ウサビッチ

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ウサビッチ
ジャンル ショートアニメ
アニメ:ウサビッチ
原作 富岡聡、宮崎あぐり
監督 富岡聡
脚本 富岡聡
キャラクターデザイン 宮崎あぐり
音楽 上野大典
アニメーション制作 カナバングラフィックス
放送局 MTV Japan
放送期間 シーズン1:2006年
シーズン2:2007年10月8日
シーズン3:2008年10月13日
シーズン4:2011年3月1日
シーズン5:2012年12月13日 -
話数 シーズン1:全13話
シーズン2:全13話
シーズン3:全13話
シリーズ4:全13話
テンプレート - ノート 

ウサビッチ』(Усавич / USAVICH)は、カナバングラフィックス制作のシチュエーション・コメディアニメ

概要[編集]

刑務所に収監された2羽のと、その仲間達が繰り広げる毎日を独特のCG表現/リズム感/突飛な笑いのセンスで、ドタバタとシュールさを兼ね備えた作風を描き出す。2006年にシーズン1が、2007年にシーズン2が、2008年にシーズン3が、2011年にシーズン4が、それぞれMTV Japan局のMTV FLASHER枠で毎週月曜24時55分頃から初回放映され、ポニーキャニオンよりDVD化もされているが、最初はMTVの親会社である米バイアコムが日本でスタートさせた携帯コンテンツサービスFLUXのために企画され配信された。1回当たり90秒の短い尺は、携帯電話での鑑賞を見込んだためである。

あらすじ[編集]

舞台は、1961年ソビエト連邦時代のロシア。主人公は、刑務所服役中の2羽の。シーズン1では彼等の監獄生活を、シーズン2では脱獄した二羽と民警のカーチェイスを、シーズン3では逃走劇を経て辿り着いたデパート(マフィアの巣窟)を、シーズン4では1階建てとなってしまったデパート跡のビルに住み着いた2羽とメカネンコの改造で発生したドタバタを、シーズン5では逃亡中に迷い込んだ森の中で出くわした森の怪兎・ケダムスキーとのドタバタ劇をそれぞれ描いている。

登場キャラクター[編集]

主要キャラクター[編集]

