マギ (漫画)

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マギ
ジャンル 少年漫画ファンタジー魔導冒険譚
漫画
作者 大高忍
出版社 小学館
掲載誌 週刊少年サンデー
レーベル 少年サンデーコミックス
発表号 2009年27号 -
発表期間 2009年6月3日 -
巻数 既刊22巻(2014年7月現在)
漫画:マギ シンドバッドの冒険
原作・原案など 大高忍(原作)
作画 大寺義史
出版社 小学館
掲載誌 週刊少年サンデー裏サンデー
レーベル 裏少年サンデーコミックス
発表号 2013年23号 -
発表期間 2013年5月8日 -
巻数 既刊4巻(2014年8月現在)
アニメ:マギ
The labyrinth of magic(第1期)
The kingdom of magic(第2期)
原作 大高忍
監督 舛成孝二
シリーズ構成 吉野弘幸
脚本 吉野弘幸、加藤陽一、柿村イサナ、
横谷昌宏、花田十輝
キャラクターデザイン 赤井俊文
音楽 鷺巣詩郎
アニメーション制作 A-1 Pictures
製作 マギ製作委員会、MBS
放送局 MBSTBS系列
放送期間 第1期:2012年10月7日 - 2013年3月31日
第2期:2013年10月6日 - 2014年3月30日
話数 第1期:全25話 / 第2期:全25話
テンプレート - ノート
ウィキプロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

マギ』(Magi: The Labyrinth of Magic)は、大高忍による日本少年漫画作品。『週刊少年サンデー』(小学館2009年27号から連載中。

概要[編集]

ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)から移籍してきた大高の移籍後初の作品。『千夜一夜物語』をモチーフにした冒険活劇で、登場人物の名前の一部も『千夜一夜物語』から採られている。話数カウントは「第○夜」(テレビアニメ版も同様)。コミックスの累計発行部数は1巻から19巻で累計1300万部を突破している(2013年10月時点)[1]。第59回(平成25年度)小学館漫画賞少年向け部門受賞。

テレビアニメ第1期が2012年10月から2013年3月に、第2期が2013年10月より2014年3月に放送(詳細は後述)。

また、『週刊少年サンデー』(小学館2013年23号より、登場人物の一人・シンドバッドを主人公とした外伝『マギ シンドバッドの冒険(マギ シンドバッドのぼうけん)』の連載を開始し、現在は『裏サンデー』に移籍し連載中である。大高自身が原作を、漫画は大寺義史がそれぞれ担当している。

あらすじ[編集]

迷宮編(1巻 - 2巻)
第7迷宮「アモン」の周囲に広がる町・チーシャンに住む若者・アリババは、御者のアルバイトをしながら「アモン」を攻略し大富豪になることを夢見ていたが、あと一歩を踏み出せずにいた。そんなある日、彼は「ジンの金属器」を探して旅をしているという、謎の少年・アラジンと出会う。彼の持つ笛に潜むウーゴくんの力を目の当たりにしたアリババは、アラジンに共同での迷宮攻略を持ち掛ける。
草原編(3巻)
アリババと共に「アモン」を攻略したアラジンだったが、「アモン」から送り出された彼が姿を現したのは遠い異国の地に広がる草原だった。そこに暮らす騎馬民族・黄牙一族の集落に拾われた彼は、ルフを見ることが出来る老婆に出会う。そして同じ頃、黄牙一族と接触を試みようとする一団があった。
盗賊砦編(3巻 - 4巻)
アリババによって奴隷の身から解放された少女・モルジアナは、故郷暗黒大陸に帰るためライラとサアサの所属する隊商と共に、カタルゴ行きの船が出航する沿岸の国バルバッドを目指していた。しかしバルバッドへ向かう道の途中に盗賊が居座っているために、隊商は道程の変更を余儀なくされ、バルバッドへの道は閉ざされてしまう。そこでモルジアナは単身、盗賊団を退治して本来の予定通りバルバッドへと向かうため、彼らの本拠地に乗り込む。
バルバッド編(4巻 - 8巻)
偶然の出来事から再会したアラジンとモルジアナは、共に旅を続けてきた隊商と別れ、それぞれの目的のため2人でバルバッドを目指す。旅の途中、彼らは商売のためにバルバッドへ向かう途上で盗賊に着る物まで奪われ困窮しているという男・シンに出会い、助けられた礼にと彼の宿泊するホテルへ案内される。そこで何気なくアリババのことを尋ねたアラジンは、「怪傑アリババ」と名乗る盗賊が一味を率いてバルバッドを荒らし回っているという話を聞く。
シンドリア編(8巻 - 13巻)
実はシンは七海の覇王・シンドバッドだった。彼の治める国・シンドリアに招かれたアラジン達3人は、世界を「堕転」させようとするアル・サーメンの話を聞く。来るべきアル・サーメンとの戦いに備えて修行を始め、着実に力をつけていくアラジン達。そこに皇子の留学のために、煌帝国の一団がシンドリアへとやってくる。その第四皇子・練白龍は、かつてアラジンが命を救った女性の実弟であった。彼は己のある重大な目的を胸に秘め、シンドリアへとやってきたのだった。
そんな折、アラジン達の師匠を務める八人将から修業の成果を聞いたシンドバッドは、実戦も兼ねて「シンドリアの近海に出現した迷宮をアル・サーメンの勢力に発見・攻略される前に攻略してほしい」という指令を3人に下した。アラジン・アリババ・モルジアナは同行を申し出た白龍と共に第61迷宮「ザガン」の攻略に向かう。
海賊討伐編(13巻 - 14巻)
見事「ザガン」を攻略したアラジン達。しかし、快挙の喜びも冷めやらぬ彼らの前に遂にアル・サーメンが立ちはだかる。同時期、シンドリアにはジュダルが現れ、シンドバッドへ敵対を宣言する。アル・サーメンの強力でおぞましい力の前に自分達の無力さを知ったアラジン達は、自分のすべきこと、目指すもののためにはこのままでいいのか、マギの言う「」となるには何が必要なのかを考え始める。シンドリアでの滞在の間に起きた彼らの中での変化、そして国へ帰ることを迷い続けていた練紅玉の決意。 彼らが選んだのは、道は違えど、己の目的のために新たな旅立ちへ出ることだった。アラジン・アリババ・モルジアナ・白龍の4人はそれぞれ別々の目的のためにシンドリアを離れる。目的地であるアクティア王国に向かう途中、海賊・大聖母の襲撃を受け積み荷を奪われてしまう。さらに、アクティアの港町も襲撃を受け、子供達が連れ去られていた。子供達を救うため、「ザガン」攻略メンバーの4人は沖合にある大聖母の砦に乗り込む。
マグノシュタット編(14巻 - 20巻)
マグノシュタット学院とアル・サーメンの関係を探るためマグノシュタットに留学したアラジンは、1年間で実力を伸ばし優秀特待生になっていた。その中で、レーム帝国のマギ・シェヘラザードの部下である天才魔導士ティトスと出会う。そんなある日、ティトスとルームメイトのスフィントスと共に、5等許可区の国民がマグノシュタットの地下で魔力を吸い上げられていることを知る。そのことを学長であるモガメットに抗議するも想いは通じず、さらに、ティトスの「死にたくない」という気持ちが原因でマグノシュタットとレーム帝国、そして煌帝国を交えた三つ巴の戦争が始まってしまう。また、この開戦時には第1夜から少なくとも2年以上の月日が流れている。
アルマ・トラン編(21巻 - )
2年ぶりにシンドリアに帰還したアラジン・アリババの下に練紅炎からの召喚状が届く。アリババは、モルジアナ・トト・オルバ達と共に故郷・バルバッドに向かうが、そこには過去の面影がなく煌帝国に占領されたバルバッドの姿があった。紅炎からの煌帝国への忠誠に困惑する中、世界の命運をかけたシンドリアと煌帝国の会談が始まる。緊迫する中、アラジンは生まれ故郷であるアルマ・トランについて語り始める。

登場人物[編集]

用語[編集]

ジン・金属器・迷宮関係[編集]

