ARMS
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| ARMS | |
|---|---|
| ジャンル | SF漫画 |
| 漫画: ARMS | |
| 作者 | 皆川亮二、原案協力:七月鏡一 |
| 出版社 | 小学館 |
| 掲載誌 | 週刊少年サンデー |
| レーベル | 少年サンデーコミックス スペシャル |
| 巻数 | 全22巻 |
| アニメ: PROJECT ARMS | |
| 監督 | 高谷浩利(前期) 亀垣一(後期) |
| シリーズ構成 | 吉永亜矢 |
| キャラクターデザイン | 佐藤正樹 |
| 音楽 | 池田大介 |
| アニメーション制作 | 東京ムービー |
| 製作 | テレビ東京 トムス・エンタテインメント |
| 放送局 | テレビ東京 |
| 放送期間 | 2001年4月7日 - 2002年3月 |
| 話数 | 全52話 |
| ゲーム: PROJECT ARMS | |
| 対応機種 | プレイステーション2 |
| 発売元 | バンダイ |
| 稼動時期 | 2002年3月28日 |
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『ARMS』(アームズ)は、皆川亮二、原案協力:七月鏡一による日本の漫画。およびそれを原作としたアニメ、ゲーム。「週刊少年サンデー」(小学館)にて連載されていた。第44回(平成10年度)小学館漫画賞受賞。
目次 |
[編集] 概要
「事故」や「事件」に巻き込まれて失った身体の一部に、義手や義足ではなくナノマシンの集合体を移植され、それにより世界規模の陰謀に巻き込まれて行く少年少女たちの物語である。物語のモチーフとして、『不思議の国のアリス』や『鏡の国のアリス』などのルイス・キャロル作品が用いられている。
2001年4月から2002年3月にかけて『PROJECT ARMS』(プロジェクト アームズ)のタイトルでTVアニメ化もされ、テレビ東京にて4クールに渡り放映された。
[編集] あらすじ
- 第一部「覚醒編」
- 主人公の高槻涼は、普通の高校生として幼馴染の赤木カツミと平和な日常を送っていた。しかし転校してきた新宮隼人の存在によってその日常は揺らぎ始める。隼人の左腕には「エグリゴリ」という組織によって「ARMS」という兵器が移植されており、それは涼の右腕にも移植されていたのだった。同じく両足にARMSが移植された巴武士と、エグリゴリを裏切った天才少年のアルも加え、ARMSの手がかりを探るべく、エグリゴリによって滅ぼされた隼人の故郷・鐙沢村へと向かう。そしてそこには彼らの出生にまつわる驚愕の真実が隠されていた。
- 第二部「邂逅編」
- 鐙沢村でカツミを失って以来、涼は自暴自棄に陥っていた。そこに4人目の「ARMS」の所持者であり、カツミと瓜二つの少女・久留間恵が現れる。そしてエグリゴリに対抗する組織「ブルーメン」との出会いを通し、カツミが生きている可能性に希望を見出した。しかし、エグリゴリは街全体を巻き込んだ大規模な作戦を画策していた。そして、隼人の仇であるキースの秘密が明かされる。
- 第三部「進化編」
- 舞台はアメリカ・アリゾナへと移る。ギャローズベルにて出会った、アルのかつての同胞である「チャペルの子供達」と「猟犬部隊」との戦いを経て、ARMSの起源であるアザゼルの存在を知ることとなる。そしてカツミの真実も知ることとなるのだった。
- 第四部「アリス編」
- 涼たちはエグリゴリを潰すために行動を開始。ニューヨークにて、エグリゴリの頭脳である科学者サミュエルを拉致する。そして、彼の口からARMS誕生の鍵を握る「アリス」という少女の物語が語られる。
- そして遂に、涼達とブルーメン対エグリゴリの決戦が始まる。
- 第五部「帰還編」
