IBM Lotus Sametime
| 開発元 | IBM |
|---|---|
| 最新版 | 8.5 / 2009年12月 |
| プラットフォーム | クロスプラットフォーム |
| 種別 | インスタントメッセージ、Web会議、統合コミュニケーション |
| ライセンス | プロプライエタリ |
| 公式サイト | ibm.com/sametime |
IBM Lotus Sametime はクライアントサーバアプリケーションとミドルウェアプラットフォームであり、企業でのリアルタイムの統合コミュニケーションとコラボレーションを提供する。在席情報、企業内インスタントメッセージ、Web会議、ソーシャル機能、電話との連携機能などがある。IBMのロータス部門が販売している。
ミドルウェアであるため、ソフトウェアとビジネスプロセスの統合をサポートしている。ロータスのグループウェア、マイクロソフトのオフィスソフト、Webアプリケーションなどと連携する。
目次 |
特徴 [編集]
IBM Lotus Sametime には、Lotus Sametime Connect クライアントと管理用の Lotus Sametime サーバが含まれる。機能レベルによって4種類の Lotus Sametime が存在する[1]。
- Lotus Sametime Entry
- 基本的な在席情報とインスタントメッセージ機能
- Lotus Sametime Standard
- Lotus Sametime Entry の機能に加えて、以下の機能がある。
- 位置情報を加えた在席情報
- ビデオチャット(1対1)
- ボイスチャット(5人同時)
- Web会議
- IBM Lotus Sametime Gateway を経由して各種IMネットワーク(AOL Instant Messenger、Yahoo! Messenger、Google Talk、XMPPベースのサービスなど)と相互運用可能
- Lotus Sametime と他のアプリケーションの連携を可能にするオープンなAPI
- Sametime Audio/Video Services は、音声コーデックとしてG.711、G.723.1、iSAC、ビデオコーデックとして H.263+ をサポート[2]。
- Lotus Sametime Advanced
- Lotus Sametime Standard の機能に加えて、リアルタイムのグループウェア機能やSNS機能を提供する。
- 継続的なチャットルーム
- ブロードキャストツール
- インスタント画面共有
- 位置情報サービス
- Lotus Sametime Unified Telephony
- Lotus Sametime Standard または Lotus Sametime Advanced に電話連携機能を追加する。
サポートしているプラットフォーム、API、アプリケーション統合 [編集]
ミドルウェアとして、アプリケーションとビジネスプロセスの統合をサポートしている。リアルタイム通信の場合、これを Communications Enabled Business Proceeses と呼ぶ。次の2つの方法がある。
- Lotus Sametime 用プラグインでアプリケーションと連携する
- Lotus Sametime 機能を対象アプリケーションに組み込む。
実際に連携可能なアプリケーションとしては、以下のものがある。
- Lotus Notes、Lotus Domino アプリケーション、Lotus Connections、IBM Lotus Quickr などのロータス製品
- Microsoft Office、Microsoft Outlook、Microsoft SharePoint などのマイクロソフト製品
- IBM WebSphere Portal などのポータルアプリケーション
- ウェブアプリケーション
- 企業用パッケージアプリケーション
Lotus Sametime はEclipseプラットフォーム上に構築されており、Eclipse を知っていれば Lotus Sametime 用プラグインを容易に開発できる。Virtual Places という独自プロトコルを使っているが、SIP、SIMPLE、T.120、XMPP、H.323などの標準的なプロトコルもサポートしている。
クライアントである Lotus Sametime Connect は Microsoft Windows 用、Linux用、Mac OS X 用がある。サーバは Windows、AIX、i5/OS、Linux、Solaris で動作する。
歴史 [編集]
IBMが取得した2つの企業の技術を組み合わせて、1998年に登場した。T.120 によるデータ会議と H.323 によるマルチメディア会議機能を提供していた Databeam という企業と、在席情報をベースとしたグループウェア機能を提供していたイスラエルの企業 Ubique である。
2008年、ガートナーは統合コミュニケーション分野でIBMが首位に立ったと初めて認めた[3]。
リリース履歴 [編集]
- 1999年1月6日 ロータス株式会社がSametime R1.0を発売
- 1999年9月9日 ロータス株式会社がSametime R1.5を発売
- 2001年3月2日 ロータス株式会社がSametime R2.0を発売
- 2001年10月1日 ロータス株式会社がSametime R2.5を発売
- 2002年10月25日 日本IBMがLotus Sametime R3.0を発売
- 2003年7月8日 日本IBMがLotus Sametime R3.1を発売
- 2004年4月2日 日本IBMがLotus Instant Messaging and Web Conferencing (Sametime) 6.5.1を発売
- 2005年12月24日 日本IBMがLotus Sametime 7.0を発売
- 2006年8月23日 日本IBMがLotus Sametime 7.5を発売
- 2007年4月25日 日本IBMがLotus Sametime 7.5.1を発売
- 2007年11月30日 日本IBMがLotus Sametime 8.0を発売
- 2008年3月29日 日本IBMがLotus Sametime Advanced 8.0を発売
- 2009年12月23日 日本IBMがLotus Sametime 8.5を発売
- 2010年7月30日 日本IBMがLotus Sametime 8.5.1を発売
- 2011年6月1日 日本IBMがLotus Sametime 8.5.2を発売
脚注・出典 [編集]
- ^ IBM Lotus Sametime バージョン 8.0 インフォメーション・センター
- ^ Sametime 8.0.2 information center, IP audio/video terminology and concepts, Retrieved on 2009-07-08
- ^ Magic Quadrant for Unified Communications Gartner、2008年9月12日