ジン
「ジンの金属器」に封印されている「魔神」とも呼ばれる神話に登場する精霊。迷宮の支配者としてその奥深くに眠っており、持ち主である迷宮攻略者の呼び出しに応じ強大な力を与える。
実体の無い存在のため、身体の大きさは自由に変えられる(額の第3の目と体色が青いのが共通)。自分達を作り出したソロモンの移し身であるマギに指図することは許されていないため、アラジンに必要以上のことを教えることは出来ない。また、契約する「王」を含めた人間に対してアルマ・トランに関する情報を与えることを禁じられている。
彼らは攻略者を見た瞬間にジンを使役するのに必要な器である人間の魔力の内容量が分かる。また、彼らは迷宮内で死ぬことはないとされ、迷宮のゴールである「宝物庫」から出ることはできず、八芳星が刻まれた石器に何者かが触れることで初めて出現する。
地上の「王」が使う純粋な「力」として、ソロモンによりルフから作り出された人工生命体(故に、地上で実体化すべきではないとされる)。実体化するためにはマギが持つのと同等の魔力を得なければならない。本来はルフに愛される魔法使いのみが作ることができるが、12年前、イスナーンとモガメットが協力し、黒ルフによって黒いジンを練成する技術を編み出した。
モデルはソロモン72柱の悪魔。
黒いジン
黒ルフから生み出される人工生命体。イスナーンによる情報提供の結果マグノシュタット学院で作り出された。個体差はあるが、基本的に鋭角的な黒い装甲を身につけた巨人の姿をしている。また、斬撃に耐性を持ち、細切れにでもしない限り再生してしまう。
アルマ・トランの黒いジン
通常の黒いジンよりもさらに悪意に満ちた存在。この世の白いルフを食らいつくそうとする意志を持つ。生成には莫大な量の黒ルフを生み出す魔力、そして「堕転」した人間の強力な意志が必要となる。頭部がなく、胴体に目があり全体的に丸みを帯びており、初めは不安定な形をしているが、錬成が続けられる内に筋肉質で精密な肉体を持ち始め、目も3つから5つになるなど変化する。特殊な攻撃はしないが、とにかく大量に出現し、物理的に敵を殲滅する。その攻撃はマギの防壁魔法をもってしても完全に防ぎきれない。作中ではモガメットによりマグノシュタットの魔力炉から生み出された。
金属器
迷宮攻略者が手に入れるジンが宿る道具。最強の魔法道具であり他の魔法道具とは次元の異なる強力な力を持つ。別名「ソロモンの金属器」。金属器の所持者は「金属器使い」とも呼ばれる。所持者はジンの持つ強大な力を行使することが可能だが、人間の持つ魔力の総量では限りがあるため、通常は魔装で扱う。どこかに八芳星が刻まれており、魔装中にその部分を破壊されると金属器による超常の力を使えなくなる。仮にマギの莫大な魔力で使用した場合は、ジンそのものの顕現が可能である。
普段は所持者が身に着けることで、次第に魔力が蓄積されるが、それを使い切ると無力になってしまう。ただし、ジンが巻き起こす能力と同質の現象を利用して一瞬だけ力を使うことができる(例えば、炎熱を司るアモンであれば炎を取り込む)。極大魔法をそれぞれにつき一つだけ発揮できる増幅装置の機能を持つ。
主と一体化して力を発揮するという特性上、金属器とする金属は主によく馴染んだものが好ましいとされる。また、あくまでジンは王についているのであって金属器が破損した場合でも時間はかかるが移し替えは可能である。
金属器の登場により、いかにそれを手に入れ活用するかが戦争の要に変わってしまっている。
魔装
金属器に宿るジンの力で体を薄く覆って自己と同化させることで、実体化したジンに近い力を得ること。ジンの使用法の本質。魔装した所持者の姿は、それがより強くなり全身に広がるほどジン本来の姿に近くなる。空中を自在に飛ぶことも可能。また全身魔装時にはアルマ・トランのジンの名残からか第3の目(の模様)が発現する。
武器化魔装
ジンに最も近い、核となる金属器から肉体(主に武器を持つ手)にかけて魔装すること。全身の魔装に比べて容易。金属器はジン本体が持つ武器そのものの姿になる。
極大魔法
全身魔装になることで使用できる防御不可能な巨大な魔法。発動時には巨大な八芳星が現れる。自然現象を取り込むことで少ない魔力でも凄まじい威力を発揮する。
眷属器
金属器から力を分け与えられた魔法道具。名の通り、主の金属器と共闘する内にジンに認められた者・眷族がその能力を得る。眷属器の所持者は「眷属器使い」とも呼ばれる。金属器と同じく、蓄えられた魔力には限りがある。金属器とジンの恩恵による強力な力を持ち、一般にある魔法道具とは一線を画する魔力を持つが、眷属器使い本人が十分な魔力を保有していても主が金属器を遠くに離してしまうとその力を行使できなくなる。眷族と「同化」することで魔装に匹敵する力を得ることができるが、一度果たすと二度と人間の姿には戻れなくなる。この技術は、かつてアルマ・トランでソロモンの72人の眷族達が使用した最終手段である。金属器と同じく、使用者に馴染んだ金属が好ましい。
闇の金属器
アル・サーメンによって黒いルフを糧に作られた金属器。「ソロモンの金属器」と同様の全身魔装をすることができる他、使用者が自分の体を貫くことで自らを黒いジンへと変えることもできる。ジンの状態では黒いルフの供給があれば無限に再生することができるが、黒ルフがない所では理性を失っているが故に大威力の攻撃を繰り返して次第に弱体化していく。極大魔法の威力は「ソロモンの金属器」に劣る。モガメット達と共に創られたものであるため、内部にマグノシュタットで魔法道具を精製する際に刻まれる「魔力痕」が刻まれている。また、使用者は使用後に生き残っていたとしても後遺症によって次第に衰弱していき、最終的に肉体が干からびた黒炭のようになり死亡する(治療法はまだ見つかっていない)。
迷宮(ダンジョン)
およそ14年ほど前[注 1]から世界各地に出現した古代王朝の遺跡群。内部には貴金属製品や宝石類など通常の財宝の他、魔法道具などが共に眠っており、その頂点に立つのが「ジンの金属器」である。最奥部の宝物庫においてジンと契約を完了することで攻略とみなされ、また一度でも誰かが攻略すると消滅してしまう。マギの力で出現する。
一度入り口である「迷宮の聖門」をくぐると完全攻略するまでは外に出ることができない。攻略者の強さに応じて姿を変える。迷宮内部はルフの濃度が高いため、地上よりも少ない魔力でジン達が実体化することができる。
迷宮を攻略した人物のことを「迷宮攻略者」と呼ぶ。二箇所以上の迷宮を攻略したのは、世界でもシンドバッドと練紅炎の二人のみで、彼らは「複数迷宮攻略者」とされるが、ジンの中にはそういった攻略者を「浮気者」と言って嫌うものもいる。また、迷宮攻略者そのものがジンの主となるため、「王の器」の持ち主ということにもなる。
シンドバッドは自身の経験から、力を得すぎた迷宮攻略者及びその眷族は「十分な力を得た」と判断されるために、迷宮に入ることが出来なくなるのではないかと推測していた。
第1迷宮「バアル
ユナンの手により14年前に出現した迷宮。レームとパルテビアとの国境線上にあり、シンドバッドによって攻略された。生還者は彼とドラコーンの2人。総死者数約12000人。
第6迷宮「ブァレフォール
イムチャックに出現した迷宮。内部は水場が多い作りになっている。シンドバッドによって攻略された。生還者は彼とジャーファルとドラコーンとヒナホホとヴィッテルとマハドの6人。
第7迷宮「アモン
チーシャンに存在した迷宮。出現から10年以上攻略されていなかったが、アリババによって攻略された。生還者は彼とアラジンとモルジアナの3人。総死者数約10000人。
第14迷宮「レラージュ
マグノシュタットの戦争から3年前、練紅覇によって攻略された。
第61迷宮「ザガン
シンドリア南西沖のトラン族の島に現れた迷宮。約2年前に出現した。近づくだけで村人は引きずり込まれていた。実はそれらの村人はザガンに似せて作られた迷宮植物が魔法で木にし、魔力を吸い取って迷宮生物を生み出していた。「アモン」に比べ迷宮生物達には人間味があるが、迷宮植物の歌声で凶暴化する。練白龍によって攻略され消失、捕らわれの身となった人々も元の姿に戻され解放された。

魔法関係[編集]

魔法
ルフに命令式を与え、それが生み出す魔力によって熱・氷・雷・重力など様々な現象を引き起こす現象。どのような命令をルフに与えれば何が起こるかは見えない真理として定まっており、それらを解き明かし組み合わせる。魔力の総量が多い者ほど、良く複雑で難解な式を組み続けられるので、より高度な魔法を解くことが出来る。使用する際には体に負荷がかかるため、肉体が弱いと無意識の内にリミッターがかかり出力が低下するが、体を鍛えることでそのリミッターは解除されていく。
ルフと同様にマグノシュタット学院では8つに分類され、1から順に8角形の頂点に配置した時、自分の最も得意とする魔法の対角線上にある魔法が次に素質があるとされ、全ての種類の魔法をまんべんなく学ぶことで得意な魔法の出力も上昇する。同系統の魔法を複数名で同時に使用すると、魔法式が乗算されるためにその威力は増強される。
防壁魔法(ボルグ)
魔力で自分の周囲を覆い、外部からの悪意ある攻撃(殆どの物理攻撃とある程度の魔法攻撃)を防ぐ。魔法使いなら誰でも生まれつき素質が備わっている。魔力量によって強度に個人差があり、強固なものは岩盤や鋼をも上回る強度を持ち、マギのものならば金属器や眷属器でなければ破壊できない。
超律魔法
ごく希少な条件下でしか起こりえない天災をルフに命じて強制的に引き起こさせる魔法。「災厄」とされる。
魔法使い
道具を使わず、自分の魔力を別のものに変換できる人間。生まれつきルフと語らうことができ、ルフに特別な伝令を送り、様々な自然現象を引き起こすことができる。幾つかの階級に分かれており、頂点に「マギ」、次いで「魔導士」、そしてその下に「占い師」や「まじない師」などが存在する。
肉体が魔力を魔法に使うことに特化しているため常人よりやや脆弱。それをカバーするため、魔法使いであれば「防壁魔法」を使う能力が元々備わっている。攻撃力に関しては金属器使いには及ばないものの、様々な魔法を使い分けることで金属器使いや眷属器使いのサポートを行う。ルフと同様個性があり、ひかれあうルフの種類により得意な魔法も変わる。
魔法を行使する際、多くの魔法使いは杖を媒体に使うが、これはある程度長さのあるものを使わないとルフに命令を贈る方向が分散してしまい、魔法が不安定になるためである。
ジン自体が魔法使いのような存在である影響で、お互いの魔法が混線して何が起こるか分からず危険であるため、眷属器の使用はできない。
魔法に関する知識が未成熟な国は数多く、現在もその能力を気味悪がられ迫害を受けている。
マギ
王となる者を選び、導く役目を持つ魔法使い。「創世の魔法使い」「愛しきソロモンの移し身」とも呼ばれる。その具体的な意味や役割は不明だが、黄牙民族にはかつての大黄牙帝国の建国に関わったマギの神話が語り継がれている。
歴史の節目に現れ、それぞれの時代に3人しか現れない。作中の時代のマギはジュダル・ユナン・シェヘラザードだけのはずだったが、それとは別にアルマ・トランのマギであるアラジンと練玉艶が存在している。
魔法使いの階級の一つであり、その頂点に君臨する存在。そのため下記の魔導士であるヤムライハはマギであるアラジンとの初対面の際、かなり敬意を払っていた。
普通の人間は自分の中のルフが生む一定量のエネルギーしか使えないが、マギは自分以外のルフを使役し、その魔力を体力が続く限りほぼ無限に使うことが可能。そのため、大量の魔力を必要とするので通常の人間にはできないジンの実体化も可能である。ルフの加護を受けているため、魔力弾は打ち消され効果がない。ただし、魔力こそ無限であるが体力は有限であるため強力な魔法を使えば確実に消耗していく。また、魔導士としての技量もマギであるからといって特別秀でているものではない。
王の選定者の能力として迷宮を出現させ、そこに王の器と見込んだ人間を導くことができると同時にすでに出現している迷宮を外部から消滅させることもできる。さらに、金属器の所有者を探知する能力も有する。
「堕転」し逆流する運命を変える「奇跡」を起こすことが使命の一つであるが、ルフ同様、ジュダルのように「堕転」したものは黒く染まっていく。
マギが死んだ場合そのルフは「大いなる流れ」ではなく聖宮に戻り、来たるべき時代に新たな命のマギとして生まれ変わるが、例外的に生前の意識を持ったまま生まれ変わることもあり、作中ではシェヘラザードが死んだ際にその分身であるティトスが新たなマギとして生まれ変わった。
関係性は不明だが、アルマ・トランのマギも含め皆三つ編みの髪型が特徴。
魔導士
魔法使いの階級の一つ。自分の体内の魔力の量が多く、様々な魔法が使える。マギからは一段階下の階級となる。逆に魔導士ではない者は「非魔導士(ゴイ)」と呼ばれる。
マグノシュタット学院の上級魔導士は研究の結果として、最も効率の良い命令式を最短でくみ上げることができるため、一人で一個中隊に匹敵する力を有している。命令式の体系化により効率的に魔力を変換できるようになったのはここ一世紀の間のことであり、現在も多くの国では戦う力を持たない非力な存在と認識されている。
1型魔導士
炎を操る1型のルフと特にひかれあう魔導士で、自然現象を起こす際にルフが赤く輝くため「赤魔導士」ともいう。「熱魔法(ハルハール)」を得意とする。
2型魔導士
水を操る2型のルフと特にひかれあう魔導士で、自然現象を起こす際にルフが青く輝くため「青魔導士」ともいう。「水魔法(シャラール)」を得意とする。
3型魔導士
光を操る3型のルフと特にひかれあう魔導士。「光魔法(フラーシュ)」を得意とする。
4型魔導士
雷を操る4型のルフと特にひかれあう魔導士で、自然現象を起こす際にルフが黄色く輝くため「黄魔導士」ともいう。「雷魔法(ラムズ)」を得意とする。
5型魔導士
風を操る5型のルフと特にひかれあう魔導士で、自然現象を起こす際にルフが白く輝くため「白魔導士」ともいう。「風魔法(アスファル)」を得意とする。
6型魔導士
音を操る6型のルフと特にひかれあう魔導士。
7型魔導士
力を操る7型のルフと特にひかれあう魔導士。自然現象を起こす際、ルフは黒く輝く。物体や空間自体に働きかける「力魔法(ゾルフ)」を得意とする。
8型魔導士
命を操る8型のルフと特にひかれあう魔導士。自然現象を起こす際、ルフは紫に輝く。
魔法道具
使用者の魔力を与えることにより様々な魔法を行使できる道具。眷属器とは違い、魔導士でも使用できる。
本来ならば迷宮内にしか存在しないはずだが、アル・サーメンからマグノシュタットに本物が提供され、その研究の結果近年魔導士によって人工的にも作り出されるようになった。
各個人が所有する魔法道具についてはマギの登場人物を参照。
八色魔選晶(はっしきませんしょう)
マグノシュタットにある魔導士を8種に分類するための綺麗な女性の石像のような形をした魔法道具。軽く魔力を込めることで石の中のルフ達がその魔導士のルフの個性に応じた自然現象を起こす。
愚々塔(グヌード)
詳細はアルマ・トランを参照。

