ガンダム開発計画

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ガンダム開発計画(ガンダムかいはつけいかく、GUNDAM Development Project)は、オリジナルビデオアニメ機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』における架空の計画。モビルスーツ(略称MS)の開発計画であり開発された一連のコンセプトモデル群はGPシリーズとも呼ばれる。

なお、各機体は花の名になぞらえた名称で呼ばれる事もあるが、これは開発に携わったアナハイム・エレクトロニクス社(以下アナハイムと略)のスタッフが便宜上、女性のスタッフが多かった事もあり愛着と遊び心を込めて付けたコードネームであり、連邦軍内部の符丁としては正式なものではない。実際OVA劇中でもそのコードネームではなく「ガンダム試作○号機」「○号機」としか呼ばれていない。


注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] ガンダム開発計画

一年戦争が終わり、地球連邦政府は「連邦軍再建計画」の一環として「ガンダム開発計画」を立案、宇宙世紀0081年10月20日から、連邦軍ジョン・コーウェン中将の元で、アナハイム社と共同で極秘の内に開発が始まった。その際に造られたのが、GPシリーズ(ガンダム試作機)である。

この「ガンダム開発計画」は、次世代主力量産機開発のための技術開発を狙ったもので、具体的には連邦軍とジオン公国軍のMS技術を融合させた、いわゆるプロトタイプではなく試作実験機の開発計画である。「クラブ・ワークス」と呼ばれる先進開発事業部がガンダム試作1号機ガンダム試作3号機の、旧ジオン系の技術者が多く在籍する第二研究事業部がガンダム試作2号機ガンダム試作4号機の開発を担当した。しかし、4号機は諸事情からいわゆる「ガンダム」としてではなく、外観上は別種の機体の「ガーベラ・テトラ」として製造されたため、GPシリーズとして実際に製造されたのはそれ以外の3機(0号機を含めると4機)だった。

極秘の計画だったが、情報の漏洩からジオン公国軍残党のデラーズ・フリートに察知され、アナベル・ガトーによりトリントン基地からガンダム試作2号機を奪われる事態を招く。その後も連邦軍の官僚主義的対応や派閥争いなどにより事態は一層混迷し、コーウェン中将は責任を問われ失脚してしまう。

一連の連邦軍とデラーズ・フリートとの戦いに製造された3機のガンダム試作機が関わり、それが連邦軍の不祥事とも絡んでくるため、事件後に実権を握ったジーン・コリニージャミトフ・ハイマンの一派により「ガンダム開発計画」とGPシリーズはその一切を封印、公式記録から抹消されてしまう。計画のもたらした技術も封印された事になっているが、実質的にはムーバブルフレーム可変MSなど、なんらかの形で後のMS開発に活かされているとも言われていた。

宇宙世紀0099年11月、GPシリーズとみられる試作MS群が宇宙世紀0083年当時存在していたことがアナハイム社の発表により明らかにされ、それまで謎とされていた第1世代MSと第2世代MSを繋ぐ機体として注目を浴びた(アナハイム・ジャーナル)。

[編集] 設定の変遷

これらGPシリーズのMS群は宇宙世紀0083年という開発時期を考慮するとオーバーテクノロジーといっても過言ではなく、4年後のグリプス戦役に登場する第2世代MSと比較しても、量産機はおろかΖ計画ガンダムタイプすら凌駕する性能値を示している。量産を前提としていないワンオフの実験機であることを考慮しても、いささか性能が高く設定され過ぎており、例えば、GP01-Fbのジェネレータ出力2,045kWとスラスター総推力234,000kgは、ガンダムMk-IIの1,930kW、81,200kgはおろかΖガンダムの2,020kW、112,600kgをも凌駕している。とりわけ試作3号機デンドロビウムに関しては、デザインを担当したカトキハジメをして「オーパーツ」と言わしめるほどの超々高性能ぶりである。

後に「ガンダム開発計画は公式記録から抹消されたため、同計画で培われた技術を第2世代MS群に生かすことができなかった」という設定が付け加えられ、矛盾は一応緩和されている。

その一方で、「試作1号機のフレーム構造にはムーバブルフレームの前身が採用されている」、「試作2号機を参考にリック・ディアスが開発された」、「試作3号機のテール・バインダーが後のフレキシブル・バインダーに繋がった」といった設定も存在し、少なからず設定の混乱が見られる。

なお以下において、(初)登場作品を省略した記事は、OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』から登場。

[編集] ガンダム試作0号機(ブロッサム)

ガンダム試作0号機(ガンダムしさくゼロごうき、GUNDAM GP00)は、模型雑誌電撃ホビーマガジン」2002年6月号の企画『機動戦士ガンダム ファントム・ブレット(亡霊の弾丸)』に登場。アナハイム社で開発された、GPシリーズの試作MSである。コードネームはガンダムブロッサムGUNDAM BLOSSOM)という(型式番号:RX-78GP00)。

コードネームの「ブロッサム」は、英語で花、開花の意。

[編集] 機体解説

本機は、アナハイム社がGPシリーズのトライアル用に制作した試作MSである。当時のアナハイム社が持つ全ての技術が投入されている高性能機だった。コア・ブースターとの合体が可能であり、機体背面にドラム式フレームを設置し武器マウントアームを介して多数の装備が使用可能である。コア・ブースターによる高機動化に合わせ、肩部や脚部にスラスターが設けられ、機動性の向上が図られている。

固定武装は肩部に設けられたビームサーベル2基。右部ドラム式フレームには大型ビームライフルを装着する。当時のMSの火器としては最大級のものであり、威力も高いものだった。Eパック式ではないためエネルギーチャージに時間を要し、連射は不可能である。左部ドラム式フレームにはレドーム状のミノフスキー粒子干渉波検索装置(MPIWS: Minovsky-Particles Interference-Wave Searcher)を装備。広域センサーとして機能するが、たびたび不調が生じ信頼性は低かった。

