ニフティ

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ニフティ株式会社
NIFTY Corporation
種類 株式会社
市場情報
東証2部 3828 2006年12月7日上場
本社所在地 日本の旗 日本
169-8333
東京都新宿区北新宿二丁目21-1
新宿フロントタワー
設立 1986年2月4日
(株式会社エヌ・アイ・エフ)
業種 情報・通信業
事業内容 インターネット接続サービス事業、コンテンツ企画・製作・販売事業ほか
代表者 三竹兼司(代表取締役社長
資本金 37億4,677万円
(2012年9月30日時点)
発行済株式総数 22万7,800株
(2012年9月30日時点)
売上高 連結: 919億5,900万円
単独: 906億4,200万円
(2012年3月期)
営業利益 連結: 53億7,300万円
単独: 53億800万円
(2012年3月期)
純利益 連結: 24億9,400万円
単独: 24億1,900万円
(2012年3月期)
純資産 連結: 279億8,900万円
単独: 277億9,300万円
(2012年3月31日時点)
総資産 連結: 442億3,500万円
単独: 435億6,000万円
(2012年3月31日時点)
従業員数 連結: 711人、単独: 636人
(2012年3月31日時点)
決算期 3月末日
主要株主 富士通 66.59%
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 3.23%
HSBC PRIVATE BANK (SUISSE) SA HONG KONG BRANCH - CLIENT ACCOUNT 3.19%
(2012年9月30日時点)
主要子会社 ライフメディア 86.10%
コマースリンク 84.99%
ネットライフパートナー 66.50%
コムニコ 73.69%
投資事業有限責任組合GB-III 99.93%
外部リンク http://www.nifty.co.jp/
特記事項:1986年9月に株式会社エヌ・アイ・エフからエヌ・アイ・エフ株式会社に商号変更。1991年4月にエヌ・アイ・エフ株式会社からニフティ株式会社に商号変更。
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ニフティ株式会社(NIFTY Corporation)は、インターネットサービスプロバイダを主力事業とする電気通信事業者であり、富士通連結子会社である。

概要[編集]

日商岩井(エヌ・アイ)富士通(エフ)の折半出資会社として発足した株式会社エヌ・アイ・エフを母体としている。設立当初はCompuServeと提携してニフティサーブという名称で商用のパソコン通信サービスを行っており、一時は日本での最大手のパソコン通信サービスであったが、その後インターネットの普及に合わせてインターネット接続サービスを軸とした事業に移行。ダイヤルアップ接続ISDN回線がまだ一般的であった1999年(平成11年)2月末時点での会員数は約269万人であり、当時国内インターネット接続事業者の中では最大規模であった。1999年(平成11年)3月には経営不振にあった日商岩井が所有株式を富士通に売却したのにともない富士通の全額出資子会社となった[1]。 さらに同年11月には富士通のISP事業部門であったInfoWeb(会員数54万人)と統合して、@niftyが誕生した[2][3]

パソコン通信サービスを開始した当初、CompuServeで確立されていた「フォーラム」というコミュニティを形成し、その運用をシスオペと呼ばれる管理者に委託していた。「フォーラム」は@niftyに統合後も続いたが、利用者数も減少し、インターネットに移行したフォーラム(いわゆるWEBフォーラム)以外のパソコン通信によるフォーラムについては2005年(平成17年)3月31日で終了し、2006年(平成18年)3月31日にはすべてのパソコン通信サービスを終了した。残ったWEBフォーラムについても2007年(平成19年)3月31日24:00をもってサービスを終了した(掲示板の閲覧については2007年(平成19年)6月28日15:00まで可能。また、フォーラムによってはfolomy等ニフティ以外のサーバーへ移転してコミュニティとしてのサービスを継続しているが、法的には@niftyとは無関係である)。

沿革[編集]

