クレヨンしんちゃん

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クレヨンしんちゃん
ジャンル ギャグ漫画青年漫画
漫画
作者 臼井儀人
出版社 双葉社
掲載誌 漫画アクションまんがタウン
発表期間 1990年8月 - 連載中
巻数 48冊
テンプレート使用方法 ノート
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クレヨンしんちゃん』 (Crayon Shinchan) は、臼井儀人漫画、また、それを原作とするアニメアニメ映画

1990年夏に双葉社週刊Weekly漫画アクション」で連載開始。現在は「まんがタウン」、「jourすてきな主婦たち」(全て双葉社)で連載中。過去には「まんがタウンオリジナル」(まんがタウンと統合され、廃刊)にも連載。アニメはテレビ朝日系で1992年4月13日より放送されており、現在も放送中。日本国外でも翻訳出版・アニメ放送・映画公開がされている。通称「クレしん」「しんちゃん」。

アニメの影響で幼児・子供向け漫画というイメージが強いが、本作は連載開始より一貫して青年漫画誌及びレディースコミックでのみ連載されており、ジャンルとしては青年漫画に位置づけられる。

アニメ版についてはこちらを参照。

目次

[編集] 概要

主人公は、埼玉県春日部市(作者の居住地。テレビアニメでは春我部という架空の都市名が時折使われるが現在は春日部で統一されている)に住む5歳の幼稚園児、野原しんのすけ2003年10月同市の「イメージキャラクター」への採用が決定し、2004年4月6日には同市市制50周年記念事業の一環として、野原家が住民登録された。登録住所は春日部市双葉町904。なお、この住所は実在せず、「双葉町」は双葉社に由来する。野原家は埼玉県子育て応援団特別団員にも任命されている。また、「彩の国まごころ国体(2004年埼玉国体)」のイメージキャラクターにも起用されている

舞台となる春日部市を走る東武鉄道と双葉社・テレビ朝日がタイアップをして、『クレヨンしんちゃん』のキャラクターがデザインされたパスネットSFとーぶカード)の販売がされたり、特急「きぬ」・「けごん」(スペーシア)に装飾を施した「クレヨンしんちゃん号」が運行されたりした。劇中にも実在する埼玉県内の地名が登場するほか、東武鉄道で繋がっている隣県の東京都群馬県栃木県の地名が出てくることもある。登場人物名も埼玉県の地名や東武伊勢崎線東武野田線の駅名からとったものが多い。東武鉄道そのものも頻繁に登場する。しんのすけの父、ひろしも伊勢崎線 - 東京メトロ日比谷線霞ヶ関へ通勤していることが、2006年4月28日「グータラ姉妹だゾ」に登場したひろしの定期券から判る。また、それ以前にもひろしの忘れ物を会社へ持っていく際にみさえが「霞ヶ関まで」と言うセリフがある。(オチとして各駅停車から準急に乗り換える際にみさえが忘れものを車内に忘れ取りに行ったがそのまま列車が発車し、準急列車(現在の区間急行)にしんのすけとひまわりが乗り込む。その際にせんげん台駅大袋駅も登場した。)とりわけ東武20000系がよく登場する。

また、社団法人・三重県観光連盟の観光イメージアップキャラクターとなっており、その恩返しの意味もあって三重県の地名も登場することがある。

野原家の車は、最初は青い3ドアハッチバック、1996年6月7日「ついに新車を買ったゾ」からは青いセダンであり、ナンバーは、初代が「春我部57 ん37-33」、現在は「春我部58 ん53-09」で《こすり-まくる》という意味らしい。ちなみに「ん」は実際には自動車のナンバーには使えない。最初の3ドア車はスズキ・アルトをモデルにしていると思われる。現在の車種はOSSAN アンジェリーナとのことであり、ボディーラインなどからして初代日産・プリメーラのTsかTmをモデルにしたと思われる。車を変えた理由は、みさえが車をぶつけ、そのままにしておき、エンジンオイルが漏れてエンジンが焼き付けを起こし、修理法がエンジン載せ換えしかなく、これが車を買い替える決め手となった。そして、2台目のエンジンのかかりが悪くなり、ワイパー、ミラーも取れたことから、3台目を買おうという話が持ち上がり、試乗までしたが、経済的に余裕はなく断念した(ちなみに、試乗した車は280万円だった)。現在も2台目を使用中。ちなみに、アンジェリーナのスピードメーターは国産車なうえにスポーツモデルでもないにもかかわらず、時速220km迄ある(といっても、国産車であればスピードリミッターがきいて180km/hまでしか出せない)。1996年6月7日放送なので今の車は13年目に突入、前の車は6年乗った事になる。 ちなみに2台ともAT車で、みさえの免許もAT限定である。また、四朗が運転した時は、AT車をエンストさせるという妙技を披露した。