プーチン/Путин/Putin
- 上野大典
の横ストライプ模様の囚人服を着たウサギ。他のウサギと比べて鼻の下が長く、を結び、サンダルを履いている。囚人番号541番。本来は優しき善良市民で、社会主義体制下で清く正しく労働に従事していたが、二日酔いでたった1日仕事をサボったために「資本主義者」というレッテルを張られ、3年の懲役を受ける。とはいえ、毎日ただ飯が食べられるので、囚人生活に不満はない模様。1961年8月26日が出所予定日だったが、出所当日に靴を買うため監獄の壁を破壊し脱獄したキレネンコについて行ってしまい[注 1]、結果的に脱獄し、1ルーブル(日本円換算で3円ほど[1][注 2])の懸賞金がかけられた。
性格は陽気だが、少々間抜け。しかし物事の分別はあるため、いつもキレネンコの動向に肝を冷やしており、時折巻き添えを食らう羽目になることもある(彼が作った物のせいで逆にキレネンコが被害を蒙る場合も多い)。また、シーズン3では、登場した際にはキレネンコの背中にしがみついて顔を覗かせて登場しているため、基本キレネンコに頼って生きている(キレネンコ本人は気づいていない)故にキレネンコが瀕死の状態に陥ったときには、キレネンコを蘇生させていた。コサックダンスが好きで、服役中はひとりでコサックダンスに興じることもしばしばであり、寝ながら踊ることもあった。手先が器用で、愛用のレンチ1つだけで瞬時に車の修理や改造を行ったり、変圧器を改造してメカネンコ1号を造ったり、自分に突きつけられたレーザー銃を一瞬で無害なおもちゃにしてしまうなど、驚異的な技術力を持っている。料理の手際も良い[注 3]。食欲旺盛でチキンミートパイ食べられないものはなさそうである(何故か人参のステーキと魚は一度も食べることに成功していない)。魚を食べようとすると、必ず尻尾で叩かれる。人参ステーキの件に関しては、メカネンコが彼の口にワインを無理やり飲ませたため。角砂糖を後生大事に舐めていたり手当たり次第に手掴みで食べる等食事マナーはお世辞にも上品とはいえない。しばしば下痢になる。非常に酒に弱い体質で、たった一杯ウォッカや一瓶のワインをあおっただけですぐに酔っ払ってしまう程である(とはいうものの、シーズン3において次の階へ行く時には既に酔いから醒めている)。ゲームやギャンブルは好きだが全く運がなく、のめり込んでは毎回身ぐるみを剥がされることになる[注 4]。リズム感覚がかなり良く、レニングラードの鳴き声に異常に驚いた後、キレネンコの放屁を契機としてダンスミュージックを始めたりもする[注 5]
キレネンコ/Кирененко/Kirenenko
声 - 上野大典
と白の横ストライプ模様の囚人服を着たウサギ。左の耳に安全ピンを1つ(爆死以前は2つ[注 6])刺している。囚人番号04番。元マフィアのボスで、現在は死刑囚。元は双子でキルネンコというが居る[2]が、ズルゾロフの裏切りにより兄弟共に爆殺されバラバラになったため身体を繋ぎ合わされたが、左頭部および右脇腹、左足のパーツが間違って繋げられている。性格は冷静で物静か、基本的に他者には無関心である。爆殺前の回想シーンでは常に眉間に皺が寄っている表情だったが、爆殺後は無表情がデフォルトになっている。恐らくキレネンコとキルネンコと繋ぎ合わされることによって双方の性格が表れていると思われる。
並大抵のことでは驚かない極度のマイペースだが、自分のペースを崩されるとブチキレて怒り狂い、手が付けられない程暴走する。特に自分を狙ってくるカンシュコフやボリスとコプチェフには容赦が無い。普段のキレ方は眉間に皺が寄り表情が険しくなる程度(それでも尋常でないパワーを発揮する)だが、リンチを受けたり、大切な雑誌を破られたり、12階から落とされる、大事に保管していたシューズを強引にはかれ破られる等で最強に怒ると怪物のような顔つきの「スーパーキレネンコ」に変身し[3]、カンシュコフのマシンガンを全て手で取りカンシュコフの放ったバズーカ砲を飲み込みタンクコフの砲撃を頭突きで防ぐ、警察車両と警官全員を土に埋める、13階建ての建物を一階ずつ殴り飛ばして(ダルマ落とし)1階建てにしてしまう、スーパーメカネンコ化したメカネンコにレーザー光線を喰らって縦に3等分されても(通常だと瀕死する)、すぐに自分で治す、咆哮だけででケダムスキーが吹き飛びコマネチ母(父)が死ぬ、空中歩行ができる程足が速くなるなど、普段のパワーよりも更に常識外れの力を発揮する(プーチンはなぜかこの状態のキレネンコを一度も見たことがない[注 7])。
シューズコレクターで、普段は靴のことばかりを考えている。服役時はの情報誌を読んだり靴磨きをすることを日課として静かに過ごしていたが、プーチンの出所当日に雑誌に載っていた星柄のスニーカー(銘柄は"САТУРН"、Saturnの意)を求めて脱獄する。これにより、不本意ではあるが、結果的にプーチンを巻き添えにしてしまうこととなる。極度の潔癖症で、よくレニングラードに捕食されて便化するコマネチに対しては汚物と同等と見なし、素手で触ろうとしない(レニングラードには素手で触るが、彼はトイレで生活していた過去がある。ちなみに、コマネチに触れると必ずブチキレる)。基本的に食べられないものはなく(にんじんが好物)、毒薬を飲んでも身体に一切変調をきたさないが、お酒と思っているのか、大量に摂取すると少しだけ酔っ払う。また、睡眠作用のあるキノコも一応は効く。唯一魚だけは嫌いで、調理されたものでも臭い食べ物を嗅ぐと萎えてしまう。プーチンと違いナイフとフォークをある程度使いこなせている。また、彼の鞄は収納性抜群であり、第13話ではプーチンの寝床のものをの鞄に少しだけ入れているのに対し彼の寝床のものが全部なくなっていることから全部入れている模様。第30話では大量の金(札束→金塊宝石)を入れている(おそらくマフィアをしていた時に稼いでいたと思われる)。なお、第55話の場面によるとケダムスキーが金を払いのける時に食事用のニンジンが入っていた。
素手で壁を打ち抜いたり、ドラム缶や身の丈程もある岩を片手で投げるなど、その力の強さは常軌を逸している。ギロチンを受けたり弾丸をくらったり、釜戸に入れられてもたいていは無傷で、稀にジェット圧やレーザー光線で切断されたりドーピング薬で燃え尽きたり頭蓋骨を外される等で瀕死の状態に陥った際も、包帯を巻いたり電圧をかけたりすると復活する。また、連射される機関銃の弾丸をフライパンで打ち返すことができるほどの反射神経動体視力を持つ。プーチンとは対照的にギャンブルもかなり強い。プーチンに対しては当初は全く興味を示さなかったが、脱獄後は車の修理や運転を任せるなど、ある程度関心を寄せるようになってきている。また、シーズン2でプーチンが誤ってキレネンコのスニーカーの雑誌に穴をあけた際、プーチンに怒るという珍しい場面もあった(第23話)。希にプーチンのせいで死に掛けることがある(第42話等)。懸賞金額は1千万ルーブル(日本円換算で3千万円ほど[1])。
レニングラード/Ленинград/Leningrad
第4話で初登場。牢屋トイレに生息していたカエル。動くものは何でも食べる性質のため、よくコマネチや野菜やハエなどを捕食する。シーズン1の第6話で母のシャラポアと面会する。シーズンごとに衣装が異なり、シーズン2では赤のビキニパンツ、シーズン3では青と白の囚人服ルック、シーズン4では壷に入っていた(壷の下はキレネンコと同じオレンジのパンツを穿いている)シーズン5では青の迷彩柄パンツ。プーチンにはある程度好意を寄せている模様で、プーチンを食べようとしていた父親のミハイルを説得していた(第58話)。第65話ではプーチン一行に着いて行くため、ミハイルとシャラポアに別れの挨拶をしている。
コマネチ/Команеч/Komanetsyn
第2話で初登場。プーチンがヒヨコの性別選別の作業をしていた際に出会ったオカマヒヨコで、以後牢屋に住みつく。ヒヨコながら髭の剃り跡が青々しい。生粋のM体質で、キレネンコやカンシュコフらに制裁を加えられると恍惚とした表情を浮かべる[注 8]。小柄ながら力が強く、プーチンや車を運んで飛べるほどの力を持つ。また股間を隠すモザイクとしての役割も果たしている。よくレニングラードに食べられ(現時点では合計10回)、そのまま便となって出てくるため(こちらは4回)、キレネンコには汚物扱いされている。
レニングラードに捕食されたりキレネンコに制裁を加えられても死ななかったが、第28話で2階の居酒屋でキレネンコに出された毒薬の煙を吸い死亡して以降幽体となり、体は半透明で頭の上に天使のリングが浮いた姿で行動するようになった。これにより、他者へ憑依する能力を身につけたが、幽体になったにもかかわらずレニングラードに捕食されることもあった。第39話で生卵に憑依して孵化することにより生き返り、以降幽体となる度に生卵に憑依して復活している。第40話ではメカネンコ1号の光線によって巨大化し、第43話ではメカネンコ1号に生皮を剥がれTバックを履いていることが判明する。第46話では、コマネチの青髭をメカネンコが剃った所、剃り終えた直後瞬く間に再び元通りに生え揃ってしまった。第52話で逃走したプーチン一行に置き去りにされてしまったが、その後の第56話でプーチンたちに追い着いた。第65話では空へ飛んで行方不明となったキレネンコの残した雑誌の臭いをプーチンに嗅がされ、警察犬のような役割を担っている。

