スターハウス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

常盤平団地のスターハウス
階段部


スターハウスは、団地の中にあるポイントハウスの一種である。星型住宅、星型住棟とも呼ばれる。


目次

[編集] 概要

主に日本住宅公団日本電信電話公社地方公共団体が建設を推進した。


形状は、スターハウスを上空から見るとY字型をしており、日当たりが良かったため人気であった。 また主に公団・電電公社によって建設されたスターハウスは4~5階建てであり、その場合1フロア3室が基本である。団地の景観に対してアクセントを与えると同時に、団地のランドマーク的役割を果たした。

近年は、星型の高層マンションが建設されるなどの新たな動きも出てきている。


[編集] スターハウスの導入と建設の終息

最も多くのスターハウスを建設した日本住宅公団は、公団で最初の団地である金岡団地(昭和31年竣工)に導入したことを皮切りに、多数の団地にポイントハウスとしてスターハウスを建設した。 また、それによってスターハウスは日本住宅公団および公団住宅のシンボルとなっていった。

しかし、昭和30年代後半から40年代にかけて、「複雑な形状であるため多くのコストがかかる」ことと、「大量生産に向かず、住宅の量的要求に答えられない」という理由ため、昭和39年12月竣工の名和団地のスターハウスによって日本住宅公団による中層のスターハウス建設は終了。 また、それから3年後、千里ニュータウン内の千里竹見台団地において高層のスターハウス3棟が建設された。そしてこれが、日本住宅公団における最後のスターハウスとなった。


スターハウスの建設が行われなくなってからは、公団住宅においてはボックス型ポイントハウス、T型ポイントハウスが多く建設されることとなった。


[編集] スターハウスのその後

スターハウスは、そのほとんどが建設から40年を越えており老朽化が進んでいる。また近年の建て替えの動きによって公団・電電公社共にスターハウスの除却が全国的に進んでいる。 しかし、公営住宅においては健在なスターハウスも多く存在する。

また、近年はスターハウスの保存を行っていく動きも起こっており、一部では保存が確定するなどした。


[編集] 保存が決定したスターハウス

  • 公団ひばりが丘団地(ひばりが丘パークヒルズの集会所として保存)
  • 公団春日山団地(給水施設・モニュメントとして保存)
  • 公団金岡団地(一部を復元しモニュメントとして保存)

[編集] 関連項目


[編集] 外部リンク