社宅

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社宅(しゃたく)とは、従業員福利厚生の一環として、会社が用意した住居のことである。

[編集] 解説

社宅は基本的に職場に近い地域に土地を取得して建設されることが多いが、社有地の有効活用で商店や工場、倉庫、車庫など企業施設の上層階や隣接地に社宅を設置することがある。

企業が不動産会社を介して賃貸マンションや賃貸アパートを借り上げて社宅とする場合もある(借り上げ社宅)。

独身の従業員のための住居は、社宅ではなくと呼ぶ。

地方自治体国家機関の職員に対するものは、会社ではないので、たとえば公務員住宅・官舎(法律用語としては「宿舎」)などと呼ぶが、公営企業では寮と称する場合もある。

社宅全体で1つの自治会を構成し、社員の一体感を高める効果もあった。

個人生活を重視し集団生活を嫌うなど従業員の考え方が多様化し社宅生活になじまなくなってきた一方、企業の経営に余裕が無くなることによる福利厚生費の見直し、さらに、耐用年数に近づいた社宅の維持経費の高騰などで、社宅制度を廃止する企業も増えて来ている。

広い敷地を要し、何十年も前から保有していた社宅は土地含み益も顕在化できたため、企業の財務内容のスリム化にも多少なりとも貢献した。

近頃の大企業の社宅は豪華な造りになっており、それなりに家賃が高くなっている。

なお、1876年(明治9年)に建設された旧生野鉱山職員宿舎(通称:甲社宅)が現存する最古の社宅である。

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