スーパー銭湯

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スーパー銭湯(スーパーせんとう)は、日本における公衆浴場の一形態。本来の銭湯の機能のほか、温泉、露天風呂、各種アイテムバス、サウナなど付加的な風呂設備をもち、さらに外食などの各種施設及び店舗を併設する公衆浴場を指す。

目次

[編集] 概要

健康ランドが広がる中、より低料金で回転率がよく、付帯設備が少なく、設置費用がかからない施設として建設されていったものがスーパー銭湯であるといえる。時期的には1990年代以降の発生といわれているが、実際には1980年代後半より各地で開店している。1985年に富山県高岡市にオープンした「万葉ポカポカ温泉」がスーパー銭湯発祥である[要出典]。(愛知県が発祥との説もある)

多くは水道水や井戸水を沸かして使用していたが、天然温泉ボーリングによって掘りあて、そこが新たな温浴施設になったものや、温泉ではなかった温浴施設に温泉を掘って温泉付きとなったスーパー銭湯が増えている。

また1990年代以後、近場の温泉からトラックでお湯を運んできて沸かしているスーパー銭湯も見受けられるが、この方法はボーリングよりも比較的簡単に天然温泉を確保できる。しかし天然温泉を繰り返し循環によって使うことになるため、泉質の劣化が激しいという欠点がある。2000年代以後に流行している岩盤浴がついているところもある。また、建物の作りを和式にしているところが比較的多い。

このタイプの銭湯が登場してから「銭湯が家族のレジャーランド」となったが、その反面、従来は単に親に合わせるものである子供の混浴を問題化する人々も現れた(男児の身長による制限等)。近年、子供の成長が早いことも考慮して、条例などによる禁止だけでなく独自の「混浴年齢制限」を設けている店もある。またこれとは別に最初から「小学生以下入店禁止」といった制限を設けている店もある(さらに、ラクーアなどでは18歳未満の入場を一部、制限している)。

誰もが手軽に近場で安価に温泉気分が味わえる利点もあるが、タオルを湯船につけると言った、一部の利用客のマナーの悪さも問題視されている。

[編集] 定義と特徴

スーパー銭湯は以下の条件に該当する環境や設備などになっていることが多い。

  • 自動車での来店を想定し、駐車場を確保している。
  • 上記に関連して、郊外の基幹道路沿いに出店している。
  • 内湯のみでなく、ジャグジー、サウナ露天風呂等の付加的な風呂設備がある。
  • 食事スペースや休憩場所がある。
  • 理髪店ボディケア店と提携している。
  • 営業時間が長く、早朝・午前中(朝8時~10時)から深夜0~1時頃まで営業をしている。
  • 休業日が少ない。または年中無休である。

健康ランド」との比較では、以下のような相違がある。

  • 入浴料金が安く設定されている。厳密な意味でのスーパー銭湯ならば、銭湯と同一の基本料金設定をもち、それにサウナ利用料など付加的料金を加え、入浴料として700~800円に設定(ただし、その場合でも《銭湯と同一の基本料金》は店頭に明示されないこともある。また、左記以外にも入浴料金1000円程度までの類似施設が一般的にスーパー銭湯と呼ばれる)。
  • タオルなどの貸し出しは別料金になることが多く、健康ランドにあるような館内着はふつう用意されていない。
  • 地域によっては、シャンプー石鹸などの備え付けがない店舗もある。特に料金の安い店で、この傾向が見られる。
  • 24時間営業に近い施設は少ない(オールナイトによる深夜から早朝の営業を行うところはある)。
  • 健康ランドは半日~まる一日をそこで過ごす長時間滞在を前提とし、スーパー銭湯は健康ランドより比較的短い時間(2~3時間程度)の滞在を前提とする施設といえる。

[編集] 参入企業

スーパー銭湯への新規参入の障壁は低いことから、様々な業界からの参入がみられる。

企業名 業種 運営施設名 備考
九州旅客鉄道 鉄道事業者 極楽湯 グループ会社のジェイアール九州メンテナンスが運営
京成電鉄 鉄道事業者 笑がおの湯 グループ会社のコミュニティー京成が運営
京浜急行電鉄 鉄道事業者 みうら湯 グループ会社の京急開発が運営
相模鉄道 鉄道事業者 ゆめみ処 ここち湯 グループ会社の相鉄不動産販売が運営
北海道旅客鉄道 鉄道事業者 極楽湯 グループ会社の北海道ジェイ・アール・フーズが運営
北海道中央バス バス事業者 湯めごこち 南郷の湯
繁田醤油 醤油製造 湯の蔵
大和システム 不動産業 やまとの湯
東急レクリエーション 不動産業 美しの湯
東京建物 不動産業 おふろの王様 グループ会社のホットネスが運営
九州電力 電力会社 湯あみの郷 グループ会社の九建が運営
中国電力 電力会社 宇品天然温泉 ほの湯 グループ会社のエネルギア不動産が運営
中部電力 電力会社 葵湯 グループ会社の中電不動産の子会社Kirai Yuが運営
東京電力 電力会社 いこいの湯・極楽湯 グループ会社の東電不動産が運営
北海道電力 電力会社 湯処 花ゆづき グループ会社の北電興業が運営
中日本興業 映画館運営会社 天風の湯 グループ会社の中日本商事が運営
グンゼ アパレルメーカー 湯の華廊 グループ会社のつかしんタウンクリエイトが運営
ナカシロ 建設業 楽の湯
別院建設 建設業 高槻別院 湯めみの里 グループ会社のベル・ウッド・ライフサービスが運営
レイモンド綜合設計 建設業 野田の湯 湯食館 子会社のレイモンドコーポレーションが運営

[編集] 関連項目




[編集] 外部リンク

SP首都圏net : 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城県)のスーパー銭湯を中心とした温浴施設のタウンページ