3月のライオン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
3月のライオン
ジャンル ハートフルコメディ
将棋漫画
青年漫画
漫画
作者 羽海野チカ
監修:先崎学
出版社 白泉社
掲載誌 ヤングアニマル
レーベル ジェッツコミックス
発表号 2007年14号 - 連載中
巻数 9巻(2013年9月時点)
その他 取材協力:日本将棋連盟、壽堂
テンプレート - ノート

3月のライオン』(さんがつのライオン、March comes in like a lion)は、羽海野チカによる日本漫画作品。将棋を題材としている。『ヤングアニマル』(白泉社)にて2007年第14号から連載中。原則毎号連載だが休載が多いため実質不定期連載となっている(特にコミックス新刊発売前は2 - 3号程連続で休載し、新刊発売時に連載再開する際、発売されたコミックスの続きから本誌で読めるようになっている。2013年第20号から2014年第3号にかけては、目次ページに「作者休養のため休載」との告知が行なわれたうえでの長期休載となっている。実際に作者自身は入院したことをつぶやいている)。

将棋監修は棋士先崎学九段。

概要[編集]

東京下町に住む若きプロ棋士の少年と3姉妹との交流を中心に、他者との関わり合いの中でそれぞれの心の傷と向き合い、癒そうとする人々の姿を描く。

タイトルの「3月のライオン」“March comes in like a lion”は、“March comes in like a lion and goes out like a lamb. ”(『三月は獅子のようにやって来て、羊のように去っていく(3月は荒々しい気候とともに始まり、穏やかな気候で終わる)』)というイギリスのことわざの一部より取られている[1]

著者の前作である『ハチミツとクローバー』にはイヌが多く登場するが、『3月のライオン』にはネコが多く登場する。

2011年2月に編集担当が異動となるが、白泉社社長より「花とゆめ』の編集長をやりながら、『3月のライオン』の原稿だけは取りに行け」という特令が出され、実施されている[2]

同誌連載の『ベルセルク』作者三浦建太郎から「アニマル一男らしいマンガ」と評価されている。

以下の賞を受賞

あらすじ[編集]

東京の下町に1人で暮らす17歳の少年・桐山零。彼は幼い頃に事故で家族を失い、心に深い傷を負ったまま将棋のプロ棋士となり、孤独な生活を送っていた。師匠・幸田の家にも居場所を失くし、一人暮らしを始める零は、川本家の3姉妹あかり・ひなた・モモと出会う。

幸田家との異常ともいえる関係や、他人を踏み台にして高みへと昇り続ける『将棋の鬼』とも言える自らの魔性と周囲からの疎外感に苦しみ続ける零は川本家との交流、様々な棋士との対戦を経ていくうち、失っていたものを少しずつ取り戻していく。

ひなたのいじめ問題に関わり、トラウマの1つから救われた零は、ライバル二海堂の雪辱を胸に新人王となる。記念対局で名人宗谷と対局した零は、彼のある秘密を知るのだった。

登場人物[編集]