そのほか、ニッポンレンタカーオロナイン液などのCMにも起用されていた。また、2006年4月から、中学3年公民の教科書・補助教材3つに使用されることになった。なかでも帝国書院は野原家の特性を活かし、「核家族の典型例」として、系図つきで正面から採りあげている。野原一家はオリコンによる理想のファミリーランキングで3位を獲得した[1]

アニメ版にたびたび登場する、しんのすけの好物の菓子であるチョコビが実際にロッテより商品化され、1993年5月26日にチョコビ、ロイヤルチョコビ(アーモンド入り)が北海道・東北地区で、同年7月12日から全国発売された。ただしこの「チョコビ」はロッテが独自に開発したピーナッツチョコレートに当時ブームになっていた「クレヨンしんちゃん」のタイアップをつけたもので、劇中のチョコビとは全く別物だった。当時、明治製菓の「きのこの山」「たけのこの里」を抜いてチョコスナック市場でシェア1位となり[2]、発売から半年で20億円を売り上げるヒットになる[3]も、販売は数年で打ち切られた。ちなみに、初期のころの原作にはロッテのチョコスナックである「コアラのマーチ」も登場したことがある。

オリオン[4]バンダイ[5]からも発売されていたが、二種類とも違う形で余り似ていなかった。さらに、2006年3月にバンダイ東ハトのコラボレーション商品として発売されたもの[6]は、劇中のチョコビのパッケージ及び菓子の形状が出来る限り忠実に再現されているが、こちらのチョコビはビスケットではなくコーンスナックで、本来チョコビスケットの略である劇中のチョコビとは似ているが中身が違う。ただ、食べたときのサクサクという音は、劇中の効果音にそっくりである。

2005年には、漫画15周年を記念し、「クレヨンしんちゃん誕生15周年元気!大作戦フェア05」が開催された。45巻には懸賞で漫画出演権に当選した大阪在住の男の子が出演している。

2007年4月8日付の日刊スポーツ『日曜のヒーロー・ヒロイン』ではクレヨンしんちゃん(野原しんのすけ)が、コーナー史上初めて漫画キャラクターが特集された[7]。なお、記事の内容は記者からの質問にしんのすけが答えるインタビュー形式となっているが、これはシンエイ動画茂木仁史チーフプロデューサーの話を元に日刊スポーツが構成したものとなっている。

なお、この漫画はもともと子供を対象としたものではなかったことから、連載初期に性にまつわる表現もみられたが、現在では子供向けとなったアニメ放送を配慮してか、そうした描写はほとんどなく、まれに「ぎりぎりの」発言がある程度になっている(後述の「歴史」の項も参照)。また、ブラック・ジャックなどでみられる、「社会的に問題があるとされ雑誌連載されたストーリーがコミック収録から除かれる」といった処置まではとられていない。

普段はしんのすけがゲンコツされるが、唯一『アクション仮面とX'マスだゾ』 シリーズではしんのすけが野原ひろしにゲンコツする。但し、ゲンコツのコブは描写されていない。

[編集] 作風

1巻~22巻までしんのすけの視点ではあまり描かれておらず、しんのすけを取り巻く人々がしんのすけと関わったために進退窮まってしまうブラックユーモアな内容がほとんどであった。

  • 大体はみさえかひろしがしんのすけによって惨事を繰り広げるパターンと、日常を過ごしている男性または女性の前にひょんな事からしんのすけが現れ、やっかいなことになってしまうパターンがある。
  • しかし最近ではブラックユーモアな内容はほとんどなくなり、しんのすけ視点の物語として描かれることが多い。

[編集] あらすじ

舞台は埼玉県春日部市(テレビアニメでは初期のころは春我部という名前が使用されていたが現在は春日部で統一)。アクション幼稚園(アニメではふたば幼稚園)に通う5歳児・野原しんのすけと家族の生活を描く。