刑務所のキャラクター[編集]

カンシュコフ/Каньсюков/Kanschkov
声 - 森村新人
囚人を監視する一般看守たち。最低でも五羽以上いることが確認されている。変幻自在なマジックハンドを操って食事体操シャワーなど囚人たちの身の回りの世話をするが、隙あらば囚人たちを虐めようと様々ないたずらを仕掛けてくる。最終的にキレネンコの癪に障り、ボコボコにされることが多い。看守達は基本的に扉から目だけが見えている風貌だが、第3話で微かに登場する後姿や、第39話で護送車の運転手として僅かに登場した際の姿から、黄色く口の著しく裂けたウサギであることを窺い知ることができる。
ショケイスキー/Шокеиски/Shocasky
声 - 三橋裕輝
看守のひとり。死神の絵が描かれたドアが目印。カンシュコフと同様マジックハンドを使い、大鎌を自在に操る。キレネンコに毒ガスを嗅がせられ気絶した。職務は死刑執行だが、裏ではキレネンコに他の死刑囚の死刑執行ボタンを押す労働をさせている。
ロウドフ/Родов/Roudov
看守のひとり。緑のドアが目印。いつも目は怒っている。体色はマトリョーシカの収納やヒヨコの性別選別など、囚人たちに強制労働させている。ムチを持っている。
ゼニロフ/Зениров/Zenirov
看守のひとり。藍色のドアが目印。ロウドフとセットで登場する。体色は黄緑色。眼鏡をかけている。賃金の支払いを職務としている。ピンはねが大好き。裏にも登場し、キレネンコにを渡した。特別版で、ショケイスキーとも共演している。

ミリツィアのキャラクター[編集]