桐山 零(きりやま れい)
本作の主人公である、将棋のプロ棋士で高校生の少年。17歳(物語開始時)。4月生まれ。(5巻以降)順位戦はB級2組。六月町在住。
外見の特徴は、黒縁眼鏡をかけ、癖っ毛のある黒髪、痩せ型の体型。性格は大人しく引っ込み思案で、何事にも臆病ないわゆる草食系男子だが、面倒見が良く、困っている人を見ると放っておけない。普段の行動に関してはあがり症でよく失敗する。またどこか浮き世離れしたところがあってやや常識に欠け、体調管理も苦手で川本家の人々をハラハラさせることも多い。その身には『将棋の鬼』とも言える魔性が宿っており天才型の棋士として将来を嘱望されるが、零自身は自らの魔性に怯えている。反面、極度の負けず嫌いでもあり、将棋とライバルの二海堂に対してだけは感情を剥き出しにする。
家業の病院を継ぐためにプロ棋士を断念した父親の影響により幼少時から将棋を学んでいて、少年時代から頭角を現し、中学生でプロになった史上5人目の棋士だが、作中では才能よりも境遇による将棋への没頭が強調されている。また、以前に中学生でプロ棋士になった4人は全員タイトルを取っているため、零にも期待がかかっている。C級2組は1期抜けしている。C級1組で足踏みしていたが高校3年への進級前に、B級2組への昇級が決まる。
棋風は居飛車も振飛車も指すオールラウンダーで、島田からは「宗谷と(棋風の)雰囲気が似ている」と評されている。長考の際、片手で反対側の肘を掴む癖がある。相手がこちらのミスを待つ戦術をとると、ムキになって攻め込み自滅する悪癖があったが、対山崎戦でそれを克服し新人王位を獲得した。新人王獲得の記念として、宗谷冬司名人と第43回新人戦記念対局を行い、その際に名人の人となりに触れ、また彼の抱える秘密にも気付き、知ることになる。
交通事故で両親と妹のちひろを亡くし、父の友人で棋士であった幸田の家に内弟子として引き取られプロを目指すが、幸田の意向で事実上の養子として扱われており、そのことが幸田の実子である香子、歩との軋轢を生み出す原因となった。中学生時にプロに昇段し、幸田家のために進学せず自立する道を選ぶ。父方の実家は「桐山医院」を経営しているが、叔母の貴和子夫妻によって経営の実権を握られているため、父方の親類とは疎遠。また、幼少時より感情の起伏が乏しく、学校内でもいじめられることが多く、加えて幸田家での生活が心傷となっている。自らの境遇を「停滞している」と感じ悩みを深めていたが、先輩棋士たちから酒を飲まされて酔い潰れていたところをあかりに助けられて以来、川本家との関わりを持つようになり、川本家をはじめとする周囲の人間から影響を受け、少しずつ変わっていく。後に「必要」を感じて1年遅れで私立駒橋高校へ編入するものの友人をつくれず孤立し、恩師である林田を嘆かせていたが、放課後将棋科学部の面々と出会って学校にも拠り所ができた。野口ら先輩たちの卒業により『科学部』が廃部となるが、校長らを加えた『将棋クラブ』が設立され、心ならずもその部長となる。
個性的でそれぞれに事情を抱えた棋士たちとの対局に勝っても負けても心を削られるような激しい痛みを感じ続けてきたが、『神様』と呼んで慕う宗谷との対局で言葉を交わさずとも盤と駒とで会話出来ることに不思議な安らぎを見出し、ますます将棋にのめり込み周囲の音が耳に入らなくなるようになる。
明確に描かれていないが、義姉の香子との間に男女の仲ともとれる歪んだ関係があったようで、それが零が幸田家を出る直接的な動機となっており、互いに屈折した愛情が残っている。一方でひなたを“特別な存在”と思うが、まだ恋愛との自覚がないばかりか[3]、いじめに苦しむひなたを守るために突飛な提案を思いついたり、賞金を当て込んで対局に臨んだりなど、不器用な性分を見せている。

川本家[編集]

川本 あかり(かわもと あかり)
三月町に住む川本3姉妹の長女。23歳。母を亡くし、妹たちの面倒を見ながら、昼は祖父の経営する和菓子屋「三日月堂」で、夜は週に2日、叔母の経営する銀座の店「美咲」のホステスとして働いており、そこで店に無理やり連れてこられた零と知り合う。スタイル抜群の美人でたおやかな外見とは裏腹に、しなやかでたくましい性格の女性。経済観念がしっかりしていて無駄遣いを嫌うが物惜しみはしない。
母性本能に溢れ、猫・鳥・人間を問わずガリガリなもの(痩せている生物)を放っておけない性質で、拾ってきてはフクフクにする(太らせる)。また、ふっくらとした体型に魅力を感じるようで、零と同行していた二海堂を一目で気に入り、その場で夕食に招待している。
女を作り家族を捨てて出て行った父親に対して複雑な感情を抱いており、男性全般に対して根強い不信感を持っている。また、亡くなった母に代わって、妹たちの母親代わりを必死に務めているが、ひなたがいじめの対象にされた際、いじめっ子の母親に気迫負けしてしまい、涙することもあった。姉妹の中で最も母親との交流があったため、時折無意識に生前の母の言動をトレースしてしまう癖がある。零のことは「零くん」「桐山君」と呼び、何かと彼を気にかけている。
川本 ひなた(かわもと ひなた)
本作のヒロイン。3姉妹の次女。中学2年生。5巻以降は3年生。9巻では零と同じ私立駒橋高校に合格した。いつも明るく元気だが、非常に繊細な一面もある。遅刻ぎりぎりまで二度寝をする、好意を寄せる幼馴染みの高橋に弁当を作って渡そうとするなど、年頃の少女らしさを見せる。零のことは「れいちゃん」「桐山君」と呼ぶ(単行本1巻では「零くん」などと呼んでいる)。姉のあかりと同じく零のことを気にかけている。
友人のいじめ問題に直面したことから、今度は自分が標的にされ、そのことに悩み、泣きじゃくりながらも「私は間違っていない!」と叫ぶ姿は、零をトラウマの1つから救い出した。なお、このいじめに関するエピソードは、実話(羽海野の姪が、クラスでいじめられていた子をかばった時の話)を元にして描かれている[4]
少しずつではあるが零を“特別な存在”として自然に意識するようになり、逆に憧れの高橋に対してはあまり舞い上がることがなくなった。
川本 モモ(かわもと モモ)
3姉妹の末っ子。保育園に通っている。純粋で無邪気、少々わがまま。零や姉たちに甘えたり、大好きなアニメのキャラクター「ボドロ[5]に似ている二海堂に懐いたりする。零のことは「れいちゃん」と呼ぶ。
零はモモを事故で失った妹とオーバーラップさせている面がある。
川本 相米二(かわもと そめじ)
川本3姉妹の祖父。3姉妹の母親である美加子の父親で、和菓子屋「三日月堂」の店主。3人の孫娘をこよなく愛しており、特にモモに対しては正常な判断力を失う程に溺愛している。一見、いかにも頑固で気難しい下町の老人といった雰囲気だが、意外にも偏屈さや短気なところは見られず、何か問題が発生した際は、娘や孫達ときちんと対話する姿勢を見せる。仕事で朝が早い時は「三日月堂」に寝泊りすることも多い。また、川本家の身内では唯一の男性で、零を「ボーズ」と呼び、男性の立場から見守る。将棋を指す描写はないものの、将棋ファンで零の対局についても関心を寄せている。
美咲(みさき)
3姉妹の叔母で、あかりが勤める銀座のクラブ「美咲」のママ。結婚して家を出ているものの、3姉妹、特に若くして家長となったあかりのことを気にかけ、お洒落をして外に出られるようにとホステスとして雇っている反面、やや商売っ気の強いところもある。「美咲」には、将棋連盟の人間が多く常連におり、零が川本家に出入りするきっかけとなった。
猫たち
川本家の3匹の猫。いずれもあかりが拾ってきた。三毛、黒白、白(一番新入り)の3匹。名前は不明だが、あかりからまとめて「ニャーたち」と呼ばれている。食い意地が張っており、いつもお腹を空かせている。あかりたちが発する「ごはん」という単語や缶詰を開ける音に敏感で、ちょっとでもそういう音が聞こえるとダッシュで集まってきては、食べ物をねだる。ご飯をもらう時は殺気立っているが、お腹いっぱいになると「クスークスー」などといびきをかきながら幸せそうに眠る。
フクタロウ
川本家から3軒先の大工の家の猫。外見はフクロウによく似ており、「ホギャアアアアア」と鳴く。あかりは「フクちゃん」と呼んでおり、猫ではなくフクロウであると言っているが、本編内での発言ではないため、実際そう思っているのかは不明。川本家にいるのは仕事で家に飼い主たちがいないため、明るいうちの餌やりを頼まれているから。物語当初に出た後、長く出番がなかったがコミックス7巻の購入特典ペーパーで名前や飼い主が明かされた。

