ワイルド・スピード MEGA MAX

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ワイルド・スピード MEGA MAX
Fast Five
監督 ジャスティン・リン
脚本 クリス・モーガン
製作 ヴィン・ディーゼル
ニール・H・モーリッツ
マイケル・フォトレル
製作総指揮 アマンダ・ルイス
サマンサ・ヴィンセント
出演者 ヴィン・ディーゼル
ポール・ウォーカー
ジョーダナ・ブリュースター
ドゥエイン・ジョンソン
タイリース・ギブソン
クリス・"リュダクリス"・ブリッジス
サン・カン
ガル・ガドット
マット・シュルツ
テゴ・カルデロン
ドン・オマール
エルサ・パタキー
ホアキン・デ・アルメイダ
音楽 ブライアン・テイラー
撮影 スティーヴン・F・ウィンダン
編集 ケリー・マツモト
クリスチャン・ワグナー
フレッド・ラスキン
製作会社 オリジナル・フィルム
配給 アメリカ合衆国の旗 ユニバーサル・ピクチャーズ
日本の旗 東宝東和
公開 アメリカ合衆国の旗 2011年4月29日
日本の旗 2011年10月1日
上映時間 130分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $125,000,000[1]
興行収入 $603,275,945[1]
14.4億円[2]日本の旗
前作 ワイルド・スピード MAX
次作 ワイルド・スピード EURO MISSION
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ワイルド・スピード MEGA MAX』(ワイルド・スピード メガ・マックス、原題: Fast Five)は、2011年の映画作品で、『ワイルド・スピード』シリーズの5作目である。シリーズの時間軸は、1作目→2作目→4作目(『ワイルド・スピード MAX』)→5作目(本作)→6作目(『ワイルド・スピード EURO MISSION』)→3作目(『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』)の順となっている。

2011年4月29日に北米で公開された。日本では正規公開日前の2011年9月23,24,25日の3日間に全国東宝洋画系にて先行ロードショーが行われた。

あらすじ[編集]

麻薬王のブラガの逮捕に貢献したドミニクであるが、裁判において懲役25年の判決を言い渡される。だが護送中にブライアンと妹・ミアの手により逃亡に成功し、国際指名手配される。

ブラジルリオデジャネイロに逃亡したブライアンとミアは昔の仲間のヴィンスと再会。麻薬取締局の押収した車の窃盗の仕事をする事になり、そこにドミニクも合流するが、仲間の裏切りにより襲われてしまう。その理由は、ドミニク達が盗んだ車に隠されたリオデジャネイロで最も強い権力をもつ悪徳実業家、エルナン・レイエスの闇金の流れを記録したマイクロチップにあった。

そんな中、ミアがブライアンの子を身籠もった事を知ったドミニクは、過去を消して家族で静かに暮らすのに必要な資金と資格を得る為に、レイエスの闇金1億ドルを強奪する計画を立てて世界中から過去、様々なヤマで出会った色々な分野の凄腕プロを集める。レイエスと癒着した警察署の金庫という突破困難な場所に隠されている現金を、彼らを執拗に追うホブスの米警官部隊やレイエスの手下の攻撃をかわしつつ、強奪する事が果たして出来るのか。

登場人物[編集]