- エグリゴリは壊滅し、ARMSの力も消滅した。カツミを奪還することに成功した涼たちは遂に日常へと戻ることができた。しかし、エグリゴリの残党狩りを行なっていたブルーメンは不吉な言葉を耳にする。それは彼らの日常を再び奪う言葉だった。そしてカツミの体内では新たなARMSが誕生し、「プログラム・バンダースナッチ」が発動しようとしていた。
- 新たな脅威が生まれたことを知った涼たち。ARMSの力を失った彼らにあるのは、涼の父、巌から託された「ジャバウォックの爪」のみ。地球滅亡へのカウントダウンが始まった。
[編集] 登場人物とARMS
詳細は「ARMSの登場人物」を参照
[編集] 組織
- エグリゴリ
- 巨大な軍産複合体を背景とする極秘組織で、世界中にそのネットワークを張り巡らせている。おそらく米国の国防省やCIA、軍需企業などが主体となって組織を維持しており、公開実験にはアメリカ合衆国国防長官も招かれていた。作中では、アメリカ合衆国大統領にとってもむやみにエグリゴリに触れるのはタブーで、かの第三十五代大統領は、エグリゴリの情報を世間に公開しようとしたために暗殺されたことをほのめかすくだりがある。
- 第二次世界大戦終結直後、核兵器による絶滅の危機に常に瀕している人類にとっての進化による生存、絶滅に続く第3の選択肢、「種の人工進化」を提唱したキース・ホワイトによって、ナチス・ドイツや旧日本軍の技術も取り入れられ、「プロジェクト・ARMS」が開始された。高槻達の前に立ちはだかったサイボーグ、超能力者、ミュータントは、ARMS 研究の一環として非人道的な人体実験を繰り返すことによって生み出され、兵器とされた彼らを各国政府、軍に提供する見返りに、研究への支援を受けていた。
- その名の由来は、エノク書にて禁断の知識と技術を人間に与えた堕天使エグリゴリから。
- キースシリーズ
- エグリゴリが人類の進化とプログラムの実行のため開発したクローンチャイルドでARMS適応因子が含まれている。そのオリジナルはエグリゴリで絶大な権力を握る科学者キース・ホワイトである。幼少時のエピソードを見ると、本来は善良な心を持つ者が多かったようだが、無機質な研究施設の環境で育ち、ARMS計画のプログラムによって運命を捻じ曲げられたことなどから、冷酷さや傲慢さ、自己中心的な性格の者が目立つ。しかし、皆自分を縛るプログラムから解放され、自由になることを求めている。
- 現在一部を除いて4人のキースシリーズが、表向きには死亡したホワイトの後継者としてエグリゴリの指導的地位にあり組織全体を専制政治によって支配している。
- 最高幹部会
- エグリゴリの意志を握り、命令を下す執行部。戦後間もないころの組織の発足当初は科学者、軍人、政治家、企業家など米国政財界の大物たちによって構成されていたが、1970年代末、キース・ブラックのクーデターによって父キース・ホワイトらを初めとする最高幹部は全て抹殺される。それ以後、最高幹部会はキースシリーズが占め、長兄のブラックがエグリゴリを統治している。
- X-ARMY(エグザミィ)
- 遺伝子改造や投薬により超能力や常識を越えた身体能力を付与された者、先天的にそのような能力を持つ人間を集めたエグリゴリの実験部隊。「レッドキャップス」完成後は用済みとばかり全員処分され、運良くユーゴーとキャロルの2人だけが生き残った。
- レッドキャップス
- クローニングとウイルスによる遺伝子書き換えにより X-ARMY から抽出した「不死身の体」「千里眼」「テレパシー」の能力を付与して作られたクローン少年の体に、年老いた傭兵の脳を移植することで実現された、百戦錬磨(を謳われた)の超人部隊。だが「スナーク狩り」と名付けられた藍空市におけるオリジナル ARMS の捕獲作戦において数多くの致命的な欠陥を露呈し、あげく結局は使い捨てであり、クローニングにより身体を作る際の過剰成長が生む急激な老化に対する制限が切れ、急激に老化し自滅。
- イプシロン・フォース
- アメリカ国内最大戦力と言われる、エグリゴリ直属の部隊。別名、虐殺部隊(ジェノサイド・フォース)とも呼ばれる。「プログラム・バンダースナッチ」発動後は、キース・ホワイト達に生贄として見殺しにされる。
