ウサビッチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ウサビッチ
ジャンル ショートアニメ
アニメ: ウサビッチ
原作 富岡聡、宮崎あぐり
監督 富岡聡
脚本 富岡聡
キャラクターデザイン 宮崎あぐり
音楽 上野大典
アニメーション制作 カナバングラフィックス
放送局 MTV
放送期間 シーズン1 2006年
シーズン2 2007年10月8日
シーズン3 2008年10月10日 - 放送中
話数 シーズン1 全13話
シーズン2 全13話
コピーライト表記 ©MTV、USAVICH、FLUX
テンプレート使用方法 ノート


ウサビッチ(Usavich)は、カナバングラフィックス制作のシチュエーション・コメディアニメ

目次

[編集] 概要

収監された2匹のウサギとその仲間たちが繰り広げる愉快な毎日を、独特のCG表現とリズム感、突飛な笑いのセンスでドタバタとシュールさを兼ね備えた作風を描き出す。2006年秋にシーズン1が、2007年秋にシーズン2がそれぞれ放映され、2008年秋よりシーズン3が、MTV JAPAN局のMTV FLASHER枠で毎週月曜夜24時55分頃から放映されている。

舞台は1961年ソビエト連邦時代のロシア。主人公は刑務所服役中の2匹のウサギ。シーズン1では彼らの監獄生活を、シーズン2では脱獄した2匹の民警からの車での逃走劇を、シーズン3では逃走劇を経て辿り着いたデパート(マフィアの巣窟)でのドタバタを、それぞれ描いている。

