レナードの朝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索

レナードの朝』(レナードのあさ、: Awakenings)は医師オリヴァー・サックス著作の医療ノンフィクション。また、そのノンフィクションを基にした舞台作品、映画作品。

目次

[編集] 内容

マウント・カーメル病院に入院していた嗜眠性脳炎の20名に、1960年代に開発されたパーキンソン病向けの新薬L-ドーパを投与し、覚醒させたが、耐性により効果が薄れていった状況を記述している。

第1部 プロローグ

パーキンソン病、パーキンソン症候群、嗜眠性脳炎の説明。マウント・カーメル病院の環境やL-DOPAについて。

第2部 目覚め

個々の患者についての20の症例。

第3部 展望

サックスの考察。

付録

付録1 嗜眠性脳炎の歴史、付録2 奇蹟の薬、付録3 目覚めの脳波的基礎、付録4 L-DOPA以後、付録5 パーキンソン症候群の空間と時間、付録6 カオスと目覚め、付録7 《レナードの朝》の演劇と映画

[編集] 舞台化、映画化

1982年イギリスハロルド・ピンターが、本書を基にした戯曲『いわばアラスカ』を執筆した。

1990年米国ペニー・マーシャル監督の「AWAKENINGS」として、内容を再構成したフィクションという形で映画化された。日本での公開は1991年4月、タイトルは「レナードの朝」。

実話である原作では20名の患者全てに対する記述が行われているが、映画は原作に基づくフィクションであり、レナードに対する描写が主である。患者が示す症状は必ずしも科学的に正確でないが、名演技等が非常に高く評価され、アカデミー賞各賞にノミネートされた。

2009年2月現在VHSビデオソフトは廃盤。流通在庫のみ。 DVDは1998年以降不定期で再発売されている。

[編集] 映画版キャスト

役名 俳優 日本語吹き替え
VHS・DVD TV
レナード・ロウ ロバート・デ・ニーロ 金内吉男 野沢那智
マルコム・セイヤー医師 ロビン・ウィリアムズ 樋浦勉 角野卓造
エレノア・コステロ ジュリー・カブナー 北浜晴子 矢野陽子
ロウ夫人 ルース・ネルソン 中村紀子子 稲葉まつ子
カウフマン医師 ジョン・ハード 納谷六朗 金尾哲夫
ポーラ ペネロープ・アン・ミラー 井上喜久子 田中敦子
ピーター・インガム医師 マックス・フォン・シドー 清川元夢 糸博
ルーシー アリス・ドラモンド 好村俊子
ローズ ジュディス・マリーナ 秋元千賀子
シドニー リチャード・リバティーニ
フランク ジョージ・マーティン
ローランド デクスター・ゴードン
薬学士 ピーター・ストーメア

[編集] 参考文献

  • Sacks, Oliver (1976). Awakenings. Penguin Books. 
  • Sacks, Oliver; 春日井晶子 (2000). レナードの朝. 早川書房. 

[編集] 外部リンク

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語