電撃文庫
電撃文庫(でんげきぶんこ)は、アスキー・メディアワークス発行のライトノベルを中心とした日本の文庫レーベル。1993年6月、旧メディアワークスより創刊した。アスキー・メディアワークス第2編集部 電撃文庫編集課(電撃文庫編集部)が編集している。
目次 |
[編集] 特色
創刊当初は、それまで角川スニーカー文庫を基盤に活動していた作家陣、深沢美潮や中村うさぎ、あかほりさとる等の作家が書く小説と、テレビゲーム、アニメ等のノベライズ、翻訳小説を出版していた。現在はレーベルの新人賞である電撃小説大賞を受賞した作家など、レーベル出身の作家が書くオリジナル小説を中心に出版している。創刊当時から盛んに新人作家の発掘が行われており、新人の率が他レーベルに比べて高くなっている。また、応募数の多さから電撃小説大賞はライトノベルの新人賞としては最難関とされている。いわばライトノベル作家の登竜門。
現在では最も人気のある少年向けライトノベルレーベルとなっており、目下ライトノベルの国内最大シェアを誇る。アニメやゲームなどメディアミックス展開がなされる作品が非常に多いことも特徴の一つである。
2011年現在、新刊の発売日は毎月10日で、月に15冊前後の新刊が発売される。2004年10月発売の『キノの旅VIII the beautiful world』で通算1000タイトルを、2010年9月発売の『ゴールデンタイム1 春にしてブラックアウト』で通算2000タイトルを突破した。
「電撃の単行本」として単行本(ハードカバー)の形態で出版されるものもあり、そちらは普段ライトノベルを読まない層に向けて発売されている。特に『図書館戦争』は新聞や雑誌の書評で大きな話題を呼んだ。
[編集] 歴史
- 6月、「電撃文庫」レーベル創刊。初回刊行タイトルは『漂流伝説 クリスタニア 1』(水野良)『聖マリア修道院の怪談 極道くん漫遊記外伝』(中村うさぎ)『ダーク・ウィザード 蘇りし闇の魔道士』(寺田憲史)『瑠璃丸伝 当世のしのび草紙 1』(松枝蔵人)の4タイトル。
- 「電撃ゲーム3大賞」の小説部門として「電撃ゲーム小説大賞」が創設。第1回大賞受賞作品は土門弘幸の『五霊闘士オーキ伝』。なお、高畑京一郎が『夢か現か幻か』で第1回金賞を受賞し、同作品は『クリス・クロス 混沌の魔王』として刊行され、著者のデビュー作となる。
- 上遠野浩平が『ブギーポップは笑わない』で第4回電撃ゲーム小説大賞を受賞。同作は以後シリーズ化されレーベルの看板的作品となる。
- レーベル創刊10周年。
- 4月、電撃文庫ムービーフェスティバルにおいて『灼眼のシャナ』、『キノの旅』、『いぬかみっ!』の映画が3本立てで公開。
- 11月、総発行部数が累計1億冊を突破。それを記念したキャンペーンなどが行われた。
- 12月、姉妹レーベル的な存在として“非ラノベレーベル”を意識した新レーベル、「メディアワークス文庫」が創刊された。
- 6月、第16回電撃小説大賞最終選考作として刊行された『俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長』に盗作の指摘がなされ、絶版・回収措置が取られるという不祥事が起き、全国紙でも報道された。
- 10月、『とある魔術の禁書目録』がレーベル創刊以来初の1000万部突破を達成。
[編集] 電撃文庫作品一覧
[編集] あ行
[編集] か行
[編集] さ行
[編集] た行
[編集] な行
| タイトル | 著者・原作者・編集者等 | イラスト・デザイン等 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 9S〈ナインエス〉 | 葉山透 | 山本ヤマト 増田メグミ |
|
| 泣空ヒツギの死者蘇生学 | 相生生音 | 笹倉綾人 | |
| なずな姫様SOS | 阿智太郎 | 椎名優 | |
| なつき☆フルスイング! | 樹戸英斗 | ほんだありま | |
| なないろリバーシブル | 麻宮楓 | Show | |
| 七花、時跳び! | 久住四季 | 明星かがよ | |
| ななついろ★ドロップス Pure!! | 赤坂香夜 | いとうのいぢ たかみ裕紀 |
完結済み |
| 七姫物語 | 高野和 | 尾谷おさむ | |
| 七不思議シリーズ | 佐竹彬 | 千野えなが | |
| NANIWAシリーズ | 栗府二郎 | 藤岡建機 | |
| ナノハザード | 半田克己 | 八房龍之助 | |
| なれる!SE | 夏海公司 | Ixy | |