島田研究会[編集]

島田 開(しまだ かい)
30歳代後半。A級、八段。大内門下。二海堂の兄弟子で「坊」「兄者」と呼び合う仲。宗谷と同じ年で奨励会の同期[6]。後藤よりは若いが髪は薄く、持病の胃痛と痩身もあいまって、よくツッコミの対象にされる。また才能はあるが華がなく、地味で冴えないせいで折角のタイトル戦が盛り上がらず、会長を嘆かせており、散々な扱いを受ける。将棋にのめり込むせいで恋人に愛想をつかされたこともあっていまだ独身。
粘り強く決して諦めないと評される棋風で、たゆみなく努力を重ねてA級にまで登り詰め、タイトル獲得はないものの、タイトル戦の常連にまでなっている。居飛車党。
獅子王戦では宗谷に挑戦し、己が及ばないことを自覚しながらも必死に食らいつくが、0勝4敗のストレートで敗北する。その後、第33期棋匠戦挑戦者決定戦を勝ち抜き、柳原棋匠に挑戦するが2勝3敗で、またしてもタイトル獲得はならなかった。
将棋の街として知られる山形県天童市付近の村出身。その名に実を持たせるため、そして幼少より応援を続けてくれた後援者のために、タイトルホルダーとなって故郷に錦を飾ることを夢見ている。奨励会の頃から胃痛持ちで、タイトル戦などではプレッシャーから非常に悪化する。
過疎が進む故郷の老人達の為に生活支援を行うサークルを立ち上げるなど、東北ジャーナルの泉田記者から惚れこまれるほどの人格者であり、二海堂や零からも慕われる、非常に面倒見のよい性格だが、それがまた胃痛の種になってしまう。自他共に認める雨男。
二海堂の申し出と、その感性が宗谷に似ていることに気づいたことで、零を自らの研究会に誘い才能を確認。特別な存在として目をかけている。
二海堂 晴信(にかいどう はるのぶ)
本作の裏主人公的な存在の1人。C級2組、四段。(5巻以降)C級1組、五段。零の口調からして、零と同級か1 - 2歳年長くらい。幼少期から子供将棋などでしのぎを削った仲である零をライバルとする。零の「(自称)心友」かつ「(自称)終生のライバル」。押しかけライバル的なところは否めないが、誰に対しても敬語で接する零が感情を露わにし、呼び捨てにする唯一の存在。零より遅れること2年、4月にプロになったと思われる。
良家の子息で、性格は非常にマイペースながら礼儀正しく、特に女性に対しては紳士的。将棋に関しては熱血漢であり真摯、その覚悟やまっすぐな人間性は周囲の人々に好かれている。零に対しては暴走しがちであるが、そういった面も含めて零に与える影響も少なくない。
もっちりとふくよかな体型をしているが、それは幼い頃から腎臓を患っている影響であり、常に健康に不安を抱えている[7]。そのため、執事の花岡がいつも特製の弁当を抱えて付き従っている。病気のことは師匠や島田以外には内緒にしているものの、付き合いの長い零や病状に知識のあったあかりはそれとなく察している。本人には内緒で、GPSを持たされているため、どこにいても居場所が花岡らに知られている。絵を描くのも好きで、プロ並みの腕前を持ち、自作の将棋入門絵本は分かり易く豪華。
島田の弟弟子(すなわち大内門下)で、研究会も一緒にしている。居飛車党で、特に居飛車穴熊を好む。野心家であり、新戦法に自分の名がつくことを目論む。また将来、タイトルを零と争うことを確信している。
零と決勝での対戦を(一方的に)誓った新人戦トーナメント準決勝で千日手の指し直しとなり、持久戦に耐え切れず体調が悪化、倒れてしまい敗退した。その後、入院するが、玉将戦2次予選から復帰し、青野八段に対し、一手損角換わりで7九玉の新手を指し、勝利する。
監修の先崎学は単行本の解説で、本作の各登場人物のモデルが誰かについては難しいとしつつも、二海堂のみについては幼くして腎臓を患ったこととそれによる体型、そしてひょうきんな性格を挙げて、夭折した村山聖九段との類似を指摘している。
重田 盛夫(しげた もりお)
B級2組。島田と同期。無口だが場に慣れると毒舌。二海堂と激しく口論するのが島田の胃痛の種だったが、研究会に参加するようになった零もそれに加わるようになり状況は悪化した。振り飛車党。

