ヴィン・ディーゼル

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ヴィン・ディーゼル
Vin Diesel
Vin Diesel
2013年
本名 Mark Sinclair Vincent
生年月日 (1967-07-18) 1967年7月18日(56歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク
身長 182cm
活動期間 1990年 -
著名な家族 パロマ・ジメンネズ(パートナー 2008年 - )
主な作品
プライベート・ライアン
アイアン・ジャイアント
リディック』シリーズ
ワイルド・スピード』シリーズ
トリプルX』シリーズ
キャプテン・ウルフ
バビロンA.D.
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ
アベンジャーズ』シリーズ
ブラッドショット
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ヴィン・ディーゼル(Vin Diesel, 1967年7月18日 - )は、アメリカ合衆国俳優脚本家映画監督映画プロデューサー。本名はマーク・シンクレア・ヴィンセント(Mark Sinclair Vincent)。ニューヨーク市出身。身長182cm。2000年代以降のハリウッドを代表するアクションスターである。映画製作会社One Race Filmsを設立、筋金入りのゲーマーとしても知られていて、ゲーム開発会社Tigon Studiosを所有している。

プロフィール[編集]

ニューヨークにてイタリア系及び黒人系の両親から生まれる[1][2]。ただし父とは会ったことがなく、演劇関係者であった義父の元で育つ[1][3]

7歳のときにグリニッジ・ヴィレッジの劇場で初舞台を踏む。養父が運営していた劇団の舞台にも立った。ニューヨーク市立大学ハンター校で英文学を学ぶが、3年で中退して俳優になるべくハリウッドへ向かうも役を得ることができず、ニューヨークに戻る。戻った後、母親の勧めもあり、自分で脚本を書いて1994年に短編映画『Multi-Facial』を制作。この作品は3日の撮影期間、3,000ドルという超低予算での制作であったが、1995年のカンヌ国際映画祭で高い評価を得た。

1998年、『Multi-Facial』を見たスティーヴン・スピルバーグ監督に抜擢されて『プライベート・ライアン』に出演し、これがチャンスとなった。スピルバーグが存在感にほれ込み、脚本中に無かった役を彼のために作ったといわれている。この時彼は31歳で年収2万ドル(約200万円)であった。

2000年、『ピッチブラック』で、リディックという残忍で強靭な肉体を持つ囚人の役を演じた。

2001年、『ワイルド・スピード』のドミニク・トレット役を演じた。以降、自身を代表するシリーズとなる。

2002年、主演映画『トリプルX』にて、エクストリームスポーツのエキスパートという役柄を演じた。

2004年、『リディック』で4年ぶりにリディック役を演じた。

2009年ワイルド・スピード MAX』にて、8年ぶりに主演としてドミニク役を演じ、本作から製作としても関わり、以降の作品も参加している。

2013年、『ワイルド・スピード EURO MISSION』にて、ドミニク役で出演し「2014年MTVムービーアワード BEST ON-SCREEN DUO」を受賞、また『リディック:ギャラクシー・バトル』にて、9年ぶりにリディックを演じた。

2014年、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』にて、グルート役のモーションキャプチャ及び声を担当した。

2015年、『ワイルド・スピード SKY MISSION』にて、ドミニク役で出演。全世界で15億ドルを超え、シリーズ最大のヒットとなった。また、「Forbes」誌が毎年発表する高額出演料ランキングにおいて4700万ドルを稼ぎ出し、3位となった[4]

2017年、この年は自身が参加するシリーズが3本公開された。『トリプルX:再起動』で15年ぶりにザンダー・ゲイジを演じ、『ワイルド・スピード ICE BREAK』ではドミニク役、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーリミックス』にて、ベビー・グルートの声で出演した。「フォーブス」誌の「世界で最も稼いだ俳優」ランキングにおいて5450万ドルを稼ぎ出し、3位となった[5]

2021年公開の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』にて、ドミニク役で出演。

2023年公開の『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』にて、ドミニク役で出演。

私生活[編集]

2008年4月、ガールフレンドのパロマ・ジメンネズとの間に娘が生まれている[6]。2010年に息子、2015年3月には娘が生まれており名前は2013年11月に急逝した親友のポール・ウォーカーからとっている[7]。また、息子は『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』において父親が演じた役柄の幼少期を演じている。

出演[編集]