ジャック・ベアード中尉が搭乗し月面での哨戒任務を行っていたが、ジオン残党軍のザメル砲部隊と遭遇し、機体は大破した。大破した機体を回収して検証した結果、一つの機体にあらゆる機能を詰め込むのはパイロットの負担となることが分かった。それに従い、複数の機体で単一の機能を追究するため、ガンダム試作1号機~4号機が開発されることとなった。

[編集] コア・ブースターII

一年戦争における地球連邦軍の試作MS(ガンタンクガンキャノンガンダム)で採用されたコア・ファイターは、ブースターを装着することにより推力および火力を増強したコア・ブースターとして運用が可能だった。しかし、このブースターはMSのシステムに直接組み込まれていなかったため、脱出時には依然として推力および火力が貧弱なままのコア・ファイターを使用せざるを得なかった。コア・ブースターの機動力に着目した技術者はブースターを腰部大型スラスターとしてMSに組み込むという斬新な設計でそれらの問題を解決した。

本機最大の特徴のコア・ブースター(型式番号:FF-X(7)II-Bst)はガンダム試作1号機と同じホリゾンタル・イン・ザ・ボディ方式を採用し、機首は共通の設計となっており、ドラム式フレームを挟む形で機体後部にブースターがセットされる。

MS形態時のビームサーベルはビーム砲として使用可能であり、ビームライフルは機体下面右側にオフセットされ、MPIWSは機体上面に配置される。しかし、これら大型装備は高機動時の機体制御に悪影響を与えてしまったため、以後の機体では廃止されることとなった。

[編集] 備考

メディアワークスからガレージキットが限定販売されていた。

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[編集] ガンダム試作1号機(ゼフィランサス)

機体諸元
ガンダム試作1号機(ゼフィランサス)
型式番号 RX-78GP01
所属 地球連邦軍
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
全高 18.0m
本体重量 39.7t
全備重量 65.0t
ジェネレーター出力 1,790kW
スラスター総推力 108,000kg
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
主な武装 60mmバルカン砲×2
ビームサーベル×2
ビームライフル
90mmマシンガン
シールド
主な搭乗者 コウ・ウラキ

地球連邦軍の試作型汎用MSである。コードネームはガンダムゼフィランサスGUNDAM ZEPHYRANTHES)という(型式番号:RX-78GP01)。

コードネームの「ゼフィランサス」は、同名のヒガンバナ科の植物から付けられている。花言葉は「清き愛情」など。

[編集] 機体解説

一年戦争で戦果を挙げたRX-78ガンダムをベースに改修・設定変更され、汎用人型兵器としての性能を極限まで引き出すことをコンセプトに開発されたMSである。アナハイムの先進開発事業部「クラブ・ワークス」が本体の開発を担当し、コア・ファイターはAEハービック社が開発を担当した。ガンダム開発計画発動より2年後の宇宙世紀0083年9月29日、フォン・ブラウン市にあるアナハイムのリバモア工場においてロールアウトした。

当初、アナハイム所属のパイロットのニール・クレッチマンがテストを担当する予定だったが、ジェネレーターのテスト中の事故により死亡、急遽連邦軍パイロットが担当することとなった。

[編集] コア・ファイターII

V作戦によって作られた地球連邦軍の試作MS群(ガンタンクガンキャノンガンダム)に続いて、パイロット及び実戦データの回収と汎用性の向上のためにコア・ブロック・システムを採用する。機体の剛性低下と重量増加を伴うシステムの有効性を再検証するためとも言われ、内蔵するコア・ファイターII(型式番号:FF-XIIあるいはFF-X7II)はそれまでのもの以上に高性能な小型戦闘機として機能する。システムはバーティカル・イン・ザ・ボディ方式に代わりホリゾンタル・イン・ザ・ボディ方式を採用し、コア・ブロック時には機体に対してコクピットを含む機首とエンジンブロックを下方にコの字型に折り畳む。この方式を採用することによりコア・ファイターのコクピットブロックやジェネレーターばかりでなく、エアインテークシステムやスラスターユニット、武装も運用可能になった。

本機は、地上用としての装備しか施されていないが、コア・ファイターIIを宇宙用のものに換装し調整を施すことにより容易に宇宙戦仕様へと仕様変更が可能である。劇中で登場した宇宙戦仕様ガンダム試作1号機フルバーニアン(型式番号:RX-78GP01-Fb)は、仕様変更の前の戦闘による機体の損傷が激しかったため、コア・ファイターの換装だけでなく、補修を兼ねてMS本体も各種の仕様変更・改装が施されており、本来のガンダム試作1号機宇宙戦仕様とは外観も含めて別物に近かったようだ。

[編集] 各部解説

この機体は四肢の構造に新しい設計思想を採用している。これまで四肢の駆動は本体側から行われてきたが、これを四肢側からの駆動に改めている。腕部に関してはコア・ブロック・システムを採用したことにより本体側に機構を組み込むことができなかったことも影響している。これらの設計思想はのちにムーバブルフレームへと発展し、以後のMS開発への礎を築いた。

[編集] 武装

60mmバルカン砲
近接火器として側頭部に2門装備されている。
ビームサーベル
ブラッシュ社製。バックパックに2基装備。コア・ファイター時にはビームガンとして機能する。しかし、ジェネレーターの出力不足から、威嚇程度の攻撃力しかなかった。
ビームライフル
型式番号:BAUVA・XBR-M-82-05H
ボウワ社開発のエネルギーパック方式を採用したビームライフル。近接戦闘の防御も考慮されており、ジュッテと呼ばれる小型のビームサーベルを装備している。
90mmマシンガン(ブルパップ・マシンガン)
この時期の連邦軍モビルスーツの標準兵装。劇中第2話において使用した。
専用シールド
型式番号:RX・Vsh-023F/S-04712
伸縮可能で取り回しが考慮されている。耐ビームコーティング処理がされており、数回のビームの直撃に耐えうる。