[編集] 登場人物

プーチン/Путин(声:上野大典)
緑色の横ストライプ模様の囚人服を着たウサギ。他のウサギと比べて鼻の下が長く、をくくっている。囚人番号541番。陽気だが少々間が抜けている。常識人なのでいつもキレネンコの動向に肝を冷やしている。
本来は、優しき善良市民で、社会主義体制下で、清く正しく労働に従事していたが、二日酔いでたった1日仕事をサボったために「資本主義者」というレッテルを張られ、3年の懲役を受ける。ただ飯が食べられるので、囚人生活に不満はない模様。1961年8月26日が出所予定日だったが、その日に、靴を買うため監獄の壁を破壊して出たキレネンコについていってしまい、結果的に脱獄する。
コサックが好きで、第1シーズンはほとんど彼のコサックダンスのシーンから始まる。寝ながらコサックダンスをしたり、なおかつその横でキレネンコとカンシュコフが暴れていても起きないなど意外と図太い。見かけによらず手先が器用で、シーズン2では瞬時に車の修理や改造を行ったり、シーズン3ではメカネンコを造るなど、驚異的な才能を見せている。ゲームやギャンブルは好きだが全く運がなく、毎回身ぐるみを剥がされることになる。
キレネンコ/Кириенко
と白の横ストライプ模様の囚人服を着たウサギ。左の耳たぶに安全ピンをさしている。囚人番号04番。元マフィアのボスで、現在は極悪死刑囚。元は双子だったが、仲間の裏切りにより爆殺されバラバラになったため、身体を繋ぎ合わされて一人っ子になった。
潔癖症かつシューズコレクターで、普段はの情報誌を読んだり、靴磨きをしながら静かに服役している。並大抵のことでは驚かない極度のマイペース。また常に無表情で、怒り以外の感情を顔に出すことはない。しかしそのペースを崩されるとブチキレて、手が付けられない程暴走する。特に自分を狙ってくるカンシュコフやボリスとコプチェフには容赦が無い。銃弾や砲弾を素手で受け止める、素拳で壁を貫く、毒ガスを飲み込んで無力化する、空き缶を投げるようにドラム缶を連続で投げつける、身の丈程もある岩を片手で投げてMiG-21を撃墜するなど、その強さは常軌を逸している。
シーズン1ではプーチンには全く興味を持たなかったが、シーズン2の中盤以後は車の修理や運転を任せるなど、ある種の信頼も生まれ始めていると思われる。
カンシュコフ/Каньсюков
囚人を監視する一般看守
食事体操シャワーなど囚人たちの身の回りの世話する傍ら、隙あらば囚人たちを虐めようと様々ないたずらを仕掛けてくる。最終的にキレネンコの癪に障り、ボコボコにされることが多い。看守達は基本的に扉から目だけが見えている風貌だが、第3話でちらっと登場する後姿からするとプーチンらと同じウサギのようである。
レニングラード/Ленинград
牢屋トイレに生息していたカエル。動くものは何でも食する。
第6話で母シャラポアと面会
シーズンごとに衣装が異なり、シーズン2では赤の、シーズン3では青のビキニパンツをそれぞれ履いている。
コマネチ/Команеч
プーチンがヒヨコの性別選別の作業をしていた際に出会ったオカマヒヨコ。以後牢屋に住みつく。
生粋のM体質で、キレネンコやカンシュコフらに虐められると恍惚とした表情を浮かべる。
小柄ながらプーチンや車を運んで飛べるほどの馬力を持つ。また、局部を隠すモザイクとしての役割を果たすことがある。
ヒヨコながら髭の剃り跡が青々しい。よくレニングラードに食べられ、そのまま便となって出てくる。そのためかキレネンコには汚物扱いされているようであり、彼が靴に触ると、キレネンコは素手で触らずに制裁を加える。レニングラードに消化されたりキレネンコに制裁を加えられても死ななかったが、シーズン3で、2階の居酒屋でキレネンコに出された毒薬の煙を吸い、死亡した。以降は霊となり、体は半透明で頭の上に天使のリングが浮いている。霊となったことにより、他者へ憑依する能力を身につけた。
ショケイスキー/Шокеши
看守のひとり。死神の絵が描かれたドアが目印。手にはを持っている。職務は死刑執行。
ロウドフ/Родов
看守のひとり。緑のドアが目印。マトリョーシカの収納やヒヨコの性別選別など、囚人たちに強制労働させる。ムチを持っている。
ゼニロフ/Зениров
看守のひとり。藍色のドアが目印。ロウドフとセットで登場する。職務は賃金の支払いだが、ピンはねしている。
シャラポア/Шарапова
レニングラードの母。息子を探して徘徊してたところ、刑務所から息子の鳴き声を聞いて面会にやってきた。
コマネチ母(父)
コマネチの母と同時に父。娘(息子)を探して徘徊してたところ、刑務所から娘(息子)の体臭を嗅ぎつけて面会にやってきた。
しかし再会直後にコマネチがレニングラードに食べられたのを見て思わずガラスを破ってキレネンコに突っ込み…。
ボリス/Борис
シーズン2に登場。ロシアの民警ミリツィアに所属する白黒模様のウサギ。帽子にはソビエト連邦の国旗のシンボル「鎌と槌」がデザインされている。狙撃の名手で、旧ソ連製のドラグノフ狙撃銃を使ってキレネンコを狙撃し、彼の反撃で投げてきたドラム缶などを最後の一発(プーチンが乗ったままのモスクビッチ)を除いてすべて迎撃した。コプチェフと共にキレネンコを捕まえようとするも、その度に返り討ちに遭っている。なお、彼が狙撃するときはほとんど顔に青筋が出ている。ミリツィアナンバーは0531。
コプチェフ/Капучев
シーズン2に登場。ロシアの民警ミリツィアに所属する紫色のウサギ。腕利きドライバー。ボリスと共にキレネンコを捕まえようとするも、その度に返り討ちに遭っている。ミリツィアナンバーは0532。
ズルゾロフ/Босс
シーズン3に登場。デパート(マフィアの巣窟と化している)の経営者であり、側にメスのウサギを2匹付けて世話をさせながら、テレビゲームに興じている。キレネンコとは過去に因縁があるらしく、手元のスイッチを押して彼らの邪魔をする。
ズムシャビン
シーズン3に登場。キャラクター発案はw-inds.橘慶太による。
メカネンコ
シーズン3に登場。リングファイトにて燃え尽きたキレネンコに電気ショックを加えていた折に敵襲を受けそうになった際、プーチンが短時間で電圧系統を改造して生み出したロボット。意思を持ち、自在に行動する。性格はキレネンコのものそのままである。