- 高速機動隊
- 「高速戦闘サイボーグ」「高機動型サイボーグ」等とも表される。人間の肉眼では全く捉えられない亜音速で移動・行動し、ARMS をも切り裂ける超振動ナイフを装備した戦闘サイボーグ。頭部全体を包むヘッドギアが特徴的である。イプシロン・フォースなどエグリゴリの部隊に所属。そのシンプルな強さの為、中盤以降最高の噛ませ犬としてしばしば登場する。
- アサイラム
- 絶海の孤島にある収容所で、表向きは精神病患者や社会に適応できないとされた者を集めた更生施設だが、実態はエグリゴリが在野の先天的に特殊能力を持つ者や、特殊な遺伝子を持つミュータントを集めて収容した施設である。彼らは、表の世界で何らかの問題を起こしたためか、強制的に拉致されて集められたと思われるが、集められた者たちは、エグリゴリの遺伝子研究のサンプルとなったり、エグリゴリの工作を請け負うエージェントとして働かされている。作中に登場した収容者は、コウ・カルナギ、ラヴィニア・ウェイトリー、ジェームズ・ホワンの三人である。
- ネクスト
- 「プログラム・ジャバウォック」において、ヒトが絶滅した後に地球を支配する予定のアンドロイド。従来のサイボーグと違い、どうしても血液の必要な「脳」が無く、その代わりにデジタル化した記憶を移植した高性能コンピュータを頭の中に搭載している。そのためバックアップがあれば同じ記憶のネクストをいくらでも作れる。あらゆる物体をARMSの再生能力ですらも追い付かないほどに粉砕可能な超振動発生装置と高速移動を可能にする亜音速走行用脳内アクセラレーターを搭載している。移植されている記憶は、ドラッケンのヨハン・ホルストの元上司であるクラーク・ノイマン少佐のものとネクストの産みの親であり自らもネクストと化しているドクター・グラハムの実の息子であるヒューイのものである。
- モデュレイテッドARMS部隊
- 「プログラム・バンダースナッチ」において、ヒトが絶滅した後に地球を支配する予定のモデュレイテッド ARMS 移植者。だが、リーダーのホワン以外は精神的な面で脆さを持ち、また成長した主人公と比較すると圧倒的に弱い。戦場での戦闘経験は豊富らしいが、油断と慢心を助長させる要因にしかならなかったようだ。散々に打ちのめされた後にホワンに捨て駒にされ、人として生きられない体のまま、戦いに敗れて果てた。
- ブルーメン
- エグリゴリの被害者やエグリゴリを憎む者達を集め、キース・ブルーによって結成された反エグリゴリ組織。世界各国に支部があり、戦士、工作員、科学者、技術者などあらゆる分野において、エグリゴリに対抗しうる優秀な能力を持った者が集まった(FBIの中にもメンバーがいた)エキスパート軍団で、かなりの経済力も備えていたが、組織規模はエグリゴリに及ばず、その末端を刺激しては一進一退を繰り返す苦しい状況が続いていた。鐙沢村に極秘の施設があり、そこで高槻涼を初めとする4人のオリジナルARMS適合者が産み出された。小隊名は「セルリアン」や「コバルト」など、青にまつわる名前になっている
- ドラッケン
- ブルーメン・ヨーロッパ所属特殊作戦チームのサイボーグ部隊。隊長はヨハン・ホルスト。エグリゴリからの離反部隊であり、以前から無敵部隊として恐れられていた。戦闘サイボーグとしては旧式であり、交換部品も戦死した仲間の体から補充するしかないという苦しい部隊だが、実力は本物。最新鋭の体を持つはずのイプシロン・フォースのサイボーグ部隊ですら一撃で葬り去るほどであった。
- チャペルの子供達
- 妊婦を通して胎児に特殊な投薬をする「チャペル計画」により生み出された、天才少年少女達。計画そのものはエグリゴリの初期から立案され、テリィングハースト博士の「胎児の脳細胞の発達」に関する研究論文が基礎になっている。1960年代にその計画は実行に移され、「アリス」がその最初の子供として誕生した。彼らは生まれて数ヶ月で言葉を喋り、数年で大学を卒業できるほどの頭脳を持つ。当初は一般社会で暮らしていたが、ボーエン兄弟の起こした大事件により、エグリゴリは子供達の回収を決定。彼ら彼女らの親はエグリゴリの裏工作によって金銭的に追いつめられ、己の子供をエグリゴリに売り渡す。集められた子供達はエグリゴリの為の研究に勤しむ事になる。