幸田家[編集]

幸田(こうだ)
零の将棋の師匠でプロ棋士(八段)。目白在住。零の実父の友人で、昔はともに奨励会で競い合った仲。交通事故で家族を亡くした零を内弟子として引き取り、正式に養子にはしていないが「将棋のお父さんだから」と言う理由でお父さんと呼ばせるなど我が子同然に育ててきた。良くも悪くも「将棋が全て」の人物で、実子達よりも零に棋士の才能を見出し目をかけるようになったために、香子や歩からの反発を買うが、何故そうなったかを理解できていない。後に自身も零に追い抜かれてしまう。幸田に勝ってしまったことも零にとっては深い傷となっている。放蕩娘の香子について思い悩んでいるが、後藤との関係については知らない様子。
幸田 香子(こうだ きょうこ)
幸田の娘(零の事実上の義姉)で零・歩より4歳年上。零は義姉さん(ねえさん)と呼ぶ。気性も棋風も激しいが、人を惹きつけるものを持った美女。奨励会に所属していたが、零に勝てないことを理由として中2のとき幸田に辞めさせられ、その後は街で遊び回るようになる。零に対して愛憎入り混じった複雑な感情を抱いており、自分よりも将棋の才能があり父親の歓心を奪った零を「ゼロ」と呼び、虐待同然のいじめを繰り返す反面、部屋に上がり込み彼にのみその心情を吐露するなど、何かと零につきまとい、その心をかき乱す。零に(恋愛についての)トラウマを植えつけた張本人の1人。後藤のことが好きで積極的に迫っているが、愛人として扱われることも愛されることもなく、その関係に悩んでいる。また、派手で破天荒な態度とは裏腹に繊細で一途。川本家の三姉妹と零の関係に嫉妬を露わにするなど、揺れ動く女心を持ち合わせている。過去の幼少時、雪の日に零に傘を届けてあげるなど、面倒見のいいところもあった。
幸田 歩(こうだ あゆむ)
幸田の息子で香子の弟(零の事実上の義兄弟)。零と同じ歳。零に追い抜かれて落ち込み、将棋を辞めた後は部屋にこもってテレビゲームばかりするようになってしまう。主に回想での登場だが、零に対する態度の辛辣さは香子と互角以上で、零にトラウマを植え付けた張本人の1人でもある。

プロ棋士[編集]

タイトルホルダー[編集]

