辻惟雄

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辻 惟雄(つじ のぶお 1932年- )は、日本美術史学者。専門は日本美術史東京大学名誉教授多摩美術大学名誉教授、MIHO MUSEUM館長。

目次

[編集] 来歴・人物

愛知県名古屋市生まれ。東京都立日比谷高等学校、東京大学文学部美術史学科卒業、同大学院博士課程中退。東京国立文化財研究所美術部技官、東北大学教授、1985年東京大学文学部教授、93年定年退官、名誉教授、国際日本文化研究センター教授、98年多摩美術大学学長、千葉市美術館館長を務めた。

著書『奇想の系譜』等で、それまでの美術史ではあまり評価されていなかった岩佐又兵衛狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白長沢蘆雪、歌川国芳をとりあげ、「奇想の画家たち」として再評価をうながした。

著書の中で、時代や分野を超えてある日本美術の特質として、「かざり」「あそび」「アニミズム」の3つを挙げている。

[編集] 著作

  • 『奇想の系譜-又兵衛、国芳』美術出版社、1970(ぺりかん社 1988年、ちくま学芸文庫 2004)
  • 若冲』東京美術出版社 1974
  • 岩佐又兵衛』集英社 1980 (日本美術絵画全集)
  • 『日本美術の表情 「をこ絵」から北斎まで』角川書店 1986
  • 『風俗画入門』小学館 1986
  • 『奇想の図譜 からくり・若冲・かざり 』平凡社, 1989 のちちくま学芸文庫
  • 『岩波日本美術の流れ 17・18世紀の美術 浮世の慰め』岩波書店 1991
  • 『岩波日本美術の流れ 日本美術の見方』岩波書店 1992年
  • 『戦国時代狩野派の研究 狩野元信を中心として 』吉川弘文館 1994
  • 『遊戯する神仏たち 近世の宗教美術とアニミズム 』角川書店 2000
  • 『日本美術の歴史』東大出版会 2005
  • 『奇想の江戸挿絵』集英社新書 2008
  • 『岩佐又兵衛』文春新書、2008

[編集] 共編著

  • 『幕末・明治の画家たち 文明開化のはざまに 』ぺりかん社 1992
  • 『花の変奏 花と日本文化』 中西進共編著 ぺりかん社 1997
  • 『「かざり」の日本文化』 角川書店 1998
  • 『日本美術の発見者たち』(矢島新山下裕二との共著 東大出版会、2003)
  • 『日本絵画名作101選』(小林忠河野元昭との共著 小学館、2005)
  • 『ザ プライスコレクション』 小学館 2006
  • 『日本美術史ハンドブック』 泉武夫共編著 新書館 2009

[編集] 記念論集

  • 『日本美術史の水脈』 辻惟雄先生還暦記念会編 ぺりかん社 1993