[編集] 劇中での活躍

性能実験のため、ガンダム試作2号機とともにトリントン基地に搬送されたが、ジオン軍残党による襲撃により2号機を強奪され、その追撃作戦に投入された。宇宙に上がった後、シーマ艦隊との交戦で地上用装備のまま出撃を強行し、大破。宇宙戦闘仕様に改装され、フルバーニアンとなった。

[編集] 備考

マクロスシリーズメカニックデザインを行っている河森正治がメインデザインを、カトキハジメが足裏や武器のデザインを担当した。ガンダムと異なりコア・ファイターが地面に対して垂直ではなく平行に搭載されていたり、バックパックと兼用したりと「他人の真似はしない」「同じパターンは繰り返さない」などという河森の独創性への強いこだわりが見られる。

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[編集] 試作1号機のバリエーション

『GUNDAM WEAPONS ガンダムGP01編』に登場。
  • RX-78GP01-FA ガンダム試作1号機フルアーマー(フルアーマーGP01)
『GUNDAM WEAPONS ガンダムGP01編』に登場。
  • RX-78GP01PF パーフェクトガンダムGP01(パーフェクトガンダム4号機)
『GUNDAM WEAPONS ガンダムGP01編』に登場。

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[編集] ガンダム試作1号機フルバーニアン

機体諸元
ガンダム試作1号機フルバーニアン
型式番号 RX-78GP01-Fb
所属 地球連邦軍
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
全高 18.5m
本体重量 43.2t
全備重量 74.0t
ジェネレーター出力 2,045kW
スラスター総推力 234,000kg
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
主な武装 60mmバルカン砲×2
ビームサーベル×2
ビームライフル
シールド
主な搭乗者 コウ・ウラキ

地球連邦軍の試作型汎用MSガンダム試作1号機を宇宙戦仕様に換装・改装したものである。コードネームはガンダムゼフィランサスフルバーニアンGUNDAM ZEPHYRANTHES FULL-BURNERN)という(型式番号:RX-78GP01-Fb)。

[編集] 機体解説

本来ガンダム試作1号機はコア・ファイターの換装と脚部のオプションなどにより重力下仕様から宇宙戦仕様に変更することができるように設計されていた。

開発初期のトライアルプランでは胸部スラスターは片側4基の計8基を設置している。一方、肩部のスラスターユニットは片側2基となっている。バックパックには後の同じくアナハイム社製のEx-Sガンダムへと繋がるジェネレーターを内蔵するタイプのバーニアユニットを2基装備している。そこにビームサーベルとともにムーバブル・フレームで接続されたユニバーサル・ブースト・ポッドには片側3基のスラスターノズルが設置されている。また、脛部にも2基のスラスターが確認されている。

実際に宇宙戦仕様の装備はガンダム試作1号機のロールアウト時には完成していた。しかし本来予定されていたテストを行えないまま、ガンダム試作1号機はデラーズ紛争に投入されシーマ艦隊との戦闘で大破してしまった。機体はアナハイムのフォン・ブラウン工場に搬入され、機体の補修を兼ねて大幅な設計変更を行うことで宇宙戦仕様に改修された。結果、当初予定されていた「宇宙戦仕様」とは大幅に異なる機体となった。この作業はわずか2日で完了し、アナハイムのリバモア工場で運用テストが行われている。

デラーズ紛争後は記録が抹消された影響で、この機体の存在は闇に葬られたが、ガンダムTR-1[ヘイズル]のブースターユニットなどにこの機体の技術が流用されたと言われ、「フルバーニアン」の名を持つガンダムとして、パイロット達の間でその存在が囁かれることとなる。

その圧倒的な加速性はシーマ・ガラハウに「バッタか!?」と絶叫させたほどである。

[編集] コア・ファイターII(Fb)

胴体部に内蔵するコア・ファイターIIは宇宙戦仕様(型式番号:FF-XII-FbあるいはFF-X7II-Fb)に換装された。宇宙戦には不要な翼を廃し代わりにユニバーサル・ブースト・ポッドが設けられた。これによりコア・ファイターの機動性も向上している。重力下仕様では熱核ハイブリッドエンジンを搭載していたが、これを熱核ロケットエンジンへと換装された。それに伴い本体部のエアインテークは片側2基の姿勢制御用スラスターに変更された。また、ジェネレーター出力を1,790kWから2,045kWへとアップしたことによりビームサーベルを兼ねるビームガンは実用に耐えうるものとなった。

[編集] 各部解説

コア・ファイターの換装により2基のブースター・ポッドはモビルスーツ時には背部に位置する。当初このポッドは固定される予定だったが、AMBACの作動肢としても利用することとなり、機体の高い運動性能に大きく寄与している。また、重力下仕様ではコア・ファイターのエンジンブロック部にはカバーが設けられていたが、脱出時の障害となる可能性があったため、これを廃している。それに伴い各部の強化が施されている。また、胸部のエアインテークも姿勢制御スラスターに変更されている。普段はカバーで覆われているが、使用時に展開してスラスターが露出し噴射を行う。

肩部アーマーは片側5基の姿勢制御スラスターが設置されたショルダー・バーニア・ポッドに換装されている。このうち先端部の3基は胸部と同様に使用時のみ展開する。また、関節部には耐弾性の向上のため可動アーマーが追加されている。

腰部のフロント、サイドアーマーは重力下仕様に比べ大型化されている。

脚部は機体の損傷が激しかったため、ほぼ全面的に改修が施されている。脛部は推進剤タンクのスペースが設けられ、機体の稼動時間の延長に貢献している。足部には4基のスラスターが設けられたユニットを靴を履くような形で装着する。

