トレッスル橋

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トレッスル橋(Trestle bridge)とは、末広がりに組まれた橋脚垂直要素(縦材)を多数短スパンで使用して橋桁を支持する形式の橋梁で、一般には鉄道橋としての用例が多い。

概要[編集]

トレッスルとは「架台」、あるいは「うま」のことで、これに橋桁を乗せた構造を持つ桁橋である。長大なスパンがとれないため、多数の橋脚を必要とするので河川や海上に建設するのには不向きだが、陸上橋とすればトータルとしての使用部材量が少なくて済むことが特徴とされる。

山岳地帯や、渡河橋へのアプローチとして川沿いの氾濫原を横断するため等の目的で、19世紀には木製のトレッスル(ティンバートレッスル)が広範囲に造られた。樹皮をむいた丸太をクレオソート油に漬けて防食性を増したものを垂直要素の主構造材(縦材)とし、これに材木を釘うちやボルト係合してブレース(横材)とするのが一般的であった。

20世紀に入り、比較的大きな線路勾配が許容されるようになり、また、トンネル技術が発達したことにより、トレッスル橋の必要性は減少した。

日本では、2009年平成21年)時点で鉄道橋11橋、道路橋1橋、計12橋が現存していた[1]。この中ではJR西日本山陰本線余部橋梁(余部鉄橋、餘部橋梁)が日本最長のトレッスル橋であった[2]が、2010年(平成22年)7月16日で供用を終了して一部が解体された。2011年現在は青森県岩手県の県境にある旧国道4号青岩橋(189.0m)が日本最長で、鉄道橋では南阿蘇鉄道の立野橋梁(136.8m)が日本最長である[3]

日本のトレッスル橋[編集]

脚注[編集]

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