ドミニク・トレッド(愛称:ドム)
前回のラストで護送車から逃走した為に国際指名手配犯となる。ブラジルに逃げたドム達はかつての仲間ヴィンスから仕事を引き受ける。しかし、ヴィンスの仲間が裏切ったために襲撃を受ける。
逃走中、ミアから妊娠の事実を聞かされて家族が増える事を喜ぶものの、指名手配の身であることから決別する為に、ブラジルの裏社会を牛耳るレイエスの持つ裏金を奪う事を決意。かつての仲間たちを再び呼び寄せる。
ブライアン・オコナー(愛称:ブライアン)
前回、ドミニクの協力によりブラガの逮捕に繋がったにも関わらず懲役刑になったドミニクを護送車から拐って逃走した為にドムと同じく国際指名手配となる。
かつて騙していたヴィンスを訪ねて笑われてしまうが、仕事をもらい実行する。しかし、ヴィンスの仲間が裏切った事で仕事を失敗。また逃亡しようとしていたが、ミアの妊娠が発覚。父親の記憶があまりない為に自分がどんな父親になったらいいかと不安に刈られると同時に、真っ当な生活をしようと足を洗う事を決意する。
最後の仕事としてレイエスの現金強奪を計画。各地に散った仲間を再び招集する。
ミア・トレッド(愛称:ミア)
ドミニクの妹であり、ブライアンの恋人。前回、ドミニクの脱走を手伝った為に二人と同じく国際指名手配を受けている。ブラジルを逃走中、かつての仲間のヴィンスを訪ねる。喜ぶ二人だったが、ミアを犯罪者にしてしまったブライアンをヴィンスに笑われてしまう。更にはブライアンの子供を妊娠する。
今回を最後に足を洗う事を決意した二人に協力する為に自らも現金強奪に参加する。
ヴィンス
ロスでドミニクと組んでいたかつての仲間。現在はブラジルで生活しており、妻子持ち。昔に比べて恰幅が良くなった。
ブラジルに逃げてきたブライアン達を匿い仕事を与えるが、仲間の裏切りに合ってしまいドミニク達を危険にさらしてしまう。その事でドミニクから疑惑の目を向けられてしまった事で過去の不満が爆発。口論になってしまう。
ローマン・ピアース(愛称:ローマン)
マイアミでブライアンと潜入捜査をしたブライアン幼馴染み。腕のたつドライバーとして今回ブライアンからの招集に参加する。
相変わらずのおしゃべりで、いつどこでもしゃべりまくってはジョークを飛ばしている。
テズ・パーカー(愛称:テズ)
ブライアンのマイアミ時代の仲間。電子機器に精通していた事から今回の招集に参加。同じ黒人のローマンとは仲がいいものの、いろいろと張り合っている。
ハン・ルー(愛称:ハン)
ガソリンを強奪していた頃のドミニクの元仲間。腕のたつドライバーとして今回参加する。逃走ルートの監視カメラに写らない走行方法の調査や、レイエスの監視をジゼルと共に行う。また、今回ジゼルと一緒に仕事をする内にお互いに引かれ合い、EDでは恋人になって東京に行こうかと話している。
ジゼル・ヤシャ
かつてカンポスの部下だった女性。今回ドミニクの誘いを受けて現金強奪に参加する。
実は元軍人だった事をハンにそれとなく知られる。また、ジゼルもハンが軍人だった事を見抜く。お互いに似た境遇だった事もあり、EDでは恋人となる。
今回はレイエスに近づき、金庫を開ける「鍵」となるレイエスの指紋を女の武器を使って入手する。
ホブス捜査官
アメリカDSS(外交保安部)の捜査官。国際指名手配犯のドミニクたちを逮捕する為にブラジルに入国する。ゴツい見た目とは裏腹に長年の捜査により知識も豊富。汚職まみれのブラジル警察の中で裏切らない人物を見抜き、エレナを仲間にするなど経験と実戦で培ってきたその実力は確かなもの。
その屈強な肉体の通り、格闘術にも精通しており、ドミニクと互角以上の勝負を繰り広げる。1度はドミニク達を逮捕したが、警察からの情報で居場所を知ったレイエスは部下に護送車を襲撃させ、ホブスたちもろともドミニクを消そうと画策。ホブスは部下を殺され、危機に陥ったところをドミニクの仲間に救われ、ブラジル警察の腐敗に怒りを爆発させたホブスは、ドミニクに協力する決意をする。
エレナ・ネベス
ブラジル警察の新人。通訳としてDSSに加わる。昔、警察官だった婚約者が汚職警官の仲間のせいで亡くなっており、汚職を憎んでいる。ドミニクの落としたレティのネックレスを拾い持ち自宅に帰ったところにドミニクが現れる。強盗をする理由を問い詰めるが、その理由を聞いた事で警官としての自分の信念に疑問を持つようになる。
モニカ・フェンテス
エンドロール中に登場。ブラジルでの事件後、アメリカに戻ったデスクワーク中のホブスの元に「面白いネタ」としてある資料を持って現れる。だが、ドミニクを逮捕する事しか眼中になかった彼は突っぱねる。
しかし、その資料の中にはドミニクの死んだはずの恋人、レティの写真があった事に驚く・・・・。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
ドミニク・トレット ヴィン・ディーゼル 楠大典
ブライアン・オコナー ポール・ウォーカー 高橋広樹
ミア・トレット ジョーダナ・ブリュースター 園崎未恵
ジゼル ガル・ガドット 東條加那子
ルーク・ホブス ドウェイン・ジョンソン 小山力也
ハン・ルー サン・カン 三戸崇史
ローマン・ピアース タイリース・ギブソン 松田健一郎
エレナ・ネベス エルサ・パタキー 武井咲
ヴィンス マット・シュルツ 相沢まさき
テズ・パーカー クリス・"リュダクリス"・ブリッジス 渡辺穣
ジジ マイケル・アービー 志村知幸
ローザ ジェアマリー・オソリオ 浅野まゆみ
テゴ・レオ テゴ・カルデロン ピストン西沢
リコ・サントス ドン・オマール 吉村昌広
レイエス ホアキン・デ・アルメイダ 有本欽隆
モニカ・フエンテス エヴァ・メンデス(カメオ出演) 日野由利加