ロシアの民警「ミリツィア」(ミリシアは民兵だが、この場合は軍隊に対する意味での一般警察)に所属するキャラクターで、全員日本語混じりのロシア語を話す。

ボリス/Борис/Boris
声 - 森村新人
シーズン2・3に登場。ミリツィア(民警)に所属する白黒模様のウサギ。帽子にはソビエト連邦の国旗のシンボル「鎌と槌」がデザインされている。狙撃の名手で、ソ連製のドラグノフ狙撃銃を使ってキレネンコを狙撃し、彼の反撃で投げてきたドラム缶などを最後の一発(プーチンが乗ったままのモスクビッチ)を除いてすべて迎撃した。コプチェフと共にキレネンコを捕まえようとするも、その度に返り討ちに遭っている。なお、彼が狙撃するときはほとんど顔に青筋が出ている。ミリツィアナンバーは0531。シーズン3では第39話でズルゾロフ一味を逮捕した。第51話でコプチェフと共に再登場し、街中にキレネンコの指名手配書を貼っていた。
コプチェフ/Капучев/Kopchev
声 - 上野大典
シーズン2・3に登場。ミリツィア(民警)に所属する紫色のウサギ。腕利きドライバーで、キレネンコの乱暴運転で他の車が次々にから落ちるのに対し、すぐに体制を立て直した。左利きであり、第18話では右手でハンドルを操りながら左手で銃を撃つという、ドライブ&テクニックを見せた。ボリスと共にキレネンコを捕まえようとするも、その度に返り討ちに遭っている。ミリツィアナンバーは0532。シーズン3では第39話でズルゾロフ一味を逮捕した。第51話でボリスと共に再登場し、街中にキレネンコの指名手配書を貼っていた。余談だが、シーズン2で彼とボリスが返り討ちに遭う度に日本語でかすかに「チクショー!」と言っている。
ミリツィアの隊員たち
第25話で検問を行っていたミリツィア(民警)の隊員たち。基本的に全員ゴーグルを着用している。ミリツィアナンバーは0794(794年:鳴くよウグイス平安京・平安京遷都)・0894(894年:白紙に戻そう遣唐使・遣唐使廃止)、1192(1192年:いい国作ろう鎌倉幕府・鎌倉幕府成立)といった日本の歴史関連の数字を使用している。全員、射撃や車両運転などの練度だけでなくチームワークも高く、第26話で検問を突破したプーチンたちを追い詰めるが、キレネンコに全員撃破される。シーズン3では第39話でボリスたちがズルゾロフ一味を逮捕した際にも登場している。シーズン4の第51話でもボリスらと共に再登場し、逃走を図ったプーチン一行を一斉掃射するもプーチンによってモスクビッチと合体したメカネンコ2号の起動で血の気が引き、大慌てで逃げ惑った。

主要キャラクターの関係者[編集]