[編集] 武装

武装は基本的に重力下仕様と同様だが、ビームライフル(型式番号:BAUVA・XBR-M-82A)は若干の出力向上が施されている。また、ロングレンジの大型ビームライフル(型式番号:Blash・XBR-L-83d)の試射も行われている。ただし、こちらは専用の装備ではなく照準が非常に不安定だったため、実戦での使用は通常のビームライフルが諸事情により使えなかった1回のみ。また、この時は照準精度を少しでも上げるために、アルビオンの主砲からスタビライザーを移していた。

[編集] 劇中での活躍

大破したガンダム試作1号機の改装機として登場。初出撃でヴァル・ヴァロを撃破し、以後もアルビオンの主戦力として多数のMSを撃墜する。コンペイトウの観艦式を襲撃し帰投する途上のガンダム試作2号機と交戦、激しい白兵戦の末、相打ちとなり爆砕、機体は失われた。

CDシネマ『ルンガ沖砲撃戦』ではロングレンジの大型ビームライフルを装備した。

また、『機動武闘伝Gガンダム』終盤において「ガンダム連合」として集結したガンダム達の中に、この機体も一瞬だけ登場している。

[編集] 備考

デザインはガンダム試作1号機と同じく河森正治が行っている。RX-78-2ガンダムに近いカラーリングの重力下仕様に対し、青い肩、コクピット周辺の配色、膨らんだスネ部など、Ζガンダムに近いデザインとなっている。

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[編集] ガンダム試作2号機(サイサリス)

機体諸元
ガンダム試作2号機
型式番号 RX-78GP02A
所属 地球連邦軍→デラーズ・フリート
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
全高 18.5m
本体重量 54.5t
全備重量 83.0t
ジェネレーター出力 1,860kW
スラスター総推力 155,200kg
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
主な武装 60mmバルカン砲×2
ビームサーベル×2
アトミックバズーカ
ラジエーターシールド
(以下は本編未登場)
ビームバズーカ
多連装ロケットシステム
主な搭乗者 アナベル・ガトー

コードネームはガンダムサイサリス (GUNDAM PHYSALIS) という(型式番号:RX-78GP02A)。

コードネームの「サイサリス」は、ナス科の植物ホオズキから付けられている。花言葉は「偽り」など。ただし、実際にはホオズキの属名Physalisはピサリス、フィサリス、ファイサリスなどと読まれ、サイサリスとは読まれない。

[編集] 機体解説

本機は最強の攻撃力を持つMSとして、戦術核を装備することを念頭において造られた。当初はMSの機動力を生かすことで敵陣営の中枢を強襲する機体として計画され、徹甲弾、炸裂弾、ビーム攪乱膜散布弾、プラズマリーダー射出用多弾頭弾などをバズーカにて発射する予定だった。しかし、戦術核弾頭を用いることで壊滅的なダメージを与えるという核装備型MS計画へとコンセプトが変更となった。核兵器の使用は、南極条約をもって禁止されていたが、その後もジオン公国軍は核兵器を使用した実績があったため、今後も用いられることを想定してその対策として計画が進められた。

開発はフォン・ブラウン市にあるアナハイム社のリバモア工場において同社の第二研究事業部が担当して進められた。この部署は旧ジオニック系技術者が多く開発に携わっており、ドムの設計思想が反映されているとも言われる。試作2号機が、いかにもガンダムらしくないフォルムと概念を持つのもこのためである。なお、同事業部は後に試作2号機の開発データを元に、第2世代MSの奔りのリック・ディアスを開発、機体シルエットやバインダーにその面影を見ることができる。

最初期のトライアル機・Phase1では腕部や腰部、脚部にドムの影響が色濃く残っている。脚部には熱核ジェットエンジンを内蔵しホバー走行が可能だった。また、この時点ではコクピットハッチは通常の形状のものが装着されている。Phase2ではより連邦製モビルスーツよりの外装へと変更され、耐核装備が施されたPhase3を経て宇宙世紀0083年9月18日ロールアウトした。その後、地上でのテストのためオーストラリアのトリントン基地へと運ばれた。

コンセプトの変更に伴い、ミノフスキー粒子の存在によって核弾頭を確実には誘導できないため本機体自身も爆心地に近づくことを余儀なくされた。その対策に、例えば、冷却装置を内蔵した専用大型シールド、高温時に揮発して機体を保護する特殊塗料など、耐熱や耐衝撃の処理を施した装甲や構造が組み込まれている。

[編集] 各部解説

頭部はガンダム試作1号機と同じくツイン・アイを採用しているが、メインカメラやエアインテークに核使用時の熱・衝撃波に耐えうるような対策が施されており、また旧ジオニック系の技術者が多く関わっていた事から通常のガンダムタイプの頭部とは異なる意匠を持つ。RX-78系にみられる「ヘ」の字型インテークスリットを持たない、いわゆるΖ系のフェイスデザインを初めて採用したものといえる。

核使用時の熱・衝撃波・放射線からパイロットを守るため、コクピットは通常のモビルスーツと比較して強固に設計されている。コクピットモジュールは外圧に強い球体状となっており、コクピットハッチは何層も及ぶ装甲材と緩衝材によって構成され、放射線の透過を防ぐ。メインコンピューターを含む電装系は電磁パルスと放射線から防護するためモジュール内に設置される。

強襲用として高い機動力を要求されたが、バックパックには核弾頭を収納するスペースを設けたため、スラスターユニットを背部に併設することができなかった。そこで通常背部に設けられるスラスターは肩部のフレキシブル・スラスター・バインダーと呼ばれるユニットに設けられることとなった。ジェネレーターを内蔵し片側3基計6基のバーニアを展開することで、耐核装備のため重量が増した本機でも高い加速力を得ることが可能となっている。また、重力下ではこれによりホバー走行を行うことが可能である。このバインダーは独立して可動することでAMBAC作動肢としても機能し、180°の姿勢変換を1.1秒で行うことが可能である。