| 二階の妖怪王女 | あらいりゅうじ | かんだか | |
| 二四〇九階の彼女 | 西村悠 | 高階@聖人 | 完結済み |
| 猫猫雑技団(にゃんにゃんざつぎだん) | 篠崎砂美 | 水野耕太 | |
| 忍者 風切一平太 | 榊涼介 | 新名あき | 完結済み |
| ねこシス | 伏見つかさ | かんざきひろ | |
| 猫の地球儀 | 秋山瑞人 | 椎名優 | 完結済み |
| 猫耳父さん | 松原真琴 | 大岩賢次 | |
| 猫目狩り | 橋本紡 | 鈴木雅久 | |
| 熱砂のレクイエム | 杉原智則 | 平井久司 | |
| ネリムシリーズ | 長谷川昌史 | Nino | |
| IX(ノウェム) | 古橋秀之 | 松竜 | |
| ノーブラッド | 布施文章 | 会田孝信 | |
| 乃木坂春香の秘密 | 五十嵐雄策 | しゃあ |
[編集] は行
[編集] ま行
[編集] や行
| タイトル | 著者・原作者・編集者等 | イラスト・デザイン等 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 夜魔 | 甲田学人 | 三日月かける | |
| 山姫アンチメモニクス | 三上延 | 榎宮祐 | 完結済み |
| やみなべの陰謀 | 田中哲弥 | 此路あゆみ | |
| 憂鬱アンドロイド | 真嶋磨言 | 珈琲 | |
| 勇者110番 あたしとあいつは最強ペア!? | 高城響 | かねこしんや 中村哲也 |
|
| ユーフォリオン | 高瀬美恵 | みきさと | |
| 雪蟷螂 | 紅玉いづき | 岩城拓郎 | |
| ユメ視る猫とカノジョの行方 | 周防ツカサ | 森倉円 | |
| ゆらゆらと揺れる海の彼方 | 近藤信義 | えびね | |
| ようこそ観光ダンジョンへ | 葛西伸哉 | 芝美奈子 | |
| ようこそ、フェアリーズ・インへ! | 小河正岳 | 得能正太郎 | |
| よめせんっ! | マサト真希 | ごまさとし | |
| 嫁にしろと迫る幼馴染みのために××してみた | 風見周 | konomi | |
| 夜と血のカンケイ。 | 丸山英人 | osa | |
| 夜のちょうちょと同居計画! | 菱田愛日 | さんた茉莉 |
[編集] ら行
[編集] わ行
| タイトル | 著者・原作者・編集者等 | イラスト・デザイン等 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ワーズ・ワースの放課後 | 杉原智則 | 瑚澄遊智 | 完結済み |
| ワイルド・ガーディアン | 渋井猛 | 村枝賢一 | |
| ワイルドレジェンド 海の少女 | 渡辺麻実 | 佐嶋真実 | |
| 若草野球部狂想曲 | 一色銀河 | 美鈴秋 | 完結済み |
| 我が家のお稲荷さま。 | 柴村仁 | 放電映像 | |
| わたしたちの田村くん | 竹宮ゆゆこ | ヤス | 完結済み |
[編集] 関連レーベルの作品
[編集] 電撃の単行本
電撃文庫のレーベルから出ているハードカバー単行本。挿絵の付くものもあるがアニメ調のものは少ない。サスペンスや恋愛小説が多い。『野性時代』などの一般文芸誌に広告が載せられることもある。
『シフト』、『夜魔』は電撃文庫に、『塩の街』『空の中』『海の底』、『NO CALL NO LIFE』は角川文庫に、『猫泥棒と木曜日のキッチン』は新潮文庫にそれぞれ収録されている。
| 著者 | タイトル | 刊行年月 | 文庫化 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 相原あきら | 釘男 | 2008年6月 | ||
| 有川浩 | 塩の街 | 2007年6月 | 角川文庫 | 電撃文庫から、増補書下ろしを追加の上ハードカバー化。のち、角川文庫。 |
| 有川浩 | 空の中 | 2004年10月 | 角川文庫 | |
| 有川浩 | 海の底 | 2005年6月 | 角川文庫 | |
| 有川浩 | 図書館戦争シリーズ | 2006年2月–2007年11月 | 角川文庫 | イラスト:徒花スクモ、全4巻完結 |
| 有川浩 | 別冊 図書館戦争 | 2008年4月、8月 | 角川文庫 | 全2巻 |
| 入間人間 | 僕の小規模な奇跡 | 2009年10月 | メディアワークス文庫 | |
| 入間人間 | ぼっちーズ | 2010年11月 | イラスト:宇木敦哉 | |