その他の重要用語[編集]

ルフ
人の肉体が土に還るように魂が還る所。世界の魂を繋ぐ「世界の血潮」。またルフが生み出す世界の「流れ」、生命があるがままに生き、前に進み続けることを示す「ルフの導き」が存在しており、それこそが「運命」と呼ばれる。
無数の白い小さな鳥の姿をしており、「堕転」する時に黒く染まる。引き起こす現象が個性によって異なり、その違いによりマグノシュタット学院では大きく8つに分類されている。本来なら魔法使いでなければその形を認識することはできないが、マギがルフを大量に集めた場合や迷宮内部のようにルフの濃度が高い場所では非魔導士であっても視認することが可能。
魔力(マゴイ)
ルフが生み出すエネルギーで、生命に至るまであらゆる自然現象を引き起こす。ヤンバラの民や東方の人々はこれを「」と呼ぶ。人間の場合、魔法道具などの過度の使用で大量に魔力を消耗すると自力では回復できなくなり、非常に危険な状態になる(この状態を「マクバラー(魔力切れ間近)」という)。それを集めてそのまま打ち出したものを「魔力弾(マゴイだん)」といい、威力が低くせいぜい壁や床に小さな穴を開ける程度だが、相手を拘束する時に役立つ。
魔力操作(マゴイそうさ)
ヤンバラの民が得意とする、自らの体内の魔力を操作し相手の力を相殺する技術。魔法道具だけでなく魔装すら解除することができる。また、その一部を武器に宿して強化することや生物に直接使うことで相手を失神させることもできる。特殊な修行が必要であるため、使用できる者はそう多くない。自らの命を削るため、使いすぎると寿命が縮んでしまう。応用として、他人の魔力の流れを感知することでその怪我の状態などを診察することができる(ただし、治療することはできない)。
堕転
運命」に逆らい、進化を退化に、有を無にというように全てを陰なるものに逆流させること。その時、ルフやマギはその身を黒く染める。人間が自らの運命を恨んだ時にも起こる。モガメットは8型魔法を応用し、人の心を絶望で染め上げることで、人を強制的に「堕転」させる魔法を生み出している。
逆流する運命を変えるためには、闇を打ち晴らす「奇跡」が必要であり、それを起こすのがマギの使命でもある。「堕転」したまま死亡した者のルフは「大いなる流れ」へと戻ることはできず、怨念のままに彷徨うしかなくなる。
ソロモンの知恵
運命の逆流を超える「奇跡」の力。「ルフの意志を聞かせる力」「預言の力」ともされる。他者のルフと語らい、さらに「大いなるルフの流れ」の源へアクセスしあらゆる人々のルフを呼び出すことができる。また銀行屋の台詞によればジンの錬成術などの知識も含まれているらしい。
聖宮の先にある「莫大な知識が集荷されている空間」において、アラジンが手に入れた。ルフを集めることで発動し、この時は額に八芳星が現れる。連続使用後は立っているのがやっとなほどに体力を消耗してしまう。なお、その本質である「全知」をアル・サーメンも手に入れようと画策している。
黒の神(イル・イラー)
全く別次元の高位な存在である悪意の化身で、かつてアルマ・トランの悲劇を引き起こした存在。アル・サーメンからは「我らが父」と呼ばれる。手に触れたあらゆるものから白いルフを奪う力を持ち、これが現れた世界ではあらゆる生命のみならず光や音すらも死に絶えてしまうといわれる。
マグノシュタットの暗黒点にわずかに流れ込んでいた力を元にして不完全ながらも顕現。依り代の核となった強大な意志を持ち「堕転」した人物の影響が濃く出ており、作中ではモガメットの肉体に頭部に当たる部分から無数の細い腕が生えた不気味な姿をしている。その掌からは暗黒点が使うものと同じ「防壁」を張ることができ、周囲から奪ったルフを糧に成長を続ける。そのため手に触れられた生物は死亡し、海水や溶岩といったものからもルフを奪うことができる。魔装していれば触れられただけで死ぬことはないが、触れた場所の皮膚ごと魔装をはぎ取られてしまう。煌帝国軍・七海連合・レーム帝国軍の金属器使い総勢13名が協力して迎撃にあたり、ソロモンの知恵を使ったアラジンが依り代の核であるモガメットと対話し、モガメットが黒ルフと共に消滅することを選んだ為、依り代も共に崩壊した。
暗黒点(あんこくてん)
依り代」ともいわれる大量の魔力と黒いルフを糧に作られる世界の穴で、アル・サーメンが世界を無秩序なものに変えるために必要としている力。巨大かつ漆黒の球体。「黒の神」をこの世界に引き下ろすための「力点」となる。「生き物」ともいえる存在であり、魔法を操ってマギの「防壁魔法」の数十倍の強度を持つ「防壁」を自衛のために張る力や黒いジンを10000体近く生み出し続ける力を持つ。
レーム帝国とマグノシュタットの間で戦争が勃発した際に、モガメットがマグノシュタット学院上空に召喚してしまう。練紅炎とアリババの手で破壊されたが不完全な「黒の神」を呼び寄せる。「黒の神」消滅後、そこに蓄えられていた膨大な黒いルフはジュダルが手中に収めた。
七海連合
シンドバッドが作った7ヵ国同盟。どの加盟国も小国ながら強大な力を秘めており、「不侵略不可侵略(しんりゃくせずしんりゃくさせず)」を理念とする。連合に加盟しているのが分かっているのは、エリオハプト王国・アルテミュラ王国・イムチャック国・ササン王国。後にレーム帝国も加盟する。
謝肉宴(マハラガーン)
イムチャック及びシンドリア王国で行われる祭り。シンドリアでは南海生物の撃退を八人将がパフォーマンス化することで、国民達の恐怖心を和らげ、国外からの客人を楽しませている。
シンドバッドの冒険書
作者はシンドバッド。アリババが迷宮攻略の際に参考にした。巻を追うごとに脚色が酷くなり、八人将の活躍を描いた「その22」ではジャーファルが7本の角を生やして火を吹き、マスルールは巨大化している。

地理[編集]