[編集] 登場メカ

モスクビッチ
13話より登場する自動車。日本語で「モスクワっ子」の意。元々はプーチンたちと何の関係もない一般人が所持していたが、刑務所の前を走っていたところを脱獄直後のキレネンコが奪い取りプーチンとキレネンコが逃走に使う。ナンバープレートの「UC 0079」は、機動戦士ガンダムの設定年代が元ネタと推測される。本作品に登場するモデルはフロントグリルから407型、フォルクスワーゲン型の旧タイプである。
物語が進行していくに連れて見た目はひどくなっていくが、ちゃんと動く。修理とカスタマイズはプーチンが担当。17話で一度大破するが、18話では、ところどころツギハギがあるものの何事もなかったかのように復活し、更に22話で再び大破するも、プーチンの超人的な修理によって様々な機能を追加して再び復活している。
ラーダ
シーズン2より登場。モスクビッチと並んでロシアを代表する大衆車「ジグリー」(正確にはその前身モデルであるピャチョールカ(VAZ-2101))の輸出仕様車であるが、一般人が乗っている。なお、本車種の生産開始は1970年であり、事実上は矛盾が生じている。
ラーダカスタム
シーズン2より登場。ボリスとコプチェフが乗るパトカーの車種。燃費はラーダよりもよい。実車はVAZ-21059というロータリーエンジン搭載の民警専用グレード。自動小銃バズーカといった火器類を積んでいる。登場するたびにキレネンコによって破壊されるのがお約束となっている。
ちなみに、ドアに書かれた数字「78」は、モスクビッチと同様機動戦士ガンダムガンダムの型番が元ネタと推測される。
ソコシャコフ
20話で登場。ボリスとコプチェフが使用。
第二次大戦中の装甲車、BA-20Mを改造し、機銃の代わりに大砲を搭載した警察用車輌。操縦席の上にウサ耳を収める部分がある。
タンクコフ
22話と24話で登場。ボリスとコプチェフが使用。
ソコシャコフ同様に第二次大戦中の戦車、第12話にも登場したKV-2を改造した物。

[編集] BGM

バッハ作曲の教会カンタータ「主よ、人の望みの喜びよ」(BWV147「心と口と行いと生活もて」より)が、エピソードの終盤で頻繁に使われている。

[編集] エピソード

1話90秒となっている。

シーズン1
第1話「食事の時間」
第2話「労働の時間」
第2.5話「労働の時間(裏)」
第3話「シャワーの時間」
第4話「娯楽の時間」
第5話「ダンスの時間」
第6話「面会の時間」
第7話「体操の時間」
第8話「ギャンブルの時間」
第9話「おやつの時間」
第10話「トイレの時間」
第11話「処刑の時間」
第12話「リンチの時間」
第13話「出所の時間」
シーズン2
第14話「乱暴運転注意」
第15話「脇見運転注意」
第16話「坂道発進注意」
第17話「狙撃注意」
第18話「ダンス注意」
第19話「ミサイル注意」
第20話「パンク注意」
第21話「スピード注意」
第22話「戦車注意」
第23話「改造注意」
第24話「偽物注意」
第25話「検問注意」
第26話「総攻撃注意」
シーズン3
第27話「1階」
第28話「2階」
第29話「3階」
第30話「4階」
第31話「5階」
第32話「6階」
第33話「7階」
第34話「8階」
第35話「9階」
第36話「10階」
第37話「11階」
第38話「12階」
第39話「13階」

[編集] 受賞歴

[編集] DVD作品

いずれもポニーキャニオンより発売。

  • USAVICH SEASON 1(2008年10月31日発売)
  • USAVICH SEASON 2(2009年2月4日発売)
    • 初回プレス盤のみキャラクターダイカットステッカー・ジャケットポスター封入
  • USAVICH SEASON 3(2009年7月15日発売予定)
    • 初回プレス盤のみキャラクターダイカットステッカー封入

[編集] 外部リンク