脚部はシールドでは十分保護できないため、耐核用の対策が施され、冷却装置も有するため巨大なものとなっている。

[編集] 武装

60mmバルカン砲
頭部に2門装備する。ダメージは低く自衛程度にしか使えない。後述のアトミックバズーカ、ビームバズーカ、多連装ロケットシステムを除けば本機唯一の射撃武装。
ビームサーベル
型式番号:A.E.blashAEXB-909L
腰部に2基装備しており、刀身の色は緑。マニュアルで出力を調節することが可能である。

事実上本機の武装はこれらのみであり、敵機の攻撃を交わしつつ目標地点まで到達するためには高いパイロットの技能が要求される。

ただし、ガンダム試作1号機と同じAEボウワ社製ビームライフルを携行可能とする説もある。これは、本機強奪時に携行火器がモビルスーツデッキに存在しなかったため、使用の機会を失ったとするものである。また、ビームサーベルは、通常のMSに装備されている物よりも出力が高くなっている。

アトミックバズーカ
型式番号:AE/ZIM.G-BAZ-0186-A
使用時にはMk-82型核弾頭を機体背部から右肩に設けられた基部へと給弾し、続いてシールドに収納されているバレル部をドッキングさせて用いる。射撃時にはモビルスーツ本体を上回るほどの長さの砲身となり、左側部の照準器によって目標を捕らえる。弾頭はバズーカによって射出されるが、次いで核弾頭に設けられたブースターによって更に加速して目標へと到達する。
Mk-82核弾頭は戦術核と分類されているが、広大な宇宙空間での使用を前提としているため、実際にはかつての戦略核に匹敵するほどの威力を有する。漫画版ではデラーズフリートが戦術核をジオンの技術で改造し、戦略核級の威力を持たせたものとしている。
ラジエーターシールド
型式番号:NR-Sh-02-RX/S-00013
本来の運用とは異なり核使用に特化している。自ら発射した核弾頭による強烈な熱・衝撃波を遮るため、腕部で保持が可能な最大限の大きさとなっている。更に内蔵された液体窒素を用いた装置により機体を冷却する。シールド裏面にはアトミックバズーカのバレルを収納する。そのため、シールドを損傷させることはバズーカの砲身を損傷させ、冷却機構にも異常をきたすことになるため、核攻撃が不可能になる。試作1号機との初戦でシールドを攻撃されたために撤退したのはこのためである。
ビームバズーカ
型式不明。PS2ゲーム『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』、PSPゲーム『ガンダムバトルクロニクル』などでの携行火器。デラーズ・フリートにおいてアトミックバズーカ使用後の再利用案として検討された。出力、ダメージともにリック・ドムのビームバズーカと同等。フィギュア『GUNDAM FIX FIGURATION』ではキット化の際にスキウレの砲身を流用したという設定で新規デザインされた。ゲーム『スーパーロボット大戦シリーズ』でも作品によっては装備しているケースがある。上記のアトミックバズーカ以外に通常の遠距離攻撃を持たない本機への救済処置と推測される。
多連装ロケットシステム(参考:MLRS
ハーモニー・オブ・ガンダム』でバリエーション化された武装。拠点攻略及び中距離支援を目的に用意された実体弾兵器。機体背部に6発分のランチャーを装備する。単発の発射によって時間差や個別攻撃も可能だが、一斉発射によって広範囲の敵を攻撃する事も可能。

ゲーム『スーパーロボット大戦EX』では、「核反応が抑制される」という設定でアトミックバズーカが使用できないために代わりにプラズマ・リーダーを装備した機体が登場する。このように、砲撃戦用の機体としてのイメージが強くなっている。

[編集] 劇中での活躍

ガンダム試作2号機は実験のためにMk-82弾頭(核弾頭)を装備したまま、トリントン基地に搬入された所をアナベル・ガトーに奪われてしまう。後に、デラーズ・フリートの「星の屑作戦」の一環として観艦式襲撃に用いられ、アトミックバズーカの一撃により連邦軍艦隊に甚大な被害を与えた。星の屑作戦から帰投する途上でガンダム試作1号機と遭遇、激しい白兵戦の末、相打ちとなり爆砕、機体は失われた。

[編集] 備考

デザインはガンダム試作1号機、フルバーニアンと同じく河森正治が行っている。

[編集] 試作2号機のバリエーション

  • RX-78GP02 ガンダム試作2号機(アトミックバズーカ未装備)
  • RX-78GP02MLRS ガンダム試作2号機 MLRS仕様(中距離支援用装備)
  • RX-78GP02BB ガンダム試作2号機(ビーム・バズーカ装備型)
  • RX-78GP02F ガンダム試作2号機 ヘルハウンド(フレイム・ランチャー装備型)
『GUNDAM WEAPONS ガンダムGP02編』に登場。
  • RX-78GP02PF パーフェクトガンダムGP02(パーフェクトガンダム2号機)
『GUNDAM WEAPONS ガンダムGP02編』に登場。

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[編集] ガンダム試作3号機(デンドロビウム)

機体諸元
ガンダム試作3号機(デンドロビウム)
型式番号 RX-78GP03
所属 地球連邦軍
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
全長 140.0m
全高 38.5m
本体重量 226.4t
全備重量 453.1t
ジェネレーター出力 38,900kW
スラスター総推力 377,500kg×6 (2,265,000kg)
主な武装 メガ・ビーム砲
大型ビームサーベル×2
Iフィールド・ジェネレーター
フレア・ディスペンサー
ビームライフル
フォールディングバズーカ
爆導索
大型集束ミサイル
マイクロミサイル
(他、任務により各種武器をユニット化してウェポンコンテナに収納)
主な搭乗者 コウ・ウラキ
デブラ・カー

地球連邦軍の試作型宇宙戦用MSである。コードネームはガンダムデンドロビウムGUNDAM DENDROBIUM)という(型式番号:RX-78GP03)。

その形状からモビルアーマー(MA)と呼ばれる事もあるが、当時の地球連邦軍の分類にはMAは存在しないため、MSとするのが正しい。型式番号は、資料によっては、主にRX-78GP03Sステイメンと区別するためにRX-78GP03Dと表記するものもあるが、これは誤りである。コードネームの「デンドロビウム」は、同名のラン科の植物から付けられている。花言葉は「わがままな美女」など。