当初は父・ひろしと母・みさえの3人家族であったが、後にしんのすけが捨て犬のシロを拾う。さらにその後、長女・ひまわりが誕生。近年ではみさえの妹であり、ニートのむさえが居候していた(原作・アニメ共に職を見つけ野原家を出る)。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 [記述をスキップ]


[編集] 長編

本作はほとんどが1話~3話程度で終了する短編が多いが、次に挙げる項目に関しては、一定期間まとまって連載・放映された。

[編集] 野原みさえ免許取得編

毎日、しんのすけが幼稚園の送迎バスに乗り遅れ、その度に自転車で送らされる事に嫌気がさしたみさえは、自動車免許の取得を決意。教習所にいる期間はみさえの技術はかなり悪いものだったが、無事卒業する。しかしその後、みさえはペーパードライバーで滅多に運転はしなくなり、又たまに運転したとしても余所見等で事故を起こしたりするトラブルに見舞われる事が数回あった。

[編集] 野原ひろしの単身赴任編

ある日、ひろしは大阪へ単身赴任することになる。単身赴任のことを聞いたみさえは動揺するが、赴任期間が一か月と聞いたみさえは安心してひろしに励ましの言葉を送る…はずが、その場を茶化してしまう。その後ひろしとみさえはいつものように喧嘩になってしまうが、すぐに収まり物語はスタートする。話はひろし抜きの野原一家の生活をメインに進行するが、一度だけしんのすけとみさえが大阪のひろしのもとへ出かける話がある。ちなみにその時ちょうど幼稚園の園長の会合が大阪で行われており、野原一家は夕食を取りに出かけたお好み焼き屋で偶然園長たちと同席することになる。

一か月後、ひろしの単身赴任が終わり、みさえとしんのすけはひろしを迎えに行く。ところが入れ違いでひろしとは合流できず、迎えを期待していたひろしも迎えに行ったみさえもイライラがつのり険悪なムードに…しかしいざ再会し顔を見ると仲直り。

[編集] 野原ひろしの入院編

酒の飲みすぎと辛いものの食べすぎで切れ痔(親指サイズ)になってしまったひろし。最初は薬をつけて治そうとしていたが、悪化の一方により入院し手術する事になる。入院中、ひろしは病院内でさまざまな人々との出会いを体験し、退院時には少し涙を流した。

[編集] 野原ひまわり誕生編

ある日気分が悪くなったみさえはトマトジュースを飲んでいた最中にしんのすけの大声に驚いてジュースを噴いてしまい、それを見たしんのすけはみさえが吐血したと勘違いし、更にその前に見ていたドラマの影響でみさえは病気で余命3ヶ月で死んでしまうのだと思い込んでしまう。その後一人落ち込んでいたしんのすけはみさえに「母ちゃん死なないで」と泣きつくが、実はみさえは病気ではなく、しんのすけの弟か妹になる赤ちゃんを妊娠していたのだった。

その後悪阻で苦しんだりなどの試練を乗り越え、みさえは無事女の子を出産(原作単行本16巻にこの話が収録されている)。数日後、生まれた赤ちゃんの名前は「ひまわり」に決まった(「ひまわり」の名前はアニメの視聴者から公募された名前の一つで、「赤ちゃんの名前が決まったゾ」の回でしんのすけの考案した名前という設定で「ひまわり」という名前に決定した)。

アニメ本編では野原一家とひろしの両親の5人で名前を考えていた際に、ぎんのすけの提案で一番遠くまで飛んだ紙ヒコーキの作者が考えた名前を採用するという形でそれぞれの考えた名前の書かれた紙ヒコーキを飛ばし、しんのすけの紙ヒコーキが一番遠くに飛び、彼の考えた名前「ひまわり」に決定した(ちなみに他の家族が考えた名前は「ぎん子」(銀の介)、「りえ」(ひろし)、「かめ」(つる)、「ゆずほ」(みさえ))。

[編集] まつざか梅入院編

ひょんなことから骨折したまつざか先生はとある整形外科医院に入院することに。そこでまつざか先生は自分を診察してくれた医師・行田徳郎に一目惚れし、その後彼と恋人同士になる事となる。このシリーズから上尾ますみが登場、まつざか先生が入院している間の臨時教員として幼稚園にやって来た(後に上尾先生はさくら組の担任として再び幼稚園にやってくるのだ)。

