鉄道道路併用橋

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日本で唯一の1の類型・神戸橋(鎌倉市)
過去に存在した1の類型。併用橋時代の名鉄犬山線犬山橋(1996年11月)。
2の類型。長野電鉄の村山橋(旧橋時代)。
3の類型。関西国際空港連絡橋。上段が自動車道路、下段が鉄道。

鉄道道路併用橋(てつどうどうろへいようきょう)は、鉄道道路が一本のを共用する状態の橋のことである。

解説[編集]

河川などに対する架橋に際して道路と鉄道の橋をそれぞれ架ける予算がなかった場合などに、共用橋として建設されることが多い。

後に交通量の増加などで、並行して橋を増設して道路と鉄道を分離・解消した事例も多くある。

なお、路面電車軌道法準拠)の道路との併用橋については含めないことが多い。

併用の方式[編集]

3.を含めず1.と2.のみ、ないしは1.だけを狭義の「鉄道道路併用橋」とすることがある。

  1. 鉄道と道路が同一平面に併設され、鉄道と道路の走行域も共用となっているもの。
    • かつて存在した名鉄犬山線犬山橋東急大井町線二子橋などがそうであったが、現在の日本には江ノ島電鉄の神戸橋(ごうどばし)しか現存しない。道路交通量の増加に伴って渋滞の原因となること、鉄道に対して安全上の問題から速度制限がかかるためから無くなっていった。しかし出自が軌道であるとは言え、江ノ島電鉄には併用軌道が残っているため、極短ではあるが同橋が日本で唯一の鉄道道路併用橋として残った。
    • なお、法令上(軌道ではない)鉄道路線を道路上に敷設することは認められていないため、多くは「特認」扱いまたは「長大な踏切」扱いとして認可されていた。
  2. 鉄道と道路が同一平面に併設されるが、それぞれ走行区域が分離されているもの。
    レインボーブリッジ城東貨物線淀川橋梁長野電鉄長野線村山橋新潟交通電車線1999年廃止)の関屋大橋など。
  3. 鉄道と道路が、上下に分離して敷設される場合。
    瀬戸大橋関西国際空港連絡橋など。なお、鉄道の方が通過する重量が重いので、バランスの問題から鉄道が下側に敷設されるのが普通である。

日本国外の併用橋[編集]

シドニーのハーバーハイウェイ。写真中央で右から橋の方向へ向けて鉄道が合流しているのが解る。

鉄道部分が廃止された橋[編集]