シャラポワ/Шарапова/Sharapova
レニングラードの母。息子を探して徘徊していたところ、刑務所から息子の鳴き声を聞いて面会にやってきた。第48話でテレビ電話越しではあるが夫と共に再登場した。
ミハイル
レニングラードの父。シャラポアの夫。シャラポアはレニングラードとほぼ同じくらいの大きさに対し、彼は普通のカエルの数倍の大きさであり、息子が動くものは何でも食べるというのは父譲りであるが、食べる物がレニングラードより大きく、コマネチ母(父)やキレネンコ、ケダムスキーに加えて、メカネンコ2号まで食べる。第48話でテレビ電話越しとして登場、その後第57話に再登場する。プーチンを捕食しようとするも、レニングラードに説得され、プーチンによって食べた物を全て吐き出す。余談だが、通常のカエルはメスの方が大きい為、事実上は矛盾が生じている。
コマネチ母(父)/Komanetsyn mother(father)
コマネチの母であると同時に父。オカマのニワトリ。コマネチを探して徘徊していたところ、刑務所からコマネチの体臭を嗅ぎつけて面会にやってきた。だが再会直後にコマネチがレニングラードに食べられたのを見て焦って思わずガラスを破ってキレネンコに突っ込み、彼に食べられてしまう。同種が何羽も存在するようで、以降何度か登場し、キレネンコに殴られたり、車に撥ねられたり、焼かれてキレネンコに食べられたりしている。
ズルゾロフ/ЗРЗОЛОВ/Zrzolov
声 - 森村新人
シーズン3に登場。デパート(マフィアの巣窟と化している)の経営者。顔にパンダのような白黒模様があるウサギで、作中に登場するウサギの中で唯一耳が垂れている。いつも側にゾーヤとジリヤの双子姉妹を付けて世話をさせながら、テレビゲーム[注 9]に興じている。毎回手元のコントローラーを操作して様々な仕掛けを発動させ、プーチン達の邪魔をする。普段は童顔を装っているが悪事を働く時には人相が忽然と悪くなる。ナルシストかつ露出狂の気があり、自身のヌード写真を自室に何枚も飾っていたり、デパート7階にあるトイレには彼の裸体を模した小便小僧の像や壁一面(個室を含む)に彼のヌード写真が飾られていたり厳重に警備してある金庫に自分のヌード写真を保管していたりする(この写真は後にブチキレたキレネンコに破られる)。
実はかつてキレネンコと彼の兄のキルネンコを騙して爆殺した張本人。この他の余罪も含め、100万ルーブル(日本円換算で300万円ほど[1])の懸賞金がかけられており、最後はボリスとコプチェフによって逮捕される。
ゾーヤとジリヤ/ЗОЯ & ЗИЛИЯ/Zoya & Ziliya
ズルゾロフに寄り添う双子の姉妹。黄色いほうがゾーヤ、赤いほうがジリヤ。第39話ではズルゾロフを置いて、逃げ出した。その後どうなったかは不明(恐らく、どこかの町で新しい生活をしている模様)。
ズルゾロフの部下達/Zrzolov's men
ズルゾロフの経営するデパートで働く従業員たち。全員が口の部分にファスナーが付いた目出し帽(マスク)を被っており、胸部には担当フロアの数字が描かれている。ズルゾロフが金でかき集めた連中のためチームワークはバラバラ(レスラーコックDJなど)だが、賃金が安いため労働組合を結成している。第39話では一味が連行されている場面がある。
キルネンコ/Кируненко/Killnenko
シーズン3第39話の回想シーンに登場。左の耳に安全ピンを2つ(爆死以前は1つ)刺している。キレネンコの双子の兄 [2]で、ズルゾロフの裏切りに遭って兄弟共に爆殺され、体をキレネンコと繋ぎ合わせられた(ベースは自分の体のようである、誰が繋ぎ合わせたかは不明)。シーズン3でコプチェフが持っている指名手配者のファイルでは、彼もまたキレネンコと同じように生きていることが示唆されている(指名手配写真にキレネンコ同様左半面につなぎあわされた傷があり、同情報によれば彼は現在もマフィアを続けているようである)。回想のシーン、写真にある姿ではどちらも普段のキレネンコと同じように無表情である。懸賞金額はキレネンコと同じく1千万ルーブル。第48話ではテレビ電話で弟と再会し、第58話ではミハイルに食べられていたらしく、キレネンコと一緒に吐き出されていた。生活リズムは弟と同様で、弟同様、普段は無表情だがキレると弟と同じ表情になる。59話でメカネンコ2号にミサイルで空へ飛ばされ行方不明になる。キレネンコは彼に全く興味が無い。
ズムシャビン
シーズン3第31話に登場。ズルゾロフのデパート5階にあるディスコで踊るチンピラ達のうちのひとり。サングラスをかけ、「w」マークが付いた帽子を被っている。キャラクター発案はw-inds.橘慶太による[4]
メカネンコ1号/Mechanenko No.1
シーズン3に登場。ズルゾロフの部下達を追い払うためにプーチンが即興で変圧器を改造して造り出したキレネンコ風のロボット。最初はただ歩くだけのロボットだったが、思いがけず学習能力があり、次第に変な知恵をつけるようになる。空気が全く読めない。何故か内部には洗面所が内蔵されている。シーズン4でプーチンに様々な機能を付けられていくが、必ず暴走を起こしており、キレネンコの口に無理矢理魚を押し込むなど怖いもの知らずな一面を見せている。第50話で電流の逆流と酒を飲んだことが原因でキレネンコと同じ思考の持ち主となり、第51話では星柄のスニーカーを無理やり履いたためにキレネンコの逆鱗に触れ、自身も限界を超えて「スーパーメカネンコ」化して反撃するもキレネンコには及ばず、建物脇に路上駐車していたモスクビッチに突き刺さった。第52話でボリスらに居場所がばれた際、プーチンの機転でモスクビッチと合体させられ、「メカネンコ2号」となった。
ズルゾロボ/Zrzolobo
シーズン3に登場。ズルゾロフの顔を模した巨大なロボット。胴体部分がないのは予算オーバーで完成しなかったためであり、垂れ耳の部分が腕の役割を果たす。12階でキレネンコとプーチンを待ち構えており、ズルゾロフの手助けもあって一度は撃退に成功したが、スーパーキレネンコによって落下した上階に押し潰された。シーズン4全回でスクラップが確認できる。
メカネンコ2号/Mechanenko No.2
シーズン4の最終話およびシーズン5に登場。プーチンが壊れたメカネンコ1号とモスクビッチを組み合わせて作ったロボット。車型で乗ることができ、二足歩行により移動する。外観のフォルムや、物を巨大化させる光線、空気が読めない所等を、メカネンコ1号より継承している。キレネンコとは相性が悪いらしく、59話では、キレネンコをミサイルで飛ばそうとしていたり、62話ではケダムスキーとタッグを組んでキレネンコを罠にかけたりしていた。65話ではヘリコプターの要素を加えられた。ドライバーはプーチン。
ケダムスキー
シーズン5(第53話)にて初登場(なのだが、キレネンコが読んでいる雑誌の裏表紙に彼らしき人物、もといウサギが載っている)。シーズン4の最終話後、プーチンたちが逃亡中に迷い込んだ森に住み着いている森の怪人。所々に黒い斑がある灰色の毛むくじゃらなウサギで、プーチンやキレネンコよりも一回り大きく、前歯を覗かせてうすら笑ったような大きな口が特徴で左耳が途中で折れ曲がっている。食欲旺盛で、キレネンコの鞄の中で栽培しているニンジンを盗み食いしようと、プーチンたちを付け狙っている。なお、金には興味ない。見た目に似合わず非常に機敏で、追跡してくるキレネンコよりも速い脚力を持ち合わせており、身体も頑丈でキレネンコのパンチで絨毯にされてしまっても平然としている。森に長く住んでいる為かプーチンと同じ食事のマナーが悪い。また、話のラストでは基本キレネンコにやられるのがオチである[注 10]。57話ではミハイルに食べられ、63話では、キレネンコによって再びミハイルに食べられそうになった事もある。だが、56話では木の洞から出てきたコマネチの母(父)10羽をキレネンコの隣で一緒に焼いていた。シーズン5最終話でキノコを食べ、追跡にてきたキレネンコがスーパーキレネンコになっても追いつけない程、足を異常に速くしキレネンコから鞄を奪うも、メカネンコ2号のせいで追跡してきたスーパーキレネンコと共に勢い余って空中に飛び出し、行方不明になる。