ウータン
アラジンがライラ達と出会ったオアシス都市。
チーシャン
第7迷宮「アモン」の出現以降、その攻略を目指す冒険者が集まり発展したオアシス都市。
バルバッド[注 2]
東南にある海洋国家。本土は街ほどの大きさだが、数百に及ぶ島々を支配し、各地方との交易の中心地として栄えている。サルージャ王家が代々治めていたが、煌帝国の圧力や組織の暗躍によって国力が衰退、王侯貴族が豊かな暮らしを続ける中、貧困層は重税で苦しむこととなったため、アリババによる革命の後、煌帝国の傘下で共和国として自治を行っているとされるが、実際は政府より上の煌帝国の総督府に自治権を奪われ全てを煌帝国の管理されるがままの状態である。
王政時代は存在していなかった奴隷制度が共和国になってから採用され、元々のバルバッド国民は基本的に単純労働にしか就労できず、人の上に立つ人間は全て煌帝国の国民である。階級により服装が厳しく定められており、バルバッド国民は全員が緑色、北方の異民族出身の奴隷は茶色、高貴とされる白は煌帝国の人間しか着ることが許されない。
スラム
アリババが王宮入りする前に母・アニスやカシムと共に暮らしていた場所。共和国となった後はその面影は残っていない。
シンドリア王国
シンドバッドが作った国家。南海の島国で「未開」と呼ばれる極南地帯にある。かつて、人を寄せつけない絶海の孤島をシンドバッドが開拓し、国を興した。「迷宮攻略伝説」の末に作り上げられた「夢の都」として広く知れ渡っている。北大陸には見られない地形・気候・動植物と共に人々は暮らし、国は貿易と観光で栄えている。身につけている服や装飾品、髪や肌の色も異なった人々が対立も無く、支えあって暮らしている多民族国家であり、アラジンは「小さい島だが大きな国」だと称している。
また、国の海域には超巨大な南海生物が生息しており、年に数度は島を襲ってくるが、シンドバッドの配下の八人将が撃退し、それをパフォーマンス化して国民の不安を緩和している。仕留めた南海生物は国中で食べ、その収穫祭を「謝肉宴」という。
シンドバッドとヤムライハによって作り上げられた敵を判別し侵入を拒む「防御結界」と、敵の居場所を追跡し50里以内ならそこへ瞬間移動できる「転送魔法陣」によって守られている。
シンドリア王宮
シンドリアの一番奥に位置する。内部にはシンドバッドやそれに親しい官達の私的住居空間(出入りできる者は限られている)である「紫獅塔(シシトウ)」、軍事設備が集まり武器具・軍事訓練場・兵舎などがある「赤蟹塔(セッカイトウ)」、国軍兵士の他に食客達も利用できる武術の鍛錬場である「銀蠍塔(ギンカツトウ)」、知識交流の場で図書館や学校がある「黒秤塔(コクショウトウ)」、食客達の住居施設である「緑射塔(リョクシャトウ)」、文官達が執務を執り行う国政の場である「白羊塔(ハクヨウトウ)」[注 3]といった施設がある。
市街地
民家や商店が立ち並んでいる。人口が増える度に家の上に家を重ねるようにして増築していったため、箱型の狭い建物が密集した複雑な街並みになっている。
中央市(バザール)
朝と夕方に開く。地元民と旅人達が様々な商売をするために集まり、大勢の人々で大変に賑わう。
果樹園
パパゴレッヤといった南海の珍しい果物が特産。収穫量はごく少ないが、大陸の商人との間で非常に高額で取引される。
国営商館
島外からやってきた人々をもてなすための特別な区画で、夜でもずっと賑やかな場所。豪華な宿・酒場や大規模な賭場・劇場・闘技場などの娯楽施設がある。
南海の変わった動植物であふれかえっている。また、モルジアナがマスルールとの修行でこの場所を使っている。
煌帝国(こうていこく)
極東を制し、急に拡大している軍事国家。帝政時代の中国風の国。練家が治めている。少し前までは極東の小国にすぎなかったが、ジュダルの力を借り、数年で広大な中原を平定。5名(後に6名)もの迷宮攻略者を抱え、北方及び西方々の周辺小国に攻略者を送り込み、侵略している。最近では迷宮怪物軍団もできている。通貨は「煌(ファン)」。
侵略した国家を「煌帝国そのもの」にするという政策をとっているため、属国は皆一様に煌帝国風の建築物や服装が見られるようになる。
レーム帝国
西方にあり、暗黒大陸にも属州を持つ大国。700年以上昔に建国され、有史以来最も強大な国家であり続けている。最高司祭にはシェヘラザードが就いており、彼女によって過去最大の繁栄と何人もの迷宮攻略者がもたらされている。現在国内に抱える金属器使いは3名。「個」の集積、「人」の力を重んじる。賭け事が盛ん。科学技術も進歩しており、火薬兵器も実用化されている。街は道路・水道が整備され、国が市民の生活を保障するため、飢えることはない。一方で大勢の奴隷が市民の豊かな生活を支える為に過酷な労働を強要されており、市民の娯楽の為の剣奴として殺戮の見世物に使われる事もあるなど、厳しい生活を強いられている国でもある。その為、「市民にとってはいい国」とも称される。
東大陸進出の足掛かりとして高い魔法技術を持つマグノシュタットを狙っており、ティトスを取り戻すという口実を使いマグノシュタットに侵略戦争を仕掛けたが、アラジンの仲裁により休戦する。シェヘラザードの遺言で七海連合と同盟を結ぶこととなり、マグノシュタットとは同じ立場となった。大国とはいえ七海連合や煌帝国に比べて見劣りする立場となったことで、どちらかの陣営によりかかってしまえば戦争の引き金になりかねない危うい状態となり細心の立ち回りをする必要性が生じてしまっている。
レマーノ
レーム帝国の帝都。マグノシュタットとの戦争では、ここでシェヘラザードがレーム帝国軍の指揮を執っていた。
闘技場(コロッセオ)
レーム中心にある巨大な闘技場。剣闘士が日夜戦いに明け暮れ、修練を積んでいる。純粋に修行を目的とする者達もいるが、剣闘士の半数以上は市民の享楽の為の見せ物として戦闘を強いられている剣奴である。剣闘士は人間だけでなく、マウレニアヒヒなど常人では到底太刀打ちできない猛獣などとも対峙する事となる。審判はいるが、どちらかが死傷するまで止めることはない。残酷な見せ物だが、市民には大盛況で闘技場は常に満員。剣奴が受け取れるのかは不明だが、アリババは勝利と引き換えに巨額の報奨金を受け取っている。
パルテビア帝国
バルバッドと貿易をしていた大国。だが、近年衰退してきている。ドラコーンが軍人をしていた。シンドバッド・ズルムッド・マイヤーズの出身地。
外伝にも登場。元は「パルテビア王国」という名だったが、本編より30年程前に起きた戦争で歴史的な勝利を収めたことを機に現在の名前になった。戦争強国とされたが、レーム帝国との戦争で劣勢に立たされ厳しい税制度を敷くことになる。
ティソン村
シンドバッドの家がある漁村。パルテビア郊外に位置する。
コンタスティア港
シンドバッドがよく訪れていた港。彼がパルテビアから旅立つ際にも使われた。シンドバッドが迷宮で手に入れた財宝を売って船をあげるまでは凍結された状態だった。
エリオハプト王国
七海連合の加盟国。シャルルカンとスフィントスの出身地。女性は胸を隠さない風習があり、身分の高いものは体に蛇を巻きつける。王はアールマカン。
アルテミュラ王国
七海連合の加盟国。ピスティの出身地。動物と心を通わせ空を舞って戦う戦姫達が住む。外見が年齢より幼く可愛らしく見える者達が多い。王はミラ。
イムチャック
七海連合の加盟国。雪と氷に包まれた極北の秘境にある連合国家。他国で国王に相当する首長を頂点に、法や掟の異なる5つの部族をそれぞれの部族長が自治し、さらにその下に各村の族長が存在する特徴的な国家体制を持つ。ヒナホホの出身地。身丈が非常に大きく、泳ぎが得意なイムチャック人が住む。生まれた時に親から頭飾りの2本の角[注 4]を貰い、片方は結婚するまでは親に預けて結婚後は婚約者に渡すという習わしがある。王(首長)はラメトト。
外伝にも登場。かつては諸外国の船や海上を荒らす略奪民族を生業としていたが、苛烈な部族間抗争を収めるために現行の国家体制が敷かれた。しかし諸外国からはいまだに蛮族であると認識されている。男性は成人する年齢に達するとアバレイッカクを狩って「成人名」をもらうという習わしがあり、それを成し遂げられないものは幼名を名乗ることが許されないため「名無し」扱いされる。また、現在シンドリアで行われている謝肉祭も、元々は戦士の成人を祝うためのこの国の伝統的な儀式である。
カシュガン
中央砂漠の都市国家。人種・家柄・所得に拘らず誰もが平等に政治に携わることのできる徹底民主政治に移行した。アリババがバルバッド共和国の政治形態の参考にしようとしていた。
ササン王国
七海連合の加盟国。スパルトスの出身地。厳格な教義を持つ国として知られる。国を出ると教義を厳守する必要は無くなる。王はダリオス。
ムスタシム王国
花と泉の楽園」と呼ばれた西方の割合が大きかった国。魔法の真理に迫るため国を挙げて努めてきた魔導国家で、70年以上前から当時では珍しく王家に魔導士が使えていた。しかし魔導士自体は差別されており、40年前に起こったパルテビアとの戦争では最前線に送られ楯の代わりにされるなど不当な扱いを受けていた。以来徐々に力を高めていたマグノシュタット校の反乱によりドゥニヤを除く王族・貴族が皆殺しにされ、10年ほど前に滅んだ。
マグノシュタット
ムスタシム王国滅亡後に新たに建てられた魔導国家。元はムスタシム王国にあった一学問機関だったが、シンドリア編の10年前に軍隊級の力を持ち国軍や一部の貴族官僚を取り込み、祖国に対して反乱を起こすことで誕生した国家。首都は迷宮にしかない筈の魔法道具に溢れ、国境周辺に現れる盗賊は貴重なはずの魔法道具を大量に所有している。ここで生産された魔法道具が賊に売り払われ、近隣諸国を脅かしている。
レームと煌帝国に挟まれているため、籠城に適した都市となっており、外縁部は三層の「防壁魔法」による防御結界で覆われ、内部では完全に自給自足の体制が整っている。
総人口は30万人。国民等級制度により全ての国民は5階級に分けられ、1から3等級には様々な特権が与えられている。学長及び上級魔導士は1等(約500名)、学院2学年以上及び魔導士が2等(3千人)、魔導士を両親に持つ非魔導士及び特殊技能や官職に就く非魔導士は3等(2万人)、通常の非魔導士が4等(8万人)、納税を果たせない非魔導士が5等(20万人)。
魔法使い以外の人間の入国を原則として禁じており、国内の人間の数を制限し、魔導士と普通の人間とで差別するという国家体制を敷いている。シンドバッドからは、アル・サーメンとも繋がりがあるという疑惑が持たれており、実際数年前まで黒いジンに関する共同研究を行っていたが現在は袂を分かっている。煌帝国の皇族からも急速な発展・迷宮道具の量産などから同じく「組織」の関与を疑われていたが、交渉においてそれがない可能性も浮上。魔導士のみによる発展は紅炎に「恐ろしい国」と言わしめた。入国の際は「防壁魔法」のテストをしている他、生徒達を成績別にコドル1〜6に振り分けて学ばせている。
レームとの戦争後、中立国となり、指導者であるモガメットがヤムライハの養父であることから、現在は七海連合とレームの協力で再興されている。同時に国民等級制度も廃止され、魔法に頼りきりにせず復興を目指している。
1等許可区
資料室といった学院の中枢施設や上級魔導士の居住区画がある。入り口には結界が張ってあり、上級魔導士が身につけている銀の装身具である「1型結界手形」がないと通れない。
5等許可区
人口の3分の2に当たる20万人の5等国民が生活している地下に造られた街。落伍者の掃き溜めと蔑まれており、地上で使用される魔法道具の動力源として恒常的に魔力を吸い取られている。5等の人々の扱いに関しては賛否両論があるが、そこの人々に労働の義務はなく、食糧や家屋は用意されており飢えや寒さの心配がない。また、病気の治療も先天性の重病でもなければ魔導士が治療してくれるため、ムスタシム王国の頃より死亡率は低下しており、大半の5等区民は現状を受け入れている。
アクティア王国
東西の大陸を繋ぐ重要な窓口となる国家。貿易が盛ん。北方のマグノシュタットとの国境線に兵力を集中しているため、南方の港が手薄になり海賊・大聖母が横行することとなった。
暗黒大陸
ファナリスの故郷。「レーム帝国南方属州以南は未開発」という意味で外部の人間によって付けられた地の蔑称。北端部はレーム帝国の属州の一つ「カタルゴ」として開けており、直行便で誰でも渡ることができる。
大峡谷
レーム帝国属州最南端に広がる巨大な峡谷。まるで世界がそこで終わっているかのように深く広大で、渡れば二度と帰って来られないと言われており、太陽を遮るものは何もないはずだが底に行くほど暗くなっていく。現在はマギ・ユナンがここの「守り人」をしている。
ミスタニア共和国
イレーヌの出身地。
吾国(ごこく)
煌帝国の中原統一前にあった国家の一つ。閻体の出身地。過去に自国を踏みにじった凱国を恨み、その支配権を奪うことを考えていた。
凱国(がいこく)
煌帝国の中原統一前にあった国家の一つ。閻技の出身地。長きに渡り王府と摂政王府が二人の王を立てたために派閥同士で憎み合い、それぞれが優位に立つことを考えていた。
聖宮
アラジンがかくまわれていた場所。番人はウーゴくん。アラジンは「頑丈な部屋」と呼んでおり、内部には様々な文献がある。ある時期が来るまでアラジンは絶対に外に出られない仕組みになっていた。外には「死者達の街(ネクロポリス)」が広がっている。
マギが死んだ場合そのルフはここに戻り、新たなマギとして生まれ変わる。その際、普通の赤ん坊のままに産み落とされることが殆どだが、前世の記憶を維持した状態で転生させることもできる。

民族[編集]

