ラブホテル

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稚内市にある日本最北端のラブホテル

ラブホテルとは、主にカップルセックスに適した設備を持つ部屋を、短時間(休憩)もしくは宿泊で利用できる施設。「ラブホ」とも呼ぶ[1]。日本の場合、業界では露骨な表現を避けるため「ブティックホテル」「ファッションホテル」「レジャーホテル」などといった別の呼び名もある。日本韓国特有のホテルで、法律上の立地規制などから同業のホテルが密集して営業していることが多い。

歴史[編集]

江戸時代以降[編集]

起源は、江戸時代茶屋の奥に布団が敷かれた「出会茶屋(色茶屋)」や、河原の遊覧船で行為する「川舟」と言われている。[2][3]

明治時代に鉄道が開通すると、新橋界隈に待合茶屋(待合)が次々と開業し、高級な待合は政財界人の打ち合わせや芸妓遊びなどに利用された。対して安価な待合が現在のラブホテルの原型であるといわれている。[4]

第2次世界大戦前には、ダブルベッドが置かれた「円宿」も活況を呈し職業婦人から人妻芸者も利用していた。[5][6]

終戦後[編集]

第2次世界大戦後は家を失くした者も多かったことから青姦が流行し、皇居周辺や大阪城周辺が青姦のメッカとなる状況を齎した。[7]

住宅事情も悪く、狭い家屋で子供の目を気にする夫婦も多かったことから、本来労働者の宿泊所として経営していた和室の「連れ込み宿」(連れ込み旅館、アベックホテル)が流行するようになる。宿泊客と異なり来客の回転率が高かったこと、また銭湯もない時代に「風呂あります」と掲げたことから宿は大繁盛した。[8]

1955年(昭和30年)の売春禁止法が制定されると、遊郭が廃止されたことからその人気は益々拍車をかけた。[9]廃業を強いられた遊女屋が転業するケースが多かったが、活況ぶりを見て一般の住居を改装するケースもあったという。1961年、都内の連れ込み旅館の件数はおよそ2700件に上った。[10]

宿の名前は、「○○旅荘」「○○家」といった一般の旅館と区別のつかないものが一般的であり、[11]佇まいも旅館との差異はほぼ無く、女中がお茶出しをしていた。

高度経済成長期以降[編集]

1963年(昭和38年)には、モータリゼーションの発展に伴い、石川県加賀市に日本初のモーテルといわれる[* 1]「モテル北陸」が開業。鉄道駅界隈のみであった連れ込み宿と異なり、カップルが知人に会うリスクも回避できる上、地価の安い山の中に建設できること、またモーテルという欧米のお洒落なイメージが人気を博し、地方にも続々と拡散。[12]1968年には1413件まで拡大した。[13]

1960年代後半からデザイナー・亜美伊新等による[14]豪華絢爛でユニークな「仕掛けホテル」として、派手なネオン、鏡張りの内装、回転ベッドや透明風呂などセクシャルなアイテムが備えられたホテルが見られる様になった[15]東京では千駄ヶ谷メッカとなった。[16]

1970年代には「ラブホテル」という呼び方が一般的となり[* 2]、”ラブホテル=徒歩で入るホテル、モーテル=車で入るホテル”という線引きで仕切られた。ホテル名は、「エリザベス」「ロイヤル」「皇帝」等と言った西洋の王族をイメージする屋号が流行した。また1970年(昭和45年)の大阪万博を機に、「アメリカン」「ニューヨーク」「ナイアガラ」といった外国の地名を模した屋号も増加した。[17]

1973年(昭和48年)には、おとぎ話の城のような外観、男女がゴンドラに乗りお風呂に入るという「ゴンドラバス」等[18]豪華な設備の目黒エンペラー[* 3]が開業[19]となり、全国にお城型のラブホテルが増加した。特に地方では存在感を目立たせなくては注目してもらい難かったことから、派手なネオンサインなど人目を引く外観のホテルが特徴であった。[20]

70年代前半までアメニティグッズは男性用のみであったが、70年代後半に出勤前にホテルでセックスしてもヘアセットが崩れないという理由から、シャワーキャップがバーのホステスに好評を博し、女性用のアメニティグッズが増加した。[21][22]

改正風営法施行以降[編集]