宗谷 冬司(そうや とうじ)
30歳代後半。物語開始時点から名人に在位しており、他に獅子王・棋神・聖竜・玉将の五冠を獲得している(棋竜と棋匠のみ、他の棋士がタイトルを持っている)孤高の棋士。名人戦は6連覇(通算12期)、玉将戦は5連覇の記録を持つ。零の憧れの存在であり『神様』として慕われる。零と同じく中学生(15歳)でプロ棋士になると、21歳で史上最年少名人位に就き、史上初の七大タイトル独占を成し遂げた天才。島田と同い年であるが、宗谷の容姿はプロになった中学生の当時とほとんど変わらない。あらゆる戦型を指しこなすオールラウンダー。独特の雰囲気・存在感を持ち、棋士たちからは神にも悪魔にもたとえられる存在。情緒に乏しく、素行も言動も常人離れしている。
タイトル戦などで紅茶に入れているのは、角砂糖ではなくブドウ糖で、神宮寺からは「脳のエサ」とその味気なさを皮肉られている。京都市銀閣寺の近くで、老いた祖母と暮らしている。
10年ほど前から、ストレスが原因とされる突発性難聴を持病として抱えている。時折耳が聞こえなくなるせいで言動がおかしくみえることもあるが、天才ゆえの異常性と周囲に見られており、彼の障害を認識しているのは会長や後に事情を知った零などごく僅かな人のみである。彼自身は静かで良いと達観しているようなことを会長に告げている。モデルは谷川浩司羽生善治を「足して2で割っていない」キャラクター設定とされている[8]
他の登場人物との対比で非常に線の細いタッチで描かれている。
藤本 雷堂(ふじもと らいどう)
A級、棋竜。後藤とは違う意味で外見が恐ろしく、口が悪い人物。いささか大人気ない所があるが、その放言ぶりを喜んでいる常連ファンもいる様子。
柳原 朔太郎(やなぎはら さくたろう)
A級、棋匠。現役最年長の老棋士。タイトル通算14期。自らの老いよりも、周囲の人間が徐々に減っていくことを「現役」である自分への呪縛のように感じながらも、それに抗う気概を秘めている。普段は軽い物腰だが、後藤に対し「幸田をあまり泣かせるな」と釘を刺すなど歳相応の貫禄もある。力ある若手との対局では、ひらひらとかわすような棋風であるらしい。神宮寺とは「徳ちゃん」「朔ちゃん」と呼び合う仲。島田八段との第33期棋匠戦のタイトル防衛で棋匠位通算10期となり、永世位を獲得する。
自称「還暦前」だが、実際は66歳で「古稀前」。
神宮寺 崇徳(じんぐうじ たかのり)
日本将棋連盟会長。第十六世名人。過去に7期名人を務めていた。零が一人暮らしを始めた際、保証人になっている。性格は豪快そのもので、釣り(特に海釣り)が趣味。棋士としては引退している様子で、会長職のみをこなしているようである。
非常に陽気で口さがなく特に零と島田に対しては情け容赦が無いが、若い才能が育っていくのを見守ることを楽しみとしており面倒見は良い。棋界で孤立しがちな宗谷の保護者同然で、公私に渡ってなにかと気を回している。島田同様に零が宗谷と相対する天才であると認めている。

A級[編集]

隈倉 健吾(くまくら けんご)
A級、九段。靴のサイズ29.5センチメートル。格闘家と見紛う立派な体躯の持ち主で、柔道五段だのK1から誘いがきただのといった噂をされている。名人戦において第66期から第69期まで4期連続で宗谷に挑戦し、69期ではあと1勝で名人位奪取というところまで宗谷に迫るが、4期連続で敗北。宗谷に対して正面から堂々とぶつかりあう手を指して対局できる数少ない棋士の1人であり、作中の棋界では宗谷に次ぐ実力者。
甘党かつ酒豪であり、「ケーキ3ヶを瞬殺」する姿は名人戦の名物。また、ケーキをつまみに、芋焼酎をボトルで空けたことがある。
島田 開(しまだ かい)
30歳代後半。A級、八段。詳細は上記参照。
後藤(ごとう)
41歳(?)[9]。A級、九段。剛直な風貌とヤクザのような威圧感を持つ、冷酷非情の棋士。零は香子との関係を難詰した際、実際に殴られたことがある。
ただし、実際の性格は周囲の見立てとは大きく異なっているようで、実績の乏しい棋士が島田を揶揄したとき不快感を顕にし、獅子王戦で初対決の島田を甘く見て返り討ちにあった零に対しても「A級棋士をなめるな」と言い放つなど、将棋に関しての真摯さは自他を問わない。力量が劣ることを自覚しつつも全力で対決してきた三角に対しては、感想戦でアドバイスも送っている。厚く重い棋風。
香子に思いを寄せられており、周囲からは不倫関係にあると見られている。だが、長期入院中の妻に対して深い愛情を抱き続けており、香子に対しては女扱いしておらず、妻の日用品を買わせたり、ストーカー呼ばわりして家から叩き出したりしている一方で、腕時計を買い与えたり、無意識に抱き寄せたりするなど、孤独を埋め合わせる存在にしている様子。幸田の弟弟子であった。
辻井 武史(つじい たけし)
A級(在位8年)、九段。駄洒落が好き。第20期獅子王戦本戦トーナメント準々決勝で零と対局した。テレビに映りたい一心でインフルエンザに罹患しているのを隠して立会人をしようとしたり、天童市のイベントで「ラブミー・テンドゥ」と言って会場を微妙な雰囲気にしたりするなどの前科が多数あり「残念なハンサム」と評される。あかりのファン。実在棋士(藤井猛九段)がモデルであることを作者が明言している人物[10]
土橋 健司(どばし けんじ)
九段。第70回名人戦の挑戦者となるが、フルセットの末、宗谷名人に敗れる。宗谷名人とは、少年時代からのライバルであり、互いに新手を戦わせた名人戦の後、勉強会を始める約束をする。独身であり、父母と同居している。
食事や睡眠などを除いた時間の大半を研究に費やしており、同じく研究熱心な努力家である島田が自身の思い上がりを恥じるほど。やや抜けた性格である一方、決まった飲食物を対局先に持ち込み、決まった時間に嗜むなど機械的な生活リズムを持っている。
モデルは漫画家の三浦建太郎と棋士の三浦弘行の2人[11]