ファナリス
暗黒大陸で伝説と語られる戦闘民族。目元が特徴的で赤髪と強靱な脚力を有し、その脚力は獅子の胴を一撃で蹴り貫き、成人男性ともなればその身に幾重にも巻かれた鎖を引きちぎるほどの強大な力を発揮する者も存在する。毒の回りも遅い。しかし、その一方で身体能力に反比例するかのように体内の魔力の量は常人より少ない。
奴隷狩りにあったかさらに奥地へと移ったかは不明だが、現在の暗黒大陸には一人も残っていないという。ユナンによると大峡谷の「向こう岸」にはまだ残っているらしく、本来の姿も「鋼の皮膚と真紅の鬣を持つ奇妙な獣」であるという。
黄牙一族(こうがいちぞく)
モンゴル風の国に住む一族。かつては最も栄えた騎馬民族で、初代大王チャガン・ハーンが築いた「大黄牙帝国」は歴史上最大の帝国だった。チャガン・ハーンはマギにいざなわれ迷宮攻略をし、強大な力を得たという言い伝えがある。現在は衰退し、民衆は遊牧などを日々の生業として生活しているが、戦士はの機動力を活かした高い戦闘能力を持ち、また独特な剣を携えている。ババ曰く「草原で我々から逃れられる者はいない」という。「ゴルタス」や「ドルジ」という名前が多い。上記の戦士だけでなく一族の人間は剣で斬られても中々死なないなど総じて身体的に頑丈であり、そのため女子供を中心に何度も奴隷狩りの対象にされている。
白瑛とババの尽力で平和的に煌帝国の傘下に入り、白瑛の志に納得したことで騎馬兵百余名が白瑛の眷族となっている。
トランの民
現在の世界共通言語と全く違う言語「トラン語」を話す世界中に広く分布する少数民族(トラン語は会話では横書きで表現される)。なお、このトラン語は世界各地の太古の石版や迷宮内部に記されている謎の言語である。遅れた部族として迫害され、南へ追いやられている。作中確認されているのは暗黒大陸やシンドリア近くの島に住む部族で、シンドリアの駐屯地のおかげで安全な航海と商売ができるので市場が賑わっている。
ヤンバラ
魔力操作を得意とする東方の少数民族。「魔力操作の村」と呼ばれる場所に住むが、彼らが流浪の民で住処を転々とするためその場所は誰にも分からない。レームの闘技場をはじめ、世界各地で武者修行をしている。
イムチャック人
極北の秘境・イムチャックに住む人種。男女ともに大柄で、男性では身長2mを超え中には3mを超える者もおり、女性でも他種族の成人男性に匹敵するかそれを上回り、子供も他地域の成人男性に並ぶ身長を持つ。その体格故に屈強で、力も強い。
また、水の抵抗の低い皮膚、酸素を蓄えられるタンパク質を他人種の80倍もの量で筋肉に保有しており、水中での活動に特化した身体構造を持つ。これらの性質により、まるで水を蹴るかのように高速で泳ぎ1時間以上の潜水を可能とするため、水中戦ではほぼ無敵の強さを誇る。

異生物[編集]

砂漠ヒヤシンス
作中に登場する、砂漠・ユリ科の巨大な肉食植物。捕食部に酒を浴びることで酔い、活動が鈍くなる。
スライム
第7迷宮「アモン」に棲む半流体状の怪物。普段はアリの姿をしているが、自分より強い相手がいる時は変形して相手の特徴をコピーする。また相手がさらに強敵であれば、複数の個体が寄り集まって巨大な集合体となり、戦う。人間の言葉をまねて話すことができる。
砂漠カラス
爪から大牛をも眠らせる即効性の強毒を出す。ファティマーに飼われている。
砂漠ハイエナ
ファティマーが飼育しており、病気などで弱った奴隷の処分に使われていた。
マウレニアサーベルタイガー
暗黒大陸に生息する肉食動物。牙にかすっただけで人間なら一瞬で死ぬほどの猛毒を持つ。競売用にファティマーが飼っていた。
ナミディアコンドル
暗黒大陸に生息する肉食動物。爪にかすっただけで人間なら一瞬で死ぬほどの猛毒を持つ。競売用にファティマーが飼っていた。
エウメラ鯛
バルバッド近海にしか生息しない珍魚。鯛であるが、骨まで軟らかい。これのバター焼きはモルジアナの好物。
パパゴラス
アリババの好物の鳥。珍味として好む者もいるが、岩をも砕く嘴と自分より大きな相手にも挑むという攻撃的な性格のため捕獲は困難。群れで生息し、一番強い個体をボスとする習性を持ち、パパゴラス以外の強い動物の庇護下に入りつき従うこともあるため、現在のボスはマスルールとなっている[2]
南海生物
南海に住む超巨大な海洋獣で、凶暴な種類が多い。シンドリア国民が勝手につけた呼称であり、大陸のどの国でも研究はあまり進んでいない。上陸できる形態のものもいる。「アバレ〜」という名前が付けられている。
アバレウツボ
樹木よりも巨大なウツボ。棘のついた胸鰭を手のように使って岸壁をよじ登ることができる。
アバレオトシゴ
タツノオトシゴの形をした生物。アバレウツボほど巨大ではないものの、海中から帆船の甲板まで届くほどの大きさはある。
アバレウミガメ
ウミガメと呼ばれてはいるが、鰭ではなくリクガメのようにしっかりした手足がついている。
アバレウミウシ
擬態能力を持つ大きなウミウシ。死亡すると擬態は解ける。
アバレイッカク
外伝に登場。身体を硬い珊瑚に覆われ、頭部に角を持つ魚。原クジラ類のような胴体と長い首を有する。定期的に回遊する習性を持ち、極北の地まで移動することもある。イムチャックの男はこれを討ち取ることで成人として認められ、成人名が与えられる。鋭い牙や角は加工されてイムチャックの戦士が持つ棍棒になり、他の部位も様々な資源として使える。
パパゴレッヤ
シンドリア特産の果物。大陸の商人との間で高額で取引される。
オラミー
リスに似ている。人懐っこく市街地に出没し、食べ物をくすねる。母親の尾の中で守られて子供が育つ。
バオバロブ
シンドリア近海全域に群生する植物。特徴は太陽を目指してウネウネと伸びた幹。
「ザガン」の迷宮植物
ジン・ザガンが自身に似せて作りだした迷宮植物。地上に現れている「花」の部分はザガンが仮面をつけたような姿をしている。ザガンの手を離れ、第61迷宮「ザガン」に近づいたトランの民達を迷宮に引きずり込み、迷宮生物を生み出す養分へと変えていた。ザガンのフリをしてアラジン達の前に現れる。歌声で他の迷宮生物を狂暴化させる能力を持つ。「花」の部分を攻撃されてもすぐに回復する。
アラジン達を追い詰めるも、地下にあった本体をモルジアナの「炎翼鉄鎖」に焼き払われ、小さな子供の姿をした最後の「花」を一つ残すだけとなってしまい、命を助けてもらう代わりに宝物庫へと向かう道を教えたが、直後にドゥニヤによって殺される。
ゴーレム
ザガンによって非常に硬い鉱物から作り出された岩の巨人。モルジアナの蹴りが通じないほどの強度を誇るが、互いにぶつかり合うと砕けてしまう。
ネツメグサ
香草としても使われるマメ科の根の長い植物。
マウレニアウサギ
折れ曲がった耳と出っ歯、渦巻状の目が特徴の兎。カタルゴに生息している。マグノシュタットではコドル6の授業に「マウレニアうさぎ跳び」が組まれている。
マウレニアヒヒ
凶暴な大猿。雌の場合、自分がボスと認めた相手には人間であろうと積極的な求愛行動をする。レームの剣闘獣だったガルダがこの種。
オオドモイソギンチャク
外伝に登場。第6迷宮「ブァレフォール」に生息する肉食性の水棲迷宮生物。再生する無数の触手を持ち、人一人丸呑みにできるほど巨大。
ミニフォール
外伝に登場。ジン・ブァレフォールが自身に辿り着いたシンドバッド達への最後の試練として魔力で作った分身。鼻水を垂らした黒い子猫の姿をしている。見た目とは裏腹に脚力に力を集中させているため、かなりの速度で走ることが出来る。
魔獣
外伝に登場。黒ルフによる闇の魔法で人を取り込んで作られる怪物で、素体となった人間の能力でその強さを大きく変動させる。人間を生きたまま核に繋ぎ、その魔力を吸い取って動く。仮に核を破壊されても動力源の人間を新たに核として作り直すことで復活する。
作中ではジャーファル・ヴィッテル・マハドの3人を取り込んで、背中から長い手が生えたミノタウロスのような姿で現れた。豪腕による強力な打撃と全てを切り裂く手刀を使うことが出来る。

アルマ・トラン関係[編集]

理想郷(アルマ・トラン)
世界の統一を目前に魔導士と非魔導士が憎しみ合い、運命を乗り越え前へと進む力を失ったために滅びてしまったという世界。「神」によって作られた。ジン達やアル・サーメン、そしてアラジンの生まれ故郷。ソロモンとアル・サーメンの対立はこの頃から始まっている。作中で舞台となる世界とは全く歴史的・空間的なつながりを持たないとされる「別の世界」[注 5]であり、この世界の情報は禁忌でジン達すら語ることを許されない。
それぞれの大陸が空中に浮いているような状態にあり、大陸の間は「大陸の裂け目」と呼ばれる黒い空間になっている。
アラジン達の世界とは違い人間以外にも多数の知的生命体が生まれて、それぞれの種族がバラバラで平和に暮らしていたが、食べ物や住む土地を巡って次第に異種族間の争いが起こった。後に魔法使いとなった人間が異種族間の争いを治めるものの、価値観・言葉・生態がバラバラの種族達全員が納得する法律を作れる訳ではなく、以降も混乱は800年続き、後にソロモンが現れたことでアルマ・トランを一つにしたとされる。
ソロモンの三賢者の一人であるかつての練玉艶が魔導士達を率いて謀反を起こし、ソロモン及びジンと同化した72人の眷属達がそれを迎え撃ったが、「黒の神」の出現で世界が滅亡寸前にまで陥った。その時の生き残りをソロモンが作中の舞台となる世界へと送り出したとされる。
神(イラー)
アルマ・トランの創造主である存在。外見は白いことを除けば「黒の神」と酷似している。本来は自分が作った世界に直接干渉はしないが、当時アルマ・トランで最弱の種族であった人間に魔法を与え、「世界を一つにする」ことを説いた。
アルマ・トランの種族
人間以外にも多数の知的生命体が存在し、その外見は同化が進んだ眷族とも似た雰囲気を持つ。
人間
アルマ・トランで最弱の種族。800年前の時点で絶滅寸前でその数はたったの500人だったが、後に「神」に魔法を与えられたことで魔法使いとなり、世界を一つにするために理想郷を作ることを誓うが、年月の途中でその志を忘れて計画は頓挫し、800年後には魔導士正教連を組織し魔法の力を武器に他の異種族に圧政を敷いていた。額には各自が描いた第3の目のペイント[2]がある。
オーク
頭がなく、胴体に4つの目と腕を持つ種族。800年前には人間を食糧にしていた。
鱗狼族(マンティコアぞく)
名前の通り、二対の耳と鱗を持つ狼のような種族。鋭い爪を使って大地を掘り進み、地中に里を作って生活している。800年後の世界では愚々塔の支配下にあった。
神杖(しんじょう)
「神」から送られてくる魔力を大量に受信できる特別な杖。800年前に「神」が世界平和のために人間達に配り、全部で72本ある。現在は魔導士正教連の長老会が独占しており、主に愚々塔の動力源として使われている。魔力を「神」から受け取りすぎるために杖の主の命を削りとってしまう。使い手の額には第3の目が現れる。
愚々塔(グヌード)
魔導士達が異種族の領土に建造した巨大な魔法装置。神杖を動力源とする。思考能力を奪う精神感応系魔法を発し、人間以外の知的生命体から知能を奪い意のままに従わせ搾取している。ウーゴくん曰く「とてつもなく高度で巨大な魔法道具で、少なくとも478900種の魔法構築式が含まれている」らしい。
浮遊戦艦
魔導士正教連が所有する空中を浮く巨大な戦艦。愚々塔と同じく精神破壊魔法を飛ばし、異種族を操ることができる。