11PMトゥナイトと言ったテレビ番組、平凡パンチ週刊プレイボーイと言った週刊誌でマスメディアが過激な性情報が取沙汰された事[23]から、ラブホテルは1980年代にはパチンコ店と並び、「作れば儲かる」という千客万来の時代が訪れた。[24]しかし1985年(昭和60年)には、「女子少年の性非行の場に供されることが極めて多い」という想像から制定された改正風営法や、風紀の悪化を懸念した自治体の条例により、このような形態でラブホテルを新規開業することは非常に申請手続きが煩雑になった。

そこで手続きが簡単なビジネスホテルで建築し、後に小規模な改装をして営業をしている所が増加する。これらは風俗営業法[25]にて届け出されている正規のラブホテルと分けて偽装ラブホテル(違法ラブホテル)と言われている[* 4]

さらには、男女雇用機会均等法の改正を発端に女性の権利が向上し、ホテル選びの主導権が女性に移り始めたこと、ラブホテルがブティックホテルと呼ばれるようになる等、都会的なシンプル様式に需要が伸びたこと、建築費が安く済むことから、外観的に一般のホテルと大差ないラブホテルが増加した。[26]ホテル選びの主権が女性に移ろいだことによりホテルの屋号は海外旅行で人気の高い「パリ」、「フィレンツェ」、また女性の結婚願望を意識した「チャペル」や愛らしい名称等女性受けの良い語呂へと変化した。[27]

衰退 - 現在と今後[編集]

1990年代、ぴあ等若者向け情報誌でもラブホテルが紹介され、[28]カラオケ、エステといった進化したサービスが付随されるも、90年代後半からはラブホテルは衰退の一途を辿る。[29]

これは、昭和45年260万人いた二十歳の人口が半分以下となった少子高齢化を主因とするほか、草食系男子の流行[30]等、恋人のいない若者が増加している傾向、さらにマンガ喫茶カラオケボックスといった娯楽施設が多様化・廉価となり、「カラオケもセックスもできる場所」といったラブホテルに対するバリュー性の低下傾向のほか、一人っ子家庭や共働きの両親の増加、子供が自宅に恋人を招いてセックスすることに対して寛容になった家族の増加などによる環境変化も一因とされている。[31]

またビジネスホテル旅館のカップル向けサービスが激化している事も一因とされている。ビジネスホテルではビジネス利用を謳いながらダブルベッド・クリスマスバレンタインのプラン・自動精算機等を導入し、旅館では個室露天風呂、全室離れ、入口のわかりにくい隠れ家風、日帰りプランといったプライバシー性の高いカップル向きサービスを採用する施設が増加している。[32]

現在サービスは多様を極め、お化け屋敷プールのあるホテルなどユニークなサービスのホテルが各地に存在する。[33]

今後は高齢者、[34]中高年夫婦[35]、女性の利用が期待されており、女子会利用を掲げるホテル[36]も増加している。

特徴[編集]

夜間ライトアップされたラブホテル
夜間ライトアップされたラブホテル
ラブホテルの案内表示
ラブホテルの案内表示
入口付近にある部屋の選択画面
入口付近にある部屋の選択画面
ラブホテルの客室の例
ラブホテルの客室の例
客室にある精算機の例
客室にある精算機の例
  • ホテル名で最も多く使われる名称ランキングは1位「アイネ」2位「RESOAT(リゾート)」3位「Villa(ビラ、ヴィラ)」となっている[37]。「ホテル ゴリラの夢」「と、いうわけで。」「ホテルだぞぉ〜」といったユニークな名称のホテルも各地に点在する[38]
  • ロビーに部屋を選ぶ写真パネルがあることが多い[39]
  • 人と対面せずに精算ができるように客室に自動精算機が設置されている施設が多い。法律上の問題から精算機は「客室両替機」と称している。これは、ラブホテルに対する世間体の悪さから人材が集めるのが困難なため、モラルの低い人材でも雇わざるを得なかったことから、収益の着服が問題となったのが発端である。またプライバシーの安全性や集金の効率性からも高いベネフィットを持ち合わせている。[40]
  • ホテルと言えども必ずしも宿泊を要さず、チェックインする時間帯によっては、宿泊せず短時間でチェックアウトする「休憩」というシステムが利用できる。通常は1-3時間程度の時間設定となっている。[41]
  • コンドームが用意されているところが多い[42]