- エグリゴリが廃棄を決定した実験部隊”猟犬(ハウンド)”部隊を手に入れ再強化したことと、アザゼル研究の為彼ら彼女らが集められていたギャローズ・ベルに主人公達が立ち寄ったことにより、オスカー・ブレンテンをリーダーとしてエグリゴリに反旗を翻す事を決定。オリジナル ARMS を捕獲せんと”猟犬(ハウンド)”部隊をけしかけるが、反乱がエグリゴリに察知されていたことを知って主人公達に降伏、和解する。
- 猟犬(ハウンド)部隊
- 元はエグリゴリによって試験的に作られた強化人間(ブーステッドマン)部隊。廃棄処分されるところをチャペルの子供達に見込まれて、さらなる再強化を施される。獣のごとき反射神経・運動神経と視聴嗅覚を持ち、狼やライオンなどの群れで狩りをする肉食獣のごとく統制の取れた連係プレイをする。ただしそれらの超感覚に伴うアドレナリンの過剰分泌で、一歩間違えば廃人になるリスクも負っている。
- 当初は主人の命により主人公達と戦うが、主人の「チャペルの子供達」のリーダーであるオスカーを巴武士が救った事により主人共々降伏、和解する。
- 主人公達との戦いに次いでキース・グリーン率いるヘリ部隊の待ち伏せにより大打撃を受けるが、後半で復活、ブルーメンと共に「プログラム・バンダースナッチ」を阻止する為キース・ホワイトやエグリゴリの残党と戦う。
[編集] 用語解説
- ARMS
- 人間の能力をより高みへと昇らせる為に(理由は多々あるが)生み出されたとされる、炭素生命体と珪素生命体のハイブリッド生命体。ナノマシン(厳密には金属生命体の細胞)の集合体であり、ナノマシンを統括する力を持ったARMSのコアを人間に移植、もしくは人間の体内でコアが生成されることで誕生する。
- ARMSは人間を越えた能力を持ち、怪我の治癒速度の向上や、一度受けた攻撃に対する耐性ができる他、その人間が元から持っている能力も引き上げられる。また、ARMSのコア自体は心臓付近や頭部などに移植されるが、移植後にその人間の欠損部分を自らの細胞で補う性質があり、補われた部分は普段は人間の体と全く変わらないよう擬態しているが、緊急時には使用者の意図に従い、戦闘形態へ変形する。戦闘形態時のその身体は炭素をベースとした地球上の生命体とは異なり、珪素をベースとした物質で構成されている。金属の特性を持ち、硬度があり電気を通すが、それ自体が分裂増殖、変形し、人間を超えた高い運動能力を持つ。基本的に精密機械と同様で、電撃を受けると機能が麻痺してしまう。ARMSの細胞で補われた部分が戦闘形態へ変形した状態を第一形態と呼ぶ。その状態では変形した部分以外はほとんど生身の状態であるが、ナノマシンが全身を侵食することで再生能力、身体能力共に向上していき、全身がARMS化して移植されたARMSに応じた独自の姿をとった状態を最終形態や完全体と呼び、より強大な力を使う。
- 通常の人間がARMSを移植されても、短時間で全身が侵食され乾いた泥の様に身体が崩れ去ってしまう。しかし、ARMSに侵食を受けずに生き残れる遺伝子的な素質を持つ適合者は上記のような力を得ることが出来る。しかし、その数は非常に少ない(アル曰く1000万人に1人)。
- ARMSは触れた物体の組成を変える力を持ち、時に人類の知る物理法則を超えた力を発揮する。また、“意思”や“純粋な願い”に呼応して力を生み、適合者である人間やARMS自身の意思の力により能力向上や新しい力を得るといった進化も行う。
- なおオリジナルARMSとアドバンスドARMSが「不思議の国のアリス」の登場キャラクターをモチーフにした形態を持っているのは、これらのARMSの母たるアリスがこの物語を心の拠り所にしていた影響である。施設に閉じ込められてあらゆる自由と人権を奪われたアリスにとって、不思議の国で自由奔放に活躍する「アリス」は憧れの対象であり自身の理想像であったのである。