| うえお久光 | シフト-世界はクリアを待っている- | 2005年7月、2006年6月 | 電撃文庫 | 2巻まで刊行後、電撃文庫で再刊。3巻以降、電撃文庫に移行。 |
| 壁井ユカコ | NO CALL NO LIFE | 2006年8月 | 角川文庫 | イラスト:鈴木次郎 |
| 壁井ユカコ | イチゴミルク ビターデイズ | 2007年9月 | 角川文庫 | |
| 川上稔 | 連射王 | 2007年1月 | 上下巻同時刊行 | |
| 甲田学人 | 夜魔 | 2005年11月 | 電撃文庫・メディアワークス文庫 | 2レーベルに分冊で文庫化された |
| 杉井光 | 終わる世界のアルバム | 2010年10月 | ||
| 橋本紡 | 猫泥棒と木曜日のキッチン | 2005年8月 | 新潮文庫 | 角川文庫の複数作家アンソロジー『きみが見つける物語 放課後編』に一部収録 |
| 橋本紡 | 完全版 半分の月がのぼる空 | 2010年4月 | 電撃文庫からのリメイク | |
| 深沢美潮 | 青の聖騎士伝説 | 2002年2月、2005年9月 | 2巻まで刊行 | |
| 古橋秀之 | ソリッドファイター 完全版 | 2009年2月 | 電撃十周年祭のグッズとして発売、書籍扱いではない | |
| 山科千晶 | エンジェル・ウィスパー | 2006年4月 | メディアワークス文庫 |
[編集] ハードカバー
かつて主婦の友社から電撃文庫が発売されていた時期に、電撃ゲーム小説大賞受賞作品の一部などがハードカバーで出版されたこともある。一般層への普及を目指したと見られ、ハードカバー時に電撃のレーベルが付いていないが、発売後に電撃文庫として再出版されたものを以下に挙げる。
[編集] 電撃イラストノベル
イラストノベルという形態で書かれた作品のレーベル。電撃hpや電撃の缶詰などで告知され、通販限定販売がなされる。2008年現在、これにあたる作品は川上稔とさとやすの著作2点のみである。また、他に電撃文庫が出した通販限定本の例としては電撃ヴんこ等が挙げられる。
[編集] 電撃ポストカード文庫
ページが絵ハガキになっていて、切り取って使用可能な「電撃ポストカード文庫」が1994年7月に3タイトル刊行されたが、以後はこのレーベルの新刊は発売されていない。
- サムライスピリッツ(SNKオフィシャル)
- バトルファイターズ 餓狼伝説(大張正己)
- PORTFOLIO イラストギャラリー'94(電撃文庫編集部)1993年に電撃文庫で刊行されたタイトルの表紙・口絵集。
[編集] 電撃ゲーム文庫
詳細は「電撃ゲーム文庫」を参照
[編集] 電撃G's文庫
詳細は「電撃G's文庫」を参照
[編集] 電撃CD文庫
- 電撃CD文庫 ベストゲームセレクション7 ファイアーエムブレム 旅立ちの章(脚本:あかほりさとる 画・中澤一登/臣士れい)ISBN 4-07-300908-7
- 電撃CD文庫 ベストゲームセレクション8 サムライスピリッツ 邪神復活之巻(脚本:千葉克彦 演出:香西久)ISBN 4-07-300950-8
- 電撃CD文庫 ベストゲームセレクション9 サムライスピリッツ 秘宝流転之巻(脚本:千葉克彦 演出:香西久)ISBN 4-07-301428-5
- 電撃CD文庫 ベストゲームセレクション10 サムライスピリッツ 剣魔大戦之巻(脚本:千葉克彦 演出:香西久)ISBN 4-07-301983-X
- 電撃CD文庫 ベストゲームセレクション13 ザ・キング・オブ・ファイターズ'94(脚本:あみやまさはる 演出:鈴木久尋)ISBN 4-07-301500-1
- 電撃CD文庫EX ヴァンパイア 〜ザ ナイト ウォーリアーズ〜
[編集] DS電撃文庫
詳細は「DS電撃文庫」を参照
ニンテンドーDS用のサウンドノベルソフト。
[編集] 関連出版物
[編集] 雑誌
[編集] 電撃文庫総合目録
- 2004年から隔年で発行され、書店や電撃文庫のイベントなどで配布されている。最新の電撃文庫総合目録2010には、画集やビジュアルノベルなどの関連書籍、メディアワークス文庫の情報も掲載された。
[編集] 関連ツール
[編集] 電撃ブートレッグ
- 2001年8月31日から電撃メンバーズ会員に配信しているメールマガジン。
[編集] 電撃モバイル
- 2008年からアスキー・メディアワークスが運営する携帯電話用の公式ウェブサイト。待受け、着ボイス、デコメ、ゲームアプリ等のコンテンツを配信している。
- For Android版は2011年から開始。
- 姉妹サイトに電撃G's magazineの『電撃G's モバイル』が存在する。