  • 1986年(昭和61年)2月 - 日商岩井(現:双日)および富士通の出資によって、株式会社エヌ・アイ・エフとして東京都千代田区に設立。
  • 1986年(昭和61年)9月 - 商号をエヌ・アイ・エフ株式会社に変更。
  • 1987年(昭和62年)4月 - ニフティサーブを開始。
  • 1991年(平成3年)4月 - 商号をニフティ株式会社に変更。本社を品川区大森ベルポートに移転。
  • 1999年(平成11年)3月 - 富士通の完全子会社となる[4]
  • 1999年(平成11年)11月 - 富士通のInfoWebをニフティサーブに統合し、@niftyを開始[5]
  • 2006年(平成18年)4月 - ベンチャー企業の投資育成を目的に、投資ファンド「WING」(投資事業有限責任組合GB-III)を設立。
  • 2006年(平成18年)9月 - マーケティング分野の事業拡大を目的に富士通より株式会社ライフメディアの株式を取得し子会社化。
  • 2006年(平成18年)10月 - マルチベンダー型サポート・サービスの展開を目的にネットライフパートナー株式会社を設立。
  • 2006年(平成18年)12月 - 東京証券取引所第2部に上場。
  • 2007年(平成19年)5月 - 企業内研究所としてニフティ研究所を新設。所長は友澤大輔。顧問は片平秀貴(丸の内ブランドフォーラム代表)、阿久津聡(一橋大学大学院准教授)。
  • 2011年(平成23年)12月 - 本社を新宿区新宿フロントスクエア内にある新宿フロントタワーに移転。

社名の由来[編集]

  • 設立時の社名、株式会社エヌ・アイ・エフは、Network Information Forumの略称である。
  • ニフティサーブおよび改称後の社名のニフティとは、NIFに接辞語のtyをつけて、英語の「かっこいい」「粋な」という意味を持たせたものである。

主なサービス[編集]

@nifty[編集]

@niftyアット・ニフティ)は、ニフティ株式会社が運営するインターネットサービスプロバイダである。ウェブ検索はGoogleを使用。ニュース、株価、旅行、音楽、映画その他の情報サービスも提供している他、毎年夏に「@nifty BBフェスタ」というイベントを東京・大阪・名古屋の3都市で開催している。

ニフティクラウド[編集]

パブリック型クラウドコンピューティングサービス。ドメインはcloud.nifty.com。2010年(平成22年)1月開始。サービス提供開始以来、1,000社以上の導入実績。VMwareで仮想化されたサーバー資源を利用でき、短時間で利用/停止できるオンデマンド性や、時間単位の従量課金、国内データセンターなどが特長。

@niftyメール[編集]

nifmail.jp形式[編集]

無料で使えるWebメールサービス。ドメインはnifmail.jp。2007年(平成19年)6月4日開始、2010年(平成22年)9月30日終了。メールボックス容量5GB。パソコン携帯電話のブラウザを使ってメールを送受信することができた。メールアドレスの有効期限は最終ログインから120日[1]。サービス終了を発表後、メールデータ保存・移行のため、電子メールクライアントによる受信も可能となった[2]

nifty.com形式[編集]

ドメインはnifty.comで、接続サービスを契約している会員向け。メールボックス容量3GBだったが、2007年(平成19年)6月4日のnifmail.jp形式の無料ウェブメールサービス開始とともに5GBに拡張された。

@niftyフォン[編集]

ココログ[編集]

@nifty会員・非会員共に利用できるブログサービス。イメージキャラクターを務めるタレントの眞鍋かをりが自身のブログ「眞鍋かをりのココだけの話」を開設していた。(現在は閉鎖。)

2003年(平成15年)12月2日サービス開始[7]Movable Typeを開発したシックス・アパート社が開発したTypePadというブログホスティングサービスのOEM。シックス・アパート社よりライセンス供与されておりニフティが運用している。

2005年(平成17年)6月頃からアクセス速度の低下などの不具合が発生していたが2007年(平成19年)3月22日および4月4日のメンテナンスで改善された[8][9]

2007年(平成19年)8月8日に携帯デザイン(無料)を155種類リリースするなど、携帯向けサービスの拡充が図られている[10]

  • 過去のメンテナンスに関する事象
    • 2006年(平成18年)7月11日-13日にかけて実施されたメンテナンス[11]によりレスポンス問題はひとまず解消されたと思われていたがその後もレスポンスが低下していた時期があった。
    • 2006年(平成18年)12月5日午前10時から7日午後3時まで53時間にわたって実施されたメンテナンスでは、メンテナンス中に起きたトラブルを十分解決できず、メンテナンス前の状態に戻してサービスを再開[12]。翌月2007年(平成19年)1月17日に再度メンテナンスを行いトラブルを改善した[13]

@nifty バックアップ[編集]