サービス[編集]

ただ宿泊だけを目的とした施設ではないので、客に対して様々なサービスがある。 ウォーターベッドが設置されていたり[43]、また電飾・ミラーボール、その他通常のビジネスホテルではまず見られないコンセプトで内装が作られている、などといった所から、SM用具[44]などの設備が用意されていたり、コスプレコスチュームをレンタルしたり[45]、と言ったサービスもある。またマッサージチェア[46]、落書き帳[47]などが設置されている例も見られる。

部屋にある精算機や、フロントと各部屋を繋ぐエアシューターによって、部屋にいながら会計ができるホテルもある。客が部屋に入るとフロントからの遠隔操作で部屋の扉が施錠され、部屋内の精算機で料金を支払うか電話でチェックアウトを告げるまで開錠されず出られないようになっている店もある。これが仇となり、火災の際に部屋から出られず死亡したケースもある[48]


回転ベッド[編集]

回転ベッドとは機械的操作によってマットレスを左右に回転させることができる円状のベッドである。

1960年末頃、大阪で登場したと見られる[49]回転ベッドに代表される電動ベッドは、目新しさを好む客に受け、様々な趣向を凝らしたものが登場した[3]

しかし回転ベッドは1985年の新風俗営業法によって「政令で定める構造又は設備」の一つとなった。そのため回転ベッドを設置するホテルは「店舗型性風俗特殊営業」となり、教育施設などの近くでは回転ベッドを設置したラブホテルを新設することができない。現在、その姿を見ることは少なくなったが、今も各地に現役で可動している回転ベッドが古いホテルに存在する(例えば、東京都内では鶯谷周辺に確認されている)。また、主に個人向けの設備として回転ベッド自体は現在も新製品が製造・販売されており、東京ビッグサイトで行なわれるラブホテル向けの展示会にも出品されている。

回転ベッドの発案者は、電気工事を生業としていた「加藤雄二」という説や、名古屋で健康器具メーカーを経営する「奥村武司」、設計家の「早川文彦」など、諸説ある[3]

立地[編集]

防犯[編集]

1980年代前後、ラブホテルにおける殺人事件が多発したため、警察の指導により防犯ビデオが設置されていることが多い。これは顧客名簿に記入しないことに対する代替処置でもある。

風営法届出のラブホテルは18歳未満は入店禁止であるため、18歳以下の子連れである家族単位での利用は認可されない。

風俗営業法上の位置づけ[編集]

風俗営業法に「店舗型性風俗特殊営業」の一つとして「専ら異性を同伴する客の宿泊(休憩を含む)の用に供する政令で定める施設(政令で定める構造又は設備を有する個室を設けるものに限る。)を設け、当該施設を当該宿泊に利用させる営業」(第2条第6項4号)と規定している。

さらに、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行令」(第3条)[52]や「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則」[53](第5条の2)で「施設、構造、設備」について以下の基準を規定している。

施設
  • レンタルルームその他個室を設け、当該個室を専ら異性を同伴する客の休憩の用に供する施設
  • 食堂(調理室を含む)又はロビーの床面積が、一定数値に達しない施設
  • 当該施設の外周に、又は外部から見通すことができる当該施設の内部に、休憩の料金の表示その他の当該施設を休憩のために利用することができる旨の表示がある施設
  • 当該施設の出入口又はこれに近接する場所に、目隠しその他当該施設に出入りする者を外部から見えにくくするための設備が設けられている施設
  • フロント等にカーテンその他の見通しを遮ることができる物が取り付けられ、フロント等における客との面接を妨げるおそれがあるものとして、カーテンその他の見通しを遮ることができる物が、フロント、玄関帳場その他これらに類する設備において客が従業者と面接しないで利用する個室のかぎの交付を受けることその他の手続をすることができることとなる位置に取り付けられている状態にある施設
  • 客が従業者と面接しないで機械その他の設備を操作することによつてその利用する個室のかぎの交付を受けることができる施設その他の客が従業者と面接しないでその利用する個室に入ることができる施設
構造
  • 客の使用する自動車の車庫が通常その客の宿泊に供される個室に接続する構造
  • 客の使用する自動車の車庫が通常その客の宿泊に供される個室に近接して設けられ、当該個室が当該車庫に面する外壁面又は当該外壁面に隣接する外壁面に出入口を有する構造
  • 客が宿泊をする個室がその客の使用する自動車の車庫と当該個室との通路に主として用いられる廊下、階段その他の施設に通ずる出入口を有する構造
設備
  • 動力により振動し又は回転するベッド、横臥している人の姿態を映すために設けられた特定用途鏡で面積が一平方メートル以上のもの又は二以上の特定用途鏡でそれらの面積の合計が一平方メートル以上のものその他専ら異性を同伴する客の性的好奇心に応ずるため設けられた設備
  • 性的好奇心をそそる物品を提供する自動販売機その他の設備
  • 長いすその他の設備で専ら異性を同伴する客の休憩の用に供するもの
  • 宿泊の料金の受払いをするための機械その他の設備であつて、客が従業者と面接しないで当該料金を支払うことができるもの