書誌情報[編集]

単行本[編集]

公式ガイドブック[編集]

公認アンソロジー[編集]

単行本未発売[編集]

  • 『マギ まじかるギャグ学園』
    • 月刊コロコロコミック』(小学館)2012年11月号から2013年1月号まで連載された。作者は河本けもん。4コマ漫画を中心とした短編ギャグ漫画。

マギ シンドバッドの冒険[編集]

登場人物の一人・シンドバッドを主人公とし、本編に至るまでの彼の半生を描いた外伝作品。『MAGI シンドバッドの冒険』、『マギ〜シンドバッドの冒険〜』、あるいは単に『シンドバッドの冒険』と表記される場合もある[5]。『週刊少年サンデー』2013年23号 - 30号まで短期連載した後、『裏サンデー』に移籍し同年9月18日より連載が開始、当初は隔週水曜日の更新だったが、11月20日から前後編構成にすることで毎週連載される形になった。漫画は大寺義史が担当している。

また、テレビアニメ第1期のBlu-ray Disc / DVD 第1巻の完全生産限定版には、本作のプロトタイプとなる、70ページの描き下ろし漫画が特典として付属していた。

特別版にはOVAが付属している。

OVA[編集]

外伝『MAGI シンドバッドの冒険』として単行本特別版付属DVDに収録。ナレーションは中井和哉が担当。

スタッフ(OVA)[編集]

  • 原作 - 大高忍、大寺義史(小学館「裏サンデー」連載中)
  • 監督 - 宮尾佳和
  • シリーズ構成・脚本 - 岸本卓
  • 脚本協力 - 安永豊
  • キャラクターデザイン - 佐古宗一郎
  • コンセプトデザイン - 田中俊成、枝松聖
  • クリーチャーデザイン - 富岡隆司
  • 色彩設定 - 岩沢れい子
  • 美術監督 - 青井孝
  • 美術設定 - 藤井一志、青井孝
  • 編集 - 定松剛
  • 撮影監督 - 宋賢大
  • プロップデザイン - 福永純一
  • 音楽 - 大久保友裕
  • 音響監督 - 飯田里樹
  • プロデューサー - 石橋和章、斎藤俊輔、米内則智
  • アニメーション制作 - Lay-duce
  • 製作 - AOS PROJECT(小学館、アニプレックス)

各話リスト(OVA)[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督 収録巻
第1話 迷宮(ダンジョン)バアル攻略篇・前篇 岸本卓 宮尾佳和 佐古宗一郎 - 第3巻
第2話 迷宮(ダンジョン)バアル攻略篇・後篇 坂上五郎 宮尾佳和
夕澄慶英
西野文那 佐古宗一郎 第4巻

テレビアニメ[編集]

第1期は2012年10月7日から2013年3月31日までMBSTBS系列全国ネットにて原作の「シンドリア編」までが放送された。全25話。副題は『The labyrinth of magic』。

MBS製作アニメでは『おそ松くん(第1作)』[注 6]以来実に45年ぶり、TBS系列としても『ウメ星デンカ[注 7]以来43年ぶりの『週刊少年サンデー』連載漫画原作のアニメ作品となり、日5枠では初の週刊連載漫画原作のアニメ作品となる。なお、作品には「小学館創業90周年記念企画」と銘打たれている。

連動データ放送において、全国同時ネットのテレビアニメ作品では史上初となるTwitter連動を実施。ハッシュタグ“ #magi ”を用いたツイートの一部が(若干フィルタリングされて)随時表示される。

第1期最終回で続編「マグノシュタット編」の制作が発表。当初、媒体は未定で2013年秋にリリース予定とされていたが、後にTVシリーズ第2期としての放送が決定し、第1期同様にMBS・TBS系列全国ネットにて2013年10月6日から2014年3月30日まで放送された[6]。また、副題が『The kingdom of magic』に変更された。

スタッフ[編集]

  • 原作 - 大高忍小学館週刊少年サンデー」連載中)
  • 監督 - 舛成孝二
  • 企画 - 夏目公一朗、植田益朗、沢辺伸政、遠藤正樹、太布尚弘、柳村努(第1期)→旦悠輔(第2期)、竹田青滋
  • シリーズ構成 - 吉野弘幸
  • シリーズ演出 - 林直孝(第1期)→倉田綾子(第2期)
  • 助監督 - 林直孝(第2期)
  • キャラクターデザイン - 赤井俊文
  • 総作画監督 - 赤井俊文(第1期)→落合瞳・小松麻美(第2期)
  • コンセプトデザイン - 竹内志保
  • サブキャラクターデザイン - 杉薗朗子(第2期・第3話 - 第25話)
  • エフェクトアニメーション - 橋本敬史
  • クリーチャーデザイン - 神宮司訓之(第1期・第13話 - 第25話)
  • 美術監督 - 川本亜夕、前塚太一(第1期)
  • 美術設定 - 谷内優穂
  • 色彩設計 - 鈴木依里
  • プロップ設定(第1期)→プロップデザイン(第2期) - 宮川治雄
  • 撮影監督 - 関谷能弘
  • 3DCGディレクター - 長澤洋二(第1期・第13話 - 第25話)→塩野英光(第2期)
  • 編集 - 三嶋章紀
  • 音響監督 - 菊田浩巳
  • 音楽 - 鷺巣詩郎
  • プロデューサー - 斎藤朋之、清水博之、落越友則、斎藤俊輔、丸山博雄前田俊博(第2期)
  • エグゼクティブプロデューサー - 越智武、岩上敦宏、山西太平・小竹讃久・柳村努(第2期)
  • アソシエイトプロデューサー - 鈴木健幸、遠藤哲哉、金庭こず恵、宿輪浩介、相島豪太・前田俊博(第1期)
  • アニメーションプロデューサー - 清水暁
  • 制作 - A-1 Pictures
  • 製作 - マギ製作委員会(アニプレックス小学館電通ムービックGyaO(第1期)→アニマティック[注 8](第2期))、MBS

主題歌[編集]

オープニング映像およびエンディング映像の下部には歌詞字幕が表示される。

第1期
オープニングテーマ
V.I.P」(第1話 - 第12話)
作詞 - マオ / 作曲 - 御恵明希 / 編曲・歌 - シドキューンミュージック
瞬く星の下で」(第13話 - 第24話)
作詞・作曲 - 新藤晴一 / 編曲 - 田中ユウスケ、立崎優介、Porno Graffitti / 歌 - ポルノグラフィティSME Records
第25話のみエンディングテーマに使われた。
エンディングテーマ
指望遠鏡」(第1話 - 第12話)
作詞 - 秋元康 / 作曲 - 北室龍馬 / 編曲 - 木村有希 / 歌 - 乃木坂46N46Div
The Bravery」(第13話 - 第24話)
作詞・作曲・編曲 - ryo / 歌 - supercell(Sony Music Records)
第2期
オープニングテーマ
「ANNIVERSARY」(第1話 - 第13話)
作詞 - マオ / 作曲 - 御恵明希 / 編曲・歌 - シド(キューンミュージック)
「光-HIKARI-」(第14話 - 第24話)
作詞 - SHIN / 作曲 - RENO / 編曲 - 岸利至ViViD / 歌 - ViViD(EPIC Records Japan
エンディングテーマ
「エデン」(第1話 - 第13話)
作詞・作曲 - 太志 / 歌 - Aqua Timez(EPIC Records Japan)
「With You / With Me」(第14話 - 第25話)
作詞・作曲 - OZO / 編曲 - tasuku tohyama / 歌 - 9nine(SME Records)