[編集] みさえ髪型激変編

ある日、みさえはテレビ番組に感化され美容院で大胆なヘアースタイルチェンジを敢行。ヘアースタイルチェンジは成功したが、その後雑誌を見たしんのすけが「少し違う」と後頭部を刈り上げてしまう。そのままでは街も歩けないと言うことでひろしにカットを頼むも大失敗。最終的に隣のおばさんに相談し、彼女から紹介された街の小さな美容室でカットしてもらうが、その結果田舎のおばさんかちびまるこちゃんのまるこの母のようなアフロともパンチパーマとも取れない妙な髪形にされてしまう。

その後、約半年に亘ってみさえの髪型はそのままであった。製作時期によってみさえの髪型が変わっているのはこのため。この髪型はネット内で「ポンデみさえ」と呼ばれることが多くあった(ミスタードーナツの「ポンデリング」の形に似ていたため)。

なお、この時期に行田徳郎が日本を離れ外国へ旅立つ(その話を描いた回ではサザンオールスターズの「希望の轍」が挿入歌として使われた)。

[編集] 酢乙女あい登場編

ふたば幼稚園に転入生酢乙女あいがやってくる。あいはひまわり組に入り、その上品な振る舞いに周りは翻弄されて次々と彼女の虜になるが、しんのすけだけは落とすことが出来ずに逆に酢乙女あいのほうがしんのすけに惚れてしまう。

[編集] またずれ荘編

ある日、野原家の家が老朽化していることが発覚。ガスがつかなかったり、壁が壊れるなど、大変なことになっていた。そして、ガス漏れに気付いたみさえが火がついていないか確かめるために「火!」と叫んだ瞬間、しんのすけがチャッカマンを点火。それが元でガス爆発が起きてしまい野原邸は全壊してしまう。一度は絶望する野原一家だが、みさえがへそくりで入っていた火災保険で保険が下りることに。その後野原一家は家を再建するまでの間、アパート「またずれ荘」で暮らすこととなる。アニメではしんのすけが出て来て「長い間ご声援ありがとうございました。クレヨンしんちゃんは今回を持ちまして終了させていただきま~す」と偽の最終回の告知をしていた。

またずれ荘に引っ越した一家はオカマのスーザン、浪人生の四朗、大家の大屋さん、劇団員志望の優、外国人のオマタ、「親子」と名乗る謎の二人組・にがりやと汚田といった個性的な住人達と出会い、彼らと親しくなっていく。四朗の大学受験を応援したり、みんなでドライブに出かけたり、スーザンやオマタの意外な素性を知ったりと楽しい日々を過ごす野原一家だったが、その一方で野原家の家は再建が進んでおり、野原家とまたずれ荘の面々との別れの日が徐々に近づいていた。だが再建が終わったその日、思いもよらない事件が起こる。

実はまたずれ荘の一室に住んでいたにがりやと汚田の正体は張り込み捜査をしていた刑事で、彼らは麻薬売買組織「モルヒーネ・ファミリー」の一員・ステロイド麻酢尾を追っており、またずれ荘の向かいのマンションに住んでいる麻酢尾の恋人・リサの下に麻酢尾が訪れると踏んでリサの部屋を張り込んでいたのだ。そしてある日、遂に麻酢尾が姿を現した。ひょんなことからしんのすけと出会った麻酢尾は彼を利用してリサに自分の居場所を伝え、彼女と再会し、麻薬売人の仕事から足を洗うと告げる。そこへにがりや達が現れ、麻酢尾は逃げようとするが、自分を庇うしんのすけの姿を見て逃げようとするのを止め、にがりや達に自首した。しかし今度はそこに麻酢尾が組織を抜けようとしていることを知ったモルヒーネ・ファミリーのボスが放った殺し屋が現れ、しんのすけが人質にとられてしまう。何とかしんのすけを助けたものの、殺し屋は騒ぎを聞きつけて集まってきたまたずれ荘の住人全員を人質にとり、手榴弾まで持ち出して麻酢尾をおびき出した。が、しんのすけの行動で殺し屋はにがりや達に取り押さえられ、事件は無事解決…したはずだったが、殺し屋が落とした二つ目の手榴弾をしんのすけが誤ってまたずれ荘に投げ込んでしまい、またずれ荘は全壊してしまった。

