プレジャーボート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
逗子マリーナに陸上保管されるプレジャーボート
プレジャーボート(英: pleasure boat, pleasure craft)は、旅客、貨物の輸送や、漁業、作業などの業務を行わない、レジャー用のボートまたはヨットのことをいう。
目次 |
概要 [編集]
用途としてはスポーツフィッシング、クルージング、マリンスポーツ、スピードレースなど。近年、先進国や中進国で需要が高まっている。
日本ではおおむね15 - 60フィート程度のものが一般的で、ハルの素材はほとんどの場合FRP製である。FRPのリサイクル難から、昔ながらのウッドも見直され、また、オーストラリアやニュージーランドで発達したアルミへの関心も高まっている。国内ではトヨタ自動車のマリン事業部がアルミハルを手がけている。
小さいものにはインフレータブルボート(ゴムボート)、カートップボート、分割式ボートなどがある。海外に例の多い、100フィートを超えるようなものは「メガヨット」と呼ばれる。
特殊な用途としては軍用や官用での使用が挙げられる。沿岸警備隊や水上警察などが哨戒艇(巡視艇)として小改造を施して使用する事が多い。アメリカ海軍ではベトナム戦争中にプレジャーボートを元とした河川哨戒艇(PBR)が大量配備された。
製造メーカー [編集]
日本のメーカー [編集]
- ヤマハ発動機(ヤマハ) - 船外機から水上バイク、ヨットや汽船など快遊船の小型船舶、漁船、船用ディーゼルエンジンまで扱う小型船舶の総合メーカーでもある。
- ヤンマー - 海外でも高い評価を受けるインボードディーゼルエンジンやガソリン船外機をヤンマー舶用システムがラインナップし、船体はヤンマー造船が和船からプレジャーボートまでを幅広く手がけている。輸入艇に対抗すべくアズールブランドを立ち上げた。
- トヨタ自動車(トヨタ自動車マリン事業部) - 自動車メーカー最大手。アルミハルの「ポーナム」シリーズと、同社製自動車エンジンをベースにした船舶用インボ-ドエンジンを製造・販売している。ヤマハとは艤装委託、エンジン相互供給関係にある。
- 日産マリーン(ニッサン) - 日産自動車の系列会社で、小型船舶を製造している。日産自動車製エンジンはすべて廃止され、現在はいすゞマリン製造やボルボ製を採用、自社ブランドの船外機はホンダからOEM供給を受ける。
- スズキ - 自動車メーカー。船外機と小型船舶を製造している。
- トーハツ - 日本の老舗エンジンメーカー。船外機と小型船舶を製造している。
- 本田技研工業(ホンダ) - 自動車メーカー。船外機を製造している。
- 川崎重工業(カワサキ) - プラントから航空機・造船まで扱う重工業の総合メーカー。水上バイク(「ジェットスキー」はカワサキの登録商標)を製造している。
- ニュージャパンマリン - 自社製造の他、ヤマハとトヨタの受託生産を行う[1]。
- 株式会社クリエイション(アンフィニ・ブルーピーター・カロライナスピリット・リベロ・アルバトロッサー) - 大阪府堺市を拠点にし、24ftから100ftを超えるメガヨットまでのプロデュース・販売を行っている。提携造船所を中華民国(台湾)や中華人民共和国に持ち、2009年までに約200隻以上のプレジャーボートを建造している。主に50ftを超えるプレジャーボートがメイン。
日本以外のメーカー [編集]
中華民国:プレジデント(President) - メガヨットをオーダーメイドで製作
アメリカ合衆国:シーレイ(Sea Ray) - 10フィート台のボートから50フィート台のクルーザーが中心
アメリカ合衆国:ベイライナー(Bayliner) - 10フィート台のボートから30フィート台のクルーザーが中心
アメリカ合衆国:トラッカー・マリン(Tracker Marine) - フィッシング・ボートやポンツーン型のパーティー・ボートが中心
フランス:べネトウ(Beneteau) - ヨットとクルーザーを製作
イタリア:アジムット(Azimut) - 40フィート以上のクルーザーを製作
イタリア:リーバ(Riva) - 10フィート台のボートからパワーボート、クルーザーを製作