登場するメカ[編集]

モスクビッチМосквич-407/Moskvitch
第13話より登場する自動車。車名は「モスクワっ子」の意で男性形(ちなみに女性形なら「モスクヴィチカ」になる)。元々はカンシュコフが所持していたが、刑務所の前を走っていたところを脱獄直後のキレネンコが奪い取りプーチンとキレネンコが逃走に使う。ナンバープレートの「UC 0079」は、機動戦士ガンダムの設定年代が元ネタと推測される。本作品に登場するモデルはフロントグリルから407型、フォルクスワーゲン型の旧タイプである。ドライバーは基本第16話までがキレネンコ、第17話以降はプーチン。
物語が進行していくに連れて見た目はひどくなっていくが、ちゃんと動く。修理とカスタマイズはプーチンが担当。第17話で一度大破するが、第18話では、ところどころ後述するラーダカスタムのパーツをあてがったツギハギがあるものの何事もなかったかのように復活し、更に第22話で再び大破するも、プーチンの超人的な修理によって様々な機能を追加して再び復活している。
ただ、第26話でミリツィアの総攻撃と、キレネンコの暴走によって天井部分とボンネットが欠落し、かなりボロボロになってしまった。
第27話でズルゾロフのデパートの前で停車して以降登場していなかったが、第51話でデパート跡のビル前の路上にボロボロの状態で駐車されていたことが判明、第52話でボリスらに見つかった際、プーチンの機転でメカネンコと合体することとなり、メカネンコと同じ外装で二足歩行する車「メカネンコ2号」となった。
ラーダЛада/Lada
シーズン2より登場。モスクビッチと並んでロシアを代表する大衆車「ジグリー」(正確にはその前身モデルであるピャチョールカ (VAZ-2101))の輸出仕様車であるが、一般市民が乗っている。なお、本車種の生産開始は1970年であり、事実上は矛盾が生じている。
ラーダカスタム/LadaCustom
シーズン2より登場。ボリスとコプチェフが乗るパトカーの車種。燃費はラーダよりもよい。実車はVAZ-21059というロータリーエンジン搭載の民警専用グレード。自動小銃バズーカといった火器類を積んでいる。登場するたびにキレネンコによって破壊されるのがお約束となっている。/БА-20
ちなみに、ドアに書かれた数字「78」は、モスクビッチと同様機動戦士ガンダムガンダムの型番が元ネタと推測される。
ソコシャコフ/Sokosyakov
第20話で登場。ボリスとコプチェフが使用。他にも第25話と第26話で数台検問に使用されていたであろう同型車両が登場している(第20話と26話ではキレネンコに破壊されている)。
第二次大戦中の装甲車、BA-20Mを改造し、機銃の代わりに大砲を搭載した警察用車輌。操縦席の上にウサ耳を収める部分がある。こちらも車体に「78」と数字がペイントされている。
タンクコフ/Tankkov
第22話と第24話で登場。ボリスとコプチェフが使用。
ソコシャコフ同様に第二次大戦中の戦車、第12話にも登場したKV-2を改造した物で、砲塔の左右に増設した搭乗スペースの上にはウサ耳を収める部分がある。車体前面に「Усавич」(ウサビッチ)とペイントされているほか、砲塔側面の増設スペースに「MS05」とペイントされており、こちらは旧ザクの型番が元ネタらしい。