- また、「ARMS」というネーミングもエグリゴリと同じくエノク書から由来するものである。エノク書においてエグリゴリが人間に与えたとされる数多くの知識と技術の中で、代表的なものに「武具の技術」がある。そこから、エグリゴリによって作り出された人類を新たなステージに導くこの生命体を「ARMS」(武器)と名づけたのである。
-
- オリジナルARMS
- アザゼルがアリスを取り込んだ際に生まれた最初の4体のARMS。アリスの意思を濃く受け継いでおり、それぞれが固有の自我を持つ。故に制御が極めて困難で、必ずしも移植者の意思で最終形態になれるわけではない。制御するには移植者の強い意思が必要。再生能力はジャバウォック以外は他のARMSに劣る。
- 尚、エグリゴリでは初期のキースシリーズ十数人に移植を試んだが、全身を侵食されて全員死亡している。
- アドバンストARMS
- 自我を持つため人間の手には負えないARMSを人間の道具として制御するためにアザゼル(アリス)から取り出されて自我の代わりにAIを植えられた、オリジナルARMSのような意思を持たないARMS。エグリゴリが収集した異能力者の遺伝子や兵器を兵装として組み込まれている。
- オリジナルとは違いコントロールが容易で、移植者の意思により最終形態になることが可能。常に安定した力を出せるがオリジナルの様な進化がない模様。
- モデュレイテッドARMS
- 量産を前提に調整(モデュレイテッド)された量産型のARMS達。移植者の闘争心を喰らって姿形や機能を形成する。姿形はアリスの作品に出てきたキャラクターがモデルとなっている(芋虫など)。量産を前提に作られている為、形態は第一形態止まりである。普段はリミッターを付けて完全体になるのを抑えており、リミッターを外し完全体になった場合、二度と人の姿には戻れないという欠点がある。
- アザゼル
- ARMSの元となる群体のシリコン生命体。宇宙から飛来した地球外生命であり、見た目はただの隕石のようだが意志を持ち、人の「心」に憧れている。その為、今そこにある最も強く純粋な「想い」に惹かれ、姿と性質を変化させる。ギャローズベルの地下研究所では、怒りによって高鳴った高槻涼(ジャバウォック)の意志に惹かれ、ジャバウォック(完全体)へと変貌を遂げ、後に純粋な友愛の心に触れ、その無限とも言える命をかけて窮地を救う。複数存在し、作中では4つ確認されている。なおモデュレイテッド ARMS を除く全ての ARMS は、アリスを取り込んだカリヨンタワーの巨大アザゼルから生まれ出た。
- 名前の由来はエノク書に出てくるエグリゴリの首長「アザゼル」から。
- 共振
- ARMSもしくはアザゼルにのみ起こる現象で、ARMSを発動した場合などに、ARMS化してる部位が振動、共振する。ARMSによって共振のパターンも違うので、個別に識別が可能。ある程度熟達したARMS所有者ならば、共振波長を消すことや、一瞬だけ共振を伝えることも出来る。
- ARMS殺し
- ARMSのナノマシンを停止させるウィルスによって、ARMSの超再生能力を無効にする、ARMSの「不死」に「死」をインプットするプログラム。ARMS殺しによって刻まれた傷は二度と癒すことができない為、ARMS同士の戦闘では絶大な効果がある。劇中ではジャバウォックの爪、ナイトのミストルテインの槍、ホワイトラビットが(アリスを伴ったことで手にした)全身から放つ発光能力などに備わっている。
- ジャバウォックの爪
- ジャバウォックの爪には「ARMS殺し」が宿っている他、時に精神シールドや空間の断裂など、様々な物を切り裂く力を発揮する。爪が本体から切り離された場合でも化石化しながら生きており、回収した巌や、ARMS能力を一時的に失った涼が爪を使用していた。
- ギャローズ・ベル
