天使なんかじゃない
| 天使なんかじゃない | |
|---|---|
| ジャンル | 少女漫画、恋愛漫画、学園漫画 |
| 漫画 | |
| 作者 | 矢沢あい |
| 出版社 | 集英社 |
| 掲載誌 | りぼん |
| レーベル | りぼんマスコットコミックス 集英社文庫(コミック版) |
| 発表号 | 1991年9月号 - 1994年11月号 |
| 巻数 | 全8巻(単行本) 全4巻(完全版コミックス) 全6巻(文庫本) |
| 小説 | |
| 著者 | 下川香苗 |
| イラスト | 矢沢あい |
| 出版社 | 集英社 |
| レーベル | コバルト文庫 |
| 刊行期間 | 1993年6月 - 1995年7月 |
| 巻数 | 全8巻 |
| OVA | |
| 原作 | 矢沢あい |
| 監督 | ときたひろこ |
| キャラクターデザイン | 梅津泰臣 |
| アニメーション制作 | グループ・タック |
| 製作 | 山縣宏之、集英社 |
| 発売日 | 1994年9月21日 |
| ■テンプレート使用方法 ■ノート | |
| ウィキプロジェクト | 漫画・ライトノベル・アニメ |
| ポータル | 漫画・文学・アニメ |
『天使なんかじゃない』(てんしなんかじゃない)は、矢沢あいによる日本の漫画、およびそれを原作とした小説、OVA。通称は『天ない』。
目次 |
[編集] 概要
『りぼん』(集英社)において、1991年9月号から1994年11月号まで連載された。単行本は全8巻、完全版コミックスは全4巻、文庫本は全6巻。
創立されたばかりの新設高校の生徒会を舞台に、生徒会役員に選出された高校生達の学園生活と友情、恋模様を描いた少女漫画。
作者の出世作であり、Raphaelの華月、優香、宮地真緒、BUMP OF CHICKENの藤原基央[1]など、芸能人のファンも多い。作者自身も思い出深い作品であり、本作のおかげで憧れの一戸建てにも住めた。
[編集] あらすじ
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。 →[記述をスキップ]
創立されたばかりの私立聖学園。第一期生の冴島翠は2学期早々生徒会役員候補に担ぎ出され、その日の午後に立会演説会でスピーチする羽目になってしまう。緊張した面持ちで講堂に行くと、立候補者の中に以前から存在が気になっていたリーゼント頭の男子生徒、須藤晃を見つける。くじ引きにより最初にスピーチを始めた翠だったが、マイクコードに足を引っ掛けて転んでしまい、更にスカートがめくれて全校生徒の前で自分のパンツを丸出しにしてしまう失態を犯してしまうが、晃のフォローにより無事切り抜ける。投票の結果、翠と晃、そして麻宮裕子、瀧川秀一、河野文太の5人が第一期生徒会役員に就任する。こうして、翠は晃たちと生徒会活動を行いながら、3年間の高校生活を送ることになる。
[編集] 登場人物
[編集] レギュラー
- 冴島翠(さえじま みどり)
- 声 - 久川綾
- 主人公。第一期生徒会副会長。8月10日生まれ。通称・エンジェル冴島。A組。いつも元気で明るく、中学の頃から常にクラスの人気者。学校から徒歩10分の一戸建てに両親と3人で暮らしている。絵を描くのが好き。2年生になってから、博子を顧問にして美術部を発足させる。特技は物まねカラオケで、工藤静香や吉田美和などが得意。晃とは恋人同士。高校卒業後は美術大学に進学し、最終的には美術教師として母校(聖学園)に戻ってくる。
- 須藤晃(すどう あきら)
- 声 - 森川智之
- 第一期生徒会会長。通称・スドーザウルス。リーゼント頭が特徴。F組。横浜出身で、学校近くのアパートで一人暮らしをしている。父親は大手企業の社長。中学の頃に両親が離婚し、母親や妹と別れる。学費以外の援助を受けていないため、日替わりで様々なアルバイトに精を出している。こっそりバイク通学している。翠と出会う前は博子に好意を抱いていた。チョコが大好きな甘党で、コーヒーしか飲まない。高校卒業後は一流大学に進学、父親の会社を継ぐ。
