトラスとしてはこのキャラクターを後のゲームにフリーのデビルバスターとして登場させる企画もあった。
耶雲
本名は日野精一郎(ひの しょういちろう)。黒の書の所持者であり、死神のペルソナが魔晶化(アイテム化)した鎌「グリムリーパー」によりペルソナを奪取し、その無念を集めて黒の書を強引に起動しようとしている。黒の書の力により、因果律にすら干渉して他者の存在を制御することが可能。黒の書の恩恵か、黒以外にもショクインとギョクコウジョウテイというペルソナを操ることができる。実は成井の兄で、ストレスのはけ口として妹を虐待する父と、夫の言いなり状態になっている母をペルソナ能力で殺害したことが原因で、成井に拒絶されて全てを失い、死のうとしていたところで時空を超えてきた一実に救われたという経緯を持つ。その後、禁じていたペルソナ能力を使ってでも運命と戦う覚悟を決めた時、黒の書を呼び込んでしまう。この時、自分を痛めつけようとしていた学生達を歴史から抹消してしまう。この瞬間から黒の書による救済(過去の改変)のために動き始めることになる。
B・B(ベベ)
耶雲の親友。グリムリーパー生成実験時の事故から耶雲をかばったことで、グリムリーパーと一体化している。所持ペルソナはハスターだが、その影響で触手をグリムリーパー化させることができる。親友として耶雲の暴走を止めたいと影で思っており、実は黒の書と深く結びついた「錠前」たる存在で、フィレモンの鍵を4つ差し込むことで黒の書を封じることができる。一実から大地の鍵の封印を受けたことで完全に生きた錠前と化し、戦線離脱する。
土屋真菜(つちや まな)
小学生の頃、一実と里人がアラヤ神社で出会った少女。一本杉に登り町を見渡すのを好んでいた。一実は友達に約束をすっぽかされ、里人は両親の重圧に耐えられず逃げてきた先で、真菜は夫婦仲が悪く、喧嘩が絶えない家に帰りたくなく、神社の一本杉に登っていた事で三人が出会った。その後なんとなく三人で遊ぶようになり(このとき三人でペルソナ様遊びもしていた)、特に里人は一本杉登りに挑戦することで精神的に逞しくなっていった。そして里人が一本杉登りに成功した日、真菜が登っている途中、枝が折れ、転落死してしまう。
羅喉(ラゴ)
耶雲の部下で、厭味ったらしい性格の胡散臭い人物。人間はおろか悪魔にすら嫌われており、自意識を持たない悪魔しか配下にいない。実はニャルラトホテプの眷属だが、悪だくみを吹き込むような干渉はしていない。

用語[編集]

黒の書・赤の書
フィレモンが普遍的無意識、心の海を航海したその全記録。つまりフィレモンの全能力が記載されているマジックアイテム。これによって、普遍的無意識に内在するペルソナを始めとするあらゆる超能力にアクセスし行使することが可能になる。
二つに分かれてはいるが、基本的には同一のものらしく、片方からもう片方へ干渉させることができる。ただし、この書を完全な形で使用できるのはフィレモンの試練に打ち勝ち「鍵」を得た人物のみ。耶雲を始めとするネンフィアは、この書の中にある能力、現象で因果の大幅な書き換えを目論んでいた。事件後は黒の書を一実が、赤の書を里人が管理している。
四つの鍵
二つの書の開放、封印用のアイテム。これ自体も強力な武器として使用できる。これを得るためには、ペルソナの覚醒時以上の心の強さを証明しなくてはならない。
黒(シュバルツ)システム
鍵に先駆けて黒の書を手にしてしまった耶雲が書を完全に起動させるために作り出したいわば鍵の代替システム。グリム・リーパーで刈り取ったペルソナの無念(冥き力)を集積して書にぶつけ、書の力を解放する。耶雲が鍵の存在を知っていたのかどうか、なぜ黒の書だけを入手してしまったのか等の詳細な説明はない。
無慈悲な狩り手(グリム・リーパー)
死神のペルソナが魔晶化(アイテム化)した鎌で、書への直通路でもある。狩り手達はこれを持ってペルソナを狩り集めるが、持ち主がやられた場合、持ち主のペルソナが自動的に黒に収集される仕組みになっている。狩り手はこのことを承知でペルソナ使いを襲撃している。

単行本[編集]

ジャンプ・コミックス版
  1. ISBN 4-08-873056-9 2000年12月発売
  2. ISBN 4-08-873129-8 2001年6月発売
  3. ISBN 4-08-873202-2 2001年12月発売
新装版
  1. ISBN 978-4-08-782368-4 2011年4月発売
  2. ISBN 978-4-08-782369-1 2011年4月発売

脚注[編集]

  1. ^ 週刊ファミ通 2011年6月2日号』 21ページ
  2. ^ ファミ通.com ゲーム/2000年のゲーム業界” (2001年2月9日). 2012年8月24日閲覧。
  3. ^ 『罪』のみ名称変更可。
  4. ^ a b c d e f g h i j k アトラス 『ペルソナ2罪 公式ガイドブック 完全版』 269ページ
  5. ^ ソフトバンクパブリッシング 『ペルソナ ワールドガイダンス』 136ページ
  6. ^ ソフトバンクパブリッシング 『ペルソナ ワールドガイダンス』より
  7. ^ a b アトラス 『ペルソナ2罪 公式ガイドブック 完全版』 30ページ
  8. ^ エンターブレイン 『女神異聞録ペルソナ倶楽部』
  9. ^ a b c d e f アトラス 『ペルソナ2罪 公式ガイドブック 完全版』 106ページ
  10. ^ 実在するがってん寿司とは無関係。
  11. ^ 実在する横浜市及び仙台市青葉区とは無関係。
  12. ^ 実在する横浜市の港南区とは無関係。
  13. ^ 他の地区はシティマップで位置が表示されるが、シアターだけ表示されない。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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