そのため世間からラブホテルと考えられる内容と必ずしも合致せず、法に該当しないラブホテルも存在する。

問題点[編集]

  • ホテルの経営者又は利用者により設置された隠しカメラで他人の性行為の映像が、アダルトビデオ作品(いわゆるウラ物)となり市場に出回ることがある。ものによっては編集がなされていない場合もあり、個人間で交わされたプライベートな会話(つまり個人情報)が流出していることがある(例として、路上等違法販売されているアダルトビデオなど)。
  • 旅館業法では宿泊者名簿の設置を義務づけ(第6条)ているが、ラブホテルではほとんど記入する人がいない。また、領収書もほとんどの場合出さない・客も受け取らないため、宿泊者数を実際の宿泊者数より少なく税務署に申告する経営者が多く、脱税の温床になっていると言われている。
  • ラブホテルの経営が禁止されている区域において、いわゆる旅館として届け出を行い、あるいは既存の施設や設備を改修・改築・増築する等して、営業する『偽装ラブホテル(類似ラブホテル)』が社会問題となっている[54][55][56]
  • 衛生管理に問題がある施設も多いといわれる。生物医学研究所所長である青木皐の研究によると、全国のホテル80箇所を調査したところ、浴室のコップは全体の78.8%から一般生菌、48.7%からブドウ球菌、3.8%から大腸菌群を検出したという。便座の表側からは、一般生菌100%、ブドウ球菌70%、大腸菌群約10%検出したとの調査結果を発表した。[57]

地域性[編集]

[58] [6]

  • 東京のラブホテルは、洗練されたスタイリッシュな外観が特徴。都市であるため部屋が狭め。
  • 名古屋のラブホテルは豪華絢爛で、デパートの菓子が提供される。
  • 大阪のラブホテルは、休憩が一時間からとなっており、グッズレンタルやオプションの無料サービスが多い。回転ベッドの導入やお菓子サービスなど、新しいサービスを流行させる傾向にある。
  • 沖縄では、ラブホテルをカラオケ目的で来る若いカップルが多い。

学術研究[編集]

ラブホテルに関する学術研究は数が少なく包括的な論考は少ない。社会学の分野では、比較文化論の見地からラブホテルを考察した研究が存在する[59]。この研究を行ったキム・イッキョンは、5年間で1000室超[60]のラブホテルを調査しており、後に『スポーツニッポン』紙上に「ラブホ大学院」と題した連載を持つに至る。男と女の性愛学?格差社会の最新版?「ラブホ&セックス進化論」を週刊ポスト2009年6月26日号に寄稿するなど風俗ライター的な活動を行っている。

利用者数[編集]

日本国には2005年現在約3万軒のラブホテルがあり、1軒あたりの平均客室は、約20室。一部屋につき1日2、3組の客が利用するというデータ[61]を元に計算すると、1日の全国の利用者は、約200万人に達する。利用に便利な日本全国のラブホテル等を紹介したホテルポータルサイトや、ホテルを紹介した雑誌などもある。

事件[編集]

新宿歌舞伎町ラブホテル連続殺人事件
新宿歌舞伎町ラブホテル連続殺人事件とは、1981年3 - 6月に東京都新宿区歌舞伎町のラブホテルで3人の女性が相次いで殺害された事件(未解決)である。ラブホテルにおける防犯対策が取られる契機になった事件でもある。