映画[編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
1990 レナードの朝
Awakenings
病院の用務員 ノンクレジット
1995
Multi-Facial
マイク 短編映画
兼監督・脚本・製作
N/A
1997 ストレイ・ドッグ
Strays
リック 兼監督・脚本・製作
日本劇場未公開
TBA
1998 プライベート・ライアン
Saving Private Ryan
エイドリアン・カパーゾ二等兵 山野井仁(ソフト版)
安井邦彦テレビ朝日版)
1999 アイアン・ジャイアント
The Iron Giant
アイアン・ジャイアント 声の出演 郷里大輔
2000 マネー・ゲーム
Boiler Room
クリス 別題『マネー・ゲーム 株価大暴落』 西凜太朗
ピッチブラック
Pitch Black
リディック 後藤哲夫(旧ソフト版)
西凜太朗(新ソフト版)
2001 ワイルド・スピード
The Fast and The Furious
ドミニク・トレット 内田直哉(ソフト版)
菅田俊(テレビ朝日版)
楠大典ザ・シネマ版)
ノックアラウンド・ガイズ
Knockaround Guys
テイラー・リース 乃村健次
2002 トリプルX
xXx
ザンダー・ケイジ 兼製作総指揮 西凜太朗(ソフト版)
江原正士(テレビ朝日版)
2003 ブルドッグ
A Man Apart
ショーン・ヴェッター 楠大典(ソフト版)
山寺宏一テレビ東京版)
2004 リディック
The Chronicles of Riddick
リディック 大塚明夫
2005 キャプテン・ウルフ
The Pacifier
シェーン・ウルフ ゴリ
2006 コネクション マフィアたちの法廷
Find Me Guilty
ジャッキー・ディノーシオ TBA
ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT
The Fast and The Furious: Tokyo Drift
ドミニク・トレット カメオ出演 内田直哉
2007 ヒットマン
Hitman
N/A 製作総指揮 N/A
2008 バビロン A.D.
Babylon A.D.
トーロップ 大塚明夫
2009 ワイルド・スピード MAX
Fast & Furious
ドミニク・トレット 楠大典(劇場公開版)
大塚明夫(テレビ朝日版)
2011 ワイルド・スピード MEGA MAX
Fast Five
兼製作 楠大典
2013 ワイルド・スピード EURO MISSION
Fast & Furious 6
リディック: ギャラクシー・バトル
Riddick
リディック 大塚明夫
2014 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
Guardians of the Galaxy
グルート モーションキャプチャ、声の出演 遠藤憲一
2015 ワイルド・スピード SKY MISSION
Fast & Furious 7
ドミニク・トレット 兼製作 楠大典
ラスト・ウィッチ・ハンター
The Last Witch Hunter
コールダー
2016 ビリー・リンの永遠の一日
Billy Lynn's Long Halftime Walk
シュルーム
2017 トリプルX:再起動
xXx: The Return of Xander Cage
ザンダー・ケイジ 兼製作 西凜太朗
ワイルド・スピード ICE BREAK
The Fate of the Furious
ドミニク・トレット 楠大典
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
Guardians of the Galaxy Vol. 2
ベビー・グルート 声の出演 遠藤憲一
2018 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
Avengers: Infinity War
グルート
シュガー・ラッシュ:オンライン
Ralph Breaks the Internet
ベビー・グルート
2019 アベンジャーズ/エンドゲーム
Avengers: End Game
グルート
2020 ブラッドショット
Bloodshot
レイ・ギャリソン / ブラッドショット 兼製作 楠大典
2021 ワイルド・スピード/ジェットブレイク
Fast & Furious 9
ドミニク・トレット
2022 ソー:ラブ&サンダー
Thor: Love and Thunder
グルート 声の出演 遠藤憲一
2023 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3
Guardians of the Galaxy Vol. 3
グルート
ワイルド・スピード/ファイヤーブースト
Fast X
ドミニク・トレット 兼製作 楠大典
2025
Fast X Part 2
ドミニク・トレット

テレビ[編集]

放映年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
2019 ワイルド・スピード/スパイレーサー
Fast & Furious Spy Racers
ドミニク・トレット 計4話声の出演 楠大典
2022 アイ・アム・グルート
I Am Groot
ベビー・グルート 声の出演 遠藤憲一
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル
The Guardians of the Galaxy Holiday Special
グルート 声の出演
テレビスペシャル
2023
Ark: The Animated Series
サンティアゴ 声の出演

テレビゲーム[編集]

日本語吹き替え[編集]

当初、作品ごとに異なる声優が務めていたが、『ブルドッグ』で初担当した楠大典が『ワイルド・スピード MAX』のドミニク・トレット役を演じてからは大半の作品で声を当てている。

このほかにも、西凜太朗大塚明夫内田直哉なども複数回、声を当てている。

参照[編集]

外部リンク[編集]