冷やし飴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

この項目に含まれる文字は、オペレーティングシステムブラウザなどの環境により表示が異なります。

冷やし飴(ひやしあめ)または飴湯(あめゆ)とは、麦芽水飴を湯で溶いて、風味や香りを付けるために生姜の搾り汁またはおろし生姜を加えた、日本の伝統的な甘味飲料の一つ。好みで風味付けにニッキシナモン)を加えることもある。麦芽水飴を用いるため、ビール麦茶を思わせるような褐色または琥珀色で半透明の液体である。

生姜(ほか、ときにニッキ)の香りや風味がある甘味飲料である点で、朝鮮半島干し柿による甘味飲料スジョングァ(水正果)やジンジャーエールにやや類似するといえるが、いずれとも似て非なる飲み物である。

「冷やし飴」の語はなどに冷やして飲用するものに用い、「飴湯」の語はなどに熱いまま、または熱して飲用するものに用いられる。

主に関西地方など西日本で多く飲用されるが、全く飲用されず知られていない地域も多い。関西出身者には生まれたときから存在するために、アイスコーヒーと同じくらいの一般的な飲み物である。

関西などでは、縁日屋台お好み焼き店やうどんそば店、茶店、喫茶店で供されることが多い。また、入りや入りのものも市販されており、瓶入りのものはや湯で薄めて飲用する濃いものが多い。

関西では正月などに甘酒と同様、飴湯が寺社で参拝客に振舞われることも多い。