書籍

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書籍(しょせき|しょじゃく)とは絹布等の軟質な素材に、文字記号図画等を筆写、印刷し、等で装丁製本したもの(銭存訓(1990)[書誌 1])。図書書物Bookモノグラフ同義語である。 電磁的またはレーザー光等により記録した情報や、ネットワーク流通させた情報は電子書籍という。 また、流通形態による分類として、雑誌と対比されて使われている。

語源[編集]

文字を記録したと、尊い典籍経籍を意味する「籍」の合成語である(『康煕字典』903頁[書影 1])。

歴史[編集]

東洋の書籍の書写材料は簡策絹帛の順に開発された。

中国[編集]

簡策

絹帛

日本[編集]

写経

書籍の将来

書籍の目録

書籍の大量生産

洋装本の時代

以降、木版和装本から、明治20年頃には洋装本の時代となった。

図書、書籍の名を冠した館

書籍の流通[編集]

国により多少の差はあるが、単発的に小部数を発行する書籍と、定期的に大量部数を発行する雑誌とは、流通上分けられている。 本の流通形態で書籍に含まれるものは以下の通り

雑誌に含まれるものは以下の通り。

日本は例外的に書籍流通と雑誌流通の差が少ない国であり、書籍も雑誌流通システムを利用している形になっている。そのため、書籍の流通が効率的になり、流通コストが抑えられ比較的安価である、書籍出版社の負担が少なく資本規模が小さくてすむなどのメリットがある。その一方で、返本サイクルが短く、出版年次の古い書籍を書店で入手しにくいなどのデメリットがある。

統計[編集]

日本では年間7万7417点(2007年、以下同じ)の新刊が出版されており、出回り部数(取次出荷部数。新刊・重版・注文品の流通総量。返品の再出荷を含む)は13億1805万部、販売部数は7億5542万部である[全文 12]

新刊点数は年々増加しているが、部数・販売額は減少している。日本では、書籍の販売額は9026億円で、書籍・雑誌計の43%である。この額は1996年の1兆0931億円をピークに減少し、ピーク時の8割強である(なお、雑誌のピークは1997年)。

金額ベースで39.4%、部数ベースで42.6%が返品されている。

脚注[編集]

全文[編集]

  1. ^ 晏嬰. “晏子春秋巻七「景公稱桓公之封管仲益晏子邑辭不受」”. 維基文庫. "2012-11-19閲覧。
  2. ^ 范曄 (劉宋). “後漢書巻78「蔡侯紙」”. "2012-11-19閲覧。
  3. ^ 日本書紀卷第廿九:天武天皇下:天渟中原瀛真人天皇”. "2012-11-19閲覧。
  4. ^ XMLによる六国史検索の試み(試行版)” (2005年). "2012-11-19閲覧。で日本書紀選択、「川原寺 一切経」で検索
  5. ^ 校訂古事記”. 2012年11月20日閲覧。)
  6. ^ 海龍王寺. “歴史と由来”. "2012-11-19閲覧。
  7. ^ 奈良国立博物館. “奈良国立博物館《絵因果経》解説:天平勝寳五年五月七日類収小乗經納櫃目録”. "2012-11-19閲覧。
  8. ^ 百瀬宏 (1996年). “歴史の文字 記載・活字・活版.第二部.活字の世界”. 東京大学総合研究博物館. "2012-11-19閲覧。
  9. ^ Googleブックスで「群書類聚」を検索
  10. ^ 府川充男. “本木昌造製金属活字”. "2012-11-19閲覧。
  11. ^ 東京国立博物館. “書籍館と浅草文庫:博物館蔵書の基礎”. 東京国立博物館:館の歴史. "2012-11-19閲覧。
  12. ^ この節全て: 公正取引委員会 報道発表資料 http://www.jftc.go.jp/pressrelease/08.july/080724tenpu01.pdf

書影[編集]

  1. ^ 康煕字典網上版”. p. 903. "2012-11-19閲覧。
  2. ^ 康煕字典網上版”. p. 128 . "2012-11-19閲覧。
  3. ^ 本朝六国史.5,6 日本書紀” (1883年). "2012-11-19閲覧。国立国会図書館デジタル化資料 p.89所収
  4. ^ 近代デジタルライブラリー:古事記巻中:応神天皇”. 2012年11月18日閲覧。
  5. ^ 国立国会図書館. “国立国会図書館デジタル化資料:日本国見在書目録”. "2012-11-19閲覧。
  6. ^ 国立国会図書館デジタル化資料:本朝書籍目録”. "2012-11-19閲覧。
  7. ^ 唐魏徴等 (1616年). “国立国会図書館デジタル化資料:群書治要”. "2012-11-19閲覧。
  8. ^ 令義解”. 経済新聞社 (1897-1901). "2012-11-19閲覧。(国史大系,12)国立国会図書館デジタル化資料

書誌[編集]

  1. ^ a b 銭存訓、宇都木章[ほか](訳)、1980.9、『中国古代書籍史』  NCID BN01440591p.208
  2. ^ 太安万侶 『校訂古事記』 本居豊穎, 井上頼圀, 上田万年校訂、皇典講究所、1910年NCID BA34072877
  3. ^ 太安万侶 (1925). 古事記巻中:応神天皇. 古典保存会. NCID BA32996321. 
  4. ^ 『日本古典籍書誌学辞典』 井上宗雄ほか、岩波書店、1999年NCID BA40352550 p.529
  5. ^ 『群書類従』 塙保己一、1819年NCID BA76594391

注釈[編集]

  1. ^ 尚書:多士”. 維基文庫. "2012-11-19閲覧。武王は「殷先人有冊有典,殷革夏命」と記している

外部リンク[編集]