FLIR

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タレス・グループのダモクル 別名ナビゲーション赤外線ポッド(NAVFLIR)
LANTIRNのFLIRによる赤外線画像

FLIR(フリア、フリアー)[1] は、forward looking infra-redの略で、「赤外線前方監視(装置)」「前方監視赤外線(装置)」などと訳される。航空機(特に軍用機)に搭載され、前方の赤外線画像をビデオカメラで撮影するシステムである。特定のシステムの名称ではなく、この種のシステムに対する一般名詞である。FLIRにより、夜間や悪天候時の操縦が可能になる。FLIRで得られた赤外線画像は、コックピットパイロットHUDに表示されたり、武器システムに直接送られたりする。

赤外線には2つの基本的な帯域がある。長波長赤外線と中波長赤外線である。長波長赤外線カメラはしばしば"遠赤外線"カメラと呼ばれ数マイル遠方の8-12マイクロメーターの帯域でのエンジンや人体の熱映像を見ることができる。ただし、赤外線は空気や水蒸気で吸光散乱屈折するので遠距離の画像を見るのは困難である。いくつかの長波長FLIRは冷却された検出器を使用するが、最近は非冷却式も増えつつある。

FLIRの用途[編集]

  • 捜索活動
  • 流域の温度や野生動物(狩猟動物)の生息地のモニタリング
  • エネルギー損失の検出や省エネルギーのための断熱性の検証
  • 軍用機における標的捕捉と追尾
  • 計器飛行(IFR)における航空機の先導
  • 道路上での鹿や他の獣を運転者に警告
  • 消防活動において煙や壁を透過して生存者を探す
  • 森林や水上における捜索救難任務
  • 天然ガスや他のガスの漏れの検出
  • 活火山の監視

経費[編集]

FLIR装置のコストは劇的に下がっている。旧式のカメラは小型のセンサーから画像を読み取るため、鏡を回転させていた。今日のカメラはもはやこのような方法は使わない。単純化がコスト削減に寄与している。

外部リンク[編集]

関連項目[編集]