- アリゾナ州にある架空の町。その名は、西部開拓時代に騎兵隊が捕らえたネイティヴ・アメリカンを絞首刑にし、その際に鳴らす鐘で彼らを威嚇したことに由来する。チャペルの子供達とその親が住む。この町を支配しているのは子供達であり、親達は「自分たちを売ったクズ」と蔑まれながら怠惰な日々を送っている。地下にはアザゼルと、主にそれを研究する為と思われる施設が存在。涼たちと連絡を取る予定だったブルーメンの連絡員が絞首刑されているのが兜光一によって発見されている。
- カリヨンタワー
- ニューヨークに所在する、エグリゴリの総本部である巨大高層ビル。デューイ・グラハムそのものでもある。中枢部は地下にあり、アリスを取り込んだ巨大アザゼルもそこに存在する。
- プログラム・ジャバウォック
- アリスの「憎悪」がプログラムされたジャバウォックの移植者を憎しみの海に叩き込む事により、ジャバウォックを暴走させ、さらにカリヨンタワーの巨大アザゼルと融合させる事で巨大な破滅の力(反物質)を生み出させ、それにより地球環境を破壊しヒトを滅亡させる計画。ヒトの滅亡後は、人間が持つ醜い欲を持たないアンドロイドの「ネクスト」が支配する。アザゼルと融合したアリスから「滅ぼせ」とのメッセージを受け取ったキース・ブラックの立てた計画である。
- プログラム・バンダースナッチ
- 黒いアリスが産みだしたバンダースナッチを、カリヨンタワーとは別の巨大アザゼルと融合させる事によりその力を極大化させ、地球環境を激変させヒトを滅亡させる計画。ヒトの滅亡後は、「進化した人類」である ARMS 移植者が地球を支配する。「進化」に執着したキース・ホワイトによる計画である。
[編集] 単行本
[編集] 少年サンデーコミックス スペシャル
- 巻数 - ISBN表記。
[編集] ワイド版
全12巻 最終巻のジャバウォック対バンダースナッチ戦に加筆が行われている。
[編集] アニメ
タイトルは『PROJECT ARMS』。2007年10月まで続いたテレビ東京の小学館作品原作深夜アニメ枠作品の第1号である(BSジャパンでもネットされた)。
[編集] 特徴
- ニューヨーク編は大幅に話を省略(原作の全ストーリーを1年で放送するのは無理であるため)しており、アニメ版はここで完結している。DVD版の特典としてバンダースナッチ編の前半が製作され収録されている。
- 声優は主役級・実力派を揃えており、新人の起用などはほとんどない。
- 作者特有の劇画的な表情や影のつき方が印象的に仕上がっている。だが、作画監督により絵のタッチの変わり方が大きい。また原作に所々在ったギャグ的な演出、流血や人体切断シーンは極力控えられている。
- レッドキャップス戦やキースシリーズの描かれ方が変わっている。
- カリヨン要塞は都市の中心から海上に変更され、ジャバウォックが街中で暴れる様は見られない。
- 最終話はほとんど総集編となっている。
[編集] スタッフ
- 原作 - 皆川亮二(小学館「週刊少年サンデー」)
- 監督 - 高谷浩利(前期)、亀垣一(後期)
- シリーズ構成 - 吉永亜矢
- キャラクターデザイン - 佐藤正樹
- 美術監督 - 東潤一
- 色彩設計 - 海鉾重信
- 撮影監督 - 白尾仁志
- 音響監督 - 浦上靖夫
- 音楽 - 池田大介
- プロデューサー - 東不可止、吉岡昌仁
- アニメーション制作 - 東京ムービー
- 製作 - テレビ東京、トムス・エンタテインメント
[編集] 主題歌
[編集] オープニングテーマ
- 「Free Bird」
- (1 - 13話)
- 作詞:舩木基有/作曲:岩井勇一郎/編曲、歌:New Cinema 蜥蜴
- 「Breathe on me」
- 作詞:舩木基有/作曲:岩井勇一郎/編曲、歌:New Cinema 蜥蜴
- (14 - 26話)
- 「TIME WAITS FOR NO ONE」
- 作詞:WAG、徳永暁人/作曲:徳永暁人/編曲、歌:WAG
- (27 - 52話)
[編集] エンディングテーマ
- 「Just wanna be」
- 作詞:WAG/作曲、編曲:徳永暁人/歌:WAG
- (1 - 13話)
- 「call my name」
- 作詞:AZUKI七/作曲:中村由利/編曲:古井弘人/歌:GARNET CROW
