サーモグラフィー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サーモグラフィー(英:Thermography)とは物体から放射される赤外線を分析し熱分布を図として表した画像、またそれを行なう装置。日本語での正式名称はサーモグラフィと書き、最後の長音を表記しない。
目次 |
[編集] 概要
赤外線は絶対零度(約-273℃)以上のすべての物質から放射されている。温度上昇に応じて赤外線放射量が増えるため、対象の温度変化を赤外線量の変化として可視化する。
医療では体表面の皮膚温度分布を測定し、それを色分布などで画像化して乳癌、手足などの血流の低下などの診断に用いる。
[編集] サーモグラフィー検査適用疾患
- 多くの皮膚疾患、皮下組織疾患など
- 慢性疼痛
- 炎症
- 各種表在性急性炎症、リュウマチ様関節炎慢性炎症の経過観察や消炎剤の治療効果の判定
- 腫瘍
- 神経性食思不振、温度中枢の異常を思わせる疾患、ショックのモニター
サーモグラフィー装置の中には、医療用サーモグラフィという医療専用に作られた装置もあり、それを使ってサーモグラフィー検査をすると、診療報酬(保険)の対象となる。ただし、医療用サーモグラフィーは通常のサーモグラフィより更に高額となるためにこれまでは中々使用できなかったが、最近ではこの医療用サーモグラフィーをレンタルする所もあり気軽に使えるようになってきている。