BGM[編集]

音楽監修およびBGMの作曲編曲を務めた上野大典は、プーチンの声も担当している。また、各エピソードの終盤においては、バッハ作曲の教会カンタータ「主よ、人の望みの喜びよ」(BWV147『心と口と行いと生活もて』より)が頻繁に使用されている。

エピソード[編集]

  • 作品の全ては、1話の時間が90秒である。
  • 特別話として、「VMAJの時間」も製作された。

制作々品一覧[編集]

シーズン1[編集]

  1. 第1話「食事の時間」
  2. 第2話「労働の時間」
  3. 第2.5話「労働の時間(裏)」DVD『USAVICH SEASON 1』特典映像のみ収録
  4. 第3話「シャワーの時間」
  5. 第4話「娯楽の時間」
  6. 第5話「ダンスの時間」
  7. 第6話「面会の時間」
  8. 第7話「体操の時間」
  9. 第8話「ギャンブルの時間」
  10. 第9話「おやつの時間」
  11. 第10話「トイレの時間」
  12. 第11話「処刑の時間」
  13. 第12話「リンチの時間」
  14. 第13話「出所の時間」
  15. 第13.5話「旅立ちの時間」BD『USAVICH Blu-rayの時間』特典映像のみ収録

シーズン2[編集]

  1. 第14話「乱暴運転注意」
  2. 第15話「脇見運転注意」
  3. 第16話「坂道発進注意」
  4. 第17話「狙撃注意」
  5. 第18話「ダンス注意」
  6. 第19話「ミサイル注意」
  7. 第20話「パンク注意」
  8. 第21話「スピード注意」
  9. 第22話「戦車注意」
  10. 第23話「改造注意」
  11. 第24話「偽物注意」
  12. 第25話「検問注意」
  13. 第26話「総攻撃注意」
  14. 第26.5話「ドM注意」BD『USAVICH Blu-rayの時間』特典映像のみ収録

シーズン3[編集]

  1. 第27話「1階」
  2. 第28話「2階」
  3. 第29話「3階」
  4. 第30話「4階」
  5. 第31話「5階」
  6. 第32話「6階」
  7. 第33話「7階」
  8. 第34話「8階」
  9. 第35話「9階」
  10. 第36話「10階」
  11. 第37話「11階」
  12. 第38話「12階」
  13. 第39話「13階」
  14. 第39.5話「音階」BD『USAVICH Blu-rayの時間』特典映像のみ収録

シーズン4[編集]

  1. 第40話「クッキングマシン」
  2. 第41話「お掃除マシン」
  3. 第42話「合体マシン」
  4. 第43話「洗濯マシン」
  5. 第44話「ダンスマシン」
  6. 第45話「冷蔵庫マシン」
  7. 第46話「洗面マシン」
  8. 第47話「ゲームマシン」
  9. 第48話「TV電話マシン」
  10. 第49話「手品マシン」
  11. 第50話「暴走マシン」
  12. 第51話「窓拭きマシン」
  13. 第52話「車マシン」

シーズン5[編集]

  1. 第53話「毛皮の森」
  2. 第54話「かくれんぼの森」
  3. 第55話「キノコの森」
  4. 第56話「コマネチの森」
  5. 第57話「ダンスの森」
  6. 第58話「蛙の森」
  7. 第59話「兄弟の森」
  8. 第60話「穴掘の森」
  9. 第61話「居眠りの森」
  10. 第62話「罠の森」
  11. 第63話「釣りの森」
  12. 第64話「恐怖の森」
  13. 第65話「ダッシュの森」

受賞歴[編集]

メディア作品[編集]

いずれもポニーキャニオンより発売。

DVD[編集]

  • USAVICH SEASON 1(2008年10月31日発売)
  • USAVICH SEASON 2(2009年2月4日発売)
    • 初回プレス盤のみキャラクターダイカットステッカー・ジャケットポスター封入
  • USAVICH SEASON 3(2009年7月15日発売)
    • 初回プレス盤のみキャラクターダイカットステッカー封入
  • USAVICH DVD-BOX『プチキレ・BOX プラモ付き』(2010年2月17日発売)
    • 初回数量限定生産、キャラクタープラモデル付属、キャラクターダイカットステッカー・ポストカード封入
  • 『USAVICH レンズクリーニング機能付DVD』(2011年7月20日発売)
    • 初回数量限定生産、特製モバイルクリーナー、オリジナルダイカットステッカー封入
  • USAVICH SEASON 4(2011年11月25日発売)
    • 初回数量限定生産、USAVICHペーパー卓上カレンダー、ダイカットステッカー封入

