スーパーロボット大戦EX

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スーパーロボット大戦EX
ジャンル シミュレーションRPG
対応機種 スーパーファミコン
プレイステーション
開発元 ウィンキーソフト
発売元 バンプレスト
人数 1人
メディア ROM(SFC)
CD-ROM(PS)
発売日 1994年3月25日(SFC)
2000年1月6日(PS)
価格 9,800円(SFC)
2,100円(PS・税込)
デバイス スーパーファミコンマウス
売上本数 30万本[1]
その他 コンプリートボックスに収録
  

スーパーロボット大戦EX』は、バンプレストから発売された『スーパーロボット大戦シリーズ』の一つ。

目次

[編集] 概要

本作はシリーズの中では外伝的位置づけにあり、それまでの参戦作品を知る大人以外の若い世代をターゲットとして製作された。そのため過去作ではあくまでもゲスト参戦的登場だったバンプレストオリジナルロボット『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』がストーリーの中心に据えられ、既存のロボットアニメがゲスト的扱いとなっている。本作の舞台は地底世界ラ・ギアスであり、地上世界や宇宙空間は登場しない。

スパロボシリーズで初めて主人公が登場した作品。主人公が異なる三つの章にわかれており、マサキの章が27話、リューネの章が24話、シュウの章が16話の、合計67話。戦闘が無く会話のみの話がある。それぞれの主人公ごとに難易度が表示されており、マサキ→リューネ→シュウの順で難しくなっていく。本作ではトレーニングモードが搭載されており初心者でも安心して楽しめる内容になっている。

1996年には、ラ・ギアスにおける『第2次スーパーロボット大戦』の前史にあたる第1章と、本作の後のラ・ギアスの物語である第2章を描くスーパーファミコン用ゲームソフト『スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』が発売されている。

1999年には『第2次スーパーロボット大戦』や『第3次スーパーロボット大戦』(以後『第3次』)と共に、『スーパーロボット大戦コンプリートボックス』としてプレイステーションにリメイク移植された。また各作品は2000年に単品でも発売された。

[編集] 参戦作品

[編集] 一覧

[編集] 解説

初参戦は『戦国魔神ゴーショーグン』と『聖戦士ダンバイン』の2作品。『戦国魔神ゴーショーグン』はスポット参戦のみでの登場であり、正式に仲間入りするのは続編の『第4次スーパーロボット大戦』(以後『第4次』)からである。当初の『聖戦士ダンバイン』は『第2次』から参戦する予定だったがNGになったことにより、今作から参戦することになった。また『第3次』に登場していた『超電磁ロボ コン・バトラーV 』、『勇者ライディーン』、『無敵鋼人ダイターン3』の3作品が外れている。

本作は『聖戦士ダンバイン』の戦艦がメインの関係上、シリーズの常連である『機動戦士ガンダム』のブライト・ノアが登場しない珍しい作品である(ちなみにブライトが登場しない理由はストーリー上でも語られている)。また、『ポケットの中の戦争』はキャラクターは登場するが、機体は登場しない(コンプリートボックス版では「ザク」の代わりに『ポケットの中の戦争』で登場した「ザク改」が登場するようになっている)。

[編集] パッケージ登場機体

[編集] システム

[編集] インタラクティブ・シナリオ・システム (ISS)

これは同一時間で進行している3つの章の辻褄を合わせるシステムで、一方の章での選択が他の章に影響する仕組みであり、ストーリー分岐や仲間になるユニットなどに影響する。

例えば、マサキの章をプレイしていて選択によってリューネと出会うルートを通った場合、このデータをISSで参照してリューネの章をプレイすると自動的にマサキと出会うルートが(通常のプレイでは存在していなくても)選択される、といった具合である。 [2]

これを利用すると、「マサキの章とリューネの章のメンバーが合流し4体の魔装機神が一堂に会する」と言った、通常のプレイとは異なるストーリーに変化していく。

また、シュウの章では隠しユニットとして「ネオ・グランゾン」が存在する。これはシュウの章で特別な手順を踏んだ場合にのみ自機として出現するもので、他の章で「シュウと遭遇する」場合は普通のグランゾンしか出てこない。
しかし、ネオ・グランゾンを出現させているシュウの章のデータにISSを使っていると、シュウと遭遇する場面でネオ・グランゾンが出現し、これと対決する事も出来る。