日本国外の概況[編集]

欧米から見た日本のラブホテル
日本国外において、日本を紹介する雑誌などの特集の中で、日本の文化としてラブホテルが取り上げられる事がある。欧米では、単なる売春宿(合法・非合法問わず)を除けば、一般のカップルが「休憩」のみを目的として利用され、18歳以下の利用が禁止される特殊な宿泊施設が駅前や街中に公然と存在することは大変珍しい(必要な場合は、自宅や一般の宿泊施設が利用される)。このため、日本の都市部の狭小な住宅事情からくるプライバシー確保問題などと関連させて論じられることもある。
リビア
リビアの最高指導者ムアンマル・アル=カッザーフィーは、日本のラブホテルで使われている回転ベッドを業者から輸入し愛用していた。[62]これはトリポリにあるリビア大統領官邸が米軍に爆撃された時、各国の報道陣に現場映像を公開したとき明らかとなった。
韓国
韓国において、日本のビジネスホテルにあたる中価格帯のホテルが極めて少ない為、ラブホテルを外国人観光客も含め、一般旅行者が利用する場合がある。価格の割りに設備がよいことから外国人観光客に人気のホテルもある(ホテル予約サイトでは、一般ホテルとともに、ラブホテルも紹介されている)。韓国には、いわゆる日本式ラブホテルから、韓国独自の「荘旅館」「旅館」などが存在する(英語では「MOTEL」と書かれている場合が多い。また目印に「温泉マーク」が描かれている)。ホテルによっては、宿泊者の多くが旅行者というところもあり、日本のようにすべてをラブホテルとして画一的に線引きするのは難しい。ただし、ラブホテルには必ずTVチャンネルにアダルト放送があるので、それが一般ホテルとの違いとなっている。また一部地域において、住宅団地内に、韓国の商習慣にのっとりラブホテルが密集し、近隣住民とトラブルになっている例もある。
2005年のAPEC釜山首脳会議や2010年から始まったF1韓国グランプリでは、会場周辺のホテル不足が深刻化し、取材に訪れた各国記者がラブホテルに宿泊させられる事態となった。
台湾
台湾では、汽車旅館モーテル)がラブホテル目的として利用されている。ただし、一般旅行者の利用もある。また、商務旅館(ビジネスホテル)でもラブホテル兼業の店舗が多く、部屋にはコンドームが用意されていたり、テレビチャンネルにアダルト放送が入っている。
イギリス
国内には少なく、ブライトンにはラブホテルを冠するホテルはあるが、ホテルスタッフによるホスト、シェフによる料理の提供がなされ、日本のそれとは異なる。2014年9月、戸田ひかるとフィル・コックスの共同監督による映画「Love Hotel」が公開された。同作品は大阪プラザアンジェログループのホテル内にて撮影されたドキュメンタリー。日本のラブホテルの根強い人気について、コックス監督は「厳正な労働倫理や順応的文化、狭い生活空間の中で生きる日本人にとって、プライベートで親密な空間が必要になる、すべてをさらけ出して楽しむことができる場所。ラブホテルは精神的な避難所であり、イギリスを始めとする他の国にはない、日本特有のコンセプト。マンネリ化してきた関係に刺激を与える目的でも利用される、進歩的かつ重要な空間。」と語っている[63]
フランス
高級シティホテルスイートルームでは、日本のラブホテルのようなセクシュアルな演出を取り入れた個室が存在する[30]

類似語[編集]

モーテル
モーター+ホテルで、自動車のまま入れる形式のホテルのこと。英語圏での「Motel」には性交渉専用のホテルといった意味合いはあまり無いが、ロサンゼルス近郊など地域や都市によってはドライブしているカップルを主な客層とするところもある。性交渉専用の「Motel」は「ADULT MOTEL」という言い方があるが、その存在も名称もあまり一般的ではない。
ファッションホテル/ブティックホテル
若い世代に合わせたおしゃれな内装のラブホテル。ただし米国などでは、ブティックホテルとは日本でいうデザイナーズ・ホテルを意味する。
レンタルルーム
男女が性行為目的で使用する部屋とされているが、実際にはホテルヘルスなどの無店舗型風俗店のサービス提供場所として利用されているケースが多い。ホテルとは性格が異なり一部を除いては宿泊はできない。
逆さクラゲ
かつての「連れ込み宿」が温泉マークで表示されていたことから使われた隠語。
偽装ラブホテル
ラブホテルの経営が禁止されている区域において、いわゆる旅館として届け出を行い、あるいは既存の施設や設備を改修・改築・増築する等してラブホテル営業するホテル。警察用語では類似ラブホテル。元業界団体代表が逮捕されるなど社会問題となっている[64]

