流れ橋
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流れ橋(ながればし)とは橋の形式の一つであり、固定されていない橋桁(はしげた)が洪水の際に流れてしまうことを想定した橋のこと。橋脚は流失せず、残された橋脚の上に新たに桁をかけることで簡単に復旧できる。近年では、ロープなどで橋桁をつなぎとめ回収しやすくしたものもある(桁を新造しなくて住むため復旧コストが安くできる)。水面からの高さが低く、歩行者用の比較的小型の橋で手すりの無いものが多い。
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[編集] 歴史的背景と構造
昔の技術では河川で大雨の時の強い流れやそれが運ぶ流出物によっても破壊されない橋を作ることは現在より困難であり、たとえ橋を強固に作ってもそれが流木などを堰き止めると、付近の土手の決壊を招くため、大雨時にはあえて橋の上部構造が分解されるようにして後日、再び修理復元するようにした橋を作った。
現在では鋼鉄製の丈夫な橋梁が建設出来るため、大雨の度に交通路を失い、修理が必要となる流れ橋は利便性や経済性の点では劣るようになってきたが、歴史的な建築物としての価値や地元の愛着などによって残されているものが多く存在する。
木製の橋桁は橋脚に固定されていないか、容易に離脱する程度の強度で固定されるにとどまる。冠水し強い水流を受けた場合には橋桁は流されるが、橋脚だけは残されることになる。橋脚が残されていれば、桁をかけなおすことは比較的容易である[1]。近年では、橋桁も再利用するためにロープなどでつないでおいて、洪水が終わったあとに回収することができるようになっているものが多い。
[編集] 名称
橋桁が流れによって流出するのを覚悟した「流れ橋」であっても、大雨の時には橋全体が水面下に没する橋である「潜水橋」や「もぐり橋」(Low water crossing)、「沈下橋」と呼ばれている橋が多く、これらの定義は曖昧なものとなっている[1]。
[編集] 流れ橋の例
- 「上津屋橋」(こうづやばし)橋長356m、幅6m、支間5m、橋脚74基 京都府久御山町・八幡市間 1951年完成
- 「観月橋」(かんげつきょう)橋長約80m、幅1.2m 岡山県矢掛町
- 「浜高房橋」(はまたかぼうばし)橋長約210m、幅約1m 徳島市浜高房、通称「こんにゃく橋」(撤去計画中)[1]
[編集] 出典
- ^ a b c 大野春雄監修 『橋 HASHI なぜなぜ読本』 山海堂 2000年5月20日第1版第3刷発行 ISBN 4381021509