その後、またずれ荘は野原家の家を再建した大工・鬼瓦築造と実はある国の王子だったオマタの援助によって再建される。そして野原一家はまたずれ荘と住人たちに別れを告げ、建て直された我が家へと引っ越していくのだった。

アニメ版では展開はほぼ同じだが、スーザンとオマタは登場せず、代わりに屈底厚子・アツミ親子がまたずれ荘の住人として登場する。また、最後にまたずれ荘が全壊し再建される展開はカットされている。

[編集] しんのすけ剣道編

しんのすけはひょんなことから武蔵野剣太という青年に剣道の才能を見出され、彼の下で剣道を習い始める。ある日しんのすけは別の道場に通う代々木コージローという少年に出会い、彼と勝負するが負けてしまう。以後しんのすけとコージローはお互いをライバルと見なし、相手に勝つため特訓を開始する。そんな中、しんのすけとコージローは町の剣道大会に出場する事となり、二人は準決勝戦で対決の時を向かえる。一度は面をとられてしまったしんのすけだったが、その場に現れた謎の男(実は剣太の父親)が貸してくれた胴着からヒントを得て編み出した技でコージローに勝利を収めた。だが、しんのすけは「コージローに勝てただけでいい」と満足し、決勝戦には進まず家に帰る。 その後、剣太の道場は剣太の父が師範となって運営することになり、コージロー達が新たな門下生になる。そして剣太は最後に一度だけしんのすけと勝負をし、春日部の町を去っていった。

[編集] よしながみどりと石坂純一編

短期集中して連載・放送されたわけではないが、短いシリーズとして続いている話。よしなが先生と現在の夫である石坂純一は初期から中盤にわたっては単なる恋人同士であったが、その後幼稚園で結婚式を挙げ、長女・石坂桃を設ける(アニメでは未登場)。よしなが先生の妊娠中は代理教員である熱繰椎造(あつくる しいぞう)がしばらくの間ひまわり組の担任を受け持った(アニメではよしなが先生が妊娠していないため椎造は教育実習生として登場する)。

[編集] 小山むさえ居候編

ある日家の近くで怪しい女性を見かけたしんのすけ。それを聞いたみさえは慌てて警察に通報するが、実はその女性はみさえの妹・小山むさえであった。むさえはカメラマンを目指していたが、師匠から「才能がない」と言われて逃げ出し、挙句アパートを追われてニートになってしまったのだという。そこで新しい仕事が見つかるまでの間、むさえは野原家に居候する事となった。
原作では、むさえは新たな師と出会い、師と共に世界中の子供達の笑顔を撮る旅に出る。アニメでは熊本から唐突にやってきた父・よし治に「3ヶ月以内にカメラマンに復帰しなければならない」という条件をつけられながらも写真を撮る修行をしていた。その後、2008年1月18日放送の前後編で原作と同じく新たな師を見つけ部屋を片付けないままに旅立って行った。撮影旅行から帰ってきた後は野原一家が以前暮らしていたまたずれ荘で野原家が住んでいた部屋と同じ部屋に住み、春日部市内バラクーダ写真館で働いている。アニメでは2006年4月~2008年1月とかなり長期間においてむさえが居候している設定が続きアニメオリジナル回も多い。

[編集] 登場人物

クレヨンしんちゃんの登場人物一覧」を参照

[編集] 歴史

1990年に双葉社「週刊漫画アクション」で連載開始。

原作は元々、週刊漫画アクションに連載されていたことからもわかるように、大人向けの漫画であった。特に初期の作品ではかなり性にまつわる表現も多く、プロレスごっこ」・「スキン」・「生理」・「ホテル」・「ソープといった単語が度々登場した。しかしファミリー向けとなっているテレビアニメの影響を受けてか、そうした表現は徐々にみられなくなっていった。現在も大人向けではあるが、男女共に楽しめるホームコメディへと路線変更されている。また、2006年ごろから1話完結のギャグ漫画要素が薄まり始め、連続ストーリーとなることが増えてきている。

なお原作者自身は、1997年の時点でかなり聖書を読み込み、その影響を受けており(婦人公論のインタビューによる)、あるいはその影響もあるかもしれない。中には特定の聖書箇所に直接関係する物語や、子供を主対象とした礼拝の説教例話にそのまま使えるような作品もある。