[編集] 機体解説

「MSの汎用性とMAの攻撃力を兼ね備えた機動兵器」というコンセプトで、ガンダム試作1号機と同じく「クラブ・ワークス」が開発を担当した。宇宙空間での拠点防衛という地球連邦軍の要求に対し、アナハイムはスラスターによる高機動と大型ジェネレーターによる大型メガ粒子砲を有するジオン公国軍のMAに着目した。しかし、検討にするにつれMAは敵MSが懐に進入し近接戦闘となった場合、思いのほか脆弱なことが判明した。そこでコア・ブロック・システムの延長としてMAの中心にMSを組み込むことで対応した。その際RX-78ガンダムの強化ユニット、Gパーツが参考となったとも言われる。

デラーズ紛争終結後、宇宙世紀0084年に開催されたシンポジウムで発表された、明らかにGP03の延長線上にあると思われるトライアルプランではコア・モジュールのMSに各ユニットをドッキングした強化ユニットという程度のもので、全長はモビルスーツの2倍程だった。

実際に宇宙世紀0083年に稼動していた機体はトライアルプランとは比較にならない程巨大なものであり、たった1機で戦略兵器としても運用可能だった。アームドベース・オーキスORCHIS, 野生のランを意味する)と、その中核をなすMSステイメンSTAMEN、花の雄しべを意味する、型式番号:RX-78GP03S)から構成される。

ステイメンの腰部に設置されたテールバインダーを介してドッキングし、火器管制と機体制御を行う。6基の大型スラスターは小型艦艇並みの推力を発生しこれを用いて前線に突入、搭載した武装を撃ちまくる様は、さながら「機動弾薬庫」とでも形容すべき威容を誇る。その戦闘能力はMS1個大隊にも匹敵する、当時における最大最強の機動兵器である。しかし、あまりの大きさのため母艦内に収容することはできず、補給や整備は宇宙空間での船外作業で行わなくてはならないなど整備性は劣悪で、通常のMSの100倍とも言われる莫大な運用コストも相俟って、設計や技術が次世代に引き継がれる事は無かった。

複雑な火器管制システムに加え、MSとMAという本来運用方法が異なる二つの形態を制御するため新開発のOSが搭載されている。これは後に登場する可変MSや可変MAの開発に大きな影響を与えている。また、複雑な火器管制システムはパイロットに極度の肉体的・精神的負荷をもたらすため、特定の処方による投薬すら推奨されていたらしい。

[編集] 武装

メガ・ビーム砲
機体右側面に装備される全長90mにも及ぶビーム砲。コントロールグリップを介してステイメンのマニピュレーターによって制御される。
シーマ艦隊の旗艦リリー・マルレーンを撃沈し、復讐戦を挑んできたシーマのガーベラ・テトラを零距離射撃により葬った。
Iフィールド・ジェネレーター
敵のビーム兵器を無効化するバリアを発生する装置で、地球連邦軍の機体としては初めての装備。機首の左側面、武器コンテナの下に固定されている。ノイエ・ジールの放つビームをことごとく弾き返し、序盤の戦闘を有利に運ばせた原動力となった。だが、装置が機体の外部に露出していたため、その後の戦闘においてノイエ・ジールの有線クローアームに握りつぶされて破壊される。
大型ビームサーベル
機体下部に2基装備されている巨大なハサミ状のクロー・アームに内蔵されたビームサーベル。並のモビルスーツの全高よりもはるかに長い巨大なビームの刃を形成すると同時に、クロー・アーム自体もMSを握り潰すだけのパワーとサイズを有している。
コロニー追撃戦でグラードルの乗るムサイ級軽巡洋艦の艦橋を一刀両断にした。また、GUNDAM EVOLVE 4ではゲルググをクローアームにより握り潰している。

これらの武装は高出力のジェネレーターを搭載することにより運用可能となった。さらに、フレア・ディスペンサーを装備し、敵機のミサイル追撃を避すことができ、ビームとミサイル兵器どちらの攻撃にも対処することができる。

また、オーキスの機首上部には巨大な箱状の武器コンテナが2つ据え付けられている。武器コンテナは規格化された8つ(2基のコンテナで合計16)のウェポンスロットを持ち、スロット内部にはユニット化された多数の武器が搭載される。搭載されていた武器は次の通り。

爆導索
爆薬を内蔵したワイヤーを射出する。ワイヤーが目標物を拘束した後、内部の爆薬が爆発し対象を破壊する。劇中ではシーマ艦隊のムサイ級巡洋艦に対して発射され、これを一撃で破壊した。
マイクロミサイル
ウェポンスロットにぴったり収まる形状の三角柱状のコンテナを発射する。コンテナは三角柱の側面に1面あたり36発、合計108発の小型ミサイルを内蔵しており、敵集団の内部に達するとこの小型ミサイルを乱射し目標を撃破する。初出撃の際にデラーズ・フリートのMSに対して発射された。
後方邀撃ミサイル
マイクロミサイルと同じ形状のコンテナ。射出された後コンテナの側面がY字型に開き、内蔵されている多数の小型ミサイルを後方に向けて乱射する。OVA及び劇場版には未登場。
大型集束ミサイル
MS並みの大きさを持つ大型ミサイル3基が束ねられて1つのウェポンスロットに収められている。ミサイルは射出後に分離し、それぞれの目標を追尾する。コロニー追撃戦でノイエ・ジールに直撃弾を与え、護衛のMSを撃破している。

これらの対艦・対集団を目的とした大型火器の他に、ビームライフル、フォールディング・バズーカ、フォールディング・シールドなどのステイメン自身が運用する武装もここに搭載され、ステイメンの前腕部のフォールディングアームを展開し運用することが可能である。また、ジム改や後にガンダムMk-IIが使用することになるハイパー・バズーカの搭載も確認されている。