- 麻宮裕子(まみや ゆうこ)
- 声 - 矢島晶子
- 第一期生徒会書記。通称・マミリン。左目の下のホクロが特徴の、クールな美人。頭脳明晰なお嬢様。D組。瀧川とは中学時代の同級生。5年間ずっと瀧川に好意を抱き、晴れて恋人同士になる。良家の子女に見えて、実家はラブホテルとパチンコ屋の経営。翻訳関係の仕事に就くのが夢で、高校卒業後はイギリスへ留学する。
- 瀧川秀一(たきがわ しゅういち)
- 声 - 置鮎龍太郎
- 第一期生徒会会計。通称・タキガワマン。C組。女性に優しく、長髪で顔つきが美形なためモテる。中学時代から志乃と付き合っていたが、後に別れる。イケイケの姉がいる。周りからはいつもさわやかで温厚なイメージを持つ反面、優柔不断。
- 河野文太(こうの ぶんた)
- 声 - 関俊彦
- 第一期生徒会書記。通称・文ちゃん。D組。生徒会におけるムードメーカー。翠とは、中学時代の同級生で友人。大柄で、ラグビー部と掛け持っている。肉まんが好物。高校卒業後は体育大学に進学する。
- 原田志乃(はらだ しの)
- 瀧川とは恋仲だった、彼と麻宮との中学時代の1年後輩。美術部所属にして、第二期生徒会会長。美少女で、中学時代はぶりっ子な性格が災いしていじめに遭っていた。
- 谷口マコ(たにぐち マコ)
- 志乃の従姉妹。美術部所属にして、第二期生徒会書記。次第に文太に好意を抱く。
- 江ノ本真一郎(えのもと しんいちろう)
- 第二期生徒会副会長。通称・セブン。口の悪い美男子。次第に志乃に好意を抱く。
- 陣内稔(じんない みのる)
- 第二期生徒会書記。通称・ジミー。金髪リーゼント。晃を慕っている。
- 鈴木正夫(すずき まさお)
- 第二期生徒会会計。小柄で七三分けでメガネ。真面目だが、意外におちゃめ。
[編集] 準レギュラー
- 牧(坂本)博子(まき(さかもと) ひろこ)
- 声 - 井上喜久子
- 聖学園の美術教師。9月26日生まれ。通称・マキちゃん。将志とは高校時代から恋人同士で、後に結婚する。最終的には、将志とその子供、翠(あきら)と共にフランスへ旅立つ。晃より7歳上の美人。料理下手。グレていた晃の母親的存在。
- 足立(あだち)
- 聖学園の日本史教師兼生徒会顧問。生活指導も担当している。49歳。通称・足立っつあん。面倒くさがり屋で、生徒会の集まりにもほとんど顔を出さない。花火師や貸衣装屋など、変な知り合いが多い。
- 川上友子(かわかみ ともこ)
- 声 - 岩男潤子
- 翠のクラスメイト。通称・トン子。体型を気にしている。高校卒業後は美容師を目指して、美容学校に進学する。
- カヨ
- 声 - 野村真弓
- 翠のクラスメイト。おっとりしている。もち肌が自慢。高校卒業後は保育士を目指して、短大(保育科)に進学する。
- シンゴ
- 翠のクラスメイト。お祭り好きのお調子者。トン子と仲良し。美容師志望で、高校卒業後は美容学校に進学する。
- 柴田広子(しばた ひろこ)
- 晃より7歳下の妹。両親が離婚し、母親に引き取られている。翠や将志とは仲が良いが、博子に対しては長く嫉妬していた。兄譲りの優しい性格で、チョコが好き。
- 坂本将志(さかもと まさし)
- 晃の中学時代の家庭教師。グレていた晃の父親的存在。画家志望でパリに長期滞在し、1度帰国するも再びパリへと旅立つ。実は晃より7歳、広子より14歳上の異母兄。晃と同じく、根は優しい。料理上手。
- 中川ケン(なかがわ ケン)
- 翠と文太とは、中学時代の同級生兼親友。中学時代から翠に片想いし、一時は付き合っていた。高校に通いながら、バンドのヴォーカルとして活動し、時折ライブハウスでライブをしている。後にプロダクションにスカウトされ、次の作品ではメジャーデビューを果たし、「マンボー」のヴォーカルとして大ブレイクしている。