[編集] 漫画とアニメとの違い

[編集] 表記の違い

野原家の住む町の名前は漫画や映画では実在する「春日部市」だが、テレビでは「春我部市」となっている(読みはどちらも“かすかべし”)。この表記の違いはテレビと映画の世界をパラレルワールドとしているわけではなく、テレビでは実在の町の名前を使うことによってクレームが来る恐れがあるための自主規制だと言われる。ただし、テレビでも春日部名義になっていることがまれにある。「大宮駅」も「大実矢駅」とあらわされたことがある(1994年12月26日、忘年会で盛り上がるゾ)。現在はさいたま市となっている。

しんのすけの通っている幼稚園の名前は、漫画では「アクション幼稚園」であるが、アニメでは「ふたば幼稚園」。ひろしが勤務している会社の名前も漫画では「アクション商事」だが、アニメでは「双葉商事」に変わっており(現在は漫画でも「双葉商事」)、「アクション」から「双葉」に変わっていることが多い。この「アクション」は双葉社出版の「週刊漫画アクション」、「双葉」は双葉社から来ていると思われる。また、アクション仮面は原作、アニメ、映画ともに全て同じ(サブキャラクターは若干異なる)。

[編集] 登場人物の違い

  • 野原せましの不在
    • アニメ未登場のキャラが複数いる中で、原作で登場する回がアニメで放送されているにもかかわらず登場していない。
例1・「じいちゃんが家出したぞ」…原作では話の最後でせましが銀の介を迎えに来るが、アニメではこの場面はカットされている。
例2・「秋田に里帰りだぞ」…前半は原作通りだが後半のせましとのやりとりは別の流れに置き換えられている。
  • またずれ荘の住人の違い
    • 原作では201号室に役津栗優、202号室に野原家、203号室に四郎、204号室にスーザン小雪(玄武岩男)、205号室ににがりや京助と汚田急痔(以下刑事)、206号室にオマタがそれぞれ住んでいるが、アニメでは201号室に四郎、202号室に野原家、203号室に役津栗優、204号室に刑事、205号室に屈底厚子・アツミ親子(206号室は空室)が住んでいて、四郎、役津栗優、刑事の部屋が異なるほか、スーザンとオマタの出番は最後までなかった(映画ではスーザンらしき人物が出ている)。
  • またずれ荘の造り
    • トイレは、原作ではアパートに1つしかない共同トイレだが、アニメでは1部屋に1つ置かれている。またずれ荘の全景は原作では青い屋根でコンクリート作りであるが、アニメでは赤い屋根で木造になっている。

ほかにも役津栗優の読みが原作では「やくくりゆう」だがアニメでは「やくくりゆう」になっており、大家の大主代はアニメでは「大主代」になっていた。

  • その他、近隣住民の門呂マリや白猪天子等もアニメ未登場である。
  • 埼玉紅さそり隊のお銀とマリーがふかづめ竜子を呼ぶとき、原作漫画では「竜子」と呼び捨てにしていたのに対し、アニメ版では「リーダー」と呼んでいる。
  • 行田徳郎はアニメ版ではチリ赴任のエピソード以降登場していない。原作ではいったん帰国した後、まつざか先生と破局の危機に陥る騒動を経て先生にプロポーズする。その後は教授に誘われ再び外国に赴任するが、そこで無差別テロに巻き込まれ死亡するという衝撃的な展開を迎える。