- (14 - 26話)
- 「Timeless Sleep」
- 作詞:AZUKI七/作曲:中村由利/編曲:古井弘人/歌:GARNET CROW
- (27 - 40話)
- 「終わらない夢の中で」
- 作詞、作曲:PROJECT ARMS/編曲:project-B/歌:PROJECT ARMS
- (41 - 52話)
[編集] 各話リスト
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 『共振』 バイブレーション | 吉永亜矢 | 高谷浩利 | 西本由紀夫 | 岩井優器 |
| 2 | 『発動』 トランス | 元永慶太郎 | 清水貴子 | ||
| 3 | 『悪夢』 ナイトメア | いとがしんたろー | 本橋秀之 | ||
| 4 | 『迎撃』 インターセプト | 山内重保 | 花井信也 | 日向正樹 | |
| 5 | 『反撃』 カウンターアタック | 岡崎ゆきお | まつぞのひろし | 江角涼子 | |
| 6 | 『瞬撃』 フラッシュ | 後藤圭二 | 喜多幡徹 | をがわいちろを | |
| 7 | 『共闘』 トラスト | 宮下隼一 | 亀垣一 | いとがしんたろー | 清水貴子 |
| 8 | 『異郷』 ストレンジャー | みくりや恭輔 | 大阪竹志 | ||
| 9 | 『魔境』 イリュージョン | 桜美勝志 | 松園公 | 佐藤道雄 | |
| 10 | 『魔獣』 ジャバウォック | 吉永亜矢 | 西本由紀夫 | 青木真理子 | |
| 11 | 『覚醒』 エヴォリューション | 高谷浩利 | 玉川達文 | 中谷誠一 | |
| 12 | 『鼓動』 ビート | 宮下隼一 | 原博 | 花井信也 | 日向正樹 |
| 13 | 『組織』 ブルーメン | 岡崎ゆきお | 中島ちゅうじ | ||
| 14 | 『慈雨』 ウエルカムレイン | 吉永亜矢 | 増井壮一 | いとがしんたろー | をがわいちろを |
| 15 | 『魔宴』 ショータイム | 宮下隼一 | 今掛勇 | 下司泰弘 | 石川晋吾 |
| 16 | 『魔王』 セイタン | みくりや恭輔 | 大阪竹志 | ||
| 17 | 『降臨』 ヘブン | 吉永亜矢 | 亀垣一 | 清水貴子 | |
| 18 | 『業火』 ゲヘナ | 原博 | 花井信也 | 日向正樹 | |
| 19 | 『狩場』 スナ―クハント | 宮下隼一 | 岡崎ゆきお | 江角涼子 | |
| 20 | 『危機』 クライシス | 亀垣一 | いとがしんたろー | 岩井優器 | |
| 21 | 『希望』 ウィッシュ | 吉永亜矢 | みくりや恭輔 | 大阪竹志 | |
| 22 | 『騎士』 ナイト | 高谷浩利 | 久保山えい一 | をがわいちろを | |
| 23 | 『白兎』 ホワイトラビット | 原博 | 花井信也 | 日向正樹 | |
| 24 | 『猛毒』 ヴェノム | 宮下隼一 | 西本由紀夫 | 岩井優器 | |
| 25 | 『審判』 ジャッジメント | 吉永亜矢 | 玉川達文 | ||
| 26 | 『邂逅』 フライ | 高谷浩利 | 松園公 | 清水貴子 | |
| 27 | 『遠来』 アライヴ | 亀垣一 | 谷口守泰 | ||
| 28 | 『猟犬』 ハウンド | 宮下隼一 | 山内重保 | いとがしんたろー | をがわいちろを |
| 29 | 『闘士』 ハンター | 吉永亜矢 | 細田雅弘 | 池田重隆 | 日向正樹 |
| 30 | 『信頼』 リンク | みくりや恭輔 | 大阪竹志 | ||
| 31 | 『来襲』 ハーキュリー | 宮下隼一 | 松園ひろし 西村純二 |
久保山えい一 | 清水貴子 谷口守泰 |
| 32 | 『孵化』 インキュベーション | 山内重保 | いとがしんたろー | 岩井優器 | |
| 33 | 『火神』 マーズ | 大河内一楼 | 西村純二 | 岡尾貴洋 | 宮繁之 |