登場車両[編集]

アメリカ車[編集]

クライスラーダッジ・チャージャー 1970年式
ドミニクの愛車であり、シリーズ序盤からブライアンが運転して登場している。ボディカラーはつや消しグレー。終盤のあたりでホブスのグルカに突っ込まれ潰されてしまう。
シボレー コルベットグランドスポーツロードスター(C2) 1966年式
列車から盗まれた伝説の三台の内の一台。ドミニクとブライアンが列車から逃れようとして、崖下の運河に落ちてしまう。ボディカラーはシルバー。 
フォード GT40 1966年式
列車から盗まれた伝説の三台の内の一台。ミアの運転で、隠れ家へ運搬される。ボディカラーは二本のストライプにダークブルー。
クライスラーダッジ・ポリスチャージャー 2011年式
金庫強奪計画で、ドミニク、ブライアン、ローマン、ハンが警察署から4台盗み出し、ドラッグレースをした。
ただし、ドミニクとブライアンを助けにハンとローマンが運転している時はニトロを搭載している。
クライスラーダッジ・チャージャー SRT8 2010年式
終盤で警察署にある金庫を持ち出すため、ドミニクとブライアンが二台で引っ張り出した。ニトロを装備している。ボディカラーはつや消し黒。そのうち一台は、橋の上でレイエスが乗った車につっこませてドミニクが潰してしまう。
クライスラーダッジ・チャレンジャー SRT8 2011年式
終盤でドミニクがブライアンの隠れ家に行くシーンで登場。その後、エンディングでGT-Rとバトルした。ボディカラーは黒。

日本車[編集]

ホンダ NSX
序盤で護送車を襲うのにミアが使用した。ボディカラーは黒で左ハンドル。
日産・スカイラインGT-R(KPGC10) 1972年式
ブライアンとミアがリオに逃亡するために乗っていた車。スラム街を走っていた際にバンプが多かったため、少し固めの足回りだと思われる。ボディカラーは黒。よく見ると、フロントガラスに、日本の古い車検ステッカーが貼ってある。
日産・370Z 2009年式
日本名フェアレディZ (Z34)。防犯カメラ回避練習シーンで登場。ジゼルが運転した。ボディカラーはカーボンボンネットにシルバー。米国AEパフォーマンスにてチューニングされている。
スバル・WRX STI(GVB型) 2011年式
防犯カメラ回避練習シーンで登場。ハンが運転した。ボディカラーはシルバー。
トヨタ・スープラ(JZA80) 1993年式
防犯カメラ回避練習シーンで登場。柱に衝突してしまう。
ナイトレースでもエンジンルームのみの登場している。ボディカラーは黒。
レクサス・LFA 2010年式
終盤でハンが運転して登場。
日産・GT-R(R35) 2010年式
終盤でブライアンが所持している。左ハンドル仕様。ボディーカラーはシルバー。エンディングでドミニクとバトルする。

欧州車[編集]

ポルシェ GT3RS 996型 1999年式
ドミニクとブライアンが賭けレースで手に入れた車。防犯カメラ回避練習の車で登場。ボディカラーは水色で横にGT3RSとペイントされている。
デ・トマソ パンテーラ 1972年式
列車から盗まれた伝説の三台の内の一台。ヴィンスが運転した。ボディカラーは黒。
ケーニグセグ・CCXRエディション 2010年式
終盤でローマンとテズが所持。ボディカラーはどちらもカーボン使用で世界に4台しかない。監督のオーディオコメンタリーによると実際のオーナーから借りて撮影したと言っている。

その他[編集]

ARMET ARMORED VEHICLES グルカ LAPV
ホブスの専用車として登場。
囚人護送バス
序盤でドミニクが乗っていた護送バス。ブライアン達に横転させられ大破。
ゴミ収集車
金庫強奪計画の終盤でレイエスの金庫を空の金庫にすり替えるシーンで登場。ジゼルが運転。
DUCATI STREET FIGHTER S 2010年式
ジゼルのバイク。

製作[編集]

2010年2月にシリーズ5作目を製作することが判明し[3]、翌3月にはプロデューサーのニール・H・モリッツが同年夏にブラジルプエルトリコロサンゼルスアトランタでの撮影を予定しているとインタビューで答えた[4]。2010年11月9日に主要撮影が完了した[5]

ヴィン・ディーゼルには出演料とプロデューサー料として1500万ドルが支払われている[6]

宣伝[編集]