[編集] トレーニングモード

初心者を対象にしたチュートリアルが収録されている。内容はミオを相手にマサキが戦闘のいろはを教えるというもの。上述のシュウの章を出現させると表示されなくなってしまうため中古で購入したプレイヤーは存在を知らないことも多い。ただし、PS版では、他の作品とは別に収録されており、いつでもタイトル画面からすぐに見ることができる。

[編集] 武器改造

武器改造が初めて可能となった。これ以降武器改造はシリーズの基本システムのひとつとして定着することになる。ただしこの時点では武器を個別に改造していく方式だった。なお本作ではパイロット側には攻撃力に関するパラメータは無く(『第4次』で、近攻撃/遠攻撃として復活する)、レベルアップでは攻撃力を上げることができない。

[編集] シナリオ

インスペクター戦争(『第3次』)が終結後、地球の各地では所属勢力に関係なくロボット兵器とそのパイロットが行方を絶つ事件が頻発する。異世界であるラ・ギアスにおいて戦争を繰り広げていた神聖ラングラン王国とシュテドニアス連合が、自軍の戦力を拡大するために地上人(ラ・ギアスから見た地球人)のロボットを無差別に召喚していたのが原因であった。右も左もわからぬ異世界に呼び出されたロボットパイロットたちは、それぞれの事情と思惑でこの戦争に関わることとなる。

後にこの事件は「ラ・ギアス事件」と地球人から呼ばれることとなる。

[編集] マサキの章

『第3次』の後にラ・ギアスに帰還したマサキのストーリー。難易度は易しい。SFC版の最初のステージはサイフラッシュを使えば1ターンでクリアすることもできた。シュテドニアスの侵攻に対抗し、地上での仲間たちを連れてフェイル軍に参加する。マサキ自身が魔装機神の世界の主人公な為か、3人の主人公の中で登場人物も多くシナリオも一番長い。兜甲児との友情が全面に出てくるようになってきたのも今作から。鉄也が怪我をしていることで、グレートマジンガーをマリアが操縦していたり、NT-1アレックスが登場しないのにクリスはガンダムMk-II(黒/ティターンズカラー)に乗って登場する。なおリューネの章で「めぐりあい」を通過していてもマサキの章には反映されない。

[編集] リューネの章

『第3次』の後にラ・ギアスに召喚されたリューネのストーリー。難易度は普通。ヤンロンに保護されそのままカークス軍に参加することとなる。3人の主人公の中でISSの影響が一番強く、後半のシナリオも大きく分岐する。黒い三連星が仲間になったり、シュウと戦ったり、マサキ達と合流したりすることも。このようにISSの影響が濃いのがリューネの章の最大の特徴。この合流時のインターミッションで、マサキ隊の機体にリューネ隊のメンバーを乗り換えさせることで一部の機体を奪う事が出来る。また、ハサウェイのコントロールが出来るシリーズでも数少ないルートである。

[編集] シュウの章

『第3次』の隠しシナリオで死亡した後、ラ・ギアスにて復活を遂げたシュウのストーリー。難易度は難しい。最初は選択する事が出来ず、マサキの章かリューネの章のどちらかをクリアして初めて出現する。難易度の通り、デタラメにやっていると詰んでしまうこともあるほど。マサキやリューネの物語の裏で邪神ヴォルクルス復活の為に暗躍する姿が描かれる。最後まで戦艦ユニットが登場しない。毒舌で欲望の塊である使い魔チカや、変態のサフィーネ、天然ボケのモニカ、無気力なテリウス、イスラム教徒で求道者のアハマドなど個性的でアクの強いキャラクター達が活躍し、そんな中ではルオゾールでさえ違った印象にみえる。他にもバーン・バニングスジェリド、ライラ、カクリコンといった版権作品のライバルキャラクター達が説得で仲間になるのが特徴(クワトロもこの章で登場)。隠しコマンドの裏技を使ってスタートした場合は、圧倒的な性能を誇るネオ・グランゾンを使用することができる。また、ISSを利用すればネオ・グランゾンをマサキやリューネのシナリオに登場させることができる(ただし、交戦できるのはリューネの章のみ)。

[編集] スタッフ

プロデューサー
じっぱひとからげ
監督・脚本・演出
阪田雅彦
オリジナルキャラクターデザイン
阪田雅彦
坂木和史
オリジナルメカニックデザイン
福地仁
守谷淳一
レイアップ

[編集] 脚注

  1. ^ 「スーパーロボット大戦F プレイステーション版 完全攻略ガイド」1999-01-10 メディアワークス刊 インタビュー記事より
  2. ^ なおこの例はゲーム中でのISSの説明で提示されたものだが、実際にはマサキの章でリューネと出会うルートは無い。