[編集] 劇中での活躍

他の試作機とは違い宇宙用のため、ラビアンローズに係留中だったところを、デラーズ・フリートによる「星の屑作戦」阻止のためアルビオン隊が奪取に近い形で受領し、コロニー奪還のために出撃する。圧倒的な火力によって多数のMSや艦艇を撃破し多大な戦果を上げたが、アナベル・ガトーが駆るノイエ・ジールと交戦して劣勢に追い込まれ、最後にソーラ・システムIIの照射を受けオーキスが大破、放棄された。ただしステイメンはほぼ無傷で残った。

3DCGアニメ『GUNDAM EVOLVE 4』では、Pスペックのステイメン単体でのラビアンローズでのテスト中に襲来したジオン残党軍を迎撃するため、宇宙空間で急遽オーキスとドッキング。その圧倒的火力をもってほぼ全ての機体を殲滅したが、ラストで制御を失ってオーキスと分離・漂流している所を生き残っていたゲルググマリーネのビームライフルに撃たれ、パイロットのデフラ・カーとともに爆散した。

[編集] 試作3号機のバリエーション

  • ナイトファイター
ナイトファイターは電撃ホビーマガジン1999年7月号掲載のサイドストーリー企画「ソロモンエクスプレス」に登場した機体。形式番号は不明。デザインは小林誠。GP03の前身に当たる機体とされる。GP03Sが入る位置にコアファイターが搭載されており、武装はGP03とほとんど変わらない。この機体のコアブロックの部分をGP03Sに変更したものがGP03である。
設定名称は小林の作品集『ハイパーウェポン』に登場する同名の宇宙戦闘機に由来する。そもそも、中世の騎士の持つ馬上槍の様な長砲身とシールド(またはレドーム)を備えた戦闘機というコンセプト自体が、小林のオリジナル・ナイトファイターに源流を置いている。
  • RX-78GP03 ガンダム試作3号機 トライアルプラン
胸部および腰部には複合センサーを内蔵した増加装甲が設けられていた。機体背部には大型スタビレーター、大型プロペラントタンク、テールバインダーが設けられていた。足裏部のクロー及びふくらはぎ部のフレームを介してサブスラスターとプロペラントを兼ねたユニットが装着される。左前腕部にはレドーム、右前腕部には大型ビームキャノンを1門、ツインビームキャノンを装備していた。また、頭部にバルカン砲を2門装備していた。
機体上部には大型ウェポンコンテナが設けられ、内部に武装コンテナを6基、ミサイル4基が内蔵されていた。その後方にはサブコンテナが2基設けられ、シュツルムファウストを2基ずつ収納できた。隣接するモビルスーツの上半身からなるサブ・アーム・ユニットによって使用することができた。そのため、このトライアルプランではコア・モジュールのモビルスーツはフォールディング・アームを採用していない。
  • RX-78GP03-Dash ガンダム試作3号機 ケイリクス
  • RX-78GP03S ガンダム試作3号機(ステイメン)
  • RX-78GP03S ガンダム試作3号機(ステイメン)Pスペック
  • RX-78GP03S ガンダム試作3号機(ステイメン)ブースター・ユニット装着型
  • RX-78GP03S ガンダム試作3号機(ステイメン)ヘビーウェポンシステム
  • GP03-2 デンドロビウムII

[編集] 備考

当機の「大型スラスターによる高推力と大型メガ粒子砲の大火力」というコンセプトの元ネタは、作品の企画経緯やデザイナーが同じカトキハジメであることなどから雑誌企画『ガンダムセンチネル』のSガンダムPLAN 303E“ディープ・ストライカー”(本編未登場)だと言われている。このコンセプトの根本的なルーツは、機動戦士ガンダム本編中で1度だけ登場したガンダムMAモードだとカトキ自身が語っている。

ゲーム『スーパーロボット大戦シリーズ』では、当機が宇宙用であるため、地上では強化パーツで補強しなければ出撃は出来なかったが、『スーパーロボット大戦α外伝』以降は強化パーツなしでも地上での出撃が可能になった(『α外伝』は地上面が多かったためと推測される)。なお、最近の作品では必殺技として、原作においてガーベラ・テトラを破壊した攻撃を再現した「零距離メガビーム砲」が登場している。

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[編集] ガンダム試作3号機(ステイメン)

機体諸元
ガンダム試作3号機(ステイメン)
型式番号 RX-78GP03S
所属 地球連邦軍
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
全高 18.0m
本体重量 41.6t
全備重量 70.0t
ジェネレーター出力 2,000kW
スラスター総推力 188,000kg
主な武装 ビームサーベル×2
ビームライフル
フォールディングバズーカ
フォールディングシールド
主な搭乗者 コウ・ウラキ
デフラ・カー

地球連邦軍のガンダム試作3号機(デンドロビウム)のコアユニット兼脱出システムとなるMSである。コードネームはガンダムデンドロビウムステイメンGUNDAM DENDROBIUM STAMEN)という(型式番号:RX-78GP03S)。

コードネームの「ステイメン」は、花のおしべを意味する。

[編集] 機体解説

劇中ではデンドロビウムのコントロールユニット的な扱いしかされていないが、スペック的にはグリプス戦役時の高級MSを凌駕する程の高性能機である。腰部に接続されたテールバインダーはガンダム試作1号機フルバーニアンのユニバーサルブーストポッド同様広い可動範囲を持ち、本機に高い運動性を与えている。

また、前腕部は展開することでリーチが通常時の約3倍にもなるフォールディングアームとなり、オーキスの武器コンテナから各種武器を取り出すために用いられる。

本機のコクピットは、Pスペックと呼ばれるコアブロックシステムを有するものと、全天周モニターを採用した非コアブロック方式の2種類が存在した。

[編集] コアファイター

当初はコアファイター内蔵機での運用実験が行われたが、トライアル直後の所属不明部隊(ゲルググ・マリーネ18機、ザクII6機)との戦闘で大破、テストパイロットのデフラ・カーは戦死。修復時に全天周モニターに改装された。

