エギーユ・デラーズ

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エギーユ・デラーズは、OVA機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場する架空の人物(小林清志)。


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


目次

[編集] 人物

ジオン公国大佐(0079年時)、後に中将(0083年時)。スキンヘッドと髭面が特徴[1]。常に冷静沈着で、軍人の枠を超えた戦略眼をもっていた。いわゆるギレン派であり、一年戦争中での所属は不明[2]。乗艦はグワジン級戦艦グワデン。ギレンの信奉者であり、彼の胸像を艦内に配置している。また、目的のためにはコロニー落としなどの大量破壊も厭わないあたりにも、その影響が窺える[3]

一年戦争後、「茨の園」を潜伏拠点として「デラーズ・フリート」を結成。「連邦による地球圏の主権掌握の阻止」という大義を掲げ、連邦に一矢報いようとするアナベル・ガトーら若き将兵達を率いてジオンの旗の下、連邦軍と戦った(詳細は後述)。

性格はややロマンティストな面があり、ガトーとのやり取りや、「茨の園」「星の屑」といったネーミングにその性格が現れている[4]

[編集] 劇中での活躍

ア・バオア・クー防衛戦においては麾下艦隊を率いていたが、防戦中にギレン戦死の報を聞き、彼の死がキシリア・ザビによる暗殺とすぐに看破。麾下艦隊を率いてSフィールドより戦場を離脱した。

カラマポイントでの協議において、連邦への服属を拒否する旧ジオン公国軍の大半がアクシズ行きを選ぶ中、抵抗継続を望む者達を率いて地球圏に残留。デラーズ自身は協議の前から潜伏拠点「茨の園」の建設に着手しており、早期に地球圏残留の意志を固めていたようである。宇宙世紀0081年8月15日ジオン公国国慶節を以ってゲリラ活動を開始、以後デラーズ・フリートを名乗り、地球圏において地球連邦に対するゲリラ戦の指揮を執った。同志の潜伏や補給等の面では、サイド6政府関係者やアナハイム・エレクトロニクス社に代表される月面企業連合体との非公然の協力関係にあった。

しかし連邦の地球偏重政策に抗し得ず、アクシズの地球圏帰還を地に潜って待つか、乾坤一擲の総力戦による大戦果を目指すかの二択を迫られる事となる。デラーズはガンダム開発計画の情報を得たことで、後者を選択した。

宇宙世紀0083年、星の屑作戦を発動。トリントン基地での核弾頭搭載ガンダム強奪事件に端を発したこの一連の騒動は地球圏を席巻し、後に彼の名を冠してデラーズ紛争と呼ばれることとなる。以後状況を楽観し腰の重い連邦軍を翻弄し続け、作戦の真の目的であるコロニー落とし成功まであと一歩の所まで行くが、コロニーの大気圏突入直前にシーマ・ガラハウの裏切りにあい座乗艦の艦橋を制圧される。しかしデラーズは動じず、自身を犠牲にしても目的を達成するようガトーを促す。その言動に激昂・動揺したシーマに射殺されるが、ガトーの奮闘でコロニーは最終軌道修正を果たし、遂に地球に落着する。

アクシズ艦隊のハスラー少将はコロニー落着を見届けると、亡き戦友への敬意を込めてそれを「男達の魂の輝き」と評した。

ゲーム『ガンダム戦記』では、宇宙世紀0081年に発生した「水天の涙」作戦に参加するジオン残党部隊インビジブル・ナイツに対し、高機動型ゲルググなど戦力を支援している。

[編集] 星の屑作戦とその後の影響

「星の屑作戦」は成功したものの、連邦の体制は全く揺るがせなかった。皮肉にもこの事件は連邦軍内の改革とスペースノイドとの融和を目指すジョン・コーウェンが率いていたハト派の退勢を推進させ、スペースノイドの弾圧を是とするジャミトフ・ハイマンが中心となったタカ派を勢いづかせたのみであった。そして連邦軍内には精鋭特殊部隊ティターンズが結成されて専横を振るい、30バンチ事件に代表されるさらなる弾圧を招いた。また、地球圏に残存するジオン軍戦力はさらに損耗しほぼ壊滅。後の第一次ネオ・ジオン戦争に部隊単位で参戦できたのは極少数であったという。

[編集] 搭乗機・座乗艦

ジオンの要人の多くがそうであったようにデラーズも専用モビルスーツを与えられていたようであり、物語の冒頭、ガトーが搭乗しようとしたリック・ドムの派生機と思しき機体はデラーズ専用機としてカスタマイズされた機体とされる。
この艦はギレン自身の座乗艦とも言われる一際巨大な艦であり、それを任されていたことからも彼のザビ家、特にギレンからの信任振りが窺える。

[編集] 脚注

  1. ^ スタッフ曰く、頭髪は禿でない。また、髭はキッチリ整えており、手入れには2時間かけているという。ラポートデラックス 『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』 スタッフ座談会
  2. ^ 直属の親衛隊を務めたとする説があり、ゲーム『ギレンの野望』ではそれを裏付けるようなムービーが収録されている。
  3. ^ 『0083』公式ホームページではシーマ・ガラハウをデラーズ・フリートに引き入れ自らが導こうとした人柄から、ギレンの掲げた「スペースノイドの自治権確保」という主張に心酔していただけなのかもしれないと解釈されている。
  4. ^ ラポートデラックス 『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』 人名辞典

[編集] 関連項目

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