徹甲弾
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大和ミュージアムに展示されている九一式徹甲弾
徹甲弾(てっこうだん、英語:Armor-piercing shot and shell)は装甲に穴をあけるために設計された砲弾である。主として航空機関砲や艦砲・戦車砲で用いられる。弾体の硬度と質量を大きくして装甲を貫くタイプ(AP, APHE)と、逆に弾体を軽くして速度を高めて運動エネルギーで貫くタイプ(HVAP, APDS, APFSDS)が存在するが、本項では主に前者について述べる。
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理論 [編集]
初期の徹甲弾は、「相手の装甲より硬く、そして充分に重い砲弾をぶつけてやれば装甲は破壊できる。そして矢のように先端を尖らせておけば突き刺さりやすい」と言う思想で開発されていた。しかし、表面硬化装甲の開発により、正撃の場合は弾体が砕け、斜撃の場合は砲弾が滑るという事態が発生するようになった。
そのため、先頭を丸くし、金属板や軽金属で作られたキャップを取り付けることで、着弾時の衝撃による弾体の破壊を防ぎ、装甲への食い付きを良くした被帽付き徹甲弾が開発され、以後の主流となった。
構造 [編集]
徹甲弾は、金属板や軽金属で作られた被帽と鋼鉄で作られた弾体から構成される。弾体の中に少量の炸薬を詰め込み貫徹後の内部破壊を期待する徹甲榴弾も存在する。これは、主に艦砲で用いられるが、第二次世界大戦当時の日本軍やドイツ軍の場合は戦車砲でも用いられた。
歴史 [編集]
大砲と装甲の発達と共に発達してきた砲弾であるが、第二次世界大戦中のドイツ軍のレクリング有翼弾や、日本軍の九一式徹甲弾、アメリカ軍のSHSで一つの頂点に達したと言える。鉄の装甲を貫く徹甲弾の材質は特に強靭性がもとめられる。