オンラインバックアップサービス。パソコンのデータバックアップを専用ツールにより、毎日自動で行うことができる。2010年7月に@nifty バックアップV2として、サービスリニューアルが行われた。

InterPot(インターポット)[編集]

Javaで作られたオンラインコミュニケーションゲーム。うるまでるびがデザインを担当。チャットやらくがき機能でコミュニケーションを取れるほか、デンナ・モニターを使って自分の土地をホームページブログに貼ることも可能。

デコゲット[編集]

携帯専用デコメールSNSデコメール素材を投稿したり、コメントを付けて他人とデコメ素材を共有することが可能。3キャリアに対応している。

瞬!コレ[編集]

調べたい語句を入力すると、その語句に関連した、記事や画像、動画などを一ページにまとめて表示する。携帯電話からも閲覧可能。動画はfoooooという動画検索エンジンを利用している。

Cable@nifty[編集]

富士通が運営していたケーブルテレビ向けインターネットサービスCableComの流れより2000年(平成12年)8月にCable@niftyサービス開始。ジャパンケーブルネット(JCN)を設立した際に、Cable@nifty事業設備を(運営は変わらず)移譲したが、JCN株式KDDIへの売却(2007年(平成19年)6月27日)以降も引き続きJCNを通じて、ケーブルテレビ12局の加入者へ@niftyと同等のインターネットサービスを提供している。

終了したサービス[編集]

ニフティサーブ[編集]

@nifty TimeLine(タイムライン)[編集]

2007年(平成19年)2月28日サービス開始。時間軸に沿った情報を登録できる年表型CGMサービス。Ruby on Railsで開発されている。2009年4月24日に『男はつらいよ』40周年公式サイトにて、@nifty TimeLineが使えるようになる。 2011年(平成23年)6月30日をもってサービス終了となった。

iREGi(アイレジ)[編集]

@niftyが提供する提携ECサイト上における収納代行・決済サービスである。提携するECサイト(デジタルコンテンツビーケーワンなど)で利用すると、@niftyのプロバイダ料金の請求先として登録しているクレジットカードに請求されるので、クレジットカード番号の漏洩抑止からセキュリティが高まる。但し、クレジットカード以外の支払い方法の場合は利用不可・利用金額に上限がある。@nifty以外のプロバイダーを利用していても「@nifty無料会員(旧iREGi会員)」に入会し、クレジットカード番号を登録することでiREGiによる決済が利用できる。2010年(平成22年)9月30日にサービス終了した。

同種のサービスとしてはSo-netの「Smash」などがある。

アバウトミー[編集]

2007年(平成19年)5月17日サービス開始。オープン型のプロフィールサービス。複数のウェブサービスを集合させ、質問を通じたコミュニケーションが充実。ひとこと機能などもある。利用者は、@nifty会員のほか、livedoorID、はてなID、JugemKeyTypekeyOpenIDに対応。10分で作るRuby on Railsの動画で著名な増井雄一郎NaCL英和システムマネジメント社の協力を得て、Ruby on Railsで開発。2011年(平成23年)6月30日にサービス終了した。

アプラグ[編集]

ブログパーツサービス。ユーザーが自分でXMLを記述することでアプリを作成することも可能。また、それを利用することで他のブログパーツをまとめて管理することも可能。2011年(平成23年)5月31日にサービス終了した。

BuzzPulse(バズパルス)[編集]

クチコミマーケティングサービス。国内のブログに日々投稿される企業の商品やサービス・ブランド等の「クチコミ」の「評判」を分析するマーケティングツール。 サービスは大きく3つに分けられ、

  • ブログ分析サービス(一部コンサルティング)
  • ASP型ブログ集計サービス
  • クチコミプロモーションサービス

がある。

時期は不明であるが、2012年(平成24年)2月現在はサービスが終了している。

ビデオ共有[編集]

動画共有サービス。投稿された動画に対して、ブログ投稿、マイクリップ登録、評価・コメント、ブログパーツ設定などの機能を利用できる。2011年(平成23年)6月30日にサービス終了した。

ニフニフ動画[編集]

動画コメント投稿サービス。YouTubeに投稿された動画にコメントを付けることが可能。2007年(平成19年)6月11日の時点でβ版だったが、2008年(平成20年)10月7日に運営を完全に終了した。

主なコンテンツ[編集]

脚注[編集]

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外部リンク[編集]