B1[編集]

横溝 億泰(よこみぞ おくやす)
30代。B級1組、七段。貧相でコミカルな風貌もあってか、獅子王戦本戦トーナメントでのスミスとの対局、天童桜祭り人間将棋での二海堂との対局など、三枚目的な役回りが多いが、折にふれては零を気にかけ、時にはアドバイスをするよき先輩。初心者への指導将棋が上手らしい。B級1組順位戦最終局で、滑川七段に敗れ、降級が決まる。
櫻井 岳人(さくらい がくと)
30歳。B級1組、七段。華のある風貌と優美な振る舞いで、棋界での集客力はNo.1。棋匠戦挑戦者決定戦で島田と対戦するが敗れ、自らのタイトル戦に注目を集めさせたかった柳原をガッカリさせた。登山が趣味で、先輩後輩の別なく気に入った棋士を山に誘い、本人の意図しないうちにシンパを増やしている。
滑川 臨也(なめりかわ いざや)
35歳。B級1組、七段。「立てば不吉」、「座れば不気味」、「歩く姿は疫病神」と言われる棋界一番の疎まれ者。実家は葬儀屋。痩せぎすな体格でいつも黒いスーツを着用しており、その風貌から疫病神とも死神とも呼ばれるが、本人は人間がとても好きであり、誤解を受けることが多いのも気にしていない。B級1組順位戦最終局で、横溝七段を道連れに、降級となる。4年前、B級1組に手が届きそうな三角六段との対局では、自身の降格、昇級には関係のない消化試合であったにも関わらず、三角の昇級を阻止した。

B2[編集]

幸田(こうだ)
物語冒頭でB級1組からB級2組に降級した。八段。詳細は上記参照。
三角 龍雪(みすみ たつゆき)
26歳。B級2組、六段。通称「スミス」。身長180センチメートル。軽妙な棋風。飄々とした人物で、零を後輩として可愛がっている一方、棋士としては一目置いている。松本とは何かと気が合う。子猫を拾い「いちご」と名づけて飼っているが、いまいち懐かれないのが悩み。
重田 盛夫(しげた もりお)
B級2組。詳細は上記参照。

C1[編集]

桐山 零(きりやま れい)
C級1組、五段。主人公。詳細は上記参照。
二海堂 晴信(にかいどう はるのぶ)
C級1組、五段。詳細は上記参照。
蜂谷 すばる(はちや すばる)
23歳。C級1組、五段。早指しを得意とする攻撃的な棋風。20代若手棋士の中で一番の有望格とされている。対局中「舌打ち」「貧乏ゆすり」「扇子鳴らし」を繰り返すため「東のイライラ王子」のあだ名で呼ばれている。なぜか棋士からは「ハッチ」の愛称とともに妙な人気がある。新人戦準決勝にて零に敗れる。
安井(やすい)
C級1組、六段。負けると家庭で荒れていたため、離婚する羽目になる。順位戦で零と対局、中盤のミス一回で戦意を失い敗北する。後述の松永とは正反対の棋士であり、対局後零の心をかき乱した。

C2[編集]

松永 正一(まつなが しょういち)
65歳。C級1組からC級2組に降級。七段。棋士歴40年のベテラン。C級1組の残留をかけて順位戦で零と対局した。福島県会津地方出身。高齢だが子供じみた性格で、愛嬌のある人物。対局時には奇矯な行動で零を困惑させ、対局後も零を捕まえて夜まで連れ回す。零との対局で負けた後、引退するかと思われていたが、撤回し棋士を続ける意思を表明。将棋に対しては好悪だけでは言い表せない感情を抱く。舌禍癖があり、TVインタビューがほとんど使えないほどである。
松本 一砂(まつもと いっさ)
26歳。C級2組、五段。身長181センチメートル。喜怒哀楽の感情表現が豊かで連盟のムードメーカー。棋風は攻撃的というより攻撃しかしてこない。スミスと仲が良く、A級棋士の風格に憧れたり、隈倉の振る舞いにミーハーなはしゃぎぶりを見せたりと、よく一緒に騒いでいる。田舎は山形。あかりのファン。櫻井に山に誘われた後は、すっかりそのシンパになってしまった。
山崎 順慶(やまざき じゅんけい)
五段。26歳以下かつ五段以下という出場回数の限られた棋戦である新人戦で、4期の優勝を果たす。その風貌はスキンヘッドに眉なしという若手らしからぬものである。あと一回の新人戦優勝で永世新人王[12](そのような称号は現実・作中のどちらにもない)と陰口を叩かれるが、それはB級2組昇級やタイトル挑戦によって六段に昇段することで出場権を失うことにならなかった不名誉の証でもあり、逆にC級1組では降級点2回でC級2組へ陥落してしまった。厚い壁に当たったことに限界を感じ始め、特別な才能を当たり前のように持ち合わせて競い合う零や二海堂に対しては強烈な嫉妬と対抗心を伺わせ、新人戦での二海堂と零との対局を経て再起を誓う。将棋を教えてくれた祖父から教わったレース鳩の育成が趣味。

不明[編集]

遠野(とおの)
名誉九段。盛岡出身。第43回新人戦記念対局前夜祭にて、背広に赤ワインの染みがついた宗谷名人に着物を貸す。
有本(ありもと)
九段。温厚な性格で知られる壮年の棋士。偽りの草食棋士ぶりを自覚し、「(棋士は)火の玉みたいに傲慢で、気の強い人間しかいない」と言った。
青野(あおの)
八段。新人戦で倒れた二海堂を気遣っていたが、その二海堂の復帰戦で対局し、新手を出されて敗れ、雪辱に燃える。

その他[編集]

私立駒橋高校関係者[編集]

林田 高志(はやしだ たかし)
駒橋高校の男性教師で、零の高校1年時に担任を務めた。校内で孤立しがちな零を気にかけている。零の進級後は担任から外れたが、将科部の顧問となり、引き続き零の世話を焼く。生徒達からは、教師としてではなく「仲間」として受け入れてもらうことを熱望している。生徒からの評価を上げるために零をダシに使ったり、零の所得が自分より高いであろう事実に対し逆ギレしたりと、大人げない一面もあるが、零がひなたのいじめ事件に思い悩んでいた際は真摯に相談に乗り、零を励ました。
将棋ファンであり、零が駒橋高校に編入した際も、中学生プロであったことを知っていた。将棋雑誌の詰将棋のコーナーに投稿作が採用されたこともある。宗谷冬司と同い年である。
野口 英作(のぐち えいさく)
放課後理科クラブ(略称:放科部)の部員で、零より1学年先輩の男子生徒。科学を愛し、色々な実験を行っている。天然パーマと10代らしからぬ髭を生やした外見、鷹揚として落ち着いた性格から、部活動の先輩からも「先輩」「部長」と呼ばれていた。同クラブは部員不足のため廃部の危機を迎えていたが、林田の発案で将棋部を作ろうとしていたものの難航していた零を部員に加え、「放課後将棋科学部(略称:将科部)」となった。

ひなたの学園関係者[編集]

国分(こくぶ)
ひなたの学校で学年主任を務める男性教師。ひなたのクラスの担任が心労で入院した後、臨時の担任となる。クラスのいじめ問題に深く切り込み、ひとまずの平穏を取り戻した。その後も根本的な解決を目指し、指導を続けている。
小見川(こみがわ)
新人教師。ひなたのクラスの新しい担任になった。
高橋 勇介(たかはし ゆうすけ)
中学2年の男子生徒で、5巻以降は3年に進学した。ひなたの同級生で、幼馴染みかつ憧れの人。祖父や父が将棋好きであり、そのことから零のことを対面前から知っており、尊敬もしている。野球部のエースで、プロを目指している。中学生でプロ棋士になった零のことを、祖父から引き合いに出されたことにより強い関心を抱き、ひなたとの繋がりで知り合った零に真摯な質問を投げかける。いじめの標的になったひなたを庇うなど、侠気に溢れた人物でその真っ直ぐな性格を零からも尊敬されている。プロになるための最初の一歩として甲子園出場を目指し、選手層の厚い都内名門高ではなく、小学校時代の恩師に誘われて四国の高知義塾高校に進学した。
佐倉 ちほ(さくら ちほ)
ひなたのクラスの生徒。弁当が駄目になった高橋に自分の弁当を渡したことが原因で、高城ら女子達にいじめられる。いじめがきっかけで不登校となり、父親の単身赴任先である新潟に引っ越して、ケアを受けている。引っ越した後も、ひなたとは手紙による交流を続ける。
高城 めぐみ(たかぎ めぐみ)
ひなたのクラスの生徒でいじめの首謀者。モンスターペアレントにあたる母親がいる。表面上態度を改めるが、まったく反省はしていないため国分により指導を受けている。