[編集] キャラクターのデザインの違い

キャラクターのデザインが、原作とアニメでは異なるキャラクターがいる。

  • 野原しんのすけ
    • アニメでは赤いトレーナーに黄色の短パン(こちらの設定の方が有名である)だが、原作では山吹色のトレーナーに紫の短パンである。また、アニメでは靴下を履いているが、原作では靴下を履いていない(4,5巻あたりまでは履いていたが、それ以降は靴下を履いていない)。アニメでは靴は黄色だが、原作では紫になっている。
  • 野原みさえ
    • 原作では黒髪(ただし原作7巻の表紙では茶髪)だが、アニメでは茶髪。
  • 野原ひまわり
    • アニメでは黄色のベビー服を着ているが、原作では赤いベビー服を着ている。
  • よしなが(石坂)みどり
    • 原作では黒髪に赤いリボンを結んでいるが、アニメでは茶髪に水色のリボン(黄色や赤の場合もある)を結んでいる。
  • 大原ななこ
    • 原作とアニメでは髪の色が異なる。顔つきや話し方も異なっており(原作ではしんのすけを呼び捨てにしているが、アニメではしんのすけを「しんちゃん」と呼んでいる。またアニメ版ではやや丁寧な話し方になっている)、キャラクターの印象が変わっている。
  • まつざか梅
    • アニメでは最近髪が若干緑かかっている。
  • 幼稚園での園児たちの服装
    • 原作では私服だが、アニメでは制服(水色のスモック)を着ている。
  • 風間みね子(風間くんのママ)
    • 原作では30代前後くらいだが、アニメでは40代以上に見えるデザインになっている。
  • 桜田ネネの父親
    • 原作ではクールで渋いと近所でも評判のイケメン・パパという設定だが、アニメでは眼鏡をかけた中年男性となっている。

[編集] むさえ編について

原作では一巻ほどで完結したが、アニメでは06年4月~08年1月とかなり長期間においてむさえが野原家に在住している設定が続いた。このため、むさえのアニメオリジナル回も多く、通常の回にもむさえが絡んでくるという場面がたびたびあった。なお、むさえ編が終了してからもむさえはアニメではたまに登場している。


以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] アニメ映画

クレヨンしんちゃん (アニメ)#劇場版」を参照

[編集] ゲーム


[編集] パロディ

  • OH!スーパーミルクチャンの中の『パステルしんさん』として登場。ミルクちゃんたちが見てるTV番組であり、似ても似つかないオッサンが園児に扮して笑いをとっている。他の登場人物もオトナ?である。

[編集] 中国での商標問題

1997年中国の企業数社がクレヨンしんちゃんの絵柄や中国語名「蠟筆小新(ラービィシャオシン)」で勝手に商標を登録したため[8]双葉社は中国国内で「蠟筆小新」の商標名でのキャラクターグッズ販売ができず、「Shinchan」の商標名での販売を余儀なくされている問題が発生した[9]

2004年双葉社が衣料品などのグッズを中国で販売したところ、公式商品にも関わらず商標登録の影響で「コピー商品」として店頭から撤去される事態が発生した[8]2005年1月双葉社は、第三者の商標登録が有効であるとした行政の判断は間違っているとして[10]、中国の行政を相手に北京で行政訴訟を起こしたが、2006年9月に中国の北京市第1中級人民法院は訴えを退けた。この判決を受け、双葉社は北京市高級人民法院に控訴した[11]

なお、はじめメディア各社は「双葉社は著作権を所持しているにもかかわらず、中国ではグッズを販売できない」と報じたが[11]、双葉社はその報道は誤りであると発表した[10]

中国語名「蠟筆小新(ラービィシャオシン)」で商標を登録した、中国の企業の1社は、双葉社との話し合いの席上にて、双葉社に対し 『この商標を譲渡する』 と双葉社へ申し出た。 しかし「日本円で約14億円(一説には約20億円)で買い取れ」などとの内容だったため双葉社は拒絶した。

この商標権侵害の問題を解決しようとせず、中国側は「蠟筆小新(ラービィシャオシン)」の商標を未だに使用し続けている。

[編集] 脚注

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  1. ^ マンガ、ドラマに登場する理想のファミリーランキング!, オリコン, 2006年6月14日
  2. ^ 「POS分析・チョコスナック――『チョコビ』ぐいぐい、しんちゃん人気で急伸」『日経産業新聞』1993年9月3日付、12面
  3. ^ 「開発トピックス・ロッテの『クレヨンしんちゃんチョコビ』――ピーナツチョコに新味」『日経流通新聞』1993年11月23日付、16面
  4. ^ クレヨンしんちゃんシリーズ, オリオン
  5. ^ おっ!チョコビ, バンダイ
  6. ^ チョコビ, バンダイ
  7. ^ nikkansports.com(日刊スポーツ)より
  8. ^ a b 「クレヨンしんちゃん」の逆襲はあるか, Hotwired, 2005年5月31日
  9. ^ クレしん、無印…中国で商標権トラブル急増, イザ!, 2006年10月31日
  10. ^ a b 中国商標問題に関するお知らせ, 双葉社
  11. ^ a b 「クレヨンしんちゃん」大ピンチ 中国でグッズ販売できず, イザ!, 2006年10月1日

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク