水曜どうでしょうDVD全集
水曜どうでしょうDVD全集では、北海道テレビ放送制作のバラエティ深夜番組『水曜どうでしょう』(1996年~2002年、以後不定期で新作放映)から発売されたDVDシリーズについて述べる。
目次 |
[編集] 概要
水曜どうでしょうが「一生どうでしょう」する作業のひとつ。「水曜どうでしょうDVD全集」と称されたDVDシリーズである。 テレビで放送されたものに未公開シーンが加えられる他、話の流れからそれる話題などをまとめた「特典映像」や「シークレット映像」(第14弾は未収録)なども収録されている。 副音声には、ディレクター陣及び鈴井貴之・大泉洋による、番組の裏話や思い出話中心のフリートークが収録されている。
第1弾『原付ベトナム縦断』以降、番組開始時の企画から順を追って発売されることになっているが、水曜どうでしょう「最新作」が放送された時は映像劣化や話題性を考慮していち早くDVD化される。現在のところでは30本程度制作する予定である。近年では1年に約2本ペースで製作・販売されている。
エンディングは樋口了一の「1/6の夢旅人2002」。ただし第9弾、第10弾、第15弾は「1/6の夢旅人」になっている(DVD第16弾の原付東日本縦断ラリーにて大泉洋が口ずさんでることより)。
[編集] 前枠・後枠
本編の前枠・後枠の他に、DVD用の前枠と後枠がついている。鈴井・大泉が企画に関連した衣装で登場し、近況報告や企画内容の紹介をしている。ただし、一部未収録のものもある。未収録に関しては、藤村が「DVDでは特に枠を使って説明することはない」「毎回やろうとすると形骸化する」という方針を持っており、「思いついた時にやる」「本編と関係ない内容でも構わない」というスタンスが近年強くなっている。そのため、レギュラー放送が終了している関係もあり、近況報告などの話題になることが多い。また、初期の作品を収録したDVDにおいては「言い訳コーナー」と位置づけてられており、出演陣から「つまらないと思うが」「このDVDは一回見たらタンスで保管して下さい」などという言葉があった。
この部分はENGを用いて撮影しており、映像と音声の技術スタッフが撮影に立ち会う。嬉野と藤村はディレクターとして立ち会うが、第14弾収録時は、嬉野が実家に帰省したために初めて欠席した。
[編集] 販売ルート
北海道内ではHTBショップやローソンにおいて店頭販売が行われているが、道外では原則としてローソンのLoppiを利用した予約販売(発売から一定期間経過後は取り寄せ)か、北海道テレビ放送が運営する「HTBオンラインショップ」での通信販売のみとなっている。なお予約者には初回特典としてポストカードが付くことが恒例となっていたが、第16弾からは「どうでしょうフィギュア」に変更となることが発表された。ポストカードの中身は、第7弾までは番組中で使用されたイラスト(BgBee作)、第8弾からは出演陣が描いたイラストを印刷したものとなった。
[編集] 副音声
各DVDの第一回目の企画についてはディレクター陣のみ、その後はゲスト(鈴井及び大泉。安田顕出演企画では安田が加わる場合がある)を1名迎えて、番組の裏話や思い出話中心のフリートークが収録されている[1]。なお、4人が集まると藤村と大泉しか喋らなくなるという理由で、4人での収録は実現していない。
[編集] タイトル一覧
[編集] 発売されたDVD
| タイトル | 発売日 | ディスク枚数 | |
|---|---|---|---|
| 第1弾 | 原付ベトナム縦断1800キロ | 2003年3月5日 | 2枚組 |
| 第2弾 | サイコロ1/粗大ゴミで家を作ろう/闘痔の旅 | 2003年5月1日 | 1枚 |
| 第3弾 | サイコロ2 〜西日本完全制覇〜/オーストラリア大陸縦断3,700キロ | 2003年11月5日 | 1枚 |
| 第4弾 | サイコロ3 〜自律神経完全破壊〜 前編/後編 完全版 | 2004年6月30日 | 2枚組 |
| 第5弾 | 北海道212市町村カントリーサインの旅/宮崎リゾート満喫の旅/韓国食い道楽サイコロの旅 | 2005年3月23日 | 2枚組 |
| 第6弾 | ジャングル・リベンジ/6年間の事件簿!今語る!あの日!あの時!/プチ復活!思い出のロケ地を訪ねる小さな旅 | 2005年9月21日 | 2枚組 |
| 第7弾 | ヨーロッパ21ヵ国完全制覇 | 2006年6月21日 | 2枚組 |
| 第8弾 | 激闘!西表島 | 2007年3月21日 | 2枚組 |
| 第9弾 | 北海道212市町村カントリーサインの旅II/サイコロ4 〜日本列島完全制覇〜 | 2007年9月26日 | 2枚組 |
| 第10弾 | 東京2泊3日70km/マレーシアジャングル探検 | 2008年5月14日 | 2枚組 |
| 第11弾 | 桜前線捕獲大作戦/十勝二十番勝負/サイコロ5 〜キングオブ深夜バス〜 | 2009年4月15日 | 2枚組 |
| 第12弾 | 香港大観光旅行/門別沖釣りバカ対決/北極圏突入 〜アラスカ半島620マイル〜 | 2009年10月28日 | 2枚組 |
| 第13弾 | 日本全国絵ハガキの旅/シェフ大泉 車内でクリスマス・パーティー/東北2泊3日生き地獄ツアー | 2010年3月24日 | 2枚組 |
| 第14弾 | クイズ!試験に出るどうでしょう/四国八十八ヵ所/釣りバカ対決 氷上わかさぎ釣り対決 | 2010年9月22日 | 2枚組 |
| 第15弾 | アメリカ合衆国横断 | 2011年3月23日 | 2枚組 |
| 第16弾 | 72時間!原付東日本縦断ラリー/シェフ大泉 夏野菜スペシャル | 2011年10月5日 | 2枚組 |
[編集] 発売予定のDVD
| タイトル | 発売日 | ディスク枚数 | |
|---|---|---|---|
| 第17弾 | ヨーロッパ・リベンジ | 2012年3月21日 | 2枚組 |
[編集] DVD製作スタッフ
- ラインプロデュース - 四宮康雅・福屋渉
- プロデュース - 岡仁子・伊藤美千代・田中隆志・石坂豊・橋谷俊・佐賀富由美・熊谷恵利加・阿部直美・品田純
- オーサリングディレクション - 福嶋公司・手塚大介(d.cast)・山崎康世(d.cast)
- オーサリング - パナソニック(旧・松下電器産業)株式会社
- 編集 - 藤村忠寿・嬉野雅道
- 音響効果 - 工藤哲也(FIXE)
- 音楽 - 西岡俊明・高橋伸哉(FIXE)
- MA[2]- 綾智樹(FIXE)・宮田友紀子
- 美術 - BgBee
- タイトル題字を書いた人 - 浜田次朗
- デザイン全体を統括した人 - 富樫宏史
- CGを作った人 - 前田育宏・松尾祐介・長谷川卓也
- DTPの人 - 阿部友絵・山崎耕司
- アートディレクション - 坂谷ゆう子
- ジャケット画 - 松村裕美
- いつも手伝ってくれる人 - 松田仁・小間里美・福島さやか・小松慶子・加藤清美・吉谷美里・柴田有弓・辻尚子・福島光治・久我直哉・近江真希・今井敏江
- DTPを統括した人 - 清水環
- 予告編音楽制作(第10弾以降)
- 本間昭光 / ブルーソファ
- CI映像制作
- 高坂希太郎 / 三好紀彦・佐藤美樹(第10弾)
- FROGMAN / 蛙男商会・株式会社ディー・エル・イー(第11弾)
- LAPTHOD(第12弾)
- Production I.G(第13弾以降)
[編集] その他
[編集] 販売計画
当初は30本を10年計画で発売の予定であったが、現在のところ、年間1~2本のペースで製作されているため予定は大幅に遅れている。
初期の放送VTRはマスターテープから直接編集できず劣化した映像を使って作られたVTRであり、またテロップや字幕スーパーなども現在のスタイルとは違うものが採用されていたため、一から作り直す必要があるために時間がかかったとされている。現在は藤村自身が公式サイト上の日記内で「マスターテープを最初から見返しながら編集している」と述べているが、ほとんどペースは上がっていない。また、第10弾までは、藤村が「デジタル編集機の操作を覚えるのがめんどくさい」との理由でアナログ編集機(ビデオテープベース)による編集を行っていたことも影響していたと思われるが、ついにHTBからアナログ編集機が撤去されてしまったため、第11弾からはデジタル編集機によるノンリニア編集に移行している(2008年10月7日付の公式サイト日記による)。
「原付西日本制覇」は諸般の事情により放送及びDVD収録が困難な状況になってしまったが、公式サイトにて藤村が、『今後DVDは「すべての企画を網羅する」ことを目指して編集を続けます。「すべて」です。』とコメントしている(ただし、初期企画を除いてもこの時点で「第1回水曜どうでしょうカルトクイズ世界大会」は収録されていない(2011年9月現在DVD収録は未定の状態である)。
[編集] 収録時間
収録する企画を先に決めた後で編集に取り掛かるので、思いのほか時間が長くなることがある(4時間~5時間超)。