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督 原作 夜数 放送日
第1期
第1夜 アラジンとアリババ 吉野弘幸 舛成孝二 林直孝 赤井俊文 迷宮編 第2夜 - 第5夜 2012年
10月7日
第2夜 迷宮組曲 林直孝 間島崇寛
高橋英俊
酒井智史、近岡直
吉田尚人、南伸一郎
倉田綾子
赤井俊文 第5夜 - 第11夜 10月14日
第3夜 創世の魔法使い 中山奈緒美
関谷真実子
近藤一英 宇佐美皓一、佐藤篤志
藤原利恵
第11夜 - 第17夜 10月21日
第4夜 草原の民 加藤陽一 小寺勝之 清水一伸 田中紀衣 草原編 第16夜 - 第21夜 10月28日
第5夜 迷宮攻略者 柿村イサナ 林直孝 服部憲知 第22夜 - 第26夜 11月4日
第6夜 戦闘民族ファナリス 横谷昌宏 小島正幸 高島大輔 濱口頌平、中島美子 盗賊砦編 第26夜 - 第31夜 11月11日
第7夜 その名はシンドバッド 吉野弘幸 神戸守 柳屋圭宏 小松麻美、酒井智史 バルバッド編 第32夜 - 第35夜 11月18日
第8夜 守れない約束 横谷昌宏 山本寛 高橋英俊 藤原利恵、河野真貴 第35夜 - 第39夜 11月25日
第9夜 王子の責任 吉野弘幸 豊増隆寛 かわこしたかひろ 清山滋崇、鈴木信一
林恰君
第40夜 - 第44夜 12月2日
第10夜 その名はジュダル 加藤陽一 こでらかつゆき 長町英樹 宇佐美皓一、坂本龍典
崎本さゆり
第43夜 - 第48夜 12月9日
第11夜 新たなる来訪者 柿村イサナ 村山靖 清水恵蔵、島田英明 第49夜 - 第53夜 12月16日
第12夜 決意と決別 吉野弘幸 倉田綾子 佐藤篤志、黒木美幸 第53夜 - 第56夜 12月23日
第13夜 反逆の王子 岡村天斎 間島崇寛 井嶋けい子、酒井智史
関口雅浩
第57夜 - 第60夜 2013年
1月6日
第14夜 アリババの答え 横谷昌宏 沢村塁 若野哲也 田中紀衣 第60夜 - 第64夜 1月13日
第15夜 カシムの答え 加藤陽一 竹内浩志 西澤千恵、宇佐美皓一 第64夜 - 第68夜 1月20日
第16夜 ソロモンの知恵 柿村イサナ 柳瀬雄之 関口雅浩 第69夜 - 第72夜 1月27日
第17夜 笑顔 吉野弘幸 倉田綾子 藤澤俊幸、落合瞳 第73夜 - 第76夜 2月3日
第18夜 シンドリア王国 林直孝 西澤千恵、酒井智史
熊谷勝弘、宇佐美皓一
シンドリア編 第77夜 - 第82夜 2月10日
第19夜 ホシの名はシンドバッド 加藤陽一 小寺勝之 長町英樹 栗原優、海堂ヒロユキ
石井ゆみ子
第79夜 - 第86夜 2月17日
第20夜 王子と皇子 横谷昌宏 稲垣隆行 中杉徹 熊膳貴志 第87夜 - 第90夜 2月24日
第21夜 迷宮ザガン 柿村イサナ 福田道生 間島崇寛 村田俊治、黒木美幸 第90夜 - 第95夜
第110夜
3月3日
第22夜 炎の眷属 吉野弘幸 小寺勝之 若野哲也 田中紀衣、熊谷勝弘 第95夜 - 第98夜
第110夜
3月10日
第23夜 鬨の声 玉川真人 高橋英俊 井嶋けい子、酒井智史
海堂ひろゆき
第98夜 - 第102夜 3月17日
第24夜 堕転 竹内浩志
増井壮一
竹内浩志
春藤佳奈
宇佐美皓一、折井一雅
西澤千恵、大河内忍
栗原優、石井ゆみ子
藤部生馬
第102夜 - 第116夜 3月24日
第25夜 アリババとアラジン 倉田綾子
舛成孝二
倉田綾子
長町英樹
赤井俊文 3月31日
第2期
第1夜 旅立ちの予感 吉野弘幸 倉田綾子 倉田綾子
岩月甚
赤井俊文 落合瞳
小松麻美
シンドリア編 第111夜 - 第121夜 2013年
10月6日
第2夜 旅立ち 福田道生 高橋英俊 栗原優、折井一雅 10月13日
第3夜 出航 柿村イサナ
吉野弘幸
長町英樹 西澤千恵、黒木美幸 海賊討伐編 第121夜 - 第129夜 10月20日
第4夜 海賊 柿村イサナ 黒沢守 間島崇寛 宇佐美皓一 10月27日
第5話[注 9] 加藤陽一 林直孝 河合拓也 赤井俊文 11月3日
第6話 優しい人 花田十輝 宮尾佳和 赤城博昭 関根昌之 小松麻美 第130夜 - 第133夜 11月10日
第7話 練紅覇登場 横谷昌宏 平池芳正 岩月甚 折井一雅、黒木美幸 落合瞳 マグノシュタット編
(1年生)
第134夜 - 第136夜 11月17日
第8話 特訓の日々 柿村イサナ 神戸守 高橋英俊 髙田晃、伊藤智子 小松麻美 第137夜・第138夜 11月24日
第9話 レーム帝国 吉野弘幸 中山奈緒美 間島崇寛 三木俊明、村上真紀 赤井俊文 レーム帝国編
(闘技場(コロッセオ))
第139夜・第140夜 12月1日
第10話 最高司祭 古川順康 政木伸一 鈴木奈都子 落合瞳 第141夜 - 第143夜 12月8日
第11話 大峡谷 加藤陽一 竹内浩志 渡部周 海保仁美、板倉喜代美 小松麻美 暗黒大陸編
煌帝国編
第144夜・第145夜 12月15日
第12話 新たなる皇帝 倉田綾子 長町英樹 宇佐美皓一、栗原優 赤井俊文 煌帝国編 第146夜 - 第148夜
第16巻おまけ漫画
12月22日
第13話 ティトス・アレキウス 吉野弘幸 黒沢守 林直孝 河合拓也、濱口明
末澤慧
落合瞳 マグノシュタット編
(2年生)
第149夜 - 第152夜 2014年
1月5日
第14話 隠された民 春藤佳奈 野々下いおり、西澤千恵
広尾佳奈子
赤井俊文 第153夜 - 第156夜 1月12日
第15話 魔導士の国 横谷昌宏 神戸守 川越嵩弘 黒木美幸、折井一雅 小松麻美 第157夜 - 第160夜 1月19日
第16話 残された命 加藤陽一 坂田純一 渡辺周 海保仁美、山崎輝彦
板倉喜代美、西川雅史
大森理恵、落合麻衣子
落合瞳 第161夜 - 第164夜 1月26日[注 10]
第17話 宣戦布告 柿村イサナ 倉田綾子 岩月甚 伊藤智子、熊田明子 小松麻美 第165夜 - 第167夜
第18話 レームの脅威 吉野弘幸 福田道生 高橋英俊 宇佐美皓一、小谷杏子 落合瞳 戦争編 第168夜 - 第171夜 2月2日
第19話 本物のマギ 横谷昌宏 阿部記之 鈴木行 廣瀬智仁、成川多加志
相坂ナオキ、徳田夢之介
李少雷
赤井俊文 第172夜 - 第175夜 2月9日
第20話 再会 柿村イサナ 黒沢守 間島崇寛 野々下いおり、西澤千恵 小松麻美 第176夜 - 第178夜 2月23日
第21話 王の器 加藤陽一 関谷真実子
中山奈緒美
川越崇弘 小田多恵子、武内啓
福士真由美
落合瞳 第179夜 - 第182夜 3月2日
第22話 守りたいもの 横谷昌宏 小島正幸 岩月甚 伊藤智子、折井一雅
広尾佳奈子
小松麻美 第183夜 - 第186夜 3月9日
第23話 魔装戦士たち 柿村イサナ 福田道生 渡辺周 板倉喜代美、西川雅史
池田竜也、海保仁美
山崎輝彦
落合瞳 第186夜 - 第190夜 3月16日
第24話 滅亡の時 吉野弘幸 京田知己 林直孝 宇佐美皓一、髙田晃
栗原優、三木俊明
濱口明
小松麻美 第191夜 - 第195夜 3月23日
第25話 おかえりなさい 倉田綾子 長町英樹
高橋英俊
間島崇寛
赤井俊文 第195夜 - 第198夜 3月30日

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
第1期
日本国内 毎日放送製作局)・
TBS系列計28局
2012年10月7日 - 2013年3月31日 日曜 17:00 - 17:30 TBS系列 字幕放送
連動データ放送
韓国全域 ANIPLUS 2012年10月9日 - 2013年4月2日 火曜 23:00 - 23:30 CS放送
IP放送
ケーブルテレビ
ネット配信
15歳以上視聴可で放送
韓国語字幕あり
日本全域 みんなでストリーム 2012年10月14日 - 2013年4月7日 日曜 16:30 - 17:00 ネット配信
GyaO! 2012年10月27日 - 2013年4月20日 土曜 24:00 更新
バンダイチャンネル 2012年10月28日 - 2013年4月21日 日曜 12:00 更新
香港 J2 2012年11月 - 2013年5月 木曜 22:00 - 22:30(UTC+8 地上波放送 広東語日本語二ヶ国語放送
リピート放送あり
繁体字字幕あり
日本全域 アニマックス 2013年2月25日 - 4月29日
2013年5月10日 - 8月23日
月曜 19:00 - 19:30
金曜 19:00 - 19:30
アニメ専門BS/CS放送 リピート放送あり
第2期
日本国内 毎日放送(製作局)・
TBS系列計28局
2013年10月6日 - 2014年3月30日 日曜 17:00 - 17:30 TBS系列 字幕放送
連動データ放送
韓国全域 ANIPLUS 2013年10月8日 - 2014年4月1日 火曜 22:30 - 23:00 CS放送
IP放送
ケーブルテレビ
ネット配信
15歳以上視聴可で放送
韓国語字幕あり
日本全域 GyaO! 2013年10月20日 - 2014年4月13日 日曜 更新 ネット配信
バンダイチャンネル 2013年10月27日 - 2014年4月20日 日曜 12:00 更新
アニマックス 2013年11月19日 - 2014年5月27日 火曜 19:30 - 20:00 アニメ専門BS/CS放送 リピート放送あり

第1期の放送開始1週間前の9月30日には、特別番組話題沸騰!! マンガ『マギ』に魅せられた人、大集合SP』が放送された[7]

出演は山里亮太南海キャンディーズ)、松井玲奈SKE48)、ヒデペナルティ)、鈴木奈々金子貴俊喜屋武ちあき。進行は山本匠晃(TBSアナウンサー)。この特別番組でメインキャストが初めて発表された。

関連商品[編集]

Blu-ray / DVD[編集]

第1期のBlu-ray、およびDVDが2013年1月30日から9月25日まで順次発売された。全10巻。各巻Blu-ray Disc完全生産限定版、DVD完全生産限定版、DVD通常版の3種リリースである。完全生産限定版の映像特典として、アニメの声優陣によるオーディオコメンタリー、ノンクレジットオープニングおよびノンクレジットエンディング(第1巻)を収録。各巻完全生産限定版にはマギシール3枚、8Pブックレット、描き下ろし漫画(第1巻、70P)を同梱。

巻数 発売日 収録話 オーディオコメンタリー 規格品番
BD限定版 DVD限定版 DVD通常版
第1期『マギ』
1 2013年1月30日 第1話 - 第2話 石原夏織、梶裕貴、戸松遥 ANZX-6911/12 ANZB-6911/12 ANSB-6911
2 2013年2月6日 第3話 - 第4話 石原夏織、水樹奈々、瀬戸麻沙美 ANZX-6913/14 ANZB-6913/14 ANSB-6913
3 2013年2月27日 第5話 - 第7話 小野大輔、櫻井孝宏、細谷佳正 ANZX-6915/16 ANZB-6915/16 ANSB-6915
4 2013年3月27日 第8話 - 第10話 石原夏織、梶裕貴、木村良平 ANZX-6917/18 ANZB-6917/18 ANSB-6917
5 2013年4月24日 第11話 - 第13話 小野大輔、花澤香菜、鈴村健一 ANZX-6919/20 ANZB-6919/20 ANSB-6919
6 2013年5月22日 第14話 - 第15話 石原夏織、森川智之、三木眞一郎 ANZX-6921/22 ANZB-6921/22 ANSB-6921
7 2013年6月26日 第16話 - 第17話 梶裕貴、福山潤、木村良平 ANZX-6923/24 ANZB-6923/24 ANSB-6923
8 2013年7月24日 第18話 - 第20話 小野大輔、森久保祥太郎、堀江由衣 ANZX-6925/26 ANZB-6925/26 ANSB-6925
9 2013年8月21日 第21話 - 第23話 石原夏織、梶裕貴、戸松遥 ANZX-6927/28 ANZB-6927/28 ANSB-6927
10 2013年9月25日 第24話 - 第25話 石原夏織、梶裕貴、戸松遥、小野賢章 ANZX-6929/30 ANZB-6929/30 ANSB-6929
第2期『マギ The kingdom of magic』
1 2014年1月22日 第1話 - 第2話 石原夏織、梶裕貴、戸松遥 ANZX-9251/52 ANZB-9251/52 ANSB-9251
2 2014年2月26日 第3話 - 第4話 石原夏織、小野賢章、久川綾 ANZX-9253/54 ANZB-9253/54 ANSB-9253
3 2014年3月26日 第5話 - 第7話 石原夏織、梶裕貴、柿原徹也 ANZX-9255/56 ANZB-9255/56 ANSB-9255
4 2014年4月23日 第8話 - 第10話 石原夏織、逢坂良太、井上喜久子 ANZX-9257/58 ANZB-9257/58 ANSB-9257
5 2014年5月28日 第11話 - 第13話 石原夏織、中村悠一、伊藤美紀 ANZX-9259/60 ANZB-9259/60 ANSB-9259
6 2014年6月25日 第14話 - 第15話 石原夏織、松岡禎丞、チョー ANZX-9261/62 ANZB-9261/62 ANSB-9261
7 2014年7月23日 第16話 - 第17話 石原夏織、坂本真綾、チョー ANZX-9263/64 ANZB-9263/64 ANSB-9263
8 2014年8月27日 第18話 - 第19話 石原夏織、宮野真守、谷山紀章 ANZX-9265/66 ANZB-9265/66 ANSB-9265
9 2014年9月24日予定 第20話 - 第21話 石原夏織、松岡禎丞、柿原徹也 ANZX-9267/68 ANZB-9267/68 ANSB-9267
10 2014年10月22日予定 第22話 - 第23話 ANZX-9269/70 ANZB-9269/70 ANSB-9269
11 2014年11月26日予定 第24話 - 第25話 ANZX-9271/72 ANZB-9271/72 ANSB-9271

CD[編集]

発売日 タイトル 規格品番
2012年12月26日 マギ キャラクターソング01 SVWC-7916
2013年3月27日 MAGI SOUNDTRACK 〜Up to the volume on Balbad〜 SVWC-7939
2014年1月22日 MAGI SOUNDTRACK 〜To the kingdom of magic〜 SVWC-7984

原作からの主な変更点[編集]

第1期
  • アニメ第1夜の時点からチーシャンでの物語が始まっており、原作第1話の内容がカットされている。そのため、ライラとサアサの登場は第6夜となっているが、2人とアラジンの過去の接点については僅かに語られている。
  • 迷宮「アモン」が巨塔となっている他、内部構造やトラップも炎を基調としたものに変更されている。
  • 白瑛の全身魔装が登場している。
  • 武器商人が原作に登場する「イスナーン」の姿になっており、シンドバッドの攻撃を受けた際もマルッキオのみ人形に戻っている。またジャミルの先生がイスナーンだったことになっており、全話を通してイスナーンの活躍が非常に多くなっている。
  • シンドリア編の構成が変更され、原作よりも展開が派手になっている。シンドリアに攻め込んできたアル・サーメン軍とシンドリア八人将の全面対決が描かれたり、アリババが一度完全に堕転してからアラジンに元に戻されるなど。なおアル・サーメン軍はヤムライハがアポロニウスの極大魔法を跳ね返した際半分が死滅し、練紅玉の極大魔法により残りも殲滅。アポロニウスはスパルトスに刺殺された。
第2期
  • 原作では回想として描写されたドゥニヤの死を明確に描いている。
  • ドゥニアの火葬シーンにおいて、焼かれていく棺の前でヤムライハが謝罪する台詞が追加されている。
  • 海賊討伐編では、アラジンが誘拐される、海賊(子供)たちの食事の様子などが描かれているなど原作から少し構成を変えている。
  • 第11話では、原作には登場しないアブマドとサブマドが登場している。

WEBラジオ[編集]

マギラジ 〜キャラバン〜』のタイトルで、2012年10月7日から2013年4月21日まで、アニメイトTVにて配信された。日曜のアニメ本放送終了後に更新される。開始1週間前の9月30日には第0夜がプレ配信された。

パーソナリティは毎回アニメのキャストの交代制で行われる。

パーソナリティ
回数 パーソナリティ
第0夜 石原夏織(アラジン 役)、梶裕貴(アリババ・サルージャ 役)
第1夜
第2夜 梶裕貴、木村良平(ジュダル 役)
第3夜
第4夜 森川智之(ウーゴくん 役)、近藤孝行(ドルジ 役)
第5夜
第6夜 石原夏織、小野大輔(シンドバッド 役)
第7夜 小野大輔、赤羽根健治(Mナンド 役)
第8夜 志村知幸(Sナンド 役)、福原耕平(Lナンド 役)、赤羽根健治
第9夜 戸松遥(モルジアナ 役)、渡辺明乃(ザイナブ 役)
第10夜 石原夏織、木村良平
第11夜
第12夜 野島裕史(サブマド 役)、松本保典(バルカーク 役)
第13夜
第14夜 櫻井孝宏(ジャーファル 役)、細谷佳正(マスルール 役)
第15夜
第16夜 梶裕貴、福山潤(カシム 役)
第17夜
第18夜 森久保祥太郎(シャルルカン 役)、堀江由衣(ヤムライハ 役)
第19夜 小野大輔、森久保祥太郎
第20夜 梶裕貴、小野賢章(練白龍 役)
第21夜 小野賢章、高橋広樹(ザガン 役)
第22夜 石原夏織、三木眞一郎(イスナーン 役)
第23夜
第24夜 石原夏織、梶裕貴、戸松遥
第25夜
第26夜 石原夏織、梶裕貴

ゲーム[編集]

コンシューマーゲーム[編集]

マギ はじまりの迷宮
ニンテンドー3DS用ソフトとして、2013年2月21日にバンダイナムコゲームスから発売。ジャンルはアクションRPG
マギ 新たなる世界
ニンテンドー3DS用ソフトとして、2014年2月13日にバンダイナムコゲームスから発売。ジャンルはアクションRPG。

ソーシャルゲーム[編集]

マギ 運命の迷宮
MobageDeNA)において、2012年11月21日よりネクソンからフィーチャーフォンスマートフォン向けに配信中。ジャンルはカードバトルゲーム。
マギ Dungeon & Magic
2014年2月20日よりネクソンからスマートフォン向けに配信中。ジャンルはRPG。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 第2夜時点から。ただし数百年前の人物が金属器を所持している描写があり、一般に知られたのが14年前。
  2. ^ サンデー掲載時は「バルバット」だったが、単行本掲載時より現名称に変更された。
  3. ^ 一階の大広間ではシンドバッドとの謁見や彼と官達の毎朝の衆議が行われる。
  4. ^ 作者曰くトナカイ系の生物の角。
  5. ^ 他の「天体」のように離れていてもいつかは辿りつけるようなものですらなく、決して辿りつけず、かつ永遠に交わることない独立した平行世界のような存在。
  6. ^ ただし当時はNET系列(近畿のTBS系列はABC)だった。なお、当時はNET系列局が少なかったため、TBS系列局で放送された地域もある。
  7. ^ 当時、近畿ではABCで放送。
  8. ^ GyaOグリーの共同出資による、アニメーションの製作・著作権管理を主な事業とする日本の企業。(公式サイト
  9. ^ 放送中のアニメより、第5話から話数表記が「第○夜」から「第○話」に変更されている。
  10. ^ 「スペシャル 拡大オンエア」と題し、17:00 - 17:56に2話連続放送。

出典[編集]

  1. ^ アニメ『マギ』、今秋続編制作決定 舞台はマグノシュタット”. ORICON STYLE. オリコン. 2013年6月26日閲覧。
  2. ^ a b 作者の手書きブログより。
  3. ^ 『マギ』コミックアンソロジーのご案内”. ふゅーじょんぷろだくと. 2013年6月21日閲覧。
  4. ^ 12月に入りました”. COMIC Be狂騒曲 (2011年12月10日). 2013年6月21日閲覧。
  5. ^ MAGI シンドバッドの冒険 1”. 小学館. 2013年8月24日閲覧。
  6. ^ 「マギ」TVアニメ続編、10月より放映!先行上映イベントも”. コミックナタリー (2013年7月17日). 2013年9月23日閲覧。
  7. ^ 【9月30日放送『マギ』特別番組】番組タイトル&出演者決定!”. 『マギ』公式サイト. 2012年9月18日閲覧。

小学館:コミック

  1. ^ 『マギ 1』”. 2012年9月19日閲覧。
  2. ^ 『マギ 2』”. 2012年9月19日閲覧。
  3. ^ 『マギ 3』”. 2012年9月19日閲覧。
  4. ^ 『マギ 4』”. 2012年9月19日閲覧。
  5. ^ 『マギ 5』”. 2012年9月19日閲覧。
  6. ^ 『マギ 6』”. 2012年9月19日閲覧。
  7. ^ 『マギ 7』”. 2012年9月19日閲覧。
  8. ^ 『マギ 8』”. 2012年9月19日閲覧。
  9. ^ 『マギ 9』”. 2012年9月19日閲覧。
  10. ^ 『マギ 10』”. 2012年9月19日閲覧。
  11. ^ 『マギ 11』”. 2012年9月19日閲覧。
  12. ^ 『マギ 12』”. 2012年9月19日閲覧。
  13. ^ 『マギ 13』”. 2012年9月19日閲覧。
  14. ^ 『マギ 14』”. 2012年9月19日閲覧。
  15. ^ 『マギ 15』”. 2012年11月17日閲覧。
  16. ^ 『マギ 16』”. 2013年2月18日閲覧。
  17. ^ 『マギ 17』”. 2013年5月17日閲覧。
  18. ^ 『マギ 18』”. 2013年9月18日閲覧。
  19. ^ 『マギ 19』”. 2013年10月18日閲覧。
  20. ^ 『マギ 20』”. 2014年1月17日閲覧。
  21. ^ 『マギ 21』”. 2014年4月18日閲覧。
  22. ^ 『マギ 22』”. 2014年7月18日閲覧。
  23. ^ 『『アルフ・ワイラ・ワ・ライラ』〜マギ千夜一夜物語〜』”. 2012年11月17日閲覧。
  24. ^ 『マギ キャラクター大図鑑 〜サディーク〜』”. 2014年1月17日閲覧。
  25. ^ 『マギ シンドバッドの冒険 1』”. 2013年9月18日閲覧。
  26. ^ 『マギ シンドバッドの冒険 2』”. 2014年1月17日閲覧。
  27. ^ 『マギ シンドバッドの冒険 3』”. 2014年5月16日閲覧。
  28. ^ 『マギ シンドバッドの冒険 4』”. 2014年8月18日閲覧。

外部リンク[編集]

MBS製作・TBS系列 日5枠
前番組 番組名 次番組
機動戦士ガンダムAGE
(2011年10月9日 - 2012年9月23日)
マギ The labyrinth of magic
(2012年10月7日 - 2013年3月31日)
宇宙戦艦ヤマト2199
(2013年4月7日 - 9月29日)
宇宙戦艦ヤマト2199
(2013年4月7日 - 9月29日)
マギ The kingdom of magic
(2013年10月6日 - 2014年3月30日)
ハイキュー!!
(2014年4月6日 - 9月21日)