脚注[編集]

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  1. ^ カップル専用。一般客も利用できる欧米のモーテルと意味合いは異なる。
  2. ^ ラブホテルという言葉は1969年(昭和44年)開業の大阪府の「ホテル・ラブ」が語源と言われてきた。しかし金益見の研究によると同ホテル元経営者から「ホテル開業以前よりラブホテルという言葉はあった」との証言があり、迷信であったことが判明した。
  3. ^ 目黒川沿いに存在し、現在は「ホテル目黒エンペラー」と改名
  4. ^ ホテルを申請するときレストランの設置が義務付けられている都道府県が多いが、ラブホテル付属のレストランに行く客は殆どいないので、ラブホテルに改造後店を閉め、その後はタオルシーツなどの倉庫などに利用されている。

出典[編集]

  1. ^ デジタル大辞泉
  2. ^ 江戸時代のラブホテルは「茶屋」と「川舟」2014年10月22日閲覧
  3. ^ a b c 『現代風俗'86』
  4. ^ 明治にできた「待合」は政治家に大人気?2014年10月22日閲覧
  5. ^ ラブホテルの原型「円宿~連れ込み宿」2014年10月22日閲覧
  6. ^ a b エキサイト映画『LOVEHOTELS』オフィシャルサイト2014年10月22日閲覧
  7. ^ アオカンから連れ込み旅館へ~「お風呂あります」!?2014年10月22日閲覧
  8. ^ セックスニーズが高く連れ込み旅館は大繁盛2014年10月22日閲覧
  9. ^ セックスニーズが高く連れ込み旅館は大繁盛2014年10月22日閲覧
  10. ^ ラブホテルの原型「円宿~連れ込み宿」2014年10月22日閲覧
  11. ^ ラブホテルの名前の歴史2014年10月22日閲覧
  12. ^ モーテルの発祥は石川県1968年2014年10月22日閲覧
  13. ^ LH-NEXTコミュニティ 業界史の断面・忘却前夜の カウンターで・・・。亜美伊 新vs湯本隆信2014年10月22日閲覧
  14. ^ 亜美伊新オフィシャルサイト ラブホテル作品集
  15. ^ 性的道具以外のアイテムで差別化されレジャー施設に。2014年10月22日閲覧
  16. ^ エキサイト映画『LOVEHOTELS』オフィシャルサイト2014年10月22日閲覧
  17. ^ 「荘」から「チャペル」への進化2014年10月22日閲覧
  18. ^ 日刊サイゾー「なぜ、お城型のラブホテルは消えたのか?」目からウロコの“エッチ空間”の歴史学 2014年9月29日閲覧
  19. ^ 全国に城が建ったラブホテル「全盛期」
  20. ^ 「旅館」から「ホテル」へ2014年10月22日閲覧
  21. ^ アメニティグッズで女性に人気2014年10月22日閲覧
  22. ^ シャワーキャップで男性目線から女性目線へ2014年10月22日閲覧
  23. ^ ケバケバからムードへ2014年10月22日閲覧
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  33. ^ 最近のラブホ事情:ウワサの変わり種ラブホをご紹介2014年10月22日閲覧
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  35. ^ 昔も今も夫婦で利用
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  37. ^ ラブファクトリー ラブホテル名で最も多く使われている名称は?
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  46. ^ ハッピーホテル マッサージチェアのあるラブホテル
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  48. ^ 「横浜でラブホテル火災 男女2人死亡」[リンク切れ] 産経新聞2008年1月4日付
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  61. ^ 業界誌・「レジャーホテルマネージメント&リニューアル」綜合ユニコム社刊
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参考文献[編集]

参考サイト[編集]

関連項目[編集]