- バイト矢沢
- 飲食店やカラオケ店などでバイトを行っている女性。バスガイドとしても登場。モデルは作者本人。
- バイト吉住
- 飲食店などでバイトを行っている女性。看護婦、エレベーターガールとしても登場。モデルは作者の盟友兼某少女漫画家。
他にも『マリンブルーの風に抱かれて』や『ママレード・ボーイ』のキャラクターが本作にカメオ出演している。また、『ママレード・ボーイ』や『ご近所物語』に本作のキャラクターがカメオ出演している。
[編集] 用語
- 聖学園(ひじりがくえん)
- 本作の舞台となる、創立されたばかりの新設高校。モデルは多摩大学附属聖ヶ丘高校。
- エンジェル冴島
- 第一期生徒会選挙立会演説会時、トン子とカヨの応援演説から生み出された翠の通称。
- スドーザウルス
- 翠が考え出した、晃をモデルにした怪獣のキャラクター。
- タキガワマン
- 翠が考え出した、瀧川とウルトラマンをモデルにしたキャラクター。「タキガワセブン」は瀧川のような生徒会の男前キャラクターの後継者を意味した、江ノ本真一郎の通称。
- しらけた姫と7人分の大男[2]
- 翠が麻宮と瀧川をくっつけるために、新入生歓迎会での生徒会の出し物として考え出した、白雪姫のパロディ劇。後に生徒会での新入生歓迎会の出し物として、毎年必ず行われる。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] 小説
コバルト文庫(集英社)より、1993年6月から1995年7月にかけて全8巻が刊行された。著者は下川香苗。
[編集] OVA
1994年9月21日にVHSで発売された。ストーリーは第一期生徒会の結成から第一回聖祭までを描いている。
[編集] スタッフ
- 原作 - 矢沢あい
- 監督 - ときたひろこ
- 脚本 - 金春智子
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 梅津泰臣
- 作画監督 - なかじまちゅうじ
- 美術監督 - 柴田千佳子
- 色彩設定 - 渡辺芙美子
- 撮影監督 - 斉藤秋男
- 編集 - 古川雅士
- 音楽 - 高野ふじお
- 音響監督 - 藤山房伸
- プロデューサー - 金正廣
- アニメーション制作 - グループ・タック
- 製作 - 山縣宏之
- 製作・著作・販売 - 集英社
[編集] 主題歌
- 「一緒にいれば」
- 作詞 - 鮎川めぐみ / 作曲 - 上杉洋史 / 歌 - 西田ひかる
[編集] 関連商品
[編集] 小説
下川香苗(著者) / 矢沢あい(原作)、 集英社〈コバルト文庫〉、全8巻
- 『天使なんかじゃない (1)』、1993年6月発行、ISBN 4-08-611755-X
- 『天使なんかじゃない (2)』、1993年11月発行、ISBN 4-08-611797-5
- 『天使なんかじゃない (3)』、1994年2月発行、ISBN 4-08-611823-8
- 『天使なんかじゃない (4)』、1994年4月発行、ISBN 4-08-611852-1
- 『天使なんかじゃない (5)』、1994年10月発行、ISBN 4-08-614005-5
- 『天使なんかじゃない (6)』、1995年3月発行、ISBN 4-08-614054-3
- 『天使なんかじゃない (7)』、1995年4月発行、ISBN 4-08-614075-6
- 『天使なんかじゃない (8)』、1995年7月発行、ISBN 4-08-614095-0
[編集] イラスト集
- 矢沢あい 『矢沢あいイラスト集 天使なんかじゃない』 集英社〈集英社ガールズコミックス〉、1994年10月発行、ISBN 4-08-855089-7