Blu-ray Disc[編集]

  • 『USAVICH Blu-rayの時間』(2012年9月19日発売)
    • 初回数量限定生産、デザインステッカー封入

サウンドトラック[編集]

  • ウサビッチ オリジナル・サウンドトラック (キレネンコ ver.)(2009年11月18日発売)
    • 初回プレス盤のみダイカットステッカー封入
  • ウサビッチ オリジナル・サウンドトラック (プーチン ver.)(2009年11月18日発売)
    • 初回プレス盤のみダイカットステッカー封入

アプリケーション[編集]

スマ-トフォン用
  • USAVICH JUMP!(2011年8月10日配信)
  • USAVICH ゲームコレクション(2011年10月18日配信)

コンシューマゲーム[編集]

『USAVICH ゲームの時間』
バンダイナムコゲームスより2011年(平成23年)12月8日発売のニンテンドーDS専用のコンピュータゲームソフト

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 第12話でキレネンコが暴走したため、看守たちの手によってレンガで扉を塞がれていた。
  2. ^ 1961年当時の物価から考えるとさらに安価だと思われる。
  3. ^ 劇中ではレニングラードやメカネンコ1号の妨害に遭ったために本来の腕前は不明だったが、シーズン5でシチューを作っており、尚且つケダムスキーが彼のシチューを残さず食べた様子から、それなりの味でもある模様。
  4. ^ シーズン3においてはルーレットでズルゾロフの妨害に遭い、身ぐるみを剥がされたが妨害が無ければ全て勝つことが出来た。
  5. ^ 各シーズンの5話目(第5話・第18話・第31話・第44話・第57話)はこのパターンのストーリーになっており、終わりはレニングラードがコマネチを排泄(シーズン1、シーズン2、シーズン5)、又は捕食(シーズン3、シーズン4)して回が終了する。
  6. ^ 安全ピンの数が異なるのは、安全ピンのあるパーツがキルネンコと間違えられた為
  7. ^ シーズン1では熟睡(第12話)。シーズン2では気絶(第26話)。シーズン3では12階から転落し地面に埋まって気絶(第38話)。シーズン4ではメカネンコ1号がキレネンコのお気に入りの靴を無理矢理穿いて破れたのを見て気絶(第51話)。シーズン5ではケダムスキーの声に驚き気絶(第64話)、キノコを無理やり食べさせられた結果気絶(第65話)。因みに第8話でキレネンコがギャンブルで繰り出したカードの絵柄は全てこのスーパーキレネンコになっているが、ギャンブルに敗北しプーチンは気絶していた。またキレネンコは第34話でこの状態でのみ発する雄たけびをあげているが、当の本人の顔が見えないので不明。この時もプーチンはリングの下に逃げ込んだため、キレネンコの様子を見ていなかった。但し、「USAVICH blu-rayの時間」の表紙でスーパーキレネンコになっているキレネンコをプーチンは見ている
  8. ^ 公式では「いじめられるのが好き」と説明されている。
  9. ^ スペースインベーダーによく似ているが、敵機種がウサギの頭部の形をしている。なお、実際のスペースインベーダーの発売は17年後の1978年である。
  10. ^ 第53話ではキレネンコの鞄を持って逃げている時に機転を効かせたキレネンコに追いつけられ彼のパンチでじゅうたんにされた。第54話ではプーチンを人質にしてキレネンコから鞄を奪うものの、キレネンコの投げ縄でぐるぐる巻きにされた。第55話ではプーチンのシチューに毒キノコを入れようとするが、キレネンコの靴を汚してしまい彼に殴られた挙句自分がキノコを食べてしまい体中にキノコがはえてしまった(その後、キノコはケダムスキーが作るシチューの材料として使われている)。

出典[編集]

  1. ^ a b c 2010年2月2日現在。
  2. ^ a b 『USAVICH プチ・キレ・リミテッドカラー・バッグ Book付き』宝島社、2012年 ISBN 9784800205742、CHARACTER CHART 参照(キャラクター相関図において、キルネンコを「キレネンコの双子の兄」と紹介)。
  3. ^ 『USAVICH プチ・キレ BOOK』宝島社、2010年 ISBN 9784796679510、36頁参照。
  4. ^ 『USAVICH プチ・キレ BOOK』宝島社、2010年 ISBN 9784796679510、38頁参照。

外部リンク[編集]