[編集] 劇中での活躍

ステイメン単体での戦闘シーンはほとんどない。むしろOPアニメ中の方が活躍している。オーキス補給中の敵の襲来には分離してビームライフルを手に(シールドは持たず)迎撃に向かったが、その戦闘は描かれなかった。デラーズ・フリートとの激戦の末にオーキス部分は大破したが、ステイメンはほぼ無傷のまま残存した。しかし、後日、ガンダム開発計画の凍結に伴い、ガンダム試作3号機の登録も抹消されたため、そのコアユニットのステイメンも封印、もしくは解体処分されたと推測される。

3DCGアニメ『GUNDAM EVOLVE 4』や漫画『機動戦士ガンダム0083 星屑の英雄』ではPスペックのステイメンが登場している。

[編集] 備考

デザインはカトキハジメが行っている。腰部にテールバインダーが付いているのは、1号機フルバーニアンが背中に、2号機が肩にスラスターを装備していたためにそれ以外の場所を選んだ結果である。

ゲーム『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム』では、オーキスのミサイルコンテナを召喚(?)してマイクロミサイルを打ち出したり、爆導索のワイヤーを取り出して起爆させるなど、破天荒な攻撃方法を持つ機体となっている。

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[編集] ガンダム試作4号機(ガーベラ)

『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に設定上存在。地球連邦軍にて、突撃・強襲・白兵戦用というコンセプトの元に計画されていたMSである。コードネームはガンダムガーベラGUNDAM GARBERA)という(型式番号:RX-78GP04G)。

もともと存在自体は当初から設定されていたものの、公式なイラストが存在しない機体だった。ホビージャパン発行の書籍『GUNDAM WEAPONS3』において明貴美加によりデザインされ、そのイラストを元に「もしも試作4号機が完成していたら」というif設定に基づいて製作された作例に人気が集まり、ガレージキット化なども行われ、2004年には公式設定となった。

コードネームの「ガーベラ」は、同名のキク科の植物から付けられている。花言葉は「神秘」「崇高美」など。

[編集] 機体解説

実際にはガンダム試作1号機(ゼフィランサス)とコンセプトが重複する部分があるため、「ガンダム開発計画」から外され、結局作られる事は無かった。しかし、アナハイムは独自にこのガーベラを元にしてガーベラ・テトラ(型式番号:AGX-04)を開発し、裏取引によりシーマ艦隊に譲渡した。このガーベラ・テトラがガンダムの形をしていなかったのは、「ガンダム開発計画」から外された経緯もあるが、元ジオニック社の技術者が多く開発に携わっていたからとも、シーマ艦隊との裏取引の事実を隠すために擬装されたからとも言われる。

ルンガ沖砲撃戦に使用された高出力ビーム・ライフルは、ガーベラ用に設計されていたとも言われる。ただし火器管制システムの根本的な仕様の違いから、そもそもGPシリーズで使用される事を前提とした物ではないとも言われる。

[編集] 劇中での活躍

OVA本編には登場しないが、3DCGアニメ『GUNDAM EVOLVE 4』ではGPシリーズのデータの中に本機の画像が登場している。

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[編集] ガーベラ・テトラ

機体諸元
ガーベラ・テトラ
型式番号 AGX-04
所属 デラーズ・フリート
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
全高 18.0m
本体重量 46.7t(シュツルムブースター装備時:48.5t)
全備重量 73.2t(シュツルムブースター装備時:86.0t)
ジェネレーター出力 1,710kW
スラスター総推力 216,000kg(シュツルムブースター装備時:316,000kg)
主な武装 110mm機関砲×4
ビームサーベル×2
ビームマシンガン
主な搭乗者 シーマ・ガラハウ

アナハイム社で作られ、デラーズ・フリートに渡されたMSである(型式番号:AGX-04)。

テトラとはギリシア語で4の意。

当初はガンダム開発計画の4号機(GP-04“ガーベラ”)として開発されていたらしいが、先の「ガーベラ」でも紹介されているようにGP-01“ゼフィランサス”とコンセプトが重複する部分が多く、GP計画から外された後、外装を変更され「ガーベラ・テトラ」としてシーマ艦隊に譲渡された。搭乗者はシーマ・ガラハウ

[編集] 劇中での活躍

最終話「駆け抜ける嵐」でコウ・ウラキのガンダム試作3号機と戦闘を行うが、ガンダム試作3号機(デンドロビウム)のメガ・ビーム砲の砲身で機体を貫かれ、更にビーム砲を打ち込まれ文字通り「消滅」した。

漫画版では、ステイメンのビームライフルで撃ち抜かれた。

また小説版では、MS-14Fsに乗り続けるためそもそも登場しない。

[編集] 備考

メカデザイナーの明貴美加は「リック・ディアスの前身」というコンセプトでデザインを手掛けたと語っている。これはあくまで彼個人のデザインコンセプトであり、オフィシャルな見解ではない。

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[編集] ガーベラ・テトラ改

『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』のLD解説書にてデザインされ、ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』に登場するガーベラ・テトラのバリエーション(型式番号:AGX-04A1)。

肩にプレート状のパーツが装備されており、一部の装甲の色が白くなっている。また頭部アンテナの形状が変更されている。ビームマシンガンは改良が加えられ強襲用機体としても、モビルスーツとしても非常に高い性能を誇るが、優秀なパイロットが搭乗しないとその真価を発揮できない。

明貴美加は、ガーベラ・テトラがシーマ・ガラハウの専用機だと知らずにデザインしたため、シーマが乗るのであればこの様な機体であろうとのことで、本機をデザインしたという。

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[編集] 関連項目


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