第6弾まではすべてDVD枚数が2枚以下であったが、第7弾「ヨーロッパ21ヶ国完全制覇」はDVD初の10週分の企画ということもあり、現時点での最長収録時間となり、DVD2枚では収まり切らず3枚組になる恐れがあったという。3枚になるとケースも違うものを…と相変わらず直前でドタバタしていたらしい。ただ結果的にDVD3枚組は回避されたが、今後も10週程度にわたる企画が多くDVD化される予定である。
[編集] 売上実績
DVDの売上は、第1弾が初回プレス分の47,000枚を完売し業界関係者を驚かせたが、その後も売上枚数は増加しており、第7弾ではローソンでの初回予約分だけで約96,000枚に達しているという。これにHTBショップ等での店頭販売分、発売後のLoppiによる追加予約・取り寄せ販売分も合わせると、1作品につき約8~10万枚程度の売り上げがあるものと推定される。特に第8弾は、事前の予約分だけで10万枚を売り上げており、定価は3,980円(税別、税込4,179円)なので、発売後の売り上げ分も合わせると1作品だけで4億円以上の金が動いている計算になる。
第5弾まではオリコンDVDチャートで常に上位にランクインしていたが、第6弾発売時より「通販のみなど特殊なルートで販売されたものはランキングの対象外」とされたため、チャートに乗らなくなった。また、第6弾は一部メディアでは幻の1位とも報じられた。 しかし第11弾はローソンがランキング調査対象店に加えられたことにより再びオリコンのチャート対象となり、初動約83,000枚を売り上げ、ついに地方局制作バラエティ初となるオリコン週間チャート1位を獲得し[1]、さらに第14弾がDVD発売初週7.4万枚を売り上げ2作目のオリコン総合ランキング首位[3]、続く第15弾でも6.7万枚を売り上げ、2011年4月4日付オリコンの総合DVDランキングで初登場首位[4]、第16弾も初週7.5万枚を売り上げ2011年10月17日付オリコン総合首位となり[5]、地方局制作バラエティー史上初の連続3作(通算4作)総合首位を記録している。
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[編集] DVD以外の規格
DVD規格以上のもの(たとえばBlu-ray Disc)が出たら、それでまた販売し、副音声はDVDの副音声の副音声をつける(D陣)計画がある。そして、それ以上のものが出たらまたそれで販売し、副音声の副音声の副音声…と続け、どうでしょうファンからお金(どうでしょうではこれを「年貢」と呼ぶ)を吸い込むらしい。ちなみに副音声の副音声をつけるという試みは、DVD第6弾の「6年間の事件簿! 今語る! あの日! あの時!」の中で擬似的に実現されている。(主音声でDVD第1弾の副音声部分を放送していた)
[編集] DVD-BOX
第5弾販売時に、第1弾から第5弾までの5本が専用ケースに入れられた「水曜どうでしょうDVDコンプリートBOX VOL.1」が、第10弾発売時に、第6弾から第10弾までの5本が専用ケースに入れられたの「水曜どうでしょうDVDコンプリートBOX VOL.2」がラインナップに並んだ(専用ケースは単体での販売も行われている)。今後、5本ごとに同様に販売される予定である。
[編集] 水曜どうでしょうビデオ
DVDの発売から3年前の2000年には、番組初の映像作品として『水曜どうでしょうビデオ』を数量限定生産で発売。第1弾として「サイコロ1 完全版」、2001年には第2弾として「四国R-14 ディレクターズ・カット版」が発売された。当初の予定ではシリーズ化される予定があったが、結局この2本のみで終了。なお、「サイコロ1」についてはDVD第2弾に「サイコロ1 完全版」としてそのまま収録され、特典映像として「このビデオ用の前枠・後枠」が収録された。また、「四国R-14」に関しても今後DVD化が予定されている。
[編集] 注釈
- ^ 第12弾のみ、第一回目は特例として大泉とディレクター陣が副音声を担当し、ディレクター陣のみの副音声は後半になった。
- ^ Multi Audioの略。映像編集において映像の編集後に行う音声処理作業。
- ^ 『水曜どうでしょう』、地方局制作バラエティー史上初の2作目総合首位ORICON STYLE 2010年9月29日
- ^ 史上初の総合首位は、どうでしょう!テレ朝news 2011年10月30日
- ^ 水曜どうでしょう : 最新DVDが3作連続首位 地方発バラエティーの記録更新 オリコン毎日新聞 2011年10月12日
[編集] 関連項目
- 水曜天幕團 - 同様にDVD化されている。
[編集] 外部リンク
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