2010年12月14日、ヴィン・ディーゼルFacebookページにて予告編やスチール写真が公開された[7]。翌15日には特別映像が世界同時解禁となった[8]

評価[編集]

興行収入[編集]

北アメリカでは、木曜日のレイトショーで380万ドルを稼ぎ出した[9]。公開初日には、3440万ドルの売り上げ(木曜日のレイトショー分を含む)、『ワイルド・スピード MAX』の3060万ドルを超えてシリーズ最高の滑り出しとなった[10]。初週末3日間の興行収入はシリーズ最高となる8620万ドルであり、また、ユニバーサル・ピクチャーズ作品としても最高初動記録となった。更に、4月公開作品としても歴代1位で、スプリング・シーズン作品としても『アリス・イン・ワンダーランド』(1億1610万ドル)に次いで歴代2位の初動成績を記録している[11]

北米以外での公開初日は、イギリスで210万ドル[12]、韓国で57万ドル[12]、ニュージランドで26万ドルを稼いでいる[12]。オーストラリアでは公開後3日間で700万ドルを稼いでいる[12]。北米以外全世界での初週末興行収入は2400万ドルを稼いでいる[13]。2週目の週末には新たに10市場で公開され、北米以外で総計4530万ドルを稼いでいる[14]

批評家の反応[編集]

批評家からは概ね好評な反応を得ており、2011年5月2日時点でMetacriticでの点数は69点となり[15]Rotten Tomatoesでは146のレビュー中79%がフレッシュとなっている[16]

ロジャー・エバートは4つ星満点で3つ星を与え、「俳優たちが真面目な顔で不合理なことをし、物理の法則を玩具にしたアクション・シーンが巧みに集められた130分」と称賛した [17]。『ニューヨーク・タイムズ』では、アクションとユーモアが上手く融合していると評され、「あなたが画面を見ていない唯一の時は、激しく笑って目を閉じてしまった瞬間だ」と記述している[18]

参考文献[編集]

  1. ^ a b Fast Five (2011)” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2011年5月3日閲覧。
  2. ^ 2011年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
  3. ^ ヴィン・ディーゼル主演、『ワイルド・スピード』5本目の続編が制作決定!”. シネマトゥデイ (2010年2月6日). 2010年12月16日閲覧。
  4. ^ Weintraub, Steve (2010年3月31日). “Exclusive: Producer Neal H. Moritz on Fast and Furious 5 and 6 Plus Info on the Highlander Reboot”. Collider.com. 2010年5月14日閲覧。
  5. ^ Twitter / Ludacris: We all just finally finish ...”. 2011年3月24日閲覧。
  6. ^ Hollywood's Top 40”. Vanity Fair. 2011年5月3日閲覧。
  7. ^ ‘Fast Five’ Trailer Pits Vin Diesel Vs. The Rock”. The Film Stage. 2010年12月15日閲覧。
  8. ^ 『ワイルド・スピード』がメガ盛りになって帰ってきた!日本車だけじゃない世界のビンテージカーもてんこ盛り!”. シネマトゥデイ (2010年12月15日). 2010年12月16日閲覧。
  9. ^ Brandon Gray (2011年4月28日). “Forecast: 'Fast Five' Fever”. Box Office Mojo. 2011年4月30日閲覧。
  10. ^ Brandon Gray (2011年4月30日). “Friday Report: 'Fast Five' Hits Top Gear”. Box Office Mojo. 2011年4月30日閲覧。
  11. ^ Brandon Gray (2011年5月1日). “Weekend Report: 'Fast Five' Packs Heat”. Box Office Mojo. 2011年5月1日閲覧。
  12. ^ a b c d Nikki Finke. “‘Fast Five’ Now No. 1 In UK Previews, Also Tops Korea And New Zealand”. Deadline.com. 2011年5月3日閲覧。
  13. ^ Brandon Gray: Around-the-World Roundup: 'Rio' Reigns Again, 'Fast Five,' 'Thor' Duke It Out in Australia. Box Office Mojo, April 26, 2011, retrieved April 27, 2011
  14. ^ Frank Segers (2011年5月1日). “International Box Office: Paramount's 'Thor' Claims No. 1 With Stellar $83 Million Opening”. The Hollywood Reporter. 2011年5月1日閲覧。
  15. ^ Fast Five”. Metacritic. CNET Networks, Inc. 2011年5月3日閲覧。
  16. ^ Fast Five (2011)”. Rotten Tomatoes. Flixster. 2011年5月3日閲覧。
  17. ^ Ebert, Roger (2011年4月28日). “Fast Five”. 2011年5月2日閲覧。
  18. ^ Dargis, Manhola (2011年4月28日). “Fast Five”. 2011年5月2日閲覧。

外部リンク[編集]