チャット

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チャット(chat)は、コンピュータネットワーク上のコミュニケーション手段のひとつ。なおchatは英語における雑談のことであり、ネットワーク上のチャットも、雑談同様に他愛ない会話を楽しむための手段である。

複数の人がネットワーク上に用意された1箇所に参加し、テキストを入力してリアルタイムに会話をおこなうシステム。代表的なものにInternet Relay Chat(IRC) がある。類似のものに電子掲示板(BBS)、ネットニュースメーリングリストなどがあるが、これらとの違いは、リアルタイム性があるかないかである。(下記参照)

目次

[編集] チャット上での用語・表現

チャットの場合は、常にリアルタイムで進行しているため、数文字~数十文字程度の文章を書き込んで進行する事が殆どだが、それでもなお文章入力のキー入力が間に合わずに話が進んでしまう事もしばしばである。特に10名を越える参加者が居るチャットでは、発言が間に合わずに他人の発言で返答を返したい相手の発言が画面上から消えてしまう(これをチャット用語で「流れる」という)事も有るため、幾つかの簡略的な表現で、会話を行う事も多い。しかしながら、あくまでも簡略表現であるために、以下の表現はTPOで使い別ける必要がある。

部屋・ルーム 
部屋とは英語でルームだが、チャットの起源は電子会議であるため、それを催す会議室のことを指す。一般的に部屋ともルームとも言う。
落ちる 
回線を切ること、単にチャット画面を終了させる事。down から来ているものと予想される。古くは通信回線の都合やパソコンの動作不良で通信状態が終了してしまった「事故」も指した。語源はオフライン“OFF Line(回線切断)”から来ている。現在、事故や無言でチャットを終了させた場合「闇落ち」と言われる場合がある
「>」「<」 
特定の相手にコメントする場合に用いる簡易接続詞。「>」は左にコメントを、右に固有名詞を入れて二人称的に扱う。例えば「こんばんは>スズキ」なら「スズキさん、こんばんは」という程度の意味だが、「落ちます>ALL」なら、参加者全員にお別れを云っている事になる。「<」は三人称的に用いるが「大変ですね<イトウ」なら、「イトウさんは大変なんですね」といった感じで問い掛けているような意味に使われる。これらの場合、固有名詞は大抵、敬称を略して使われる。
ログ 
かつてはチャット専用ソフトウェアがパソコン内に作成する会話記録のファイルを指したが、今日ではチャットサーバが保持している直前までの過去の数十~数百分の発言記録もこう呼ぶ。
ROM 
Read Only Memberの略。会話に参加しないこと。読み込み専門という意味で、Read Only Memoryを捩ってこう呼ぶ。一般利用者が一時的にパソコンの前から外れる事を言っている場合もあるが、それはAWAYであり、利用者の勘違いである。
AWAY 
ROMに対して、チャットサーバに接続し、かつ「トイレに行く」などのように私用でチャットから外れログさえ見られない状況になることを指す。たいていのチャットクライアントソフトウェアで/awayと入力すると、そのステータスに入るのだが、入らないクライアントもあるため、チャット常習者はAWAYと言う人もいる。英語だとそんなときにトイレに行く時と同様「お花をつみにいってきます」との言葉を用いられている場合もあった。AFK(Away From Keyboard:キーボードから離れる)とも言われる。
流す 
一定量の過去ログを保持しているチャットサーバから、過去の発言を消すために、新たな発言を容量分だけ書き込む事。意図せずに消えてしまった場合には「流れた」と表現する。
荒らし 
会話に無関係な書き込みや、同じ発言を繰り返す、他人の感情を逆撫でるような発言をする、そのチャットの利用者とわざと同じ名前を使い本人が荒らしとように見せるなどをして、参加者を不快にさせる行為をする者全般をこう呼ぶ。スパム行為も同様である。このような行為に及ぶ者は、往々にしてアクセス禁止などの技術的な措置で、チャットへの参加を締め出される一方、参加者からは蛇蝎のように嫌われる事になる。逆にこれら「荒らし」が集まるような場所では、常識的な参加者がこのように評される事も。ただ、何も悪いことをしていなくても村八分や仲間割れなどによって「荒らし」というレッテルが捏造されることがしばしばある。
オフ会 
オフ会とはオフライン"OFF Line"でルームを越えて現実世界の場で集団的に会うことを言う。
ボードチャット 
通常の電子掲示板へ間隔の短いレスを行うことで、あたかもチャットをしているかのように利用すること。2ちゃんねる実況板やパソコン通信の壁会議室がこの目的でよく利用されている。ボードチャットに関わっていない掲示板利用者にとっては、自分の書き込みが流れてしまったり、興味のない書き込みを大量に読まされることになるため、嫌われる傾向にある。掲示板の管理者が特に許可している場合を除いては実行は推奨されない。

[編集] ルール・基本

そもそも、チャットは厳格なネチケットによって自己責任の下維持されている。 ネチケットについては、ネチケットガイドラインを参照。 最近はルールが崩壊しているが、基本的には年齢・性別・居住地の秘匿が必須となっている。 実際に会わず、かつトラブルの防止のためにも秘匿はあらためて必要とされるルールである。最近では、日本国内における法律「個人情報保護法」が浸透されているせいか、ネット上で秘匿するユーザーが増え、このガイドラインを参照せずとも、「個人の情報を守るのは自己責任」と考えているユーザーもいる。

[編集] チャット上でのトラブル

チャットは基本的に不特定多数が参加できる。当然その中には犯罪者異常者変質者も含まれてしまうために、一部ではそれにまつわるトラブルも後を絶たない。また、閉鎖的なコミュニティであるため、仲間割れや村八分といった陰湿な排斥行為が行われることも多々あり、常連と呼ばれる人たちが仕切っていたりと問題が多い。

MSNチャットでは、児童向けのチャットコーナーを設置して、未成年者の活発な意見交換を期待したが、児童偏愛などの変質者が子供の振りをして入り浸り、参加者から言葉巧みに個人情報を聞き出して、それを恐喝のねたにして、性的搾取を行う事件が多発し、2003年9~10月に閉鎖もしくは利用年齢を引き上げる措置を行っていたが、結果的に2005年に廃止された。MSNからの廃止理由としてユーザーの減少、管理的な問題等をあげている。

また日本国内でもチャット上で他人の個人情報を流して書類送検されたりする事件も後を断たず、イタズラ電話を誘発する等の問題が発生しており、場合によってはネットストーカー事件に発展し、ネット上のみならず実社会でも付き纏われるなどの事件もおきている。

[編集] 関連項目