| 34 | 『鳥篭』 カナリア | 原博 | 池田重隆 | 日向正樹 | |
| 35 | 『静寂』 サイレント | 吉永亜矢 | 亀垣一 | いとがしんたろー | をがわいちろを 谷口守泰 |
| 36 | 『奔流』 ストリーム | 宮下隼一 | 松園公 | 岩井優器 | |
| 37 | 『前進』 フォワード | 吉永亜矢 | 細田雅弘 | みくりや恭輔 | 桜井木ノ実 |
| 38 | 『昏睡』 コーマ | 西村純二 | フモトアイ | 中屋了 | |
| 39 | 『火水』 エレメント | 宮下隼一 | 原博 | 池田重隆 | 日向正樹 |
| 40 | 『復活』 リバース | 吉永亜矢 | 亀垣一 | 本橋秀之 | |
| 41 | 『離反』 ドラッケン | 宮下隼一 | 松園公 | 久保山えい一 | をがわいちろを 谷口守泰 |
| 42 | 『誕生』 アリス | 吉永亜矢 | みくりや恭輔 | 桜井木ノ実 | |
| 43 | 『転回』 ターン | 山内重保 | いとがしんたろー | をがわいちろを | |
| 44 | 『幻境』 アルカディア | 原博 | 池田重隆 | 日向正樹 | |
| 45 | 『戦場』 キリングフィールド | 松園公 | 久保山えい一 | 本橋秀之 | |
| 46 | 『要塞』 フォートレス | 宮下隼一 | 山内重保 | いとがしんたろー | をがわいちろを 谷口守泰 |
| 47 | 『交錯』 ジャンクション | 玉井☆豪 | 松園公 | みくりや恭輔 | 桜井木ノ実 |
| 48 | 『人間』 ヒューマン | 久保山えい一 | 石川晋吾 | ||
| 49 | 『黙示』 リベレイション | 吉永亜矢 | 原博 | 池田重隆 | 日向正樹 |
| 50 | 『世界』 アニムス | 宮下隼一 | 亀垣一 | いとがしんたろー | をがわいちろを 谷口守泰 |
| 51 | 『青空』 ブルーウィッシュ | 吉永亜矢 | 久保山えい一 | 清水貴子 高谷浩利 |
|
| 52 | 『帰還』 ライフ | 亀垣一 | をがわいちろを | ||
[編集] 放送局
| 放送局 | 放送期間 | 放送曜日 時間 |
|---|---|---|
| テレビ東京 | 2001年4月7日 - 2002年3月 | 土曜日 24:50 - 25:20 |
| TOKYO MX | 2007年1月9日 - 2008年1月1日 | 火曜日 18:30 - 19:00 |
ほか系列局
[編集] 前後番組
| テレビ東京系列 土曜24:50枠 | ||
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| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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PROJECT ARMS
(当番組より深夜アニメ枠に) |
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| TOKYO MX 火曜18:30枠 | ||
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-
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ARMS
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[編集] ゲーム
- 『PROJECT ARMS』
- 2002年3月28日にバンダイより発売された、プレイステーション2用ソフト。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
| 小学館漫画賞少年部門 |
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