[編集] ラジオ
| 電撃文庫関連ラジオ番組 | |
|---|---|
| ラジオ:電撃大賞 | |
| 放送期間 | 1994年10月(『電撃大賞クリス・クロス』として) - |
| 放送局 | 文化放送 |
| 放送時間 | 毎週土曜日26:00–26:30 |
| ネット局 | 東海ラジオ・ラジオ大阪・超!A&G |
| パーソナリティ | 鈴木達央・秋山莉奈(現在) |
| ラジオ:DENGEKI 15×15 | |
| 放送期間 | 1997年8月28日? - ? |
| 放送局 | ラジオ大阪 |
| 放送時間 | 毎週火曜日23:45–24:00 |
| ネット局 | 文化放送・電撃15年祭公式サイト |
| パーソナリティ | 荘口彰久 |
| インターネットラジオ:電撃文庫Webラジオ 喜多村市立竹本学園 | |
| 配信期間 | 2008年6月27日 - 2009年3月27日 |
| 配信サイト | 電撃文庫公式サイト・ニコニコアニメチャンネル |
| 配信日 | 毎週金曜日19:00ごろ |
| 配信回数 | 全38回 |
| パーソナリティ | 竹本英史・喜多村英梨 |
| 提供 | アスキー・メディアワークス |
| インターネットラジオ:うぇぶらじ@電撃文庫 | |
| 愛称 | うぇぶらじ |
| 配信期間 | 2009年9月10日 - |
| 配信サイト | 電撃文庫公式サイト |
| 配信日 | 毎月10日 |
| 配信形式 | ストリーミング |
| パーソナリティ | うえむらちか・明坂聡美・おかゆまさき・三木一馬 |
| アシスタント | 上坂すみれ |
| 提供 | アスキー・メディアワークス |
| ■テンプレート使用方法 ■ノート | |
[編集] 電撃大賞
詳細は「電撃大賞」を参照
文化放送などで放送中。電撃ゲーム小説大賞とタイアップしたラジオ番組。
電撃小説大賞第1回と同じ年の1994年10月–12月、『電撃大賞クリス・クロス』として放送。1995年4月『電撃大作戦』として再開し、1996年4月『電撃大賞』としてリニューアル。パーソナリティは男女1組で1年~数年程度で交代する。
番組内容は電撃小説大賞・電撃文庫と関連が薄いが、毎年2月(前年の電撃小説大賞受賞者の受賞作が電撃文庫から刊行される)には受賞者が出演し作品について語るほか、時たまおかゆまさき・時雨沢恵一など電撃作家がゲスト出演する。
[編集] DENGEKI 15×15
(でんげきフィフティーンバイフィフティーン)
2007年11月24日・25日の「電撃15年祭」に向け、ラジオ大阪・文化放送で放送された15分番組。
パーソナリティはフリーアナウンサーの荘口彰久。電撃作家や電撃アニメ出演声優などがゲスト出演した。
[編集] 電撃文庫Webラジオ 喜多村市立竹本学園
電撃文庫公式サイトおよびニコニコアニメチャンネルで配信された。
2008年6月27日–2009年3月27日、毎週金曜夜更新の全38回(7月4日・1月2日は休止)。ニコニコアニメチャンネルではバックナンバーは全回聴取可能。
電撃文庫、電撃文庫MAGAZINE、電撃学園RPG Cross of Venus の関連情報を届けるラジオ番組。番組放送中はスタジオ内の様子の写真がスライドショー形式で表示された。番組でメールを読まれたリスナーにはノベルティとして『学生証』が送られると番組内でアナウンスされていたが、実際には送られていない。
ゲスト:
- 第6回(2008年8月8日)おかゆまさき
- 第8回(2008年8月22日)後藤麻衣
- 第11回(2008年9月12日)川上稔
- 第12回(2008年9月19日)入間人間
- 第20回(2008年11月14日)井口裕香
- 第29回(2009年1月23日)野中藍
- 第31回(2009年2月6日)井口裕香
- 第35回(2009年3月6日)戸松遥
- 第37回(2009年3月20日)南里侑香
[編集] うぇぶらじ@電撃文庫
詳細は「うぇぶらじ@電撃文庫」を参照
電撃文庫公式サイトで配信中。毎月10日更新。2009年9月10日、電撃文庫1億冊突破を記念して開始された。
出演者はうえむらちか、明坂聡美、おかゆまさき、三木一馬、上坂すみれ。加えて毎回、電撃作家がゲスト出演する。
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
[編集] 外部リンク
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