二海堂家[編集]

花岡(はなおか)
二海堂家の執事。穏やかな物腰の老紳士である。晴信が子供の頃から世話をしており、常に彼の体調や対局の結果を気に掛けている。勤続45年のリフレッシュ休暇で「80日間世界一周の旅」をプレゼントされるが、晴信が心配で不整脈になりそうな勢いであったため、早々に帰国した。

現実との差異[編集]

棋戦
全部で7つのタイトル戦が存在する点は現実(名人戦竜王戦王位戦王座戦棋王戦王将戦棋聖戦)と一緒であるが、名人戦以外は名称が変わっている。
  • 名人戦
    現実にある名人戦がモデル。作中では白泉新聞社協賛、タイトルホルダーは宗谷。
  • 獅子王戦
    竜王戦がモデル。作中では白泉新聞社主催、タイトルホルダーは宗谷。竜王戦は毎年7-9月に決勝トーナメントを行い、11-12月にタイトル戦を行うが、獅子王戦は1-3月にまとめて行っている。
  • 棋神戦
    作中のタイトルホルダーは宗谷。
  • 棋竜戦
    作中のタイトルホルダーは藤本。
  • 棋匠戦
    作中のタイトルホルダーは柳原。永世位は10期獲得が条件。第33期は島田が挑戦したが、柳原が防衛をはたし永世位を獲得した。挑戦者決定トーナメントに敗者復活戦があるのは現実の棋王戦と同一。柳原いわく「宗谷が(同時期に行われる)名人戦に全力を傾けて他がお留守になる」唯一のタイトル戦とのこと。それゆえ注目度が低く、「これ以上盛り下がったら、来季は全局将棋会館でやる」と神宮寺会長を嘆かせた。
  • 玉将戦
    作中のタイトルホルダーは宗谷。
  • 聖竜戦
    作中のタイトルホルダーは宗谷。
その他の棋戦
  • MHK杯トーナメント
    NHK杯がモデル。二海堂が解説を行っている場面があるが、実際には新四段が解説を行うことはない。また、単行本内のコラムで先崎も指摘しているように、あれほどテンションの高い解説があることもない。
  • 新人戦
    新人王戦がモデル。作中、決勝が一番勝負になっているが、現実は三番勝負。永世新人王という位は、作中においても正式なものではない。
地名など
主人公が住む架空の町「六月町」は東京都月島界隈がモデルになっており、実在する景色が数多く描かれている。作者の出身地である足立区にも「六月」という地名があるが、そこには河は流れていない。

既刊一覧[編集]

ファンブック[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 棋士にとっては3月は順位戦の結果の出る時期であり、「進退の掛かった棋士はライオンのようになる」という暗喩も込められている。なお、近親相姦をテーマにした同名の日本映画『三月のライオン』との関連について、公式の見解は無い。
  2. ^ 6巻あとがきより
  3. ^ 劇中、川本あかりの見立てでは男女の愛情を通り越し、あかり、ももを含めた家族愛になっているとのこと。コミックス9巻。
  4. ^ 『ヤングアニマル』2011年4号掲載(326ページ)の、『ニコ・ニコルソンのマンガ道場破り』より。
  5. ^ モデルは「となりのトトロ」のトトロ
  6. ^ 4巻39話に「同い年の宗谷が風のように奨励会を駆け抜けて行くのを」という記述あり。またプロ入り(四段昇段)は1年以上離れている羽生と森内も「同期」と呼ばれている。
  7. ^ ストレスに耐えきれなかったのか、零の部屋に上がり込んだ際にピザとコーラを飲食していたことがある。しかしやはり負担がかかったようで、その後体調を崩し、花岡に気遣われている
  8. ^ 【レポート】宗谷冬司というキャラクターのルーツ、そして「第2回将棋電王戦」の展望――ニコ生『3月のライオン』特番 | ホビー | マイナビニュース
  9. ^ 『ヤングアニマル』2009年4号掲載時は「48歳?」とされていたが、コミックス3巻では「41歳?」に修正されている。41歳?という年齢はスミスのセリフに出てくるだけなので、多少のずれは考えられる。
  10. ^ とあるパーティーで同席した際、藤井九段が隣席の女性にダジャレを飛ばし続けているのを見てキャラ作りしたとのこと。
  11. ^ 『ヤングアニマル』2014年No.10に掲載された「3月のライオン連載100回記念座談会」(同誌33頁)より。
  12. ^ 現実の永世位(名誉位)は連続5期(竜王・王位・棋王・王座)もしくは通算5期(名人・棋聖)通算7期(竜王)通算10期(王位・王座・王将)獲得で与えられる。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]